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【クロスオーバーSS】アニポケ×モンハン

 ▼ 1 ンタイン@まんまるいし 21/12/09 09:11:10 ID:unE6Ws4U [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ポケットモンスター、縮めてポケモン。
この星の不思議な不思議な生き物。
空に、海に、森に、街に、世界中の
至る所でその姿を見ることができる。
人とポケモンは様々な絆を結び、
この世界の中で仲良く暮らしていた。


「ピカチュウ!10まんボルト!」

「ピッカアアア!チュウウウウウウウ!」

「レッパアア!?」

「レパルダス!」

『レパルダス!戦闘不能!』

「よっしゃあ!やったぞピカチュウ!」

「ピカッピッカチュウ!」


そしてこの少年、マサラタウンのサトシ。
相棒のピカチュウと共にポケモンマスターを目指し、修行の旅を続けていた。
ポケモンの数だけの夢があり、ポケモンの数だけの冒険が待っている。


そしてこの世界には新たなる絆が生まれようとしていた。
 ▼ 2 ャローダ@かわらずのいし 21/12/09 09:31:34 ID:unE6Ws4U [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「ピカチュウ……………どこだここぉ………」

「ピィカ………」


ここはマサラタウンから少し離れた森、サトシとピカチュウはマサラタウンに戻って休んでいる時にこの森に探検をしに来たのだがどうやら迷ってしまったようだ。


「どうやって戻れば………ん?あれは………」


サトシの目の前の木に何やらマルイフォルムの物体があった。


「これはポケモンのタマゴ!?どうしてこんなところに………」


赤い炎のような色の殻歯蒼い炎のような渦模様を巻いていた。するとタマゴはユラユラと揺れ始めた。


「え!?」


パキ!パキリ!


タマゴはどんどんとヒビが入ってゆく。


「キュオオオオン!」

「いたっ!?」

「ピカピ!?」


サトシの顔に向かってタマゴの中の主が飛び込んできた。


「キャウ!キャウ!」

「いっててて………こいつは……………」


小さな翼と赤い鱗を持つポケモン、サトシは見覚えがなかったので図鑑を開いてみるが、


『データ無シ!』

「えっ!?………てことは………新種のポケモン!?」


サトシは思わず興奮して小さな竜を抱き上げた。


「早速オーキド博士のところに……………ってー……迷ってたんだった。」

「キャウ?」

「ピカ……………」
 ▼ 3 ューラ@すごいみみせん 21/12/09 09:57:30 ID:lD5cjTQA NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 4 ンベアー@きよめのおふだ 21/12/09 10:23:59 ID:unE6Ws4U [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「ぜぇ………ぜぇ………ようやくオーキド研究所だ……………」

「おぉぉー!サトシ!随分と遅かったのう。」


辺りは日が暮れて真っ暗だった。


「道に迷っちゃって………じゃなくてそれよりも!オーキド博士見てください!新種のポケモンです!」

「んん!?」


オーキド博士もサトシの方に乗っかっていた小さな竜を見て驚いた。


「確かにワシも見たことないポケモンじゃのう……………」

「でしょ!でしょ!オーキド博士!」

「どれよく見せて………」

「カッ!」

「ぬおおおっ!?」

「オーキド博士!」


オーキド博士は小さな竜の火球を顔面に当てられてしまった。


「なっなるほど………ほのおタイプは持っているようじゃ………」

「オーキド博士なにかわかりそうですか?」

「ぬうう……………ワシは色んなポケモンを見て調べてきたがこんなポケモンは初めて見るのう………ひとまず各地の研究者達に掛け合って色々としらべてもらうとしようかのぅ。サトシ、今夜は家に帰るんじゃぞ。」

「はい!」


サトシたちはオーキド博士に促されて帰路に着くことにした。
 ▼ 5 ニータ@ギャラドスナイト 21/12/09 10:42:32 ID:unE6Ws4U [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「サトシ、おかえり!……あら?その子はだぁれ?」

「えーと………今日見つけたタマゴから生まれた……えーと」

「名前がまだないの?じゃあ私が決めちゃおうかしら?」

「え?ママが!?」

「キャウ?」


サトシのママ、ハナコはなんとも言えない独特のネーミングセンスの持ち主だ。それを知っていたサトシはいっしゅん不安を覚えたが………


「キャオオオオオオン!」

「元気がいいのね。閃いたわ!レウスちゃんなんてどうかしら。」

「レウス?」

「レウスちゃんすごく元気そうで堂々としているから何となく閃いちゃったのよ。」

「レウス………うん!すごくいい名前だよママ!」


ハナコがつけた名前は不思議とサトシにとっても違和感がない名前だった。


「よろしくな!レウス!」

「キャオオオオオオン!」

「さぁ!冷める前にご飯にしましょう。ピカちゃんに加えてレウスちゃんの分まで用意しておくわ。」
 ▼ 6 シズマイ@ビアーのみ 21/12/09 16:17:19 ID:unE6Ws4U [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「やったぁ!いただきまーす!」

「ピカ!」

「キュヲオオオオオオ!」


その日の夜、サトシたちはご飯を食べ終わるとすぐ眠りにつくのだった。
そして翌日………


「あら…………もうこんな時間、あの子ったらまだ起きてないのかしら………サト」


ガッチャアアアアアアン


「うわあああああ!」
「ピアカアアアアア!?」
「ギュオオオオオオ!?」

「あら?」


天井が破れたかと思うとサトシ、ピカチュウ、レウスが落下してきた。


「レウスちゃん、随分大きくないかしら?」

「いってて………何があったんだ…………ってレウス!?いつの間にこんな大きさに!?」

「まぁ天井は壊れちゃったけどいいわ。みんな怪我はないようだし。」

「あっ!?ほんとだ天井が!?」

「それよりもサトシ!今日はオーキド博士に呼ばれてるんじゃなかったの?」

「げっ!そうだった!みんな行くぞ!」

「ピカチュー!」

「ドジャオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!」


サトシに続いてピカチュウとレウスも慌ただしく飛び出して行った。


「気をつけるのよー。」

「はーい!」


一行はオーキド研究所にまっすぐ向かっていった。
 ▼ 7 ルキア@かいふくのくすり 21/12/10 10:52:07 ID:kD5.ApLo [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
「オーキド博士ー!」

「ギュオオオオオオ!」

「ピカッー!」

「おおっー!サトシ!ちょうどいいところに……………一日で随分と大きくなってるのう………」


オーキド博士も一日で大人の人間より大きくなったレウスに驚いていた。


「まぁ、それはそれとしてその子のことを知っているかもしれん博士を見つけたんじゃ。」

「ほんとですか!」

「うむ、その博士はクチバシティにおるのじゃ。そこでサトシ!今日中にクチバシティに向かうのじゃ。」

「はい!………ってクチバシティのどこに………」

「ふむ、居場所は定かではないが町外れにあるとか何とか………」

「町外れ………よし!行こうぜレウス!ピカチュウ!ってうおおお!?」

「ピカァ!?」


サトシとピカチュウはレウスに咥えあげられて背中に乗せられた。


「ギャヲオオオオオ!」

「おぉ!?」


レウスは大きな翼を広げて研究所の天井がを突き破り空に向かって勢いよく羽ばたいた。


「………………まぁ良いか……」


オーキド博士は壊された天井を見ながら少し落ち込んだ。
 ▼ 8 ビゴン@リーフのいし 21/12/10 11:02:57 ID:kD5.ApLo [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
「うわあああ!?」

「ピィィィィ!」

「ギャヲ!」


レウスは空中で静止するとサトシに向かって声をかけた。


「すっすごいなレウス……もうこんな高くに………」


10秒足らずでレウスは地上にある建物が豆粒に見えるほど高い所まで飛んだのだ。


「えっーと………クチバシティは………あそこだ!」


高いビルや建物が集まる都心部、クチバシティは空から見れば一目でわかった。


「レウス!頼む!」

「ギュオオオオオオ!」


翼を羽ばたかせるとレウスは勢いよく飛行を始めた。


「ぐうううう!速いけど………つめてぇー!」

「ピィィィィ!?………ピカ!?」


ビリ!


