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【SS】サトシ「君、どうしてポケモン持ってないの?」

 ▼ 1 ◆/qIi/n6GLc 17/05/09 20:44:23 ID:f8ueW4lI [1/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ククイ「今日の授業はこれで終わりだ、解散!」

生徒達「はーい!」

ポケモンスクールでの授業が終わり、帰りの支度をするサトシ達。

サトシ「はー、終わった終わった!」

カキ「放課後どうするんだ?」

マオ「そうだ!今日アイナ食堂の新メニューが始まったの!」

マーマネ「新メニュー?」

リーリエ「どんなメニューか気になります!」

マオ「でしょ!だから今日はアイナ食堂に来ない?」

スイレン「賛成!」
 ▼ 2 ンリ 17/05/09 20:44:52 ID:Idv2r6lg NGネーム登録 NGID登録 報告
俺を出せ
 ▼ 3 グロコ@しんぴのチケット 17/05/09 20:46:44 ID:t4WXOvYw NGネーム登録 NGID登録 報告
シンリ「カキ君、君、どうしてZリング持ってないの?(笑)」
 ▼ 4 ◆/qIi/n6GLc 17/05/09 20:50:02 ID:f8ueW4lI [2/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
校門を出ようとするサトシ達はある生徒の会話を聞いた。

生徒1「ミライー!一緒にウィンドウショッピングしない?」

生徒2「一緒に行こうよー!」

『ミライ』という名の少女は迷う様子なく答えた。

ミライ「ごめん、この後バイトだから2人で楽しんできて!」ダッ

そういうと彼女は走り去っていった。

生徒1「ミライったらまたバイトか…。」

生徒2「あの子ほんとよくバイトするよね。」

スイレン「そういえばあの『ミライ』って子、ポケモンと遊んでる姿見たことなかったね。」

マーマネ「そういえば…。」

 ▼ 5 ◆/qIi/n6GLc 17/05/09 20:56:06 ID:f8ueW4lI [3/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アイナ食堂へとやってきたサトシ達。
中に入ると、見覚えのある少女が接客してきた。

「いらっしゃいませー!」

サトシ「あっ、君は!」

リーリエ「もしかして…ミライさん?」

ミライ「どうして私の名前を知ってるの?あなた達とはほとんど関わってなかったと思うけど…。」

カキ「実はポケモンスクールで君の会話聞いてさ…。」

ミライ「あぁ、それで…。」

マオの父親「おかえり、マオ!今日は同じ学校の『ミライ』ちゃんがバイトで来てるからよろしくな!」

マオ「はーい!」

スイレン「どうしてアイナ食堂でバイトしてるの?」

ミライ「今日はいつもバイトしてるお店がお休みでね、こっちで頼んでバイトしてるの。」
 ▼ 6 ◆/qIi/n6GLc 17/05/09 21:02:53 ID:f8ueW4lI [4/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミライ「あ、いらっしゃいませ!」

お客1「おぉ、ミライちゃん!今日はアイナ食堂でバイトか、お疲れさん!」

お客2「今日もいい笑顔だねぇ。」

ミライ「ありがとうございます…はい、お水です。ではごゆっくりどうぞ!」

ミライはお客が座った席に運んできた水入りコップを笑顔で置き、去っていった。

カキ「あの様子だと、接客には慣れているようだな。」

サトシ「そうみたいだね。」

お客1「ミライちゃんは病気のお母さんに毎日働きずくめのお父さんの為に、あの若さでほぼ毎日バイトしてるんだ。」

お客2「本当に親思いでいい子だよ、ミライちゃんは。」

マーマネ「へぇ…。」

リーリエ「それなら接客がとても上手なのも納得がいきますね。」
 ▼ 7 ◆/qIi/n6GLc 17/05/09 21:14:18 ID:f8ueW4lI [5/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
しばらく待っているとミライが新メニューを持って戻ってきた。

ミライ「お待たせしました!『マトマとギネマ入りスパイシーミルタンチーズピザ』です!」

カキ「これが新メニューか。」

マオ「その通り!」

サトシ「とっても美味そう…!」

するとマオの父親がミライに言った。

マオの父親「ミライちゃん、今日は昼から何も食べてないそうじゃないか。休憩がてらにマオ達とゆっくり新メニューを食べな!」

ミライ「いえいえ、私は全然大丈夫ですよ!」

マオの父親「遠慮はいらないよ!」

ミライはマオ達の席に座った。

サトシ達「いただきまーす!」
 ▼ 8 ◆/qIi/n6GLc 17/05/09 21:22:59 ID:f8ueW4lI [6/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
一斉にピザをほおばるサトシ達。ほっぺが落ちるような美味しさだった。

スイレン「美味しーい!」

マーマネ「これは人気メニューになること間違いなしだよ!」

サトシ「うん!」

ミライ「みんなにも好評みたいです、よかったですね!」

マオの父親「そうだな!」

サトシ「そうだ、自己紹介がまだだったな。俺、サトシ。こっちは相棒のピカチュウ。」

ピカチュウ「ピーカチュウ!」

ミライ「『サトシ』君って、あの偽物騒動とかロイヤル何とかの戦いで有名な…?」

マオ「あれ、偽物騒動の日はスクールにいなかったの?」

ミライ「その日、バイトしてる場所が病人が結構出て人手が足りなくてね、先制に許可をもらって1日バイトしてたの。」

リーリエ「それでその場にいなかったんですね。」
 ▼ 9 ◆/qIi/n6GLc 17/05/09 21:28:03 ID:f8ueW4lI [7/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カキ「俺は、カキ。」

スイレン「私スイレン。」

マーマネ「僕はマーマネ。」

リーリエ「リーリエです。こっちがシロン。」

シロン「コン!」

マオ「そして、アイナ食堂の看板娘、マオよ!」

ミライ「改めましてミライです、よろしく。」

一通り自己紹介が終わったところでリーリエはあることが気になった。

リーリエ「ミライさんは、どんなポケモンを持ってるんですか?」

表情が曇るミライ。

スイレン「もしかして…持ってないの?」

ミライ「…そう。」
 ▼ 10 ネズミ@ロックメモリ 17/05/09 21:35:13 ID:Ritfrp9w NGネーム登録 NGID登録 報告
新作キタコレ!
 ▼ 11 ◆/qIi/n6GLc 17/05/09 21:38:37 ID:f8ueW4lI [8/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「どうしてポケモンを持ってないんだ?」

マーマネ「まさか、ミライも『ポケモン取り扱い検定試験』不合格だったの?」

ミライ「その試験は合格はしたよ。」

カキ「じゃあ、一体なんで…?」

ミライ「余裕がないの、ポケモンも養えるほど…。」

スイレン「余裕がない?」

ミライ「うん、私の家は貧乏なの。お母さんもかなり重い病気で治療費は最低でも5000万円はかかるって言われてね…。」

サトシ達「5000万円!?」

カキ「何て金額だ…。」

ミライ「お父さんも休みが1ヶ月に2日、1日15時間労働の会社で一生懸命働いてるの。だから少しでもお父さんが楽になるようにバイトをしてお金貯めてるの。それでもギリギリだからポケモンの食費には到底お金が回せなくてね…。」
 ▼ 12 ◆/qIi/n6GLc 17/05/09 21:45:33 ID:f8ueW4lI [9/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リーリエ「ミライさん、大変なんですね…。」

するとマオがあることを思いつき、提案した。」

マオ「ねぇ、ミライの為にポケモンを捕まえに行かない?ちょうどモンスターボール1個あるし!」

サトシ「それいいかも!」

マーマネ「僕も賛成!」

突然の提案に戸惑いを隠せないミライ。

ミライ「気持ちは嬉しいけどさっき言ったように養う余裕が…。」

マオ「ポケモンのご飯は私が作って用意するから!」

スイレン「ミライのお父さんとお母さんにはバイトのお礼で貰ったって言えば大丈夫だよ!」

マオの父親「いいじゃないかそれ!今はお客さんも少ないから行ってきな!」

ミライ「いいんですか…?」

マオの父親「大丈夫大丈夫!」
 ▼ 13 ◆/qIi/n6GLc 17/05/09 22:04:24 ID:f8ueW4lI [10/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミライを連れて、それなりにポケモンがいる海辺へやってきたサトシ達。

