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SS

【SS】レッドが死んだ日

 ▼ 1 クウェート◆rXUHEibmO2 22/12/17 20:19:40 ID:ltswe6oY [1/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ーシロガネやまー



レッド「……」


レッドはシロガネやまの頂上に立っていた


レッド「…寒いな、ピカチュウ」

ピカチュウ「ピーカ」


ビュゥゥゥゥッ!!


雪は激しい風に吹かれて乱れ飛びながら降っている


レッド「…雪が強くなってきたな…」

ピカチュウ「ピカ!」


ビュゥゥュゥゥゥゥッ!!


吹雪が強まり、視界が遮られる
 ▼ 2 クウェート◆rXUHEibmO2 22/12/17 20:22:36 ID:ltswe6oY [2/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
レッドは一週間前に自分のもとを訪れた後ろ被りにした黄色と黒の帽子と飛び出た前髪、フード付きの赤いジャージを着た少年が気になっていて、今日も待っていたが、生憎こんな天気、来るはずもなかった


レッド「…あいつ、また来ると言っていたが…いつ来るのだろうか…」


しかしさらに吹雪が強まり、目の前の状況も掴みづらくなってきた


レッド「…仕方ない…ピカチュウ、戻ってくれ」

ピカチュウ「ピカチュウ!」


レッドはピカチュウをボールに戻す 


レッド「……」ザッザッザッ


"それ"が起こったのは、レッドが下山を始めようとしたその時だった


レッド「……うわっ!?」ズルッ!


レッドは道を踏み外してしまい、崖下へ落ちていく
 ▼ 3 クウェート◆rXUHEibmO2 22/12/17 20:26:15 ID:ltswe6oY [3/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
レッド「うわぁぁぁぁっ!!」


レッドの体は重力に抗えず、落ちていく





ドンッ!!




レッド「…う、っ……ここは…」


レッドか落ちたのは頂上から30メートルほど下の、雪が降り積もっている場所だった


レッド「…くそ………体が…動かない…」ゼエゼエ

レッド「……骨が折れたのか…」


ヒュゥゥゥゥッ!


レッドの上に、雪が降り積もっていく





レッド「…寒い…俺…ここで死ぬのか………嫌だ…グリーン…リーフ…博士……お母さん……」


レッドの瞳から涙が溢れる


レッド「誰か…助けて…」




レッドの意識は遠のいていった
 ▼ 4 クウェート◆rXUHEibmO2 22/12/17 21:06:39 ID:ltswe6oY [4/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ザッ…ザッ…ザッ…ザッ…




ヒビキ「ハッ…ハッ…」


ヒビキはシロガネやまを登っていた、その理由は前回挑戦し、敗北を喫したレッドに再び挑戦しに行く為だった


ヒビキ「ハアッ…ハアッ…」


そしてこの日のシロガネ山は大吹雪、僅か5メートル前も見えない状況だった


ヒビキ「……寒い…一応防寒対策はしてきたけど寒い…今日はまずかったかな…」


ザッ…ザッ…ザッ…




そう言いながらもヒビキは前にレッドと戦った場所へ一歩一歩近づいていた


ヒビキ「……着いた…」


ヒビキは前にレッドと戦った場所に辿り着いた、しかし、レッドの姿は見えない


ヒビキ「あれ?…レッドさん…」
 ▼ 5 デデンネ@ふといホネ 22/12/17 21:07:40 ID:17TsrhYk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
これアレだな
そして四天王とチャンピオンを倒した頃にはとっくにレッドが死んでいて、次来たときにレッドの幽霊がいるやつだな
 ▼ 6 ダンバル@まんぷくおこう 22/12/17 21:08:43 ID:ahOQP5TE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 7 クウェート◆rXUHEibmO2 22/12/17 21:15:41 ID:ltswe6oY [5/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ビュゥゥゥゥッ!


シロガネやまに吹きつける吹雪が一段と強くなってきた


ヒビキ「しょうがない、こんな天気じゃさすがのレッドさんもいないか…」


ヒビキはレッドの姿がが見えないことを確認すると、今来た道を折り返そうとした、そして一歩目を踏み出した瞬間、視界にあるものが目に入った


ヒビキ「…ん?…」ジーッ


最初は見えなかったが、よく見てみると崖の下に雪に埋もれている腕のようなものが見えてきた


ヒビキ「…えっ……うわっ!?…腕!?」


ヒビキは考える、しかし瞬時に最悪の可能性がヒビキの頭の中に浮かび上がった


ヒビキ「まさか…レッドさん?…」


ヒビキの心臓が高鳴る、ヒビキは咄嗟にバクフーンをモンスターボールから出した


ヒビキ「出てこい!バクフーン!」ポンッ!

