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ポケダン 生命の探検隊

 ▼ 1 ◆J44kAZeDOM 15/05/31 18:41:23 ID:B2RPsFEs NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
プロローグ1

???「やめろ、そんなことしたら、世界が終ってしまう!」

???「別にいいの。私を殺したこんな世界、壊してやるから」

???「まさかおま……やめろおおぉぉ」

何かが僕に触れるのを感じた。動きが止められる。視界が白い光に包まれた。
 ▼ 289 1◆J44kAZeDOM 15/06/21 16:03:21 ID:VP.pbNGM [1/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
滝壺の洞窟 入口

テールナー「うわ、知ってはいたけど、これに……」

リオル「これに、何?」

テールナー「この滝の中に洞窟があるの」

リオル「は?」

ゲコガシラ「ああ、これがウワサの滝の中のダンジョンか」

ハリボーグ「みたいね」

リオル「え、え?」

ついて行けないんですけど。普通、飛び込んだりしないよ?
こんな所に飛び込んで、滝壺に叩き付けられたら、たちまちお陀仏だよ?

ハリボーグ「でも、行かないと」

リオル「ちょっと待てよ……」

ゲコガシラ「怖いのか?」

むしろ怖く無いのかよ。まあ相性いいもんな、お前ら。

テールナー「濡れ……るよね。ああやだ」

そうはいっても怖いとは思って無さそう。濡れる事、問題はそれだけらしい。
ああもうわかったよ。この体はもうポケモンなんだ。人間基準で考えてもらちがあかない。そう思おう。信じよう。
 ▼ 290 1◆J44kAZeDOM 15/06/21 16:03:46 ID:VP.pbNGM [2/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リオル「わかった。でもとりあえず、勢いつけないとどうしようも無いよ」

テールナー「わかってる」

リオル「じゃあ行こう。1、2、3、ドン、で、あれ?」

説明のつもりが、行ってしまった。なんのコントだよ、全くもう。
仕方ない。1、2、3、ドン!
 ▼ 291 1◆J44kAZeDOM 15/06/21 16:04:09 ID:VP.pbNGM [3/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ハリボーグ「なんで一人遅いの?」

ゲコガシラ「流されたかと思って一瞬マジびびったぞ」

テールナー「ああ、濡れてる、濡れてる……」

うん。コントだ。今日はそういう日らしい。まあ、たまには笑いも必要……

リオル「笑えねえよっ!」

ハリボーグ「どうしたの?」

リオル「セルフ脳内ノリツッコミ」

まったく、もう……
 ▼ 292 1◆J44kAZeDOM 15/06/21 16:04:51 ID:VP.pbNGM [4/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
とりあえず今日の昼書いた奴投稿しきった
たぶん夜もする
 ▼ 293 1◆J44kAZeDOM 15/06/21 20:10:25 ID:VP.pbNGM [5/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リオル「とにかく先に進もう」

この妙な空気を変えるため、慌てて話題を変えた。

テールナー「ふう、だいぶ乾いたし、もう大丈夫よ」
 ▼ 294 1◆J44kAZeDOM 15/06/21 20:11:25 ID:VP.pbNGM [6/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
B1F
ゲコガシラ「水の波動!」

ウパーは貯水で回復した!

ゲコガシラ「まじか……」

B4F
ベトベターの悪臭!
リオルは怯えてしまった!

リオル「臭い臭い臭い! こんな奴と戦えるか!」

テールナー「ちょっとリオル! もう。火炎放射!」

ベトベターは倒れた!

B5F
ハリボーグ「エナジーボール!」

ハリボーグ「ここ、割と私向けね」
 ▼ 295 1◆J44kAZeDOM 15/06/21 20:11:45 ID:VP.pbNGM [7/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
B7F
モブ「探検隊か。勝負!」

リオル「睡眠の種!」

モブ「うわっ……ZZZ」

リオル「後はリンチするだけだよね」

自覚はある。悪戯心覚醒以降、若干ゲスい所が出て来た事は。
 ▼ 296 1◆J44kAZeDOM 15/06/21 20:12:39 ID:VP.pbNGM [8/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
奥底
リオル「ここが一番奥、どうやって温泉に行くの?」

テールナー「あの宝石よ」

ハリボーグ「え?」

リオル「どういう事?」

テールナー「押すらしいよ」

リオル「押す?」

宝石を押してみた。
ガコン
 ▼ 297 1◆J44kAZeDOM 15/06/21 20:13:04 ID:VP.pbNGM [9/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

リオル「え?」

ゲコガシラ「わ、バカ心の準備が……」

地鳴りが響く。

ハリボーグ「何これ……」

テールナー「水流よ、間欠泉が……来た!」

リオル「え、うそなんで」

ゲコガシラ「テールナー危ない!」

そう言ってかばう。相性の問題だろうけど……

ハリボーグ「きゃあああ!」
 ▼ 298 1◆J44kAZeDOM 15/06/21 20:13:29 ID:VP.pbNGM [10/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リオル「なんだってんだよおおお!」

テールナー「そういうシステムなの! これ、温泉に吹っ飛ばされるの!」

リオル「先言えよ!」

テールナー「説明の前に押したのリオルでしょ!」

リオル「そうだけど!」

ハリボーグ「ねえ! 落ちて来てるよ!」

ゲコガシラ「ホントに温泉につくのか!?」

テールナー「大丈夫よ!」

リオル「うわ、落ちるうううう!」

バッシャーン
 ▼ 299 1◆J44kAZeDOM 15/06/21 20:13:54 ID:VP.pbNGM [11/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
今日はここまでです。
 ▼ 300 オー@まんまるいし 15/06/22 20:04:38 ID:Bh/Mqgl. [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
温泉
マンキー「うわっ、また落ちて来たよ」

テールナー「濡れる濡れる!」

ハリボーグ「いたた……」

ゲコガシラ「あっつ」

リオル「……」

うん。確かに温泉だ。だが朝からの恐怖体験のせいで、声を出す気になれなかった。

オコリザル「滝壺の洞窟から来たのか?」

ゲコガシラ「はい」

奥に岩盤浴しているポケモンが見える。この人がコータス長老だろうか。
テールナーが温泉からあがった。

テールナー「ふう。あ、あったかくて気持ちいい」

コータス「ほっほっほっ、ここは岩盤浴もできるんじゃよ」
 ▼ 301 1◆J44kAZeDOM 15/06/22 20:12:15 ID:Bh/Mqgl. [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
と、ここまでやって来た目的を思い出し、頭を振って恐怖体験を思考の片隅に追いやり尋ねた。