ミライ「どのポケモンを捕まえたらいいのかな?」

マーマネ「うーん、そう言われると迷うね…。」

リーリエ「こういうのはミライさんが決めるべきと言いたいのですが、どういうポケモンが好きなのか…。」

ミライがボールを持って海を眺めていると、ハギギシリが水面から飛び出した。

ハギギシリ「ギギギッ」ザバン

ミライ「よし、あれでいいや!」バッ

ハギギシリに向かってボールを投げるミライ。

マオ「ああっ、待って!」

スイレン「ポケモンを捕まえるときは弱らせてからにしないと…。」

しかしモンスターボールは既に海に落ちた後だった。

ミライ「そうだったんだ…ボールもう投げちゃった、ごめん。」
 ▼ 14 ◆/qIi/n6GLc 17/05/09 22:15:04 ID:f8ueW4lI [11/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
するとサトシがミライが投げたボールを回収しに海に飛び込んだか。
いとも簡単にモンスターボールを回収したサトシだったが、ここでボールがゆらゆら揺れているのに気付いた。

サトシ「ボールが揺れてる…。」

サトシは素早く陸に上がってボールを置くと、『ポン』と音が鳴って捕獲完了した様子だった。

マーマネ「やったねミライ、ポケモンを捕まえたみたいだよ。」

カキ「でも、何を捕まえたんだ?」

ミライ「私、ハギギシリにボールを投げたからハギギシリだと思う。」

マオ「とりあえず出してみなよ!」

ミライ「うん。」バッ

ミライはボールを投げた。モンスターボールが開き中から出てきたポケモンは…。

「バスバスっ」
 ▼ 15 ◆/qIi/n6GLc 17/05/09 22:26:02 ID:f8ueW4lI [12/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
出てきたポケモンはとてもみすぼらしい姿をした魚のようだった。

スイレン「これって…ヒンバスじゃない?」

ロトム図鑑「『ヒンバス、さかなポケモン。見た目が悪いので人気はないが驚異的な生命力を持て、海水でも淡水でも生きられる』データ登録完了ロト!」

マーマネ「これは…。」

カキ「何とも言えないのを捕まえてしまったな。」

リーリエ「本来ヒンバスは川に住むポケモンなのにどうして海にいるんでしょうか?」

マオ「逃がされたのかもね、あの見た目嫌だって人いるみたいだし。」

ミライ「そんなのどうでもいいよ、一番最初のポケモンだし大事にするわ。みんなありがとう!」

サトシ「そうだ、それがいいよ!」

ミライ「これからよろしくね、ヒンバス!」

サトシは改めてヒンバスを見ると、あることに気付いた。」
 ▼ 16 ◆/qIi/n6GLc 17/05/09 22:32:46 ID:f8ueW4lI [13/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「あれ?このヒンバス、色が違くないか?」

カキ達はミライが捕まえたヒンバスを見直してみた。
ロトム図鑑を見ると本来のヒンバスは青いヒレに灰色っぽい体をしているが、このヒンバスは全体的に紫がかった色だった。

スイレン「本当だ。紫色だ。」

リーリエ「これ、色違いですよ!」

マオ「色違い?」

リーリエ「ポケモンにはごくたまに通常のポケモンと色が違う個体が発見されることがあるんです。」

マーマネ「知らなかった…。」

サトシ(色違いか…俺のヨルノズクも色違いだったな。)

リーリエ「ミライさん、色違いのポケモンを捕まえられるなんて運がいいですよ!」

ミライ「あ、ありがとう…。」

ヒンバス「バスッバスッ」
 ▼ 17 ーブシン@カムラのみ 17/05/09 22:33:13 ID:tD84G3EI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>2
>>3
案の定シンリニキ沸いてて草
 ▼ 18 ◆/qIi/n6GLc 17/05/09 23:13:16 ID:f8ueW4lI [14/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アイナ食堂へと戻ってきたサトシ達。

マオの父親「おかえり!ポケモンは捕まえられたかい?」

マオ「うん!ミライね、色違いのヒンバスを捕まえたんだよ!」

マオの父親「色違い!?それは凄いじゃないか!」

水槽を用意し、その中にヒンバスを入れた。

ミライ「これが、捕まえたヒンバスです。」

ヒンバス「バスッ」

マオの父親「へぇ、こんな色をしているのか。」

お客1「よかったなぁ、ミライちゃん!」

お客2「大切に育てなよ!」

ミライ「ありがとうございます…。」
 ▼ 19 ントル@シャドーメール 17/05/10 01:00:21 ID:ugx.bT7g NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミロカロスに進化してピンチを救ってくれるところまで読めた
 ▼ 21 ンボラー@ピーピーエイド 17/05/10 12:10:07 ID:koZQtsOg NGネーム登録 NGID登録 報告
荒らしに負けるな!

支援
 ▼ 22 ットロトム@ドリームボール 17/05/10 12:20:43 ID:57LWF01s NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミライさーん!
 ▼ 23 ◆/qIi/n6GLc 17/05/10 20:13:13 ID:yv6qGzik [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そしてアマナ食堂閉店時間を迎えた。

マオ「はい!ヒンバスのご飯!」

マオの父親「水タイプのポケモンが好む食材を使ったから大丈夫!」

ミライ「ありがとうございます…。」

マオの父親「お疲れ様!」

ミライ「お先に失礼します!」

ミライはアマナ食堂を去っていった。

スイレン「ミライ、ポケモン捕まえられてよかったね!」

サトシ「そうだな!」

カキ「お母さんの病気を治せる為のお金、早く貯まるといいな…。」

リーリエ「ミライさん、あんなに頑張ってるんからきっとできるはずですy」
 ▼ 24 ◆/qIi/n6GLc 17/05/10 20:14:33 ID:yv6qGzik [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>23修正。

頑張ってるんからきっとできるはずですy

頑張っているのですからきっとできるはずですよ!
 ▼ 25 ◆/qIi/n6GLc 17/05/10 20:23:08 ID:yv6qGzik [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミライは家に戻ってきた。その家はボロボロのアパートだった。

ミライ「ただいまー。」

部屋に入ると布団で横になっているミライの母親の姿があった。

ミライの母親「おかえり、ミライ。」

ミライは早速水を入れた桶を持ってきてそこに色ヒンバスを出した。

ミライの母親「まぁ、ポケモンを捕まえたの?」

ミライ「今日バイトしてたアマナ食堂で同じスクールの子と会ってね、ポケモン持ってないこと話したら『捕まえるの協力する!』とかいってモンスターボールくれて、それで捕まえたの。」

ミライの母親「優しい人だったのね、その人達。」

ミライ「そしたらアマナ食堂の店主さんがバイト代と一緒にヒンバスのご飯もくれたの。」

ミライ「そうだったの…ヒンバス、娘のミライのポケモンになってくれてどうもありがとう。これからミライをよろしくね。」

ヒンバス「バスッ!」
 ▼ 26 ルガー@デンキZ 17/05/11 00:45:47 ID:U4GN0TQ2 NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 27 ンニュート@はつでんしょパス 17/05/11 01:46:00 ID:6.uO7UDE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アイナ食堂じゃないの?
 ▼ 28 ガラグラージ@ブロムヘキシン 17/05/11 11:24:41 ID:OZI/PoyY NGネーム登録 NGID登録 報告
今までかいたssを教えてくだちい
 ▼ 29 コガシラ@ぐんぐんこやし 17/05/11 11:39:50 ID:YeAt1zhQ NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
お金に困ってうりさばいたり…
 ▼ 30 ワルン@ボーマンダナイト 17/05/11 12:11:29 ID:l.TrFpAE NGネーム登録 NGID登録 報告
 ▼ 31 タチマル@きあいのハチマキ 17/05/11 15:13:24 ID:WXbt4lmI NGネーム登録 NGID登録 報告
続きキター!
支援
 ▼ 32 ◆/qIi/n6GLc 17/05/11 20:26:48 ID:nFVR1TjE [1/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>27
いつの間に間違えていた…ご指摘ありがとうございます。

