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【スワップSS】ネモ 「ナンジャモが生徒会役員のメンバーに!?」

 ▼ 1 ーム太郎◆PvZ4zrxc0A 23/04/16 12:11:11 ID:/Izg02kg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ネモ 「わたし何にも聞いてないですよ!」

クラベル 「驚くのも無理はないですね、私だって驚きました」

ネモ 「なぜナンジャモが生徒会役員になろうとしてるんですか?」

クラベル 「この前の生配信のお返しとしてアカデミーに貢献したいからと言ってました。」

ネモ 「わかりました」

一方その頃ナンジャモは...

ナンジャモ 「皆の者、ジェントルさんから校長室に呼ばれたからいってくるね!」

コメント 「いってらっしゃい!」 「生徒会活動頑張って」

ナンジャモは校長室のドアをノックした!

クラベル 「どうぞお入りください」

ナンジャモ 「失礼します!」

クラベル 「来ましたね、早速聞きたいことがあります、ナンジャモさんは生徒会活動をしたことがありますか?」

ナンジャモ 「ボク生徒会とかやったことないので説明してください!」

ネモ 「じゃあわたしとクラベル先生で説明するね!」

ナンジャモ 「おぉ〜! 2人とも親切だね、説明ヨロシク!」
 ▼ 29 77uL6pC9U2 23/05/05 19:03:45 ID:pk4.ZVLE [1/24] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
◇◇


 ――あれから3日が経った。
 ライブ配信を時折交えつつ、ナンジャモのドタバタハスクールライフは終わりに近づきつつある。

「おはこんハロチャオ〜! 皆の目玉をエレキネット、ナニモンなんじゃ? ナンジャモでーすっ!」
 
『キタキタ!』
『制服とはもうお別れか〜』
『おはこんハロチャオ〜』

 いつも通りの挨拶。いつも通りのコメントの群れ。
 それらを確認して、ナンジャモも「ニシシ」と八重歯を覗かせる。同時視聴者数を見ると、まだ序盤とは思えぬ伸び方をしていた。これには笑顔が止まらない。

『今宵再び、オレンジアカデミーの頂点が決まるゥ! 第5回バトル・スクール・ウォーズ!!!』
 ▼ 30 77uL6pC9U2 23/05/05 19:04:35 ID:pk4.ZVLE [2/24] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 オーディエンスが一気に沸き立つ。大会にエントリーしていない生徒も、今日の特別回にはやはり興味が惹かれたらしい。通常回で見えていたマンネリはどこへやら。生徒会長ネモを中心に、常連参加者の熱狂が見える。

 実況席にいるのは、あのナンジャモのファンだという男子生徒。生徒会役員たちは皆揃って、開会式に並んでいる。中には、すっかりネモの熱気にも慣れていたナンジャモも。

『今回は〜事前告知した特別ルールありのビッグマッチだァ! その名もドラフトピックルールッ!』
 
 実況担当の生徒からルールの説明が、独特の口調と共にされていく。

 6体見せあいの3体選出。その3体は対戦相手が決定。対戦前の準備時間は5分間で、決定した手持ちは運営に報告される。今回は特殊ルールでの対戦ともあり、普段よりも生徒会メンツは忙しそうに動いていた。

「やっときたー! 戦りたい、戦りたい! 早くー!」
「あー、ネモ氏のバトルジャンキーな闘志がパラボラチャージしてる〜」

 はたはたと疲れた様子のナンジャモ。しかしこの生徒会長の様子にも、もう慣れた様子ではにかむ。
 それでもネモには、この間聞いてしまったタイム先生とのやり取りが、密かに蘇っていた。
 ▼ 31 77uL6pC9U2 23/05/05 19:06:15 ID:pk4.ZVLE [3/24] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
『それでは早速やっていきましょう〜! 第一回戦Aブロックは……』

 遂にナンジャモの生徒会役員、学園生活最終日を飾る、大一番。その最後に相応しいバトルの大舞台が――今まさに始まる。


『特別ゲストのエレクトリカル★ストリーマー・ナンジャモVS――歴史学担当、レホール先生だッ!』

 メガホンで大々的に名前をコールされ、バトルフィールドに現れた2人のトレーナー。

 初戦から大会の華を添えに来たナンジャモに、対戦相手となるのは何やらウェスタン・スタイルを思わせる、フリンジ付きのベストにフルボトムの女性教員。

「貴様がナンジャモとやらか。この一週間で古くなった気分はどうだ?」
「う、ウワ〜みなのもの、見てよこれ! このタダ者ならぬオーラ! これがアカデミーのフツーの先生の一人って、ビックリだよネ〜」
 ▼ 32 77uL6pC9U2 23/05/05 19:07:16 ID:pk4.ZVLE [4/24] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「……ライブ配信か。大勢に見られるというのは、ワタシの愛する歴史的建造物の気分だな」
「えー案外レホール氏ってば、ロマンティックにかいでんぱ?」