バクフーン「バクファゥゥン!」ドンッ


ヒビキはバクフーンが出てくると同時にバクフーンに飛び乗る


ヒビキ「バクフーン!この崖を下ってくれ!」

バクフーン「バクフーン!」ダッ!


バクフーンはヒビキを背負いながらあっという間に崖を下り、腕が出ている場所に着いた


ヒビキ「ハアッ…ハアッ……レッドさん!」
 ▼ 8 クウェート◆rXUHEibmO2 22/12/17 21:27:26 ID:ltswe6oY [6/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヒビキは急いで体を埋めている雪を払っていく、手を動かすたびに心臓がドクドクと強く鳴る


ヒビキ「頼む…頼むからレッドさん以外の…」


そして雪を払った場所に、前に会ったときにレッドが着ていた服が現れた


ヒビキ「この服…そんな…」


ヒビキはさらにその場所以外の雪を払っていく


ヒビキ「やめて……やめてくれ…」


すると、モンスターボールが雪の下から現れた


ヒビキ「これは…」ポイッ ポンッ!


ヒビキはボールを投げて中のポケモンを出す、すると出てきたのはピカチュウだった

ヒビキ「ピカチュウ…」

ピカチュウ「ピカピカ!ピ〜カ〜チュウ!」

ヒビキ「…このピカチュウ…レッドさんの…」

ピカチュウ「ピカピッカ!!ピカッ!!」


ヒビキは恐る恐る顔の雪を払っていく


ヒビキ「…そんな…そんな…」


しかし、ヒビキの願いは通じず、ヒビキが雪を払った跡から、冷たくなったレッドが姿を表した
 ▼ 9 フローゼル@カゴのみ 22/12/17 21:29:08 ID:1qOsALLc NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
どうでもいいけど最初のビュゥゥゥゥッ!!が射精の音に見えた
 ▼ 10 クウェート◆rXUHEibmO2 22/12/17 21:45:04 ID:ltswe6oY [7/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヒビキ「…レッドさん……」



レッド「……」


レッドからの反応は無い


ヒビキ「レッドさん!!起きてください!!」

レッド「……」


ヒビキ「レッドさん!!レッドさん!!」

レッド「……」


しかし、やはりレッドからの反応は無い


ヒビキ「…まずい、早く病院へ行かないと…でも吹雪のシロガネやまに医者は来れないし…」


ヒビキは考えた、レッドを救う方法を


ヒビキ「……バクフーン!」

バクフーン「バクファゥゥン!」

ヒビキ「バクフーン!レッドさんを背負ってくれ!」


ヒビキがバクフーンに指示すると、バクフーンは指示通りに冷たくなったレッドを背負う


バクフーン「バクファゥン!」ズシッ

ヒビキ「よし…バクフーン!急いでシロガネやまを下山するぞ!」ダッ!

バクフーン「バクフゥン!!」ダッ!


ヒビキとバクフーンは山麓を目指して走り出した
 ▼ 11 オニドリル@オッカのみ 22/12/17 21:46:49 ID:F6yoWUh6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ロストレッドキター\(゚∀゚)/
 ▼ 12 クウェート◆rXUHEibmO2 22/12/17 21:50:28 ID:ltswe6oY [8/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ーシロガネやま山麓ー



ヒビキ「はあっ…はあっ…下山できた…」

バクフーン「ゼェ…ゼェ…」


ヒビキ「ここから一番近い街は…トキワシティか…」


ヒビキは疲れ果てているバクフーンに話しかける


ヒビキ「バクフーン、あとちょっとだけ、頑張ってくれるか?」
 
バクフーン「…バクフゥン!!」


バクフーンが元気を取り戻す


ヒビキ「急がないと…手遅れになる前に…」ダッ!




ヒビキとレッドを背負ったバクフーンは再び走り出した
 ▼ 13 クウェート◆rXUHEibmO2 22/12/17 22:12:38 ID:ltswe6oY [9/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ーマサラタウン レッドの家ー



プルルルルル!プルルルルル!プルルルルル!



