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【ポケモン剣盾番外編】ポケットモンスター - マサルはどこ?ユウリの後悔 - 【SS】

 ▼ 1 サユウ◆6NpEuhCrOQ 21/06/20 15:03:33 ID:s4I2yCcc [1/30] NGネーム登録 NGID登録 報告
【最初に】
このSSには以下のものが含まれます。
・ゲーム準拠のキャラクター登場
・暴力表現あり
https://pokemonbbs.com/post/read.cgi?no=1370563&l=1-の42話(596〜667)の後日談です。

【登場人物】
・コウタ
https://pokemonbbs.com/post/read.cgi?no=1078278&l=1-

・マサル、ユウリ、ホップ
https://pokemonbbs.com/post/read.cgi?no=1223288&l=1-

以上が苦手な方はブラウザバックを推奨いたします。
それでも大丈夫な方は、ゆっくり見ていってね!
 ▼ 2 サユウ◆6NpEuhCrOQ 21/06/20 15:06:16 ID:s4I2yCcc [2/30] NGネーム登録 NGID登録 報告
―ホップの家―

ホップ「随分元気ないな?」

ユウリ「んー…まぁ、ちょっとねー。」

ホップ「何かあったのか?」

ユウリ「まぁそんなところ?」

ホップ「なぁ、嫌なことあったなら教えて欲しいぞ。」

ユウリ「嫌なこと…嫌なことかぁー…。」
 ▼ 3 サユウ◆6NpEuhCrOQ 21/06/20 15:06:51 ID:s4I2yCcc [3/30] NGネーム登録 NGID登録 報告

〜〜〜


ホップ「………つまり、トウヤの命令でこないだアレしたのに、ついマサルをボコしちまった、と?」
https://pokemonbbs.com/post/read.cgi?no=1370563&l=1-の664

ユウリ「“つい”で済まないんだけどそんな感じ。」

ホップ「あーあ…それで、あいつはどうしたんだ?」

ユウリ「………いない。」

ホップ「はぁ?」

ユウリ「朝、あいつの家に行ったんだけど、朝から出かけてるみたいでさー。………電話も繋がらないしで…。」

ホップ「だからマサルの家の前を不審者みたいにウロウロしてたんだな!」

ユウリ「」グサッ

ホップ「あ、わり…。」

ユウリ「………そりゃああいつもスケベなところあるけどさぁ。」
https://pokemonbbs.com/post/read.cgi?no=1344223&l=1-の953

ホップ「それは否定できないぞ。」

ユウリ「…今回マサルが命令した訳じゃなかったし、当のマサルあんまノリノリじゃなかったらしいしさぁ。」

ホップ「主にトウヤがあんな命令したことに驚いてたからだと思うぞ。」
 ▼ 4 サユウ◆6NpEuhCrOQ 21/06/20 15:07:09 ID:s4I2yCcc [4/30] NGネーム登録 NGID登録 報告
ユウリ「はぁ〜…。あいつ、帰ってくるかなぁ。」

ホップ「そのうち帰ってくると思うぞ。……それか、多分コウタなら何か知ってるかもよ?」

ユウリ「コウタが?」

ホップ「おう。昨日の観戦室に、ちょっとオシャレなバーみたいなスペースあっただろ?王様ゲーム終わった後にマサルがそっち行ってコウタと話してるの見たぞ。」
https://pokemonbbs.com/post/read.cgi?no=1370563&l=1-の675

ユウリ「…聞いてみる、ありがと。」
 ▼ 5 サユウ◆6NpEuhCrOQ 21/06/20 15:39:08 ID:s4I2yCcc [5/30] NGネーム登録 NGID登録 報告
―コウタの部屋―
コウタ「それで僕のところに来たと。」

