▼  |  全表示129   | << 前100 | 次  |  履歴   |   スレを履歴ページに追加  | 個人設定 |   ▼   
                  スレ一覧                  
SS

ルカリオ氏の異常な趣味

 ▼ 1 ノコ野郎◆GThDaauUQM 18/05/21 21:50:12 ID:pkbaM5cY [1/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ごきげんよう。
吾輩はルカリオである。
しがない探偵をしている。
自慢と言えば、迷宮入りと言われた事件をいくつか解決したことぐらいか。

そんなことより、吾輩には熱狂的な趣味がある。
それは……

お、ちょうどあそこに、手頃なレディが。
丁度よし。


ルカリオ「もし、そこのレディ」

ラランテス「はい?」

振り返った姿、まるで一輪の花のよう。

ルカリオ「失礼、吾輩、こういうものです」

ラランテス「……探偵?」

ふんわりと名刺を受け取る。首をかしげながら。

……ここだ。この瞬間。
吾輩にはすべてが分かった。


ルカリオ「レディ。あなたの性感帯は『首筋』…ですね?」
 ▼ 2 ノコ野郎◆GThDaauUQM 18/05/21 21:51:56 ID:pkbaM5cY [2/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ラランテス「……は?」

ルカリオ「その首をかしげる仕草の瞬間、少し赤らんだ首筋を拝見いたしました。赤らみ具合からして、感度指数は『71』と言ったところか。日常にも、多少の影響をきたしていらっしゃるのでは?」

ラランテス「な、ななな……!!?」

ルカリオ「おおっ、よい表情です! やはり、秘密がばれた時の表情というのは最高だ! もっと見せていただけますか! さあもっと…」

パァンッ! バサバサッ…


……ふう。
良い一撃をもらってしまったな。
頬がヒリヒリする。
レディも走って行ってしまった。あの方向は交番か。

そう、吾輩の趣味は『他人の性感帯を当てる』ことである。
満足したところで、吾輩は散策を再開するとしよう。
 ▼ 3 ンムー@だいちのプレート 18/05/21 22:03:11 ID:DZ.Mofe. NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 4 ノコ野郎◆GThDaauUQM 18/05/21 22:19:04 ID:pkbaM5cY [3/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ごきげんよう。
ルカリオである。
ちなみにここは交番だ。
すっかり吾輩も常連客だな。
眼前の男も、もはや顔なじみだ。

警官ルカリオ「……聞いてるんですか?」

ルカリオ「ああ、すまぬ、最初から頼む」

警官「……」

この男、カタブツだがつきあいのよい男だ。何度かワインをおごってやったこともある。
ちなみにこいつは『右前側のふさ』だ。自分以外でいじったことは、未だにないようである。

警官「あのねいくら警察に貸しがあるって言っても、何度も何度もこんな事されちゃ困るんですよこっちもね」

ルカリオ「吾輩、勘定づくで動いているつもりはないが?」

警官「そういうことじゃないんです!」

ルカリオ「コーヒーのおかわりを」

警官「……たくもう」

うむ、やはりよい男だ。出世はできぬが実直なよい男だ。

「いつもいつも……アンタのお陰で余計な仕事は増えるわ、表記はただの『警官』になるわ……」

なにやらブツブツといっているようだが、よい男だ。

ルカリオ「うむ、よいコーヒーだ。」

警官「…まあ、勤務中の楽しみっすからね」

ルカリオ「時に」

彼の耳がピクリと動く。
『時に』が、私が彼を酒に誘う時の決まり切り口だからだ。

ルカリオ「10年物のワインを仕入れた。週末、くるか?」

警官「……スモークチーズは切らしてませんよね?」

うむ、やはりよい男よ。
 ▼ 5 デンネ@でんきだま 18/05/21 22:21:23 ID:eQhJTx0Q NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
いいねぇ好きだわ
 ▼ 6 ージュラ@あおいかけら 18/05/21 22:23:48 ID:irn03h7g NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
期待
 ▼ 7 ンボラー@ザロクのみ 18/05/21 22:29:13 ID:FE/qfDq6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
キノコ野郎やん!支援
 ▼ 8 ロエッタ@イトケのみ 18/05/21 22:31:26 ID:EPrMgohw NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
キノコ野郎さん!?
支援!
 ▼ 9 ノコ野郎◆GThDaauUQM 18/05/21 22:46:20 ID:pkbaM5cY [4/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
警官くんに別れを告げ、散策を再開。
パイプをくゆらせ、春の小道をゆく。

おや、若き男女。アベックのようだな。

ルカリオ「もし、そこのアベック」

エーフィ「はい?」

ブラッキー「おっさん、誰すか?」

凛としたガール、芯を感じるボーイ。
うむ、若くても一丁前のアベックのようである。
それにしても、吾輩を『おっさん』とはな。
なかなか骨のあるヤツよ。

ルカリオ「失礼、吾輩こういうものです」

エーフィ「あら、どうも」

ブラッキー「へえ、探偵すか」

ルカリオ「どうです、少し世間話でも……」

ブラッキー「おっさん、悪いけどね。今忙しいんだ」

ルカリオ「デートに、だろう?」

ブラッキー「…ああ、そうだよ。悪いか?」

エーフィ「ごめんなさい、わたしたちそろそろいきます」

全く、最近の若者はつれないものだ。

しかし、もう十分だ。
彼女の横顔、彼の足取り、それだけでいい。

吾輩にはすべてが分かった。

ルカリオ「では、最後によろしいか? レディ」

エーフィ「?」


ルカリオ「レディ、貴方は『しっぽ』…それも『分かれ目』がお弱いようだ」
 ▼ 10 ノコ野郎◆GThDaauUQM 18/05/21 22:56:09 ID:pkbaM5cY [5/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
エーフィ「……」

彼女から表情が消える。唖然というやつだ。

ブラッキー「おいおっさん、アンタいきなり何を…」

ルカリオ「いえ、振り返る瞬間、しっぽが少しこわばっているのを確認いたしまして。どうやら毎晩、彼に大事にされていらっしゃるようだ。甘噛みの跡が見えます。より敏感になっているのでしょう? 感度指数は79と言ったところか」

エーフィ「……」

もはや、湯が沸きそうな顔をしている。

ブラッキー「おいテメエ、いい加減に……!!」

ルカリオ「それとキミ」

ブラッキー「!」

ルカリオ「……」

ブラッキー「な、なんだよ」

パイプで指しただけで、このたじろぎよう。
やはり。

ルカリオ「キミは、『前立腺』…だね?」
 ▼ 11 ミカラス@ハッサムナイト 18/05/21 23:01:53 ID:d.wjOkhc NGネーム登録 NGID登録 報告
キノコニキやんけ久しぶり
安価の方はどうなりました?
 ▼ 12 ルヴァディ@ガブリアスナイト 18/05/21 23:08:14 ID:t2YqPkXU NGネーム登録 NGID登録 報告
キノコ野郎さん、安価の方も再開してくれませんか?毎夜の楽しみなんで…
よろしくお願いします!
 ▼ 13 ノコ野郎◆GThDaauUQM 18/05/21 23:11:46 ID:pkbaM5cY [6/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ブラッキー「……へ?」

ルカリオ「後ろ足の運び方に違和感がある。かなりの練度だ。ドライオーガズムまで達成したようだね。おめでとう。感度指数は84だ。玩具をたいせつにな」

ブラッキー「な、なぁ……!?」

ルカリオ「うむ、どうやら図星のようだ。どうするレディ?」

エーフィ「ほ、ホントなの、ブラッキー?」

ブラッキー「ち、ちがう!! コイツが勝手にっ!!」

楽しい。
すこぶる楽しい。
やはり若者はよいな!

ルカリオ「どうやら相思相愛のようで。お互いを大切にな。それでは!」

ブラッキー「あ、まてコノヤロッ!!」


エーフィ「……行っちゃった」

ブラッキー「たく、なんなんだアイツ……!!」

エーフィ「……ねえ」

ブラッキー「な、なんだ? あ、ケーサツか? ケーサツ…」

エーフィ「このあと、おうちデートにしない……?」

ブラッキー「……へ?」

エーフィ「あなたのおうち。試したいなって……」

ブラッキー「……!!」

ブラッキー(う、恨む! 恨むぞおっさん!!!)



さて、よい行いをしたところで、散策再開と。
 ▼ 14 ケッチャ@マックスアップ 18/05/21 23:20:20 ID:R.ITGDb. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
さて、面白すぎるので、支援するっと。
 ▼ 15 ノコ野郎◆GThDaauUQM 18/05/21 23:34:31 ID:pkbaM5cY [7/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ごきげんよう。
吾輩はルカリオ。

……出会ってしまった。
宿敵に!

