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SS

【リメイク】サッチムシが遠くまで出かけたら【途中から安価SS】

 ▼ 1 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/10/27 18:28:13 ID:IYNkhL5U [1/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
――1日目――

〜〜ガラル地方/ターフタウン/奥の段々畑〜〜



サッチムシ「ぼくは弱い種族です。だから色んなポケモンを知って身を守るすべを学習したい」

サッチムシ「あと単純に知的好奇心を満たしたい!」

サッチムシ「ということでせっせときのみなどを集めて無人販売所で売り払ってを繰り返しガラル交通のアーマーガアを買収しました」

アーマーガア「かー」

サッチムシ「これでガラルのいろんな場所……いえ、ガラルの外にも行けます」

サッチムシ「イオルブまで進化して自力で飛べるようになるまでなんてとても待っちゃいられませんよ。ということで移動は任せましたよタクシーさん」

アーマーガア「まかせろだかー」

サッチムシ「さて、どのポケモンを調べに行きましょうか……」

アーマーガア「決めてないのかかー」

サッチムシ「決めてないですね」

アーマーガア「じゃあイオルブになるまで待ってもよかったんじゃかー……」

サッチムシ「嫌です。ぼくみたいな種族がレベルアップするとなったらどれくらい時間がかかると思うんです? うん? イオルブ……?」

アーマーガア「かー?」

サッチムシ「イオルブ…… イオルブといえば……キョダイマックス! キョダイマックスのイオルブですよ!」


――――
当SSは以下の(途中で断念した)安価SSのリメイク版となっています

【安価SS】サッチムシ「いろんなポケモンの情報を集めたい」
1スレ目(レス番316あたりまで)→

【安価SS】サッチムシ「いろんなポケモンの情報を集めたい」

https://pokemonbbs.com/post/read.cgi?no=1094880
2スレ目(レス番946あたりまで)→

【安価SS】サッチムシ「いろんなポケモンの情報を集めたい」【2スレ目】

https://pokemonbbs.com/post/read.cgi?no=1111835
3スレ目(レス番430あたりまで)→

【安価SS】サッチムシ「いろんなポケモンの情報を集めたい」【3スレ目】

https://pokemonbbs.com/post/read.cgi?no=1219430
(トリップは3スレ目で変更)

3スレ目の安価を消化するところまで到達した時点でこのSSはリメイク前と同じく安価SSになります
よろしくお願いします
 ▼ 2 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/10/27 18:44:40 ID:IYNkhL5U [2/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アーマーガア「キョダイマックスのイオルブ?」

サッチムシ「ぼくらの進化系のキョダイマックスのすがたです。ほらあなたの種族にもあるじゃないですか」

アーマーガア「かー。確かにあるかー」

サッチムシ「略してキョダイイオルブってところですかね」

アーマーガア「で、なんでキョダイイオルブなんだかー?」

サッチムシ「ほら、同族同士での生存競争潰し合いも視野に入れるとか」

アーマーガア「同族同士で戦うなら確かにキョダイマックスは脅威だかー。で、どこに調査に行けばいいんだかー? 人間のスタジアムとかかー?」

サッチムシ「いえ、ワイルドエリアまでお願いします。稀にあの《巣》の外でダイマックスしてるポケモンがいるそうなのでその中にいれば……」

アーマーガア「運ゲーかー。でも一応行くかー」



〜〜ガラル地方/ワイルドエリア/上空〜〜



サッチムシ「さて着きましたね。キョダイマックスのすがたともなれば高い空からでも充分探せるはずです」

アーマーガア「いればねかー。……ありゃ」

サッチムシ「どうしました? 」

アーマーガア「なんかこの辺、身体が重くて飛びにくいかー」

サッチムシ「身体が重い?」

アーマーガア「これ以上こっちの方角に進んだら墜落しちゃうかー」

サッチムシ「わかりました、その場でホバリングしてください」

サッチムシ(……重力……でしょうか。もしかしたらキョダイテンドウの効果かも)

サッチムシ(キョダイテンドウなら……それはキョダイイオルブのキョダイマックスわざ! 大当たりです!)

サッチムシ「タクシーさん、これはキョダイイオルブいる可能性高いですよ、いますよいますよ!」コウフンウネウネ

アーマーガア「かー! ウネウネすると危ないかー!」

サッチムシ「すみません…… ちょっと前方斜め下あたりを探してみましょうか」ヨイショ

アーマーガア「上で動かれるとくすぐったいかー!」

サッチムシ「あ、巨大な赤く丸い頭……間違いありません! キョダイイオルブです!」ダイコウフン

サッチムシ「ん? その周囲は……?」


ムゲンダイナ×4「「「「ぎゃーす!」」」」


サッチムシ「え、何あれは」
 ▼ 3 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/10/27 18:57:21 ID:IYNkhL5U [3/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ムゲンダイナ×4「「「「ぎゃーす!!!!!」」」」

キョダイイオルブ「てんとーーーーーー!!!!」

ムゲンダイナ×4「「「「ぎゃおーす!!!!」」」」


サッチムシ「えーと……キョダイイオルブがよくわからないポケモンに襲われてる?」

アーマーガア「なんか骨っぽい奴らかー」

キョダイイオルブ「……」ギロッ

サッチムシ「うわ目が合った」

キョダイイオルブ『……』

サッチムシ「おや、これは……テレパシー?」

キョダイイオルブ『タスケテ』

サッチムシ「えっ」

キョダイイオルブ『タスケテオネガイ』

サッチムシ(ぼく合計種族値180なんですけど!? キョダイイオルブのほうがよっぽど強いんですけど!?)

サッチムシ「というかどうしてタクシーさんじゃなくてぼくなんです!?」

アーマーガア「あ、僕にも聞こえてるかー」

サッチムシ「あ、そうなんですか……」

アーマーガア「でも僕はこのまま近づいたら落っこちて、その衝撃でサッチムシがどうなるかわかんないかー」

サッチムシ「じゃあ不用意に近づかないでください」

アーマーガア「で、どうするかー? ほっとくのかー?」

サッチムシ「多分ですけどイオルブに向けて念を送れば読み取ってくれますよね、多分ですけど」

アーマーガア「じゃあ早く答えてあげるかー」

サッチムシ「は、はい……! ぼくの答えは、えーとえーと……」

サッチムシ『何とかします!』

アーマーガア「なんて答えたんだかー?」

サッチムシ「何とかしますって……」

アーマーガア「できるのかかー?」

サッチムシ(しまった! 勢いで答えてしまった……)

キョダイイオルブ『ホントウ?』

アーマーガア「案の定食いついてきたかー……」
 ▼ 4 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/10/27 19:00:35 ID:IYNkhL5U [4/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サッチムシ(答えたからには何とかしないと…… でもどうやって……? あ、そうだ)

サッチムシ『なので、キョダイイオルブさん! 何とかする方法を教えてください!』

キョダイイオルブ『!?』

サッチムシ『貴方も元はサッチムシ! ぼくと同じように情報を集めていたはず!』

サッチムシ『そして今は大変賢いことで有名なイオルブです! ぼくになんとかできる算段があって頼んだんですよね!?』

キョダイイオルブ『エ、エート……』

キョダイイオルブ(どうしよう…… 勢いで助けを求めちゃったなんて言えない……)

アーマーガア(なんかイオルブ困ってるけどサッチムシは何を念じたんだかー……)

キョダイイオルブ『ジャア、キミハ……』

サッチムシ『き、君は!?』
 ▼ 5 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/10/27 19:15:29 ID:IYNkhL5U [5/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
キョダイイオルブ『ジャア、キミハ、イラナイカラシロミダケモッテキテ』

サッチムシ(は???? 白身????)

キョダイイオルブ『タマゴガパッカーンダヨ、パカッカカーン……』

アーマーガア「完ッ全に恐怖で錯乱してるかー……」

サッチムシ「イオルブですらああなりますか…… 進化しても油断はできないということですね……」

アーマーガア「で、どうするんだかー……? これ……」

サッチムシ「う、うむむ…… ここは……逃げましょう!!!!」

アーマーガア「え」

サッチムシ『今のぼくには何もできることはありません!!!!』

キョダイイオルブ『エッ』

サッチムシ『だって考えてください! ぼくサッチムシですよ!? 貴方ならその意味が分かるはずです!!!』

サッチムシ「タクシーさん、逃げましょう! サッチムシのぼくが何とかしようだなんて考えたのが間違いだったんです!」

アーマーガア「か、かー……」

キョダイイオルブ『……スマンカッタ』

サッチムシ「ご健闘を!!!!!!」キョダイオンセイ

キョダイイオルブ『ガンバル』

アーマーガア「じゃ、じゃあ去るかー……」バサバサ



ムゲンダイナ×4「「「「ぎゃおおおーす!!!!」」」」

キョダイイオルブ「てんとぉーーーーーーーっ!!!!」


 ▼ 6 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/10/27 19:21:12 ID:IYNkhL5U [6/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
…………


サッチムシ「罪悪感はありますが仕方ないです、あのイオルブが勝つのを祈りましょう」

アーマーガア「……で、次は誰を調べに行くんだかー?」

サッチムシ「そうですね…… やっぱり、ガラルの外のポケモンに興味があります」

サッチムシ「ということでスピアーで、カントー地方などにいるむしポケモンらしいですよ」

アーマーガア「カントー地方かかー、ちょっと遠いけどがんばるかー」バサバサ

サッチムシ「ええ、お願いします。というか今から行くんです?」

アーマーガア「ダメかー?」

サッチムシ「いえそうでもないですけど…… もうだいぶ日も暮れてきちゃってるんで、夜通し飛ぶことにならないです?」

アーマーガア「空飛ぶタクシーには昼も夜もなかったかー」

サッチムシ「ブ、ブラックなんですね……」

アーマーガア「てことで明日にはカントーに着くようにしておくかー。調査場所はどんな感じがいいかー?」

サッチムシ「カントーの地理には詳しくないので…… とりあえず森でお願いします」

アーマーガア「じゃ、森探しとくかー」
 ▼ 7 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/10/28 23:19:56 ID:CYgomgvc [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
――2日目――

〜〜カントー地方/とある森(カントー地方の森)〜〜



サッチムシ(ぼくがタクシーさんに運ばれながら眠っている間に、カントー地方へはついていたようです)

サッチムシ(そして今のぼくの目の前には……)

サッチムシ「わあ、見事に生い茂ってますね。木やら草やらキノコやらが」

アーマーガア「上空から見つけておいた森だけど、こういう感じで大丈夫かー?」

サッチムシ「はい、こういう環境ならスピアーがいそうです」

サッチムシ「……ただ、結構獰猛なポケモンらしいので、コソコソ行かなきゃダメですね」

アーマーガア「僕のこのでかさじゃコソコソは無理だかー」

サッチムシ「ええ、分かっていますよ。なのでタクシーさんはここで待っていてください」

アーマーガア「わかったかー。でも何かあったら呼ぶかー。バトルは不慣れだけど助け出して逃げることくらいはできるかー」

サッチムシ「ありがとうございます、では行ってきますね」



――数十分後――



サッチムシ(と言って単独で調査を始めたはいいものの……)ヨチヨチ

サッチムシ(随分進んだのに未だにスピアーは見当たりませんね…… この森には生息してないんでしょうか?)ヨチヨチ

サッチムシ「……おや、あ、あのポケモンは……!」
 ▼ 8 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/10/28 23:43:30 ID:CYgomgvc [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コクーン「マユジャナーイ」


サッチムシ「コ、コクーン……!」ゴクリ

サッチムシ(コクーンは確かスピアーの進化前…… ということはですよ)

サッチムシ(こっそりコクーンの近くで待っていれば、仲間のスピアーが現れるかもしれない?)

コクーン「おいお前」

サッチムシ(なにせぼくはよそ者な上に相手は獰猛な種族ですからね)

コクーン「おいお前」

サッチムシ(こそっと見えない場所から気づかれないように観察したい……)

コクーン「おい聞いてんのか」

サッチムシ(ということでこのまま息をひそめて誰にも気づかれないように徹するのが一番いいでしょう)

コクーン「おいってば、おい」

サッチムシ(フフフ、我ながら完璧な作戦ですね……!)

コクーン「聞いてんのかこの青黄色野郎がッ!」

サッチムシ「う、うわあああああああああ気づかれてたああああああああああああ!!!」

コクーン「気づくわ! で、他人の縄張りに勝手に入っといてただで帰れるとは思ってねえよなァ?」

コクーン「てことでだな……」

サッチムシ「ヒッ」

コクーン「金よこせ」

サッチムシ「ヒッ えっ? はい?」
 ▼ 9 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/10/29 00:08:15 ID:cDVEM/Io NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コクーン「だから金よこせっつってんだよ」

サッチムシ「え、はあ、お金……? お金…… あ、残念ながら持ち合わせが……」

サッチムシ(タクシー買収してすっからかんなんですよ……)

コクーン「ハア? 他人様の縄張りに勝手に侵入してんだろォ? 入場料払えよ! 縄張りだぞ縄張り!」

サッチムシ「な、なるほど、スピアー一族は縄張りにうるさい、と……」

コクーン「なんだとゴラァ!!!!」

サッチムシ「ひいぃ!」

サッチムシ(しまった声に出てた! こうなったらもう……)

サッチムシ「タクシーさぁーーーーーん!!!! たぁーすけてぇーーーーー!!!」キョダイオンセイ


タースケテー タースケテー タースケテー タースケテー……


コクーン「あん? タクシー?」

サッチムシ「へ、返事がない……!」

サッチムシ(と、遠くに来過ぎましたか…… ぼくの声が届かないくらい遠くに……)

コクーン「なんかよくわかんねえけど逃げようとしたな? お前」

サッチムシ「お、おっしゃる通りで……」

コクーン「てことはだ、払う気は微塵もないと?」

サッチムシ「だ、だから今は持ち合わせがですね……」

コクーン「払えねえってんなら獲物になってもらうぞ幼虫野郎! 食らえどくばり!」ヒュッ

サッチムシ「ひっ!」カイヒ
 ▼ 10 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/11/06 00:53:57 ID:XOcgebAw [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サッチムシ「仕方ありません…… むしのていこう!」リーンリーン

コクーン「なんだこのしょっぱいわざはァ? もしかしてむしタイプかァ?」

サッチムシ(やはりどくタイプにはいまひとつの効果…… というか全然効いてないです、ぼくにはこれしかないのに……!)

