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【SS】「サヨナラ」は別れの言葉

 ▼ 1 チコリータ@きんのおうかん 21/07/24 00:50:20 ID:UpzgvYkU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「まだ目・・・・さな・・のかな?」

誰かの声が聞こえてくる

「そろ・・・・おきても・・・・ころ・・けど」

重く閉じた瞼を少し開けると、光が刃物のように突き刺さってきて目が眩んでしまう。

「・・・・・・うっ」

「あっ! この人目覚ましたよ!」

「よかった、今おかゆ持ってくるから少し待っててね」

そう言って女性は部屋を出ていった

すると今度は入れ違いでご老人が部屋に入ってきた。

「おっ、おきたみたいだね〜」

「ユウリちん、看病ありがとね〜」

「いえいえ、あの状態の人ほっといて帰るほど私薄情じゃないので!」

・・・・・・それにしても、閉じたご老人がこちらに話を振ってくる。

「君はどうしてホエルオーのお腹の中にいたんだい?」

「荷物も持っていませんでしたしね」

・・・・・・ほえるおお?




 ▼ 53 クレセリア@シルバースプレー 21/07/25 23:44:33 ID:iJNIZHl. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カレー「コジョフー、あのバッフロンにねこだましだ」

カレー「打ったらすぐにこっちに戻ってきて。はっけいで決めるんだ」

「心得たと」伝えるように彼は首を縦に振り、音を立てずにバッフロンへと接近する。

バッフロンは草をモシャモシャ噛みちぎっており、まだコジョフーが近づいてきているのには気づいていない様子だ。

パンッッ とコジョフーはバッフロンの耳元でねこだましを放った。

バッフロンは目をギロッとさせ、臨戦体勢へと突入する。

指示通り、コジョフーは素早く僕の前まで戻ってきて、利き手である右手と左足を前に出し、右足を後ろに大きく引いてはっけいの体勢に入る

向こうも蹄を地面に擦り付け、突っ込んでくる気満々のご様子だ。

カレー「・・・・来るぞっ」

バッフロン「ブロロロォーン!!」

唸り声を上げつつ、バッフロンは大地を蹴飛ばし突進してきた。
巨大なアフロをなびかせ、こちらとの距離をグングン詰めてくる。

両者の激突まで、3・2・1・・・・

カレー「今だ!」

突き出した右手にエネルギーを伝えるべく、コジョフーは脚から膝へ、膝から腰へ、そして背・肩・肘へと力を伝導させる。

そして伝わってきたパワーを無駄にすることがないよう、テイクバックすることなくその握り拳が今、バッフロンへと・・・・・・

      



           解き放たれる!!!


 ▼ 54 ヘルガー@ギンガだんのカギ 21/07/26 00:04:37 ID:UvsUwo.Y NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーー

ウパーたちが小馬鹿にするように、口から吐き出した水を僕たちに浴びせてくる。ヌオーに関しては最早眼中に無いとばかりに大きな欠伸をかいてそのまま寝転がっているような状況だ。

・・・・・・コジョフーと僕は一撃で十数メートルぶっ飛ばされて水辺に落下していたのだ。

頭を上げて向こうにいるはずのバッフロンに視線を向けてみる。

その顔には「身の程知らずが・・・」といった意味を含んでいるように見える嘲笑が浮かんでいた。

フンッ、と鼻を鳴らしてバッフロンは草を食すべく元いた場所へとノシノシ歩いて戻っていくのであった。

カレー「・・・・・・・・ヤバいな、バッフロン」

コジョフー「・・・・・・フー・・・・」

コジョフーも体を起こして返事をしてくれる。そして、その目はまだ敵をしっかりと見つめていた。

カレー「よし、なんとしてでもあのバッフロンに勝つぞ!」

コジョフー「ウッスッ」\ /オメメキリッ

カレー「とは言え、真っ向からやったんじゃ勝つのは難しい」

カレー「だが、ポケモンを勝たせるのがトレーナーのお仕事・・・・」

んっ〜・・・・と数秒間シンキングタイムをとる。

さっきは衝突の瞬間にバッフロンが頭を少し下げたことでアフロが技の直撃を妨げていた・・・・・・
正面からの突破が難しいとなれば・・・・突くべき場所はガラ空きの脇腹!


 ▼ 55 メガエルレイド@ぎんのはっぱ 21/07/26 00:21:29 ID:DArQ33VE NGネーム登録 NGID登録 報告
カレー「作戦はこうだコジョフー」

カレー「まずさっきと同じ様にバッフロンを引きつける」

カレー「衝突の直前で"みきり"を使ってサッと脇に回避」

カレー「ノーガードの脇腹にドカンッと一発入れてやる」

カレー「これでいけるはずだっ!!」

コジョフー「コーゥジョーシン!!」

どうやらコジョフーもこの作戦に賛成のようだ。

カレー「それじゃあさっきと同じようにいくぞ!!」

バッと立ち上がり、僕たちは再度バッフロンへと立ち向かっていった

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・その後バッフロンに挑むこと23回、ウパーたちにみずでっぽうをかけられた回数76回、ヌオーがあくびをかくこと40回、花畑に飛ばされてミミロップから叩かれること3回。

奇襲したり二手に分かれたりし、手を変え品を変え挑み続けること2時間・・・・・・遂にはっけいをバッフロンの顔面に打ち込むことに成功した!