風圧で気づかなかったがピカチュウの頬に僅かに電流が流れた。


「ギャヲオオオオオ!」


クチバシティ上空に着くとレウスは急ブレーキをかけて静止した。


「サンキュー!レウス、おかげでこんな早くに………どうしたんだレウス?」

「ドジャオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!」


レウスは周囲を見渡すと大きな咆哮をあげた。


「ピィィィィィィィィ!」

「ピカチュウ?」
 ▼ 9 ガラグラージ@TMVパス 21/12/10 23:01:26 ID:o95MK9Zo [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
頬に電流が流れるとピカチュウも辺りを警戒し始めた。


「はっ!………なにかいる!?」


「ギャギオオオオオオオオオン!」


つんざくような咆哮がどこからか響き渡る。


「ギュオオオオオオ!?」

「なっ!?うわああああ!」

「ピカァ!?」


雲を切り裂いて現れたのは金色と黒の鋭利な甲殻、そして刃のようなトサカを持つ竜。その竜はレウスを翼爪で殴り飛ばすように吹き飛ばした。


「くっなんなんだこいつ………」

「ドジャオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!」

「ギギャギオオオオオオオオォォォォォォ!」


2匹の竜の咆哮が辺りに響き渡る。


「ギギャギャオオゥ!」

「ギュオオオオ!?ギュオオオオオオ!?」

「!?………しまった!」


目にも止まらぬスピードでその竜は電気をまとい上からレウスを蹴った。


(!!………このまま地面に叩きつける気か!?)

「レウス!…………昨日使った炎の攻撃を使うって引き離すんだ!」


サトシはレウスに向かって咄嗟に指示を出した。


「ギュオオオオオオ!………カッ!」

「ギギャギャ!?」


火球を超えた豪火球の一撃によってレウスを地面に叩きつけようとしていた竜は引き離された。


「あの一撃でこんな地面スレスレまで………」
 ▼ 10 コリータ@あついいわ 21/12/10 23:19:15 ID:o95MK9Zo [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「ギャギギオォォォ………」


電気をまとった竜は再びレウスに向かって突進を始めた。だがその時


「やめて!ゼクス!」


飛び込むように聞こえてきた声によって竜の動きはピタリと止まった。


「トレー………ナー………?」


地上に着地したレウスからサトシは降りてその人物をよく見た。
その人物は真っ黒な髪の毛、そしてポニーテールの髪型だ。どうやらサトシと同年代くらいの女性のようだ。


「誰だか分からないけど、私のとこの子が勝手に襲ったこと………謝る。」

「いっいやいやいやいや!いいよいいよ!全然!ほら!怪我もしてないしさ!」

「………なら………いいのかな………」

「あぁ!」

「そうか………じゃあ縁があったらまた………」


その女性は"ゼクス"と呼ばれた竜に乗ってどこかへと飛び去って行った。


「えっーと………ここからどうやっていけばいいんだ?」


ここはクチバシティはクチバシティでもどこなのかも分からない場所。ここからサトシは数時間ほど迷子になるのだった。
 ▼ 11 モンガ@しらたま 21/12/12 15:19:38 ID:TZ4s6huY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「はぁ……はぁ………やっと辿り着いた………」


たどり着いたのはクチバシティの端っこの中の端っこ、と言うよりほぼ森の中にある研究所だ。見た目は森の中なのにやたらと綺麗で少し周りから浮いていた。


「こんにちわー!………」


サトシは研究所の扉を開けて挨拶をするが………返事はない。


「誰もいないのかな………」


サトシは中に入って辺りを確認する。


「ん……………これってレウス?」


目の前の机に資料らしき紙が置いてあった。そこに書かれていたのはレウスの絵だった。


「これは……レウスの絵か?……火竜リオレウス………?うーん………」

「そう、それが君が連れているモンスターの名前。」

「!?………ごっごめんなさい!勝手に」

「いいよ、いつ来てもいいようにそれを置いておいたんだから。」


近くにあった階段から赤髪の女性が降りてきた。


「私はガベラ、君がオーキド博士が言ってたサトシ君かな。」

「はい!俺がサトシです!そしてこいつは相棒のピカチュウ、それにレウス!」

「ピカッ!」

「ギャヲオオオオオ!」

「うん、聞いた通り威勢が良くていいね。あともうひとり来るはずなんだけど………」
 ▼ 12 フォクシー@ふたのカセキ 21/12/13 10:43:54 ID:Asr2KsuI [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「ごめんなさい……遅れました。って君は………」

「あっ………さっきの!?」

「え?………知り合い?」


研究所に現れたもう1人の人物、それは"ゼクス"と呼ばれていた竜を連れた女性だった。


「申し遅れたね、私はガベラここでひっそりと研究をやっているよ。君がサトシ君君が確かメイアンちゃんだよね。2人は知り合い……?」

「はい、彼とは少しありましてね。それはそれとして私のゼクスについて何か知ってると聞きましたが………」

「俺のレウスも………」

「そうだね、それが先だ。じゃあ単刀直入に伝えようか……彼らはポケモンではない。」

「え!?」


衝撃のあまりしばらく沈黙が続いた。そしてそんな空気を切り開くようにメイアンが話し出した。


「ポケモンでは無いとは………」

「その子たちはポケモンとは全く違った生き物、"モンスター"なんだ。」

「モンスター………?」

「君たちは試さなかった?その子たちをモンスターボールに入れようと。」

「あっ!そういえばしていない………」

「先日タマゴから生まれた時確かにしましたけど確かに入りました。………」

「そう………彼らにはモンスターボールは効かない、即ちポケットに収まらないモンスターだから"モンスター"という名がついたの。」

「けっけどそんなの聞いたことないような………」


サトシは自分たちが知らないことを知らされて困惑しながら聞いた。


「当たり前だね、公表してないもの。けどここ数年でモンスターは急激に増えてポケモンとしてトレーナーと絆を結んでいる個体は多いんだよ。」

「もう既に世界中にいると………」

「うん、私たちが気づいていないだけで。」

「へぇぇ………俺色んなモンスターに会ってみたいです!」


サトシを目を輝かせながらグイグイと聞いてゆく。


「まぁそれについては会えるかどうかは分からないけど各地を旅すればいいと思うんだ。君の夢はオーキド博士から少し聞いてる。なんでもポケモンマスターを目指してるんだっけ?」

「はい!」
 ▼ 13 マゼンタ@メガグローブ 21/12/13 10:58:09 ID:Asr2KsuI [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「それに繋がるいいものがあるんだ。………そしてメイアンちゃんは何かあるんだっけ?」

「……………………………行方不明になった弟と私のこの不気味な体質について知りたいんです。」

「………………と言うと………」


ガベラの目が少し真剣になり続きを促した。


「私は数年前、住んでいた村が何者かに襲われて壊滅しました。私以外を残して。けど弟が生きているかもしれないという証拠を見つけた………だから探したいんです。そして生き残ったあの日からモンスターやポケモンの声がわかるようになったんです。」