レッド母「…誰かしら?」ガチャ


医者「すみません、こちらはトキワ病院の者ですが、あなたはレッド君の母親ですか?」

レッド母「(病院?)…はい、そうですけど…」

医者「レッド君が危篤状態です、今すぐに病院まで来てください」

レッド母「……はい?」

医者「できるだけ急いできてください、今夜が山です」

レッド母「…本当ですか!?うちのレッドが危篤って!」

医者「はい、レッド君はシロガネやまで低体温症で倒れていたところを、レッド君を訪ねて来た少年に発見されて、その少年がレッド君を病院に連れてきました、とりあえず今すぐに病院まで来てください」



レッド母「………わかりました、今すぐに行きます」

医者「あと、レッド君の親しい人にも連絡してください、もう亡くなってもおかしくない状況です、お願いします」

レッド母「はい……」ガチャ


レッド母は突然の出来事に驚きを隠せないでいた
 ▼ 14 メガガルーラ@みずのいし 22/12/17 22:13:28 ID:22WUepsg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
せめて最期の言葉ぐらいはあるよね?
 ▼ 15 クウェート◆rXUHEibmO2 22/12/17 22:19:02 ID:ltswe6oY [10/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
レッド母「今夜が山………とりあえずオーキド博士に連絡しないと…」



ーオーキド研究所ー



プルルルルル!プルルルルル!プルルルルル!


オーキド「はい、こちらオーキド研究所です、どちら様でしょうか」

レッド母「…オーキド博士ですか?」


オーキド「…おお!レッド君のお母さん!どうしましたか?」

レッド母「…実は…レッドが危篤状態と病院から言われて!」

オーキド「…なんじゃと!?レッドくんが!?」

レッド母「はい、オーキド博士はレッドの知り合いに連絡してください、私は今から病院に向かいます」

オーキド「分かった、グリーンとリーフ、あとジムリーダーたちにも電話しておく」

レッド母「ありがとうございます、では、失礼します…」ガチャ


通話が切れた


オーキド「なんてことだ、レッド君が……とりあえずグリーンに連絡せねば…」
 ▼ 16 クウェート◆rXUHEibmO2 22/12/17 22:50:28 ID:ltswe6oY [11/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ートキワジムー



その頃、トキワジムではジムリーダーのグリーンと挑戦者のジム戦が行なわれていた


挑戦者「くっ!…ライチュウ!じゅうまんボルト!」

ライチュウ「ラ〜イ〜チュウ〜!!」ビリビリビリビリ!


グリーン「…ピジョット!かわしてエアスラッシュ!」

ピジョット「ピジョォッ!」ヒュン!


ピジョットはじゅうまんボルトを避けてライチュウに近づく

挑戦者「避けた!?」


グリーン「やれ!ピジョット!!」

ピジョット「ピジョォッ!!」ギュンギュキュン


ヒュゥゥゥゥ!ザンッ!ドォォン!!



挑戦者「ライチュウ!!」



ライチュウ「……ライ〜……」クルクル


ライチュウは倒れて動かない


審判「……ライチュウ戦闘不能!よってこの勝負!ジムリーダー、グリーンの勝利!」
 ▼ 17 クウェート◆rXUHEibmO2 22/12/18 10:37:54 ID:N2gku/uk [1/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
グリーン「…よしッ!ナイス!ピジョット!」

ピジョット「ピジョッ!」


挑戦者「…ありがとう、ライチュウ」


挑戦者はライチュウをボールに戻す


グリーン「……」

挑戦者「くそっ…負けたか……勝てそうだったのにな…」

グリーン「…お前、いい勝負だったぜ、また挑戦しに来いよ」

挑戦者「……えっ…」

グリーン「どうせジムには何回も来れるんだろ、ならここでウジウジしてるよりも再挑戦したほうが早い」

挑戦者「……」





挑戦者「グリーンさん!ありがとうございました!また挑戦しに来ます!!」タッタッタッ!

グリーン「……おう!いつでも待ってるぜ!」


職員「……グリーンさん!」ダッ!

グリーン「…どうしたんだ?そんなに慌てて」

職員「あなた宛に電話が…」

グリーン「電話?…誰からだ?」

職員「それが…オーキド博士から緊急の連絡ということで…」
 ▼ 18 クウェート◆rXUHEibmO2 22/12/18 10:41:59 ID:N2gku/uk [2/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
グリーン「何!?電話はどこだ!」

職員「こちらに!」サッ

グリーン「ちょっと貸してくれ」


ガチャ!