コクーン「どくばり!」ヒュッ

サッチムシ「うわっ! い、いたた……」

コクーン「ヘッ! 何度も避けられると思うなよ!」

サッチムシ(どくばり、威力は低いもののタイプ一致…… さらに食らい続ければ毒を浴びるかも……)

サッチムシ(これはかなり分が悪いです…… いまひとつでもある程度むしのていこうが通用すればと思ったのですが相手のレベルが高いようで……)

サッチムシ(勝ち目は薄い……ですよね)

サッチムシ「ということでぼく逃げます! 残念ですがさようなら!」ヨチヨチヨチヨチ

コクーン「逃がすか! いとをはく!」シュババー!!

サッチムシ「ぎゃふっ!」コテッ

サッチムシ(こいつ…… すばやさを落とすわざまで使うなんて……!)

サッチムシ「ずるいですよ! ぼくそれ覚えられないのに! 覚えられたら足止めできたのに!」プンスコ

コクーン「逆ギレすんな! どくばり!」ヒュッ

サッチムシ「ぎゃあ! 何するんですか! むしのていこう!」リーンリーン

コクーン「だからそれ効かねえんだよ! どくばり!」ヒュッ

サッチムシ「痛っ!」

サッチムシ(ど、どうすればいいんだ……?)


 ガサガサッ


サッチムシ(ん? この草むらをかき分けてくるような音は……?)


 ガサガサッ


コクーン「あん? 誰か来んのか?」


 ガサッ!!!
 ▼ 11 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/11/06 01:00:25 ID:XOcgebAw [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
グソクムシャ「騒いでいたのは貴様たちか」ザッ

コクーン「な、なんだよお前……」

サッチムシ(やってきたのはグソクムシャ…… カントーにはいないポケモンのはずですが……)

コクーン「さっきでっかい声で騒ぎやがったのはそこの幼虫野郎だ、そんで俺はその幼虫野郎を狩ってる最中。なんか用かよ」

グソクムシャ「……」

サッチムシ(もしかして助けです……?)ドキドキ

コクーン「おい何とか言ったらどうだ」

グソクムシャ「……せっかく出会った、であいがしらを使っておかないと勿体ないな」

サッチムシ「え、で、であいがしら!?」

コクーン「ってなんだよ……? 知ってるか……?」ヒソヒソ

サッチムシ「威力90の物理むしわざです…… あと急に仲間っぽくならないで下さい、ぼく貴方のこと嫌いですから」

コクーン(こいつ助かる見込みなくなってヤケになってやがる…… っていうか威力たっけえ……)

サッチムシ「で……え、えっと、であいがしらは、どちらに……?」

コクーン「俺じゃあねえよな!? 縄張りに入ってきた獲物狩ってただけだからな!?」

サッチムシ「こ、こういうのは! 強きをくじき弱きを助けるってやつですよね!?」

コクーン「侵入者がへなちょこだったってだけじゃねえか!」
 ▼ 12 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/11/06 01:08:06 ID:XOcgebAw [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
グソクムシャ「まずは蛹からだ」

コクーン「」

サッチムシ(蛹ってことはさなぎポケモンのコクーンですよね)

サッチムシ(それにしても『まずは』って…… あのグソクムシャの頭が悪くて良かったです)

サッチムシ(であいがしらは一度使ったら、もう一度出会い直すまで使えなくなるわざのはずです)ホッ

コクーン(やべえよ…… 物理を受ける方が得意とはいえあいつ絶対つええよ……)

グソクムシャ「次はアクアジェットで幼虫だ」

サッチムシ「エエエエエエエエエエエエエエエエエエ」

サッチムシ「な、なんでですか! さっきはせっかくだからでであいがしらみたいなこと言ってたじゃないですか! それに僕を助けてくれるんじゃないんですか!?」モウコウギ

グソクムシャ「アクアジェットを使わないとは言っていないし、貴様を助けるとも言っていない」

コクーン「な、なんなんだこいつ……」

グソクムシャ「我は、出会った者をひたすら倒すのみ!」

サッチムシ(さ、最悪の出会いだぁーーーーっ!!)アセアセ

グソクムシャ「であいがしら!」シュバッ!!!

コクーン「うぎゃああああああああああっ!」ヒンシ

サッチムシ(コクーンが一撃でやられた!)

サッチムシ「む、むしのていこう!」リーンリーン

グソクムシャ「効かぬ!」キーン

サッチムシ(レ、レベルが違い過ぎる……)

グソクムシャ「アクアジェット!」バシャーッ!!

サッチムシ「う、うわあああああああああっ!!」ヒンシ

サッチムシ(い、意識が……)ヒンシ
 ▼ 13 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/11/23 00:58:19 ID:JAH.ZzaY [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
――サッチムシがひんしになってから?時間後――

〜〜????地方/??????〜〜



サッチムシ「う、うーん……」メザメ

サッチムシ(気絶してたみたいですね…… しかもその間に夜になっちゃってる)

サッチムシ(それにしてもよく生きてましたね、ぼく……)

?????「……目が覚めたようだな」

サッチムシ「うわあっ!!」ビックゥ

サッチムシ(全体的に黒くて、頭は白くて、首周りは赤い。知らないポケモンだ……)

サッチムシ「あ、あなたは……?」

?????(以下、ダークライ)「私はダークライ。ここはシンオウ地方のしんげつじまだ」

サッチムシ「シンオウ地方……ですか」

サッチムシ(これまた随分遠くに来ましたね…… 助けてくれたってことでいいのかな……? どうなんだろう……)

サッチムシ「……どうしてぼくをこの島に?」

ダークライ「何か望みがあるように見えた」

サッチムシ「??? えっと、ぼく、気絶してたはずでは?」

ダークライ「スリーパー」

スリーパー「はい」ヨタヨタ

サッチムシ(もう一匹ポケモンが来た…… あれは……スリーパーですか)
 ▼ 14 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/11/23 01:04:20 ID:JAH.ZzaY [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ダークライ「彼はカントーの知り合いだ、相手の夢を探ることができる」

スリーパー「夢は主食ですからね」

スリーパー「森をぶらぶらしていたら、気絶しているコクーンと君を見つけましてね。いつものように夢を頂いたのですが君の方が妙な夢を見ていた。悪夢に近いですかね」

サッチムシ「は、はあ……」

スリーパー「気になってとりあえずスピアーの縄張りから運び出して、たまたま来ていたダークライ君にその悪夢のような夢を見せてみました。悪夢は彼の専門ですから」

サッチムシ(食べた夢を見せる力…… たしかスリープの頃からのものですか)

スリーパー「そしたら彼は『このポケモンは何か望みがある、とりあえず絶対安全な場所へ運ぼう』と。この島ですけど」

サッチムシ「そういうことだったんですね…… ダークライさん、ありがとうございます」ペコッ

ダークライ「礼なら彼の方に言いたまえ、腹を壊している」

サッチムシ「腹を?」

スリーパー「ダークライ君の特性はナイトメア、近くにいた者は皆生命力が削れるほどの悪夢を見てしまいますからね。かなり不味かったですよアレ」

サッチムシ「それは…… ありがとうございます……」ペコリ

ダークライ「お前が見ていた夢の中に見えたのは、大きめの赤いむしポケモンだ」

サッチムシ「……」

ダークライ「そこに無念と願いを感じ取ることができた、お前は何を望んでいる?」

サッチムシ(赤いむしポケモン…… と、いえば……)

サッチムシ(というか夢から願いを推測するって深層心理的なアレですよね。じゃあぼく自身にもよくわからないような)

サッチムシ(夢もよく覚えてないし…… 《あのポケモン》が出てきたことと、今の僕の状況から考えると…… うーん……)
 ▼ 15 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/11/23 01:06:45 ID:JAH.ZzaY [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サッチムシ「えーとぼくは…… ぼくの願いは…… イオルブになりたいんです」

ダークライ&スリーパー「「イオルブ??」」

サッチムシ「申し遅れました、ぼくはサッチムシといいます」

サッチムシ「ぼくたちサッチムシが二回進化すると、イオルブ…… おそらくぼくの夢に現れたというポケモンになるんです」

ダークライ「つまり強さを求めているのか?」

サッチムシ「そうです」

ダークライ「何故強さを求める?」

サッチムシ「少しでも知識を得るために……です」

サッチムシ「いろんなポケモンの情報を集めるために旅に出ましたが…… 正直、ぼくは弱すぎました」

サッチムシ「もし、コクーンの戦いにグソクムシャの横入りがなかったら、ぼくはあのままスピアー一族の餌になっていたでしょう」

サッチムシ「いろんな場所に行って調査をするにも、強さが必要…… そう思いました」

ダークライ「なるほど…… ところで、そのイオルブというのにはどうしたらなれるのだ?」

サッチムシ「レドームシに進化したあと、レベルを30まで上げるとイオルブになれます」

ダークライ「今のお前のレベルは?」

サッチムシ「まだ進化の兆候が表れたことがないので、一桁ですね」

スリーパー「え、弱」

サッチムシ「知ってます。今のレベルを高く見積もって9としても、あと21レベルは上げないといけません」
 ▼ 16 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/11/23 01:13:06 ID:JAH.ZzaY [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ダークライ「うーむ…… 私たちはあくとエスパー…… むしタイプはうまく鍛えられないだろうな……」

スリーパー「大体君の場合弟子にしたら、その弟子安眠できないでしょうが」

ダークライ「お前を鍛える師匠はやはりむしタイプが良い。一匹紹介してやろう――



◇一方そのころ、アーマーガアは

〜〜カントー地方/カントー地方の森〜〜



アーマーガア(サッチムシまだかなかー。なかなか戻ってこないかー……)

アーマーガア(なんかあったら呼んでくれると思うしこのまま待っておくかかー)フア〜ァ



◇サッチムシサイド

〜〜シンオウ地方/しんげつじま〜〜



ダークライ「一匹紹介してやろう――グソクムシャというポケモンだ」

サッチムシ「え」

サッチムシ「え」

スリーパー「ああ、そういえばカントーに武者修行に来るって言ってましたね彼。じゃあまたカントーに戻って一緒に修行をしてもら……」

サッチムシ「いやいやいや待ってください! グソクムシャ!? それもカントーに来ている!?」
 ▼ 17 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/11/27 00:53:54 ID:QNA2k0Qg [1/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ダークライ「何か問題でもあるのか?」

サッチムシ「おおありです! そいつ、そいつがぼくとコクーンをメタメタのボロボロにしたんです! いきなりやって来て!!! 理不尽なアクアジェットで!!!」モウコウギ

スリーパー「あーそういえば濡れてましたね君」

ダークライ「……切り捨て御免、というやつだろうか」

サッチムシ「いくらダークライさんの紹介とはいえ、あのグソクムシャは嫌です! チェンジで!!!!」

ダークライ「じゃあヘラクロスだ。タイプ的にも強さ的にもちょうどいいだろう」

サッチムシ「ヘラクロス、ですか。確かジョウト地方のむし/かくとうタイプのポケモンですね」

スリーパー「私たちの知り合いはシンオウ住まいですけどね」

サッチムシ「ヘラクロスの元で修行して、レドームシ、そしてイオルブになる……」

ダークライ「早速行くか? ヘラクロスの元へ」

サッチムシ「はい、ありがとうございます」

スリーパー「ダークライ君、早く戻ってきてくださいね。私もそろそろカントーに帰りたいので……」

ダークライ「わかっている。では行くぞ、サッチムシ」

サッチムシ「はい!」



〜〜シンオウ地方/上空〜〜



サッチムシ(この見た目で空を飛べるとは…… ダークライさんも霊力や超能力を扱うポケモンみたいですね)

サッチムシ(このまま空で運ばれて…… 空…… あっ)

サッチムシ(タ、タクシーさん置いてけぼりになっちゃってるー!?)ガーン

ダークライ「? どうかしたのか?」

サッチムシ「あ、す、すみません。運んでもらう以外に折り入って頼みたいことが……」

サッチムシ(……ダークライさん伝いにスリーパーさんへタクシーさん宛ての伝言を頼んでおきますか)

ダークライ「空を飛ぶのに集中したい。聞くのは後でもいいか?」

サッチムシ「は、はい。ダークライさんを通してスリーパーさんに頼みたいことがあるだけなので帰りにでも」

ダークライ「そうか」

サッチムシ(タクシーさん、今頃どうしてるんでしょう……)

サッチムシ(あ、朝焼けが見えますね。一体どれだけの時間気絶してたのやら。朝焼けということは……)



――3日目――

 ▼ 18 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/11/27 01:28:30 ID:QNA2k0Qg [2/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜シンオウ地方/とある森(シンオウ地方の森)〜〜



ダークライ「――ということだ。よろしく頼む」

ヘラクロス「おう、任せな!」

サッチムシ(このポケモンがヘラクロス…… 生で見るのは初めてですね。ガラル地方だとどこかの離島にだけいるんでしたっけ)

ダークライ「スリーパーへの伝言、確かに預かった。内容は――」

サッチムシ&ダークライ「「《カントーの森に黒くて大きなアーマーガアという鳥ポケモンが来ているはずなので、そのポケモンにサッチムシは色々あってシンオウ地方の森へ向かったと伝えて下さい》」」

サッチムシ「あ、はい。それで合ってます」

ヘラクロス「つーか、そもそもこんな離れたシンオウに連れてくるんじゃなくて、スリーパーんとこで保護しとくんじゃダメだったのか?」

ダークライ「……もし、スリーパーのところにサッチムシが匿われてることがバレたら」

ヘラクロス「バレたら?」

ダークライ「スピアーの襲撃を受けるかもしれない。状況を見るにサッチムシはスピアーたちとは敵対している可能性があったし、実際そうだった。スリーパーは君も知っての通り――」