・・・・・・・・・・・・尚、勝てたとは言ってない。

 ▼ 56 サニゴーン@デボンボンベ 21/07/27 21:48:48 ID:IkqUtdPU [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ーーーーー翌日ーーーーー
道場はマスタードさんの方針で土日は休みとなっている。
試合は月曜日、よってこの二日間で勝てるように作戦を考えて、特訓をしなければならない。

カレー「でも、昨日は散々な結果だったし・・・・」

結局バッフロンにはボロ負けだったし、バトル中ずっと使っていた"はっけい"はどうやらホイーガへの効果が薄いみたいだし・・・・

カレー「どうすればいいのか・・・・んんー」

カレー「こういうのはやっぱり知識のある人に聞くべきなんだろうけど、マスタードさん今日いないしなぁー」

ミツバさんはガラル本土に買い物に行くって言ってたし、クララの姉御はすでに何処かで修行していて、今聞きにいくのは向こうの作戦を覗くことにもなっちゃうし・・・・

カレー「・・・・悩んでても仕方ないか」

考えるより、体動かした方がいいだろうと開き直って湿原に向かおうとしたその時

「おーーい」

とよく通る声が聞こえてくる。

声がした方に振り向くと、ユウリが駆け寄ってきていた。


 ▼ 57 ミミロル@ようせいジュエル 21/07/27 22:03:14 ID:IkqUtdPU [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カレー「あっ、ユウリ!」

渡りに船とは正にこのこと。姉御曰く相当強いというユウリに聞けば良い答えが導き出せるかもしれない。

カレー「ユウリ、すごくちょうど良いところに! 実は・・・・」

ユウリ「明後日のバトルでどうすれば勝てるか教えて欲しいのかな?」

カレー「ご名答。突破口が見出せなくてさ」

カレー「どうすれば姉御に勝てるかなぁ?」

ユウリ「うーん、教えてあげたい気持ちは山々だけど・・・・」

ユウリ「どっちかに肩入れするようなことはしたくないかなぁ・・・」

カレー「そっか・・・・なら仕方g・・・」

と諦めようとしたところ

ユウリ「ストップ! 話は最後まで聞かなきゃ」

ユウリ「どっちかが有利になるのはダメだけど」

ユウリ「どっちも対等な条件になる情報なら教えられるよ!」
 ▼ 58 ドーミラー@アゴのカセキ 21/07/27 22:17:07 ID:IkqUtdPU [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カレー「というのは?」

ユウリ「わざマシンを使うの」

カレー「わざマシン?」

ユウリ「普通ポケモンはバトルをして成長していくことで新しい技を覚えるんだけど・・・」

ユウリ「わざマシンを使えば機械に記録された技を一瞬で身につけることができるの」

ユウリ「ポケモンによって覚えられる技は違うけど」

これは確かに有用な情報だ。でもぼくわざマシンなるものは持っていないし・・・・

ユウリ「マスタードさんがわざマシン結構な数集めているから使わせてもらったら? クララの姉御も使ってたよ」

ユウリ「あっ、姉御が使ってたのはわざレコードだったか」

カレー「とりあえず、マスタードさんが帰ってきたらお願いしてみる。
それまでは昨日みたいに修行しておこう」

ユウリ「うん、気をつけてね」


 ▼ 59 ダークライ@キーのみ 21/07/27 22:39:58 ID:IkqUtdPU [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ーーーーーーーーーーーー

若干の曇り空のなか、今日は清涼湿原と集中の森の向こうのチャレンジロードへと向かう。

そこはコジョフーが優位に立ち回れる相手のコマタナやダンゴロが沢山いるはずなので、動き方を覚えるのに良い練習相手になってくれるはずだ。

何度か迷ったり、上から降ってきたカジッチュにぶつかったりしながらも、なんとか森の出口が見えてきたその時・・・・・・

ズダダーーーーン と大きな破砕音が、そして続け様にそれ以上の雄叫びが辺りに響き渡る。

カレー「なんだ!?」

森のポケモンたちもその音に驚き、草むらや木陰に身を隠していた。

音の発生源は恐らくこの先の鍛錬平原

カレー「・・・・・・行こうコジョフー」

カレー「何が暴れているのか突き止めなきゃ」

正直、昨日バッフロンにボコボコにされてる自分たちが敵う相手では無いだろうと分かってはいる。さっきから体の震えが止まらない。だが、森のポケモンたちをこれ以上怯えさせるわけにはいかない。

コジョフー「フーン!」

相棒を見ると、彼もまたその小さな体を震えさせている。

だが、その声とその目に怯えている様子はまるで無かった。

きっと武者震いというやつなのだろう。

カレー「・・・・ほんと、頼れる奴だな」

コジョフーとともに、僕たちは強敵が待ち受けているであろう鍛錬平原へと足を進めた。
 ▼ 60 マグマッグ@ふしぎなきのみ 21/07/29 00:40:16 ID:YtJECgdc [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
森を抜けて視界が開けると、平原の奥で暴れる1匹のポケモンの姿が見えた。