 そう二人が軽い世間話を始めたところで、生徒会メンツの作った電光掲示板が映し出される。お互いの所有ポケモンが、分かりやすく並んでいる。

『それでは早速まいりましょう! シンキング&ピックターイムッ!』

 大きな進行の声が二人を促す。
 今回の大会は特殊ルール。予めお互いの所有する6体は判明している上に、自分が使えるポケモンは相手が指名した3体である。
 ▼ 33 77uL6pC9U2 23/05/05 19:08:26 ID:pk4.ZVLE [5/24] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「むむっ……! レホール氏はクセの強いポケモンがお好みのようだネ〜?」

 ナンジャモはレホールの6体を確認した時点で、正直にそう思ったので、揺さぶりついでに話しかけてみた。

 残念ながら、お相手からの返答はない。慣れないルールでの思考にたっぷり時間を使っているらしい。

 レホールに指名できる6体は先発にゾロアーク、ハブネーク、ネオラント、ブーピッグにハッサム、エース級のゲンガー。もちろん電気統一であるナンジャモが、この中から多少の不利を背負ってでも、勝てる3体にするのが得策である。

(んん〜超フツーに考えると水単のネオラントは確定で、素早いゲンガーとゾロアークは脅威になるから除外。んで、後はテキトーに一貫作っちゃえば、それでボクの勝ちなんだケド……)

 彼女は自分の着るアカデミーの制服を、ちらとかえりみた。これで最後となる制服姿。そして視線の先には、いつもナンジャモを支えてきた『みなのもの』のコメント達。

 そう彼女は強いトレーナーである以前に――1人のストリーマー。ただの塩試合なんて端から目にはない。
 ▼ 34 77uL6pC9U2 23/05/05 19:09:56 ID:pk4.ZVLE [6/24] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「よーし! ボクの3体は準備完了! じゅうでんバッチリのスパーキングギガボルトバトル! 始めちゃうよ〜ん」
「……言葉は意味不明だが、流石だなジムリーダー。ワタシも決まったぞ、貴様を過去に葬り去るメンツがな」

 二人共に選出が決定されたらしく、預けていたモンスターボールのうち3つがナンジャモに返却される。

 向かいには、現役のジムリーダーだろうが、悪巧みの似合う笑顔をしたレホール。その意図が、選ばれた手持ちを持つナンジャモには少し分かる気がした。
 
「うっしっし、そうこなくちゃね〜!」

 相手に選択された3体で戦う特殊ルール。
 ナンジャモは既にボールを持ち、八重歯を覗かせる。その笑顔はストリーマーとしての顔か、それとも――。

『Aブロック初戦――バトルスタートッ!』

 ただの一介のトレーナーとしてのものだろうか。
 ▼ 35 77uL6pC9U2 23/05/05 19:11:31 ID:pk4.ZVLE [7/24] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「いっけー、ボクの可愛いポケモン!」
「……先発は貴様に任せよう」

 両者の同時のスローイン。
 場にはそれぞれ、ムウマージとハブネーク。早速特殊ルールによる影響が出ており、観客やコメントはどよめき合う。

「早速魅せちゃおうカナ〜、煌めけテラスタル!」

 ナンジャモの持つテラスタルオーブが勢いよく光り輝く。

 ムウマージの頭上にはたちまち電球が光り輝き、様子見するレホールとハブネークを他所に、ムウマージはテラスタルした。

『開幕テラスタル!?』
『いつもはトリで見るやつだ』
『これもう勝ちじゃん』

 コメント欄はナンジャモらしいサプライズ演出に驚いた様子も見せるが、しかしそこまでの盛り上がりを見せていない。既に先の展開を予測してしまっているからである。
 ▼ 36 77uL6pC9U2 23/05/05 19:12:39 ID:pk4.ZVLE [8/24] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「『ふゆう』のムウマージに電気テラスを切るとは……やはり小賢しいな、ジムリーダー」

 それもそのはず。この状態のムウマージは“弱点がない”。

 タイプで唯一の地面弱点を特性で打ち消した以上、真っ向からの対策は限られてくる。純粋な力押しか、あるいは型破りのポケモン。
 しかしレホール側の現在の盤面は、ハブネーク。そのどちらにも該当しない。