リオル「あの、聞きたい事があるんですコータスさん」

コータス「なんじゃ?」

リオル「メガ進化、って知ってますか?」

コータス「メガ進化、はて……」

知ら無さそう。そう思ったのが顔に出ていたのだろうか。

コータス「おおそうじゃ! そうがっかりせずとも、聞いた事がある」

テールナー「ホントですか?」

コータス「ああ。えっと……そうじゃ、探検家アブソルがその力を使いこなしておった」

ゲコガシラ「探検家アブソル?」

コータス「知らないのも無理は無い。なんせおぬしたちが生まれるずっと前の話じゃからの」
 ▼ 302 1◆J44kAZeDOM 15/06/22 20:13:48 ID:Bh/Mqgl. [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
今日はここまでです。
あとテストが迫りつつあるので更新量ガク落ちします。金曜までは今日ぐらい更新するつもりです。
 ▼ 303 1◆J44kAZeDOM 15/06/23 21:02:50 ID:tMUwo/bk [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リオル「みんな、知らないよね」

三人「うん」

コータス「そうじゃのう……彼とは何度か話をしたが、メガ進化……そうじゃ!」

リオル「何か思い出したんですか?」

コータス「どこかのダンジョンの先でレックウザ、というポケモンに出会ったのが鍵じゃったそうだが……」

テールナー「どこかって、どこですか?」

コータス「……忘れた」

リオル「えっ」

コータス「……おおそうじゃ。思い出したぞ」
 ▼ 304 1◆J44kAZeDOM 15/06/23 21:06:11 ID:tMUwo/bk [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ハリボーグ「どこですか?」

コータス「萌黄色の塔、だったはずじゃ」

リオル「そこはどの辺にある……」

コータス「すまん。それは聞いた覚えが無い。なんせワシは、ここでのんびりするのが好きでの。おぬしたちのように、探検する趣味は無かったもんだからの」

ゲコガシラ「忘れたんじゃ無く?」

コータス「すまんの」

 ▼ 305 1◆J44kAZeDOM 15/06/23 21:13:17 ID:tMUwo/bk [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コータス「まあ、しばらくここでゆっくりしていきなさい。たまには休息も必要じゃからの。ほっほっほっ」

その言葉に従って、僕たちは日頃の疲れを癒すべく、温泉を楽しむ事にした。

暖かいお湯は、心地よく体の疲れをほどき、遠くに山を望む雄大な景色は様々な疑問で埋もれた僕の心をほどいてゆく。
温泉から出る頃にはすっかり体も心も軽く……という訳にもいかず、温泉というものは入り過ぎると疲れが表層化するのだ。しかし決して不快な疲れでは無い。むしろその気怠さが、ずっと張りつめていた心にはじんわりと心地よかった。
 ▼ 306 1◆J44kAZeDOM 15/06/23 21:13:45 ID:tMUwo/bk [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
今日はここまでです。
 ▼ 307 1◆J44kAZeDOM 15/06/24 20:49:23 ID:7qnjjIps [1/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
帰り道。僕たちはこの話を整理していた。

テールナー「萌黄色の塔にレックウザ、っていうポケモンがいて」

ゲコガシラ「そいつがメガ進化の鍵を握っている」

ハリボーグ「たぶんアブソルさんは今は無視していいと思う」

リオル「でも、どこにあるんだろ、その塔」

結局三人とも知らなかった。
 ▼ 308 1◆J44kAZeDOM 15/06/24 20:52:24 ID:7qnjjIps [2/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リオル「確か、それ、石がシャンデラに触れた瞬間に起きたんだよね」

テールナー「うん」

ハリボーグ「なんか関係あるのかな?」

テールナー「触るのが関係あったとしても、なんで私じゃ駄目だったのか」

ゲコガシラ「それも謎だよなー」

そんなこんな言っている内にギルドにたどり着いていた。
 ▼ 309 1◆J44kAZeDOM 15/06/24 20:55:38 ID:7qnjjIps [3/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ペラップ「で、調べて来た、ってわけかい」

リオル「仕事はしました!」

ペラップ「まあ文句は無いが……」

テールナー「聞きたい事があります」

ペラップ「え、なんだ?」

ハリボーグ「萌黄色の塔って知っていますか?」

ゲコガシラ「メガ進化に関係してるらしいんで」

ペラップ「お前たち、本業がおろそかになってないか?」
 ▼ 310 1◆J44kAZeDOM 15/06/24 21:05:29 ID:7qnjjIps [4/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
なんとなく、ペラップはそう言うだろうと思っていた。
三人は言葉に詰まる。しかし、僕はそれをひっくり返す作戦があった。

リオル「でも、情報通のペラップさんが聞いた事があるレベルの話、一般には知られてないでしょう?」

リオル「そこで家のギルドがそれについて調べ、それを世間に発表したらどうなります?」

リオル「一大センセーションですよ? ポケダンズ並とは言いませんけど」

リオル「これはかなりの業績にカウントできます」

ペラップ「あっと……」

露骨に悩んでいる。悪く言えばがめつい、よく言えばギルドのために一生懸命。そんなペラップならこの話に乗って来る、そう判断して切り出したが、効果はてきめんだった。
 ▼ 311 1◆J44kAZeDOM 15/06/24 21:10:56 ID:7qnjjIps [5/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ペラップ「わかった。萌黄色の塔。紅色平原、藍色海岸の先にあると言われるダンジョンらしい」

ペラップ「だがたどり着けた者はほぼいない、とも言われている」

リオル「たどり着けた……」

ハリボーグ「者はいない?」

ペラップ「そうだ」

ゲコガシラ「うーん、俺たちには厳しいかな……」

ペラップ「えっ……いや、何でもない。だが、ギルドとしては色々バックアップさせてもらうよ!」

極端だ。しかし、この発言に嘘は無かった。いや、極端にホントだった。まさか、ギルドが総出で動く事になるなんて、想像する事など出来なかった。
 ▼ 312 1◆J44kAZeDOM 15/06/24 21:11:20 ID:7qnjjIps [6/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
今日はここまでです。
 ▼ 313 1◆J44kAZeDOM 15/06/24 21:12:48 ID:7qnjjIps [7/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
追記
テストに危機感を感じたため、7月中旬まで更新休みます
有言不実行になるかもですが……
だからけろさんロックしないでください
 ▼ 314 ボネア@いかずちプレート 15/07/01 21:49:02 ID:XS2Us3kE [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
その数日後。特に情報を得る事もかなわず(しいて言えばテールナーのこのお守りがキーストーンだとわかったぐらい)、萌黄色の塔に挑もうとしてもペラップにまだ早いと止められ、消化不良のまま過ごしていた僕たちは、ギルドの中である話を聞いた。

ビッパ「そういやそろそろ遠征に行くらしいでゲスけど、行けるでゲスかねえ」

チリーン「でもビッパさんももうここではかなりの古株じゃないですか。実力は確実にアップしてますし、大丈夫ですよ」

ビッパ「だといいでゲスけど……」

リオル「あの、ちょっといいですか」

チリーン「なんですか?」

リオル「遠征ってなんですか?」

テールナー「ギルドをあげて遠いところに探検に行くの。前回の濃霧の森遠征以外たくさんの宝物をゲットしてるのよ」

リオル「へえ、ってなんでテールナーが……」

ビッパ(そういや言っちゃダメなんでゲスね)

チリーン(むやみには言わない方がいいですよね)

