▼  |  全表示25   | <<    前    | 次  |  履歴   |   スレを履歴ページに追加  | 個人設定 |   ▼   
                  スレ一覧                  
SS

【スワップSS】ナンジャモ「バズりたい!」

 ▼ 1 ガミュウ◆HBrGAiOWWA 23/04/15 19:00:21 ID:.knAHIYQ [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
皆の者〜!

あなたの目玉を エレキネット!
何者なんじゃ? ナンジャモです!
おはこんハロチャオ!

ナンジャモの〜?
ドンナモンジャTVの 時っ間っだぞー!

今日は とっておきの企画を 思いついたんだ〜!
皆の者 気になるでしょでしょ?

それでは発表!


『ボクをバズらせて? 視聴者企画★大募集〜!』


イェイ!

いやぁ〜 確かにボクは今でも
超有名 エレキトリカル★ストリーマー! だけどさ〜

インフルエンサーとして さらなる高みを!
目指し続けて いきたいワケ!

フヒ……!

視聴者の需要をガッチリ! 掴んで
再生数 登録者数 シビルドンのぼり……

ニッシッシ!

……というわけで!
皆の者が 楽しめるような!
シビれる企画を〜ヨロシクゥ!
 ▼ 2 ガミュウ◆HBrGAiOWWA 23/04/15 19:00:42 ID:.knAHIYQ [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
※このSSはスワップ企画

【SS企画】スワップSS祭2023 企画本スレ【エントリー締切:4/22】

https://pokemonbbs.com/post/read.cgi?no=1930216
に参加チュウ!

続きを書くのは 何者なんじゃ?
挑戦者氏〜 おいでませませ!
 ▼ 3 欲の地縛霊◆zBLfAqPIVA 23/04/24 22:15:19 ID:UNUswEJ. NGネーム登録 NGID登録 報告
翌日、ナンジャモ様の下には、5000を超えるアイデアが集まった。


ちなみに言ってしまうと、それらのアイデア全ての中から、ナンジャモ様が良い企画を選ぶわけではない。

彼女は多忙なのだ。

常に仕事に追われるインフルエンサー様なのだ!


動画をダラダラ見るしか能がない、暇を潰すことしか時間の使い道を知らない、そんな愚民たちのカッスカスの脳みそからギリギリ絞り出された貧相な考えを、一つ一つ吟味させるわけにはいかないだろう?

そんなの時間の無駄でしかない。



そういうわけで──

数千もあるアイデアの中から、我々ナンジャモチャンネル運営スタッフがアイデアを厳選する必要があるということだ。


スタッフリーダー「では、1人1000個ずつアイデアを厳選していくぞ」

すっかりホゲホゲになったゲーチス「ほふぇほふぇほふぇふぇ」

何かがあって記憶喪失のフラダリ「ああ、完璧に仕事をしてみせよう」

クビになった後、転職に成功したザオボー「ふふふ、任せてください」

休日返上でなぜか派遣されたアオキ「…………はい」
 ▼ 4 欲の地縛霊◆zBLfAqPIVA 23/04/30 20:21:44 ID:kOukExmc NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
〜それから3日後〜

アイデアの厳選作業を終えたスタッフ一同は会議室に集まった。

スタッフリーダー「さてさて! みなさん進捗はいかがだろうか? それぞれ珠玉のアイデアを選んできてくれたかな?」

ゲーチス「ふぉえふぉわふぉふふふぅ、ブフォブブゥ!!」

ダークトリニティA「ゲーチス様は『最高のものを選んできた』と仰っている」

ダークトリニティB「だからナンジャモ氏の新動画企画案は、ゲーチス様のもので決定だ。早く話を進めろ愚物が」


スタッフリーダー「そ、そういうわけにはいかないよぉ……(誰だよこいつらは) 」

スタッフリーダー「……じゃあ、フラダリくんは?」

フラダリ「…………」

スタッフリーダー「フ、フラダリくん?」

フラダリ「人はあまりにも愚かだ……」

スタッフリーダー「え?」

フラダリ「人は何故こんなにも愚かな生物なのだぁぁぁぁ!!!!」ガシャンガシャンドンドンドンドンドン!!!!

