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二人の間に流れる空気が明らかに違う。特にコハルのサトシに対する対応は顕著だ。
コハルからサトシに視線を送る回数が増えたし、あんなにもコハルが異性の前で笑顔で喋りかけているのは・・・正直初めて見る気がする。
別に俺はコハルの彼女でもないし、コハルを取られた!とかそういった感情はない。・・・ないはずだけど、この胸の中にあるモヤモヤは何なんだろう。
そもそも二人の距離がここまで近くなったのはあの日、そうあの日が切っ掛けでコハルはきっとサトシに想いを抱いたに違いはない。
その決定的瞬間をこの目で見たわけではないけれど、これまで二人をいつも近くで見てきた俺だからこそ分かる。
あれは、サトシがワールドチャンピオンシップスでキバナさんとの試合を直前に控え、特訓にいつも以上に熱が入っていた日のことだ。あの日以来から、コハルはだんだんとサトシに好意を寄せていったに違いない。
サトシはその日もサクラギパーク内で自分のポケモンたちのワザを磨きポケモン通しで競わせていた。
その様子を俺もコハルも遠くから見ていて、その練習中に事件は起きた。
つい先日も俺のゲットしたケロマツとコハルのイーブイがサトシのポケモンバトルに感化されてバトルをしていたら、ケロマツがゲコガシラに進化した。
もっともそんな事は今はどうでもいいんだけど、それからサトシ達のバトルを見るたびイーブイは、よく俺のゲットしたパーク内にいるポケモンたちとよくバトルをするようになった。
そしてちょうどその時、サトシの練習風景を見に来ていたコハルもその光景を見て思わず声をかけてしまったのだ。
今にして思えば、それがすべての始まりだったんだろう。