ダンゴロ「……」

ルカリオ「や、やあ、久しぶり。それともはじめましてかな?」

ダンゴロ「……」

こいつは、少なくとも複数いる。
吾輩の目をもってしても、個体の判別は難しい。
持ち上げれば一発なのだが……。

いや、ふざけるな!
吾輩はアチャモ鑑定士では無い!
プライドに反するのだ。

個体も性感帯も、あくまで自然にスマートに見抜くのが吾輩の流儀だ。

ルカリオ「気分はいかがかね?」

ダンゴロ「……」

ルカリオ「今日は天気がいいな?」

ダンゴロ「……」

相変わらず、顔も動きも無機質だ……。

ルカリオ「あそーだ!」

ルカリオ「な、おすすめの店、なにか知ってるかい? 教えてほしいんだが……」

ダンゴロ「……」

ルカリオ「……」

ダンゴロ「ズ…」

ルカリオ「?」

ダンゴロが横を向く。
何だ何がある?

……山。岩山。
それしかない。

途端に、肩が重くなった……。
そうか、岩山が、最高のレストランか……。
キミらしいよ。実に。

……ところで吾輩は分かってしまった。
ああ。性感帯だ。
わかったぞ! 今の仕草で!
分かった!!

……気がする。
 ▼ 16 ノコ野郎◆GThDaauUQM 18/05/21 23:52:42 ID:pkbaM5cY [8/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ルカリオ「キミ、もしかするとなんだが……」

ダンゴロ「……」

ルカリオ「いや、よそう。……キミは『耳の周り』が性感帯だ!!」

ダンゴロ「……」

ダンゴロの耳とは、中央の穴のことである。

ルカリオ「横を向く瞬間、砂粒が落ちたな! それが耳の周りに触れる瞬間を吾輩は見逃さなかった! 一瞬動きが止まった気がしたぞ! 感度指数……12! どうだ!」

ダンゴロ「……」

ルカリオ「ははは! ぐうの音も出ないか! ははは!」

ダンゴロ「……」

ルカリオ「は、ははは、はは…」

ダンゴロ「……」

ルカリオ「は……」

ダンゴロ「……」

ルカリオ「たのむ……うんとかすんとか言ってくれ……」

ダンゴロ「……」


ダンゴロ「……ズ」

ルカリオ「?」

ふいに、ダンゴロが歩いた。
そして、こけた。
あおむけのまま、止まった。

ルカリオ「……これは?」

聡明な吾輩は、分かった。分かってしまった。

これは、敗北の表明! 『白旗』であると!

ルカリオ「……そうか」

ダンゴロ「……」

ルカリオ「ふははははは! そうか! 吾輩の『完全勝利』というわけだ!!」

ダンゴロ「……」

ルカリオ「ふはは! ばーかばーか! さらばだ!」

吾輩は勝利の酔いなどみじんも感じないまま、そそくさと逃げた。

さ、次次。
 ▼ 17 クホーク@どくどくだま 18/05/22 00:12:43 ID:MicwiplA [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 18 ノコ野郎◆GThDaauUQM 18/05/22 00:21:21 ID:WfHNgudg [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ごきげんよう。
吾輩はルカリオ。
現在、非常に微妙な心境である。
誰でもよいので秘密をあばいて胸の内のもやを晴らしたいところだ。

おや、人だかり。


ズルズキン「動くんじゃねぇ!」

ミミロップ「いやぁ!!」

ザワザワ……


ルカリオ「失礼、なにがあったのです?」

コジョンド「人質です。強盗が人質を……」

ルカリオ「なるほど」

確かに、首筋にナイフをつきつけられている。
あれでは、自力での逃走は危険。

……しかし、あの強盗……

ズルズキン「はやく道を開けねぇと、首がとぶぞオラァ!!」

ミミロップ「いやああっ!!」


ルカリオ「いや、それはないな」

ズルズキン「なっ、誰だテメェ!?」

警官「ちょっ危ない下がって!」

ザワザワ……

ズルズキン「おうおう、おまわりの言う通りだぜ。どかねぇと首が…」

ルカリオ「どかない。首を飛ばすのは不可能だからだ。」

ズルズキン「なっ!?」

ルカリオ「なぜなら……」


ルカリオ「貴様は『うなじフェチ』だからな!」
 ▼ 19 ンド@まひなおしのみ 18/05/22 00:27:24 ID:KWogXb5. NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 20 ルミーゼ@きれいなウロコ 18/05/22 00:28:20 ID:MicwiplA [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
フェチも見抜けるのか、支援
 ▼ 21 ノコ野郎◆GThDaauUQM 18/05/22 00:45:21 ID:WfHNgudg [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ズルズキン「は、はァ〜!?」

ルカリオ「まず、ナイフを持つ手が緊張している。美しいうなじをきずつけたくないからだろう。次に、ちらちらと首筋を見ていた。人質のうなじのあまりにうつくしいのに動揺していたな? かなり訓練されたフェチズムだ」

ザワザワ……

ズルズキン「て、てめ……!!!」

ルカリオ「しかし、気持ちはわかるぞ。若者よ」

ズルズキン「……!」

ルカリオ「あの細く、しなやかな輪郭……ふれれば壊れてしまいそうな儚さを帯びたライン……何物にもかえがたい。そうだろう?」

カランカラン
ズルズキン「お、おっさん……」


警官「か、確保!」

ザワザワ……


ズルズキン「おっさん、あんたがはじめてだよ。俺のフェチをあそこまで理解してくれたのは」

逮捕されるというのに、警官に手を引かれているというのに、若者の目は希望にあふれていた。

警官「認めたくはないが、お手柄ですよ。あとで菓子折り持ってきますから。自費で」

うむ、やはりよい男だなこいつは。
吾輩、後ろ姿を見送っていて誇らしいぞ。



ミミロップ「あ、あの」

ルカリオ「ああ、囚われのレディですね。大丈夫ですか?」

ミミロップ「はい! おかげさまでけがもなく、ありがとうございます!」

ルカリオ「ああいえ、そうではなく」

ミミロップ「はい?」


ルカリオ「『左わき腹』の方は大丈夫か、と聞いたのです」

 ▼ 22 ノコ野郎◆GThDaauUQM 18/05/22 00:56:17 ID:WfHNgudg [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミロップ「…はっ?」

ルカリオ「いえ、犯人の手がふれるたびに体をゆらしていたものですから。あれでは性感帯をおおやけに大声で公表しているようなものですな! 感度指数は92と言ったところか。いやあすばらしい。あ、まさか今も濡れてはおりますまいな?」

ミミロップ「……! ……ッ!!」

パァンッ…



痛む。
頬が痛む。
ヒリヒリ、いやズキズキと。

そうそう、これでよいのだこれで。

満足したので、帰路につくとしよう。

さあ足を踏み鳴らし歩け!
みずぼらしくも誇り高き、我が城が待っている!


……しかし、そろそろ我が城にも、『妃』が欲しいところだ。
 ▼ 23 ナフィ@デンキZ 18/05/23 00:49:12 ID:8y3/1QMo NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 24 ノコ野郎◆GThDaauUQM 18/05/23 12:42:01 ID:6W78eWC6 [1/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
ごきげんよう
ルカリオである。
吾輩は今、朝のコーヒーをたしなんでいるところだ。
うむ。
バルコニー(ベランダ)から眺める景色は良いものだ。
道行くポケモンはほとんどいない。
時おり通るポケモンは観察して楽しむ。

ルカリオ「おや、あの女性。……『あごのした』だな」

ただ眺めるだけというのも面白い。
知らず知らずのうちに、あのグラエナは秘密を知られている訳だ。
愉快愉快。
別に悪用するつもりはないが。

……おや?
パラソルを差したレディがいる。
べつに日差しもつよくないが……。
ええいくそ、顔が見えん。

……行ってしまった。
くっ。あの女性……種族はサーナイトか。

ルカリオ「追おう」

彼女の『秘密』をあばいてやろう。
吾輩は出掛けた、コーヒーを残したまま……。
 ▼ 25 ノコ野郎◆GThDaauUQM 18/05/23 15:52:06 ID:6W78eWC6 [2/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
発見した。
声をかけるとするか。

ルカリオ「失礼、そこなレディ」

サーナイト「……はい」

うむ。美しい。
パラソルに添えられた両手が一瞬、花束のように見えた。
上品な女性だ。
よし、いつも通りに。

ルカリオ「今日は良い天気ですね」

サーナイト「ええ。まったく」

ルカリオ「お一人でお出かけでしょうか?」

サーナイト「はい。いつも」

ルカリオ「それはいけない。世の中、良くない輩がいるものです」

サーナイト「そうかしら」

ルカリオ「貴方は美しい。気をつけたほうがよい」

サーナイト「あら、口説いてらっしゃるの?」

他愛のない会話のはずだ。
しかし、妙に心がかきみだされるのは何故だ?