ゲコガシラ「どうしたんですか?」

ビッパ「な、何でも無いでゲス〜」
 ▼ 315 ガラティアス@たいようのいし 15/07/01 21:49:30 ID:XS2Us3kE [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
生存報告にかえて
ああやらかした……
 ▼ 316 1◆J44kAZeDOM 15/07/01 21:50:12 ID:XS2Us3kE [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
あ、作者です
今日はここまで
 ▼ 317 1◆J44kAZeDOM 15/07/05 20:32:36 ID:gqRlqp.A [1/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ハリボーグ「で、行けるかも、ってどういう事ですか?」

チリーン「いや、必ずしも全員が行けるとは限らないんですよ」

リオル「えっ」

ビッパ「前回は結局全員で言ったけど、今回もそうだって保障はどこにもないでゲス」

ビッパ「でも遠征に行けるように、本気出して行くでゲス!」

遠征、かあ。まあ確かに行ってみたいよな。
なんてぼんやり考えてるうちにやる気に燃えたビッパさんは行ってしまったらしく、後にはチリーンさんが残されていた。

ハリボーグ「そういやチリーンさんってここで何してるんですか?」

チリーン「あ、言ってませんでしたね。私はここで、編成所を担当してます」

チリーン「エンドレスはもう四人揃ってるので、あなたたち二人には説明しなかったんです」

テールナー「ダンジョンで倒した敵はたまに仲間になるのよ」

ゲコガシラ「その仲間を待機させて、ここでパーティーを編成するんだ」

テールナー「ま、私たちはもう使わないけどね」
 ▼ 318 1◆J44kAZeDOM 15/07/05 20:33:42 ID:gqRlqp.A [2/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
遠征と言うのを一つの目標に、メガ進化についての情報も調べつつ(成果は無かったけど)全力で仕事をこなしていた。
そんなある日の朝礼で、ペラップが言った。

ペラップ「今朝はみんなに重要なお知らせがある」

ペラップ「遠征のメンバーと目的地を発表する!」

みんなが息を飲んだ。ペラップの言葉によって、みんなに鋭い緊張が走る。

ペラップ「まずメンバーは……えっと……ヘイガニ、グレッグル、チリーン!」

ヘイガニ「やったぜ、ヘイヘイ!」

グレッグル「ぐへへ」

チリーン「よかったあ」

ペラップ「ディグダ、ダグトリオ、ビッパ!」

ダグトリオ「まあ私たちなら当然だな(あーよかったー)」

ディグダ「ちょっと父さん!」

ビッパ「やったでゲス!」
 ▼ 319 1◆J44kAZeDOM 15/07/05 20:34:10 ID:gqRlqp.A [3/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ペラップ「以上!」

エンドレス・チラーミィ「えっ」

ペラップ「いや、ちょっと待ってくれ(前みたいな事が無いとも限らないしな)」

ペラップ「いや、あった! リアライズ、エンドレスもだ! (字がちっちゃいし汚いし、読めないよ、こんなの)」

ニューラ「……なんだ」

リオル「よかったー」

テールナー「心臓に悪いよ……」

チラーミィ「良かったね、ニューラ!」

ニューラ「ああ」
 ▼ 320 1◆J44kAZeDOM 15/07/05 20:35:51 ID:gqRlqp.A [4/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
しかし、ペラップの次の発言は、先程の発言よりもさらに凄い驚きを呼ぶ事になる。

ペラップ「で、遠征の場所だが、萌黄色の塔を目指す」

は? え、ちょっと待って。バックアップするって言ったけど、ギルドをあげて、メガ進化について調べるの?

ペラップ「エンドレスがそこにメガ進化について知っているポケモンがいるとの情報を持ってきた」

ペラップ「今回はそれについて調べていきたいと思っている」

ペラップ「という訳で親方様も一言……」

プクリン「……ぐう」

(間違いない。親方様、寝てる)

(しかも目を開けたまま)

(でもそんな親方様もお茶目で素敵。きゃ)

ペラップ「(まずい、はやく起こさないと)親方様ー」
 ▼ 321 1◆J44kAZeDOM 15/07/05 20:36:11 ID:gqRlqp.A [5/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
プクリン「……たあっ!」

プクリン「みんな、頑張ろうね!」

ペラップ「わっ」

みんな「おー!」

ペラップ「え、遠征までまだ何日かある。それまではいつも通り仕事を頼むよ……」

気の毒なペラップは置いといて、僕たちはなおいっそう士気を高め、仕事に取り掛かる。
来たるべき遠征に向けて。
 ▼ 322 1◆J44kAZeDOM 15/07/05 20:36:35 ID:gqRlqp.A [6/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
Chapter9 キーストーン 完
 ▼ 323 1◆J44kAZeDOM 15/07/05 20:37:48 ID:gqRlqp.A [7/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
幕章
タブンネ「メガ進化、それは」

???「それは?」

タブンネ「進化の限界を超えて進化する、という物です」

???「進化の限界を超える……どういう事だ?」

タブンネ「例えば、わたくしは一般にはもう進化しないと言われています」

???「だよな、タブンネが進化したなんて聞いた事無い」

タブンネ「ですが、わたくしの家系に関しましては、過去にさらに姿が変わる、という事例がありました」

???「え?」

タブンネ「それはこの石と関係ある、と言われています」

そう言って彼女は石ころを取り出す。

タブンネ「これはタブンネナイト、と呼ばれるものです」
 ▼ 324 1◆J44kAZeDOM 15/07/05 20:38:43 ID:gqRlqp.A [8/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
タブンネ「実はもう一つ、キーストーン、と呼ばれる石があったのですが、紛失してしまったらしく……」

???「ふーん」

タブンネ「お恥ずかしい限りです」

タブンネ「ところで、その耳の傷……」

???「ああ、ちっさな頃にけがしてな」

タブンネ「なら、わたくしが治してあげましょうか?」

???「無駄だよ。何年も消えなかったんだし」

タブンネ「そうでもございませんわ」

タブンネ「癒しの波動!」

彼女が放った光はどこか温かく、疲れた体は完全に癒えていた。

タブンネ「治りましたわ」

???「え、マジで!?」

タブンネ「わたくし、回復が得意ですの」

驚きを隠せない。ずっと消えなかった傷が、消えただって?
しかし彼女はそんな事は意にも介さず話を続けた。
 ▼ 325 1◆J44kAZeDOM 15/07/05 20:40:10 ID:gqRlqp.A [9/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
タブンネ「それはそうと、わたくし、メガ進化という物の秘密を探ってまして、それで、萌黄色の塔、というダンジョンを探しているのですが」