スタッフリーダー「フラダリくんッどうしたんだい!? つっ、机を叩くのはやめなさい!」
 ▼ 5 欲の地縛霊◆lnEOBF5j7c 23/05/03 23:40:20 ID:/jEYdYJc [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フラダリ「うっ、うぅぅ……人間は愚かだ。私はどうすれば……」

スタッフリーダー(泣き出した……面倒だから放っておこう)

スタッフリーダー「そ、それではザオボーさんはどうですか?」

ザオボー「私の選んだプランは完璧ですよぉ。……ぜひぜひ私めの意見を取り入れていただけるとありがたいですなぁ」コスコスコスコス

スタッフリーダー「あ、ああ、ザオボーさんはとても自信がありそうだね(こいつすげぇ手を擦るな……)」


スタッフリーダー「じゃあアオキさんはどうです?」

アオキ「……私ですか。……ええ、確かに選んではきましたが……他の方々のように胸を張れるようなものではないですね……」

スタッフリーダー(あ、あまりにも暗い……こいつはダメそうだな)



スタッフリーダー「で、では! それぞれどんなアイデアを選んできたのかプレゼンしていただきましょう!」
 ▼ 6 欲の地縛霊◆lnEOBF5j7c 23/05/03 23:54:59 ID:/jEYdYJc [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜ゲーチスのターン〜

ゲーチス「ホゲホゲホゲェェ!!ぶふぶふぁああぼふぉぉ!」

ダークトリニティA「ワタクシが選んだアイデアはずばり『今話題のGボールを商品紹介してみた!』であると、ゲーチス様は仰っている!」

スタッフリーダー「G……ボール?」

ゲーチス「ホゲホゲゲェ! ばぶふばぶぶぶぅ!」

ダークトリニティB「Gボールとは、先端技術が搭載された最新型のボールで、ハイパーボールや夜間のダークボールよりも捕まえやすいボールのことである!と、ゲーチス様は仰っておられる!」

スタッフリーダー「へぇ、そんなボールがあるんだね! それは確かに視聴者の興味を惹くかもしれないね! じゃあGボールの開発会社はどこなんだい?」

ゲーチス「ぶふぉばはばぶばぶばぶぅ!!」

ダークトリニティC「それに関しては技術が盗まれる恐れがあるため、極秘であると、ゲーチス様は仰られている!」

スタッフリーダー「……Gボールって、手元にあったりする?」

ダークトリニティA「あ? そんなのあるわけな……」

ダークトリニティC「ああ、持ってきているぞ」

ダークトリニティB「馬鹿っ、お前!」

ダークトリニティC「あっ」

スタッフリーダー「ちょっと見せてもらうよ」
 ▼ 7 欲の地縛霊◆lnEOBF5j7c 23/05/04 00:00:21 ID:Sc5IbBTo [1/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
スタッフリーダー「……あれ、このボールって」

アオキ「普通のモンスターボールをペンキで色変えしただけですね」

スタッフリーダー「………………」


ダークトリニティB「なんでお前Gボール持ってきちゃったんだよ……」ヒソヒソ

ダークトリニティC「だって折角のプレゼンなんだから実物必要かなと思って……」


スタッフリーダー「ところで……Gボールの名前の由来って?」

ダークトリニティA「はっ、そんなの答えて何の意味が」

ダークトリニティC「我らが偉大なゲーチス様の『G』だ! よく覚えておけこの愚物が!!」

ダークトリニティB「馬鹿っ、お前ペラペラ喋りやがってっ……!」

ダークトリニティC「ああっ!」


スタッフリーダー「…………ゲーチス君の案、不採用で」


ゲーチス「ホゲホゲホゲェェェェェェェ!?!?!?!」
 ▼ 8 欲の地縛霊◆lnEOBF5j7c 23/05/04 00:10:25 ID:Sc5IbBTo [2/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アオキ「……今、プロパティを色々確認していたんですが、Gボールの案は視聴者からのアイデアではなく、ゲーチスさんの自作自演っぽいですね」

スタッフリーダー「えぇ……」

アオキ「どうやらナンジャモさんにGボールを宣伝させて、その後、Gボールを法外な値段で売り捌く予定だったと思われます」

スタッフリーダー「ひどすぎる……」


フラダリ「やはり人間は生きるべきではないな……」

スタッフリーダー「フ、フラダリさん?」

フラダリ「次は私の選んできた案を聞いてほしい」

スタッフリーダー(……なんて真剣な目なんだ。これは真面目に聞かねば)