ユウリ「そうなのぉ…。」

コウタ「そうだね…あ、とりあえず何か飲み物いる?」

ユウリ「いや、良いわ…。」

コウタ「ありゃ、そうか。………まぁ、マサルなら確かに昨日来たね。トウコが帰った後くらいに。」

ユウリ「…それで、あいつは今どこなの?」

コウタ「彼は今日朝からバトルタワーでいつもの仕事だそうだ。目を通す書類も多いから早めに終わらせるって。」

ユウリ「……私のことは何か言ってたよね。」

コウタ「んー…それがさ。特に触れてなかったんだよね。」

ユウリ「……何も?」

コウタ「何も。」

ユウリ「口止めとかじゃなくて?」

コウタ「そうだね。意外にも。」
 ▼ 6 サユウ◆6NpEuhCrOQ 21/06/20 15:39:34 ID:s4I2yCcc [6/30] NGネーム登録 NGID登録 報告
ユウリ「……そっかぁ。」

コウタ「強いて言うなら変態のイメージついてて辛いぐらい?今回ユウリにしばかれたことは特にあげつらってた訳ではないかな。」

ユウリ「…そうなんだ。」

コウタ「それで、この後どうする?」

ユウリ「……シュートシティに行ってくる。」

コウタ「そっか。ちゃんと話せたら良いね。」

ユウリ「うん…。」
 ▼ 7 サユウ◆6NpEuhCrOQ 21/06/20 16:00:43 ID:s4I2yCcc [7/30] NGネーム登録 NGID登録 報告
―シュートシティ・バトルタワー前―
ダンデ「いやぁ惜しかったな。マサルならホントついさっきまでここにいたぞ!」

ユウリ「ぜぇ…ぜぇ…そんな…苦労してここまで来て行き違えだなんて…!」

ダンデ「朝から忙しかったからな!ユウリ君が登りに来てる間に終わらせたぞ!多分今頃帰宅中か寄り道かじゃないか?」

ユウリ「…わかりました、ありがとうございます。」シュン…

ダンデ「…。」

ユウリ「……。」トボトボ



ダンデ「ユウリ君!」

ユウリ「は、はいっ!?」ビクッ

ダンデ「マサル君は出て間もないから、ここに呼び出すか!?」

ユウリ「あ………い、いえっ!自分で探します!」

ダンデ「そうか!頑張れよ!道迷うなよ!」

ユウリ「は、はいっ!」(それダンデさんが言うんだ………この間ホップの家に行こうとして何故かバウタウンでアローラ行きの船に乗ろうとしてたのに。)
 ▼ 8 サユウ◆6NpEuhCrOQ 21/06/20 16:28:26 ID:s4I2yCcc [8/30] NGネーム登録 NGID登録 報告
結局、あれからガラル中探し回ったけど見つからず、遂には日が暮れてしまいました。



ユウリ「うう…何でこうも行き違えるのよ…。」

ユウリのエースバーン「ファイ…。」

ユウリ「…あ。」


ちょうど、空から巨大な影が降りてきました。
私が空から探すようにとお願いしていた、ムゲンダイナです。

ユウリ「どう?マサルは見つかった?」

ユウリのムゲンダイナ「…。」フルフル

ユウリ「…そうなんだ…うん、わかった。ありがとう。」

そして私はムゲンダイナをボールに戻しました。

ユウリ「……帰ろうか。」

私は隣を歩いていたエースバーンも戻しました。

いくら何でもこんなにも見つからないなんて、もしやマサルは私を避けている?とでも思ってしまった。

実際避けられても不思議じゃないなぁ。
 ▼ 9 サユウ◆6NpEuhCrOQ 21/06/20 16:28:59 ID:s4I2yCcc [9/30] NGネーム登録 NGID登録 報告
気がつけば私はワイルドエリアでキャンプの準備をしていました。
何か、このまま帰る気分にもなれなくて。