ヘラクロス「ああ、そんな腕の立つポケモンじゃねえな。エスパーわざで仕留める前にむしわざでやられるだろうよ」

ヘラクロス「でもさ、昨日はお前もあの森にいたんだろ? お前がいたら……」

ダークライ「忘れたのか。私はしんげつじま以外に長く居座れる場所はないのだ」

ダークライ「特にあの森はポケモンの密集地帯。夜になる前に立ち去らなければ……」

サッチムシ(昨日の夜言っていた、《ナイトメア》ですか)

ヘラクロス「そういや難儀な性質だったなお前。森のポケモンたちかスリーパーの腹のどっちかが地獄絵図になるってことか」

ダークライ「だからじっくり悪夢を調べるのと、保護のためにしんげつじままで連れて行った。……まさか連れがいたとは思わなかったが」

サッチムシ「こっそりこそこそするために別行動してましたので……」

ヘラクロス「別行動ねえ…… ……なあおい。こいつ、さっきの話だと最終的には《あの》グソクムシャにやられたって言ってなかったか?」

ダークライ「言った」

ヘラクロス「だったらよ、その…… こいつの連れの鳥ポケモンだっけ? そいつも今頃あいつにやられてる可能性があるんじゃ…… スリーパーの方は知ってる顔だから帰って大丈夫かもしれねえけど」

サッチムシ「うわああそういえばそうです! あの見境なしっぷり! タクシーさんも襲われるかもしれません!」アセアセ

ダークライ「……否定はできない」

サッチムシ「ダ、ダークライさん! 早急に! 早急に伝言お願いします!」

ダークライ「分かった。すぐしんげつじまに戻ってスリーパーを連れてカントー地方の森に行き…… いや、こうなったら二人がかりで君の言うアーマーガアというポケモンを探そう」

ダークライ「では」ヒュンッ

サッチムシ「ダークライさーん! ありがとうございますー!」
 ▼ 19 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/11/27 01:38:14 ID:QNA2k0Qg [3/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヘラクロス「んで、サッチムシ……だったか?」 

サッチムシ「はい」

ヘラクロス「これで気兼ねなく修業はできそうか? 仲間と離れ離れみたいだけど」

サッチムシ「タクシーさんは戦闘は不慣れみたいですけど、目的地さえ分かればすぐに飛んでいける移動能力があるので…… 伝言さえ伝わればここに飛んできてくれると思いますよ」

ヘラクロス「《そらをとぶ》ことができるってわけか」

サッチムシ「空を……? はい、そうですけど……」

ヘラクロス「ああ、ガラルはそういう文化じゃないのか」

サッチムシ「?」

ヘラクロス「気にすんな、こっちの話だ。じゃあ早速修行をおっぱじめるか!」

サッチムシ「はい! よろしくお願いします!」



――――
【補足】
当SSの世界観はFRLG・HGSS・ORAS・Pt・BW2・XY・USUM・剣盾をベースにしています
ピカブイやBDSPは基本的に地名表記だけ取り入れていこうと思っています
 ▼ 20 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/11/27 01:47:12 ID:QNA2k0Qg [4/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヘラクロス「最初の修行は……手ごろな木にずつきだ!」

サッチムシ「え」

ヘラクロス「なんだ? ずつき覚えてないのか? じゃあ教えてやる!」

サッチムシ「あの、その」


サッチムシと ずつきは
あいしょうが わるかった!

サッチムシは ずつきを
おぼえられない! 


ヘラクロス「……」

サッチムシ「はい、そういうことです……」

ヘラクロス「ええと、お前……なにか攻撃できるわざは?」

サッチムシ「むしのていこうだったら……」

ヘラクロス「よくわからんがそれでいい! とにかく連打が大事なんだ! この手ごろな木にむしのていこうを連打だ! 行けー!」

サッチムシ「はい師匠! むしのていこうむしのていこうむしのていこう!」リーンリーンリーンリーン

ヘラクロス「お、いいぞ! その調子だ!」

サッチムシ「むしのていこうむしのていこうむしのていこうーーーー!!!!」リーンリーンリーンリーン

?????「イテッ」ドサッ

サッチムシ(木から誰か落ちてきた!?)
 ▼ 21 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/11/27 02:06:27 ID:QNA2k0Qg [5/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミツハニー(?????の正体)「イテテ……」

サッチムシ(ミ、ミツハニーか……)

サッチムシ「すみません! 修行に夢中で……」

ミツハニー「な、なんすか…… 誰っすかお前…… って、ヘラクロスさんも一緒?」

ヘラクロス「おうわりぃミツハニー! 今このサッチムシってポケモンを鍛えてたとこなんだ」

ミツハニー「弟子でも取ったんすか?」

ヘラクロス「ダークライに頼まれてな。うーんミツハニーを落とせるところまで来たか……」

ミツハニー「え? オレを落とすとこまで修行なんすか?」

サッチムシ「うわああすみません! 師匠! そういうことならなんで先に言ってくれないんですか!」

ヘラクロス「いや全然。木にミツハニーが潜んでるなんてこれっぽっちも思ってなかったぜ」

ミツハニー「じゃ、じゃあなんなんすかさっきの発言……」

ヘラクロス「この森のナンバーツーがしがみついてるのを落とせるところまで来たかって思ってな」

サッチムシ「ナ、ナンバーツー!? というのはやっぱり強さ的な意味で……?」

ヘラクロス「おう、このミツハニーはこの森で二番目に強いんだ。だから同族と群れずに単独で暮らしたりとかできる」

サッチムシ「ああ! 確かミツハニーはビークインを中心とした群れで暮らすポケモンでしたよね! そこから外れてってことですか……!  そんな個体がいるだなんて、これは大発見ですよ……!」オメメキラキラ

ミツハニー「いやナンバーツーって言ってもっすね、上から二番目ってだけで……」
 ▼ 22 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/11/27 02:17:45 ID:QNA2k0Qg [6/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヘラクロス「よし、決めた! サッチムシ、少しここらで勝負でもしてみないか?」

サッチムシ「勝負というと……?」ドキドキ

ヘラクロス「安心しろよ、ミツハニーとだから」

サッチムシ&ミツハニー「「えええええええっ!?」」

ヘラクロス「なんだ? 嫌か? 嫌なら別のを考えるけど……」

サッチムシ「い、いえ別に嫌ってわけじゃあないんですけど……」

ミツハニー「オレもそうなんすけど……」

サッチムシ「この森で二番目に強いポケモンなんでしょう? 彼って……」
ミツハニー「ヘラクロスさんの弟子なんすよね? このポケモン……」

ヘラクロス「待て、同時にしゃべるな。というかなんか勘違いしてないか?」

サッチムシ&ミツハニー「「へ?」」

ヘラクロス「ミツハニーと一緒に戦うんだぞ? 俺を相手に」

ミツハニー「だったら最初っから共闘って言ってくれっすよ!!!」
 ▼ 23 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/11/27 02:24:35 ID:QNA2k0Qg [7/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サッチムシ(で、でも森のナンバーツーが味方なら…… ひこうタイプだから有利ですし……)ホッ

ミツハニー「あ、ホッとした顔してるところ申し訳ないっすけどね? オレより遥かに強ぉーーーーーい相性なんてひっくり返しちまうようなぶっちぎりな森のナンバーワンがアンタの師匠っすからね? これから戦う相手の」

サッチムシ「え」

ヘラクロス「でも二匹がかりだしいい線行くと思うぜ?」

ミツハニー「ほら《いい線行く》とは言っても《勝てるかもしれない》とは言ってくれないっすよ。そういうとこっすよヘラクロスさん」

ヘラクロス「だって俺が強くないと森のみんなは困るだろ?」

ミツハニー「そりゃ一番頼りにしてるっすけど……」

サッチムシ(師匠がこの森のリーダー格ってことですか……)ドキドキ

ヘラクロス「まあそうビビんなよ。サッチムシ、ちょっと耳いいか?」

サッチムシ「はいなんでしょう?」

ヘラクロス「俺はミツハニーを優先して狙う。だから戦う様子を見て学んだり、その隙にどう動けばいいか考えてみたりするといい」ヒソヒソ

サッチムシ「な、なるほど……」

ヘラクロス「あとミツハニーも、耳貸せ」

ミツハニー「なんっすか?」

ヘラクロス「わざを連打するコツは掴めたみたいだが、正直言って……サッチムシはまだまだ超弱い。だから俺もそれなりに手は抜くぜ。だけどお前は気を抜くなよ」コソコソ

ミツハニー「わ、わかったっす……」

ヘラクロス「よーし話は終わりだ! 二匹ともかかってこいや! さっさと来ねえと俺から行くぞ!」


もりのポケモンの ヘラクロスが
しょうぶを しかけてきた!


サッチムシ(それにしても、相性をひっくり返すってどういうことなんでしょう……)

ミツハニー「サッチムシー! ぼさっとしてる場合じゃないっすよ!」

サッチムシ「すみません! むしのていこう!」リーンリーン
 ▼ 24 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/11/27 02:33:11 ID:QNA2k0Qg [8/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヘラクロス「こっちも行くぞ! ストーンエッジ!!」ズガッ

ミツハニー「エッジとかほんとに勝たせる気ないじゃないっすか!!」ヒョイッ

ヘラクロス「かわされたか!」

サッチムシ「むしのていこうむしのていこうむしのていこうむしのていこうむしのていこう」リーンリーン

ミツハニー「命中率低くてたすかってるっすよ! かぜおこし」ヒュオオー!

ヘラクロス「お、ちょっとはやるじゃねえか」ピンピン

ミツハニー「4倍弱点食らってピンピンしないでほしいっす!!!」

サッチムシ(え、なにあれ化け物?)

サッチムシ「むしのていこうむしのていこうむしのていこうむしのていこうむしのていこう」リーンリーン

ヘラクロス「メガホーンッ!!!!」ドゴッ

ミツハニー「うぎゃー!!!! なんで効果いまひとつなのにそんな痛いんすかーーー!!!」

サッチムシ(相性をひっくり返すってこういうことかー! でもとりあえずぼくは……)

サッチムシ「むしのていこうむしのていこうむしのていこうむしのていこうむしのていこう……」リーンリーン

サッチムシ(ぜ、全然効いてない…… ですよねこれ…… こんなに連打してるのに…… 全部当ててるはずなのに……)

サッチムシ(というか、ミツハニーさんのかぜおこしがほとんど効いてなかった時点で……)

サッチムシ「ええいこうなったらヤケクソです! むしのていこう! むしのていこう! むしのていこう! むしのていこう!」リーンリーン

サッチムシ(ってあれ? ぼくこんなに素早くわざを出せたっけ……?)

ヘラクロス「さっきの修行の効果が出てるみたいだな! サッチムシ!」

サッチムシ「え、あ、はい!」

サッチムシ(そうか…… 《とにかく連打が大事》……!)

ヘラクロス「じゃあお前のわざでこれを撃ち落としてみな!! タネマシンガン!!」バババ
 ▼ 25 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/11/27 02:35:41 ID:QNA2k0Qg [9/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サッチムシ「わ、むしのていこう!!!!」

サッチムシ「……あれっ」シーン

サッチムシ(に、20回使い切ってたーーーー!!!!)

ヘラクロス「え、おい、どうしたサッチムシ!!!!」

ミツハニー「このままじゃ危ないっすよ! かぜおこし!」ヒュオオー!

サッチムシ(かぜおこしでタネマシンガンの威力を殺してる……)

サッチムシ「いてっ!」コツン!

ミツハニー「完全に相殺できるわけじゃないんだから避けてほしかったっす……」

サッチムシ「すびばぜん」

サッチムシ(こ、こうなったら出来ることはただ一つ……)

サッチムシ「食らえ師匠!!! わるあがき!!!」バタバタ

ヘラクロス「え、お前アレ以外にわざは」

サッチムシ「見ての通り無いです!!!! ミツハニーさん今のうちに!!!!」バタバタ

サッチムシ(師匠の足でひたすらわるあがきして足止めです!)

ミツハニー「かぜおこし!」ヒュオオー!

ヘラクロス「うおおっ!」

ヘラクロス「やるな! でも俺は手は抜いても……」

ヘラクロス「わざと負けるつもりはないっ!」ヒュンッ

サッチムシ(すごいスピードで抜け出された!?)

ヘラクロス「フェイント!!!」シュバッ

ミツハニー「うわぁっ」ダウン

サッチムシ(ミツハニーさんがやられた!)
 ▼ 26 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/11/27 02:38:13 ID:QNA2k0Qg [10/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヘラクロス「さて」クルッ

ヘラクロス「後は俺とお前との勝負だ、サッチムシ」

サッチムシ「……」

サッチムシ(勝ち目は……ないですよね。でも、最後までやりましょう……)

サッチムシ「はい! お願いします!」

ヘラクロス「行くぞ! ストーンエッジ!!!」ズガッ

ミツハニー「アンタほんと容赦ねえな!?」

サッチムシ(迫り来るストーンエッジ…… これをミツハニーさんは……)

サッチムシ「こうやって避けていたはず!」ヒョイッ

サッチムシ「うわ」コテン

ミツハニー「身体を傾けて避けたはいいものの……」

ヘラクロス「そのままバランス崩してひっくり返ったな…… んん?」

サッチムシ(お、おつむに血が上る〜! ……ってなんか別の感覚が……)ホワワワ


おや?
サッチムシの ようすが……?

 ▼ 27 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/11/27 02:40:34 ID:QNA2k0Qg [11/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サッチムシ(こ、これは…… 進化の兆し……?)ピカー


おめでとう! サッチムシは
レドームシに しんかした!