アマナ

アイナ
 ▼ 33 ◆/qIi/n6GLc 17/05/11 20:34:16 ID:nFVR1TjE [2/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
数時間後、ミライの父親が帰宅した。
完全に疲れ切った表情だった。

ミライの父親「ただいま…。」

ミライの母&ミライ「おかえり!」

ミライの母「ねぇ、ミライがバイト先であったスクールの子が協力してくれてヒンバスを捕まえたの!」

ミライ「しかもこのヒンバス色違いなんだよ!」

ミライの父親「嬉しいのは分かるがそのヒンバスの食費は…?」

ミライ「アイナ食堂の店主さんが作ってくれたのがあるからしばらくは大丈夫!」

ミライの父親「そうか…ごめん、シャワー浴びてもう寝るよ。」

ミライの父親は20分ほどシャワーを浴びてすぐに自分の部屋の布団に入って寝てしまった。

ミライ「お父さん…お疲れ様。」
 ▼ 34 ワーク@ひこうのジュエル 17/05/11 20:50:45 ID:gCd5q21o [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>8
代理
先制×
先生マルチ
 ▼ 35 ◆/qIi/n6GLc 17/05/11 20:50:57 ID:nFVR1TjE [3/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
一方のサトシも今日の出来事をククイに話していた。

サトシ「それで、ミライは色違いのヒンバスを捕まえたんです!」

ククイ「それはよかったな!きっと彼女も内心は喜んでるはずだ。」

サトシ「うん!」

上機嫌で自分の部屋に戻るサトシ。
ふと机を見ると、黒の羅針盤が何かを伝えたそうに針を動かして2つの絵を指した。

サトシ「あっ『黒の羅針盤』の針が…!」

『黒の羅針盤』。フィールことアルファモンがサトシの為にひっそりと作っていた物で持ち主を導いたり、真実を探す・教えることができる不思議な力を持つ羅針盤である。
そしてこの羅針盤には時を巻き戻して過去の様子を知ることができるというとんでもない機能を備えている。しかしこの機能の使用可能回数は3回のみでサトシが偽物の正体を明かすために1度使っているため後2回使用すると壊れてしまう。

黒の羅針盤『「ミライ」とかいう人間の父親の仕事で気になることがある』

サトシ「ミライのお父さん?」
 ▼ 36 クシー@きぼんぐり 17/05/11 20:50:58 ID:gCd5q21o [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>8
代理
先制×
先生○
 ▼ 37 ◆/qIi/n6GLc 17/05/11 20:51:52 ID:nFVR1TjE [4/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>36
あー、そうですね…気づかなかったorz
ご指摘ありがとうございます。
 ▼ 38 ◆/qIi/n6GLc 17/05/11 21:13:23 ID:nFVR1TjE [5/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「ミライのお父さんの仕事のどこがおかしいんだ?」

黒の羅針盤『お前のリュックの中で「ミライ」という人間の話を聞いていたが、その父親の働いている会社、「休日が1ヵ月に2日、1日15時間労働」と言っていたな』

サトシ「確かにそう言ってたね。」

黒の羅針盤『「法定労働時間」を超えているが残業代は出ているのか』

サトシ「『法定労働時間』?『残業代』?」

聞いたことのない表記に頭を悩ませるサトシ。

黒の羅針盤『法定労働時間、1日8時間・1週40時間を超えた場合は残業代が支払われなければならない』

サトシ「確かに、1日15時間って言ってたから1週間で合計105時間…余裕で超えてるよ!」

黒の羅針盤『明日「ミライ」という人間に会うことがあったら話してみてほしい、その人間の父親が働く会社、何か怪しい』

サトシ「分かった。会えたら聞いてみるよ!」
 ▼ 39 ョロモ@うみなりのスズ 17/05/11 21:57:23 ID:JCBwqNXs NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 40 ◆/qIi/n6GLc 17/05/11 22:16:24 ID:nFVR1TjE [6/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
翌日。ポケモンスクールでサトシは昨日黒の羅針盤が語ったことを皆に話した。

リーリエ「確かにその労働時間だと怪しいですね…。」

カキ「でもその時間の長さなら残業代も相当出るはずだ。でも彼女は貧乏だと言っていた…。」

スイレン「まさか、残業代が出てないって事!?」

マオ「…あり得るよ、それ!」

マーマネ「とりあえずミライに聞いてみようよ!」

サトシ「ミライってどこのクラスだ?」

リーリエ「こっちです!」

リーリエに案内されてミライのクラスに向かうサトシ達。

リーリエ「すみません!ミライさんいらっしゃいませんか?」

生徒「彼女なら、海の方に行ってたよ?」
 ▼ 41 ◆/qIi/n6GLc 17/05/11 22:29:18 ID:nFVR1TjE [7/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ポケモンスクール付近の海岸へとやってきたサトシ達。そこに海辺で楽しそうにはしゃぐミライとヒンバスの姿があった。

マオ「ミラーイ!」

ミライ「あっ、マオ!みんな!」

ヒンバス「バスッ!」

ミライ「どうしたの?何か用?」

マーマネ「君にこんなことを聞くのもなんだけど…。」

カキ「君のお父さんの仕事の事なんだが…。」

ミライ「私のお父さんの仕事がどうしたの?」

恐る恐るリーリエは聞いた。

リーリエ「お父さんの仕事、残業代出ていますか?」
 ▼ 42 ◆/qIi/n6GLc 17/05/11 22:47:49 ID:nFVR1TjE [8/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミライ「残業代…お父さんに前に聞いたら『平社員なのに残業代は甘い』みたいなこと言われたって言ってたな。」

サトシ達「っ!」

マオ「つまり、貰えてないってこと!?」

ミライ「そうね…。」

スイレン「それ、おかしいよ!」

カキ「そんなに働いて残業代がないなんて…。」

サトシ「やっぱりミライのお父さんが働いている会社は…!」

ミライ「ど、どういうこと…?」

リーリエ「ミライさん、あなたのお父さんが働いている会社は法律違反をしてるんです!」

ミライ「法律違反!?」
 ▼ 43 ◆/qIi/n6GLc 17/05/12 19:43:50 ID:U0WMzl3M NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マーマネ「このこと報告して辞めさせないと!」

ミライ「でも、今の会社が倒産したり退職したらお父さんは今度何処で働けばいいの?」

カキ「そうか、仮にこの事実を公にして会社が倒産したら今度どこに再就職すればいいのかが問題になってくるな…。」

サトシ「でも、だからと言ってこのまま悪いことしている会社を放っておけるかよ!」

リーリエ「それ以前にまず残業代を払っていないという証拠を見つけないといけませんし、中を探ろうにも追い出される可能性が高いです。」

マオ「そっか…簡単に手は出せないわね。」

スイレン「じゃあどうするの?」

ミライ「みんなに気持ちは嬉しいけど、あんまりお父さんの会社に口出しはやめてくれない?」

サトシ「えっ…。」

ミライ「仕方ないのよ、行く当てもないんだから…。」

 ▼ 44 ガミュウツーY@シルクのスカーフ 17/05/13 07:08:38 ID:FMyL5Y8Y NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 45 ガガルーラ@レベルボール 17/05/13 07:20:23 ID:cC7aEd6o NGネーム登録 NGID登録 報告
自分の家の事情に勝手にズカズカ入ってこられると困るよね…
正直うざったいと感じてしまう

しえーん
 ▼ 46 ニリュウ@アクアカセット 17/05/13 22:22:28 ID:48q3oJJo NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 47 コン@グラウンドメモリ 17/05/14 10:22:31 ID:030VYmuo NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>45
ほんこれ

このSSシリーズ1作目から見てます!
頑張って!!支援
 ▼ 48 ◆/qIi/n6GLc 17/05/14 16:24:10 ID:MB9pkxEQ [1/41] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミライ「じゃ、じゃあ私午後からバイトだから行くね!ヒンバス戻って!」