作ったカレーは失敗してドガース級になってしまいました。ポケモン達には申し訳なかったので、口直しとしてきのみとしんせんクリームとかで軽くデザートを作りました。

ユウリ「……。」

ポケモン達がボールで遊んでいる間、キバ湖を見つめていました。

マサルはどこへ行ったのでしょう。

ホップ、コウタ、ダンデさん。

その後スパイクタウンに行ったり、ヨロイ島やカンムリ雪原にも行きました。

何の成果も、得られませんでした。

ユウリ「……マサルッ…。」

ホップと同じ幼馴染の彼。軽口こそ叩ける相手でも、今回の件は流石のマサルも私を嫌ったかなぁ。
途中、ホップからメッセージをもらって、『大丈夫だぞ!その内あいつは帰ってくるし、ユウリの事はそう簡単に嫌ったりしないと思うぞ!』なんて言ってくれたけど、どうなんだろ…。

ちなみに彼も、マサルとの連絡はついていないみたいです。



<おい!いてーな!


ユウリ「…え?」
 ▼ 10 サユウ◆6NpEuhCrOQ 21/06/20 16:59:04 ID:s4I2yCcc [10/30] NGネーム登録 NGID登録 報告
声がする方を振り向くと、エースバーン、チラチーノ、イエッサン、シュバルゴの4匹がボールで遊んでいるときに、そのボールが通りすがりの男性に当たってしまったようです。
そんなに硬くないボールの筈なんだけど…。

ユウリ「わわ…ごめんなさい!」

急いで私は駆け寄った。

男「あー?このポケモン達てめーの連れかよ。どうしてくれるんだよ!」

ユウリ「ごめんなさいっ…この子達に悪気はなくて…!」

男「悪気はないだとぉ?……そうか、そうだよなぁ。ちゃんと躾けてねえトレーナーが悪いもんなぁ!」

ユウリ「うっ…。」

そこまで言う!?
確かにこの子達のボールが当たっちゃったけど、躾ならちゃんとしてるのに!
 ▼ 11 サユウ◆6NpEuhCrOQ 21/06/20 16:59:30 ID:s4I2yCcc [11/30] NGネーム登録 NGID登録 報告
男「まぁいいや、ちょっと来いよ!」グイッ

ユウリ「あ、ちょ、ちょっと!」

無理矢理男に手を引っ張られ、残り2個のモンスターボールも落としちゃいました。

エースバーン達は慌てて追いかけようとしましたが…。

男「クワガノン!こいつらをしばっとけ!」

男のクワガノン「ピー。」

クワガノンの“いとをはく”で全員捕まってしまいました。
やばい!これホントにやばいやつだ!

ユウリ「ちょ、ちょっと!?は、離して!」

流石にこれはやばい、この男、この後因縁つける気だ!
私は振り解こうとしますが、男とは力の差があり過ぎて無理。ちくしょう、ポケモンバトルなら負けないのに…!
 ▼ 12 サユウ◆6NpEuhCrOQ 21/06/20 16:59:50 ID:s4I2yCcc [12/30] NGネーム登録 NGID登録 報告
男「キャーキャー喚いてんじゃ、ねーよっ!」ドスッ

ユウリ「うっ…!」

お腹を蹴られ、膝をついてしまった…。

男「て、てめー!まだ抵抗する気か…!」

何とか手を引っ張って、そこに落ちてるモンスターボールを拾わないと…!

バキッ!

ユウリ「がはっ…!」

男「おら!大人しくしとけよ!」
 ▼ 13 ーブイ@ミミロップナイト 21/06/20 17:01:34 ID:A/CMavDk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
性別関係なく暴力はだめだ、ましてや男が女の子を殴るなんて
 ▼ 14 ンド@ひみつのカギ 21/06/20 17:09:48 ID:AtoYPrR. [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
自分が暴力を受ける立場になって初めて、暴力の痛みを身をもって味わってるな
 ▼ 15 サユウ◆6NpEuhCrOQ 21/06/20 17:27:54 ID:s4I2yCcc [13/30] NGネーム登録 NGID登録 報告
立て続けに殴られ、蹴られ、の繰り返しでした。