レドームシ(こ、この体が…… レドームシ……! でも……)

ヘラクロス「おお! 進化したのかサッチムシ!」

ミツハニー「おめでとうっすよ!」

レドームシ「あの」

ヘラクロス&ミツハニー「「???」」

レドームシ「起こしてくださいーーーーーー!!! お願いしますーーーーー!!! 体のてっぺんに血が上るーーーーー!!!」バタバタグラグラ

ヘラクロス「あれ上下逆なのか」

ミツハニー「ひっくり返ったままだったっすね……」
 ▼ 28 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/11/27 02:46:11 ID:QNA2k0Qg [12/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヘラクロス「よいしょっと」ヒョイッ

レドームシ「ありがとうございます、師匠。サッチムシ改めレドームシです。よろしくお願いします」

ヘラクロス「ああ、おめでとうな。じゃあ試合の続き、行くぞ!」

レドームシ「はい! 使える技だって増えてますよ!」

レドームシ「リフレクター!!!」ピキーン

ヘラクロス「面白いわざ使うようになったじゃねえか!」

レドームシ「もうむしのていこうだけじゃないですからね!」

ヘラクロス「リフレクターで守りを固めた…… だったらそれごと行くまでだ! メガホーン!!!」ドゴッ

レドームシ「うわそのまま来た! ねんりき!」ピロロ

ヘラクロス「負けるかよ! オラァ!!!」ゴゥッ


こうかは ばつぐんだ!


レドームシ「うわああああーーーーっ!!!」ヒンシ

ミツハニー(あっちゃー……)



――数十分後――



レドームシ「」ヒンシ

ミツハニー「レドームシ、まだ気を失ってるっすね…… 弟子が進化したからって熱くなりすぎっすよヘラクロスさん……」

ヘラクロス「あっれー、実は滅茶苦茶手加減したはずなんだが…… リフレクターもあったし」

レドームシ「」ヒンシ

ヘラクロス「……あいつもしかしてエスパーか?」

ミツハニー「じゃないっすか? リフレクターとかねんりきとか使ってたし」

ヘラクロス「あっちゃー…… 効果抜群……」

ミツハニー「あっちゃーじゃないっすよ…… うちからふっかつそう持って来るんで、それで復活させるっす」ブーン
 ▼ 29 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/11/27 02:57:34 ID:QNA2k0Qg [13/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヘラクロス(いい機会だったらからミツハニーにも付き合ってもらったが……)

ヘラクロス(とっさのかぜおこしでの威力殺しといい、森の守り手としちゃそんなに悪くないかもな)

ヘラクロス(俺は強い、でも無敵じゃねえ。いつか森のポケモンたちが俺を頼れなくなる時が来るかもしれない)

ヘラクロス(俺一匹だけ強くてもダメなんだよな。今度はガーメイルとかドクケイルあたりにも声をかけてみるか?)


レドームシ「」ヒンシ

ヘラクロス(それにしても…… こいつ、思ってたより根性ある奴だったな)

ヘラクロス(このままここで育ってもらえればなかなかの実力者になるとは思うんだが)

ヘラクロス(こいつにはこいつの目的があるし、森の守り手にってのは難しいよな。もったいない野郎だぜ)


ミツハニー「ヘラクロスさーん! ふっかつそう持ってきたっすー!」ブーン

ヘラクロス「おう、サンキュ。これで文字通り復活するんだよな」

ミツハニー「そうっす。はいこれ」スッ

ヘラクロス「ほれ、レドームシ。ふっかつそうだ」グイッ

レドームシ「う、うーんむぐむぐ…… 苦……」フッカツ

ヘラクロス「おお、良かった。元気になったか」

レドームシ「はい、お陰様で。手加減なしでメガホーンぶっ放してきた師匠」

ヘラクロス「へ?」

レドームシ「この通りピンピンしてるから大丈夫ですよ、こうなった元凶の師匠」

ヘラクロス「こいつなんか辛辣になってね?」

ミツハニー「ふっかつそうの効果っすね。信頼が多少損なわれるっす」

ヘラクロス「えぇ……」

レドームシ「……まあ、今の立場を利用して少しジョークを言わせてもらっただけです」

ヘラクロス「この野郎今ちょっと俺傷ついたんだからな?」

レドームシ「すみません」
 ▼ 30 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/11/27 03:14:57 ID:QNA2k0Qg [14/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
レドームシ「あの…… とりあえず疲れたんで今日はもう寝ていいですか?」

ヘラクロス「おう寝とけ寝とけ! 寝る子は育つっていうぜ、ダークライの近く以外ではな」

ミツハニー「さっきまで気絶してましたっすからね……」

レドームシ「じゃあお休みなさい……」zzz

ヘラクロス「寝るのはえーな」

ミツハニー「じゃあオレも寝させてもらうっすかね」

ヘラクロス「ちょい待ち」

ミツハニー「なんすか?」

ヘラクロス「ちょっと真面目な…… というか気に留めといてほしい話があんだけどいいか?」

ミツハニー「……?」


…………

 ▼ 31 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/11/27 03:18:13 ID:QNA2k0Qg [15/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
――4日目――



レドームシ「おはようございます師匠」

ヘラクロス「ああおはよう。ところでレドームシ?」

レドームシ「なんですか?」

ヘラクロス「お前、進化してエスパータイプになってたりする?」

レドームシ「はい、むし/エスパータイプになりました。最終進化形であるイオルブにより近づきましたね」

ヘラクロス「うーん、エスパーか…… お前は特殊タイプでもあるみたいだし、ここからはエスパーポケモンに鍛えてもらった方がいいかもな」

レドームシ「師匠を変えるってことですか?」

ヘラクロス「そうだ。物を発射するタイプのわざならともかく、念力系の修行は俺じゃ付けられないからな」

レドームシ「そうですか……。あっという間でしたね、ヘラクロス師匠との修行」

ヘラクロス「だな、でもお前はその短い間に随分強くなったと思う。レベルの話じゃないぜ? 根性と連打の技術だ」

ミツハニー「確かに、ほぼ効いてなかったっすけどものすごい連打してましたねむしのていこう」

レドームシ「ありがとうございます。で、エスパーポケモンの新しい師匠って言うのは?」

ヘラクロス「シンボラーだ。俺の友人だから、話はつけてやるよ」

レドームシ「シンボラー…… ということはイッシュ地方ですか?」

ヘラクロス「おう、よくわかったな。ということでイッシュ地方へ飛ぶぞ!」

レドームシ「じゃあまた地方を移動することになるんですね。カントー、シンオウ、それからイッシュ……」

ヘラクロス「あ、そういやお前の連れがここに向かってくることになってたんだったな。なんかまだ来ないけど」

レドームシ(タクシーさん、無事だといいんですけど。まだスリーパーさんたちに見つからず待ちぼうけてるだけですよね……?)

ミツハニー「レドームシの連れ?」

レドームシ「はい。なのでぼくがイッシュ地方に行くことも何とかして伝えないと……」

ヘラクロス「ミツハニー、もし俺が戻ってくる前にでっかくて黒いアーマーガアって鳥ポケモンが来たら、《サッチムシはレドームシに進化してイッシュ地方のリゾートデザートに向かった》って伝えといてくれねえか?」

ミツハニー「分かったっす。それにしてもでっかくて黒い鳥ポケモンっすか…… なんか怖そうっすね……」

レドームシ「見た目以外はそんなに威圧感ないんですけどね……」

ヘラクロス「じゃあ今度こそイッシュ地方に飛ぶぞ!」ガシッ

レドームシ「お願いします!」

ミツハニー「いってらっしゃいっす!」


 ブーン…
 ▼ 32 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/11/30 03:03:19 ID:7FBYUJDA [1/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜イッシュ地方・リゾートデザート〜〜



ヘラクロス「着いたぞ、ここがシンボラーの住処のリゾートデザートだ」

レドームシ「すごい砂嵐ですね……」

ヘラクロス「このまま進めばあいつに会えるはずだ。行くぞ、レドームシ」

レドームシ「はい!」

ヘラクロス「あ、そうそう。くれぐれも俺とはぐれたりするなよ。この砂漠、なかなか厄介な場所だからな」

レドームシ「はい、了解です!」



――数分後――



レドームシ「は、はぐれた……」

レドームシ「師匠ーーーー!!! どこですかーーーー!!!」トコトコトコトコ

 コツンッ

レドームシ「イテッ! ……な、なんだ?」

ポケモンの像?「……」

レドームシ「石像……?」

ポケモンの像?「……」ズリズリ…

レドームシ(なんかこっちににじり寄ってきてないです?)

ポケモンの像?「……」

レドームシ「なんか、ヒヒダルマに似ているような…… 頭に物足りなさを感じますが」

ポケモンの像?「……」

レドームシ「もしかして、これが世界で一般的なヒヒダルマ……なんでしょうか? たしかガラルのヒヒダルマはリージョンフォームだったはずです」

ポケモンの像?「ソウダ」

レドームシ「うわ喋った」

ポケモンの像?改めヒヒダルマ(ダルマ)「ワタシハ ダルマモードノ ヒヒダルマ」
 ▼ 33 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/11/30 03:08:32 ID:7FBYUJDA [2/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヒヒダルマ(ダルマ)「ワタシハ ハラガ ヘッタ」

レドームシ「お腹が…… 空いてるんですか」

ヒヒダルマ(ダルマ)「ナンカ クレ」

レドームシ「食べ物…… あ、ハートスイーツがありました」

レドームシ(どこで手に入れたか忘れたけど)

ヒヒダルマ(ダルマ)「ソレ イガイハ?」

レドームシ「無いですよ。食べますか?」

ヒヒダルマ(ダルマ)「ワカッタ。タベル」


ヒヒダルマは ハートスイーツを 食べて
たいりょくを かいふくした!

ダルマモード かいじょ!


ヒヒダルマ「ありがとう。おかげで元に戻れたぜ」

レドームシ「アレがこちらのダルマモード…… だったんですか」

ヒヒダルマ「そうだ。というかダルマモードって言っただろ?」

レドームシ「《すがた》じゃなくて特性の方かと思いまして。確か効果は……」

ヒヒダルマ「体力が減るとあんな風に防御能力と特殊攻撃に特化した姿になるんだがな、足が遅くて困っちまう」

レドームシ「ガラルのダルマモードとはずいぶん違うんですね……」

ヒヒダルマ「ガラル? そういやお前ここらじゃ見かけない顔だけどどっから来た?」

レドームシ「そのガラルという地方から来ていて…… ぼくはレドームシといいます」

レドームシ「師匠――ヘラクロスさんと一緒にシンボラーさんに会いに来たんですが、はぐれてしまって」

ヒヒダルマ「この辺、よそ者は迷いやすいからなあ…… シンボラーなら知ってるけどよ、あいつはちょっと厄介だぜ?」

レドームシ「厄介?」
 ▼ 34 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/11/30 03:11:45 ID:7FBYUJDA [3/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヒヒダルマ「あいつ、この砂漠をパトロールするのが習慣なんだけどよ……」

レドームシ「はい」

ヒヒダルマ「決められた巡回ルートにいたよそ者は問答無用で攻撃するんだ。攻撃されないのはここの住民だけだぜ」

レドームシ「ぼくは?」

ヒヒダルマ「攻撃されるな」

レドームシ「シンボラーさんの知り合いのヘラクロスさんは」

ヒヒダルマ「あいつ……シンボラーのやつは頭が固いからな。攻撃されるな」

レドームシ「えぇ……」

ヒヒダルマ「だから砂漠の外からここの住民に会いに来る奴は安全な待ち合わせポイントに行くんだ。巡回ルートに被らない道がある」

レドームシ「師匠はそこを目指してたんですね…… 道も知ってて」

レドームシ(ああ、だから《はぐれたりするなよ》って……)

ヒヒダルマ「ちなみにお前の足であと10歩くらい先に進むと巡回ルート内」

レドームシ「あぶなっ!」ビックゥ

ヒヒダルマ「エアスラッシュが飛んでくるな」

レドームシ「効果ばつぐんじゃないですか……」

ヒヒダルマ「ハートスイーツの礼だ、ここから一番近い安全な道まで送って行ってやるよ。多分お前そこから来たんだろ」

レドームシ「ありがとうございます……」



…………
 ▼ 35 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/11/30 03:15:20 ID:7FBYUJDA [4/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヒヒダルマ「着いたぞ。多分この辺ではぐれたんだろう」

レドームシ「でもヘラクロスさん見当たりませんよ」

ヒヒダルマ「ちょっと待ってな。こっから待ち合わせポイントまで走って、いるかどうか見てくる」ダダダッ



――数分後――



ヒヒダルマ「いなかった」

レドームシ「早いですね」

ヒヒダルマ「じゃあ逆に入口の方を見てくるわ」ダダダッ

レドームシ「お願いします」



――数分後――



ヒヒダルマ「いなかった」

レドームシ「何故……」

ヒヒダルマ「この道以外ないと思ったんだが……」

レドームシ(もしかしてヘラクロスさん、ぼくを探して道を外れた……?)