ヒンバス「バスッ」シュボ

そういうとミライは小走りで走り去っていった。

スイレン「ミライ!」

リーリエ「ミライさんの家の事情に勝手に入り込もうとしたのはまずかったですね…。」

サトシ「でもミライのお父さんの働く会社で残業代が払われてないのはこれで確定したな。」

カキ「だがこれ以上聞こうとしてもあっちは話してはくれないだろうな…。」

マーマネ「でもこのままじゃミライの家族はずっとあの会社に好き放題使われるってことじゃないか!」

マオ「私もミライをあのまま放ってはおけない!」

サトシ「…っ、そうだ!」

サトシはリュックの中から黒の羅針盤を取り出した。
 ▼ 49 ◆/qIi/n6GLc 17/05/14 16:40:53 ID:MB9pkxEQ [2/41] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リーリエ「それって『黒の羅針盤』!?」

サトシ「なぁ、ミライの話を聞いたか?」

黒の羅針盤『やはり彼女の父親が働く会社は黒だったようだな』

サトシ「俺達、何とかしてミライを助けたいんだ!力を貸してくれないか?」

黒の羅針盤『残業代を払ってない証拠が欲しいと言っていたな、我が案内するから彼女の父親が働く会社に向かうのだ』

サトシ「会社に行くのか?」

カキ「ミライのお父さんが働く会社に向かってどうするんだ?」

マオ「そうよ、行ったところで潜入できるわけないわ。」

サトシ「そうか、あの力を…!」

黒の羅針盤『そう、「アルファインフォース」を会社で使えば過去に干渉できないことを利用して安全に潜入できる』
 ▼ 50 ◆/qIi/n6GLc 17/05/14 16:52:21 ID:MB9pkxEQ [3/41] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
その頃ミライは人気のない海岸に来ていた。
実は今日は午後のバイトは無く、サトシ達から離れるために嘘をついていたのだった。
落ち込んだ表情のミライを心配そうに見つめるヒンバス。

ミライ「マオ達が私の事を心配してくれてたの本当は嬉しかった。でも、あの会社を首になったり倒産したりしたら私達は生活していけなくなってしまう…。」

ヒンバス「バス…。」

ミライ「だから、我慢するしかないのよ。『どんなに辛く厳しい会社でも仕事失って生きていけなくなるよりはずっとマシだと考えれば少しは気が楽になる』ってお父さん言ってたし。」

ヒンバス「バスッバスッ」

ミライ「私を励まそうとしてくれてるの?ありがとう…。」

「そこにいたのかミライ。」

ミライが後ろを向くと、そこにはミライの父親の姿があった。

ミライ「お父さん!今日は仕事終わるの早かったんだね!」

ミライの父親「いや、そうじゃないんだ。」

ミライの父親は嫌そうな、悔しそうな表情でミライに言った。

ミライ「ミライ、そのヒンバスを渡してくれないか?」
 ▼ 51 ◆/qIi/n6GLc 17/05/14 16:58:02 ID:MB9pkxEQ [4/41] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
父親からの突然の要求に驚きを隠せないミライ。

ミライ「えっ、ヒンバスを?」

ミライの父親「会社の社長からの命令なんだ、そのヒンバスが必要なんだと。」

ミライ「私のヒンバスをどうするつもりなの?」

ミライの父親「そ、それは…。」

ミライの父親は答えることができなかった。この様子からミライはお父さんにヒンバスを渡したらもう戻って来ないと察した。

ミライ「嫌よ!ヒンバスは私の大切な友達だもの!」

ミライの父親「いいからそのヒンバスを渡しなさい!」

素早くミライからモンスタボールを取り上げてヒンバスを戻しその場を去ろうとするミライの父親。
泣きながら父親にすがるミライ。

ミライ「やめて!ヒンバスを返して!」

しびれを切らしたミライの父親は思いっきりミライを怒鳴りつけた。
 ▼ 52 ◆/qIi/n6GLc 17/05/14 17:06:03 ID:MB9pkxEQ [5/41] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミライの父親「黙れ!こうでもしないと俺は会社をクビになる!そうなったら俺達は生きていけなくなるんだ!」

ミライ「っ!」

ミライの父親「これは会社からの命令だ、お前が嫌なのは分かってる!だが諦めるんだ、これも俺達が生きていくためだ!」

そういうとミライの父親は車に乗って走り去ってしまった。

ミライ「会社を…クビ…。」

ミライは涙を流しながらも諦めた表情でその場を去った。
いくら大事なポケモンを取られても、それを渡さなければ会社をクビになるなら仕方が無いと。
しかしマオ達が協力のおかげで手に入れたポケモンを取られたショックは大きかった。

ミライ「ヒンバス、みんな…ごめん…。」

その頃、車を運転して会社に向かっていたミライの父親も涙を流していた。

ミライの父親「許してくれミライ…こうでもしなければ俺が会社をクビになるどころか、お前も危険な目に遭わせてしまうんだ…。」
 ▼ 53 ◆/qIi/n6GLc 17/05/14 18:53:12 ID:MB9pkxEQ [6/41] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
放課後、サトシ達はミライの父親が働くという会社にやってきていた。

マーマネ「ここがミライのお父さんが働く会社?」

サトシ「黒の羅針盤によるとそうみたいだな。」

マオ「じゃあ早速アルファなんとかで…!」

サトシ「じゃあ、頼む!」

黒の羅針盤『では今日の朝まで時間を戻すとしよう』

黒の羅針盤の針が反時計回りに回り始めた。
針が止まった時サトシ達が辺りを見ると太陽が東側に見えた。

カキ「凄い…本当に過去をさかのぼったのか!」

サトシ「今って何時だ?」

黒の羅針盤『午前9時だ』

すると出社する会社員の姿があった。

スイレン「あの人がミライのお父さんかな?」

とりあえず会社員の後ろについて行き、会社の中に潜入した。
 ▼ 54 ◆/qIi/n6GLc 17/05/14 19:26:41 ID:MB9pkxEQ [7/41] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
会社に入るとちょうど朝礼が終わったところだった。
すると一人の社員に他の社員が次々と仕事を任せていた。任された社員は会社に入るところをサトシ達が目撃した社員だった。

社員1「これ頼むぜ!」

社員2「これもお願いね!」

社員3「同じく!そうそう、頼むものは全て正午までに終わらせてくれよ!」

3人の社員が頼んだ仕事量はどれも難しく数が多かった。
その社員が任された仕事をせっせとこなす中、仕事を任せた社員は上司からある物をもらっていた。

上司「はい!残業代ね!」

社員1・2・3「ありがとうございます!」

マーマネ「あれ、残業代貰ってる?」

リーリエ「じゃあミライさんが残業代貰ってないって言ってたのは…。」
 ▼ 55 ◆/qIi/n6GLc 17/05/14 19:51:36 ID:MB9pkxEQ [8/41] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
社員に次々と残業代を渡していく上司らしき人間。ところが、3人の社員に任された仕事をやっている社員には渡されていなかった。

マオ「待って!仕事任されたあの社員さんだけ残業代が渡されてないわ!」

サトシ「じゃあ、あの人がミライのお父さんか。」

スイレン「どうしてミライのお父さんだけ…。」

そこからしばらく12時15分辺りで任された全ての仕事を終わらせたミライの父親は資料を上司に手渡した。

ミライの父親「完成しました。」

ところが上司は不満そうな表情をしており、受け取った資料を乱暴に机に投げた。

上司「はいはいご苦労さん。」

ミライの父親「え…。」

 ▼ 56 ◆/qIi/n6GLc 17/05/14 19:59:07 ID:MB9pkxEQ [9/41] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
上司「あのね、○○さん達は正午までって言ってたよね?今何時だっけ?」