???「萌黄色の塔……」

聞き覚えがある。なんでもたどり着いた者がいないとかって……
場所もだいたい聞いた事がある。
しかし、ここからはかなり遠いはずじゃ……

タブンネ「そこでメガ進化について情報を得られると言われているのですが」

タブンネ「まだ藍色海岸どころか紅色平原にすらたどり着けず……」

タブンネ「こんな所で気を失っておりました」

???「はあ?」

ここはそんなに厳しいダンジョンじゃ無いはず。

タブンネ「わたくし、技がサポート向きでして、一人ではうまく戦えないのです」

???「ああ、なるほど」

タブンネ「そこであのー、大変厚かましいのですが、わたくしと一緒に探検してくださいませんか?」

メガ進化。一探検家として、こういう未知のものに心惹かれなければ、うそだ。
あいつに言ったら笑われるんだろうけどな……
いや、駄目だ。こんな所であいつを思い出しても何も進まない。

頭を振ってあいつの幻影を追い出す。
 ▼ 326 1◆J44kAZeDOM 15/07/05 20:40:30 ID:gqRlqp.A [10/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
???「わかった。協力するよ。傷治してくれたお礼もしたいしな。即席のチーム結成だ」

タブンネ「いいのですか?!」

???「ああ」

タブンネ「ありがとうございます!」

こうして俺たちは即席のチームを結成した。
まさかこれがあの再開を生み出すきっかけになるなんて、今の俺には全く予想できなかった。
 ▼ 327 1◆J44kAZeDOM 15/07/05 20:41:04 ID:gqRlqp.A [11/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
今日はここまでです
もう区切りつけました
 ▼ 328 ワーク@むげんのふえ 15/07/09 18:35:27 ID:Mvw48t76 [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
番外編 チーム名
リオル「の由来ってなんなの?」

ハリボーグ「確かに気になる!」

テールナー「えっと、ゲコガシラ、なんで?」

ゲコガシラ「その……陳腐過ぎて言いたくないが……」

リオル「気にしないよ。ってか自分で恥ずかしい名前つけるなよ」

ゲコガシラ「……探検は終わらない」ボソッ

ハリボーグ「え、なんて?」

ゲコガシラ「探検は終わらないって意味だよ!」

リオル「うわっ……」

テールナー「確かに陳腐……」

ゲコガシラ「悪いかよ」

ハリボーグ「普通にいいと思うけど、二人ともどうしたの?」
 ▼ 329 ャタピー@ねばねばこやし 15/07/09 18:36:21 ID:Mvw48t76 [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ニューラ「うるさい」

ゲコガシラ「あ、すんません」

ニューラ「で、何の話してたんだ?」

テールナー・ゲコガシラ「!!」

テールナー(ニューラさんが反応を示した)ヒソヒソ

ゲコガシラ(能面のようにクールなニューラさんが)ヒソヒソ

ニューラ「聞こえてる」

テールナー・ゲコガシラ「え……」

リオル「いや、なんでエンドレスって名前なのかなって」

リオル「そういやなんでリアライズっていうんですか?」

ニューラ「ああ。実は」

そう言って声を潜めた。
 ▼ 330 1◆J44kAZeDOM 15/07/09 18:36:45 ID:Mvw48t76 [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ニューラ「二人ともよく性別を間違えられるの。それで、ウソ、ホントのリアル、ライ、でリアライズ」

ニューラ「気付く、とかいう意味らしいけど……」

そこで息を飲んだ。おそらく背後に殺気を感じたんだろう。

チラーミィ「ニューラ」

ニューラ「あ」

番外編、終わりでいいよね……?
 ▼ 331 1◆J44kAZeDOM 15/07/09 18:37:26 ID:Mvw48t76 [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
長らくお待たせしました
明日から本格的に再開します
 ▼ 332 1◆J44kAZeDOM 15/07/10 16:47:24 ID:f5D4UQQ. [1/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
Chapter10 ギルド遠征
 ▼ 333 1◆J44kAZeDOM 15/07/10 16:47:47 ID:f5D4UQQ. [2/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リオル「ここか……」

紅色平原。その入口にあたる丘に、今僕らは立っている。
このルートをたどるのは僕らだけで、皆はまた別のルートをとるらしい。

ゲコガシラ「まずは今回のルートを確認するぞ」

テールナー「まずは紅色平原、藍色海岸を抜けて……」

ハリボーグ「その先にあるベースキャンプで合流する、か」

リオル「目的はその先の萌黄色の塔。そしてそこにあるメガ進化についての情報」

ゲコガシラ「よっしゃ行くぞ!」

リオル「その前にさ、あれ、何?」

テールナー「ああ、リオルは初めてだったっけ。ガルーラ像よ」

ゲコガシラ「倉庫が使えるんだ」

テールナー「中継地点の目印にもなるわ」

リオル「へえ、あ、ごめん腰折って」

ハリボーグ「ま、いいでしょ。じゃ、行こ」
 ▼ 334 1◆J44kAZeDOM 15/07/10 16:49:21 ID:f5D4UQQ. [3/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
紅色平原1F
日差しが強い

ゲコガシラ「暑い……」

テールナー「ああもう、速く行こ」

3F
日差しが強い

リオル「ねえ、本格的に暑くない?」

ハリボーグ「むしろ気持ちいいぐらいだけど……」
 ▼ 335 1◆J44kAZeDOM 15/07/10 16:49:57 ID:f5D4UQQ. [4/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
7F
日差しが強い

ハリボーグ「前言撤回。あっつ」

ゲコガシラ「もう……限界……」

テールナー「しっかりしてよ!」

リオル「でも、マジできつい」

12F
日差しが強い

テールナー「みんな頑張って!」

ゲコガシラ「」

リオル「あ……階……段」

ハリボーグ「頑張ろう……」
 ▼ 336 1◆J44kAZeDOM 15/07/10 16:50:23 ID:f5D4UQQ. [5/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ふっと流れ込んだ冷気に、嬉々として駆け出す……体力はすでに無く、ゆっくり這いずって行く。
体に絡みつく冷たさは暑さにもうろうとした意識に入り込み、まだ死ぬ定めでは無いと活を入れてくれる。

ゲコガシラ「助かった……」

ハリボーグ「ホント、なんであんな暑いのよ」

テールナー「そういう土地なのよ」

???「誰か……助けて……」

ふと弱弱しい声が聞こえた。
そちらに目を向けると、そこには傷つき弱った(ように見える)ニンフィアがいた。

リオル「わわっ、大丈夫?」

あわててそっちに走るが、近くで見るととても大丈夫とは思え無い。

ニンフィア「お願い……オレンの実を……」

リオル「わかった」

もちろん三人から異論が出るはずも無く、オレンの実は彼の胃袋に収まった。
 ▼ 337 1◆J44kAZeDOM 15/07/10 16:51:04 ID:f5D4UQQ. [6/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
視点ゲコガシラ
ニンフィア……でも左耳になんもないから違うな。

ニンフィア「ふう、あ、ありがとう」

ゲコガシラ「何があってああなってたんだ?」

ニンフィア「ブラッキーに襲われて……あー悔しい」

ブラッキー? ニンフィアがブラッキーに負けるって……

ニンフィア「そうだ、あいつがいない!」

そう言って走ろうとするも、まだ体が治りきって無いからだろう、派手にすっころんだ。

テールナー「あいつ?」

ニンフィア「きっと今頃……頼む! 俺とブラッキーを倒してくれ!」

リオル「えっと……場所によるけど……」

ニンフィア「藍色海岸の奥だ。頼む!」

藍色海岸。おあつらえ向きのように俺たちが進む方だ。
 ▼ 338 1◆J44kAZeDOM 15/07/10 16:52:18 ID:f5D4UQQ. [7/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リオル「そこなら行けるな」

