. 書き込み前に、利用規約を確認して下さい。 レス番のリンクをクリックで返信が出来ます。 その他にも色々な機能があるので詳しくは、掲示板の機能を確認して下さい。 荒らしや煽りはスルーして下さい。荒らしに反応している人も荒らし同様対処します。 面白いスレはネタ投稿お願いします! (消えた画像の復旧依頼は、問い合わせフォームからお願いします。) スレ名とURLをコピー(クリックした時点でコピーされます。)
『虹色の時代』そう呼ばれた美しい世界は今は見る影もなく、際限なく広がったコンクリートの森、9割の人間が一生に一度も土を踏まずにその生涯を終えるー、野生のポケモンは全て絶滅し、今では大部分が生産業のために交配、養殖され、残りをほんの一部の富裕層がペットとして飼うくらいであった。
工業スラム最下層に住む少年、アラタは発電所から逃げ出してきた一匹のピカチュウと出会う。しかし発電用産業ポケモンを飼うことは法律で禁じられているため、治安警察に追われる身となってしまう。
逃亡生活の中で、幼い頃に両親を亡くしていたアラタは、ピカチュウを弟の様に世話をするが、ポケモンが健康に生活できる環境はどこにも無く、日に日に弱っていくピカチュウをただ見ることしかできなかった。
あと少しで死んでしまう…そのとき、1人の老人が現れ、ピカチュウに触れたー。なんとその手からは電気が出ており、ピカチュウにそれを分け与えていたのだった。
「ありがとう!お爺さん!」
「礼を言われる様なことはなにも出来てやしないさ」
「いいや!すごいよ!名前なんて言うの?」
「・・・う〜ん、長らく1人旅だったからな…なんと名乗ったらいいのやら……しばらくは、Sと名乗っておこうか」
「S?なんで一文字しかないの?」
「俺には本当の名を名乗る資格がないからだよ。」
そう言うと、老人は古びたシャツをかき上げ、心臓の辺りを曝け出した。
そこには黄色いフレームの人工心臓が埋め込まれており、それが静かに鼓動していた。
「俺は、アイツに赦してもらうために旅をしているんだ。」
そう言って老人は、塵で霞んだ無数の高層構造物群、カントー世界第一首都圏の空をじっと見つめたー