「声?」

「何を考えているのか………どんな気持ちかが場所と一緒に伝わってくるんです。………それが何故あの日から使えるのか知りたいのです。………」


メイアンは少し黙ると再び口を開いた。


「例えばゼクスが今何を考えているのか教えましょう。あの子は今、戦いを望んでいる。そう、君のモンスターと。」

「レウスと!?」


咄嗟にサトシはレウスを見るとゼクスと睨み合っていた。


「ドジャオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!」

「ギギャギオオオオオオオオォォォォォォ!」


研究所に互いの咆哮が吹き荒れる。


「先程に決着がつかなかったことでもう互いに限界だそうです。」

「リオレウスとライゼクスは犬猿の仲だからね。こうなったらもう戦いの中でしか決着はつかないよ。」

「じゃあ………バトルか!」

「そうなるね、もちろん私が勝たせてもらうけどね。」

「何を!俺だって!」

「はいはい、言い争いはいいからバトルのための場所に行きましょう。」
 ▼ 14 ンバーン@クリティカット 21/12/13 11:16:16 ID:Asr2KsuI [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「それじゃあ、2人とも準備はいいかな?」

「はい!」

「いつでも。」

「ルールはどちらかもしくは両者戦闘不能になったらその時点で終了。最後まで立った方が勝ち!」

「行くぞ!レウス!」

「ギュオオオオオオ!」

「やるぞ………」

「ギギャギャオオゥ!」


「それでは………はじめ!」


https://www.youtube.com/watch?v=xgK2eChu_No


「ドジャオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!」

「ギギャギオオオオオオオオォォォォォォ!」


スタートの合図が下ると2匹は同時に空に向かって飛び上がった。


「やはり空中戦か………」

「いいぞレウス!そのまま翻弄するんだ!」

「ギャヲオオオオオ!」


レウスは大きな翼で空を自在に飛びながらゼクスの攻撃をひらりとかわしてゆく。


「グルルルルルル………」


ゼクスは鶏冠をガチガチと震わせながら唸る。


「もう少し………」

「今だ!エアキック!」

「ギャヲオオオオオ!」

「ギギャギャ!?」


レウスの強襲蹴りがヒット!ライゼクスは空中でバランスを崩してしまう。


「よし!………反撃だ、ゼクス。」
 ▼ 15 ビシラス@メガラペルピン 21/12/13 14:18:53 ID:Asr2KsuI [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「ギギャギオオオオオオオオォォォォォォ!」

「!?………ギャヲオオオオオ!?」


翠色の閃光が走ったと思うとレウスは勢いよく吹き飛ばされた。


「なっ!?」


ゼクスの姿を見ると二つに分かれた槍のような棘尾が翠色の電気を帯びて肥大化していた。


「反撃だ!リベンジサンダー!」

「ギギャガアアアアアアアア!」

「ギュヲ!?グオオオオオオオオオオ!?」


棘尾を突き出したかと思うとレウスに向かって強烈な電撃が放たれた。その衝撃でレウスは落下してゆく。


「レウス!」

「追撃だ!電翼衝!」

「ギギャギオオオオオオオオォォォォォォ!」


ゼクスは翼爪に翠色の電気が集まると墜落するレウスに追い打ちをかけてゆく。


「レウス!建て直すんだ!」

「ギャヲオオオオオ!」

「ギギャギャ!?」


地面スレスレで体制を建て直したレウスは咄嗟にゼクスの電翼衝をかわすとその一撃は勢いよく地面にめり込んだ。


「!!………しまった。」

「今だレウス!ブレイズキックだ!」

「ギャヲオオオオオ!」

「ギャヲオオオオオ!?」


爪に炎を纏わせた強襲蹴りをまともにくらいゼクスは転がりながら地面に叩きつけられた。
 ▼ 16 ネネ@マグマブースター 21/12/15 08:51:03 ID:H4I6eVdk [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「一気に決めるぞ!もう一度ブレイズキック!」

「ドジャオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!」


レウスは先程の一撃よりも火力を強め空高くからてゼクスに襲いかかる。


「長期戦は分が悪い………こちらも一気に………電翼衝・双雷刃!」

「ギギャギオオオオオオオオォォォォォォ!ギャギャオオオオ!」


ゼクスの両翼爪に眩い電気が集まり翠色の2つの光を放ちながら飛び上がる。


「ギャヲオオオオオ!」

「ギギャギオオオオオオオオォォォォォォ!」


レウスとゼクス、互いの攻撃がぶつかると大気に大きな衝撃が走った。


「ギュオオオオオオ………」

「ギャガ………」


「「!!」」


レウスとゼクスは両者吹き飛ばされて地面に落下した。


「ライゼクス、リオレウス、両者共に戦闘不能。よってこの勝負は引き分け」
 ▼ 17 ナフィ@ミクルのみ 21/12/15 08:51:20 ID:H4I6eVdk [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
間違えて投稿してしまいましたすいません
 ▼ 18 ッサム@ライドギア 21/12/16 15:03:57 ID:LBzQWK0g [1/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「引き分け………」

「チッ………まぁいいか」


2人はモンスターボールがないので倒れた2匹に寄り添った。


「強いんだな………えーと」

「メイアンだ。思ってたより充実してたからよかったよ、サトシ。」

「あぁこっちこそ。」

「ギギャギャ!」

「ギュヲオオオ………」

「そう………」

「なんて言ってたんだ!」

「どうやら『満足』したっぽい……」

「さて、これでライゼクスとリオレウスだけでなくてメイアンとサトシ、君たち2人も少しは分かり合えたんじゃないかな?」

「……………………」

「……………………」


メイアンがサトシを見つめてみるとサトシは笑って返した。


「…………まぁわからなくもないですね。」

「うん、なら良かった。ところでサトシくん、ひとつ提案なんだけど。君は色んなモンスターが見たいと言っていたよね。」

「はい!色んな場所で色んなモンスターたちと!」

「そこで提案なんだ、君は必然的に世界を回ることになる。そして君の腕前からしてバトルもするんだろうね。だから『バトルマスター大会』というのに出るといいと思うんだ。」

「バトルマスター大会………」

「各地の強者たちと戦いポイントを集めて大会に出る。要はWCSみたいなものね。この大会でも強者たちと戦えるから………」

「俺出ます!ポケモンマスター目指すためにも絶対に!」


サトシは勢いよく、食い気味に答えた。


「なるほど、聞かずとも参加しそうな雰囲気だね。そして、メイアンちゃん。」

「………はい?」


全く無関係と思っていたメイアンは自分が呼ばれたことに意表を突かれた顔をした。
 ▼ 19 ガライボルト@プテラナイト 21/12/16 15:12:19 ID:ScQ20bX2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
メイアンちゃんの顔は無いのかな?
支援
 ▼ 20 タドガス@エレクトロメモリ 21/12/16 15:18:51 ID:LBzQWK0g [2/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「君はサトシくんについて行くといい。」

「………着いていって何が…………」

「弟を探してるなら網目は各地にあった方がいいはず。なら必然的に各地を巡ることになるサトシくんについて行ってらと思うんだけど。それにその体質を知る人もいるかも………」

「……………断れないですね。わかりました、着いていきますよ。」

「決まりだね。じゃあモンスターも体も休めるために今日は2人とも研究所で休んでいきなさい。」

「はい!」

「………………………」


その日の夜
この日2人は別々の部屋を借りて寝ることにした。


「?…………」


なんだか外に気配を感じてサトシは目を覚ましてしまった。
扉を開けて外に出てみると………


「メイアン?」

「…………サトシか。」


メイアンが夜空を見つめて立っていた。


「何してるんだ?」

「……………見ての通り空を見てる。ちょうどあの日がこんな夜だったなって。」

「あの日…………」

「両親が亡くなって、弟が消えた日。まぁあっさりとした出来事だよ。ある日の夜に家族みんなで出かけてたんだ。」
 ▼ 21 クオング@GBプレイヤー 21/12/16 15:19:15 ID:LBzQWK0g [3/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>19
然るべき時に出しますのでしばしお待ちを
 ▼ 22 ダンギル@にじいろのはね 21/12/16 15:39:27 ID:LBzQWK0g [4/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
今から一年前、その日は弟の誕生日だった。ちょうど9歳だ。その祝いの帰りに事は起こった。

