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だってセレナのお話の中の彼は、勇敢で優しくて、とってもカッコいい存在としてキラキラ輝いていたからだ。
それだけセレナの中では彼、サトシは特別に見えるのだ。
恋の力ってすごいな。
私はセレナの赤く染まった頬を見ながらついニヤニヤとしてしまった。
「もう!コハルったら聞いてるの?」
スマホの画面の向こうのセレナは、頬を膨らませたがそれでも彼女の均整のとれた顔は綺麗で…羨ましいなと思いながら私はゴメンゴメンと軽い調子で謝った。
ミナモシティでセレナと出会った私は、彼女と別れてからもスマホを通じて連絡を取り合っていた。
おしゃべりの中身は、イーブイのことやコンテスト、私の通っているスクールの話など枚挙にいとまがない。
でも、おしゃべりの最中にセレナはしょっちゅうサトシのことを聞いてくる。
「サトシは今日何をしていたの?」
「今日サトシってバトルしたんでしょ?どんなポケモン使ったの?」
「サトシ今日は調査でいないんだ…?」
「今日はホウエン地方に来てるのっ!?…あぁ…そう…トウカシティに行ったんだ…。」
サトシの近況を聞くたびに一喜一憂するセレナはとても女の子らしくて、私はそんな彼女をとても微笑ましく、楽しい気持ちで見つめるようになった。