・・・・ガルーラ。

昨日、マスタードさんと一緒に来たときにしていた穏やかな表情は今や完全に消え去っていた。

目の焦点があっておらず、体もガクガク震えている。しかし、そんなガルーラのパンチが当たった木は簡単にへし折れ、頭を打ちつければ地面には小さなクレーターができていた。

カレー「ガルーラ・・・いったいどうしたっていうんだろう?」

遠目からでも分かる異常な状態。だが、ポケモンの知識が乏しい僕にはどう対処すればいいのか分からない。

カレー「ユウリを呼ぶべきか? でも、危険な目に合わせてしまうかもしれないし・・・」

そうやって思考を巡らせている間に、ガルーラの瞳は僕たちをロックオンしていたようだ。

ダンッ という音が聞こえてきてガルーラの方に目をやるが、元いた場所にガルーラはいなかった。一瞬目を話していた隙にどこへ行った?

コジョフー「・・・・・・!」ドンッ!

いきなりコジョフーに背中を突き飛ばされ顔から地面に突っ込みそうになる。危うくその前に手をついて体制を立て直す。

カレー「ちょっ コジョフー、いきなり何を・・・・」

いきなりどついてきたコジョフーに一言文句を言おうと後ろを向いた瞬間・・・

ズドーン

ガルーラ「ヴヴヴ」

今さっきまで僕の立っていた場所に、ガルーラが降ってきていた。
 ▼ 61 フシギソウ@プテラナイト 21/07/29 00:54:39 ID:YtJECgdc [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
その姿は正に怪獣と呼ぶに相応しい形相であった。

目は充血しグルグル回っており、口からは鋭い歯を剥き出しにして、生ぬるい吐息を放出していた。

その姿に僕の体は恐怖のあまり、フリーズしてしまった。

身動きひとつ取れない体に、ガルーラは天へと掲げた拳を振り下ろしてくる。

瞬きをする間もなく、その拳が僕へと直撃する寸前で、

コジョフー「フラッ!」アシゲリ

ガルーラと僕の後ろに割り込んできたコジョフーが足を使ってなんとか攻撃を受け流してくれた。

受け流されたガルーラの拳は地面に深々とめり込んでいた。
 ▼ 62 ムックル@スペシャルガード 21/07/29 01:08:18 ID:YtJECgdc [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
隙ができたその一瞬のうちに何とか体を動かしてガルーラとある程度の距離を取る。

近くで見てみて、ガルーラが混乱状態にある以外にも昨日とは違っているところがあるのに気がつくことができた。

カレー「お腹にいた子ガルーラがいない?」

お腹の袋が膨らんでいるわけでも無いので、その中にも子ガルーラはいないようだ。

カレー「子供がいなくて暴れている・・・・・・てわけじゃなさそうだな」

それだけなら、子供を探そうとこの平原をあちこち探し回るだろうに、それをせず、錯乱した様子で暴れ回っているということは・・・・・・

カレー「他の野生のポケモンに連れ去られて・・・・」

カレー「そのポケモンの技を受けてこうなった・・・のかな?」

座学でそんな話をしていた気がする。姉御が使ってきた毒の他にもポケモンは色々な状態異常にかかるし、相手を状態異常にする技もあると言っていたはずだ。
 ▼ 63 モルペコ@おっとりミント 21/07/29 01:22:14 ID:YtJECgdc [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
子ガルーラを連れ戻してくれば、ガルーラの暴走を止められるかもしれない。

カレー「・・・コジョフー、ガルーラが突進してきたらねこだましで動きを止めて。その後は慎重に向こうの攻撃を避けていてくれ」

事前に行動を指示していくことに、コジョフーは違和感を感じて首を傾げてくる。その目は、一緒に戦わないのかと訴えかけてきているようだった。

カレー「・・・ごめん、コジョフー。ガルーラの子供を探してくる必要があるんだ。少しの間だけ、耐えていてくれないか?」

コジョフー「・・・・・・」コクリ

どうやらコジョフーも納得してくれたようで、頷いた後はすぐさまガルーラの方へと向き直る。

ガルーラも次の動きに入ろうと準備をしていたようだ。頭を突き出し、突進の構えを取る。

カレー「・・・・それじゃあ、すぐに戻って来られるよう頑張るから」

カレー「頼んだよ、コジョフー」

コジョフーに背を向け平原の他のエリアへと駆け出していく。

後ろから聞こえてくる爆音には耳を貸さず、相棒とガルーラの為にもすぐに戻るべく目に全神経を集中させ、辺りを見回した。
 ▼ 64 マグカルゴ@マスターボール 21/07/30 00:18:28 ID:hGwUR5/k [1/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
平原をあっちこっち探し回るも、子ガルーラの姿は見当たらなかった。