「姉ちゃん!俺もあと1年待てばポケモントレーナーになれるのかな!」

「うん、私より一年遅れにはなるけどね。」

「なぁにが1年遅れだ!お前なんか簡単に追い抜かされるぞー」

「むっ…………」

「こら、あなた!せっかくのお祝い帰りなんだから………」

「姉ちゃんなんかすぐに追い抜かし………ぐえー!」

「ナマイキ!」


言い争いばかりだったけど楽しかった。これ以上ないほどに………けどそういうのは一瞬の出来事で崩れる。


「なぁ!俺の最初のポケモンはなんだと思う!」

「そうだなー!父さんは………バンギラスだ!」

「それじゃあ母さんはボスゴドラ!」

「2人ともー………最初の三匹って知ってるー?まぁ私から言わせればコラッタでもいいと思うけどね。」

「かー!言わせておけばいいか!俺はな!」


その時だった、すぐ近くに何かが落ちて音もかき消すほどの轟音と共に目の前が血のように赤く染った。


「……………ぎゃあああああああああ!」


あとから衝撃波が襲いかかって私たちは吹き飛ばされた。


「うぅぅぅぅぅ………………ぁぁぁあああ!」


動かぬ両親を見ながら私は痛む体を抑えながら泣きじゃくってた。けど涙が止まるほど恐ろしい光景が目の前には広がっていた。


「………………ひ…………」


目の前には倒れている人や呻き声をあげる人が沢山いた。その中に弟がいてその近くには…………


「キュイイイイイイイィィィィン!」


得体の知れないポケモンがけたましい咆哮をあげていた。
直感的にわかった。


「こいつが私たちを襲った」って
 ▼ 23 マゲロゲ@ダークメモリ 21/12/16 15:44:20 ID:LBzQWK0g [5/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
私は必死に弟に近づいたけどそれも意味がなかった。


「ギュウウウウゥゥゥゥン!」

「はっ!…………待って!やめて!」


ドン!


「バカラ!?バカラァ!」


そいつは弟を咥えて空に消えた。弟の名を叫びながら私も意識を失った。
後でわかったことだけど両親は即死だった。私も生きてるのが不思議なくらいの怪我だったみたい。
 ▼ 24 ンチュラ@ライドギア 21/12/16 16:03:40 ID:LBzQWK0g [6/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「さて、ここまでが私の身に起きた出来事だ。なにか質問は?」

「……………………」


サトシは言い淀んだ、あまりにもスケールが違いすぎるからだ。人の死の話などあまり聞いたこともなかったため少し後悔もした。それでもサトシはひとつ聞いてみることにした。


「ゼクス…………あいつとはどんな出会いを………」

「…………そりゃあ気になるよね。私はあの事件のあと………一言で言うと『絶望』しきってた。両親は死んで弟は死んだと決めつけて。それから一年近く何もせずにフラフラと徘徊してた。そして先月、そんな私にあの子が現れたんだ!」


曇っていたメイアンの顔に笑みが浮かんでくる。


「あの子はタマゴの状態で森に置かれていた!親もいないでね。そして私は何となく孵化させようとしたらあの子は目覚めた。そしたらどうなったと思う?」


先程とは打って変わってテンションが上がりながらメイアンはサトシに問いを投げかけた。


「え?いや………」

「そう私にはあの子の声が聞こえた!「お腹がすいた!」「戦いたい!」「甘えたい!」色々な声が聞こえたんだ!そうしていくうちにあの子が段々………なんというか弟、バカラを見てるみたいに思えてきたんだ。」

「弟………」

「そしてなぜ聞こえてくるのか?それを知りたくなった。そしてあの日、弟は死んでないかもしれない。そういう『希望』がメキメキと込み上げてきた。そして今日、ハッキリした。」


「フゥー………」とメイアンは落ち着くように深呼吸をついた。


「ゼクスはポケモンではなくモンスター、だから私はその声が聞ける。そして思ったんだ。もっと声を聞きたいって。」

「声を聞く?」

「君と同じ、モンスターと会いたい。本質的には同じだ。」

「!!」

「…………はぁ。久々だなこんなに話したのは。疲れた………」

「いいのか、俺になんか話して………」

「言っただろ、これからは仲間だって。君の旅仲間、君と似たような目標を持ち、弟を探している女、メイアン。まぁそういうわけでよろしくね。私は寝るから。」

「あっ!」


サトシはそのまま置いていかれて戸惑った。


「なんか面白いやつだな………」


翻弄されたままのサトシはそう呟いた。
 ▼ 25 グリュー@しょくパン 21/12/17 15:23:02 ID:j6dEZqBQ NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
翌朝


「あぁ………」

「うん、よく寝た………どうしたの?サトシ?」

「いやぁ………別に」


サトシはあの後結局寝付けずに朝を迎えてしまった。そのせいで少しやつれている。
逆に自分の溜め込んだものを洗いざらい吐き出したメイアンは快眠できたようだ。顔がスッキリとしている。


「おはよう、2人とも。」

「おはようございます………なんですコレ?」


メイアンはガベラから手渡された板を見る。


「スマホロトム、メイアンちゃん持ってないでしょう?これにはモンスターの情報もあるから安心して使って。サトシくんのもこっそりアップデートしといたから。」

「えっ!?」

「さて、私が渡すのはこれくらいかな?何かあったら連絡はすること。試しに図鑑を開いてみたら?」

「………………」

『電竜 ライゼクス 飛竜種、非常に獰猛で縄張り意識が強い性格、縄張りに侵入するものは同族であっても容赦はしない。』

『火竜、リオレウス 飛竜種、リオス族の雄、空中での移動や戦闘に長けておりその姿から空の王者の異名を名付けられた。』
 ▼ 26 ビフット@ポイントカード 21/12/18 10:15:33 ID:.KuQRdBc [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「ライゼクス…………」

「リオレウス…………」

「それが種族としての名前、もちろん君たちの好きなように呼べばいい。それでこれから2人はどこに行くのか決めてるのかい?」

「サトシ?」

「え!?」


メイアンに問われたサトシは戸惑った。何せ突然の出来事の連続で計画など何も無かったからだ。

「えー…………と」

「ならサトシ、私が決めていいか?」

「メイアンが!?」

「どこにだって強者はいるんだし同じだろ?」

「まぁ…………」

「よしなら!ガラル地方なんでどうだ?」

「ガラル地方か!いいな!」


メイアンの提案にサトシはあっさりと乗せられてしまった。


「バトルマスター大会は今いる地方で勝手にマッチングされる。急いだ方がいいかもね。リオレウスとライゼクスの飛行能力ならひとっ飛びだろうけどね。」

「サトシ、行こう。」

「あぁ!行くぞ!レウス!」

「ギュヲオオオ!」

「ゼクスも。」

「ギャギギャオオオオオオオオオオオオン!」

「それじゃあ良い旅をね。2人とも!」

「「はい!」」


バサッ!