?????「よおヒヒダルマ」ヌッ

レドームシ「ヒャッ」ビクッ

ヒヒダルマ「お前は…… ネンドールかよ。古代の城にいるはずのお前がどうしてここに?」

レドームシ(ネンドール…… 主な生息地はホウエンですが、イッシュにもいるんですね……)

?????改めネンドール「はっはっは(^o^)」

レドームシ(なんか念力で空中に顔描いてますけど)

ヒヒダルマ「いやだからどうしてここにいるんだって」
 ▼ 36 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/11/30 03:23:19 ID:7FBYUJDA [5/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ネンドール「はっはっは 道に迷った(^p^)」

ヒヒダルマ「笑ってる場合か。城に引きこもってるはずのお前が何で外で迷子になんか……」

ネンドール「迷子も初めてだからなかなか面白いから笑顔笑顔。なんで迷子になったかはわからん(゜゜)」

ヒヒダルマ「普段城に引きこもってるのに出てきたら迷子にもなるわ。で、出てきた訳は?」

ネンドール「リゾートデザートの外に行きたいからなんだけど、どっちに行けばいい?('ω')」

ヒヒダルマ「えーと俺が指さしてる方にまっすぐ行くとだな。ゲートがあるからそれを飛んで越えて、道なりに進むと4番道路の砂漠だぜ」

ネンドール「砂漠の外も砂漠かい(*_*)」

レドームシ「あの、すみません。ここに来るまでにヘラクロスさん見ませんでしたか? 青色のむしポケモンなんですけど」

ネンドール「見てないよ(-_-;)」

レドームシ「そうですか……」

ヒヒダルマ「んでなんで外になんて行きたいんだ」

ネンドール「見識を広めるためにだよ見識を( ..)φ」

ヒヒダルマ「見識ィ?」

レドームシ(あ、割と共感できそうな理由かも)

ネンドール「昨日城で寝てたらさ」

ヒヒダルマ「うん」

ネンドール「砂が降ってきて埋まって死ぬかと思った(*_*)」

ヒヒダルマ「でもお前それじゃ死なんだろ」

ネンドール「死なないけど('ω')」

ネンドール「死なないけど死ぬかと思ったので、《自分もいつかは死ぬんだな》と初めて考えた」

ヒヒダルマ「ウン千年生きてきてやっとかよ」

ネンドール「そしたら砂漠で一生を終えるのもったいない気がしたんで外ってやつを見てみよっかなと」

レドームシ(知的好奇心という点はぼくと一致してるけど危機感の差が凄まじいっ!)

ヒヒダルマ「お前のその調子だと死因が外に出たことになりそうなんだが」

ネンドール「ねえお前外から来たんだよねお前」

レドームシ「あ、はい」

ヒヒダルマ「スルーか」

ネンドール「外やばい?(*'ω'*)」

レドームシ「ぼく2回くらい死にかけました」

ネンドール「それはやばい(◎_◎;)」
 ▼ 37 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/11/30 03:26:08 ID:7FBYUJDA [6/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
レドームシ「さすがに場所によるとは思いますけど。あとぼく弱いですし、修行してやっとレベル10くらいですし」

ネンドール「よわ……('◇')」

レドームシ(なんだろう、ちょっとイラっとしたぞ)

ヒヒダルマ「レベル10かよ…… シンボラーのエアスラッシュで塵になりそう」

ネンドール「塵も残らなさそう」

レドームシ「……ぼくがエアスラッシュされる話はもういいです」



遠い声「リング一個なくしたああああああああ!!!!」



ヒヒダルマ「おい、なんかでかい声が聞こえたぞ」

ネンドール「なんかなくしたって言ってた?」


 ヒョコッ


遠い声の主「おい! お前ら!!!!」

レドームシ「うわっ! なんか宙に穴あいて出てきた」

遠い声の主(超フーパ)「フーパのリング知らない!? 今フーパが顔出してるのと同じやつ!!」

レドームシ「知らないです」

ヒヒダルマ「知らん」

ネンドール「自分も」

超フーパ「知らないの!?」

レドームシ「あ、ヘラクロスさん見ませんでした? 青いむしポケモンなんですけど」

超フーパ「フーパ、見てない!!」

ネンドール「砂漠の外に行く道知らない?」

ヒヒダルマ「それはさっき俺が教えただろ」

超フーパ「フーパのリングほんとに知らない?」

レドームシ「残念ながらほんとに知らないです」
 ▼ 38 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/11/30 03:28:19 ID:7FBYUJDA [7/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ネンドール「待って」

超フーパ「なに?」

ネンドール「あれじゃね? ほらあそこ、自分の目の前」

ヒヒダルマ「なにもねえぞ」

ネンドール「違う違う右斜め後ろの目の方」

ヒヒダルマ「どの目とかわかるか! って…… ん? なんだありゃ」

レドームシ「あそこだけ…… 円形に地面が明らかに違うような…… いや地面? なにあれ」

超フーパ「あれだあああああああああああああああああああ!!!!」ズルーン

レドームシ「うわ全身出てきた」

超フーパ「これ!!! フーパのリング!!!! 空間と空間をつなぐリング!!!!」ズシンズシン

ヒヒダルマ「なんだよそのヤバそうな力は」

ネンドール「もっかいちょっと待って」

レドームシ「今度は何ですか?」

ネンドール「…………」

ヒヒダルマ「なんだよ急に黙り込んで……」

ネンドール「えいっ」ポカッ

ヒヒダルマ「イテッ」


ダルマモード はつどう!


ヒヒダルマ(ダルマ)「オイ ナニヲスル ネンドール。ダルマモードハ フベンダ」

レドームシ(体力が減ってダルマモードに戻った……)
 ▼ 39 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/11/30 03:37:50 ID:7FBYUJDA [8/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ネンドール「サイコパワーでテレパシーを聞こうとしてみて」

ヒヒダルマ(ダルマ)「ハ?」

ネンドール「あの輪っかの中からテレパシーが聞こえたんだ。遠すぎてサイコパワー使わなきゃ聞こえない」

ネンドール「でもエスパーなダルマモードならできるでしょ?(*‘∀‘) 聞いて聞いて」

ヒヒダルマ(ダルマ)「ウザイ……」

レドームシ(サイコパワーでテレパシーを……? 今のぼくにもできるかも)

ヒヒダルマ(ダルマ)「エート……」


リングの中のテレパシー『巡回ルートを外レタ!!! 巡回ルートを外レタ!!!』

リングの中のテレパシー『巡回ルートを外レタ!!! どこだヨココ!!!』

リングの中のテレパシー『訳が分カラン!!!! 待て友人の侵入者!!! 友人でも侵入者!!! 四倍弱点エアスラスルゾ!!!!』

リングの中のテレパシー『これ以上逃げたらこれ以上追いかけないといけなくてこれ以上の迷子になるダロガアアアアアアアアアアア!!!!!』


ヒヒダルマ(ダルマ)「アー、ハイ」

ネンドール「ね、聞いてよかったでしょ。やばいでしょこの中( ゚Д゚)」

レドームシ「師匠とシンボラーさんだこれ……」

ヒヒダルマ(ダルマ)「テレパシートシテ ダダモレニ ナルホド コウフン シテイル……」

超フーパ「もしかして、リング落っことしたときにそいつら通っちゃった?」

ヒヒダルマ(ダルマ)「ミタイダ。ナンテ コトヲ」

超フーパ「フーパはリング持って急いで行きたいとこあるけど、その前にお前らこの中行く? 行くなら繋がってる今のうち」

超フーパ「落っことした拍子に偶然繋がったからどこにでるかはさっぱりわからないけど」

ヒヒダルマ「デモ スクナクトモ シンボラート ヘラクロスガ オッテ オワレル コトガ デキル バショデハ アルカ」

レドームシ「ぼくは師匠と合流したいので…… なんか物騒そうですけど…… 行くしかないですよね」

ネンドール「面白そうだからついてくよ(*^-^*) シンボラー止める必要ありそうだし自分を連れてった方がいいよ(-ω-)/」

レドームシ「あ、はい…… ありがとうございます」

ネンドール「ヒヒダルマは?」

ヒヒダルマ(ダルマ)「ツイテケソウニ ナイカラ ネル」

ネンドール「あっそ(´ー`)」

ヒヒダルマ(ダルマ)「オイ、オマエノ セイダゾ ダイタイ」

超フーパ「じゃあその2匹が通ったらリング拾うぞー」

レドームシ「じゃあ…… 行きますか」
 ▼ 40 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/11/30 23:23:21 ID:7FBYUJDA [9/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜ジョウト地方/アルフのいせき〜〜



レドームシ「ここは…… 遺跡?」

ネンドール「古代の城と似たものを感じるぞ(^^)」

アンノーンA「???」

レドームシ「あ、アンノーンだ」

レドームシ(特徴的過ぎてすぐにわかりますね……)

アンノーン「ダレだあ?」

レドームシ「ぼくはレドームシといいます。こちらはネンドールさん」

ネンドール「目が一つ…… 勝ったな(*^^)v」

アンノーンA「ナニにだあ?」

レドームシ「変なことを聞きますが、ここはどこでしょう?」

アンノーンA「アルフのイセキだあ」

ネンドール「ざっくり言うと? ほら、なんとか地方とか」

アンノーンA「ジョウトだあ」

レドームシ「ジョウト地方…… イッシュ地方からはかなり遠いですね……」

ネンドール「帰れんのこれ」

レドームシ(シンボラーさん、ネンドールさんを運べるかな……)

レドームシ「あの…… ヘラクロスさんと、《Iのアンノーンを樽に突き刺して羽を生やしたみたいなポケモン》を見ませんでした?」

ネンドール「何その例え」

アンノーンA「ミたあ。タシかにヘラクロスと《Iのアンノーンをタルにツきサしてハネをハやしたみたいなポケモン》だったあ」

ネンドール「分かるの(@_@)」

レドームシ「どっちにに行きました?」

アンノーンA「あっちだあ。アバれながらイセキのソトへデてったあ」

レドームシ「ありがとうございます。遺跡の外…… 遠くに行ってないといいんですが……」

アンノーンA「ナンかシらんけどガンバってなあ」

レドームシ「ありがとうございます。じゃあ失礼します」
 ▼ 41 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/11/30 23:25:48 ID:7FBYUJDA [10/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ネンドール「おいレドームシ」

レドームシ「なんですか」

ネンドール「自分の頭の上に乗れ、お前遅そう」

レドームシ(確かに…… 進化して歩くの遅くなりましたね、ぼく)

レドームシ「ありがとうございます。じゃあ、失礼して……」ヨジヨジ

ネンドール「じゃあ行こう、城の外の砂漠の外の遺跡の外へ!(゚∀゚)」



〜〜ジョウト地方/アルフのいせき(外部)〜〜



レドームシ「外に出ましたね」

ネンドール「シンボラー達どこにいるんだろうね(・ω・)」

レドームシ「テレパシーは…… ダメです、聞こえませんね……」

ネンドール「もっと遠くへ行っちゃったみたいだ('_')」

レドームシ「また聞き込みか、それとも足で探すか……」

ネンドール「どっちにしろここにはいないんだから移動したほうがいいよな( 一一)」

レドームシ「はい、別の道につながってそうなゲートが北と東にあるみたいですが…… どうします?」

ネンドール「とりあえず北へ(^^) ゲートを越えていこう」



〜〜ジョウト地方・36ばんどうろ〜〜



レドームシ「テレパシーは…… ここでもダメですね。何も聞こえません」

ネンドール「じゃ、聞き込み?」

レドームシ「しましょうか。あそこにちょうど誰かいますね……」
 ▼ 42 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/11/30 23:29:46 ID:7FBYUJDA [11/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
レドームシ「そこの方ー! ヘラクロスさんと《Iのアンノーンを樽に突き刺して羽を生やしたみたいなポケモン》を見ませんでしたかー?」

ポケモン「……」

ネンドール「その言い方まだやるんだ……」

レドームシ「あの、そこの方ー?」

ポケモン(ウソッキー)「……」

ウソッキー(どうして僕がポケモンだって分かったんだ……? 無視無視……)

レドームシ「……無視されました」

ネンドール「それポケモン?」

レドームシ「あれ……木だった? おかしいな、さっき動いて…… いややっぱりポケモンだ、ウソッキーですよあれ」

ネンドール「嘘つき?」

レドームシ「ウソッキー、じっとしていることで樹木に擬態するポケモンです。ちなみにいわタイプです」

ネンドール「ふうん(゜_゜)」

レドームシ「あのー、ウソッキーさん?」

ウソッキー「……」

ネンドール「自分にまかせて」

レドームシ「ネンドールさんに?」

ネンドール「うん、だいちのちから!」ズーン!

ウソッキー「ウギャッス!!!」

ウソッキー「」ヒンシ

レドームシ「気絶させてどうするんですか!!!!!」

ネンドール「え、いわならがんじょうじゃないの?」

レドームシ「……いしあたまだったみたいですよ。大体いわタイプみんなががんじょうなわけでもないですし」

ネンドール「すまんかった(-_-;)」

ウソッキー「」ヒンシ
 ▼ 43 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/11/30 23:33:57 ID:7FBYUJDA [12/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
レドームシ「で、どうするんですかこれ……」

ネンドール「遺体隠蔽でもしとく?」

レドームシ「いやダメですし、そもそも死んでないですし」

ネンドール「このまま置き去りにもできないじゃん?」

レドームシ「どっちかがこのウソッキーさんを看てて、どっちかがシンボラーさんを捜す……というのは」

ネンドール「じゃあ、シンボラーを止められるのは自分の方だし自分が捜索に行くよ(・ω・)」

レドームシ「わかりました、何かあったらテレパシーで教えてください」

ネンドール「了解(`・ω・´)ゞ」



―― 数十分後 ――



ウソッキー「」ヒンシ

レドームシ(ウソッキーさん、まだ目を覚ましませんね…… ネンドールさんからの連絡も未だありません)

レドームシ「…………」

レドームシ(暇だ……… 物足りなさ、というか)

レドームシ(本来ぼくたちレドームシはジッとしているのが性分のはずですが…… ぼくという個体は少々冒険慣れしすぎたみたいです)

レドームシ「…………」

レドームシ「……ん?」


上空のポケモン「……」


レドームシ「なんだか、するどい視線を感じるような」

ウソッキー「」ヒンシ

レドームシ(ここで襲われたりとかしたら困るんですが……)

ウソッキー「」ヒンシ

レドームシ(毛のレーダーで周りを探ってみましょう…… んーと……)

上空のポケモン「……」ヒュオオオオッ

レドームシ「っ上か!!」

レドームシ(急降下してくる…… ここは逃げましょう!)
 ▼ 44 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/11/30 23:37:48 ID:7FBYUJDA [13/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
レドームシ「わっせわっせ」トッテットッテットッテットッテッ ←全速力

上空のポケモン「遅いッ!!!」


ピジョンの
ブレイブバード!