サーナイト「……ところで」

ルカリオ「はい?」

サーナイト「あなたはどなた?」

ルカリオ「……あっ」

サーナイト「初対面ですよね。わたくしたち」

くすくす。
口に手をあてて、笑う姿も上品だ。
というかしまった。吾輩としたことが……。






 ▼ 26 ノコ野郎◆GThDaauUQM 18/05/23 16:07:39 ID:6W78eWC6 [3/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
ルカリオ「失礼、吾輩はこういうものです」

サーナイト「……あら、探偵さん」

ルカリオ「お困りでしたら、いつでもどうぞ」

サーナイト「お仕事、でしたのね」

ルカリオ「はい。」

サーナイト「それではお別れですね」

ルカリオ「はい。それでは」

かの女性と別れ、6歩歩いた。

……いやいや、違う、違う!
くるりと振り返り、再び対面する。
かの女性はきょとんとしている。
……当然だろうな。

サーナイト「いかがなさいまして?」

ルカリオ「……仕事の方がおしまいになったので、ここからは趣味の領域です」

我ながらひどい理屈だ。

サーナイト「……ふふ、面白い方」

ルカリオ「面目ない」

サーナイト「……それで、どんなお話をしてくださいますの?」

ルカリオ「………」

考えていなかった。

 ▼ 27 ノコ野郎◆GThDaauUQM 18/05/23 19:25:38 ID:6W78eWC6 [4/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
警官「……で、結局雑談だけして帰ってきたんですか」

ルカリオ「ま、そういうことになる」

ここは我が城(家)。
我々はワインを楽しみながら談義しているところだ。

ルカリオ「結局、性感帯も見抜けず終いさ」

警官「珍しいこともあるもんだなぁ」

ルカリオ「かの女性について、何か知っているか?」

警官「サーナイトさんですか? 有名ですよ」

ルカリオ「有名?」

警官「なにせ、名家の一人娘ですからね!」

ルカリオ「一人娘……まさか丘の大地主の」

警官「ええ、ええ。泣く子も黙る大金持ち! その娘です。外出は少ないが、目撃者は一様に『美しい』と言うそうですよ」

ルカリオ「うん、吾輩もその一人だな」

警官「そうですね。ただ、神出鬼没で話しかけた人はいない、とか噂されてます」

ルカリオ「話しかけたが?」

警官「そうなんですよね……。すごいラッキーですよ」

ルカリオ「そうだったのか……」

警官「あ、チーズのおかわりお願いします」
 ▼ 28 ヤッキー@おはなのおこう 18/05/23 19:50:18 ID:HvabN2q. NGネーム登録 NGID登録 報告
なんか仲良くなってて草
支援
 ▼ 29 ノコ野郎◆GThDaauUQM 18/05/23 20:04:39 ID:nrhQzhqM NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
警官「本当、謎の多い女性ですよ」

ルカリオ「謎……そうか」

吾輩は急に立ち上がった。
そうせずにはいられなかったからだ。

警官「どうしました?」

ルカリオ「ずっと考えていた……。吾輩の心が乱れた原因を」

警官「へぇ、それってホレた」

ルカリオ「かの女性は、吾輩の愛する『謎』や『秘密』そのものなのだ!」

警官「なんです?」

ルカリオ「そうか、そうなのだ。吾輩が抱いていた感情は、財宝を手に入れんとするトレジャーハンターのそれだ!」

警官「ええ……」

ルカリオ「かの女性の『すべて』を我が物としたい……」

警官「あぶないあぶない」


ルカリオ「……よし」

警官「えっ」

ルカリオ「今日は飲むぞ。付き合え警官くん」

警官「えっ、なんの『よし』だったんですか、こわい」

ルカリオ「はっはっは」

警官「なにか企んでませんよね? 屋敷に侵入とかダメですからね?」

ルカリオ「はっはっは!」

警官「否定してくださいよ!」

こうして、夜はふけていった……。
 ▼ 30 ルミル@プラスパワー 18/05/23 21:15:21 ID:y0NMhb3w NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
語り口とテンポの良さがすばらしい
支援
 ▼ 31 クシー@はがねのジュエル 18/05/23 21:21:12 ID:LDZXCjcc NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 32 レキッド@モモンのみ 18/05/24 00:08:55 ID:mbzmGEDA NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 33 ノコ野郎◆GThDaauUQM 18/05/24 17:57:57 ID:iTnpkA52 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ごきげんよう。
ルカリオである。
あのあと、吾輩は難なく警官くんを酔い潰した。

そしてサーナイト嬢の邸宅に潜入すべく門の前までやってきたのである。


見張りリザード「うつら、うつら」

深夜までご苦労なことだ。
しかし、これでは意味ないな。
『しんそく』で抜けるとしよう。

シュッ

と、ついでに。

サワッ

リザード「ひゃぁっ」


リザード「え、あれ? 今だれか……気のせい?」


ルカリオ「ふふ、『背筋』、感度指数62。」

ひとりごとを言いつつ、庭の中へ。
庭と言っても、ちょっとした公園くらいはある。
うらやましい。
裏手に回ると、幸いにも一つの窓が空いていた。

さていよいよ屋敷の中へ……。
わくわくする。
 ▼ 34 イケンキ@おおきなキノコ 18/05/24 18:02:48 ID:91JTDVpo NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
レッドとコルニの作者さんなみの文才を感じる 支援
 ▼ 35 ノコ野郎◆GThDaauUQM 18/05/24 18:48:08 ID:iTnpkA52 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
屋敷に入った。
吾輩は当惑した。
ポケモンの多さに?
否。

ここの女性は皆、服を着ているのだ。
いわゆる『メイド服』を。

ポケモンにわざわざ服を着せるとは……。
ここの主人、なかなか業の者だな。

ポケモンに見つかる心配はない。
吾輩には『波導』という優秀なレーダーがあるからな。

しかし、このポケモンの多さではまともに動けない。
どうしたものか。

そういえば、この部屋はなぜ人が多いのか。
なぜ女性しかいないのか。

………。

なんだ、簡単なことだ。

ここは、更衣室だ。

そして、予備の服も沢山ある。
よし、次にやることは決まったな。
 ▼ 36 ーホー@にじいろのはね 18/05/24 20:06:05 ID:AZQZBsUU NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 37 ッカニン@きいろのバンダナ 18/05/24 20:59:47 ID:4jZ5w9RI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 38 ルシェン@じしゃく 18/05/25 01:52:29 ID:VczonziM NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 39 ニラン@あかのはなびら 18/05/25 12:16:17 ID:CepeEG.c NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 40 ノコ野郎◆GThDaauUQM 18/05/25 15:04:21 ID:LGNI.pR6 NGネーム登録 NGID登録 報告
スタスタ

アママイコ「あらモップなんて持って。今からお掃除?」

ルカリオ「はい。二階を少し」

アママイコ「うふふ、助かるなぁ」

ルカリオ「失礼いたしますわ」

スタスタ

アママイコ「……あれ、ルカリオのメイドなんていたっけ?」



皆、仕事に集中しているな。
よし、この隙にサーナイト嬢の部屋をつきとめよう。

ルカリオ「ふんふーん」

モップをかけつつ、部屋を確認。
右から順に、使用人、使用人、使用人……。

ダメだ。この一角はちがう。

廊下を順に……。
使用人、使用人、使用人、使用人……。
本当に多いな。


「おい、そこの」

う、しまった。
動きを止めてしまった。

ルカリオ「はい?」

グランブル「………」

この風格、態度……メイド長か?


グランブル「なんだい、そのモップがけ!」

ルカリオ「は、申し訳ありません」

グランブル「腰が入ってないよ。こうやって……」

まさか、腰を持たれるとは。
……これがサーナイト嬢ならば多少は興奮したかもしれない。

グランブル「それにアンタ、メイクもなってないね。ブラッシングもダメダメだ」

ルカリオ「申し訳ありません」

余計なお世話だ。
じろじろ見ないでくれ。女装なんだから。
 ▼ 41 ノコ野郎◆GThDaauUQM 18/05/25 16:55:46 ID:mNOOxPiA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
いらないレクチャーはしばらく続いた。

グランブル「ほら、もっと腰を落とす!」

周りのメイド達がくすくす笑っているところを見ると、たぶん名物なのだろう。

しかし、サーナイト嬢の部屋も、ここでのメイドとしての振る舞い方もわかった。
大きな収穫だ。

あとついでに、メイド長は『耳たぶ』が弱いこともわかった。
これは知らなくても良かった。

グランブル「よし、だいぶマシになった」

ルカリオ「ありがとうございます」

グランブル「あとでメイクも教えてあげるからね」

ルカリオ「勘弁してくれ」

グランブル「何か言った?」

ルカリオ「『感激してます』と申しましたわ」

ようやく解放された。
やれやれ、とんだ寄り道をしたものだ。
今すぐパイプを吸いたい。
 ▼ 42 イケンキ@タンガのみ 18/05/25 17:29:55 ID:pByloeGg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 43 ノコ野郎◆GThDaauUQM 18/05/25 23:49:21 ID:ktx9CMw2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ルカリオ「『ふくらはぎ』、『あしのうら』、『足の付け根』……」

掃除している間に、大半のメイドの性感帯は把握した。
服を着ていると少々わかりづらいが、吾輩に不可能はない。
この秘密をぶちまけたいが、それは我慢。
目立ってしまうからな。

さて、ついに本題だ。
誰も見ていない瞬間を見計らう。

そしてサーナイト嬢の部屋に入る!