子ガルーラを連れ去ったポケモンはもう遠くに行ってしまったのかと考えていたその時・・・・

ピー  と甲高くなく声が聞こえてくる。

音の発生源は何処かと耳に全神経を集中して探る。

・・・・・・少し離れた草むらの中。間違いなく昨日聞いた子ガルーラの声

カレー「頼むから、無事でいてくれ」

意を決して草むらの中へと飛び込む。ここに生えている草は僕の体が隠れるほど異様に高く、前が全く見えない。

それでも草の根をかぎ分け、聞こえてくる声を頼りに徐々に子ガルーラの元へと近づいていく。

声の大きさでもうすぐそこにいるのが分かり、そちらに駆け寄ろうとしたそのとき・・・・・・

下から這いずり出てきた何かが足に絡みつく。

カレー「うわっ! なにっ!」

そしてそれはそのまま僕の体を軽々と持ち上げひっくり返す。

そして、そんな僕をケタケタと嘲るような声が子ガルーラの鳴き声に混じって聞こえてきた。

草むらからなった姿を現したのは・・・・

カレー「・・・・・・カラマネロ・・・っか」

 ▼ 65 エンブオー@リゾチウム 21/07/30 00:31:27 ID:ZEaEbPqg NGネーム登録 NGID登録 報告

髪の毛のような無数の小さな触手がヌルヌルと蠢く。

体の模様は切れかけの電球のように不気味にフラッシュし、顔はいい獲物をゲットできたことに対しての喜びに満ちた様子であった。

カレー「うぐっ・・・離せ!」

じたばたと暴れまわって抵抗してみるも、その触手は見かけよりも筋肉があるようで、まるで微動だにしていない。僕を捉えているなとは反対、左の触手には子ガルーラの姿が見えた。

きっと、お得意の能力でガルーラに催眠をかけ、その隙に子供を奪い取ってきたのだろう。

焦るあまり、額からは汗が垂れ落ちてくる。対照的にカラマネロは満足のいく結果にほくそ笑んでいるようであった。
 ▼ 66 サンドパン@とんでもこやし 21/07/30 00:44:10 ID:hGwUR5/k [2/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
不意に、カラマネロとは僕の足を持ち上げていた触手を大きく唸らせ、勢いよく僕を地面へと叩き落とす。

その一撃で、息が詰まる。頭は何とか防御できたものの、全身がその痛みに悲鳴をあげているのが分かる。

こちらを弱らせてから喰らうつもりなのだろう。再び触手を僕ごと振り回して再度地面へと叩きつける。

カレー「ぐっ・・・・!」

カラマネロ「カラカラカラw」

かすかに目を開けて様子を見ると独特の笑い声をあげるカラマネロ、そして、眼前で起こっている一方的な蹂躙に恐怖してか、先ほどよりも大声で泣き出すここガルーラの姿。

・・・・そして上空から飛来する無数の影が。
 ▼ 67 メタング@なぞのすいしょう 21/07/30 00:53:55 ID:hGwUR5/k [3/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カラマネロはまだその影には気づけていなかった。それだけ悦に浸っていたのだろう。

だから、そのポケモンたちからの不意打ちに対応することはできなかった。

カラマネロ「カラッ!」

振り下ろされた無数の斬撃により、カラマネロは大きなダメージを喰らったようだ。振りかざそうとした触手からは力が抜け、僕と子ガルーラはカラマネロの束縛から解放される。

カレー「体中が・・・・・・痛い。でもっ・・・・・・」

今は体を動かさなくては。今の目的は子ガルーラを連れてガルーラの元へと戻ること。それを果たすべく近くで泣いている子ガルーラを抱き抱える。

カレー「もう大丈夫だよ。すぐママに会えるからね」

子ガルーラを安心させるべく頭を撫で優しく声をかけつつ、この場から早く離れるべく腰を浮かしすぐさま走りだす。

だが・・・・・・
 ▼ 68 ギギアル@ゼニガメじょうろ 21/07/30 01:04:56 ID:hGwUR5/k [4/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ドサッと何かが倒れる音がする。振り返ると先ほどまで自分たちを弄んでいたカラマネロが目を回して倒れ込んでいた。

だが、それは当然の結果であろう。空から飛来したポケモンたちはカラマネロが最も苦手とする相手。

虫タイプのストライクであったのだから。しかもそれが3体も。

無論ストライクたちは僕たちを助けてくれたわけではなかった。

倒れたカラマネロから今度はこちらへ視線を向けてくる。

次はお前らがこうなる番だと言わんばかりのその形相。

カレー「一難去ってまた一難とはこのことか・・・・・・よしっ」

敵うはずのない相手に取るべき行動はただ一つ・・・・・・

カレー「逃げろー!」ヒューン💨

踵を返し、子ガルーラが落ちないようしっかり抱きしめながら、持てる力を振り絞り全力逃走を決め込む。
 ▼ 69 テッシード@いんせきのかけら 21/07/30 01:12:36 ID:hGwUR5/k [5/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
痛みで軋む体を無理矢理動かしてガルーラの元へと向かう。

しかし・・・・

カレー「!」

カレー「・・・・・・いつの間に前に」

とんでもないスピードで飛来してきたストライクが僕の目の前に立ちはだかる。

だったら別の方向へと走りだすと今度はまた別のストライクが立ち塞がってくる。そうして何度もその流れを繰り返していくうちに・・・・・・

カレー「後ろが・・・壁」

いつの間にか壁際にまで追い詰められていた。

ガルーラの暴れる音が聞こえてくる。きっともう近くまで来ているはずなんだ。親元にさえ届けられれば・・・・・・
 ▼ 70 サルノリ@ネコブのみ 21/07/30 01:19:45 ID:hGwUR5/k [6/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カレー「・・・・・・正面突破、するしかないか」