「うわっ!?」

「うおぉ!?」


大きな羽ばたき音と共に2匹の竜が空へと飛び立った。


「…………さて、私もモンスターの研究を続けないとね。」
 ▼ 27 スカーン@カメックスナイト 21/12/18 10:17:15 ID:.KuQRdBc [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「ねえ、ディノバルド。」

「ゴシャォォォォォォォォォォン!」


2人を見送った研究者は相棒のモンスターと一緒に研究所に戻った。
 ▼ 28 ロスター@カンムリパス 21/12/18 21:38:50 ID:.KuQRdBc [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「メイアン!ガラル地方のどこに行くのか決めてるのか!」

「や、全く。ガラルで降りて最も近い場所が目的地。」

「はぁ」


レウスとゼクスの飛行に任せながら二人の会話が飛び交う。


「私バトルとか昨日まで一切やったことないから君の戦いを楽しみにしてるよ。」

「メイアンは昨日が初めてだったのか…………すげーな。」

「すごいの?」

「凄いさ!ゼクスとの連携もバッチリだったからきっと強くなれるぜ!」

「そう言って貰えるとやる気は出てくるね。あとさ………私。」

「なんだ?」

「旅の道具とか何も無いんだが………」

「え?」


2匹の竜のフライトはまだまだ続く。
数時間後………


「見えたあれがガラル地方だ!」

「ゼクス、降りてうわぁぁ!?」

「あっ!レウスも追いかけてくれ!」

「ギャオオオオオオオオオオオオン!」


メイアンを乗せたゼクスは急降下したのでサトシは慌てて追いかけた。


「ギャギギャオオオオオオオオオオオオン!」

「ギュヲオオオオオオ!」

「ここがガラル!」

「どこだここ?」

『ワイルドエリアの中心部、ここから真っ直ぐ80km先にエンジンシティがあります』

「80………」

「なんとも言えないところに降りちゃったね………まぁ折角だし歩いていこうよ、何も無いし。」

「そうだな、行こうぜ皆!」
 ▼ 29 ノンド@おすすめメール 21/12/18 22:32:37 ID:.KuQRdBc [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「ピカ!」

「ギュヲオオオオオオ!」

「ゼクス。」

「ギャギャン!」


「ブモオオオォォォォォォォ!」


「!?」


大きな咆哮と一緒に熊掌を振りかざしながら牙獣が現れた。


「可愛い…………なにあれ?」

「可………とにかく図鑑!」


『青熊獣 アオアシラ 牙獣種 温暖湿潤な地域の山や森林に好んで棲息する牙獣種。雑食性且つとても食欲旺盛な性格で、川辺で魚を獲って食べる姿を目撃されることが多い。』


「ウゥゥゥゥゥ!」


アオアシラは唸り声をあげて真っ直ぐ突進を仕掛けてくる。


「来るぞ!ピカチュウ、でんこうせっか!」

「ピッカア!ピカピカピカピカピカピカ!」

「グォォォォォォ!」

「ピカ!?ピカアアアアア!?」

「ピカチュウ!?」

「パワー負け………?」


アオアシラにピカチュウは受け止められて軽々と投げられてしまった。


「ギュヲオオオオオオ!」

「こうなったら!いくぜレウス!豪火球!」

「コォォォォォォォッ!………………カッ!」

「ヴゥゥ!?ヴォォ!?」


豪火球はアオアシラの足元にぶつかると大きな爆発を起こした。
 ▼ 30 ンテール@4ごうしつのカギ 21/12/19 10:28:30 ID:A3.QXsJo [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「ヴォォ!?」

「あっ!逃げられた………手懐けようと思ったのに………」


アオアシラが逃げるとメイアンは少し残念そうな顔をした。


「あのアオアシラ、ただの好奇心で近づいてきたみたい。」


『若いアオアシラは好奇心と食欲がより旺盛。』


「へー…………」

「まぁいいや、先を急ごう。」

「あぁ!」


さらに数時間後、辺りは薄暗くなっていた。


「あぁ………これならゼクスに頼れば良かった………歩きってこんなにしんどいんだ…………」

「そうだなー………今日はここで野宿にしようぜ!」


くたびれてるメイアンにサトシは提案するとサトシはリュックからいろんな道具を取り出し始めた。


「サトシは…………旅ってどれくらいしてるのさ?随分と手馴れてるけど。」

「そうだなー………んー………とにかく沢山だ!」

「は?」

「あー………もう数えるのも大変なくらいなんだよ!」

「じゃあ君の度の話でも聞かせてよ。」

「へ?」

「私はサトシに興味があるからね。カレーでも作ってる最中にでも聞かせてよ。」

「あぁ!わかった!」
 ▼ 31 ョロトノ@ゴールドスプレー 21/12/19 11:01:58 ID:A3.QXsJo [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カレーを作る最中メイアンはサトシの旅の話を聞いていた。まだまだ未熟だった頃の話、初めて因縁のライバルに勝った時の話、たくさんのポケモンと出会った話。支えてくれた旅の仲間の話……

メイアンはその話を聞いていくうちにある想いが生まれてきた。


「サトシ、君の話を聞いて決めたよ。」

「え?」

「私は君を越えてみせるよ。」

「何!」

「君がめざしてるポケモンマスター、それよりも上に行ってやる。そうだね、まず手始めに君が出てる『バトルマスター大会』にも参加してみようかな。」

「メイアン…………」

「つまり君とはライバル関係になるわけだね………」

「ライバル………よし!なら俺だってメイアンに負けないぞ!ポケモンマスターに俺はなる!そんでもってもっともっーと上に行くぜ!」

「その上に立つのは私だけどね。」

「なっ!?ならもっと上だ!」

「だからその上に私が………」

「なら俺は………」

「だからぁ!」


負けず嫌いの2人の言い争いは夜遅くまで響いていた。
そして就寝時間間際………


「しまった!?」

「なに?」

「いや………メイアンが寝る所」

「なんだそんなこと………別に同じところでいいだろ?」

「けどそういうのって別々にしないと『でりかしー』がどうとか………」

「よくわかんないけど私にはゼクスがいるし身の安全は大丈夫だよ。」

「そうなのか?………まぁいいや。」

「それじゃあおやすみー」

「あぁ、おやすみ。」


サトシはなんだか疑問を持ちながら眠りについた。
 ▼ 32 ビット@にじいろのはな 21/12/21 11:55:45 ID:9iLgZQ2k NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「……………!! もう朝か…………あれ?」


時計は朝の6時を回っていた。
サトシは辺りを見回すと少し離れていた場所で寝ていたメイアンの姿がないことに気がついた。


ドッカアアアアアアン!