悪気のないポケモン達を庇って、私が殴られ続ける。
気がつけば私は、そのまま男の仲間達の元へ引き摺られました。

男「へぇ〜、ユウリって名前なんだな。」

男の仲間1「こいつ少し生意気だけど見た目は可愛いなぁ。」

男の仲間2「おい、コイツどうする?」

男「そうだな。手足縛って、俺達で少し楽しんで、それからこいつの親に身代金でも要求しとくか?」

とんでもないことを企みながら気持ち悪い笑いを愉快そうに浮かべる男達。

………私もマサルに、こないだこんなことしたんだ…。

普段ちょくちょくスケベなところがあるだけの、私やホップよりもずっと強い男、マサル。

なのに今回マサルは被害者だと言うのに…私より可愛い女の子の胸を揉んだ、もとい揉まされたと言うだけで、勢いで殴ってしまった。

このまま私、もっと酷いことされちゃうんだ…。

助けて…誰か、助けて…………なんて、言う資格もないや。
 ▼ 16 サユウ◆6NpEuhCrOQ 21/06/20 17:28:16 ID:s4I2yCcc [14/30] NGネーム登録 NGID登録 報告
男「おら、立てよ。」グイッ

無理矢理立たされる私。もうヘトヘトで身体もまともに動かせない。というか、ガッチリ掴まれてる。

男の仲間1「いけないよなぁ。自分のポケモンの躾不足で人様に怪我させておいてさぁ。こっち来いって言ってるのに暴れたりしちゃってさぁ。」

男の仲間2「お前もさぞ躾けられてねぇんだろ?」

男「今から選べよ。俺達の気が済むまで殴られ続けるか、俺達と遊ぶか、お前の親に電話して、身代金と引き換えに人質になるか。」

最悪だ…!
最悪の選択を突きつけてきた…!
身代金?冗談じゃない!冗談じゃない…けど…

あとの2つを選んでも、間違いなく私は助からない。


あ、でも、どうせ助けを求めちゃいけないんだ、私。

もう…どうでも…
 ▼ 17 サユウ◆6NpEuhCrOQ 21/06/20 17:29:28 ID:s4I2yCcc [15/30] NGネーム登録 NGID登録 報告
バキッ!

ユウリ「ひぐっ!?」

男「おいおい返事もできねぇのかぁ?」

男の仲間1「黙ってりゃ何とかなると思ってんじゃねーぞ?」

男の仲間2「ほら早くしろよ!」

ドカッ!

ユウリ「うあっ…。」

嫌…嫌…!
嫌だけど…
ここは誰も助けてくれない…助けを求められるとしても、私は…!

ホップ…!

ごめん、私、もうダメかも…!

マサル…

ごめんなさい…!

もう、遅いけど……会えないかもしれないけど………


せめて、一目会って………――――――――――
 ▼ 18 サユウ◆6NpEuhCrOQ 21/06/20 17:59:16 ID:s4I2yCcc [16/30] NGネーム登録 NGID登録 報告
男「あ〜あ、もう悲鳴すら上げなくなっちまったな。つまらねえ女。」ポイッ

ドサッ…

ユウリ「…。」

男の仲間1「おいおい、もうこいつ涙も乾いちまって。」

男の仲間2「これじゃ身代金要求、あんま意味なくないスか?」

男「あー…そうだな。もう無事じゃねぇもんな。……まぁいいや。じゃああとは俺らで楽しもうぜ。殴ってて思ったがコイツなかなか育ってるしな。グヘヘ。」

……。

男の仲間1「決まりだな!じゃ、早く脱がそうぜ。」

男の仲間2「おいおいまずは服の上から楽しもうや。ホモはせっかちって言われるぞ?」

男の仲間1「俺はホモじゃねぇ!」
 ▼ 19 サユウ◆6NpEuhCrOQ 21/06/20 17:59:34 ID:s4I2yCcc [17/30] NGネーム登録 NGID登録 報告
男「まぁでもそいつの言う通りだ。服を脱がすのは後からにしようぜ。」