グリーンは電話を手に取り、オーキド博士に話しかける


グリーン「…じいちゃん、何があった?」

オーキド「おお!グリーンか!」

グリーン「どうしたんだ?何かヤバいことでもあったのか?」

オーキド「…実は……レッドが危篤状態じゃ」

グリーン「……は?……」


グリーンは言葉の意味をうまく飲み込めず、言葉が詰まる


グリーン「……い…一体どうゆう事だよ!」

オーキド「どうにもこうにも、レッドが危篤状態でトキワの病院に搬送されたらしいのじゃ、さっきレッドのお母さんから連絡があった」

グリーン「……嘘だろ…本当にレッドが……」

オーキド「……グリーン、お前は近く丁度にいるじゃろう、レッドに会いに行ってやれ、もう一生生きたままでは会えないかも知れん」

グリーン「……これから、じいちゃんはどうするんだ?」

オーキド「…わしも病院へ行こうと思うが、これからリーフとレッドと仲の良かったジムリーダーたちにも連絡を取ろうと思う」

グリーン「分かった…すぐに行く」ガチャ


グリーンは通話を切った
 ▼ 19 クウェート◆rXUHEibmO2 22/12/18 10:44:35 ID:N2gku/uk [3/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
職員「…グリーンさん、何の話でしたか?」

グリーン「……みんな、今日のトキワジムは臨時休業だ」

職員「えっ!?」

グリーン「俺はこれから病院へ向かう、だからこれから来る挑戦者の相手はできない」

職員「……わかりました!そうゆうことならすぐに行ってください!」


グリーン「…ありがとう」ダッ!


グリーンは走り出す


グリーン「…出てこい!ピジョット!」ポンッ!

ピジョット「ピジョォッ!」

グリーン「ピジョット!俺を乗せて病院まで飛んでくれ!」

ピジョット「ピジョトォッ!」バサッバサッ!


グリーンは病院に向けて動き出した
 ▼ 20 クウェート◆rXUHEibmO2 22/12/18 10:46:40 ID:N2gku/uk [4/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ー病院ー



レッド母「はあっ…はあっ!」タッタッタッタッ!


受付「…どうされましたか?」

レッド母「すみません!私の息子がこの病院に搬送されたと聞いて!!」


受付「…少々お待ちください」カタカタカタカタ



レッド母「……レッド…」

受付「あっ、レッドさんは現在、救急治療室で治療を受けています、面会でしたら…」


医者「…あなたがレッド君のお母様ですか?」

レッド母「…はい」

医者「面会ならこちらからどうぞ」サッ


医者は扉を指差した
 ▼ 21 クウェート◆rXUHEibmO2 22/12/18 10:49:04 ID:N2gku/uk [5/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
バサッバサッ!


グリーン「よし、ピジョット!ここだ!」


グリーンはピジョットに乗って、病院まで来ていた


ピジョット「ピジョット!」バサッバサッ!

グリーン「……ピジョット!戻れ!」

ピジョット「ピジョォッ!」


グリーンはピジョットをボールに戻す


グリーン「…間に合ってくれよッ!レッド!」ダッ!





医者「こちらから救急救命室に行きます」トコトコ

レッド母「…レッド…」スタスタ



ダダダダダッ!!!


レッド母「…ん?…」


グリーン「レッドォォォッ!!」ズサァァァァッ!



レッド母「グリーンくん!?」
 ▼ 22 だんごもち◆UdvDygVNlw 22/12/18 11:40:05 ID:Ciiorkxs NGネーム登録 NGID登録 報告
どうでもいいけどゲームのレッドのお母さん名前がないんだな
 ▼ 23 ヌメイル@かいがらのすず 22/12/18 11:54:21 ID:WZd.xUFM NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
レッドォ…死ぬなぁ!!!
公式じゃないって分かってても胸が痛えよ!
 ▼ 24 クウェート◆rXUHEibmO2 22/12/18 12:05:35 ID:N2gku/uk [6/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
医者「誰だ君は!?…ってトキワジムのジムリーダーじゃないか!」

グリーン「そうだ!オレはグリーン!レッドのライバルだ!」

医者「…レッド君のお母さんグリーンくんははレッド君の知り合いですか?」

レッド母「…はい、レッドの友達です」


医者「…わかりました、グリーン君も一緒に来なさい」

グリーン「レッド…頼むぞ…」スタスタ


3人は歩いて扉の前まで来た


医者「これから救急治療室に入りますが、面会時間は5〜10分の間でお願いします」

グリーン「なっ!?ずっといることは出来ねぇのか?」

医者「はい、救急治療室にいらっしゃる患者はレッド君だけではないので」


レッド母「…わかりました…」

グリーン「仕方ねぇか…」


医者「それでは、どうぞ」ガチャッ
 ▼ 25 クウェート◆rXUHEibmO2 22/12/18 12:07:15 ID:N2gku/uk [7/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
キィィィィッ



医者は救急治療室の扉を開ける


グリーン「………あっ…レッド…」


ピッ ピッ ピッ


そこには、体中にチューブやセンサーが取り付けられ、眠ったように動かないレッドがベッドに横になっていた


グリーン「レッド!!」ダッ!