「さーていきなり、袋のピカチュウってカンジだね、どうする〜レホール氏?」

 タイプ一致となった『10まんボルト』がハブネークを狙った。しかしこれは被弾せず。
 ハブネークが避けたというよりも、ムウマージが狙いにいかなかった。それはトレーナー同様に、相手をからかい試しているような素振りの笑顔。
 
 ▼ 37 77uL6pC9U2 23/05/05 19:15:05 ID:pk4.ZVLE [9/24] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「……貴様も歴史学を受けておくべきだったな」

 だが女教師の口端が歪む。それは愉悦に。

 瞬間、ハブネークはテラスタル状態のムウマージに飛び掛かった。ナンジャモは搦め手を警戒したが――そうではない。

「さすれば、兵士を追い詰めすぎればどうなるか……予見がついたろう」

 ハブネークが食らいつく。空中へ逃れようとした獲物をひっつかみ、精根尽き果てるまでに噛み砕く。
 
『こ、これはーッ! なんと大胆、ハブネークの“命がけ”ですッ!』

 そう『いのちがけ』は攻撃したポケモンの残り体力に依存する。
 いかにレホールのハブネークが貧弱だろうと、ムウマージにタイプ相性で不利を取ろうが。通ってしまえば関係なしの無慈悲な一発。

 強烈な痛み分けの結果、テラスタルの破片と共に倒れるムウマージ。それは命懸けの攻撃をした方も同様に。
 ▼ 38 77uL6pC9U2 23/05/05 19:16:29 ID:pk4.ZVLE [10/24] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
『なーんと、ムウマージとハブネーク、両者戦闘不能! これは……分からなくなってきたぞー!?』

 髪飾りのコイルがグルグルと混乱を示したまま、ナンジャモはあっけなく1体を失ってしまう。
 しかし本人の余裕はまだ健在。「フヒヒ」と目線は下のまま、暗に笑っていた。
 
『え、やべー!』
『あのムウマージが!?』
『ナンジャモ、ここからテラスなし? ちょっとやばくない?』

 圧倒的な不利に、思わぬ所からの1:1交換。コメントがざわつくように、ナンジャモはテラスを切った状態でムウマージを失っており、ここからはハンデを抱えての2対2が続く。

「フヒヒ、確かに……今は、ボクがピカチュウかもネ」
「何を言う、まだまだ奥の手を見せたくて仕方のない顔だぞ?」
 ▼ 39 77uL6pC9U2 23/05/05 19:18:11 ID:pk4.ZVLE [11/24] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「なーんだ、正解〜。というワケで、みなのものー! 引き続きコメントで応援よろしくっ!」

 どんな状況でもコメントを確認し、アピールを欠かさないナンジャモ。初戦とは思えぬ大番狂わせが起きそうで、視聴者数はシビルドン上りを見せている。

 これには思い描いた光景に笑顔が止まらない。

『さあ、まだまだバトルは続くゥ! お互いの次鋒が登場します』

 生徒会の実況を合図に、場には新たなポケモン。

 ナンジャモの後続はマルマインに、レホールはゲンガー。奇しくも高速アタッカー同士の対面となった。

「んん〜ゲンガーは、ちょっとボクのパーティには重たいナー」
「……選んだのは貴様のはずだが?」
「そ、フヒヒ……まあね」
 ▼ 40 77uL6pC9U2 23/05/05 19:19:57 ID:pk4.ZVLE [12/24] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 どうにも、さっきの命懸けの奇襲といい、このゲンガーを敢えて渡したナンジャモの選択。
 そこまでバトルに詳しくない者でも悪寒が走る。

 そもそもだ。レホールの手持ちの中ではナンジャモに弱い、ネオラントやハッサムは今回ピックされていないのだ。
 純粋な勝利など、彼女にとってはオマケでしかない証拠。

『うわ、ゲンガー強そう』
『いっけーマルマイン!』
『同速対決?』

 その一番の目的を横目にしたレホールが、ため息がちにメガネの縁を上げる。
 
「……目敏くふてぶてしいヤツだ」

 新たな盤面となり、両者の軽い会話も挟みつつ、マルマインとゲンガーの応酬は始まる。
 ▼ 41 77uL6pC9U2 23/05/05 19:23:57 ID:pk4.ZVLE [13/24] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 素早く動いたレホールのゲンガーの選択は『ヘドロばくだん』。
 しかしマルマイン側は攻撃をほとんど喰らわなかった。『ひかりのかべ』。残る1体にも作用するサポート技は、このバトルにおいても強力。