ミライの父親「す、すみません…。」

リーリエ「あの量の作業を1日で終わらせるだけでも大変なのに15分遅れただけであんな酷い対応を…。」

カキ「確かに完成が遅れたりすると他の仕事に影響出るから時間を守ることは大事だが、あの量を正午までに1人で完成は無理があるだろ…。」

マーマネ「それに仕事を任せたあの3人、ちゃんと仕事してないようだったけど…。」

スイレン「そういえば化粧直ししてたり、ポケフォン弄ってたり、しょっちゅうトイレ行ってたりしてたよね。」

サトシ「やっぱりあの会社おかしいよ、ミライのお父さんばっかり大変な仕事を任せて…!」

上司「そういや☆☆君、朝少し嬉しそうだったけど何かあったのか?」

ミライの父親「実は昨日娘のミライが同じスクールの子の協力の元、色違いのヒンバスを捕まえましてね。」

上司「色違いのヒンバスか…あ、戻っていいよ。」

上司らしき人物は社長室に入っていった。
 ▼ 57 ◆/qIi/n6GLc 17/05/14 20:08:05 ID:MB9pkxEQ [10/41] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
1時、仕事の開始時間にミライの父親は再び上司に呼び出された。

ミライの父親「何か用ですか?」

上司「さっき昼間さ、君の娘さんが色違いのヒンバスを捕まえたと言っていたね。」

ミライの父親「はい、それがどうかしましたか?」

上司「そのヒンバスさ、こちらに渡してくれないかな?」

ミライの父親「そのヒンバスを渡して…どうするんですか?」

上司「社長は『ヒンバスの活き造り』が大好物なんだ!ヒンバスって中々捕まらないから滅多に食べられない料理で、最近社長も久々に食べたいと言ってたんだ。是非とも君の娘のヒンバスを『ヒンバスの活き造り』にして社長に食べさせてあげたいんだ!」

ミライの父親「活き造りにするということは、そのヒンバスは二度と娘のミライには生きて返せないということですよね…。」

上司「当たり前だろ?娘さんには金があるときにまた新しいポケモンをプレゼントすればいいじゃないか。まぁあんたの奥さんの為にお金貯めてるって言ってたから何年も先…いや、一生ないかもしれないが。」

ミライの父親「で、でも…。」

上司「分かってるよね?逆らったらどうなるか…。」
 ▼ 58 ◆/qIi/n6GLc 17/05/14 20:16:11 ID:MB9pkxEQ [11/41] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミライの父親は悔しそうな顔で了承した。

ミライの父親「…分かりました。ミライには会社の命令と説得します。」

上司「頼むよ、☆☆君!」

このやり取りを聞いたサトシ達は大慌て。

サトシ「ミライのヒンバスが危ない!」

マオ「早くミライに知らせないと!」

リーリエ「待って、この会話まだ続きがあるみたいですよ!」

上司「そういや君の娘さ、君や奥さんの為にバイトをしてるらしいね。」

ミライの父親「はい…娘のミライには本当に迷惑をかけてます。」

上司「あの子…風俗で働かせた方がいいんじゃないか?」

ミライの父親「っ!?」
 ▼ 59 ◆/qIi/n6GLc 17/05/14 20:25:14 ID:MB9pkxEQ [12/41] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
上司「もし今日の午後5時までにヒンバス連れてこれなかったりしたら、君をクビに加えておススメの風俗をあんたの娘に教えるよ。もちろんお金が一番貰える場所を。」

ミライの父親「そ、そんな…!」

上司「お金はアローラ地方の同じお店で一番貰えるけど、直接の営みが当たり前に暴力もそこそこあるお店だ。15歳未満で妊娠もあり得るだろうね。でも君の娘は一度決めたらやり通す子だから、君がクビになってこのお店紹介したら間違いなくそこで働こうとするよ。」

ミライの父親「…。」

スイレン「風俗…?」

カキ「おい、それってやばくないか!?しかもアローラで一番多くのお金がもらえるお店って間違いなく…!」

マーマネ「何なの?風俗って…。」

カキ「あんまり言いたくないんだが…。」

カキはできる限りアレな言葉を使わないようにサトシ達に説明した。

マオ「そ、それって…!」

サトシ「ヒンバスだけじゃなくて、ミライも危険が迫ってる!」
 ▼ 60 リトドン@トライパス 17/05/14 20:33:08 ID:DQrQ5Ilk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
うわぁ。
 ▼ 61 ◆/qIi/n6GLc 17/05/14 20:35:41 ID:MB9pkxEQ [13/41] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
会社を離れたサトシ達はミライのいそうな場所を探してみた。そしてアイナ食堂でミライを見つけた。

マオ「ただいまー…っ、ミライ!」

ミライ「マオ…みんな…。」

お客1「マオちゃんじゃないか!」

お客2「ミライちゃん今日は落ち込んでるようでね…。」

サトシ達はお客の言葉でミライが既にヒンバスを奪われたことを察した。

マーマネ「じゃ、じゃあ…。」

カキ「既にヒンバスはお父さんに持っていかれてしまったか…。」

ミライ「ど、どうしてそのことを知ってるの!?」

サトシ「考えられない話かもしれないけど、この『黒の羅針盤』で時間さかのぼって会社の様子を見たんだ。」

ミライ「でもヒンバス奪われたことを知ってるのを見ると嘘とは言い切れなさそうね…。」
 ▼ 62 ◆/qIi/n6GLc 17/05/14 20:48:08 ID:MB9pkxEQ [14/41] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リーリエ「抵抗はしなかったんですか?」

ミライ「嫌だとは言った、『ヒンバスをどうするつもりなの』って聞いて答えてくれなかったからきっともう戻ってこないんだなとは思ったわ。でも『こうでもしなきゃ俺は会社をクビになる』っていうお父さん言葉で諦めたわ。生活できなくなってしまったら…ね。」

スイレン「ミライ…。」

カキ「それで引き下がったのか…。」

ミライ「ごめん、せっかくみんなが協力してくれたおかげで捕まえたポケモンだったのに…。」

サトシ「あの会社の上司は社長の為にミライのヒンバスを活け造りして食べるつもりなんだ!本当にこのままでいいのかよ!?」

ミライ「でも、お父さんがクビになって生活できなくなることに比べたら我慢できるわ。」

お客1「『ヒンバスの活け造り』が好きな社長って×〇株式会社じゃないか?」

お客2「あぁ平社員に関して待遇が酷く、平社員の家族を盾にして無理矢理キツイ作業をやらせてるって噂の?」

ミライ「家族を…盾に…?」
 ▼ 63 ◆/qIi/n6GLc 17/05/14 20:58:55 ID:MB9pkxEQ [15/41] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミライはマオにサトシ達に聞いた。

ミライ「家族を盾にしてるってどういうこと!?」

マオ「実は…。」

マオはミライに過去に戻った会社で知った事を全て話した。

ミライ「私のお父さんだけ残業代なしに、風俗で私を働かせる…?」

マオ「一番お金は貰えるけど一番危険なお店にね…。」

お客1「それって暴力とか15歳未満で妊娠とか悪い噂をよく聞くよ!」

お客2「ミライちゃん、そのお店では絶対に働かない方がいい!君の命に関わる事件に巻き込まれる危険性が高い!」

カキ「お客の間でもお店の噂はよくないみたいだな。」

サトシ「許せない…会社での扱いが酷いだけじゃなくて社員の娘にまで危険な仕事をやらせようとするなんて…!」
 ▼ 64 ◆/qIi/n6GLc 17/05/14 21:12:11 ID:MB9pkxEQ [16/41] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシは我慢の限界を迎えた。

サトシ「もう我慢できない!俺、ヒンバスを助けに行く!そして〇×株式会社をぶっ潰す!」ダッ

カキ達「サトシ!」

ミライ「私も…お父さんの心を弄んでいる会社を許せない、あんな会社にヒンバスを渡したくなんかない!」

ミライもサトシを追って飛び出した。

カキ「俺達も追いかけよう!」

次々アイナ食堂を出る中、最後にスイレンが出ようとした時、客の1人がスイレンを呼び止めた。

お客1「そこの君!」

スイレン「私ですか?」

客はスイレンにあるものを投げ渡した。スイレンはそれをキャッチして見るととてもきれいなウロコだった。

スイレン「きれいなウロコ…。」
 ▼ 65 ◆/qIi/n6GLc 17/05/14 21:18:35 ID:MB9pkxEQ [17/41] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
お客1「それ、ヒンバスに持たせるとミロカロスってポケモンに進化するらしいんだ!」