 ズゴッ!!!


こうかは ばつぐんだ!


レドームシ「い゛っだッ!!! いきなり何するんですか!!!!」

ピジョン「美味しそうだったからつい……」

レドームシ「《つい……》じゃないです!!!! 大体ぼく多分食べてもおいしくないですよ!!!!」

ピジョン「どうしてそんなことが」

レドームシ「それは…… えーと…… にっがいオレンジ色の毒汁とかを出すかもしれないからです」

ピジョン「は?」

レドームシ「とにかくぼくは食べてもおいしくないです。攻撃しないでください」

ピジョン「いや攻撃をやめるわけにはいかないな」

レドームシ「な、なんでですか……」

ピジョン「生きるためだから仕方ない」

レドームシ「いやだから食べたら毒汁」

ピジョン「それわけわかんねえから」

レドームシ「毒あるかもよって言ってんです!!!!」

レドームシ(ま、まあ、ぼくも自身に毒があるかどうかはわからないんですが…… 生きるためだから仕方ない)

レドームシ「大体食べ物だったらすぐそこにきのみが生ってるじゃないですか…… おいしそうなこおったきのみが。それ食べたらどうです」

ピジョン「…………」プツンモグモグ
 ▼ 45 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/11/30 23:40:29 ID:7FBYUJDA [14/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピジョン「食ったぞ」

レドームシ「じゃあもういいですよね」

ピジョン「ダメだ」

レドームシ「なんで!?」

ピジョン「肉と野菜はバランス良く摂らないと」

レドームシ「生きるためどうこう言ってた奴がなんで栄養バランスなんて贅沢なこと気にしてるんです!?」

ピジョン「大事だろ」

レドームシ「大事ですけどそんなのよりぼくの命の方が一大事なんです! 失礼します!」トッテットッテットッテットッテッ ←全速力

ピジョン「エアスラッシュ」ヒュンッ

レドームシ「ウグッ」ヒンシ


レドームシは
めのまえが まっくらに なった!


ピジョン「よわ……」



…………



〜〜ジョウト地方・上空〜〜



レドームシ(う、うーん…………)バッサバッサ

レドームシ(旅立って何度目でしょう…… 気絶するの……)バッサバッサ

レドームシ(てか全身痛…… とくに殻の部分、何か刺さってませんか……?)バッサバッサ

レドームシ(視界がはっきりしてきた…… 空、ですか…… じゃあ殻の痛みはピジョンの爪にガッチリ掴まれてるとかかな……)バッサバッサ

レドームシ(落ちて生きてる保証はないですけど…… いちかばちか、抵抗してみますか)バッサバッサ
 ▼ 46 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/11/30 23:42:53 ID:7FBYUJDA [15/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
レドームシ「は、放せーーーーーっ!!!!」バタバタ

ピジョン「あ、生きてた。んでやだ」

レドームシ「こ、この鳥……! ねんりk」

ピジョン「……」グッ

レドームシ「い゛だだだだだだだだ 強く握るのは反そk」

ピジョン「……」ググッ

レドームシ「やめろっつってんでしょうか!!!!!!」

ピジョン「やだ、てかご飯なのに動くな」

レドームシ「ご飯になるつもりなんてn」

ピジョン「……」グググッ

レドームシ「うぎゃーーーーー!!!! 遊んでますよね!? 半分遊んでますよね!?」



――五分後――



レドームシ(つ、疲れてきた……)

ピジョン「死んだ?」

レドームシ「生きてます!!! 死ぬつもりないです!!!!」

ピジョン「食べられるんだから死ぬでしょ」グッ

レドームシ「う、いやほんと、ほんとそれやめて……」


 ゴオオォ……

ピジョン「……ん? なんだ?」

レドームシ「え?」

猛スピードで突っ込んできた何か「どけええええええええええええ!!!!!!!」ゴオオォ!

 バヒュン!

ピジョン「通り過ぎてった…… あれ?」

Uターンして猛スピードで戻ってきた何か「あれえええええええええええええええええええ???????」ゴオオォ!

何か「レドームシ? お前こんなとこで何してんだ?」

レドームシ「……し、師匠?」
 ▼ 47 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/11/30 23:47:43 ID:7FBYUJDA [16/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
正体はヘラクロスだった何か「ってこんなところで立ち話、いや飛び話してる場合じゃねえ! おいそこのピジョン!」

ピジョン「えっ」

ヘラクロス「急いで急降下しろ!!!! 俺が止まったから狙いつけて来るぞ!!!!」ヒュオオオオッ

ピジョン「は? え? は?」ヒュオオオオッ

レドームシ(あ、そういえば……)


シンボラーの
はかいこうせん!


ピジョン「かすった!!!! なんかかすったんだけど!!!」

シンボラー「追いツイタ!!! 友人の侵入者!!!!」

ヘラクロス「友人なんだから別に砂漠に入ったっていいだろ!?」

レドームシ(師匠、シンボラーさんに追われてるんでした……)

ヘラクロス「つーかいい加減しつこいぞ!? 絶交すんぞ!? 友人だったら今すぐ攻撃やめやがれこの石頭!」

シンボラー「決まりは決マリ!!!!!」

ヘラクロス「マジで頭かてえなお前!!!」

シンボラー「エアスラッシュ!!!!」ヒュンッ

ヘラクロス「うおっとあぶね!! やめろよあぶねえだろ!!」ヒョイッ

シンボラー「エアスラッシュ! エアスラッシュ!!!」ヒュンッヒュンッ

ヘラクロス「話聞けストーンエッジされてえか!?」ヒョイッヒョイッ
 ▼ 48 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/11/30 23:51:00 ID:7FBYUJDA [17/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピジョン「……こわっ。逃げよ」バッサバッサ

レドームシ「逃げよじゃないです!!!! 逃げるならぼくを逃がしてからにしてください!!!!」

ピジョン「やだ」バッサバッサ

レドームシ「し、師匠ーーーーー!!! このピジョン味方じゃないです敵ですーーーー!!! ぼくを食べようとしてるんですーーーーー!!!」

ヘラクロス「な、何ッ!? タネマシンガン!」バババ

ピジョン「いだだだだだだ」ポロッ

レドームシ「わっ 落ち――――」

ヘラクロス「よっとキャッチ」ガシッ

レドームシ「あ、ありがとうございます師匠…… 助か――」

シンボラー「エアスラッシュ! エアスラッシュ!!!」ヒュンッヒュンッ

レドームシ「ってないですよねこれェ!?」

ヘラクロス「ああ……」ヒョイッヒョイッ


ピジョン「……もう帰ろ…… ん?」バッサバッサ

猛スピードで突っ込んできた何か2「なんか違うのいるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!?」ゴオオォ!

猛スピードで突っ込んできた何か3「構わん突っ込めぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」ゴオオォ!

ピジョン「!?」

猛スピードで突っ込んできた何か2「うおおおおおおおおおおおおもろはのずつきいいいいいいいいいい!!!!!」ドゴーン!!!

ピジョン「うぎゃあああああああああああああああああああああ」ヒンシ&ラッカ

猛スピードで突っ込んできた何か3「目標発けえええええええええええええええええええん!!! 行くぞおおおおおおおおおおおおおお!!!!」ゴオオォ!

シンボラー「……こっちに来テル?」

猛スピードで突っ込んできた何か2「うおおおおおおおおおおおおもろはのずつきいいいいい二発目ええええええええええええ!!!!!」ドゴーン!!!

シンボラー「グワアーーーーッ!!!!」ガツーン!

レドームシ「え、ウソッキーさんと…… ネンドールさん?」

正体はネンドールだった何か3「おい! シンボラー! ハウス!( `ー´)ノ」フワフワ

シンボラー「イ、テテ…… ハウスッテ…… それはなイダロ……」フラフラ

正体はウソッキーだった何か2「……僕もう帰っていいすか?」フワフワ

ネンドール「要件済んだら降ろすからちょっと待ってちょ」
 ▼ 49 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/11/30 23:53:51 ID:7FBYUJDA [18/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ネンドール「友達殺そうとしちゃだめだよ!<(`^´)>」

シンボラー「でも侵入者……」

ネンドール「自分が許す! シンボラーの仕事はリゾートデザートの住民を守ることでしょ? その住民が今回の侵入許すっつってんの」

シンボラー「い、いイノカ……?」

ネンドール「いいに決まってんだろこの破壊神」

シンボラー「守り神!!!!」

レドームシ「あの、ネンドールさん。ありがとうございます。で、いったい何がどうしてこうなったんです……? ウソッキーさんいるし…… 気絶してたはずでは」

ヘラクロス「……俺も何が起こったのかトンチンカンだ」

シンボラー「同ジク。何が起こっタンダ。ここはドコダ。説明クレ」

ネンドール「あー二人はどうしてここにいるかわからんもんね。レドームシ、ピジョンにさらわれるとこまで説明お願い('▽')」

レドームシ「え、ぼく? まあいいですけど…… 終わったら別行動になった後何があったか教えてくださいね?」


レドームシ「まず、ぼくと師匠が砂漠ではぐれるじゃないですか」

ヘラクロス「ああ、それでお前を捜しに道を外れたらシンボラーに見つかっちまった」

レドームシ「ああ、やっぱりそうだったんですね…… すみません」

ヘラクロス「いいさ。続きは?」

レドームシ「あ、はい。それでですね、あの時あの砂漠にはフーパというポケモンが来ていて」

シンボラー「フーパ? まだ侵入者がいたのか?」

ネンドール「シンボラー、ステイ」

シンボラー「だからそういうのヤメロ」

レドームシ「そのフーパが空間と空間をつなぐリングを落っことして…… 師匠たちはそのリングの中を通ってここ、ジョウト地方に飛ばされてしまったんです」

ヘラクロス「ジョウトか…… またえらい遠くに来たな。シンオウからじゃそこまででもないが」

レドームシ「それで、なんやかんやあってそういうことがあったのが分かったので、師匠たちを捜しにぼくたちもリングに飛び込んだんです」

ヘラクロス「……心配かけちまったみたいだな」

レドームシ「元はといえばぼくのせいですから…… それで、聞き込みしてたらウソッキーさんに無視されて」

ウソッキー「擬態してたもん」

レドームシ「そしたらネンドールさんがだいちのちからぶっ放して気絶させちゃって」

ウソッキー「アレ痛かったぞ」ギロ

ネンドール「(*_*)」
 ▼ 50 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/11/30 23:56:22 ID:7FBYUJDA [19/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
レドームシ「それでぼくはウソッキーさんの看病、ネンドールさんはシンボラーさんたちの捜索と別行動をとったらピジョンに襲われてああなりました」

ヘラクロス「ピジョンなあ、お前にはまだ厳しかったか」

レドームシ「で、ネンドールさんたちはいったいどうしてそうなったんです?」

ネンドール「あーうん、捜索の途中げんきのかけら見っけて。で、ウソッキーに食わせようと一旦戻ったんだよね」

ネンドール「そしたらレドームシいないじゃん?(;'∀')」

レドームシ「既にピジョンにさらわれた後だったと……」

ネンドール「それでとりあえず取り残されてたウソッキーの口にげんきのかけら押し込んだわけ」

ネンドール「復活させたらぶん殴られたけど(T_T)」

レドームシ「そりゃあそうでしょう」

ウソッキー「そもそも誰が気絶させたと」

ネンドール「(*_*)」

ウソッキー「……実はレドームシ?がピジョンにさらわれる直前くらいに意識だけは戻ってた、体動かせなかったけど」

ネンドール「ぶん殴られた後レドームシ知らねって聞いたらピジョンってとりポケモンにさらわれたって聞いて」

ウソッキー「飛んでった方角教えたらとんでもないことに…… かくかくしかじか……」



==かくかくしかじか(十数分前)==



ウソッキー「そのレドームシ?ってのをさらったピジョンならあっちの方へ飛んでったよ」

ネンドール「あっちのほう……」

ネンドール「なあお前、もろはのずつきってできる?」

ウソッキー「できるけど…… なんで?」

ネンドール「ちょっとあっちの方に向かってやってみて、若干上に向かって?」

ウソッキー「なんで?」

ネンドール「いいからいいから」

ウソッキー「しょうがないな……」


ウソッキー「もろはのず」ダダダッ
ネンドール「よいしょ」グイッ
ウソッキー「うわっ!」
ウソッキー(わ、わざの途中でなにしてんだ!? 肩車? いや頭車?)
ネンドール「テレキネシス」ホワーン
ウソッキー「ちょ、浮」
シュドーーーーンッ!!
↑この間僅か3秒
 ▼ 51 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/11/30 23:59:32 ID:7FBYUJDA [20/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
――現在――



ネンドール「もろはのずつきって凄い推進力で相手に突っ込むじゃん? だから発動中に合☆体してテレキネシスで浮かせてその推進力でぶっ飛んできたわけ。もちろん自分でもブーストかけながら」

レドームシ「む、無茶苦茶だ……」

ウソッキー「でしょ?」

シンボラー「もろは2体に当てて反動とか大丈夫ナノカ?」

ウソッキー「あ、僕いしあたまなんでその辺は大丈夫」

レドームシ「ウソッキーさん、ありがとうございました」

ウソッキー「別にいいよ、もう面倒ごとは終わったみたいだし…… それよりネンドール、いつ降ろしてくれんの?」

ネンドール「あ、忘れてた」

ヘラクロス「とりあえず全員地上に降りるか、俺飛ぶの苦手だしな」

シンボラー「嘘ツケ」

レドームシ(そういえばめっちゃビュンビュン飛んでましたね……)