〜フラダリのターン〜

フラダリ「私の選んできた案はこれだ」

フラダリ「『最終兵器、試しに起動してみた』これはなかなか良い案じゃ────

スタッフリーダー「却下」

フラダリ「えっ」
 ▼ 9 欲の地縛霊◆lnEOBF5j7c 23/05/04 00:23:19 ID:Sc5IbBTo [3/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フラダリ「ど、どうしてだ。まだ詳細を説明してないぞ」

スタッフリーダー「兵器とか出てる時点でロクなもんじゃないでしょ……」

フラダリ「き、聞いてくれ。人間は本当に愚かなんだ。人は生きてるだけで、生まれただけで環境が壊れてしまう。そもそも生きることは苦しみだろう? だから私がその苦しみから解放してあげようと心に誓ったのだ! 記憶をなくした私ではあるがその使命だけはずっと心に残り続けている。ではその使命果たすためには、まず命を奪う最終兵器を起動することによって──」

アオキ「警察呼びましょうか」

スタッフリーダー「……お願いします」





〜ザオボーのターン〜

ザオボー「フラダリさんとゲーチスさんは一つ大きな失敗をしましたね」

スタッフリーダー「失敗……ですか」

ザオボー「それはナンジャモさんの良さを何も理解せず、アイデアだけをゴリ押ししようとした点です」

スタッフリーダー(そもそもあの2人の案は動画にできねぇけどな)
 ▼ 10 欲の地縛霊◆lnEOBF5j7c 23/05/04 00:38:48 ID:Sc5IbBTo [4/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
スタッフリーダー「では、あなたが思うナンジャモ様の良さとは?」

ザオボー「容姿でしょう」

スタッフリーダー「よ、容姿……」

ザオボー「これまでの動画も閲覧させていただきました。企画内容は平凡だし、編集技術も特段高いわけではないです。しかしナンジャモ氏がなぜここまで大バズりしたのか?」

スタッフリーダー(こいつさらっとメチャクチャ毒吐くな)

ザオボー「答えは単純。ただ見た目が良かったからです。強いて言うならハラバリーというポケモンの、のんびりとした感じも癒し動画として効果を発揮したのでしょうな」

スタッフリーダー「……なるほど、ではそれを踏まえてあなたは、どんなアイデアを採用されたので」

ザオボー「これは視聴者からも複数寄せられていた案なのですがね」

ザオボー「ナンジャモさん、脱いじゃえば良いんですヨォ」ニチャア

スタッフリーダー「ぬ、脱ぐ!?」
 ▼ 11 欲の地縛霊◆lnEOBF5j7c 23/05/04 02:31:05 ID:Sc5IbBTo [5/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ザオボー「そうですよ! ナンジャモさんのインナー姿を見たいという視聴者の数を数えたことがありますか!?」

スタッフリーダー「そ、そういう声があることは知っていますが」

ザオボー「普段はダボダボの服装をしているナンジャモさんだからこそ、彼女のインナー姿、セクシーな衣装、果ては水着姿を見たい視聴者も山ほどいるんです!」

ザオボー「プレミア的な価値がついているんですよ!ナンジャモさんの身体には!」

スタッフリーダー「そ、そういう言い方は良くないと思──」

ザオボー「言い方に気を遣っている場合じゃないでしょう。私が話しているのはただの事実に過ぎません!」

ザオボー「グラビア撮影の動画を撮りましょう!そして写真集を販売すれば大儲……あ、いや、大バズり間違いないですよ!!」


スタッフリーダー(……悔しいが言ってることは間違ってない……だが、ナンジャモ様本人の気持ちは……)


ナンジャモ「本当に……ボクが水着姿になれば、バズるんだよね?」

スタッフリーダー「……っっ! ナ、ナンジャモ様ッ!? いらしたのですかっ!?」

ザオボー「……フフ、私が呼んだのですよ」

アオキ「…………」
 ▼ 12 ジャンボ@はかいのいでんし 23/05/04 11:22:15 ID:cYacv1jM NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
良し
 ▼ 13 欲の地縛霊◆zBLfAqPIVA 23/05/04 23:38:20 ID:Sc5IbBTo [6/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そもそも……視聴者から集めたアイデアを実現する企画、というのはドンナモンジャTV運営側の苦肉の策であった。

