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俺「ん、何だ……?この背中にでかでかと入ってる模様は……」
セレナ「それは悪鬼羅刹・修羅紋……」
紋様は、瞬く間に全身へと広がり、首の辺りまでを侵食した。
それはまるで血管のように脈打ち、その姿はさながら地獄に住まう鬼のよう。
セレナ「これは見たものを切り刻む、絶対防衛機構」
俺「……えっ?何を言って──」
──刹那。
彼女の身体から放たれた無数のかまいたちが、部屋の中に吹き荒れた。
透明の刃は音もなく、形あるものの結合を解く。
肉も、骨も、絹ごし豆腐ほどの柔らかさであるかのように、スルリと抜ける。
……直後、少年の首が落ちた。
セレナ「優しさをありがとう、でも……ごめんなさき、優しさだけが取り柄の人は好みじゃないの」
じわじわと部屋に広がる鮮血。
シングルベッドにこびりついた赤色は、二度と落ちることはなかった。