……。うっ…。

男「さーて、それじゃあ早速…。」

私、どれだけ寝てたっけ…?
確か………。

男「やっぱ、まずは胸からだろ。」

男の仲間1「は?まずは口だろ。」

男の仲間2「いーや胸だろ。」

……思い出した、私、エースバーン達から引き離されて、この男達に好き放題された……いや、これからされるんだ…。

私が昨日マサルにしたみたいに、理不尽に殴られ、蹴られ…今男達の話を聞くに、今度は私の身体を好き放題する気だ…。

終わった…。私、もう帰れないや…。
 ▼ 20 ロッゴン@ジーエスボール 21/06/20 18:02:09 ID:AtoYPrR. [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マサル早く来い!マジで!
 ▼ 21 サユウ◆6NpEuhCrOQ 21/06/20 18:30:05 ID:s4I2yCcc [18/30] NGネーム登録 NGID登録 報告
男「さてさて、じゃ、これから一緒にアソぼうな?お嬢ちゃん。」

男の仲間1「それじゃ、俺はこいつの可愛いお口から…!」

男の仲間2「じゃあ俺は胸を…!」

男達の臭い吐息がかかる…。
そして1人の口と、もう1人の手が迫ってくる…。

みんな、ごめん…。

突然のお別れになっちゃうけど…。

マサル…

あんなに冷た過ぎて、ごめん…

マリィ達とは、仲良くね…
 ▼ 22 サユウ◆6NpEuhCrOQ 21/06/20 18:31:04 ID:s4I2yCcc [19/30] NGネーム登録 NGID登録 報告
シュバッ!


ユウリ「………ぇ?」

男達「!?」

アギルダー「ギル…。」

えっ?アギルダー…?
私、アギルダーに抱き抱えられてる?
なんで?どうして?どこから?

ボォン!

男のクワガノン「クワッ!?」

クワガノンが撃ち落とされた。今の技は“かえんボール”…。

……………“かえんボール”?

振り向くとそこには、拘束されたはずの私のエースバーン。後ろにはチラチーノ、シュバルゴ、イエッサン。更にはモンスターボール2個も拾われてて、ムゲンダイナとポットデスも…!

男「げっ!?」

男の仲間1「おい!この女のポケモンじゃねーか!」

男の仲間2「ちゃんと縛っとけよ!」

男「し、縛ったに決まってるだろ!?」
 ▼ 23 サユウ◆6NpEuhCrOQ 21/06/20 18:31:34 ID:s4I2yCcc [20/30] NGネーム登録 NGID登録 報告
男達が言い争ってる。
確かにエースバーン達は縛られた。なのにここに来てるということは、解けたということだ。

そして、誰かに拘束を解かれたってこと。

ここにいるこのアギルダー……え?まさか?まさか、そんな訳が…。


ザッ…


???「男共が自分より小さな女の子によってたかって何してんの?」

男達「!?」

ユウリ「!?」バッ

聞き慣れた、聞きたかった声。

そんな…どうして…?

来てくれたの…!?マサル…!!
 ▼ 24 サユウ◆6NpEuhCrOQ 21/06/20 18:31:59 ID:s4I2yCcc [21/30] NGネーム登録 NGID登録 報告
マサル「よ。探したぜ、ユウリ。」

ユウリ「マサ………ル………?」

マサル「おう。」

マサルだ…ホントにマサルだ…!

でも何で…?マサル…私のこと避けてたんじゃ…?