医者「…大声はやめてください」

グリーン「……すいません…」

レッド母「……レッド」


レッド母は大量のチューブに繋がれて動かないレッドに駆け寄る

レッド母「レッド……」ポロポロ


レッド母の眼から大粒の涙がこぼれ落ちた


レッド母「……ぅ……レッ…あ、っ……ぅあ……!」
 ▼ 26 クウェート◆rXUHEibmO2 22/12/18 17:58:34 ID:N2gku/uk [8/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピッ…ピッ…ピッ


生体情報モニタの音が、静かな救急治療室の中で響く


グリーン「……クソっ!」ジワ


グリーンの眼もうっすらと涙で覆われた


レッド母「うっ…う、……あっ…うっ、…」


面会時間は刻々と過ぎていった





医者「……時間です」

レッド母「……はい…」スッ


グリーン「くぞッ!…レッド!生きろよ!」

レッド「……」


レッド母「……」


レッド「……」

レッドからの返事はない、あるのは生体情報モニタの音だけだった


グリーン「……レッド…」
 ▼ 27 クウェート◆rXUHEibmO2 22/12/18 18:42:28 ID:N2gku/uk [9/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ーーーーーーー



レッドとの面会を終えたグリーンとレッド母は病院のベンチで座っていた


グリーン「…レッド…あんな姿になっちまって」

レッド母「…お願い…どうか…神様…」

グリーン「……(話しかけにくいな)」


スタスタスタスタ


グリーン「…ん?」

ヒビキ「…あの、すみません、グリーンさんですか?」

グリーン「…そうだけど、オレに何か用か?」

ヒビキ「実は…これを」ガチャガチャ


ヒビキがグリーンに見せたのは6つのモンスターボールだった


グリーン「これって…もしかして」


ヒビキ「はい、レッドさんが持っていたモンスターボールです」


グリーン「…何でお前が持ってんだ?」

ヒビキ「実は…僕がレッドさんを見つけました、僕が第一発見者です」

レッド母「本当ですか!?」ガバッ!

ヒビキ「…はい、僕がシロガネやまで発見しました」

グリーン「そうだったのか……お前、名前は?」

ヒビキ「僕はヒビキと言います、ジョウト地方ワカバタウン出身です!」
 ▼ 28 クウェート◆rXUHEibmO2 22/12/18 18:47:13 ID:N2gku/uk [10/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
グリーン「おっ、おう…(そこまでは聞いてないけど)…」

レッド母「…ヒビキくんはなんでシロガネやまに?」

ヒビキ「実は…レッドさんに再挑戦しに行ったんです」

グリーン「再挑戦!?…ってことはレッドと戦ったことがあるのか?」

ヒビキ「はい…負けちゃいましたけど」


グリーン「……そうだったのか…まさかレッドと戦ったことがあるとは…(オレもあんまり戦ったことないのに)」


ヒビキ「…レッドさん、大丈夫でしたか?」

レッド母「意識不明の重体らしいわ、危篤状態は脱したらしいけど、まだ余談を許さない状況らしいわ」

ヒビキ「そうなんですか…」

グリーン「……」


プルルルルル!プルルルルル!プルルルルル!


グリーン「うおっ!?誰からだ?」ピッ

リーフ「グリーン!!いま病院についたけど、どこにいるの?」
 ▼ 29 クウェート◆rXUHEibmO2 22/12/18 19:49:22 ID:N2gku/uk [11/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
グリーン「リーフか!!俺たちは病院の一階のロビーだ、急いで来てくれ」

リーフ「わかった!!」プツッ

ヒビキ「一瞬で通話が終わった」




ー数分後ー




ダダダダッ!! 