スイレン「ミロカロス!?」

お客1「何かの役に立つかもしれないから、持っておきな!」

スイレン「ありがとうございます!」ダッ

スイレンは客にお礼を言ってお店を出た。

スイレンが外に出ると、サトシが黒の羅針盤に何か聞いているところだった。

サトシ「なぁ、今日〇×会社の社長が『ヒンバスの活け造り』を食べようとしているお店ってどこだ?」

黒の羅針盤『ここから50キロ先の人通りの少ない和風の店だ』

マオ「50キロ先って…。」

マーマネ「歩きで行ったらもうヒンバスは調理どころか食べ終わっちゃってるよ…。」
 ▼ 66 ◆/qIi/n6GLc 17/05/14 21:34:26 ID:MB9pkxEQ [18/41] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ジェイムズ「リーリエお嬢様ー!」

サトシ達が上を見ると自家用のヘリコプターに乗ったジェイムズの姿があった。

ミライ「へ、ヘリコプター!?」

リーリエ「少し前にジェイムズに連絡したんです!」

ジェイムズ「皆さん、乗ってください!このヘリコプターなら50キロ先のお店なんてあっという間ですよ!」

ジェイムズのヘリコプターに乗り込むサトシ達。

スイレン「ありがとう、ジェイムズさん!」

ジェイムズ「本来『ポケモンの活け造り』は法律で禁止されているんですよ!リーリエ様からお電話を頂いた後、警察に通報しました。」

カキ「じゃあいずれ警察も来るってことだな!」

サトシ「でもまずはミライのヒンバスを助けることが最優先だ!」

マオ「そうね!」

ミライ「みんな、ありがとう。私のヒンバスの為にここまで真剣になってくれて…。」
 ▼ 67 ◆/qIi/n6GLc 17/05/14 21:40:31 ID:MB9pkxEQ [19/41] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
その頃、例の店では×〇株式会社の社員達が集まっていた。
遅れてミライの父親もやってきた。

上司「どうだ?ヒンバスは持ってこれたか?」

ミライの父親「は、はい…。」ボン

ヒンバス「バスッバスッ」

ミライの父親はモンスターボールからヒンバスを出した。ビチビチと跳ねるヒンバス。

上司「よくやった!色違いって紫色か、汚い色だ。活け造りしか価値無いな。」

上司はヒンバスの尻尾を掴んで店に入り、板前にヒンバスを渡した。

上司「今日はこのヒンバスで活け造りを頼むよ!」

板前「毎度!」

板前はヒンバスをまな板の上に置いて逃げないように縛り、調理の準備を始めた。
 ▼ 68 ◆/qIi/n6GLc 17/05/14 21:46:25 ID:MB9pkxEQ [20/41] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
数分後、板前は調理道具をまな板の周りに置いたのちに包丁を持ってきた。

ヒンバス「バスッバスッ!」

怯えた表情で「やめて!殺さないで!」と訴えるかのように暴れようとするヒンバス。しかしまな板にロープできつく縛られまともに暴れられない。

板前「では、調理を開始します。」

ほとんどの社員はわくわくと、ミライの父親のみ悲しみの表情で見る中、板前がヒンバスをさばこうとしたその時、バタンと突然厨房のドアが開いた!

サトシ「待て!」

板前「君達、許可もなく厨房に入ってくるとは親のしつけがなってないね!」

社員1「なんだなんだ?」

社員2「この子達何?」

社長「君達、何をしに来たんだ?」
 ▼ 69 ◆/qIi/n6GLc 17/05/14 21:51:06 ID:MB9pkxEQ [21/41] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
遅れてミライも厨房に入ってきた。

ミライ「私のヒンバスを返して!」

ミライの父親「ミライ!?」

まさかの娘乱入に驚きを隠せないミライの父親。

カキ「『ポケモンの活け造り』は法律で禁止されるんだぞ!」

リーリエ「それに残業代無しも同じく法律違反です!」

マオ「それにミライのお父さんだけ残業代無しに加えて、ミライの家族を盾にして厳しい仕事を押し付けてるそうじゃない!」

マーマネ「それにミライを風俗で働かせろとか言ってた人がいるそうじゃないか!」

上司「おい、お前!いつの間に会社の機密情報を子供に言いふらしていたのか!?」

ミライの父親を怒鳴りつける上司。

ミライの父親「わ、私は言いふらしてなんかいませんよ!」
 ▼ 70 ◆/qIi/n6GLc 17/05/14 21:57:14 ID:MB9pkxEQ [22/41] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
板前がふとまな板を見るとミライが既にヒンバスの縄を解いていた。

板前「おい、待てっ!」

ミライ「ヒンバス!よかった間に合った!」

ヒンバス「バスッ!」

ミライに抱きしめられて安心するヒンバス。

社員達とサトシ達がそれぞれポケモンを出し、バトル体制に入っていた。

板前「おいおい、俺の店でポケモンバトルはやめてくれ!」

すると社長がボールからエレキブルを出し、素早く指示を出した。

社長「エレキブル、あの子供達に向かって電磁波だ!」

ミライの父親「えっ!?」
 ▼ 71 ◆/qIi/n6GLc 17/05/14 22:01:16 ID:MB9pkxEQ [23/41] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
エレキブル「ブルーッ!」ビリビリ

サトシ達「うわぁぁぁぁぁっ!」

エレキブルは電撃をサトシ達に飛ばした。
それは命中してサトシ達は体が痺れて動けなくなった。

ピカチュウ達「っ!?」

上司「そこのポケモン達!攻撃をやめないとこの子達が可哀想な目に遭うぞ!」

ピカチュウ達は大人しく引き下がった。

社長「よし!その子供達を縛り上げろ!」

社長の命令で社員達は素早くサトシ達を縄で縛って身動きを取れなくした。これを見たミライの父親は我慢の限界を迎えた。

ミライの父親「待ってください!子供に対して電磁波はやり過ぎです!」
 ▼ 72 ◆/qIi/n6GLc 17/05/14 22:07:19 ID:MB9pkxEQ [24/41] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
上司「あのな、この子達は知ってはいけないことを知ってしまった。厳重注意どころじゃ済まないぞ!」

社員1「この子達、確かポケモンスクールの生徒でしたよね。」

上司「そうだ、今すぐポケモンスクールに連絡入れろ。そして親にもこの事を伝えるように。」

社長「しつけがなってないってレベルじゃないなこの子達は…これは全員の親の仕事場にも通報して親の仕事をクビにするなり営業を潰すなりが妥当だな。」

カキ「なっ!?」

上司「お前達の行動が招いた結果だ。せいぜい苦しんで後悔しながら生きていきな!」

その頃、板前がミライに迫る。

板前「さぁヒンバスを渡すんだ!」

ヒンバスを強く抱きしめて後ろを向き拒否するミライ。

ミライ「嫌!ヒンバスはマオ達が協力してくれたおかげで捕まえられた大切なポケモン!それにお父さんの心を弄ぶような人なんかに絶対渡さないわ!」

ミライの父親「ミライ…。」
 ▼ 73 しぐもちゃん 17/05/14 22:10:34 ID:FFqiSzg. [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミロカロスはよ
 ▼ 74 ◆/qIi/n6GLc 17/05/14 22:12:03 ID:MB9pkxEQ [25/41] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
すると社長は護身用の銃を取り出してサトシの頭に付きつけた。

社長「おい!ヒンバスを渡さないとこの子の命はないぞ!」

サトシ「ミライ!早く逃げるんだ!」

ミライ「っ…!」

ふと、スイレンは客から貰ったきれいなウロコを思い出し、こっそりと腕を動かしてきれいなウロコを取り出そうとした。
それを察したマオ達は気を引こうと色々叫んだ。

マオ「この卑怯者!」

マーマネ「そうだ!こんな会社倒産すればいいんだ!」

カキ「絶対にお前達に復讐しに行くからな!」

リーリエ「お母さまに言いつけます!」

上司「残念だがそんなことができないように先に君達を徹底的に叩き潰すからな。」

そしてスイレンはどうにかきれいなウロコを取り出した。
 ▼ 75 ◆/qIi/n6GLc 17/05/14 22:19:36 ID:MB9pkxEQ [26/41] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
スイレン「ヒンバス!これを受け取って!」バッ