テールナー「まあかわいそうだし、私は大丈夫だよ」

ハリボーグ「うん。行こう!」

ニンフィア「ありがとう!」

そうしてこの旅にニンフィアが加わった。
 ▼ 339 1◆J44kAZeDOM 15/07/10 16:52:45 ID:f5D4UQQ. [8/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
視点リオル
藍色海岸
1F
雨が降っている。

テールナー「う……濡れる……」

ゲコガシラ「頑張れ!」

4F
雨が降っている。

リオル「はっくしょん!」

ニンフィア「大丈夫? はっくしゅ」

ハリボーグ「大丈夫? 私は雨も好きだけど」
 ▼ 340 1◆J44kAZeDOM 15/07/10 16:53:46 ID:f5D4UQQ. [9/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
7F
雨が降っている。

ハリボーグ「くしゅん!」

ゲコガシラ「ハリボーグまで……」

テールナー「あーもう駄目……」

リオル「頑張れ、みんな」

12F
雨が降っている。

リオル「寒い……」

テールナー「」

ニンフィア「も、もう少し……」

ハリボーグ「あ……階段……」

ゲコガシラ「みんな頑張れ!」

雨があがった。照り込む日差しに凍えそうな体が溶けてゆく。

テールナー「助かった……」

ゲコガシラ「なんかこれ、前も見たような……」
 ▼ 341 1◆J44kAZeDOM 15/07/10 16:54:10 ID:f5D4UQQ. [10/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ハリボーグ「なんであそこまで雨が降るのよお」

ニンフィア「そう言う土地だからです」

リオル「この辺って異常気象すぎでしょ」

ゲコガシラ「あ……ベースキャンプだ!」
 ▼ 342 1◆J44kAZeDOM 15/07/10 16:54:32 ID:f5D4UQQ. [11/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ハリボーグ「なんであそこまで雨が降るのよお」

ニンフィア「そう言う土地だからです」

リオル「この辺って異常気象すぎでしょ」

ゲコガシラ「あ……ベースキャンプだ!」

ペラップ「やっと来たか。早かったな♪」

そうは言っても僕ら以外はみんな来ている。

テールナー「新入りにしてはって事でしょ」

ペラップ「ところで……このポケモンは?」

ニンフィア「あの、ちょっと襲われまして、仲間とはぐれたんです。それで、まずは海岸を抜けて……」

ペラップ「そうか……とりあえずお前たちはキャンプ作りを手伝って来なさい」

エンドレス「はい」
 ▼ 343 1◆J44kAZeDOM 15/07/10 16:54:59 ID:f5D4UQQ. [12/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
いったんここまで
また夜に再開します
 ▼ 344 1◆J44kAZeDOM 15/07/10 21:15:02 ID:f5D4UQQ. [13/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ビッパ「これは……こうでゲスか?」

ヘイガニ「そうじゃ無くて、こっちだぜ、ヘイヘイ!」

チリーン「リアライズの二人、ちょっとこっちに来てください!」

さまざまな声が飛び交う。そんな中、僕たちは何をすべきかわからず、戸惑っていた。

グレッグル「お前たちはこれをこうしてくれ。グへへ」

リオル「はい!」

ディグダ「二人ぐらい来てください!」

テールナー・ゲコガシラ「行きまーす!」
 ▼ 345 1◆J44kAZeDOM 15/07/10 21:15:26 ID:f5D4UQQ. [14/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ビッパ「これをこうして……完成でゲス!」

グレッグル「ここがまだだぜ、グヘヘ」

ビッパ「あ……」

ニューラ「こうですか?」

チリーン「OKです!」

チラーミィ「って事は……」

「完成だああ!」
 ▼ 346 1◆J44kAZeDOM 15/07/10 21:15:50 ID:f5D4UQQ. [15/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ペラップ「みんなごくろうだった」

ペラップ「じゃあ今後の計画を説明するよ♪」

ペラップ「この付近にあると言われる萌黄色の塔、まずはそれを見つけ出す」

ペラップ「何か情報を見つけたらベースキャンプに伝える事」

ペラップ「親方様と私がここで待機している」

ペラップ「後ここにいるニンフィアだが、ブラッキーに襲われたそうだ」

ペラップ「見つけ次第、ここに報告する事。いいね!」

みんな「はい!」

プクリン「いってらっしゃーい」

ニンフィア「みなさん、よろしくお願いします」
 ▼ 347 1◆J44kAZeDOM 15/07/10 21:16:15 ID:f5D4UQQ. [16/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
Chapter10 ギルド遠征 完
 ▼ 348 1◆J44kAZeDOM 15/07/10 21:16:39 ID:f5D4UQQ. [17/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
幕章
???「そんなにうまくいく?」

???「なんか文句ある?」

???「いや……」

???「これでうまい具合に食い合ってくれれば、俺たちは……ふっふっふ」
 ▼ 349 1◆J44kAZeDOM 15/07/10 21:17:01 ID:f5D4UQQ. [18/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
今日はここまでです
 ▼ 350 1◆J44kAZeDOM 15/07/11 14:57:14 ID:S.ZenHAU [1/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
Chapter11 ライバル登場
 ▼ 351 1◆J44kAZeDOM 15/07/11 14:57:37 ID:S.ZenHAU [2/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
視点ゲコガシラ
よく考えると、いろいろおかしい。
まず、藍色海岸の奥で襲われたなんて、ありえないのだ。
次に、相性的にニンフィアがブラッキーに負けるなんてほぼありえない。
でもだからといって何もできないよなあ。

ニンフィア「どうかしました?」

ゲコガシラ「いや」

テールナー「いろいろ探してはいるけど、結局何の手掛かりも無しか……」

ハリボーグ「ブラッキーもいないしね」
 ▼ 352 1◆J44kAZeDOM 15/07/11 14:58:10 ID:S.ZenHAU [3/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そんなこんなでいろいろ探していた。
その苦労の末、不思議な石像を発見した。

リオル「なんだろ、これ……」

ハリボーグ「えっと、なになに……石の光を我に示せ、だって……」

???「あっ、あれじゃねえか?」

???「本当ですわ!」

リオル「誰だ!」

聞き覚えの無いような、あるような、そんな声だ……って、ブラッキーじゃん!
その後ろにいるのは……タブンネにサザンドラか。

ニンフィア「あいつらです!」
 ▼ 353 1◆J44kAZeDOM 15/07/11 14:58:31 ID:S.ZenHAU [4/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リオル「おい!」