もう逃げられないなら攻撃を喰らう覚悟でガルーラの元にまで走り切るしかない。一度大きく深呼吸して覚悟を決める。

カレー「大丈夫。あと少しの辛抱だから、もう少しだけ頑張ってくれ」

腕の中で震える子ガルーラを安心させるためにそう囁き走りだすために右足を後ろに下げた。

一方のストライクたちも両の手の刃を研ぎ合わせ、こちらを仕留める準備を整えていた。

チャンスは向こうが鎌を振り上げ襲いかかってきた瞬間。

心臓がドクンドクンと脈打つ。刻一刻とその時は近づいていき・・・・

ついにその時は来た。
 ▼ 71 マンムー@メガラペルピン 21/07/30 01:26:43 ID:hGwUR5/k [7/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
先に動いたのはストライクたちの方だった。

自慢の鎌を振り上げ、こちらに飛びかかってくる。

カレー「・・・行くよ」

子ガルーラに一声かけてこちらも走りだす。

こちらの首に向かって斬りかかってきたその刃を頭を下げて何とか回避する。

次に来た攻撃を身を捩って避けようとするが、かわしきれずに肩に浅い傷が刻まれる。

カレー「・・・・・・ッ!」

痛い。が、ここで止まっては一気に挽き肉にされてしまう。

今できることは止まらずに走り切ることだけ・・・・・・
 ▼ 72 サワムラー@ブリーのみ 21/07/30 22:22:53 ID:hGwUR5/k [8/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
腕に背中に痛みが走り、切りつけられたところからは血が迸る。

その痛みを懸命に我慢して無我夢中にゴールへと向かい、遂に遠くに薄らとだがガルーラが暴れる姿が見えた。

その距離、おおよそ100メートル。

カレー「あと少し、ハァハァ、あともう少し」

だが、空飛ぶハンターストライクもガルーラとの接触は避けたいのだろう。一体のストライクが急加速し僕の前へと回り込んでくる。

ストライク「シャーー!」

さっきと同じように避けようとしてもまた彼らの連携によって道を閉ざされてしまうだろう。ならば・・・・・・

カレー「うぉぉぉぉぉぉ!」

大声を上げて正面に控えるストライクへと突っ込んでいく。

流石のストライクもそれに走り怯んだのだろう。鎌を振り下ろすのを一瞬躊躇した。

カレー「今だ!」
 ▼ 73 ゴローン@ダイゴへのてがみ 21/07/30 22:32:52 ID:hGwUR5/k [9/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
走る勢いそのままに僕はストライクにタックルをきめた。

その一撃で正面にいたストライクを吹っ飛ばし、走り続ける。

カレー「あと、50メートル」

もう走って10秒とかからない。あとは残りの体力を振り絞ってハンターたちから逃げ切るだけ・・・・・・

そう思考していると突然

カレー「・・・・・・! あっ、あれ?」

カレー「足が・・・・・・うご・・・かない?」

僕の両足はまるで事切れたかのように全く動かなくなる。

足を前に出せなくなったのだから当然走ることなどできず、つんのめって顔が地面に激突する。

何とか体を起こして足を見ると、両のふくらはぎには深々とした切り傷が残っていた。
 ▼ 74 パンプジン@Zパワーリング 21/07/30 22:43:46 ID:hGwUR5/k [10/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カレー「いつの間にこんなのを・・・・・・」

傷跡から見るに少し前に斬られたものだろう。逃げることで頭がいっぱいになり、いつのまにか痛みを感じなくなっていたのかもしれない。

倒れ込み、もう動くことのできない僕の周りをストライクたちが囲い込む。

ストライク「スゥーー」ジャリジャリジャリ

次こそ仕留めるべく、ストライクたちは再度その刃を研ぎ始める。

カレー「これはもう逃げられないな・・・・」

諦めかけた思考のなか・・・・・・

カレー「・・・・・・あれっ?」

こんなこと、前にもどこかで・・・・・・

だが、それがいつ何のことなのかを考えている時間は無かった。

ストライク「キシャー!」

奇声を上げながら僕の首めがけて飛来する鎌を、僕はただ見ていることしか出来なかった。
 ▼ 75 ゴースト@エレクトロメモリ 21/07/30 23:02:11 ID:hGwUR5/k [11/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ーーーーーーーーーーーー一

一方その頃コジョフーは、身を捩ったり飛んだら跳ねたり、どうしても無理な時はみきりを使って何とかガルーラの攻撃を避け続けていた。

ガルーラはフラフラしているにも関わらず、攻撃をコジョフーに向けて繰り出しくる。

コジョフーに当たらなかった攻撃は岩に、木にそして地面へと衝突し、辺りの地形ごと変えていく。

そうこうしているうちに、ガルーラの攻撃で乱れた足場に引っかかってコジョフーは体制を崩してしまった。

・・・・・・不覚

そこにガルーラの攻撃が飛んでくる。避けることは叶わないだろうと悟り、少しでもダメージを減らそうとすぐさま顔を両腕でガードする。

歯を食いしばり目を閉じて、その一撃を耐えようと気合を入れてその攻撃を迎え入れた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