『おおっと光の壁です! これはレホール先生痛いぞ〜、采配が狂ったか!?』
「いや構わんさゲンガー、もう一度だ」
 
 煽り立てるような実況は無視し、そのままゲンガーは再びマルマインを狙う。ほぼ同じ素早さが再び対面し、ゲンガー側が僅かに勝ったと見えた――その瞬間。

「ボクさ〜レホール氏の手持ちの子を見た時、思っちゃったんだ」
 
 彼女が意味深長にも告げた、その瞬間。

 コメントは感嘆符で埋まり、オーディエンスはざわめく。レホールのみが状況を理解し、睨むような目のまま微かに笑うが、指示が追い付かない。
 ▼ 42 77uL6pC9U2 23/05/05 19:25:07 ID:pk4.ZVLE [14/24] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「バレバレの“イリュージョン”を相手に押し付けたら面白そう……ってね! そのまま『10まんボルト』!」
 
 そこにいたのはゲンガー――ではなく。マルマインの『不意打ち』から、『10まんボルト』のコンボを喰らったゾロアーク。面食らったように倒れた悪狐だった。

 ひらりと両手を上げたレホール。相手に完全に遊ばれているとわかった今、彼女から呆れたようなため息が漏れた。

「いや〜やっぱりあの『ヘド爆』威力低すぎるな〜って、ボクの推理は正しかったネ!」

『うおおおおお!』
『名探偵ナンジャモ!』
『やるう〜』
 ▼ 43 77uL6pC9U2 23/05/05 19:26:36 ID:pk4.ZVLE [15/24] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 彼女や残るゲンガーを置き去りし、コメントのみなのものと盛り上がるナンジャモ。

 その様子をみた対戦相手のレホールが、審判兼運営の生徒会役員に対して、冷ややかに告げた。

「……もういい。ワタシはサレンダーだ」

 まさかの対戦相手からの降参宣言。これまでさほど例がなかったが、ルールで禁じられてはいない。
 しかしナンジャモ側からは、あまり考慮してなかったのだろう。慌てたようにレホールへと走っていく。
 
「えっ、エ〜!? ちょ、ちょっと待ってよレホール氏〜」
「これ以上貴様の配信のダシにされるのは御免被る。どの道、ワタシの手持ちでは貴様に勝つのは難しい」
「エエ〜そんな……あー残念」
 ▼ 44 77uL6pC9U2 23/05/05 19:28:31 ID:pk4.ZVLE [16/24] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

 ナンジャモはやはりどこか落胆した様子のまま、コメント欄のみなのものに向けた配信を続けた。声色は戦闘時とはまるで変わらず。
 面白くなさそうな様子で彼女を見ていたレホールが、画面端にて立ち尽くしている。

「というワケで〜無事一勝をあげたぞー!」
『おめ!』
『降参は仕方ない』
『そりゃジムリーダーだしな』

「みんな〜、スパークなコメントいっぱいありがとう! あっでも〜、くれぐれもお相手氏への批判はやめようね! ボクとのお約束だぞー?」

 そのように視聴者同士の炎上のケアもしたところで、正式に大会にナンジャモの勝利がトーナメントに受理されていた。
 ▼ 45 77uL6pC9U2 23/05/05 19:31:03 ID:pk4.ZVLE [17/24] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 配信の小休憩という事情で、一旦ライブには待機映像が流れる。ようやっと一呼吸置いたナンジャモは、改めてレホールへと歩いていく。

 小さく手を合わせ、謝るように先程の対戦相手へと両手を向けた少女。
 間違いなくさっきまでストリーマーだった彼女だが、妙に別人のように見えた。

「は〜ホントにごっめん! レホール氏ってば、まだ怒ってる?」
「……そんなことはない。貴様らしいなと呆れていただけだ」

 ナンジャモはひとまずは安堵していた。

 だが改めてこの学園に来た理由を、自分で思い知ってしまい、ため息をしまい込むように「次もやっるぞ〜」と声を上げるのだった。
 ▼ 46 77uL6pC9U2 23/05/05 22:08:58 ID:pk4.ZVLE [18/24] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 ◇◇


 それからトーナメントは順調に進み、ナンジャモは2回戦も突破。対戦相手はブイズ統一の女子生徒だったが「もうまたツイてないし……」とナンジャモと早々にぶつかったことを嘆いていた。