ブラッキー「え、あっ、あいつらじゃ」

サザンドラ「はい……」

リオル「なんでニンフィアを襲った!」

ブラッキー「そっちこそなんでサザンドラを……は?」

テールナー「いいからニンフィアの仲間を返しなさい!」

タブンネ「ちょ、ちょっとお待ちください、話がかみ合ってません」

ハリボーグ「そうみたいね」

リオル「え?」

タブンネ「このまま争っても何にもなりませんわ。一度話し合いをしましょう」

ニンフィア「ちっ」
 ▼ 354 1◆J44kAZeDOM 15/07/11 14:58:52 ID:S.ZenHAU [5/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
明らかな舌打ち。それはあたりに盛大に響いた。

ニンフィア「おとなしくバトルして消耗してくれればよかったのによお」

サザンドラ「だからうまくいかないって……」

ニンフィア「黙ってろ!」

なるほど。なんかおかしいと思ったら、そういう訳か。

リオル「え、どうして……」

ニンフィア「ムーンフォース!」

ゲコガシラ「うわっ!」

四人とも吹っ飛ばされた。特にリオルは大ダメージを受けている。

ニンフィア「お前らが互いに疲れた所を狙ってお前らの持ち物を奪う予定だったんだがなあ」

タブンネ「大丈夫ですか? 癒しの波動!」

リオル「あれ、なんか元気でてきた……」
 ▼ 355 1◆J44kAZeDOM 15/07/11 14:59:42 ID:S.ZenHAU [6/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ブラッキー「とにかく、あいつらを倒そう」

ゲコガシラ「ああ」

そう言うこいつの左耳を見てしまうのは、感傷が過ぎるな。

サザンドラ「龍の波動!」

リオル「まねっこ!」
リオルの龍の波導!

サザンドラ「うぐっ」

テールナー「火炎放射!」

ニンフィア「ムーンフォース!」

炸裂音が響き、技と技が打ち消し合う。
 ▼ 356 1◆J44kAZeDOM 15/07/11 15:00:07 ID:S.ZenHAU [7/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ゲコガシラ「水の波動!」

ブラッキー「手助け!」

サザンドラ「悪の波動!」

手助けで強化された俺の技は、相手の技を貫通し、敵にダメージを与える。

ハリボーグ「ミサイル針!」

サザンドラ「だめっ……」

サザンドラは倒れた!

ニンフィア「形勢不利なようだな……逃げるか」

ニンフィア「マジカルシャイン!」
 ▼ 357 1◆J44kAZeDOM 15/07/11 15:00:39 ID:S.ZenHAU [8/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
彼の体から放たれる光に、目を眩まされる。

リオル「まぶしっ」

気が付いた時には、ニンフィアと、そしてテールナーがいなかった。

ゲコガシラ「おいっ、テールナー! テールナーどこだ!」
 ▼ 358 1◆J44kAZeDOM 15/07/11 15:01:14 ID:S.ZenHAU [9/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
視点テールナー

光で弾幕を作ろうとしたのだろう。しかしその光は、炎タイプの私にはあまり効果が無く、こそこそ逃げ出そうとする彼をこっそり追いかける事ができた。

ニンフィア「ここまで来れば大丈夫か……」

テールナー「火炎放射!」

ニンフィア「うわっ!」

技が命中した。彼の体が黒くなっている。

テールナー「私たちをなめないで。絶対許さない!」

ニンフィア「ふん、お前ひとりで何ができるってんだよ」

テールナー「さあね。でも、相性なら私が有利よ」

ニンフィア「確かにそうかもな。だが」

ニンフィア「光の壁!」
 ▼ 359 1◆J44kAZeDOM 15/07/11 15:01:43 ID:S.ZenHAU [10/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
え、特殊(タイプ依存)に対して強くなる……今の私の技は炎、エスパーと……これしかない!

テールナー「ひっかく!」

ニンフィア「遅い! 遠距離技に頼りすぎじゃねえの」

いとも簡単に避けられてしまう。

ニンフィア「電光石火!」

テールナー「うぐっ」

ニンフィア「形勢逆転、っと」

テールナー「火炎放射!」

ニンフィア「だから効かないんだってば」

ニンフィア「ドレインキッス!」

彼の口が近づけられる。
いやだ。いやだいやだいやだいやだ!
 ▼ 360 1◆J44kAZeDOM 15/07/11 15:02:05 ID:S.ZenHAU [11/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ゲコガシラ「打ち落とす!」

ニンフィア「うぐう、誰だ!」

ゲコガシラ「なんだかんだと聞かれたら」

リオル「それどころじゃ無くて」

ハリボーグ「たね爆弾!」

ニンフィア「そんな……」

ニンフィアは倒れた!
 ▼ 361 1◆J44kAZeDOM 15/07/11 15:02:35 ID:S.ZenHAU [12/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
いったんここまでです
 ▼ 362 レビィ@スペシャルガード 15/07/11 20:57:26 ID:S.ZenHAU [13/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
視点ゲコガシラ
タブンネ「あっちですわ、たぶん」

ゲコガシラ「なんでそう言えるんだよ!」

タブンネ「ヒヤリングポケモンですから、向こうに走って行った音が聞こえましたの」

リオル「なるほど。じゃあ信じるよ。行こう!」
 ▼ 363 ュバルゴ@あまいミツ 15/07/11 20:57:50 ID:S.ZenHAU [14/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ゲコガシラ「と、いう訳で来てみたら、こうなってた、っつー訳だ」

テールナー「助かった。ありがとうございます!」

タブンネ「いいのです。こういった場所では助け合わなければなりませんもの」

ブラッキー「そういや自己紹介がまだだったな。俺はブラッキー」

タブンネ「わたくしはタブンネです」

ブラッキー「二人でベストウィッシュって探検隊組んで、メガ進化の謎を追ってる」

リオル「じゃあこっちも……僕はリオルです」

テールナー「私はテールナー」

ハリボーグ「ハリボーグです」

ゲコガシラ「ゲコガシラだ」

リオル「四人で探検隊エンドレスを組んでます」
 ▼ 364 ビルドン@ガルーラナイト 15/07/11 20:58:11 ID:S.ZenHAU [15/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ブラッキー「ところでゲコガシラ、お前ってケロマツの進化形だよな」

ゲコガシラ「ああそうだが……」

ブラッキー「探検隊かぁ。かっこいいなぁ」

……!