作戦は、無事成功した。
しかし誤算があった。

部屋に入ると、明かりは消えていると思っていた。
サーナイト嬢は、すっかり寝ていると思っていた。
だが、明るかった。
起きていたのだ。

サーナイト「あら、こんばんは」

ルカリオ「……こんばんは」

サーナイト「不思議なお客さまね。ふふ」

ルカリオ「申し訳ございません、眠っていらっしゃるかと」

サーナイト「眠っていたら、どうするつもりでしたの?」

ルカリオ「少しお掃除を」

サーナイト「うふふ、本当はキスしたかったのではなくて?」

ルカリオ「じ、冗談はおやめください」

サーナイト「ふふ、ごめんなさい。お掃除してもよろしいわ」

……仕方ない。
掃除をしつつ、彼女を観察しよう。

………。

気持ちが落ち着かないのは、吾輩が女装だからだろうか?
というか、観察されているのは吾輩なのでは?

調子が狂うな……。

 ▼ 44 ツケラ@たいようのいし 18/05/26 00:33:16 ID:5uf//ufQ NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 45 ノココ@じゃくてんほけん 18/05/26 08:35:55 ID:s9L87zR2 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サーナイト嬢は、本を読んでいる。
ときおり、こちらを見る。
そのたびに吾輩はモップがけに集中しているフリをしなければならない。

サーナイト「うふふ」

なんとか、姿勢から探り出せないか?

サーナイト「面白い方」

ルカリオ「え?」

サーナイト「先ほどから、同じ所ばかり掃除していらっしゃるわ」

しまった。

ルカリオ「は、すみません。うっかりして」

うっかりとは、またチープな言い訳だ。

ルカリオ「それでは、あちらの方を」

サーナイト「そちらはもう、やっていらっしゃったけど?」

ルカリオ「……それでは、貴方の方を」


その距離、1メートルにも満たない。
体温と、波導と、香りを感じる。
これでは観察するにもやりづらい。
サーナイト嬢は、微笑んでいる。

サーナイト「面白い方。本当に」

ルカリオ「……さきほどから、貴方はそうおっしゃる」

サーナイト「ええ、だって」

ルカリオ「わたくし、いえ吾輩は少々疲れました」

サーナイト「やっぱり貴方でしたのね」

ルカリオ「やはりバレておりましたか」

サーナイト「お洋服、お似合いですよ」

ルカリオ「……どうも」
 ▼ 46 マナッツ@いかずちプレート 18/05/26 08:39:37 ID:n4zsJyO. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 47 ノコ野郎◆GThDaauUQM 18/05/26 14:04:05 ID:s9L87zR2 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ルカリオ「パイプを吸ってもよろしいか?」

サーナイト「ええ、どうぞ」

スカートからパイプを取りだし、火をつけた。

サーナイト「ふふ、面白い」

ルカリオ「貴方のおっしゃる『面白い』とは、吾輩の格好のことですかな?」

サーナイト「いいえ」

ルカリオ「では、部屋まで潜入してきたこと?」

サーナイト「いいえ」

ルカリオ「では……」


サーナイト「貴方、面白い『趣味』をお持ちですのね」

パイプが落ちる音がした。

サーナイト「わたくしの『性感帯』はお分かりになっていて?」

ルカリオ「なぜ、それを」

サーナイト「サーナイト族は心を読むことが出来ますので」

………。

ルカリオ「ふ、意地悪な方だ」

もう、笑うしかあるまい。
秘密を探るつもりが秘密を晒していたとは。
吾輩はパイプを持ち直した。

ルカリオ「いつからです?」

サーナイト「初対面から、かな」

なおさら笑いが込み上げてきた。
なんと滑稽なのだろう、吾輩は!

なんだか、パイプの味がしなくなってきた。
 ▼ 48 ガラグラージ@もうどくプレート 18/05/26 14:05:58 ID:JdfpCQxU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 49 ュウ@ナゾのみ 18/05/26 22:48:15 ID:DGqnqSQQ NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
しえん
 ▼ 50 リゴンZ@ポロックケース 18/05/26 23:37:52 ID:7znTOzXA NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 51 ズマオウ@ライブスーツ 18/05/26 23:47:52 ID:ftijyrd2 NGネーム登録 NGID登録 報告
支援するしかない
 ▼ 52 ジアイス@ジュカインナイト 18/05/27 00:24:14 ID:JqlRr8VA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 53 ィグダ@シルバースプレー 18/05/27 01:59:11 ID:R9WYFMd. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
面白い!支援!
 ▼ 54 トマル@ポフィンケース 18/05/27 16:25:07 ID:IxzCgVk2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
普通におもろい
支援
 ▼ 55 モネギ@ラッキーパンチ 18/05/27 16:37:10 ID:P5iAXrUM NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 56 ノコ野郎◆GThDaauUQM 18/05/27 21:51:01 ID:0/7PUutI [1/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ルカリオ「もはや、言い訳の余地はありませんな」

サーナイト「そうかしら」

ルカリオ「しかし、吾輩にも意地があります」

ここまできたら後には引けぬだろう。

ルカリオ「貴方の性感帯に、真っ向から挑みます」

サーナイト「うん、楽しみですわ」


サーナイト嬢は椅子に座っている。
吾輩は、舐めるように彼女を観察した。

……困難であるのは分かっていた。
性感帯を見抜けるのは自然体であってこそ。
無防備であってこそ。
この状況、サーナイト嬢は少しも隙を見せなかった。
それどころか、体を多少こわばらせてていた。
これでは……

ルカリオ「レディ、少しお顔が赤いようですな」

サーナイト「ええ、だって……」

頬に手をあてる彼女。

サーナイト「貴方の心の中が、わたくしで満たされておりますので」

………。

いかん、気を確かに持て!
この瞬間も彼女が心を覗いているのは必然。
これは読むか読まれるかの真剣勝負だ。
これ以上の乱心はまずい。
まずはパイプを拾おう。

ルカリオ「……わかりかけてきました。貴方の体のクセがね」

持ち直し、向き直る。

サーナイト「あら」

そうだ、少しずつだが吾輩は前進している。
秘密の足元に!

サーナイト「ひとつ、よろしいですか?」

ルカリオ「ム、なんです?」

サーナイト「貴方が、わたくしの性感帯をお当てするとします」

ルカリオ「ええ、そのつもりですよ」

サーナイト「その、『後』は……どうなさるおつもりなのですか?」
 ▼ 57 ノコ野郎◆GThDaauUQM 18/05/27 22:18:08 ID:0/7PUutI [2/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ルカリオ「……後?」

後。
後か……。
どういうことだろう?
つまり、そういうことなのだろうか?

ルカリオ「あっつっ」

パイプの灰が落ちた。

サーナイト「ふふ、お気になさらず。単なる好奇心ですわ」

ルカリオ「……吾輩と同じく、ですか?」

これが精一杯の返しである。

サーナイト「ええ、そうですわね」

もてあそばれているのか?
いや、もしかすると本気なのか?

サーナイト「ほら、まだ終わっておりませんわ」

彼女は、目の前で微笑んでいる。
吾輩には、彼女の真意がわからない。
わからないのだ。なにもかも。

吾輩の心が騒がしくなってきた頃だった。
部屋の外が騒がしくなり始めた。

サーナイト「なんでしょう、深夜だというのに……」

吾輩には、すぐに察しがついた。

ルカリオ「…警官くんか」

サーナイト「警官……警察ですの?」

ルカリオ「考えてもみてください。吾輩は不法侵入者です」

サーナイト「あ、確かに」

部屋の扉がノックされる。

ルカリオ「どうやら、お開きのようです」

サーナイト「それは……残念ですわ」

ルカリオ「それでは、失礼」

サーナイト「また、会ってくださいます?」

窓に掛けた足を、吾輩は止めた。

ルカリオ「ええ、借りは返しますとも」

そう、今夜の出来事は全てが『借り』だった。
吾輩は窓から闇夜に駆け出した。
 ▼ 58 ルノズク@インドメタシン 18/05/27 22:29:59 ID:cU.xv4wc NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 59 ノコ野郎◆GThDaauUQM 18/05/27 22:57:07 ID:0/7PUutI [3/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ごきげんよう。
吾輩はルカリオである。
吾輩は今、いつもの交番にいる。

警官「………」

ルカリオ「なあ、警官くん。吾輩の疑いは晴れたんだろう?」

警官「ええ、サーナイトさんのお蔭でね。全部、俺の早とちりってことになりましたよ。忌々しい」

ルカリオ「帰ってもよろしいか?」

警官「ダメです!」

彼がコーヒーカップを叩きつけた。

ルカリオ「おいおい何杯目だ? 胃に穴が空くぞ」

警官「飲まなきゃやってられないんですよ! 会わせたい人も来ないし……」

「やかましいのう、貴様ら」

ルカリオ「ム?」

ふと、入り口にポケモンが立っていた。
白髪混じりのルカリオだ。
このポケモンは吾輩も知っている。

ルカリオ「大地主、屋敷の主人、ルカリオ氏か」

主人「いかにも」

警官「あーっ、やっと来てくれた!」

主人「やかましいぞ」

警官「………」


警官「探偵殿、このお方ですよ。このお方が、あんたに会いたいと」

ルカリオ「なるほど」

警官「……なのに遅刻してきやがって……」

ルカリオ「おいおい、聞こえるぞ」

主人「というか、聞こえておるぞ」

警官「すみません、コーヒーをいれますね」



 ▼ 60 ノコ野郎◆GThDaauUQM 18/05/27 23:12:13 ID:0/7PUutI [4/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ルカリオ「で、話とは?」