 生徒会長のネモや優勝候補のハルトも残っている。残るトーナメントは準決勝と決勝のみ。
 
「ナンジャモお疲れ様。ちょっといいかな?」
「ちょうどストリーマーのボクは、じゅうでん中だったヨ〜。ん、なになにネモ氏?」

 自身の戦闘を終えて、汗を拭ったネモが声を掛けてきた。呼ばれたナンジャモは、生徒会役員の使うテントの下で談笑することに。

 彼女の勝敗結果は快勝だった。チャンピオン・ランクの実力は伊達ではない。
 
「レホール先生とは大丈夫だった? ていうかダメだよあんなことしたら!」
「あ〜……あんなにワイルドボルトに上手くいく予定じゃなかったんダヨ……」

 やや叱責に近い言葉をネモからもらったが、事実なので黙るナンジャモ。お互いに強いトレーナーということで、こうして駒を進めていた二人。今は件のライブ配信も、運営の休憩時間に合わせて休んでいた。
 ▼ 47 77uL6pC9U2 23/05/05 22:10:02 ID:pk4.ZVLE [19/24] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「実はね、次のAブロックの準決はわたしとなんだ!」
「え、ボクってば遂にネモ氏とご対面〜?」
「そうなの! よろしく!」

 普段は優等生の生徒会長だが、その実力は折り紙付き。あのトップ・オモダカですらまるで敵わなかったという豪傑。過去に自分のジムへ挑戦しに来た時も、鮮烈な強さをよく覚えていた。

 にこやかに宣言されたナンジャモは、その笑顔の裏で必死に作戦を立案し始めていた。何せ、本気で戦っても勝てるかは怪しい強敵である。

「あー、それからね? ちょっと謝りたいこともあって」
「いやーやっぱ、ヌメルゴンとミミズズまで確で……ほぇ?」

 ナンジャモが小声でぶつくさ呟いていると、ネモの方から意外なことを口にする。「ボクなんかしたっけ」と生徒会ライフを振り返っていると。

「わたしね、聞いちゃった。タイム先生とのお話」
 ▼ 48 77uL6pC9U2 23/05/05 22:11:40 ID:pk4.ZVLE [20/24] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「……あー」

 それは確かに唯一の、ナンジャモが知られたくなかった一面かもしれない。
 ネモは何度も「ごめん!」とナンジャモに向け、両手を合わせていたが、それ以上は彼女も止してほしいと断る。

「そっか〜、でも別にイイかも?」

 配信やSNSではやめてよ! という念は、それからしつこいほど押されたが、意外にもナンジャモは気にしていない。
 タイムにあそこまで押し通した理由が分からなくなるほど、ナンジャモはあっけなかった。
 
「え、そうなの?」
「うん。だってさ〜多分オーバードライブなネモ氏にだったら、よくワカるんじゃない?」

 自分とナンジャモの共通点。一体、何が?
 ネモからそのまま問おうとしたが、「ソレはお楽しみにしよーよ!」とはぐらかされてしまう。
 ▼ 49 77uL6pC9U2 23/05/05 22:12:55 ID:pk4.ZVLE [21/24] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 ナンジャモはリーグ表を、自分を含めた4人を舐めるようにして見ていた。

「さ〜てと! ネモ氏が相手なら今から作戦練らないとねん」
「……そっか。じゃあ、勝ったら教えてくれる?」

 ナンジャモが学園に来た本当の理由。

 この時、しんとした瞳でナンジャモに投げかけたネモは、薄く笑っているように見えた。強者の瞳。100まんボルトの夜景よりも眩い、ナンジャモの求める挑戦者の更なる姿。

 それに対してのナンジャモの返事も、決まりきっていた。短く笑っては、力強く見つめ返す。

「いいよ。ボクは勝つケドね」

 自分を見定める学園生活のフィナーレは、刻刻と近づいていた。
 ▼ 50 77uL6pC9U2 23/05/05 22:15:35 ID:pk4.ZVLE [22/24] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 ◇◇


『おー待たせしましたッ! ここからは強者揃いの準決勝、いち早く決勝にコマを進めるのは誰だ〜!?』

 学校最強大会もいよいよ大詰め。周りの歓声や実況にも熱がこもる。時刻はもう夕暮れだが、今なお大会が色あせることはない。

『待ってました!』
『ハラバリーそろそろ見たいな〜』
『うおおおおお』

 コメントのみなのものが、口々に予想や応援を書き込む中、Aブロック準決勝の二人がフィールドに登場。

『流石の快進撃を続けてきましたジムリーダー・ナンジャモと――我らが最強の生徒会長、ネモ!』

 1週間の間に、何度も顔を合わせた二人。
 しかしこうして真剣に戦いの場に立つことはしなかった。その思惑は如何に。
 ▼ 51 77uL6pC9U2 23/05/05 22:17:00 ID:pk4.ZVLE [23/24] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「うん戦ろう! 今すぐ!」
「アハハ……まー、まずは3体選んでからネ」
「うわー楽しみー……!」

 5分間のシンキングタイムに入り、ナンジャモは手持ちの選択と最終調整に入る。

 ルガルガンにパーモット、電気統一の苦手とするミミズズにヌメルゴン。残りはノココッチに、エースアタッカー・ウエーニバルだ。この中からの3体を、限られた時間で決定しなければいけない。

(レホール氏や普段のジムバトルと同じじゃ、絶対に勝てない……特にヌメルゴンなんて、特殊だらけのボクを殺すようなポケモンじゃないか〜!)