ゲコガシラ「お前、まさか……」

ブラッキー「うそお、マジか」

テールナー「どうしたの?」

ゲコガシラ「左耳、治ったんだ」

ブラッキー「こいつのおかげでな。にしても、お前まさか探検隊になってるとは。こりゃ明日は大雪かあ?」
 ▼ 365 ウカザル@たからぶくろ 15/07/11 20:58:31 ID:S.ZenHAU [16/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リオル「ちょっと待って、全然ついて行けないんだけど」

ゲコガシラ「あ、そっか、すまん」

ブラッキー「こいつ、俺の小さな頃の親友なんだわ」

ゲコガシラ「俺が説明するよ」

思い出せばいつでもよみがえるあの記憶。それは苦々しくも、俺の記憶の中で一番を占めているものだった。
 ▼ 366 1◆J44kAZeDOM 15/07/11 20:59:47 ID:S.ZenHAU [17/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
俺は語る。過去のその記憶を。

イーブイ「探検ってかっこいいよなあ」

ケロマツ「じゃあ行ってみようか? あの森の奥まで」

子どもらしい無邪気な心でそう提案した。それがしてはいけない事だとわかっていながら、それでも禁止されるには禁止されるだけの理由があるなんて、知らなかった。

イーブイ「うん!」

目をキラキラさせるこいつに、同い年ながらおにいちゃんみたいな気持ちになった。
え、そんな風に思ってたのかって? ああ、思ってたさ。お前子どもっぽいんだもん。
ハリボーグ、どうした? 何でも無い、そうか。続けるぞ。

もちろんまだ子どもの俺たちじゃすぐに限界が来るよな。

イーブイ「怖い……」

ケロマツ「しっかりしろ!」

え、立場逆? 聞こえないなあ。続けるぞ。

まあそんなこんなで夜になった。まだ子どもだぜ? そりゃビビるよ、二人とも。しかもこいつが左耳に大ケガを負って、動くに動けなくなってた。
暗闇の中、自我の無いポケモンにいつ襲われるかもわからない状況で、ある探検隊が助けに来てくれたんだ。

それ以来、こいつは完全に探検隊っていう職業に魅せられた。でも逆に俺は俺みたいな奴じゃ無理だ、という現実をその探検隊に見たんだ。

そうだ。結局俺はそういう奴だよ、そんな目で見んなブラッキー。


でだ。その数年後、こいつは俺がそう考えてる事を知って、旅に出たんだ。誰にも話さず、たった一人で。
 ▼ 367 1◆J44kAZeDOM 15/07/11 21:00:13 ID:S.ZenHAU [18/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ゲコガシラ「それからこいつが何をしてたのか、それはわからない。でも、こいつとまた会えるような気がして、俺は探検隊になった」

リオル「なるほどねえ」

ブラッキー「そういう事か。っつーか恥ずかしいわ。あ、でも俺はたいした事はして無いけどな」

テールナー「あんたはそういう目的だったのね」

タブンネ「そうだったのですか。つまりこれは、感動の再開、というわけですね」

ゲコガシラ「まあな」

なんつーか、気恥ずかしい。話したい事はいろいろあるけど、なぜか言葉にならないのは、そのせいだ。

ハリボーグ「なんかそういうの……いいね……」

ハリボーグはなんか泣いている。やめろって。
 ▼ 368 1◆J44kAZeDOM 15/07/11 21:00:32 ID:S.ZenHAU [19/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
Chapter11 ライバル登場 完
 ▼ 369 1◆J44kAZeDOM 15/07/11 21:00:53 ID:S.ZenHAU [20/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
幕章
はやく来てよ。あなたが来ないと、始まらないの……

行きたくない。終わりたく無い……

はやく会いに来てくれないと、全てが終わるのよ

わかってるけど、それでも……
 ▼ 370 1◆J44kAZeDOM 15/07/11 21:01:13 ID:S.ZenHAU [21/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
今日はここまでです
 ▼ 371 タッコ@イナズマカセット 15/07/12 17:52:48 ID:QrYkymNk [1/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
Chapter12 メガ進化の秘密
 ▼ 372 ヒダルマ@きんりょくのハネ 15/07/12 17:53:38 ID:QrYkymNk [2/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
視点リオル

リオル「それはそうと、メガ進化について調べてるの?」

こういう空気が妙にむずがゆく、僕は話題を変えた。

タブンネ「はい。で、あなた方は、何をしにここまで?」

リオル「僕たちも、なんだ」

ともにニンフィアとサザンドラを打ち破り、絆を感じ始めたのか知らないが、敬称をつける気になれなかった。

テールナー「この、キーストーンってのを見つけてね」

タブンネ「キーストーン! それです! メガストーンの対の石!」

ハリボーグ「対?」

タブンネ「メガ進化には二つの石が必要と言われています」

タブンネ「キーストーンとメガストーン」

タブンネ「なぜ二ついるのか、などはわかりませんが」
 ▼ 373 1◆J44kAZeDOM 15/07/12 17:54:01 ID:QrYkymNk [3/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リオル「二つの石……そういやガルーラさんも形見に石をもらったって」

ハリボーグ「それとこのキーストーンが反応して……」

ゲコガシラ「メガ進化、ねえ」

ブラッキー「ガルーラ?」

ゲコガシラ「ああ。こっちで見つけた初のメガ進化をした人」
 ▼ 374 1◆J44kAZeDOM 15/07/12 17:54:26 ID:QrYkymNk [4/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
タブンネ「おそらく、その石がメガストーンなのでしょうね」

テールナー「ところで、なんでそんなに詳しいの?」

タブンネ「わたくしの家系が、メガ進化できる家系だったようで、このメガストーンも、代々家宝として残されたものです」

ハリボーグ「家宝……なんかすごいね」

タブンネ「わたくし、気になっています。この石の事も、メガ進化の事も」

リオル「とにかく、萌黄色の塔だよ。答えはそこにある」
 ▼ 375 1◆J44kAZeDOM 15/07/12 17:54:50 ID:QrYkymNk [5/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
という訳で石像の前に戻って来た。

ハリボーグ「石の光を我に示せ……これ、メガ進化しろって事なのかな」

テールナー「まあ、光は出るね」

リオル「試してみる?」

タブンネ「駄目でも損はありませんものね。テールナーさん、やりましょう」

テールナー「OK、行くよ!」

テールナー・タブンネ「メガ進化!」

しかし何も起こらない!

タブンネ「あれ? なんで反応しないのですか?」

テールナー「さあ?」

リオル「まあ……あの時もテールナーじゃ無くてシャンデラに触れて初めて発動したし……」

テールナー「私じゃ駄目なのかなあ」

ハリボーグ「そんな事無いって!」
 ▼ 376 1◆J44kAZeDOM 15/07/12 17:55:17 ID:QrYkymNk [6/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ブラッキー「何か二つの石を持つ人の相性とか……」

しかし、彼はそれ以上言う事はできなかった。

テールナー「見て! 石像が!」

リオル「え、うわっ!」

石像が眩しく六人の目を射る。あまりに眩しく、目をそらしてしまった。

ハリボーグ「石の……光……」
 ▼ 377 1◆J44kAZeDOM 15/07/12 17:55:38 ID:QrYkymNk [7/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
???「ふう、ふわああ」

???
せ、石像がしゃべった?
……

その桃色に透けた宝石で作られた体。とても先ほどまでのただの石像とは思えない……
って

ブラッキー「せ、石像が……」

リオル「しゃべったあああ!」

???「よしっ、あ、どうも、ディアンシーよ」

タブンネ「よろしくお願いします、タブンネです」

ゲコガシラ「ど、どうも……」

ディアンシー「私、萌黄色の塔の番人やってるの。面倒だからとっととやろう」

テールナー「面倒って……」
 ▼ 378 1◆J44kAZeDOM 15/07/12 17:56:01 ID:QrYkymNk [8/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
みな少しずつ状況が呑み込めてきたようで、徐々に会話が成立しつつある。