主人「ウム、率直に言おうか」


主人「……その」

ルカリオ「率直にお願いしますよ」

主人「……娘の、サーナイトの、性感帯とはどこだ?」

警官「ぶふっ」

ルカリオ「警官くん、コーヒーを吹くな。気持ちはわかるが」

主人「勘違いしないでくれ。これは親の義務なのだ」

ルカリオ「ひどい義務もあったものですな」

主人「……娘は、わたしから離れていく」

ルカリオ「それは親の運命です」

主人「わかっている! だから、だからせめて」

ルカリオ「せめて、性感帯を?」

主人「そうだ」

警官「………」

ルカリオ「警官くん、手錠を構えるな。気持ちはわかるが」

 ▼ 61 ノコ野郎◆GThDaauUQM 18/05/27 23:24:53 ID:0/7PUutI [5/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ルカリオ「1日、時間をいただけますか」

主人「……分かった。頼むぞ」

警官「はい、じゃお帰りください」

ルカリオ「警官くん雑になるなよ。気持ちはわかるが」

主人「あ、すまん、最後に一つだけ」

ルカリオ「なんです?」

主人「メイド服を着てくれないか」

ルカリオ「……もう一度お願いします」

主人「メイド服を着てくれ」

警官「ふんッ!」

ルカリオ「警官くん壁に頭を叩きつけないでくれ。吾輩がそうしたい」

主人「いや……、グランブルが誉めていたのでな。それに、持ち帰っただろう?」

ルカリオ「……お断りしたら、訴えるでしょうな」

主人「もちろん」

ルカリオ「申し訳ない。服は自宅にありますので」

主人「わかった。付いていこう」

ルカリオ「……すまん警官くん、護衛を頼む」

警官「これは悪夢でしょうか」

ルカリオ「そうであってほしいよ。実に」

 ▼ 62 ノコ野郎◆GThDaauUQM 18/05/27 23:38:33 ID:0/7PUutI [6/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
吾輩は、ルカリオだ。
少々、奇妙なことになった。

ルカリオ「どうでしょうか?」

主人「おお……いいぞ……」

いつの間にカメラを構えている。
気持ち悪い。

警官「………」

なぜ、警官くんまで見つめているのだ?

主人「男っぽい仕草のメイド服……う、新しい扉が」

閉じろ、今すぐ閉じろ。

ルカリオ「……パイプを吸っても?」

主人「構わん! むしろ!」

シャッター音がここまで耳障りなのは今日が初めてだ。

主人「もっとこう……寝そべる感じで!」

帰りたい。
ああ、ここが家だった。

そして二時間後。

主人「うむ、満足だ」

警官「……ありがとうございました」

ルカリオ「二度とやりません」

謝礼金を置いて、ルカリオ氏は帰っていった。
 ▼ 63 シデ@イナズマカセット 18/05/27 23:42:41 ID:5M9y0pgI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
しぇん
 ▼ 64 ージュラ@イバンのみ 18/05/27 23:48:49 ID:uys76dAs NGネーム登録 NGID登録 報告
警官とルカリオのやりとりすこ
 ▼ 65 ノコ野郎◆GThDaauUQM 18/05/28 00:07:21 ID:iOfEzECY [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ルカリオ「さ、厄介者も消えた所で」

警官「あ、脱いじゃうんすね」

ルカリオ「当たり前だ」

警官「結局、引き受けちゃいましたね」

ルカリオ「ま、もとより暴くつもりだったがな」

警官「聞き捨てなりませんね」

ルカリオ「実はサーナイト嬢本人も乗り気なのだ」

警官「えっ」

ルカリオ「驚いたか? 彼女、案外悪魔かもしれんぞ」

警官「う、嘘でしょ? 昨日はあんなにおとなしく聴取を」

ルカリオ「フ、もてあそばれたのだな」

ふと、警官くんの動きが止まった。

警官「……合意のうえでなら?」

ルカリオ「どうした?」

警官くんが向き直る。

警官「正直なところ、俺も知りたいんです」

ルカリオ「ほう、警官である君が?」

警官「だって! あんなに可愛い方の、その」

ルカリオ「はっはっは、そうかそうか!」

しょぼくれる警官くんの肩を叩いた。

警官「俺、警官失格かなあ」

ルカリオ「落ち着け。男子たるものそれでこそ正常さ。さあ、ワインを開けよう」

警官「……ありがとうございます」

 ▼ 66 マシュ@ノーマルジュエル 18/05/28 00:07:47 ID:/xb60bAg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 67 ンバル@ホズのみ 18/05/28 00:20:29 ID:/6Q4aRqA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
どうやら我輩も魅力された様だ...支援Z
 ▼ 68 ノコ野郎◆GThDaauUQM 18/05/28 00:29:41 ID:iOfEzECY [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ワインは異様な速さで消費された。

警官「でもねぇ、探偵どの? サーナイトさんのかわいさは……」

ルカリオ「おやおや、ものの数十分しか話したことのない君が、彼女の魅力を語るとはねぇ」

警官「じゃ、あんたはどうなんです?」

ルカリオ「フフ、合計、四十分だ」

警官「うわぁ、いいなぁ」

警官くんがチーズをほうり込み、むせた。

警官「でも、探偵どの? そんだけ会話して、何もわからなかったんです?」

ルカリオ「失敬な、吾輩を見くびるなよ」

警官「え、じゃあ何か?」


ルカリオ「………」

警官「探偵どの?」

ルカリオ「そうだ……ひとつだけ、あった」

酔いが覚めていくのを感じる。

ルカリオ「一度、吾輩はたどり着いたのだ。結論に。」

警官「へえ、それじゃあ」

ルカリオ「しかしその結論は、結局『思い過ごし』だとした」

警官「思い過ごし?」

ルカリオ「フ、当然のことさ。」

警官「詳しく話してくださいよ」

ルカリオ「君には、感度指数のことは話してあったね」

警官「ああ、あのヘンテコな」

ルカリオ「彼女の感度指数は、『201』だった」
 ▼ 69 ノコ野郎◆GThDaauUQM 18/05/28 00:46:41 ID:iOfEzECY [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
警官「201?」

ルカリオ「一般的に、平均が60、媚薬注入時が122と言われるな」

警官「え、待ってくださいよ。それじゃ201って」

ルカリオ「ああ。風が吹けば絶頂するような感度だ」

警官「……間違いでしょう」

ルカリオ「そう思うのが自然だろう? だが、今までに計算が狂ったことなど無かったのだ」

警官「……もし、もし本当だとしたら?」

ルカリオ「彼女は、常に快感を感じながら、会話していたことになる。それも、立っていられぬような快感」

警官「そんな、そんな風には見えない……」

ルカリオ「ああ。だから吾輩も『思い過ごし』と考えた」

警官「そんなの……そんなの……!」


警官「エ、エロすぎるっ!」

ルカリオ「うん。性的だ」

警官「なんなんです、あの方は? どうして、どうして?」

ルカリオ「そうなのだ。彼女には『どうして』が絶えない。しかも、もしかすると真実こそが一番、謎かもしれない。」

警官「まさに、『彼女が謎そのもの』……」

ルカリオ「ああ。だからこそ解明したい。だからこそ」


ルカリオ「吾輩は、彼女に心底惚れてしまった」
 ▼ 70 ルディオ@クラボのみ 18/05/28 02:17:00 ID:ovZvwa2Y NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 71 ガガルーラ@ローラースケート 18/05/29 19:05:22 ID:9sSt5CQw NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 72 ゲボウズ@ほのおのジュエル 18/05/29 19:32:01 ID:Az5R4Xtg NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 73 ャビー系列◆hNaN8CK1MM 18/05/29 19:33:22 ID:jKgrpXNY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 74 ギギシリ@みどりのバンダナ 18/05/30 17:22:34 ID:tLUvhapQ NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 75 ノコ野郎◆GThDaauUQM 18/05/30 22:21:30 ID:WZWKRnrE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
警官「そういえばなんで、感度指数がわかって性感帯の位置がわからないんですか?」

ルカリオ「そうだな、説明しておこうか」


ルカリオ「感度指数の計算には2つの数値を用いる」

警官「2つ?」

ルカリオ「患部指数と全体指数さ。要するに性感帯の感度と平均的な感度の2つだ」

警官「サーナイトさんは、全体指数で見たんですか?」

ルカリオ「そう、クセなどから割り出せたからな。だがあくまで平均だ」

警官「……つまり?」

ルカリオ「まだ上がる可能性がある」

警官「ゴクリ……」

ルカリオ「我々は、なんとしても彼女の秘密を暴かなければならん」

警官「はい!」

ルカリオ「さあ、作戦を練ろうか」
 ▼ 76 ノコ野郎◆GThDaauUQM 18/05/31 08:07:58 ID:HoQUboFc [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
おはようございます。
俺です、ルカリオです。警官の方のです。