「!?……外から?!」

「…………ごめん、起こしちゃったか…………」

「朝から特訓をしてたんだな。」

「前回は引き分けだったから………次は勝てるように新しい技をゼクスと作ってたのさ………」


ふと辺りを見渡すと地面がえぐれている箇所があちこちに点在していた。


「これ………全部………」

「あー………まぁ…………夜の間もやってたからさ。ゼクスもノリノリだったし。」

「よーしみんな!俺達も特訓だ!」

「ギャオオオオオ!」

「ピカチュー!」


ここから数時間ほど一行はエンジンシティに向かうことなどすっかり忘れて特訓に明け暮れるのだった。
 ▼ 33 ュウコン@あかいウロコ 21/12/22 11:21:00 ID:1uNoLAwQ [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そして特訓にあけくれて数時間も経った後…………


「…………あぁ…………」
「ようやくエンジンシティだ。」


さすがに2日も野宿は避けたかったので2人は昼過ぎから全速力でエンジンシティに向かったのだ。


「産業と都市が一体化した所とは聞いたことがあったけどまさかここまではとはね…………」


大きな門を開けた先には機械や鉄道、工業施設が一体化した街並みが広がっていた。


『サトシ選手のバトルマスター大会に対戦カードが決まりました!』

「?………俺のスマホロトムからだ。」

「なるほど、勝手に決められるってそういう…………」

『今回の対戦相手は、ほのおタイプのジムリーダーカブ!』

「カブ………さん?」

「私は聞いたことあるな、ガラルの中でも相当な強さを誇るジムリーダーだと聞いたことがある。」

『試合は明日のお昼から!それまでに準備を!』

「…………えらく唐突だなぁ…………サトシ、いけるの?」

「あぁ!今から考えて絶対勝つぜ!」

「まぁ、私も手伝うけど………とりあえず宿探しからだな………」

「あっ…………」

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

「ふっー………ポケモンセンター空いててよかったな………一部屋だけ………」

「お陰でレウスとゼクスのせいでとんでもない狭さになっているけどね。」

「あっはは…………」


部屋は2人で一部屋なのだがレウスとゼクスがボールに入れない以上体が大きい2匹が部屋の割合の大半を占めているのだ。


「で対戦相手はここのジムリーダー、カブさん。ほのおタイプの使い手。」

「ならみずタイプが有利だな!」

「ただし搦手が多くて安易にみずタイプを選べば返り討ちにあう。」

「あれ?」

「私はよくわからないけどなんでも「ひでり」の特性や「にほんばれ」を使うみたいだ。」
 ▼ 34 チート@なつきポン 21/12/22 23:43:24 ID:1uNoLAwQ [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「ひでり…………」


サトシはカブが天候を扱うトレーナーなのだと理解した。


「切り札はマルヤクデ、キョダイマックスで相手を逃さず焼き尽くす………らしい。どういう意味?」

「んー…………そうだ!あいつがいれば!」

「あいつ?誰?」

「メイアン!着いてきてくれ、今から特訓だ!」

「また………」

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

そして特訓を終えた次の日の早朝


「………………」


メイアンはなんとなく外でサッカーボールでリフティングをしていた。スポーツは以前はやっていた時もあったので少しはリフティングができた。


「あっ………そう上手く続かないか………」


メイアンの脚からボールが外れて変な方向に飛んでしまった。
ボールはどうやら人がいる方向に飛んだようで人影が見えた。


「ごめんなさい、ボールが外れて………ってあなたは………」


灰色の髪に真っ赤な炎のような服装、そうジムリーダーのカブだった。


「カブさん。」

「………コホン………いかにも、僕がここの街のジムリーダーカブだ。」

「こんな朝早くから一体何を。」

「いつもの日課さ、夜明けと共にパートナーのポケモンと一緒にトレーニングをする。これはその前段階だ。君こそこんな夜明け前に何を?」

「まぁ…………気分転換ですかね…………」


メイアンは上手く答えられなかった。そして本人も気がつくことなく少し顔が伏せていた。


「なら僕も少し参加しよう。」

「カブさんが………できるんですか?」

「まぁこれでも元々スポーツもやってた身だからね。」
 ▼ 35 ュシュプ@ビーだま 21/12/23 11:28:33 ID:2nxgpIgA [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カブはボールを脚で軽くトントンと蹴りあげた。
メイアンもそれに続いて気分転換代わりのリフティングを続けることにした。


「悩みでもあるのか?」


しばらくするとカブがメイアンに話しかけてきた。


「わかりません、…………けど………強いて言うなら自分は行き当たりばったりだなって………あっ」


ボールがまた脚から外れてあらぬ方向に飛んでいく。


「君のことは僕は詳しくないしあまり詮索もしない。けどこれだけは覚えておいて欲しい。」

「……………?」

「人とは人生とは移り変わりゆくものだ。時には真っ直ぐ進み、時にはブレて………しかし根元にあるものは決して変わらない。」

「どうしてそんなことが………」

「僕もそうだった。バトルが不調な時己の理念に反する戦い方を選びそれでいいと思った。けど結局心の奥底に眠る本当の自分は望まなかった。だから新しい戦い方を作り出した。」

「…………………………」

「きっと君が悩んでいるのは自分の中に新しい考え方が生まれようとしているからだ。その考えが心の奥底の自分とどう向き合え行動するのかが重要なんだ。」

「………………………」


それでもメイアンにはわからなかった。弟を探して再開したい自分とバトルマスター大会でサトシと戦いたい自分、己のズレっぷりがどんなことに繋がるのか想像がつかなかった。


「ん…………しまった、もう時間だ。それじゃあ」

「…………まだ私には分かりませんけど………解決の糸口にはなるかも………ありがとうございます。」

「うむ、あっそれと今日はバトルがあるんだ。今日のバトルは燃えるよ。」

(…………サトシとのバトルか。)


カブはランニングを再開して去っていった。
 ▼ 36 ウカザル@アクアカセット 21/12/23 16:05:28 ID:2nxgpIgA [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
(心の奥底の私…………新しい考えか………)

「おーい!メイアン!」

「サトシ……」


弟であるバカラとの再会、そしてサトシとライバル関係になりたいと思う今の気持ち、それがなぜ生まれどのように進むのかまだメイアンにはわからない。
しかしこの考えが今後ある大きな鍵となるのだった。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

そして数時間後時計の針が12:00を回った時


「………………………早く始まらないかな」


咳が満杯まで埋まっているエンジンシティの観客席の最前列、ここでメイアンはかなーり前から試合の開始を待っていた。


『さぁ、今回のトレーナーたちの入場です!』

「行くぞみんなぁ!」


実況者の声が入るとサトシたちがドタバタと走りながら入場してきた。
そしてしばらくするとジムリーダーであるカブがランニングしながら入場してきた。


ワアアアアァァァァァー!


すると会場は一気に燃え上がるような歓声が沸き起こった。


「サトシくん、だったね。」

「はい!」

「君はこれまでたくさんの経験を積んできたようだね。しかしどのトレーナーもポケモンも日々努力している。だからこそ本番でいかにその実力を発揮できるかが大事なんだ。」

「はい、だからこそみんなで絶対に勝ちます。」

「楽しみにしているよ。」


2人の挨拶が終わると審判がルール説明を始めた。


「このバトルは3対3のバトルとなります!それでは両者ポケモンを!」
 ▼ 37 ラメシヤ@ロックカプセル 21/12/23 16:21:48 ID:2nxgpIgA [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「いけ!ウインディ!」


ポオオォォォォン!


「ウイィィン!」

「ピカチュウ君に決めた!」

「ピッカァ!」


互いのポケモンが出揃うとスタジアムにさらに大きな歓声を呼び起こした。


「それではバトル開始!」

「ピカチュウ!でんこうせっか!」

「ピカ!ピカ!ピカ!ピカ!ピカ!ピカ!ピカ!ピカ!ピカ!ピカ!」


ピカチュウは空気を切るような速度でウインディに急接近していく。


「ウインディ!しんそく!」

「ウィディ!」

「ピカ!?」


まさにピカチュウの攻撃がヒットする直前、ウインディの姿が消えた。


「ピカチュウ!地面にアイアンテール!衝撃で攻撃を防ぐんだ!」

「ディウィ!」

「ピッカアアアア!ピカアアアアア!?」


高速を超えた神速の2連撃、ピカチュウがアイアンテールを放つより前に攻撃することで防御すら許さなかった。


「大丈夫かピカチュウ!」

「ピィ!………ピカ!」


ダメージこそ負ったが深手ではなかったのでピカチュウはすぐに立ち直った。


「…………戻れ!ピカチュウ!」

「ピカ!」

「スピードがダメならタフネスで勝負だ!いけ!ドダイトス!」
 ▼ 38 スイガーディ@いかずちプレート 21/12/24 10:27:01 ID:haYArJh2 [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「ドォォォダァイ!」


『サトシ選手はピカチュウからドダイトスへ変更、ここガラル地方では珍しいポケモンとなっています。』


ガラル地方で珍しいポケモンの登場、それだけでも会場のボルテージは高まってゆく。


「昨日言ってたあれをやるのか………正直半信半疑だけど……」


予め作戦を聞かされていたメイアンは不安そうにバトルフィールドを見つめた。


「いくよ、しんそく!」

「ウイィィン!」


ウインディは再び目にとも止まらぬスピードで辺りを駆け回った。


「ドダイトス、受け止めろ!」

「ダアァイ!」


ドン!