 そうそれこそ、これまでの対戦相手とネモが一線を画す理由。
 全体の試合運びを意識したかのような、完璧な構築バランス。それこそがナンジャモの厳しい点であり、今回のルールを考案した経緯だ。

(でも、でもっ! 絶対に負けたくはない! だってそう思うからこそ――)

 ナンジャモは、たった今も。
 ジムリーダーとスタリーマーの自分の中で、揺らぎ藻掻いているのだから。
 ▼ 52 77uL6pC9U2 23/05/05 22:18:45 ID:pk4.ZVLE [24/24] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「ヨシ、決めた! どうかなネモ氏?」
「……うん! わたしも準備できたよ!」

 両者選出が決定し、運営の生徒会から相手の選択が手渡された。
 3体分のモンスターボールを受け取り、いよいよ準決勝のバトルが始まろうとしている。

『さあ、まさかの生徒会対決! 私もびっくりなこのマッチアップ、勝利の女神が微笑むのはどちらか――』

 ネモと向かい合ったナンジャモは、やはり八重歯を覗かせて笑っていた。
 どちらも本気。ならば勝つのはこの特殊ルールを味方につけた者。するとライブには乗らない小さな声で、何かを口走るナンジャモ。

「あのね……さっきのこと、少し言うとサ? ネモ氏は――わかるんじゃないかな」
「え?」

 まさかのタイミングで、先程の続きを語るナンジャモ。

 ネモが必死に耳を傾け、自分の先発を投げる構えを見せたその時。
 実況の開幕コールと被さるようにして、少女の正直な思いの丈が紡がれた。



 
「――対戦相手に手加減してしまう気持ち」

 ▼ 53 77uL6pC9U2 23/05/06 00:31:04 ID:knhEU3L6 [1/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
 開幕、お互いのポケモンが顔を合わせる。ルガルガンとタイカイデン。どちらも先発性能の高い、二人のトップバッター常連のメンツである。

 しかしトレーナーのネモは、バトルの指示をするよりも早く。一言を呟いた。

「――うん。わたしも、やったことある」

 ほんの少し、俯くようにして。バトルガールな生徒会長はぽつりと呟いた。
 それは誰かに詫びるように。それでいて、とても寂しいように。

「そっか、でもね今はゼンッゼン! そんなことないから安心してよ!」

 誰よりも眩く、笑顔を振りまき注目を集める少女。ナンジャモは今この瞬間。ネモをすら楽しませる、最高のストリーマーになろうとしている。

 ならば、こちらも答えは決まりきっている。
 ▼ 54 77uL6pC9U2 23/05/06 00:32:11 ID:knhEU3L6 [2/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
「全力で行く! 『ステルスロック』!」
「そうこなくっちゃ……タイカイデン、ボクらに『おいかぜ』を吹かせちゃって!」

 ルガルガンが攻めることも考えられたが、ここはお互い様子見。場を整えることを優先したようだ。

 高度なトレーナー同士の賭け引きに、小さな歓声が上がる。

「いくよナンジャモ! 『アクセルロック』!」
 
 追い風による圧倒的素早さの上でも、『アクセルロック』の優先度は崩せない。

 大空を飛び回ったタイカイデンは墜落を見せるも――ルガルガンには、手痛いカウンターを喰らわせることに成功する。『ボルトチェンジ』である。
 
『ルガルガン攻めの姿勢に移るも、タイカイデンは特性“ふうりょくでんき”が発動していたーッ! しかしタイカイデンは瀕死間際、なんという開幕デッドヒート!』
 ▼ 55 77uL6pC9U2 23/05/06 00:32:59 ID:knhEU3L6 [3/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
 ナンジャモは交代先を選択し、ネモは瀕死に近いルガルガンを継続させる選択をした。
 お互いに初っ端から気を引けぬ戦い。しかし渦中の2人は眩しい笑顔を鈍らせない。

