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「はい!そして僕が勝ちます!」
テラス席でアイスクリームを手に座っている金髪の美しい女性、シロナは困惑の表情を浮かべた。
無理もない。彼女はシンオウ地方の元チャンピオン。つまりシンオウで1、2を争う実力者、世界的に見ても最強クラスだろう。そんな彼女を前にバトルしたい、ましてや自分が勝つと豪語するのはよっぽど自信があるか、愚か者かのどちらかでしかいない。
「うーん……」
シロナは考える。今日は久しぶりにまとまった休暇ができたので旅行に来ている。本当なら仕事のこともバトルのことも忘れてのんびりと過ごすつもりでいた。それに立場上そう易々とバトルを受けるわけにはいかない。
それでも、彼女のポケモントレーナーとしての本能が、一つのことを確信していた。
彼は、本気で自分に勝とうとしている。
明確な根拠はない。だが、今眼前に立つトレーナーは、かつて自分をチャンピオンの座から引きずり下ろした若きトレーナーと同じ目をしている。幾千もの戦いを乗り越えてきた彼女にとっては、それは彼が強者であるという十分な証拠となった。
「いいわ、あなたの挑戦を受けましょう」
「本当ですか!ありがとうございます!」
僕は目を輝かせて、早く早くとシロナを急かしながらバトルフィールドに向かうのだった。