〜〜ジョウト地方・36ばんどうろ〜〜



ウソッキー「じゃ、僕はこれで。木のフリしに行くからもう面倒なことには巻き込まないでくれよ」スタスタ


ネンドール「木のフリっていったい何が楽しいんだ(;´・ω・)」

レドームシ「別に楽しむためにやってるわけじゃないと思いますよ……」

シンボラー「ところでヘラクロス。何の用でリゾートデザートへ侵入してきタンダ?」

ヘラクロス「こいつ…… レドームシにエスパータイプの稽古をつけてもらいたかったんだ。元は俺の弟子なんだが……」

レドームシ「レドームシ、むし/エスパータイプです」

シンボラー「なルホド。念力系は脳筋かくとうタイプのキサマには無理だロウナ」

ヘラクロス「わかってるじゃねえか。で、頼めるか?」

シンボラー「もチロン。他ならぬ友人の頼みだカラナ」

ヘラクロス「さっきまでその友人をぶっ殺そうとしてきたのはどこのどいつだよ……」
 ▼ 52 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/12/01 00:02:35 ID:klvYQsMg [1/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シンボラー「じゃあレドームシ。これからはワタシがキサマの師匠ダ。よろシクナ」

レドームシ「はい、シンボラー師匠。よろしくお願いします」

ネンドール「これでここでのレドームシの目的は達成かなー」

レドームシ「……で、どうやって帰ります?」

シンボラー「ウムム。あ、修行が終わるまで帰らないといウノハ」

ネンドール「おいおい、リゾートデザートほっぽっといていいのか?(-_-;)」

シンボラー「ワタシはあの砂漠の守り神達――シンボラー兵団のリーダー格にスギン」

シンボラー「ワタシがいなくなった程度で慌てふためくような無能は元よりオラン」

ネンドール「……向こうに事情知ってる奴(ヒヒダルマ)もいるしなぁ。じゃあだいじょぶか」

シンボラー「あと砂漠だとまたはぐれかネナイ」

レドームシ「それはそうですね……」

レドームシ(はぐれて今度こそ侵入者扱いされたらたまったもんじゃないですし)

レドームシ「あ、ネンドールさんはどうするんです? シンボラーさん帰らないですけど」

ネンドール「もともと当てのない旅するつもりだったし、しばらくジョウトをぶらぶらするかなあ。帰るのは数百年とか数千年後でもいいし」

レドームシ「時間のスケールが違う……」

ヘラクロス「俺はシンオウに帰ろうかな、いい感じに近道になった」

レドームシ「じゃあここでお別れですね。ヘラクロス師匠、ネンドールさん、ありがとうございました」ペコッ

ネンドール「じゃあな!」フヨヨー
 ▼ 53 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/12/01 00:04:46 ID:klvYQsMg [2/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヘラクロス「あ、レドームシ。別れる前に餞別が」

レドームシ「せんべつ……?」

ヘラクロス「この丸くて薄いの…… ガラル帰りの知り合いにもらったんだけど使い方がさっぱりわからなくてな」

レドームシ「わざレコード…… みたいです。かくとうタイプの

シンボラー「イッシュのわざマシンは使い捨じゃないンダゾ。地方によって違うみタイダ」

ヘラクロス「へぇー」

レドームシ「このわざレコード…… ぼくにも使えるみたいです。ありがとうございます」

ヘラクロス「そりゃよかった! じゃあな! 元気でやれよ!」ブーン

レドームシ「ありがとうございましたー!」



シンボラー「で、早速修行…… と行きたいとこロダガ」

レドームシ「はい」

シンボラー「キサマは今ボロボロダ。今日はもう寝て休メ」

レドームシ「確かに、このまま修行したらぶっ倒れてしまいそうです…… おやすみなさい……」スヤァ

シンボラー「寝るの早」
 ▼ 54 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/12/01 01:50:47 ID:klvYQsMg [3/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
――4日目――



レドームシ「ふあぁ〜 おはようございます……」

シンボラー「起キタカ。じゃあ早速修行を始メルゾ。まずはタブンネ狩りをすルンダ。経験値がたっぷり手に入ル」

レドームシ「タブンネ…… あれ? ジョウトに生息してましたっけ?」

シンボラー「エ? ジョウトタブンネいナイノ?」

レドームシ「いるんですか?」

シンボラー「タブンネは取り合えず右往左往してれば草むら揺らして出てくルハズ!」ウロウロ



――数分後――



シンボラー「い、イナイ……」

レドームシ「いないですね」

シンボラー「べ、別の修行ダ…… ラッキー狩りをすルンダ。あいつらも経験値g」

レドームシ「ラッキー……ですか。あれ? ラッキーってジョウトにいましたっけ」

シンボラー「エ、またそのパターン……?」

レドームシ「ちょっと待ってください、ラッキーについては少し前に人間の本をこそっと読んだので…… なんだったかな……」

レドームシ「あ、思い出しました。えっとですね、ジョウト地方におけるラッキーは、サファリゾーンで人間が環境を整えたときのみ現れる…… だったかな、記述は」

シンボラー「サファリゾーン?」

レドームシ「人間が運営するポケモンの保護捕獲施設らしいです。バトルをせずに人間がボールを投げてポケモンを仲間にするんですよ」

シンボラー「人間の管理下カ…… 厄介ナ……」

レドームシ「サファリゾーン以外だとここから一番近いのは…… カントー地方のセキチクシティの東あたり……でしょうか」

シンボラー「カントー…… つまりここから東?」

レドームシ「ですね」

シンボラー「カントーカ……」
 ▼ 55 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/12/01 01:54:26 ID:klvYQsMg [4/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シンボラー「か、代わりにヘラクロスを追いかけてるときに通った洞穴で修行ダ!」

レドームシ「ヘラクロスを追いかけてるときに通った洞穴?」

シンボラー「確かノコッチとかイタナ」

レドームシ「ノコッチ……」

シンボラー「早速行クゾ。運んデヤル」フワー

レドームシ(謎のノーマル推しはなんなんだろう)



〜〜ジョウト地方/くらやみのほらあな〜〜



シンボラー「着イタゾ。ココダ」

レドームシ「かなり暗いですね……」

シンボラー「かなり精神力が鍛えられそうダロウ?」

レドームシ「そうですね」

シンボラー「では早速ここらのポケモンを手当たり次第に倒しテミロ」

レドームシ「えぇ、手当たり次第?」

シンボラー「手当たり次第」

レドームシ「えーと…… た、たのもーーーーー! 誰かぼくと勝負してくださーーーー……」


あ! やせいの
ノコッチが とびだしてきた!


ノコッチ「へびにらみ!」ギロッ

レドームシ「うわっ! いきなり何するんですか!」シビビビマヒ

シンボラー「……」

ノコッチ「折角寝てたのに大きい声出すからだ」ギロッ

レドームシ「す、すみません! ぼく、修行に来ていて……」マヒ

ノコッチ「修行?」

レドームシ「かくかくしきじかでですね……」マヒ



…………
 ▼ 56 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/12/01 01:58:29 ID:klvYQsMg [5/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ノコッチ「ふうん」

シンボラー「キサマが強くなりたい理由はそれだったのか……」

レドームシ「はい…… 師匠、どうします? ここだとなんか迷惑みたいですけど」マヒ

シンボラー「ポケモンキャンプでもスルカ」

レドームシ「え?」

シンボラー「ガラルで流行ってるって聞イタゾ。遊んで食べるだけで強くなれルトカ」

レドームシ「キャンプセットが必要ですけど持ってるんですか?」マヒ

シンボラー「持っテナイ。だからこのノコッチをボール代わりに」

レドームシ「いやそれは流石にちょっと……」マヒ

ノコッチ「カレーを食べさせてくれるなら構わない」

レドームシ「えぇ……」マヒ

シンボラー「よし作ルカ」

レドームシ「師匠、材料と道具は」マヒ

シンボラー「持ってない」

ノコッチ「ガラムマサラと穀物(ライス)ならある」

レドームシ「なんであるんですか」マヒ

シンボラー「水はその辺で汲むトシテ……ほかに必要なモノハ?」

レドームシ「鍋、燃やすもの、火種、混ぜる棒、皿、具の食材、味付けのきのみ…… あたりでしょうか。火をあおぐのはシンボラーさんの翼でできそうですし」マヒ

シンボラー「そもそも過熱はピンポイントねっぷうでいけソウダ」

ノコッチ「棒と皿なら巣においてある木の棒と葉っぱがあるぞ」

レドームシ「じゃあ他は探さないといけないですね……」マヒ

シンボラー「この辺に何か使えそうなものはアルカ?」

ノコッチ「きのみは洞窟出てすぐのところにまひなおしのみがある。食材はシンボラーの羽根とか……」

シンボラー「これ羽毛じゃないし抜けナイゾ」

ノコッチ「そうなのか?」

レドームシ「《とりもどきポケモン》ですし…… まあ、具は最悪無くても作れるので、あとは鍋ですね」マヒ

ノコッチ「鍋ならほら、お前の殻とかちょうど良さそうじゃん」

レドームシ「え?」マヒ
 ▼ 57 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/12/01 01:59:58 ID:klvYQsMg [6/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ノコッチ「いやだから殻だよ殻、お前が背負ってるやつ」

レドームシ「……これ体の一部なんで取れないですよ」マヒ

ノコッチ「どう見てもかぶってるだけじゃん」

レドームシ「かぶってるだけに見えても体の一部なんです」マヒ

ノコッチ「ほんとに?」グググ

レドームシ「や、やめてください! 他人がまひ状態でうまく動けないのを動けないのをいいことになにしてるんです!?」マヒ

ノコッチ「取れそうじゃね?」ググググ

レドームシ「いだだだだだだだだ! だからやめろっつってんでしょうが! 死にますって!」マヒ

ノコッチ「はいやめた」パッ

レドームシ「全く何するんですかこの変態! 変態!! いや無変態!! 無進化!!」マヒ

ノコッチ「無変態って罵倒初めて聞いた」

シンボラー「いいこと思いツイタ」

レドームシ「いいこと?」マヒ

シンボラー「鍋ガナイ…… それなら念力を鍋の代わりニスル」

レドームシ「念力を?」マヒ

シンボラー「キサマが水を含むすべての材料を念力で空中へ浮カベル。その材料にワタシがピンポイントでねっぷうを当てて煮込ム。そして煮込みながらキサマが念力で浮かべたまま混ゼル。いい修行になるダロウ」

レドームシ「なるほど」マヒ

シンボラー「空中で維持できなければ台無シ」

レドームシ「わかりました。やってみます」マヒ

ノコッチ「じゃあ俺まひなおしのみ取ってくるわ」

レドームシ「あ、二つ以上お願いします。ぼく、まひ直したいので……」マヒ

ノコッチ「わかった」
 ▼ 58 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/12/01 02:02:42 ID:klvYQsMg [7/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
――十分後――


ノコッチ「これで準備は良いんだな?」

レドームシ「じゃあ始めますか。ねんりき!」フヨヨー

レドームシ「材料を全部一か所にまとめて…… よし!」

レドームシ「スタート!」


 スチャッチャー チャッチャーチャ チャラチャチャ♪
 スチャッチャー チャッチャーチャ チャラチャチャ♪
 チャッ チャラチャチャッチャッチャーン♪

レドームシ「師匠、あおいで!」

 タラッタラッタラッタラーン タララター♪

シンボラー「ねっぷう!」ブオー

 ミョーンポルポルミョーン♪
 ピョッ ピョルピョルピョピョッピョッ トゥルトゥルトゥ♪

ノコッチ「おお、グツグツいいだした!」

 タラッタラッタラッタラーン タララター♪

レドームシ「はいまぜて! うおおおおおおおおおおおおおっ!」グチョグチョグチョグチョ

 チャーンチャラチャルチャーン♪
 チャッ チャラチャラチャッチャッチャッ チャラチャラチャ♪
 パッパパッ パラパパー♪

レドームシ「うおおおおおおおおおおおおおっ!」グネグネグネグネ

 パーパッパッ パッパーーパラーラ♪
 パーパッパッ パーーパパ♪
 パッ パラララーーラーー♪

レドームシ「ノコッチさん! まごころこめて!」

 ポッ ポールー ポルトゥトゥー♪

ノコッチ「は?」

 ポーポッポッ パッパーーパラッパ♪

レドームシ「ま ご こ ろ こ め て ! ! !」

 ポッ ポップ タラタトゥッ チャロン♪

ノコッチ「え? は? え? ……おいしくなーれ❤❤❤」ボフン

レドームシ「そしたら念力で盛り付けて盛り付けて盛り付けて…… できあがり!」


 な つ か し の や く ぜ ん カ レ ー
 ▼ 59 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/12/01 02:06:04 ID:klvYQsMg [8/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
3匹「「「いただきます!」」」

ノコッチ「これがカレーかあ。結構うまいなあ」ガツガツ

シンボラー(最後の工程は必要だっタノカ?)

レドームシ「うーんこれはソーナンス級のおいしさ……」ムグムグ

ノコッチ「ソーナンス?」ガツガツ

レドームシ「星二つってとこですね」ムグムグ

ノコッチ「ふうん」ガツガツ

レドームシ「ふう、お腹も膨れて…… 力がみなぎる感じがします! レベルが上がったみたいです」

ノコッチ「俺もなんかそんな感じ」

シンボラー「まあ経験値は入っタカナ……」

ノコッチ「食べたら眠くなったし帰るわ」フアー

レドームシ「そうですか、おやすみなさい」

シンボラー「おいちょっと待テ――」


 ゴゴゴゴゴドォーーーーーンッ!!!


レドームシ「な、なんですか今の!? 揺れと音が……」

ノコッチ「……眠気ふっとんじゃった」

シンボラー「洞穴の奥の方カ…… 見に行ってミヨウ。行くぞレドームシ」バサバサ

レドームシ「はい!」トッコットッコッ







ノコッチ「いや遅っ!! 全然シンボラーに追いつけてねえじゃん!」

シンボラー「仕方ない、ワタシが運ブ」フワー

レドームシ「すみません……」


ノコッチ「……」

ノコッチ「俺もついてこ」パタパタ
 ▼ 60 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/12/01 02:09:26 ID:klvYQsMg [9/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜ジョウト地方/くらやみのほらあな(さらに奥)〜〜



リングマ「ワッカアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!」ズガーンズガーン!!!