「うんうん! そう……コレが見たかったんだぞー!」

 ナンジャモの後続、レントラーが姿を見せた。
 威嚇による牽制は忘れず、しかしレントラーもステルスロックの洗礼を受ける。

『レントラー動きました、まだ追い風の恩恵は残っているぞー!?』

 ルガルガンを抜き去ったレントラーは『かみなりのキバ』で確実にトドメを差しに向かう。
 しかしそこは、ネモも抜かりない。『アクセルロック』にてせめてものダメージを与え、潔く退場していった。
 ▼ 56 77uL6pC9U2 23/05/06 00:33:42 ID:knhEU3L6 [4/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
『決まったー! 先勝点はなんとナンジャモッ!』
『うおおおおお!!!』
『ナンジャモ強い! 可愛い!』
『すげえ熱い……』

 実況解説と共に、ライブ配信を埋め尽くすコメントの海も怒涛の流れを見せた。
 しかしトレーナー本人は、まだまだ満足し足りない様子。
 
「……おつかれ! ありがとう、ルガルガン。これが本気ジムリーダーか〜!」
「そーだよ? も〜ネモ氏ってば、もっと青天のらいげきに驚いてもイイんだからね」

 嬉しくて仕方のない笑顔に満ちたネモは、早速ルガルガンに代わる後続を投げ入れる。
 
「うんうん! じゃあやっぱり……この子もそういうこと?」

 現れたのはヌメルゴン。
 あれほど事前に警戒していた――特殊耐久に厚い、ドラゴンポケモンである。そう言うなれば、ナンジャモキラーのポケモン。
 ▼ 57 77uL6pC9U2 23/05/06 00:35:02 ID:knhEU3L6 [5/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
『なんとナンジャモ、ヌメルゴンを選択していた――!? これは相当厳しい相手だが、一体どんな意図だぁ〜?』

 これには当然、実況や観客席がざわつく。嵐のように、コメントが疑問符のまま流れていく。当然のごとくヌメルゴンは外すと、誰もが思っていた。

「フヒヒ……それはね〜戦ってからのお楽しみ! 『じゃれつく』!」
「だよねだよね、戦るよヌメルゴン!」

 ヌメルゴンに対して、『じゃれつく』は効果抜群。しかし不一致であり、そもそものヌメルゴンの耐久力は高い。

 ぬめぬめの体で上手く受け止めると、お返しと言わんばかりにレントラーを壁まで押し流す。『なみのり』が相手毎叩きつける。

「よし……そこから『マッドショット』!」

 痛手を負ったレントラーが、一矢を報いる構えを見せる。
 しかしそれは、虚しくも敵わなかった。

『ここで追い風は止んでしまった! ヌメルゴンの先制で、レントラー、あえなくダウンです!』
「あちゃ〜、一歩及ばなかったネ……」
 ▼ 58 77uL6pC9U2 23/05/06 00:36:20 ID:knhEU3L6 [6/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
 レントラーを戻したナンジャモは、少しだけ深呼吸をしていた。

 残るタイカイデンは、ステルスロックの効果で出すだけで倒れてしまう。ネモのヌメルゴンはいまだ万全であり、事実上のナンジャモの残りは1体のみ。

「ウ〜、ネモ氏ってば取れ高のコト考えてない〜? ま、でも」

 ずっとこうすることを決めていた。

 トレーナーとして、本気で戦いたいから。そして、自分がジムリーダーとして正しい心境でいられるか――それを知りたかったから。

「ボクはあえて! そのヌメルゴンを選んだんだ!」

 最後のポケモン。キュートな相棒のハラバリーが、姿を見せた。
 ▼ 59 77uL6pC9U2 23/05/06 00:37:12 ID:knhEU3L6 [7/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
 逆境に次ぐ逆境。岩は降り注ぎ、追い風は止んだ。そんな盤面だろうと、ハラバリーは頼もしく応える。

「いっくよネモ氏! これがボク達の本気の本気……輝けテラスタル!」

 全身全霊を掛けたテラスタルオーブがナンジャモに集中し、ハラバリーを包んだ。
 次に目を開けた時、視界にいたのは――見知ったあのハラバリーではない。

『こ、これは……氷テラスだー! なんという最終兵器、これをナンジャモは見越していたのか〜!?』
 
『タイプ変更!?』
『かわいいー』
『スゲー展開!』

 まさかのサプライズ演出に、思わずネモも驚いていた。

 それもそのはず。ハラバリーの強力な特性“でんきにかえる”を知る者からすれば、ハラバリーは電気テラスにしたいはずである。それをわざわざ捨ててまで、ナンジャモは勝ちに来ている。
 ▼ 60 77uL6pC9U2 23/05/06 00:39:20 ID:knhEU3L6 [8/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
「いっけーボクの相棒! 『テラバースト』!」