いつまで経っても衝撃はこなかった。何が起きたのか気になって目を開けようとすると

「よく頑張ったな。ナイスガッツだぜ」

声が聞こえてくる。主人の声でも師範の声でもない。だが、敵意あるものではない。

声の主はこちらの頭を軽く撫でる。

目を開けるとそこにはマントを羽織った1人の男と鋼の肉体を持ち宙にユラユラ浮かぶ剣と盾の姿をしたポケモンが居た。

「よしっ、いくぞギルガルド」

「チャンピオンタイムだ!」
 ▼ 76 ペリッパー@ほしのすな 21/07/30 23:10:36 ID:hGwUR5/k [12/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

鎌が振り下ろされ、死を感じた・・・・・・次の瞬間、

視界は突如横から吹き出してきた灼熱の炎によって埋め尽くされた。

カレー「あっづ!」

火は僕の上スレスレを通過しストライクの体は炎で包まれてしまった。

ストライク「アースアスアスアス!」

そしてそのストライクは火を消すべく、近くの水辺へとすっ飛んでいった。

 ▼ 77 シュシュプ@ライブキャスター 21/07/30 23:11:07 ID:hGwUR5/k [13/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
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鎌が振り下ろされ、死を感じた・・・・・・次の瞬間、

視界は突如横から吹き出してきた灼熱の炎によって埋め尽くされた。

カレー「あっづ!」

火は僕の上スレスレを通過しストライクの体は炎で包まれてしまった。

ストライク「アースアスアスアス!」めらめら

そしてそのストライクは火を消すべく、近くの水辺へとすっ飛んでいった。

 ▼ 78 クルマユ@シルバーコロン 21/07/30 23:27:19 ID:/mbIcXPQ [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
その光景を見た残り2体のストライクはすぐさま炎が吹き出してきた方に目を向ける。

迫ってくるのは、灼熱を身に纏い飛来する翼竜。

ストライクたちは突如として現れた強敵を迎え撃つべく体をそちらに向けてしまった。

眼前の敵に集中するばかりに、彼らは背後から迫る刺客には気づくことができなかった。

ユウリ「ラビフット! ニトロチャージ!」

片方のストライクの背中にラビフットが飛びかかる。

クララ「ホイーガァ〜、どくづきィ!」

直後もう一体のストライクには無数の毒の針が襲いかかる。

ストライク×2「「プギャ!」」

どこからともなく現れた3体の敵には流石に敵わないと悟ったのだろうか。ストライクたちは反撃をしてくることもなく、スゴスゴ撤退していった。
 ▼ 79 ゼルネアス@オーキドのてがみ 21/07/30 23:41:45 ID:/mbIcXPQ [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
ユウリ「カレー! 大丈夫!?」

カレー「ダイジョブ・・・・・・ではないかなぁ」

ひとまず、最悪の結末を辿らずに済んで安堵する。

だが、そうやって一息ついている場合ではないことを思い出す。

カレー「・・・そうだ! ガルーラが暴れてるんだった!」

早く子ガルーラを送り届けて、コジョフーを助けなくちゃ・・・・・・

そう思い、無理に体を動かそうとするも、ユウリに止められてしまう。

ユウリ「そんな体で動いちゃダメだよ」

カレー「いやっ、でも・・・・・・」

クララ「ガルーラなら、もうダイジョブじゃないかなァ」

クララ「もう、何の音もしないしィ」

それを聞いてハッと気づく。先程までの大きな破砕音は既に聞こえなくなり、ノシッノシッノシッとこちらに近づいてくる足音のみが聞こえてきた。
 ▼ 80 キノガッサ@あなぬけのヒモ 21/07/30 23:53:48 ID:/mbIcXPQ [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
カレー「あっ、ガルーラ、コジョフー! と・・・・・・どちら様で?」

先程までとは打って変わって落ち着いた様子のガルーラの横には、コジョフーとユラユラ浮かぶ見たことないポケモンとマントを羽織った男性の姿があった。

彼がきたのに合わせて、僕を助けてくれた翼竜が翼をはためかせその男性の元へと飛び降りた。

「ありがとなリザードン、ギルガルド。少し休んでいてくれ」

そう言うと男性はその2体をボールにしまった。そして僕の方を向いて丁寧に自己紹介をしてくれた。

「やぁ、君が師匠の言っていた新しい門下生か」

「俺はダンデ。ここガラルでチャンピオンをやらせてもらっている」


 ▼ 81 ヤバチャ@おさそいメール 21/07/31 00:03:32 ID:LWRw5GpA [1/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
カレー「・・・・・・チャンピオン?」