俺は今サーナイトさんのご自宅の前に。
探偵殿いわく

ルカリオ「君の警察としての職権を活用して、情報を聞き出してくれたまえ」

それ、活用じゃなくて乱用です!
そんなんできるわけ無いので、とりあえずカフェにでもお誘いしてお話をしようとそういう次第です。



サーナイト「ふふ、警官さんからのお呼び出しだなんて。」

警官「ご協力感謝します」

以外にすんなり呼び出せたなぁ。

サーナイト「わたくし、逮捕されてしまうのかしら?」

警官「え」


警官「い、いえ、今日は私用ですので」

サーナイト「あら……」

意味ありげに首をかしげ、微笑んでいる……。
なんかいちいちドキドキする……。

サーナイト「それでは、貴方にゲットされてしまうのかしら?」

警官「……」


警官「えっ」

どういうことだ、つまり、これは俺がデートに誘いたいと思われてるのかな?
そういえば心を読めるんだっけ、もしかして俺の深層心理……いやそんなありえ……なくない。
というかこの状況が既に半分デートなのでは?

サーナイト「ふふ、冗談ですわ」

警官「……な」

警官「なんだ……冗談ですかぁ……」

ホッとしたような、少し悲しいような。

店員「お待たせしました、コーヒーと紅茶でございます」

サーナイト「ありがとうございます」

横顔もいいな。
あ、俺もお礼を言わなきゃ。

警官「おつかれさまです」

 ▼ 77 ノコ野郎◆GThDaauUQM 18/05/31 08:48:19 ID:HoQUboFc [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
サーナイト「おいしいですか? コーヒー」

警官「ええそりゃ、ここのブラックは最高です!」

サーナイト「いいなぁ、わたくしブラックが飲めないんです」

警官「あ、それは……残念です」

コーヒーに目を落とすとなんだか気の抜けた顔があった。

サーナイト「ふふっ」

ルカリオ「な、なにか?」

何か変だったかな?

サーナイト「あなたって……まるでイワンコみたいですのね」


ルカリオ「い、イワンコ」

サーナイト「さきほどから、落ち込むとお耳が垂れたり、嬉しいとしっぽを振ったり……」

ルカリオ「え」

サーナイト「それでは心を読まなくてもわかってしまいますよ?」

ルカリオ「わ、わかって……?」

サーナイト「ほら、またです。お耳が」

そ、そんなの、どうすればいいんだ!

ルカリオ「あわわ」

サーナイト「ふふ、素直で可愛らしい方」

か、可愛い……?
俺、ペットと同列に見られてる……?


店員「こちら、めざめるプリンでございます」

サーナイト「ありがとうございます。……警官さん?」

ルカリオ「………」ブンブン

サーナイト「わ、すごいしっぽが」


 ▼ 78 ノコ野郎◆GThDaauUQM 18/05/31 09:07:38 ID:HoQUboFc [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
……所変わらず。
吾輩だ、ルカリオである。探偵の方のな。

少々、いやだいぶ奇妙なことになっている。
警官くんの動向を観察していたはずなのだが……

サーナイト「お手?」

警官「わんっ」

サーナイト「……おかわり?」

警官「へっへっ」

あれではまるきり愛玩動物だ。
まるで男としての尊厳が無い。
……サーナイト嬢も楽しんでいるようだ。


警官「ハッ」

む、正気に戻った。

警官「な、何をさせるんで」

サーナイト「良くできました」ナデナデ

警官「あっ」


警官「くぅん……」

だめだありゃ。
 ▼ 79 ノコ野郎◆GThDaauUQM 18/05/31 16:30:33 ID:do9WR7qE NGネーム登録 NGID登録 報告
ルカリオ「ごきげんようレディ」

サーナイト「あら、いらしたのね」

警官「たた探偵殿どうしてここに」

ルカリオ「君がふがいないからだぞ」

警官「これは違うんであっ、そこ、弱いんです……」

『右前側のふさ』を撫でられている。
ふむ。

サーナイト「ふふふ、なんだかなつかれてしまいました」ナデナデ

警官「あへへ……」

ルカリオ「『手なずけた』の間違いでは?」

サーナイト「ところで、貴方はどうして?」

ルカリオ「少し、違う視点から貴方を観察する必要がありまして」

警官「へへ……」

サーナイト「へえ、なら最初からいらしたんですね」

ルカリオ「すみません、失礼な真似をお許しください」

サーナイト「いいえ」

警官「ぐるるぅ」

ルカリオ「うるさいぞ警官くんっ! レディも撫でるのをおやめください!」

サーナイト「あ、すみません。楽しくて」

サーナイト嬢の手が警官くんから離れる。

ルカリオ「あっ、止めちゃうんですか……?」

ルカリオ「君は少し黙っていたまえ」




 ▼ 80 ンドロス@こううんのおこう 18/05/31 16:52:27 ID:0GdQHq06 NGネーム登録 NGID登録 報告
俺もルカリオ手懐けたい
 ▼ 81 バイト@エレクトロメモリ 18/05/31 16:54:43 ID:hgvFppnk NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 82 ハッサム◆WMQOJecpdc 18/05/31 17:48:42 ID:lmU6LRZk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シエンZ
 ▼ 83 リジオン@あさせのかいがら 18/06/02 23:13:22 ID:6lskw5bQ NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 84 ポッコ@イアのみ 18/06/03 01:22:20 ID:KlCSu8fU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 85 ノコ野郎◆GThDaauUQM 18/06/03 18:20:39 ID:5U7sTxbg NGネーム登録 NGID登録 報告
サーナイト「それで……結論は出まして?」

ルカリオ「そうですな、見当はつきました」

サーナイト「あら………」

ぽっ、とサーナイト嬢の顔が赤くなる。
警官くんの鼻息も荒くなる。
君、退化しすぎではないか?

サーナイト「では場所を移りましょう? ここだと少し……恥ずかしいです」

ルカリオ「そうですか。では?」

サーナイト「わたくしの部屋がよろしいかと」


かくして、吾輩たちはあの屋敷にやって来た。

リザード「お通りください!」

ルカリオ(ごくろう、『背筋』くん)

吾輩は心の中でほくそえんだ。


そして、正面玄関の前へ。
なるほど、これは立派だ。

サーナイト「ところで、警官さん?」

警官「は、はい!」

サーナイト「あなたはここで待っていてくださる?」

警官「えっ!?」

サーナイト「これ、あなたにプレゼントです。似合うと思いますわ」

警官「……く、首輪」

おいおい尾を振るな。

サーナイト「お行儀よく、おすわりして待っていてくださいね」

警官「わんっ!」

サーナイト「さあ参りましょう」

ルカリオ「それでいいのか警官くん……」
 ▼ 86 キジカ@ぼうけんノート 18/06/03 18:21:49 ID:tAq6Rvc6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
おっ支援

 ▼ 87 ンチュラ@ちからのハチマキ 18/06/03 19:40:34 ID:KDsbUkmk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
しえーん
 ▼ 88 ガハッサム@はっきんだま 18/06/03 19:41:45 ID:0LL2.ydM NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シエーン!
 ▼ 89 ノコ野郎◆GThDaauUQM 18/06/04 01:20:37 ID:fVry1vlo [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
扉を通りホールを抜け階段で二階へ。
知っている顔がちらほら見える。

主人「おおサナ! どこへいってたんだ心配したんだぞ! ほら新しい服も」

サーナイト「お父様、今はひっこんでて」

主人「………はい」

一撃にして地主殿がしょげた。
彼女、強い。

サーナイト「さ、こちらです」

ルカリオ「うむ」

サーナイト嬢の部屋へと入る。
後ろから恨めしい視線を感じたが気にしない。

サーナイト「紅茶はお飲みになります?」

ルカリオ「うむ、たまにはいいな」

サーナイト「では、お持ちいた……あら」

グランブル「紅茶でございます」

サーナイト「うふふ、ありがとう」

ルカリオ「5秒と経たずに……彼女は超人か?」

サーナイト「さあ? いつも気を利かせてくれます」

サーナイト嬢がソファに腰かける。
妙に見せつけるような動き………な気がする。

サーナイト「さ、お飲みになって」

ルカリオ「うむ」

ムゥ、さすがに美味いな。

サーナイト嬢も味わって飲んでいる。
その目線がちらちらとこちらを見ている………気がする。

……そろそろ参ろうか。
 ▼ 90 ノコ野郎◆GThDaauUQM 18/06/04 09:21:51 ID:fVry1vlo [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
ルカリオ「結局、吾輩は一人にされてしまいましたな」