レドームシ「うわ滅茶苦茶暴れてる…… リングマ、ですか」

シンボラー「地を揺らし岩を砕キ…… 完全に我を忘れているよウダナ」


リングマ「ワッカアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!」ズガーンズガーン!!!


レドームシ「こっちにはまだ気づいてないみたいですね……」

ノコッチ「うわあリングマじゃん」パタパタ

シンボラー「ノコッチ、ついてきてタノカ」

ノコッチ「まあな」

シンボラー「……さっき言いそびれたがボールの約束」

ノコッチ「そういやそうだったけど今そんな場合じゃねえだろあいつ止めないとやばいぞ」


リングマ「ワッカアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!」ズガーンズガーン!!!


レドームシ「そうですね、ここまでの揺れだとどこかで落盤が起こるかもしれないです」

シンボラー「それは困ルナ。レドームシ、ちょうどいい機会ダ。あのリングマを倒して鎮めてミセロ」

レドームシ「あ、あのリングマを…… ですか?」

シンボラー「ソウダ。ワタシは手を出さないつもりだが何かあれば助ケル」

レドームシ「……わかりました。やってみます」
 ▼ 61 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/12/01 02:13:24 ID:klvYQsMg [10/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ノコッチ「落盤しちゃこっちも困るし俺も手伝うぞ」

レドームシ「助かります。ではまずは気づかれないように距離を詰めて――」トコ…トコ…


リングマ「ワアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」ダッダッダッダッ


レドームシ「こ、こっちに気づいて向かってきました!」

ノコッチ「動きを鈍らせるぞ! へびにらみ!!!」ギロッ

レドームシ「え、ちょ、ま」

リングマ「グオ……」シビビビ……マヒ

リングマ「ワッカアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!」ズダダダダダダ

ノコッチ「なんで速くなってんの!?」

レドームシ「あーもうはやあしじゃないですかアイツゥゥゥゥゥゥ!!!」

リングマ「グアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」ブンッ

レドームシ「リフレクター! グッ」ピキーン

レドームシ(半減したのに結構な威力ですね…… あばれるでしょうか……)

ノコッチ「すてみタックル!」ドゴッ

リングマ「グワウ……」

ノコッチ「あんまり効いてないじゃんこれ」

レドームシ「ねんりき!」ピロロ

リングマ「グアン!!!」ブンッ

レドームシ「いたっ! こっちもあんまり……」

レドームシ(というか怯みもせず殴りかかってきた…… 痛……)

リングマ「ワッカアアアアアアアアア!!!!」ブンブンッ

ノコッチ「素早くて危なっかしいぞ!」ヒョイッ

レドームシ「誰のせいですか!」ヒョイッ

ノコッチ「効かないんじゃ倒せない! いやなおと!」キィーーーン

リングマ「グアアアアアアアアアアア!!!!!」ブオンッ!!

 パリーン! ズガッ

ノコッチ「ぎゃーーーーーーーーーーーっ!!!!」ヒンシ

レドームシ「か、かわらわり……! リフレクターが……」


シンボラー「……」
 ▼ 62 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/12/01 02:17:15 ID:klvYQsMg [11/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リングマ「グゥ……」

レドームシ(リングマ、上半身を起こしてこっちを見てます。わざじゃないですけどロックオンですか)

レドームシ(ぼくのねんりきはまだ火力が足りない…… ノコッチさんがいやなおとをしたけど、それで下がったのはぼうぎょ…… ねんりきやむしのていこうには影響なし……)

レドームシ(ぼくの特性はふくがん、むしのしらせではありません。なのでむしのていこうの威力をあげる作戦も使えないです)

レドームシ(だったら…… やることは一つです!)

レドームシ「リフレクター!!」ピキーン!

リングマ「グアアアアアアアアア!!!」ズガンズガン

レドームシ「ぐっ……」

レドームシ(またあばれる…… 痛いけどここは耐えます……!)

リングマ「グアアアアアアアアア!!!」ズガンズガン

レドームシ「効かないぞ……! リフレクターを破らない限り!」

レドームシ(さあ来い……! かわらわり!)

リングマ「グアアアアアアアアアアア!!!!!」ブオンッ!!

レドームシ(来た! 今だ!)

レドームシ「ねんりき!」ピロロ

リングマ「ワッカァ!?」スッテーン!

レドームシ(前のめりになったころをねんりきで足をすくい転ばせる…… うまくいきました……! これもさっきのカレー修行の成果かな……)

レドームシ(そしてこの高さなら届くはず! 《ヘラクロス師匠から貰ったわざレコード》で覚えておいた《あのわざ》が!)

レドームシ「行きます!」ダッ

レドームシ「ボディプレス!!!!」ズーン!


こうかは ばつぐんだ!


リングマ「グ、グアー……」ヒンシ

レドームシ「た、倒せました……」


シンボラー「ねんりきの使い方が想像してたのとなんか違ッタガ…… よくヤッタ。レドームシ」

レドームシ「へ、へへへ……」
 ▼ 63 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/12/01 02:21:43 ID:klvYQsMg [12/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シンボラー「ところでさっきのかくとうっぽイワザ…… キサマ意外と武闘派? ヘラクロスのとこでずっと鍛えてもらった方がよかったノデハ?」

レドームシ「いえ、あれはボディプレスといって、ぼうぎょ能力で攻撃するわざなんです」

シンボラー「ああ、その殻カ…… 堅そうだカラナ」


リングマ「」ヒンシ

ノコッチ「」ヒンシ

レドームシ「で、どうします? 彼ら」

シンボラー「ここにせいなるはいガアル」

レドームシ「えっ…… なんでそんな貴重品を?」

シンボラー「1000年くらい前に貰ッタ」

レドームシ「1000年前……?」

シンボラー「間違えてはかいこうせん当てたとき用に持ち歩いているソーレ」フリフリ

レドームシ「な、なるほど……」


シンボラーは
せいなるはいを つかった!


ノコッチ「うーん傷が癒されるぅ〜」フッカツ

リングマ「うぐぐ…… な、なんだ……? 俺は一体…… 何を……?」フッカツ

レドームシ「リングマさんの方は記憶がないみたいです」

シンボラー「……やハリカ。おいそこのリングマ」

リングマ「うおっ! なんだこのポケモン…… Iのアンノーンを樽に突き刺して羽を生やしたみたいだ……」

ノコッチ(確かに……)

シンボラー「キサマはここで我を忘れて暴れテイタ。暴れる前の記憶はアルカ?」

リングマ「ここはどこや? ワイは誰なんや?」

レドームシ「完全に記憶喪失ですか……」

シンボラー「離れろレドームシ、ノコッチ」

レドームシ「えっ……?」

シンボラー「離レロ」グオン

レドームシ「うわっ」ピューン

ノコッチ「む、むりやり念力で俺達を後ろに飛ばしやがったぞあいつ!」ピューン

レドームシ(ノコッチさん、なんて説明口調)
 ▼ 64 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/12/01 02:23:56 ID:klvYQsMg [13/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リングマ「こ、ここはどこなんや…… アンタ教えてくれへんか?」

シンボラー「黙レ」

リングマ「だ、黙れって……」

シンボラー「サイコキネシス」キィィィン

リングマ「うぐっ! な、なにするんや動けへんやんか!」

シンボラー「惚ケルナ。リングマを操る何者カヨ。この近くにいるのダロウ?」

リングマ(?)「……どうしてわかったんや?」

シンボラー「途中から明らかに口調が違ウ。詰めが甘イナ」

リングマ(?)「……ジョウトのポケモンはこういう口調が多いと聞いたから行けると思ったのに」

シンボラー「ちゃんと言葉を聞いておくべきだッタナ」

リングマ(?)「ははははは! これじゃ計画が台無しだ!」

シンボラー「計画?」

リングマ(?)「ははは! あばよ!」


リングマ「あれ? 俺は何を……」

ノコッチ「あ、元に戻ったっぽい」

シンボラー「……催眠を解いて逃ゲタカ」

レドームシ「あの、師匠」

シンボラー「どウシタ?」

レドームシ「毛のレーダーに反応あり、です。あっちの方からあっちの方へ、何かが速い速度で逃げたみたいです」

シンボラー「追ってミルカ?」

レドームシ「はい、ちょっと興味があります。好奇心ってやつです」

シンボラー「好奇心カ……」

ノコッチ「な、なんかやべえことになってんじゃん……」

シンボラー「さっきのがいい経験になったと思ウシ…… ノコッチ、ボールはもうイイゾ」

ノコッチ「お、おう…… 俺帰るわ」パタパタ
 ▼ 65 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/12/01 02:31:33 ID:klvYQsMg [14/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リングマ「な、なんなんだよ…… 一体……」

シンボラー「お前をこの洞穴が落盤しそうなくらい暴れさせて何か企んでいる奴がいたヨウダ」

リングマ「暴れ…… えぇっ!?」

シンボラー「もしそれが許せないというのならワタシ達についテコイ」

リングマ「ちょっと待ってくれ意識戻ってすぐなのに情報量が多すぎる」

レドームシ「師匠、行きましょうか」

シンボラー「そウダナ。遠くへ逃げないうちに追いかケヨウ。また運んデヤル」

レドームシ「お願いします。あっちです」

 フワー



リングマ「え、あ、おい! 待ってくれよ!」ズンズン



〜〜ジョウト地方/46ばんどうろ〜〜



レドームシ「あ、誰かいた! あのポケモンかも!」

リングマ「あ、あいつは…… うーん……思い出そうとすると頭が……」

シンボラー「あの触手を生やしたポケモンで間違いないよウダナ」

触手のポケモン「……」

シンボラー「もう逃げらレンゾ」

触手のポケモン「さいみんじゅつ」ピローン

シンボラー「ワタシの後ろに隠レロ!」

レドームシ「あ、はい!」スッ

リングマ「おう……」サッ


 スゥーッ……


触手のポケモン「何故狙いがそれた……?」

シンボラー「これがミラクルスキンダ。さいみんじゅつなど、でんじほうより当たラナイ」ドヤァ
 ▼ 66 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/12/01 02:35:39 ID:klvYQsMg [15/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
レドームシ(よく見たら、あのポケモンは…… あの見た目は……)

レドームシ「師匠、あのポケモン…… カラマネロです」ヒソヒソ

シンボラー「カラマネロ?」

レドームシ「強力な催眠術を使うポケモンです。ちなみにあくタイプを持っています」ヒソヒソ

レドームシ「なのでタイプだけで言えばエスパータイプのぼくたちは……」ヒソヒソ

シンボラー「フン、関係ナイ。あくタイプごときで怯むワタシでハナイ」

レドームシ(これは…… 師匠を信頼しちゃっていいんでしょうか。なんかすごい自信ですし……)

シンボラー「追い詰めたぞカラマネロヨ。何を企んデイタ?」

カラマネロ「聞かれて言うと思うか?」

レドームシ「い、言ってくれなきゃ困りますよ!」シンボラーノカゲカラ

カラマネロ「うわあお助けぇ!!」ビクゥ!

レドームシ「えっ」

リングマ「えぇ……」

カラマネロ「あっちへ行け! しっしっ! 来るな!」ニョロニョロ

シンボラー「レドームシ、カラマネロはあくタイプと言ッタナ?」

レドームシ「はい」

シンボラー「催眠が得意ということはエスパータイプでもアルカ?」

レドームシ「はい」

シンボラー「じゃあむし四倍ダナ」

レドームシ「そういえば…… ああ、そういうことですか」ニヤッ

レドームシ「やいカラマネロ! 言わないとむしのていこうですよ!」タイドダイマックス

カラマネロ「言います言います! むし怖い!」

リングマ「えぇ……」
 ▼ 67 だリメイク部分◆xnNJVKGmYk 21/12/01 02:39:39 ID:klvYQsMg [16/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カラマネロ「俺の目的は…… レドームシ、あなたを殺すことでした」

レドームシ「ぼくを……?」

レドームシ(一体ぼくを殺して何になるっていうんです?)

カラマネロ「カロス地方にいた俺は…… 得意の催眠術を使って依頼を遂行する犯罪代行ポケモン。いわゆる悪の何でも屋です」

カラマネロ「そして今回の依頼は、あなたを殺すこと」

カラマネロ「貴方があちこちに飛び回るんで、苦労しました…… 迷いに迷いまくって異世界にも頼ったくらいです」

リングマ「さらっとすごいこと言ってないか」

カラマネロ「ジョウト地方でようやくあなたを見つけ、洞穴に入っていくのを見ました。でも、俺はむしタイプが怖いので…… 追うだけ追って襲い掛かれず」

カラマネロ「そしたら洞穴の中でリングマを見つけ、閃いたのです。そいつを暴れさせて落盤を起こせば、間接的に殺せると……」

リングマ「な、なんてとんでもないことを……」

カラマネロ「犯罪代行ポケモンだからな」

レドームシ「にしても、一体誰がぼくを殺せなんて言ったんです?」

カラマネロ「い、言えません! あんな恐ろしい方…… 言ったら殺されます!」

シンボラー「じゃあここで死んでミルカ?」

リングマ「なんかよく知らんが言った方がいいんじゃねえの?」

カラマネロ「貴様ら調子に乗って…… この俺が倒せるとでも」

レドームシ「誰が言ったんですか!」ズイッ

カラマネロ「ひい! 言えないんです許してください!」

レドームシ(なんかちょっと楽しくなってきたかも)

カラマネロ「依頼主は貴方より恐ろしいんです!」

シンボラー「守り神よリモカ?」

カラマネロ「当たり前だろ」

レドームシ「本当ですか?」ズイッ

カラマネロ「ひゃあ本当です!」

シンボラー「埒が明カンナ……」

リングマ「とりあえずこいつ地元の自警団に引き渡していいか?」

レドームシ「はい。また催眠で悪さしないようぼくらも付き添いましょうか。いいですよね師匠?」

シンボラー「ウム。付き添オウ。……ン?」

レドームシ「あれ、誰かこっちに飛んで――」
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