ダンデ「ああ、記憶喪失の子だと言っていたっけ?」

ダンデ「簡単に言うと、1番強いトレーナーってことかな」

カレー「1番・・・・・・」

それだけでもその凄さは十分伝わってきた。現に自分たちではまるで敵わなかったガルーラを大人しくさせているのだから。

ダンデ「おっと、今は自己紹介なんか長々やってるときじゃないな」

ダンデ「さぁ、親子感動の再会タイムだ!」

そう言うとダンデはガルーラの背中を軽く叩く。

 ▼ 82 ダークライ@こだわりハチマキ 21/07/31 00:20:55 ID:LWRw5GpA [2/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
背中を押されたガルーラは、その目を僕が抱えている子ガルーラへと向けた。

ガルーラ「ガルゥ・・・・・・」

ガルーラは無事な我が子の様子を見て安心したのか、目に大粒の涙を浮かべていた。

一方の子ガルーラも散々怖い目に遭ったあとだからなのだろう。

僕の腕のなかからスポンと抜け出してガルーラの元に走っていった。

そして、ガルーラは小さな我が子を優しく抱きしめる。親も子も涙を流して、再開の喜びを分かち合っていた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

その後、ガルーラ親子は僕たちにペコリと頭を下げて住処へと戻っていった。

そして、僕は道場へと帰る道すがら今回の騒動の経緯を説明した。

ダンデ「なるほど。となるとカラマネロがガルーラにさいみんじゅつでもかけて眠らせたんだろう。そして、その隙に子どもを連れ去ろうとしたが・・・・・・」

ユウリ「ガルーラが思ったよりもアッサリ起きちゃったんですね」

クララ「ガルーラの特性、はやおきでしたっけェ?」

ダンデ「そうだね。そして、眠らせるのはできないと考えて"いばる"を使って混乱させたという感じだろう」
 ▼ 83 メガスピアー@このはのおてがみ 21/07/31 00:28:29 ID:LWRw5GpA [3/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
カレー「・・・・・・すごいなぁ」

感心するあまり思わず口から言葉が出てきてしまった。

ダンデ「そりゃあ、強くなるには知識が必要だからね。そのための座学の時間なんだから」

ユウリ・クララ「「ふぐぅ!?」」グサリ

言葉の槍が2人のライフを削ったようだ。どうやら2人は普段あまり座学を真面目に受けていないらしい。

ダンデ「バトルも勉強も全力でやってこそ強くなれるんだぜ」

そうして会話を続けていくうちに道場に到着し、ちょうど帰ってきたミツバさんに僕とコジョフーの怪我を治してもらった。


・・・・・・そのあと僕とクララの姉御はミツバさんにこっぴどく叱られた。
 ▼ 84 イエッサン@クチートナイト 21/07/31 00:43:10 ID:LWRw5GpA [4/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
僕は、敵わない相手に無策で動き、さらにはバディのポケモンと離れて行動してどちらも危険な状態に陥ったことを。

クララの姉御は僕のことをしっかり監督できていなかったことを叱られてしまった。

普段は優しいミツバさんも今日は鬼のような顔をしていた。

実際命に関わる問題なのだから、それは当然のことなのだか・・・・・・

カレー「すみません姉御・・・・・・僕が無茶ばっかりしたせいで・・・」

クララ「・・・・・・気にしないでェ、今回は連帯責任ってことでェ」

説教が終わり、2人してげっそりして部屋から出る。

マスタード「2人ともずいぶん絞られたみたいだねぇ」

クララ「あっ、師匠ォ〜」

クララの姉御はマスタードさんに泣きつく。

マスタード「おぉ〜よしよし、ハニーは怒ると怖いからねェ〜」

その仲睦まじい光景を見て隣に座っていたダンデも微笑んでいた。

ダンデ「ホント、俺もやんちゃばっかりしてたからよく怒られたもんだよ」

カレー「ダンデさんもここで修行してたんですね」
 ▼ 85 ベロバー@こぶしのプレート 21/07/31 00:49:34 ID:LWRw5GpA [5/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
ダンデ「ああ、もう10年くらい前だけどね」

マスタード「それはそうとダンデちん、どうしたって急に手合わせなんてしにきたのよ」

ダンデ「突然キバナとのエキシビジョンが入ったもんですから」

ダンデ「きちんと準備しておきたくて」

ダンデ「お陰でしっかり調整できましたよ」

そういえば説教中にどこかからバトルの音が聞こえてきたっけ。

ダンデ「それじゃあ、俺はここいらで失礼しますよ」

マスタード「帰り道間違わないようにね」

ダンデ「大丈夫ですよ。俺にはリザードンがついていますから」
 ▼ 86 サニゴーン@マックスこうせき 21/07/31 01:01:31 ID:LWRw5GpA [6/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
ダンデ「カレーくん、クララくん!」

不意に声をかけられて何事かとビックリするが、

ダンデ「明後日試合があるんだって。どっちも勝利を掴めるよう頑張ってくれよ。じゃあな!」

激励を残して彼はマントをなびかせ去っていった。

クララ「すみませぇん師匠。私も今日は帰りますゥ〜」

そう言い残してクララも部屋から出ていった。

カレー「あの、そういえばユウリはどこに?」

説教が終わってから見かけていないが・・・・・・

マスタード「ユウリちんも本土に帰ったよ。ジムチャレンジがあるからって」

カレー「あのっ・・・ジムチャレンジとはなんでしょうか?」

普通に知らない単語だったので解説を求める。

マスタード「チャンピオンになるために各地のジムを巡ってバッジを集めるのをジムチャレンジていうんだよ」

カレー「なるほど、道理で」

強いわけだ。ダンデさんのように1番を目指しているというのだから。

 ▼ 87 ミロカロス@ポイントカード 21/07/31 01:17:14 ID:LWRw5GpA [7/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
マスタード「そういえばユウリちんが言ってたけどわざマシン使いたいんだって?」