 ハラバリー渾身の一撃がヌメルゴンに襲いかかる。効果は抜群、しかし倒れはしない。

 流石の耐久力を誇るヌメルゴンだと感心しそうになるが――ここでおかしいことにナンジャモは気が付く。

「おかしい、なんでボクの方が先に――」

 ハラバリーはヌメルゴンに素早さで勝ることはない。それなのに先制をしたという事実。いくつか候補は存在する。例えば『アクセルロック』のような――。

「あ、ああっ!? もしかして『のろい』!?」
「流石だねナンジャモ、テラスタルしてる間に……わたし達暇してたから」

 そこには強かに笑うネモと、何度か『のろい』を積んだ鉄壁を誇るヌメルゴン。この上げた能力を――最大限に活かし切る一撃を放たんとする。

「いくよ……『ボディプレス』!」

 防御を攻撃に変換した一撃が、容赦なく、テラスタルでタイプ変更したハラバリーを襲う。

 それは主人の強さを語るように、圧倒的な物量で。ハラバリーを覆った、本気の氷テラスタルは――あえなくここで散っていった。
 ▼ 61 77uL6pC9U2 23/05/06 00:41:47 ID:knhEU3L6 [9/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
『ハラバリー吹き飛んだ! これは……戦闘不能です! 残るはタイカイデンですが――』
「ああ……流石に〜、ムダにポケモン達を傷つけたくないね。ボクの負けです、あー残念!」

 ナンジャモが左手を上げてサレンダーを宣言。審判が頷き、ネモに対して勝者のフラッグが上がる。

『Aブロック準決勝……勝利したのは、生徒会長のネモだ〜!!!』

 観客席にコメント欄。先生たちも送る大拍手の中に、ナンジャモも加わる。どこか納得したような顔は、笑みが広がっている。

「おめでとうネモ氏、そして……ありがとう。キミのきらめき1000万ボルト!」



 こうして、ナンジャモの学園生活の最後のバトルは――華々しくも幕を閉じていった。
 ▼ 62 77uL6pC9U2 23/05/06 00:42:49 ID:knhEU3L6 [10/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
 ◇◇

 ――それから数日が経過して。
 大規模な大会を終えたオレンジアカデミーの校内は、今日も賑わっている。食堂でボタンと共に昼食を摂っていると、やはり数日前の話題に差しかかる。

「ネモ、あんときの反響凄すぎてビビるんやけど……」
「あはは! わたしのファン? の人もさっき会ったよー!」

 あの日、大々的に配信された大会の反響は凄まじく、ジムリーダー・ナンジャモのガチバトルは、結果的に彼女をさらなる人気者にした。登録者は爆増し、またオレンジアカデミーの宣伝にも貢献する形に。

「でもウチ、ネモが利用されてるよーな気もするんよ……」
「え、それは大丈夫だよ!」

 お互いに戦いの中で本音を語り合ったネモには、ナンジャモが学園に来たかった理由も、自分の全力を敢えて引き出させていた理由も。十分に伝わっていた。
 だからこそ、隣の友達にも力強く言う。
 ▼ 63 77uL6pC9U2 23/05/06 00:43:28 ID:knhEU3L6 [11/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
「ナンジャモはね……間違いなく! キラキラの……エレクトリカル★ストリーマーなんだからっ!」
「そうなん?」
「そうなの!」

 そう笑顔でネモが言い切ると、ボタンも友人の押しの強さに納得せざるを得なかった。

 ネモの持つスマホロトム。その画面の映した『ドンナモンジャTV』の登録ボタンには――小さなチェックが付いていた。




 ――END――
 ▼ 64 77uL6pC9U2 23/05/06 00:44:32 ID:knhEU3L6 [12/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
終わりです。
途中コルサ戦を挟もうとしましたが断念しました。ありがとうございました!
 ▼ 65 ローラダグトリオ@かくれポン 23/05/06 00:44:35 ID:iXcwIMvY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 ▼ 66 ーム太郎◆PvZ4zrxc0A 23/05/06 21:47:34 ID:9YMsB3og [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
乙です!お疲れ様でした!
 ▼ 67 ーム太郎◆PvZ4zrxc0A 23/05/06 21:48:04 ID:9YMsB3og [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
クオリティがすっごく高くて感激です...
 ▼ 68 ジキング◆IkpW1XRiAk 23/05/07 00:17:06 ID:07NolnkA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
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