スイレンは下投げできれいなウロコを投げた。するとヒンバスはミライの腕を振りほどいて残っている力を振り絞ってジャンプした。

ミライ「ヒンバス!」

ヒンバス「バスーッ!」パクッ

ヒンバスがきれいなウロコを飲み込んだ瞬間、ヒンバスの体が光り輝き始めた。

板前「うわっ!」

サトシ「この輝きは!」

リーリエ「ヒンバスが進化を始めました…!」

社長「何!?進化だと!」

ヒンバスの体は姿が変わるだけでなくどんどん大きくなっていった。
そして光が消えた時にいたのは水色の触覚と長いヒレ、尻尾部分は扇になっておりその尻尾は黄色いウロコに包まれた実に美しい色違いのミロカロスだった。
 ▼ 76 エンジシ@アクセサリーいれ 17/05/14 22:21:40 ID:tor7KxdU [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
権力的にはルザミーネ>社長の気がする
支援
 ▼ 77 しぐもちゃん 17/05/14 22:26:33 ID:FFqiSzg. [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
エーテル財団潰すとか不可能に近い気が
支援
 ▼ 78 ◆/qIi/n6GLc 17/05/14 22:27:40 ID:MB9pkxEQ [27/41] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミロカロス「ミローッ!」

スイレン「やった!本当にミロカロスに進化した!」

カキ「前にリーリエが課外授業で釣り上げたのも美しかったが、色違いもまた通常の色とはまた違った美しさだな…!」

マオ「凄い…。」

サトシ「色違いのミロカロス、初めて見た!」

ミライ「綺麗…なんて綺麗なの、ミロカロス…。」

社員1「嘘だろ、あのヒンバスが!?」

社員2「今まで見たポケモンよりずっと美しいわ…。」

上司「このミロカロスは金になる!このミロカロスを捕まえろ!」

ところが社員達は色違いのミロカロスに見とれて指示を聞こうとしない。
 ▼ 79 ルー@ジガルデキューブ 17/05/14 22:33:49 ID:tor7KxdU [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
色ミロカロス綺麗だよな
 ▼ 80 ◆/qIi/n6GLc 17/05/14 22:37:06 ID:MB9pkxEQ [28/41] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
上司「おい、何やってるんだ!早く捕まえろ!」

上司が命令しても社員達は色違いのミロカロスに見とれたまま動こうとしない。

上司「こうなったら…ブーバー!行け!」ボンッ

ブーバー「ブーバー!」

上司「ブーバー!雷パンチ!」

ブーバー「ブバーッ!」ビリビリ

ブーバーの雷パンチがミロカロスに迫る。

ミライ「やめて!」

ミロカロスは慌てる様子もなくミロカロスはタイミングよく尻尾でブーバーを弾き飛ばした。

ブーバー「ブバッ!?」

倒れたブーバーに向けてミロカロスは大量で激しい勢いの水を発射した。

ミロカロス「ミローッ!」バシャッ
 ▼ 81 ◆/qIi/n6GLc 17/05/14 22:42:47 ID:MB9pkxEQ [29/41] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ブーバー「ブバ…。」キュウ

ブーバーは一撃で戦闘不能となった。

スイレン「ミロカロスのハイドロポンプ…。」

サトシ「何てパワーだ…。」

社長「何やってるんだ!」

上司「申し訳ありません!戻れ、ブーバー!」シュボ

社長「エレキブル、雷だ!」

エレキブル「ブルーッ」バリバリ

エレキブルは凄まじい威力の雷をミロカロスに放った。雷は直撃、弱点ということもあってかミロカロスは少し苦しそうだ。
ミライはミロカロスに駆け寄った。

ミライ「ミロカロス!」

社長「いいぞ!そのまま雷を撃ち込み続けろ!」
 ▼ 82 ◆/qIi/n6GLc 17/05/14 22:50:32 ID:MB9pkxEQ [30/41] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミロカロスはミライの方を向いて頷いた後、再びエレキブルの方を向いた。
その表情は「絶対に負けない、ミライとミライの大切な人達を守る!」と言っているかのような強い決意が現れていた。

ミロカロス「ミローッ」パアッ

ミロカロスはここぞとばかりに力を放出し、なんと雷を跳ね返そうとしていた。

マオ「あの技は…!」

カキ「ミラーコート、受けた技を倍にして跳ね返す技だ!」

しかし社長は慌てる様子はなかった。寧ろ想定通りといった表情だった。

社長「馬鹿め、電気を跳ね返したところでエレキブルは電気エンジンで素早さをあげるだけだ!」

ところがミロカロスは跳ね返した電気をエレキブルではなく社長達のいる天井に向けて跳ね返した。
それにより天井が落下。社長達は落ちてきた瓦礫の下敷きになった。

社長&上司「うわあああああっ!」グシャッ
 ▼ 83 ◆/qIi/n6GLc 17/05/14 22:54:35 ID:MB9pkxEQ [31/41] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マーマネ「や、やったの?」

スイレン「そう…みたいだね。」

サトシ達「やったーっ!」

喜びの声をあげるサトシ達。ミライは素早く包丁を持ってきて慎重にサトシ達を縛っている縄を切った。

マオ「ありがと、ミライ!」

ミライ「うん…!」

ミライはミロカロスに駆け寄って思いっきり抱きついた。

ミライ「ありがとう…本当にありがとうミロカロス!」ガバッ

ミロカロス「ミロッ…。」スリスリ

ミロカロスも嬉しそうにミライに顔をこすりつけてきた。

そしてミライの父親もミライとミロカロスの元に駆け寄ったかと思うとすぐさま二人に向けて土下座した。
 ▼ 84 ◆/qIi/n6GLc 17/05/14 23:03:31 ID:MB9pkxEQ [32/41] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミライの父親「本当にすまない、俺はクビどころか俺のせいでヒンバスはおろかミライやミライの友達まで危険な目に遭わせてしまった…俺は父親失格だ!」

ミライ「お父さん…お父さんはお母さんや私の為に一生懸命働いてくれてるじゃない、それにヒンバスを持って行った時も私を守るために仕方なくやったことだったんでしょ?」

ミライの父親「ミライ…。」

ミライ「それにミロカロスに進化して悪い社長やっつけたから結果オーライだよ!」

ミライ「お父さんの心を弄ぶ会社なんて働く必要なんてないわ!もっといい会社はたくさんあるはずよ!」

突如ミロカロスがミライの父親にも顔を擦り付けてきた。

ミライの父親「ミロカロス…あんな酷い事をした俺を許してくれるのか?」

ミロカロス「ミロッ!」コクリ

ミロカロスは笑顔で頷いた。
それを見たミライの父親は大粒の涙を流して感謝した。

ミライの父親「ありがとう…ミライ、ミロカロス…。」ボロボロ
 ▼ 85 ◆/qIi/n6GLc 17/05/14 23:09:30 ID:MB9pkxEQ [33/41] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
するとパトカーのサイレンが聞こえてきた。

リーリエ「どうやら警察が到着したみたいですよ!」

カキ「じゃあ後は警察に任せよう。」

ミライの父親「俺も会社がやっていたことを全て白状するよ。」

サトシ「うん、それがいいよ!」

お店を出ると既に何台かのパトカーが到着していた。
そしてお店に何人かの警察が入ったかと思うと次々手錠をかけられた社員が出てきてパトカーに乗せられていった。その中には上司と社長の姿もあった。

ジュンサー「ご協力感謝します!それにしても、色違いのミロカロスなんて初めて見たわ。本当に美しいわね…。」

ミライ「私の大切なポケモンです!」

ジュンサー「これからもそのミロカロスを大切にしてあげてね。」

そういうとジュンサーはバイクに乗って去っていった。
 ▼ 86 ◆/qIi/n6GLc 17/05/14 23:17:27 ID:MB9pkxEQ [34/41] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
その夜、ククイ博士の研究所の元にミライとミライの父親がやってきた。