鈍い音が響くとそこには攻撃を弾かれ転がるウインディと耐えきったドダイトスの姿があった。


『なんとドダイトス!全く動じていない!凄まじいタフネスだ!』


「なかなかやるようだ!ならば!ウインディ、おにび!」

「ディィ!ウイィィン!」


禍々しい火球がウインディから放たれる。


「ドダイトス!耐えるんだ!」

「ドダ!…………ッダアアアアア!」

『ドダイトスかわせない!やけど状態になってしまったぁー!』
 ▼ 39 ガメタグロス@ナゾのみ 21/12/24 10:48:22 ID:haYArJh2 [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「搦手ってそういう…………どうするサトシ……」


やけどが長く続くとダメージをどんどん負っていきドダイトスが不利になる。耐久戦となると分が悪いことはメイアンでも理解出来た。


「………ヘッ!ドダイトス、エナジーボールを食べるんだ!」

「?!」

「ダアアアアアアア………グモッ!」


ドダイトスは口の中にエネルギーを作り出すとそれを丸ごと喰らった。


「ドダアアアアアアアアアアアアアア!」

『どっどういうことでしょう………ドダイトスのエネルギーが凄まじい勢いで溢れています。』


そのエネルギーはまとわりつくやけどさえも吹き飛ばしていた。


「………こんな戦法は初めてだよ。………こちらも全力の火力で倒させてもらう!しんそく!」

「ウイィィン!ディィ!」


ウインディもカブに応えるようにしんそくの速度を上げてドダイトスに接近する。


「よし!ストーンエッジ!」

「ッドダアアア!」


ドダイトスが地を揺らすと岩の刃が地面からウインディを追い、突き刺すように現れる。


「見切った!フレアドライブ!」


ドダイトスの頭上、僅かな隙間を見切りウインディは神速のフレアドライブを放つ。


「ドダイトス!一点集中だ!リーフストーム!」

「ダアアアアアアア!ドダアアアアアアアアアアアアアア!」

「ディ!?ウイイイイイィィィィ!?」

「!?」


神速のフレアドライブ、それを上回る勢いでドダイトスはリーフストームで蒼炎ごとウインディを大きく吹き飛ばした。


「トドメだ!ウッドハンマー!」
 ▼ 40 タマロ@みかづきのはね 21/12/24 17:30:28 ID:haYArJh2 [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「ウィ!?」

「ドオオオォッダアアアアア!」

「!?………ディ!?」


しんそくにも劣らぬ速さでドダイトスはウインディにタックルを当てた。その巨体から放たれた力はウインディを軽々とスタジアムを壁まで吹き飛ばした。


「ウインディ!」

「ディ…………ウィ………………」


ウインディは壁にめり込みながら目を回していた。


「ウインディ!戦闘不能!」


審判の判断が下ると会場は驚きの歓声でドっと盛り上がった。


『なんとサトシ選手の先制!ドダイトスの強烈な一撃が決まったー!』

(…………………………あっ)


ホッとしたメイアンは思わず握りしめていた拳を解いた。


(これであとカブさんは2匹…………けどサトシのドダイトスもピカチュウもダメージを負っている…………)

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

「ありがとう戻ってくれ、ウインディ。…………僕の長年の経験を君たちのポテンシャルが上回ったようだ。だが!僕もまだまだ負けてはいない!いけー!」


ポオオォォォォン!


「マルヤックウウゥゥゥゥー!」

「マルヤクデ!?」

『なんと!ここでエースであるマルヤクデの登場だー!』

「炎がより熱くなるのには少し時間がかかるけどね、今日はもうどうやら熱さMAXのようだ。ジムリーダーのカブの名に恥じぬよう全力で暴れさせてもらう!」

「………………ドダイトス!戻れ!」

『サトシ選手、ここは冷静な判断でドダイトスを戻しました!』

「ギャルルル……」

「よし!お前も熱くなってきたんだな!レウス!」

「ギュヲオオオオオオ!」
 ▼ 41 ァイアロー@きあいのタスキ 21/12/25 16:43:26 ID:wSwAh0MM NGネーム登録 NGID登録 報告
「レウス!君に決めた!」

「ギュヲオオオオオオ!」

『こっこれは…………えっーどうやらリオレウス……と呼ばれる新種の……のモンスター?だそうです。とっとにかく予想外の登場で実況席も混乱しております!』


(あぁ……やはりこうなるか、………………私は目立たないところでの初陣がいいな。)


スタジアムは混乱と期待の声が満ちていた。


「なるほど全く未知の相手というわけだね。これはもっと燃えていかないとね。」

「ヤックウウウウウウウウウウ!」

「ドジャオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!」


レウスは歓声をかき消すような咆哮をあげてマルヤクデに威嚇した。


「豪火球!」

「ほのおのムチ!」

「コオオオオオオオ!………………!!」

「ヤックウウウウ!」


マルヤクデは豪火球より速くほのおのムチを放ったが、空中へと逃れられてしまった。


「レウス、空から攻めるぞ!豪火球!」

「ギャルルルヲオオオオオ!」

「マルヤクデ、れんごく!」

「ヤアアアアアァァァ!………………ヤッ!?ヤクウウウウウウ!?」

「なに!?」


マルヤクデは煉獄の盾を作り上げたが豪火球はいとも容易くそれを貫きマルヤクデを襲った。


「ギュヲオオオオオオ!」

「ヤクッ!?ヤアアアアアアア!?」

「ギャルルルヲオオオオオ!」


続けざまにレウスはマルヤクデの胴体を持ち上げると地面に放り投げた。
 ▼ 42 ランブル@プレシャスボール 21/12/26 11:17:37 ID:0rDMpvYs NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マルヤクデの空から圧倒するレウスの様子に観客席からはざわめきと興奮の声が絶えず沸きあがる。


「……………カブよ!頭を燃やせ!動かせ!あのポケモンに勝つ道筋を探すんだ!」

「ヤック!」

「あぁ!」

「!?………まさか」


カブはモンスターボールにマルヤクデを戻すとボールは巨大化していった。


「マルヤクデ!燃え盛れ!キョダイマックスで姿も変えろ!」

「ヤ゛ック゛ウ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ーーー!」

『なんとここでキョダイマックス!一気に勝負をつけるつもりか!』


龍とも見間違うほど巨体へと変貌を遂げたマルヤクデは熱波の嵐を引き起こし始めた。


「カブさんの切り札………レウスでいけるのか………」


メイアン歯その巨体を見上げて不安を覚える。


「ドジャオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!」

「よし!その意気だレウス!絶対に倒すぞ!」

「炎は上に燃え上がるもの!そして僕らも上を目指す!わかるね!キョダイヒャッカ!」

「ル゛ッル゛ル゛ルア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!」


マルヤクデは長いその巨体を折りたたむと強烈な放射熱を解き放った。


「かわせ!」

「ギュヲオオオオオオ!………ギュオオオオオ!?」

「なに!?あつっ!?」


空へと逃れようとするレウスをキョダイヒャッカは逃さず捕らえ炎熱の嵐へと巻き込んだ。
 ▼ 43 ノヤコマ@こおりのジュエル 21/12/27 15:50:29 ID:J6sMRGAk [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
炎熱の嵐でもがくレウスの様子はメイアンの目にも見えていた。