サーナイト「あら、2対1を仕組むつもりでしたの?」

ルカリオ「いいえ、もとよりこのつもりでしたよ」

サーナイト嬢は微笑む。
彼女の微笑みはいつも、まるで全てを見透かすかのようだ。

ルカリオ「さて、では借りを返すとしますか」

サーナイト「……いよいよですのね」

ルカリオ「ええ。色々ありましたが、同じ部屋、同じ二人、結局は昨日と全く同じだ」

サーナイト「………ええ」

ルカリオ「………」

サーナイト「まだ確信には至らない点も。ですよね?」

ルカリオ「……かないませんな」

そうだ。吾輩は現時点でなお、彼女の性感帯に確信が持てていない。
吾輩の心が乱されているから、という可能性はこの際考えない。

サーナイト「……では、失礼して一つ提案を」

ルカリオ「ほう」

サーナイト「実を申しますと、わたくし興味が出てしまいました」

ルカリオ「というと?」

サーナイト「……性感帯当てに、ですわ」

サーナイト嬢の顔の赤みがほんのり強まる。

ルカリオ「貴方は何をおっしゃりたい?」

サーナイト「『直接』当てあいをしませんこと?」

パイプが、音を立てて潰れた。
吾輩が潰したようだ。
 ▼ 91 ノコ野郎◆GThDaauUQM 18/06/04 09:29:25 ID:fVry1vlo [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
サーナイト「お、お怒りになりましたか?」

ルカリオ「イヤ失敬。しかしいい加減にしてほしい」

サーナイト嬢に詰め寄る。

ルカリオ「貴方は男の心を弄ぶにも程がある」

サーナイト「……では」

ルカリオ「そして、吾輩とて『男』です」

サーナイト「……きゃ!」

彼女を、サーナイト嬢を、ベッドに押し倒す。

ルカリオ「引き受けましょう、その挑戦。そして気を付けたまえ。男とは皆『オオカミ』なのですよ」

サーナイト「ふ、ふふ、貴方が言うと説得力ありますわ……」

口づけをしようと顔を近づけた。
その吾輩の唇に、彼女は手を当てた。

サーナイト「ダメ。真剣勝負ですわ」

ルカリオ「……よろしいでしょう」

ひとかけらの理性をなんとかつなぎ止め、吾輩は彼女の体に手を伸ばした。

 ▼ 92 ケンカニ@ウルトラボール 18/06/04 09:57:00 ID:nsUh7gsQ NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
えーと、まぞ・・・
 ▼ 93 ジュマル@サイコシード 18/06/04 11:05:25 ID:tj17.DEI NGネーム登録 NGID登録 報告
(うわ。
 ▼ 94 メパト@プレシャスボール 18/06/04 19:52:32 ID:ackaR.k6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 95 コリザル@ポイズンメモリ 18/06/05 01:21:16 ID:Xb.sTtY. NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 96 チム@バグメモリ 18/06/06 01:18:06 ID:fqVnWSL. NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 97 ーデリア@トレジャーメール 18/06/06 02:06:08 ID:Zf23LCwE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 98 メモース@バグメモリ 18/06/08 00:08:57 ID:1H8/BI0M NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 99 ノコ野郎◆GThDaauUQM 18/06/08 08:13:38 ID:zFhpCXh6 [1/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
サーナイト「んっ、ふ、ぁあ………」

なめらかな、まるで絹のような。
そして壊れ物のように、敏感だ。

ルカリオ「はぁ……はぁ……っ」

サーナイト嬢の指が首筋をつたう。
吾輩も反応を隠しきれていないだろう。

はたから見れば、これは情事だ。紛れもなく。
今、吾輩を留めているものはなんだろう?
プライド、理性……なんと脆弱な。
吹けば飛ぶ。

事実、触る度に彼女が悦ぶのは幸福であるし、彼女は吾輩をいとおしげにくすぐる。

サーナイト「ん、ルカリオさん……」

ルカリオ「!」

しかしなぜだろう。
彼女はスキだらけでありそうで、全くスキがないようにも思える。
今も心を読んでいるのだろうか。

ルカリオ「……次は内股を失礼」

サーナイト「んっく……ん……っ!」

そして、敏感すぎるのも考えものだ。
どこを触っても悦んでしまい、性感帯の位置がぼやけてしまう。割り出せない。
そして何より、いちいち吾輩の心を大きく揺さぶる。
 ▼ 100 ノコ野郎◆GThDaauUQM 18/06/08 18:57:27 ID:zFhpCXh6 [2/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
しかし、なぜここまでわからないのか?
見えぬ場所、可能性を消した場所、すべてを考慮しなおし……
ふと思い当たった。

ルカリオ「レディ、キスをさせてくれ」

サーナイト「もう、先ほども……」

ルカリオ「必要なのです」

サーナイト「……!」

サーナイト嬢が、身をきゅっと固くした。
いい知らせだ。
吾輩は顔を近づけた。

サーナイト「ま、待って、わたくし、その……」

ルカリオ「まだ何か?」

サーナイト「えっと………」


サーナイト「紅茶、そう紅茶の香りが……」

らしくない、可愛らしい言い訳だ。

ルカリオ「むしろ素敵です」

サーナイト「そんな……んむっ!?」

ルカリオ「ん……」

サーナイト「んぅ………」

まな板の上のコイキング。
彼女の息づかいはまさにそんな様子だった。

さて、舌を入れて反応を見るとするか。

サーナイト「んっ、んふ、ふひゅっ!」

体をのけぞらせた。
今までのどの刺激より反応している。
思わず笑みがこぼれる。
まちがいない。

サーナイト嬢の性感帯は『舌の裏側』だった。


ルカリオ「んっ、ふ………!」

吾輩の耳の先端に指が触れた。
どうやら見破られたようだ。
だがもう遅い。

吾輩の勝ちだ。
 ▼ 101 ノコ野郎◆GThDaauUQM 18/06/08 19:16:01 ID:zFhpCXh6 [3/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
サーナイト「んふぃっ、んぁ……!」

ルカリオ「ん……」

勝利の余韻を楽しむように、じっくりと彼女の弱点を弄ぶ。
既に、限界なのだろう?

ルカリオ「……♪」

背筋が、ぞく、ぞくとした。

サーナイト「ふぁ、んんぅぅ……!!」

彼女が体を抱き寄せる。
彼女が初めて見せた、衝動。

このまま……



………焦げ臭い?

ルカリオ「!!」バッ

火だ。
カーペットから火が出ている。
なぜ………?


あ、パイプか。
 ▼ 102 ノコ野郎◆GThDaauUQM 18/06/08 19:17:59 ID:zFhpCXh6 [4/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
サーナイト「けほっ、煙が……!」

ルカリオ「い、今消し」ガバッ


グランブル「お嬢様!」バタンッ
主人「サナァ!!!」


ルカリオ「……あ」

グランブル「……あれ?」

主人「何をしておるのだ、ベッドで?」

ルカリオ「いや、違うのだこれは!」

サーナイト「………(呆然)」

ルカリオ「サーナイト! 説明してくれっ」

主人「貴様、気安く名を……!」

グランブル「それより火を!!」バサバサ


警官「サーナイトさん! 我慢できませんでしたぁ!」バァン

ルカリオ「なっ」

警官「え、なにこれは」


このまま……何だったかな?
それどころじゃなくなってしまった。



 ▼ 103 ドラン♂@きょうせいギプス 18/06/08 19:27:26 ID:CHQCCRoU [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 104 ャオニクス@きせきのタネ 18/06/08 22:40:31 ID:TdA/4oDY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 105 トウモリ@ブレイズカセット 18/06/08 22:43:14 ID:CHQCCRoU [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 106 ブルモ@ミアレガレット 18/06/10 14:41:22 ID:MvbMtEwA NGネーム登録 NGID登録 報告
その後、消防隊を呼ぶこともなく火は鎮火された。

そして吾輩と警官くんは追い出された。

主人「二度と顔を見せるな!」

だそうだ。
吾輩はともかく、警官くんは気の毒である。

(警官くんはまだ愚痴を言っていたが)我々は去ろうとした。
その時、サーナイト嬢が走り寄ってきた。

ルカリオ「レディ、何を」

そう言う間もなく、

「ちゅっ」

彼女は吾輩の頬にキスを。
そして唇を離し、いつものように微笑む。

サーナイト「また会いましょう?」

ルカリオ「……ええ」

唖然とする主人を横目に、彼女は邸内へ戻っていった。

吾輩も、愕然とする警官くんの肩を叩き我が城の方向へ歩き出す。

我が城に『妃』を迎える日も遠くないかもしれない。
今夜のワインは一段と美味そうだ。

「探偵殿ぉー!」

後ろの足音が近づいてきた。
吾輩は気にせずに歩き続けた。

 ▼ 108 ジアイス@ぎんいろのはね 18/06/10 17:42:19 ID:ZDMQu0OI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
普通に支援
 ▼ 109 ノコ野郎◆GThDaauUQM 18/06/11 16:06:35 ID:JRKAakZU [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
ニューラ「ヘンタイッ!」