タブンネ「やるって何をですか?」

ディアンシー「一応やらないといけない事だから、説明するね」

ディアンシー「キーストーン、それを私に示すのが鍵なの」

ブラッキー「なるほどねえ」

ディアンシー「それでメガ進化を知る資格を得られるの。キーストーンを持つ者のみがふさわしいのよ」

ディアンシー「ただしそれにふさわしい力を持ってるか、私に見せて」

リオル「え?」

ディアンシー「私とバトルするの。面倒だから、手短にね」

テールナー「バトル……」

ディアンシー「ただし、私は今、メガ進化してる。そこは気を付けてね」

ディアンシー「じゃあ、いざ勝負!」
 ▼ 379 1◆J44kAZeDOM 15/07/12 17:56:20 ID:QrYkymNk [9/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
メガディアンシー「ダイヤストーム!」

ハリボーグ「痛っ!」

リオル「まねっこ!」
リオルのダイヤストーム!

ブラッキー「手助けする!」

力が湧き上がって来る。そのままディアンシーに向けて技を発射した。

メガディアンシー「った、ふう、ムーンフォース!」

ゲコガシラ「させるか!水の波動!」

炸裂音が響きわたる。
その隙をついて、ハリボーグが攻撃していた。

ハリボーグ「エナジーボール!」

メガディアンシー「うっ、ダイヤストーム!」
 ▼ 380 1◆J44kAZeDOM 15/07/12 17:56:47 ID:QrYkymNk [10/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
その技はテールナーの方を狙う。

テールナー「きゃっ」

ゲコガシラ「危ない! うぐっ」

ゲコガシラがかばっていた。

テールナー「ゲコガシラ……」

タブンネ「ゲコガシラさん回復します!」

そうしている内に残りのメンバーで攻撃を仕掛ける。

ブラッキー「あやしい光!」
 ▼ 381 1◆J44kAZeDOM 15/07/12 17:57:07 ID:QrYkymNk [11/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
メガディアンシーはマジックミラーで跳ね返した!

ブラッキー「あれ、ここは……」

ブラッキーは混乱した!

リオル「ちょ、なんだよそれ! 仕方ない、はっけい!」

ブラッキー「なあリオルぅ」

ブラッキーが寄って来たせいで狙いを定められず、はっけいは不発に終わった。

リオル「やめろよ!」

メガディアンシー「私の特性で変化技は跳ね返すのよ」

ハリボーグ「なら攻撃あるのみ! エナジーボール!」

メガディアンシー「ダイヤストーム!」

技と技がぶつかり合い激しい爆発が起こる。

その隙を突いて行動した者がいた。

テールナー「火炎放射!」

ゲコガシラ「水の波動!」

黒煙を切り裂いて二つの技があやまたずメガディアンシーの方へと向かう。

メガディアンシーは倒れた!
 ▼ 382 1◆J44kAZeDOM 15/07/12 17:57:33 ID:QrYkymNk [12/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ディアンシーの体が一瞬光に包まれたかと思うと元の石像の形の、ただピンクだけは残った姿になった。

ディアンシー「さすがね。じゃあとっととやるから、気を付けて」

リオル「するって何をさ」

ディアンシー「答えなくていいから答えない。面倒だし」

テールナー「だから面倒って何よ」

ゲコガシラ「っつーか報告しないと!」

ハリボーグ「ああ! 忘れてた!」

ディアンシー「何? 行かないの?」

ブラッキー「報告って?」

テールナー「あ、言って無かったっけ。私たち、ギルド総出でここに来てて」

ブラッキー「なるほど。でも俺たちはそのまま行くぜ。報告して遅れても知らねえぞ」

ゲコガシラの方からなんか怒気が伝わってくるんですけど……大丈夫?

ゲコガシラ「わーったよ、行くぞ」

リオル「ええ、でも!」

ゲコガシラ「い、く、ぞ」

リオル「わ、わかった」
 ▼ 383 1◆J44kAZeDOM 15/07/12 17:57:58 ID:QrYkymNk [13/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ディアンシー「結局どうするのよ」

ゲコガシラ「行く!」

ディアンシー「わかった」

そう言って何やら始めた。と思ったら空から光が降ってきて、しかも彼女(?)の言う事には

ディアンシー「その先にあるから。じゃ、頑張ってね」

だって。うん。冗談だよね。光を歩くなんて、どんな3流ファンタジー?

タブンネ「思ったよりしっかりしてますわね」

ゲコガシラ「行こうぜ」

はい。普通に歩けるらしいです。
 ▼ 384 1◆J44kAZeDOM 15/07/12 17:58:51 ID:QrYkymNk [14/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
テールナー「ゲコガシラ大丈夫?」

ゲコガシラ「お、おう」

ブラッキー「こいつ、高所恐怖症なんだぜ」

ハリボーグ「うそ、なんかいがーい」

タブンネ「なんともかわいらしいです」

ゲコガシラ「う、うるさい、そんな目で見んなリオル」

だってあんな自信満々に行こうと言っておきながら、高所恐怖症って……

ゲコガシラ「あーもう! こんな登るとは思ってなかった……」
 ▼ 385 1◆J44kAZeDOM 15/07/12 17:59:32 ID:QrYkymNk [15/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
遂に萌黄色の塔と思しきものの前についた。

ゲコガシラ「はあっ、はあっ」

ブラッキー「落ち着け」

テールナー「してよ! しっかりしなさいよ!」

ゲコガシラ「すううううう、はああああ、うん、落ち着いた」

深呼吸で落ち着くのはどんな種族でも変わらないらしい。
 ▼ 386 1◆J44kAZeDOM 15/07/12 17:59:53 ID:QrYkymNk [16/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
いったんここまでです
 ▼ 387 1◆J44kAZeDOM 15/07/12 20:32:01 ID:QrYkymNk [17/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
タブンネ「ゲコガシラさんさえよければ出発しましょう」

ハリボーグ「そうね」

ゲコガシラ「OK、行こう」

リオル「うん!」

そうして僕たちは萌黄色の塔に足を踏み入れた。
その瞬間、何か違和感を感じた。

リオル「ん?」

タブンネ「どうかしましたか?」

リオル「いや……なんか変だなっt」

テールナー「あれ? ゲコガシラは?」

タブンネ「あ! ブラッキーもいません!」

リオル「ハリボーグもだ!」
 ▼ 388 1◆J44kAZeDOM 15/07/12 20:37:20 ID:QrYkymNk [18/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リオル「おーい、みんなー!」

タブンネ「いないならいないと返事してくださーい!」

テールナー「いや無理でしょ!」

リオル「返事が無いな」

タブンネ「どうしましょう……」

テールナー「……先に進もう。どういう事かはわからないけど、何か法則があるんだよ」
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