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片手には、ノートとペン、片手には双眼鏡を携え、背の高い草原をかき分けた。
少し遠くの木の枝の上に珍しい生物が見えた気がしたので生物学者は急いでその木に近づこうと、かけていくと何かぶよぶよしたものにつまずいたのがわかった。
あたりには草が密集していて視界が悪いので何につまづいたのかよくわからなかった。
しかし、生物学者はそれが何かとてつもないものであるように思え、興味の対象は珍しい生物からつまづいたそれに移った。
足先を使ってそれを探すと、何やら温かいものが動いているのがわかった。
生物学者は長年の感から新種の生物であると確信した。
すばしっこく動き回るそれを手でなんとか掴み取り見上げた。
オレンジに大きな耳がついた30cmもないくらいの小さな獣であることがわかった。
生物学者は幼い頃から生物図鑑を読みあさっていたがこのような獣を見たことがなかった。
新たな研究対象が見つかったことで嬉々として自宅に連れ帰り、この生態を観察することにした。