「あれだと上手く飛べないのか………」


炎熱は上へ上へと舞い上がってゆく。


「さらに加えて!キョダイヒャッカ!」

「マ゛ル゛ヤ゛ックウ゛ウゥゥゥゥー!」


マルヤクデは炎熱の嵐をさらに囲むようにさらに追撃を仕掛ける。


「ギュヲ!?グオオオオオオオオオオオオ!?」

「レウス!………はっ!」


さらにレウスを包む炎熱がはっきりと見えたことでサトシはあることに気がついた。
その瞬間脳裏にカブの言葉が過った。


「『炎は上に燃え上がるもの!』そうか!カブさん!」

「!!」

「俺達ももっともっと上へと燃え上がっていきます!レウス!真っ直ぐ上に飛んでいけぇー!」

「!!………ドジャオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!」


吹き荒れる炎熱の嵐の中レウスは体勢を立て直して炎熱ごと空へと羽ばたいた。


「まさか上昇気流!?あいつ……意外と考えるじゃないか……」


「もっと!もっともっと!上へ!空高く!」

「ギ ュ ヲ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ ! 」


炎熱の嵐を掻い潜り天に昇るそのレウスの姿はまさに『天空の王者』そのものだった。


「いいね!最高だ!だからこそ僕らも絶対に負けない!キョダイヒャッカァァー!」

「マルヤッア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛! 」


キョダイヒャッカは炎熱のあらをしひとつの業火の龍へと変化させて空にいるレウスを堕とさんと襲いかかった!
 ▼ 44 ゲボウズ@ラムのみ 21/12/27 16:23:31 ID:J6sMRGAk [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「レウス!マルヤクデに向かってブレイズキック!」

「ドジャオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!」

「行っけえぇぇぇぇぇぇー!」


ス カ イ ハ イ フ ォ ー ル !


「負けるものかァァァァー!」

「ヤ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!」


互いの技が激突すると炎の激突による衝撃で辺りが音もない爆音と共に真っ白に包まれた。


『………………激しい技のぶつかり合い一体どうなった!?』

「!!…………レウスは!?」


実況者の声で技どうしの激突が終わったことを知ったメイアンは思わず瞑ってしまった目を開いた。


「!!」

「レウス!」

「マルヤクデ!」


「……………………ユックウウウウウウ…………ウゥ…………」

「グルル…………オォ………………」


2匹は互いに意識はあるが立てない状態で割れた地面に倒れていた。即ち…………


「リオレウス!マルヤクデ!戦闘不能!」


引き分けの審判が下った。


『あっ相打ちー!熱い炎の激突の末は引き分けという結果になりましたぁー!』


観客席は2匹を称える歓声と拍手が飛び交った。


「戻ってくれ、マルヤクデ。ナイスファイトだ。」

「レウス!…………ありがとうな!」

「ギュヲ…………」
 ▼ 45 タマロ@かたっぽピアス 21/12/27 19:49:41 ID:J6sMRGAk [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシに支えられて下がるレウスは少し残念そうに頷く。


『さぁこれで1対2!カブ選手の方が不利だ!』

「ここまで追い込まられるのは久々だ!だから僕も新しい仲間と共に君に勝つ!来てくれ!」


ズズズズズズズズズズズ


「地面が揺れ…………」

『こっこれは!?』

「はっ!…………この気配はモンスター!?あの人モンスターも仲間にしていたのか!」


モンスターの気持ちや気配を感知できる体質のメイアンはすぐさまその熱い気配に気がついた。

地面からモンスターが現れようとしていることを。


「行くぞ!アグナコトル!」


ズズズズズズズズズズズ


「クルルオオオオオオオオォォォォォゥオオオオオオオ!」


『なっなんと!?カブ選手もまた未確認のポケモンを使ってきたァー!情報によるとアグナコトルという名前を持つそうです。』


木霊するような咆哮をあげて地面から現れたのは溶岩を纏いし竜。


『炎戈竜 アグナコトル 海竜種 火山の奥地や洞窟などを根城とする陸棲型の海竜種。碇口と強靭な筋肉で火山の頑強な岩盤を突き破り、地面や天井を縦横無尽に高速で移動する。』

「あの巨体で…………そんな速度を」


カカカカカン!カカカカカン!カカカカカン!


アグナコトルは碇口をしきりに鳴らし始める。


「頼んだぞー!ドダイトス!」


ポオオォォォォン!


「ダァイトス!」
 ▼ 46 ノムー@バトルレコーダー 21/12/28 11:02:49 ID:Z.xUUZ7w [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
『まずはドダイトス対アグナコトル!この勝負一体どうなるのか!?』

「ストーンエッジ!」

「ッダアアアアア!」

「ロックブレイク!」


カカカカカン!カカカカカン!


「クルルオオオオオオオオォォォォォゥオオオオオオオ!」

「ドダ!?ドダアアアアアアアアアアアア!?」

「ドダイトス!?」


ただの突進とも言える攻撃、しかし強靭な碇口で増した破壊力は岩をも粉微塵に砕きドダイトスの巨体を大きく吹き飛ばした。


「あなをほる!」

「はやい!?」


アグナコトルはすかさず体をひねらせて地面へと潜り込んだ。


「来るぞ!ドダイトス!」

「ボルケーノダイブ!」

「クルルオオオオオオオオォォォォォゥオオオオオオオ!」

「ドダアアアアアアアアア!?」

「くっ!エナジーボールを食べるんだ!」

「ドダッ!」

『なっなんとドダイトス!空中でエナジーボールを食べる荒技を披露!ダメージを軽減した!』


身体能力が高まったドダイトスは無傷とはいかないが致命傷は避けることが出来た。


「次で決める!ボルケーノダイブ!」

「クルルオオオオオオオオォォォォォゥオオオオオオオ!」


再びアグナコトルは地面を潜航し始める。


「どこから……」

(観察すれば…………見えるはずだ!)
 ▼ 47 ガヘルガー@どくどくだま 21/12/28 18:02:39 ID:Z.xUUZ7w [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ズズズズズズズズズズズ


「!! ドダイトス右斜め後ろだ!一点集中でリーフストーム!」

「ドッダア!?」

「かわした!?」


地面から飛び出したアグナコトルは勢い止まらずそのまま空中へ飛び出した。


「ダァイトス!」

「オオォォ!?」


パワーアップしているリーフストームは纏っている溶岩ををも貫きアグナコトルにダメージを与えた。


「エナジーボール!」

「ダアアアアア!トォス!」


ガキン!


「なに!?」


アグナコトルの姿は大きく変化していた真っ赤な溶岩の鎧は真っ黒な黒鉄の鎧へと変貌していた。


「猛火閃!」

「クルルオオオオオオオオォォォォォゥオオオオオオオ!」

「ドダイトス!」

「ドダアアアアアアアアアアア!?」

「ドダイトスゥゥゥゥゥー!」

「………………ドダッ…………ァァ……」


「ドダイトス!戦闘不能!」


『アグナコトル強いー!ドダイトスのタフネスを打ち破ったァー!』

「戻れ…………ドダイトス!ゆっくり休むんだぞ。………………よし!ピカチュウ!」

「ピカァ!」

「君に決めたぁ!」
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