………いや、自惚れるな、私。
マサル、たまたまここを通りすがっただけだ。
それで、何か悪いことをしようとしてるこの男達をとっちめに来ただけ。うん。そうに決まってる。

私みたいな暴力女、助けたい訳が…。
 ▼ 25 ギアル@だいすきメール 21/06/20 18:32:00 ID:XGG.hZkA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
 ▼ 26 サユウ◆6NpEuhCrOQ 21/06/20 18:32:29 ID:s4I2yCcc [22/30] NGネーム登録 NGID登録 報告
男「てめー!誰だ!?」

マサル「誰でもない、ただの風来坊さ。」

男の仲間1「か〜っ!カッコつけやがって!こいつの彼氏か何かかよ!?」

マサル「さぁな。お前らに話すことなんてない。」

男の仲間2「この小娘に似て生意気なヤツめ!いけぇ!」

マサル「…。」

男達は一斉にポケモンを繰り出した。

マニューラ、ストライク、ハガネール、バンギラス、フォクスライ、ニャイキング…。

マサル「ポケモンバトルか。受けて立つぜ。行くぞコオリッポ、カマスジョー!」

対してマサルは、エースのゴリランダーでも、ダンデさん譲りのリザードンでもなければ、英雄ザシアンでもない…!?
 ▼ 27 サユウ◆6NpEuhCrOQ 21/06/20 18:33:50 ID:s4I2yCcc [23/30] NGネーム登録 NGID登録 報告
男「そんなマスコットみてぇなポケモン達に何ができる!?」

男の仲間1「舐めやがって!容赦しねぇからな!」

男の仲間2「そこの女ごとボコボコにしてやるよ!」

嘘でしょ…確かにマサルのポケモン…コオリッポやアギルダー、カマスジョー含めて全員強いけど、いくら何でも数で負けてるよ!?
ましてやこれがあとの3匹ならともかく、その3匹ではなくコオリッポ達で!?



マサル「……はー。勝った気でいるんだな、こいつら。

コオリッポは“つららおとし”、カマスジョーは“インファイト”!」

マサルのコオリッポ「リポー!」
マサルのカマスジョー「シャー!」
 ▼ 28 サユウ◆6NpEuhCrOQ 21/06/20 19:00:07 ID:s4I2yCcc [24/30] NGネーム登録 NGID登録 報告
男「うわぁぁ!?何だこいつら!早すぎるぞ!」

男の仲間1「馬鹿野郎!誰だコオリッポに物理攻撃当てたヤツ!」

男の仲間2「知らねぇよ!うわ、くそ!全然当たらねぇ!」

マサル「何だこいつら……育てが足りないだけならまだしも、連携もクソもあったもんじゃないな…。」


一方的な勝負だった。
“つららおとし”で近寄ってくるポケモンを牽制するコオリッポ。
“インファイト”で手早くバンギラスとマニューラを処理したカマスジョー。

ストライクの物理攻撃でマスコットみたいな見た目の“アイスフェイス”が壊れ、めちゃくちゃ素早くなったコオリッポは、立て続けに“アクアブレイク”や“つららおとし”を、カマスジョーも続くように“アクアブレイク”“インファイト”。

その後も男達はポケモンを出し続けるけど、途中からアギルダーも加わり、撃退していった。
 ▼ 29 サユウ◆6NpEuhCrOQ 21/06/20 19:00:41 ID:s4I2yCcc [25/30] NGネーム登録 NGID登録 報告
私は、解放されたエースバーン達に囲まれてる。どうやら、マサルから救急箱を渡されたらしい。

どうして…?そんなものを持ち歩いてるの?どうしてそれを私に…?


男達「ひえぇ、全滅だぁ!?」

マサル「ふぅ…。終わりで〜す。」

男達「くそ!覚えてろ!」

男達はナックルシティの門に向かって歩き始めた。

エースバーンがすかさず追いかけようとした。

マサル「あぁ、追わなくて良いぞ。」

ユウリのエースバーン「ファイ!?ファイッ、ファイニー!」

マサル「まぁまぁ落ち着け。あいつらはあっちの門から逃げるんだろ。あっちにもうお巡りさん呼んどいたぜ。手配中の奴等だし、もうおしまいさ。」

さっきの戦闘中、余裕でスマホロトムいじっていたと思ったら、警察に通報してたんだ…。
 ▼ 30 サユウ◆6NpEuhCrOQ 21/06/20 19:01:15 ID:s4I2yCcc [26/30] NGネーム登録 NGID登録 報告
スタスタ…

マサルがこっちに向かって歩いてくる…?
文句言われるだろうなぁ…それか、今日のこと、貸しにするとか…?