パァンッ……



警官「ほんと懲りませんよね」

ルカリオ「まあな」

警官「誉めてません」

ごきげんよう。
ルカリオである。
吾輩は今、いつも通り交番にいる。
警官くんもいつも通りだ。

……ある一点を除いて。

ルカリオ「ところで、外さないのか? それ」

警官「え?」

吾輩が指差した先、警官くんの首元には、赤い首輪が付けっぱなしになっていた。

警官「ああ、外しませんよ。サーナイトさんへの忠誠の証ですから」

ルカリオ「そうか」

こいつ……まともなやつだったはずなのになぁ。
コーヒーが苦い。

警官「確かに……探偵殿とサーナイトさんはいい感じっぽいです。……でも!」

警官「俺は……サーナイトさんのそばにいられれば……それで」

ルカリオ「……警官くん」

なんだ、吾輩の誤解だったようだ。
純粋ないい男であることは変わりないのだな。

警官「いやむしろ、いっそ! ペットでもいい! がいい!」

ルカリオ「警官くん」

前言撤回。
こいつは汚れている。
残っていたコーヒーをいっき飲みし、むせそうになった。
 ▼ 110 マクロー@つきのふえ 18/06/11 16:08:57 ID:B7nM9KiU [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 111 ノコ野郎◆GThDaauUQM 18/06/11 16:34:26 ID:JRKAakZU [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
警官「それにしても、まだかなぁ」

ルカリオ「確かに遅いな」

ところで吾輩は、ただしょっぴかれた訳ではない。
今回は、主人殿に呼び出されてもいるのだ。
ただ肝心の主人殿が来ない。


突如。
交番に駆け込んできた男がいた。

ルカリオ「……主人殿?」

主人「はぁ、ぜぇ」

警官「そんなに慌てて、というかその大荷物」

主人殿は、なんかいろいろはみ出ているスーツケースを持っていた。

ルカリオ「いったい何が」

主人「いなくなった」

警官「えっ」

主人「サナがいなくなった!!」

主人殿が突き出したのは、紙切れ。
そこには

『隣国に旅にでます 探さないでください♥ ――サーナイト』

ルカリオ「なんだって」

警官「そんな!」

主人「だから追うぞ、貴様らとわしでだ!」


警官「え」

主人「どう考えても原因は貴様らだろうが!! さあ今から行くぞ」

ルカリオ「いやはや」

警官「俺、仕事が」

主人「そんなんとっくに暇を出させたわ、さあ行くぞ」

警官「え゛」

暇を出すとは、クビにすることである。

抗議の暇すら無く、我々は空港に連行された。
 ▼ 112 ツボット@ももぼんぐり 18/06/11 16:55:12 ID:w48MqB4I [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
あげ
 ▼ 113 ノガッサ@チーゴのみ 18/06/11 16:55:35 ID:w48MqB4I [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>112
ミス。支援
 ▼ 114 ノコ野郎◆GThDaauUQM 18/06/11 17:25:12 ID:JRKAakZU [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
……ここは、ボーマンダ便の中。
客車は多少揺れるものの快適だ。

吾輩の横には、すっかりやつれた警官くんと、眠りこける主人殿がいる。

主人殿は飛行便にのる前、一通の手紙を渡した。

主人「なぜかサナから貴様宛てに手紙がある。

ルカリオ「サーナイトから?」

主人「ああそうだ、忌々しい。勝手に読んどれ」

渡した、と言うには少し乱暴だった。

そういえば、警官くんには角切りのオボンの実が与えられていたな。
そんなことを思い出しつつ、吾輩は便内にて手紙を開いた。

『探偵さんへ』

……他愛のない部分は省略。

『あなたはとても素敵な……好奇心をお持ちです』

好奇心?

『わたくしは慢心しておりました。読心があれば、勝負事に負けることはない、勝負を楽しめる、と』

ウム、彼女は実際楽しんでいた。

『わたくし、もっと広い世界を見ます。そうしてまたお会いしましょう』

旅、か。
サーナイトにとっては新鮮なものなのだろうな。

『……でも、追ってきても構いませんよ? というか、お父様のことだから、もう巻き込まれているかもしれませんね』

……ご明察。

『探偵さん。かならず、かならずリベンジいたします』


ルカリオ「………探偵さん、か」

吾輩は手紙を閉じた。
 ▼ 115 ノコ野郎◆GThDaauUQM 18/06/11 21:32:19 ID:/pUkpBKk [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サーナイト……君は本当に心を惑わせるのが上手だ。

横でオボンの実をつまむ警官くん。
……それでようやく命を繋いでいるようだ。

その横でグランブルから紅茶をもらう主人殿。
……あのメイド長、いつ現れたのだ?

そして、吾輩。
……正直、ハートを射止めたものとばかり考えていた。

ここにいる三体のルカリオは皆、君に惑わされているのだ。
大したものだよ、本当に。

パイプを吸おうとして、禁煙であることに気づいた。
……これは厳しい旅になりそうだ。

ルカリオ「おい警官くん、生きてるか?」

警官「え、ええなんとかね」

そういいつつ、オボンの実は底をつきかけていた。

ルカリオ「……ところで、君にもチャンスはあるのだよ?」

警官「?」

ルカリオ「もちろん、サーナイト嬢のことさ」

警官「!!」

ルカリオ「吾輩は半分振られたようなものだ。ま、競争と行こうじゃないか」

主人「おい、くだらんことを言うな! あれはわしだけの娘だぞ」

ルカリオ「おやおや、親馬鹿が過ぎますよ父上」

警官「そうですよご主人様」

主人「やめろ気色悪い!」

こうして我々は、たった一人の女性を追いかけに隣国へと旅立つ。
端からみれば我々は異常だろうか?
だが、魔性の女とはそういうものだ。
恋とはそういうものだ。

スチュワーデスが飲み物を運んできた。
おや、コーヒーがあるじゃないか。
この旅もそれほど悪くはなさそうだな。


………まずいコーヒーだ。

窓の外の雲は何の異常もなく、我々の周りを流れていくのであった。

【完】
 ▼ 116 テノ@きかいのぶひん 18/06/11 21:33:12 ID:dpu.A6nM NGネーム登録 NGID登録 報告
乙!
 ▼ 117 ァイアロー@ノーマルジュエル 18/06/11 21:39:21 ID:E.WYSKbc NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

面白かったよ
 ▼ 118 レビィ@たべのこし 18/06/11 21:42:25 ID:.dOUENBM NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
乙でした
続編の予感……
 ▼ 119 ノコ野郎◆GThDaauUQM 18/06/11 21:56:43 ID:/pUkpBKk [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
短くないSS(ショートストーリー)ってなんて言うんですか? MS(ミジカクナイストーリー)?

下らないことはオイテオイテ。
ここまでありがとうございました。
続編は多分書きます。
気長にお待ちいただければ幸いです……。
 ▼ 120 リゴン@ミクルのみ 18/06/11 22:06:33 ID:VMrgOLTA NGネーム登録 NGID登録 報告
やった続編期待
 ▼ 121 グロコ@りゅうのウロコ 18/06/11 22:16:47 ID:X9eYZ6As NGネーム登録 NGID登録 報告
乙&支援
 ▼ 122 カンプー@ハバンのみ 18/06/11 22:22:04 ID:st2MLZRg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
おつー
 ▼ 123 ラエナ@イアのみ 18/06/11 22:24:20 ID:B7nM9KiU [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
乙!
 ▼ 124 レッグル@エレキシード 18/06/11 22:24:53 ID:Hfkwv2hg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>119
Side Story
二次創作

乙 です
 ▼ 125 ノコ野郎◆GThDaauUQM 18/06/11 22:30:54 ID:/pUkpBKk [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>124
初めて知った(無知)
ありがとうございます
 ▼ 126 シャーモ@ホズのみ 18/06/13 01:20:08 ID:5Duwz1yk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
乙!続編期待!
 ▼ 127 ジロン@ぼうごパッド 18/06/13 02:02:51 ID:zBPM4Gqs NGネーム登録 NGID登録 報告
 ▼ 128 ノココ@ゴツゴツメット 18/06/13 02:11:32 ID:hItw82h6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 ▼ 129 ンギラス@クリティカット 18/06/23 01:11:36 ID:wBqgV4t6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
続編始まってる?
  ▲  |  全表示129   | << 前100 | 次  |  履歴   |   スレを履歴ページに追加  | 個人設定 |  ▲      
                  スレ一覧                  
荒らしや削除されたレスには反応しないでください。
書込エラーが毎回起きる方はこちらからID発行申請をお願いします。(リンク先は初回訪問云々ありますがこの部分は無視して下さい)

. 書き込み前に、利用規約を確認して下さい。
レス番のリンクをクリックで返信が出来ます。
その他にも色々な機能があるので詳しくは、掲示板の機能を確認して下さい。
荒らしや煽りはスルーして下さい。荒らしに反応している人も荒らし同様対処します。




面白いスレはネタ投稿お願いします!
(消えた画像の復旧依頼は、問い合わせフォームからお願いします。)
スレ名とURLをコピー(クリックした時点でコピーされます。)
新着レス▼