リーフ「グリーン!レッドはどうなってるの!!」

グリーン「来たか、リーフ」


ヒビキ「…この人がリーフさん…」

リーフ「…あれ?この子は?」

レッド母「この子はヒビキくんと言って、レッドをシロガネやまで見つけてくれたのよ」


ヒビキ「…あっ、ヒビキです」
 ▼ 30 クウェート◆rXUHEibmO2 22/12/18 19:54:35 ID:N2gku/uk [12/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リーフ「あなたがレッドを……ありがとう!!あなたが見つけてくれなかったらレッドは確実にあの場所で死んでいたわ!本当にありがとう!!」


リーフはヒビキに感謝する



ガヤガヤガヤガヤ


ヒビキ「…何か騒がしくなってきましたね」

グリーン「…誰だ?」


ペタペタペタペタ


リーフ「あーっ!!」


そこに現れたのは、オーキド博士と、「ポケモン預かりシステム」の開発者のマサキだった


オーキド「レッドは、大丈夫なのか…?」

グリーン「意識不明の重体らしい…」

マサキ「レッドくん、ホンマになんとか助かってほしいわ」

リーフ「そういえばマサキさん、前にレッドに助けられてましたよね」

マサキ「せやで、だから命の恩人のレッドくんには助かって欲しいんや」

レッド母「…とりあえず、あそこのレストランで食事でも取りながら話しましょう」


レッド母はレストランを指差した
 ▼ 31 クウェート◆rXUHEibmO2 22/12/18 21:10:35 ID:N2gku/uk [13/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
グリーン「確かに…昼ご飯食べてなかったかなぁ」

リーフ「賛成!私何食べよっかなぁ」

ヒビキ「自分、お金持ってないですけど…」

オーキド「…ここは全員分私が奢ろう、みんな好きなものを食べてくれ」

グリーン「じいちゃん!奢ってくれるのか?」

ヒビキ「…本当にいいんですか?」

オーキド「いいんじゃよ、レッドくんの事で疲れてるじゃろう、ここは休みなさい」

ヒビキ「…はい、ありがとうございます!」




ー救急治療室ー




ピッ…ピッ…ピッ…


医者「…心拍数は52か…少し低いが、戻ってきたな」

レッド「……」


相変わらずレッドからの反応はない


医者「まあ、このまま記憶を取戻してくれるといいんだが…」



ピッ…ピッ…ピッ……ピンポーン…ピンポーン…ピンポーン



生体情報モニタから、アラームが鳴り始めた
 ▼ 32 ラルトス@やすうりポン 22/12/18 21:14:25 ID:uFtsphKA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
何呑気に昼ごはん食べに行ってんねん
 ▼ 33 クウェート◆rXUHEibmO2 22/12/18 21:19:32 ID:N2gku/uk [14/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
医者「…何だ…」


ピンポーン…ピンポーン…ピンポーン


医者「まずい、急に心拍数が低下している…看護師!レッドくんに強心剤を!」

看護師「はい!」

レッド「……」


ピンポーン…ピンポーン…ピンポーン


看護師「強心剤の準備できました!」

医者「急いで!」


看護師はレッドに強心剤を注射する


看護師「注射完了しました!」

医者「……」

看護師「…どうしたんですか?」

医者「これはもう…駄目かもしれない…」

看護師「…えっ…」

医者「私は昔レッド君とほぼ同じような状態の患者を見たことがあるんだ、その時もこんな感じだった」

看護師「…そんな…」


ピンポーン…ピンポーン……プルルルルッ…プルルルルッ…プルルルルッ


生体情報モニタのアラームの音が変わる


医者「……母親と、レッド君の親しい人たちを呼んできてくれ…」

看護師「……わかりました」
 ▼ 34 クウェート◆rXUHEibmO2 22/12/18 21:21:09 ID:N2gku/uk [15/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ーレストランー



チュルチュルルッ


リーフ「ここのラーメン美味しい…」


パクパクッ


グリーン「ハンバーグもなかなか美味しいな…」


サクサクッ


ヒビキ「ポテト、美味しいです」

グリーン「ヒビキ、もっといいもの頼んでも良かったんだぞ」

ヒビキ「いえ、僕ポテト好きなので」


3人はのレストランの食事をどんどん食べていく


マサキ「…3人ともいい食べっぷりやなぁ」


チュルルルルッ!


リーフは勢いよく麺を吸い上げる

リーフ「…逆に何でマサキさんは食べてないの?」

マサキ「ワイはちょっと…空気読まなアカンやろ」
 ▼ 35 だんごもち◆UdvDygVNlw 22/12/18 21:59:52 ID:cgAAdeR2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
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