マサル「帰るぞ。」

マサルは私に手を差し伸べてきたのだ。

信じられない…あんなことしてしまった私に、どうしてそんな…

マサル「ユウリ?」

ユウリ「…ッ。」

 ▼ 31 サユウ◆6NpEuhCrOQ 21/06/20 19:29:25 ID:s4I2yCcc [27/30] NGネーム登録 NGID登録 報告
マサル「ほら、ユウリ。帰るぞ。ホップもマリィも、ダンデさんも心配してるしさ。」

ユウリ「……ごめん、なさい…。」

マサル「ん?」

ユウリ「私…昨日…。」

マサル「あー、あーあー、そういえば!」

突然何か思い出したかのように声をあげる。
え?まさか昨日のこと忘れた?そんな訳ないよね?

マサル「こんなボロボロな状態じゃ帰るに帰れないよな。良いぜ。応急処置だけしてやる。」

ユウリ「ふぇ…。」

違った。

〜〜〜

マサル「もうちょっと早く来れたらな…あちこち怪我だらけじゃん。」

躊躇なく手当の為に肌を撫でたり、薬を塗ったりする。
あんただって、昨日怪我とかしたんじゃ…。
 ▼ 32 サユウ◆6NpEuhCrOQ 21/06/20 19:29:51 ID:s4I2yCcc [28/30] NGネーム登録 NGID登録 報告
ユウリ「ぅ……マサル…。」

マサル「なんだ?」

ユウリ「昨日は………ううん……昨日だけじゃない…

ごめん、マサル。」

マサル「おいおい急にどうした???」

ユウリ「え…だって、昨日…。」

マサル「メイのおっぱい揉んだ話か?」

ユウリ「…ッ。それもそうだけど…。」

マサル「何だよ。うじうじしちゃって。事あるごとに俺に当たりが強いユウリはどこ行ったんだよ。」
 ▼ 33 サユウ◆6NpEuhCrOQ 21/06/20 19:30:10 ID:s4I2yCcc [29/30] NGネーム登録 NGID登録 報告
ユウリ「……やっぱり、気にしてるの?」

マサル「昨日以外はもう気にしていないぞ。」

ユウリ「うっ…やっぱり昨日は…。それなのに…私を助けたの…?何で…?」

恐る恐るきいた私。しかしマサルは、何だそんなことかとため息をつきました。

マサル「あれだけ悪漢にボコボコにされてる奴をほっとくかっつーの。しかも俺の友達なのにさ。」

ユウリ「…!」

え、“友達”…?
まだ私のことをそう思ってるの…?

いやいや、言葉の綾よ、きっとそうだ。
え、待って、この言葉使い方合ってる?
 ▼ 34 サユウ◆6NpEuhCrOQ 21/06/20 19:30:35 ID:s4I2yCcc [30/30] NGネーム登録 NGID登録 報告
マサル「ダンデさんとかホップとかマリィとか、あとコウタ。マスタード師匠にピオニーさんも。皆から連絡きてて大変だったんだぜ?ユウリがめっちゃ俺のこと探してるってさ。だから俺もあちこち探してた訳だ。」

ああ、なるほど。だからこんなに行き違えになったのね…。
って、いくら皆からの連絡があったからって、そんな必死に私のこと、探してくれたの?

マサル「それにしても随分しおらしくなっちゃって。いつものユウリはどこ行ったんだよ。……っと、とりあえずこんなもんかな。」

ユウリ「…手当、上手いんだ。」

マサル「前にワイルドエリアで怪我した時、コウタに手当てしてもらってな。その見様見真似も少しある。」

見様見真似プラスアルファでこんなに出来るんだ…。
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