ククイ「あなたは…。」

ミライの父親「本日は俺の会社の社長らがサトシ君とその友達を危険な目に遭わせてしまった事についてお詫びを言いに来ました。」

ミライ「私も、家の事情にサトシ君達を巻き込んでしまった事を謝ります。ごめんなさい。」

ククイ「いいよ、気にしないで!サトシ達の事だから絶対首を突っ込むと思ってたし、全員怪我はなかったんだろ?」

ミライの父親「そうですが…。」

ククイ「そういや、ミライのお母さんの病気の治療が5000万円かかるって聞いたから調べたんだが…あれな、理由が治療に『色違いのミロカロス』のうろこが必要だからなんだ。」

サトシ&ミライ&ミライの父親「えっ!?」

ククイ「ミロカロスってただでさえ姿を見せないのに色違いときたもんだ、そりゃ5000万円もかかるよ!」

ミライは恐る恐るミロカロスをボールから出した。

ミロカロス「ミローッ!」ポンッ
 ▼ 87 ◆/qIi/n6GLc 17/05/14 23:20:50 ID:MB9pkxEQ [35/41] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ククイ「って、ええっ!?色違いのミロカロス!?」

ミライ「進化したんです…ミロカロスに。」

ククイ「これ、医者呼べばミライのお母さんの病気治せるんじゃないか!?ちょっとカントーの医者に電話してみる!」

急いで電話の置いてある場所に向かうククイ。

ミライ「もしかして…お母さんの病気治せるの?」

サトシ「できるんじゃないか、これ?」

数分後、ククイ博士が戻ってきた。

ククイ「明日、カントーの腕利きの医者が来るそうだ!ミライ、君の家の住所を教えてくれるか?」

ミライ「は、はい。えっと…。」
 ▼ 88 ◆/qIi/n6GLc 17/05/14 23:27:04 ID:MB9pkxEQ [36/41] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
翌日、サトシ達のクラスはミライの父親が家に来たことの話題で持ちきりだった。

サトシ「えっ!?みんなの家にも来てたのか!」

マオ「うん、わざわざミライと一緒に謝りに来たの、『家の事情に巻き込んでしまってごめんなさい』って。勿論許したわ。」

カキ「俺の家も急にきてびっくりしたよ。両親は笑って許してた。」

サトシ「そうだ、実はミライのお母さんの病気の治療に5000万かかる理由が『色違いのミロカロスのウロコ』が必要だってククイ博士が言っててさ…。」

カキ達「ええっ!?」

マーマネ「色違いのミロカロスって、ミライ持ってるじゃん!」

サトシ「だからククイ博士がミライの住所を聞いてた。」

するとククイ博士が教室に入ってきた。

ククイ「みんな、ミライとその家族が君達と話がしたいって言ってたぞ!」
 ▼ 89 ◆/qIi/n6GLc 17/05/14 23:32:13 ID:MB9pkxEQ [37/41] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ達が校庭に出るとそこにはミライとミライの父親、そしてミライの母親の姿があった。

サトシ達「ミライ!」

ミライ「みんなにお礼を言いに来たの、あなた達がポケモン捕まえるのに誘ってくれたおかげで色ヒンバスと出会って色ミロカロスに進化してお母さんの病気治せたから…。」

リーリエ「お母さんの病気、治ったんですね!」

スイレン「よかったね、ミライ!」

ミライの母親「皆さんにはなんとお礼を言ったら良いか…娘が本当にお世話になりました。」

カキ「いえいえ、大丈夫ですよ!」

ミライの父親「お医者さんから本当に奇跡だと言われましたよ。治療のために必要なものをミライが手に入れていたものですから…。」

マーマネ「とにかく、お母さんの病気治ってよかったですね!」

ミライ「後、もう一つ…私達、カントーに引っ越すことになったの。」
 ▼ 90 ◆/qIi/n6GLc 17/05/14 23:36:38 ID:MB9pkxEQ [38/41] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
少し寂しそうな顔をするサトシ達。

サトシ「そっか…。」

マオ「寂しくなるわね。」

ミライ「私ね…夢ができたの。」

サトシ達「夢?」

ミライ「お母さんの病気を治せたことがきっかけって言うのかな、タマムシ大学に入っていっぱい勉強して、ポケモンと人間どっちの病気も治せるお医者さんになろうって決めたの!」

スイレン「とっても素敵な夢だね!」

リーリエ「ミライさんならきっと叶えられますよ!」

ミライ「ありがとう、この夢を叶えたらいつかみんなやみんなのポケモン達が病気になったら私が治療するからね!」

マーマネ「その時はぜひともお願いするよ!」
 ▼ 91 ◆/qIi/n6GLc 17/05/14 23:42:40 ID:MB9pkxEQ [39/41] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ達はミライとミライの両親と一緒に船着き場に向かい、カントー行きの船乗ったミライ達を見送った。

ミライの母親「娘と旦那がお世話になりました!」

ミライの父親「ご迷惑をおかけしました。そしてありがとうございます!」

そういうとミライとミライの両親の乗った船はどんどん離れていく。それを手を振りながら見送るサトシ達。

マオ「さよーならー!」

カキ「カントーでもがんばれよ!」

サトシ「ミライ!医者になる夢、絶対叶えろよー!」

リーリエ&マーマネ&スイレン「元気でねー!」

ミライ「みんな、さようなら!本当にありがとう!」

ミロカロス「ミローッ!」

ミライもサトシ達もお互い姿が見えなくなるまで手を振り続けていた。



〜完〜

 ▼ 92 バコイル@しんぴのチケット 17/05/14 23:45:28 ID:/.pEHpUs [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
乙←コレ色ちがいのミロカロス

板前は死んだか
 ▼ 93 ◆/qIi/n6GLc 17/05/14 23:46:58 ID:MB9pkxEQ [40/41] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>92
板前忘れていたw

板前は法律で禁止されていた『ポケモンの活け造り』料理を提供していた罪として上司共々逮捕されました。
 ▼ 94 コリータ@ねむけざまし 17/05/14 23:49:46 ID:/.pEHpUs [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>93
そうか

ついでに聞くとジェームズさんたちって(ry
 ▼ 95 ビヨン@ヒコウZ 17/05/14 23:54:45 ID:MB9pkxEQ [41/41] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>94
ジェイムズは語られてはいませんがあの後みんなをヘリで送り返したんです(おい



次回作ですが、あまり日の目を浴びてないピカチュウといった主要キャラのポケモン達を主役にしたSSかカントー地方に人間らしさを学ぶために旅立った、コケコと人間の子ココとタマムシ大学に入って医者になるために同じくカントー地方に旅立ったミライが主役のSSを予定しています。
そして前者は再びあの世界の生命体が姿を現す…のか!?

ただし、大幅変更になる可能性もあるのでその時はごめんなさい。
 ▼ 96 マゾウ@みどりのかけら 17/05/14 23:55:22 ID:/.pEHpUs [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
ジェームズじゃなくてジェイムズか

なんにせよ面白かった
乙カロス
 ▼ 97 ャワーズ@デボンスコープ 17/05/14 23:56:07 ID:s24SyWiY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
タケシ登場希望
 ▼ 98 ンチュラ@はかいのいでんし 17/05/15 00:33:16 ID:b50YTOpY [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
シゲオの両親とはえらい違いだなぁ。

乙!
 ▼ 99 ノアラシ@Zリング 17/05/15 00:41:47 ID:6u2FbATU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>98
そこら辺の対比も伏線なのかもね
いずれにしろ楽しみだ
 ▼ 100 ティアス@マゴのみ 17/05/15 00:52:54 ID:b50YTOpY [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>99
あ、確かにあるかもね!

>>95のあの世界の生命体ってまたデジモン現れるのか?
サトシとフィールことアルファモンは本当の友達になって欲しいからロイヤルナイツら再登場希望。
 ▼ 101 ノヤコマ@ゼニガメじょうろ 17/05/15 12:09:37 ID:t/4NCJHQ NGネーム登録 NGID登録 報告
乙!

次回作待ってます!
 ▼ 103 ラピオン@アッキのみ 17/05/16 07:32:28 ID:TB8Kl5Bc NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
乙です!
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