そういえばすっかり忘れていた。明後日のバトルのために勝ち筋を見つけようとしていたんだ。ガルーラやらストライクやらに襲われて今日は修行ができなかった。

その穴を埋めれるだけの強力なわざマシンがあるといいんだが・・・・・・

マスタード「わざマシンならそこの棚に入ってるから、説明書読んで勝手に使ってくれて構わないよん」

マスタード「さてっと、わしちんはハニーにダイミツパンケーキでも作って貰おうかなぁ」

そう言って部屋を出ようとするマスタードさんに、一つ聞きたいことがあった。

カレー「マスタードさん、一つ聞いてもいいですか」

マスタード「んっ? どうしたの」

カレー「マスタード、息子さんいらっしゃいますよね?」

マスタード「うん、いるね」

名前は確かロイドくんだったかな。いつもパソコンをいじっている子だ

カレー「もしもロイドくんがある日いなくなったとして・・・」

カレー「マスタードさんはどうしますか?」
 ▼ 88 パラス@カチャのみ 21/07/31 01:24:43 ID:LWRw5GpA [8/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
マスタード「・・・・・・ガルーラを見て何か思うところでもあったかな?」

ダンデさんから既に聞いていたのだろう。

マスタード「自分の親は今どこで何をしているのか気になるのかい?」

胸の内を看破され頭をぽりぽり掻く。

カレー「・・・・・・僕は今、親の名前もわからない状態で」

カレー「それどころか親がいるかすらどうかもわからないし・・・・・・」

ガルーラは混乱状態の中でも子どもを探そうとしていたのだろう。

でも、いるかもしれない自分の親は、僕のことを探してくれているのかどうか・・・・・・

マスタード「そうだねぇ・・・・・・」
 ▼ 89 カイリキー@ボーマンダナイト 21/07/31 01:32:36 ID:LWRw5GpA [9/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
マスタード「ロイドが今くらいの歳なら、わしちんはガラル中どころか世界中飛び回って、どんな手段を使ってでも見つけ出そうとするかな」

やっぱり、普通は探すものなのか・・・・・・

マスタード「でもね、」   

マスタード「ロイドがもう何歳か歳を重ねたらわしらはきっと・・・」

マスタード「ここでロイドの帰りを待つよ」

先程のとは正反対の言葉に驚いてしまう。

カレー「さっき言ってたみたいに、探さないんですか?」

マスタード「もちろん警察のひとに頼んだりはするけど」

マスタード「でもね、子どもはいつか親の元から巣立っていくんだよ」

 ▼ 90 メガルカリオ@オレンのみ 21/07/31 01:42:12 ID:LWRw5GpA [10/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
マスタード「1人でどこかに飛び立っていくものなんだ」

マスタード「いなくなったのも1人でどっかほっつき歩いて、やりたいことやってるだけかもしれないしね」

マスタード「でも、時々無性に家族に会いたくなって仕方がなくなる時が来たりして、ふらっと家に帰るわけよ」

マスタード「そうなったときに家に出迎えてくれる人がいなきゃさみしいでしょ」

ハッとした。愛情にも、いろいろな形があるものなのだと。

いいところは褒めるのも、ダメなところは叱るのも・・・・・・

マスタード「子を探すのも、子を待つのも、どちらがいいとかいうのはないんだよん。どっちも愛がこもっているんだから」

マスタード「君の家族が君のこと探していようと待っていようとも、君のことを愛しているのには変わらないよ」

胸の奥のつっかえがとれてスッキリした気分だ。

カレー「・・・話聞いていただいてありがとうございました」

マスタード「いいよいいよ、メンタルケアまでできてこそだからね」そう言い残してマスタードさんは部屋を後にした。
 ▼ 91 ガラルファイヤー@ぼんぐりケース 21/07/31 01:47:57 ID:LWRw5GpA [11/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
さて、気持ちの整理はついた。あとは、目前に迫るバトルの戦略を練らねば・・・・・・

棚を開けてわざマシンの説明書を見る。

ポケモンによって覚えられるわざが異なるようだ。

あのホイーガをどうやって倒すか・・・・・・

かくとうタイプのわざは効き目が薄いし、そうなると、どうすればいいのやら

だが、わざマシンを物色しているうちに、1つホイーガを倒す手段を思いついた。

カレー「・・・・・・これを使えば」

あのホイーガ相手でも勝てる!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

そしてその後丸一日が経ち、遂に決戦の時を迎えた。

 ▼ 92 ブーバー@エネコのしっぽ 21/09/05 03:14:59 ID:tpdwnSD6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そしてその後丸一ヶ月が経ち、遂に決戦の時を迎えた。
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