視聴者から集めたアイデアなど、所詮は付け焼き刃に過ぎない。
ほとんどは誰でも思いつく平凡なモノばかりだ。

しかしドンナモンジャTVはそれに縋るしかない状況にあった。

改めて言おう。ナンジャモは超人気のトップインフルエンサーだ。
しかし、その人気を長い間保ち続けることは余りにも難しい。
1年も活動を続けられる配信者など、全体の数%にも満たないのだ。

徐々にではあるが、右肩下がりで落ち続ける再生回数。

登録者数も横ばいの状態が多くなってきた。

当然、そのことについて悩んでいたのはスタッフだけではない。
ナンジャモ自身もどうにかしなければいけないと考えていた。

スタッフリーダー(……確かにナンジャモ様はこれまで、服を脱ぐことを避けてきた。それは彼女の意向もあったからだ。しかし、今この苦しい状況を考えると……脱がざるを得ないのかもしれない)

ナンジャモ「ボク……撮るよ、写真集。……ちょっとくらいエッチな格好も……覚悟してる」


ザオボー「……」ニヤッ


ザオボーは知っていた。
ドンナモンジャTVが苦境に立たされていることを。

ザオボーはこれを大儲けするチャンスだと考えていた。
この機に乗じて、ナンジャモには過激なプロモーションに挑戦してもらう。
そうすることで、馬鹿な煩悩まみれの視聴者は金を落とすに違いない。

ザオボー(その金の一部は私の秘密口座に入れてもらうよう仕向ければ、私は大金持ちです……クククッ)
 ▼ 14 欲の地縛霊◆zBLfAqPIVA 23/05/04 23:45:58 ID:Sc5IbBTo [7/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アオキ「水着姿もある写真集ですか。現段階ではオススメできませんね」

ザオボー「あ?」

アオキ「あの……少しお時間いただいてもよろしいですか」

スタッフリーダー「あ、アオキさん?」

アオキ「僭越ながら、私はまだプレゼンをしておりませんので」

ザオボー(チッ……ほぼ私のアイデアで決まりかけてたってのに……)


アオキ「あの……この部屋にPCと繋げられる大きいモニターはありますか?」

スタッフリーダー「あ、それだったらここに」

アオキ「ありがとうございます。では……まず、こちらのスライドをご覧ください」




〜アオキのターン〜





 ▼ 15 ラルポニータ@ミックスオレ 23/05/04 23:54:32 ID:V5RYqwQA NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 16 ガイアス@ナミイルカのねんえき 23/05/05 23:20:53 ID:jKJYwNdg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 17 欲の地縛霊◆zBLfAqPIVA 23/05/06 23:46:25 ID:3KU2zrLE [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ナンジャモ「こ、これって」

スタッフリーダー「……!!」

スライドに表示されている文字を見て、その場にいた全員が驚いた。
直後、ザオボーが素っ頓狂な声を上げる。

ザオボー「……ド、ドンナモンジャTV・テーマ曲制作企画ゥ〜!?」

アオキ「はい。スライドに書いてある通り、ドンナモンジャTVのテーマ曲となる音楽を制作いたします」

ザオボー「は、は、わははっ。音楽なんて簡単に制作できるはずが──」

アオキ「そうですね。私もこのアイデアを見た時はそう思いました。大変に困難な企画だ。しかし、ドンナモンジャTVを長く続けるに当たって必要なモノだと私は思いました」
 ▼ 18 欲の地縛霊◆zBLfAqPIVA 23/05/06 23:52:11 ID:3KU2zrLE [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
スタッフリーダー「ぐ、具体的な案はあるのかい、アオキさんっ」

アオキ「実はこの3日間を使ってさるお方とアポを取らせていただきました。その人の名前はホミカさん。新進気鋭のロックシンガーです」

スタッフリーダー「ア、アオキさん……」

アオキ「ホミカさんを選んだ理由はいくつかあります。一つは予算的な問題。彼女はイッシュ地方で人気を博しているシンガーですが、飽くまでインディー寄りな存在。よって楽曲制作も比較的安価で済むということ」

スタッフリーダー「アオキさん……っ!」

アオキ「更にホミカさんの得意とするのはポップな印象が強めのロック調。勢いのあるナンジャモさんに更なる勢いのイメージをつけられると考えました」

スタッフリーダー「アオキさん〜〜〜っっ!!」
 ▼ 19 欲の地縛霊◆zBLfAqPIVA 23/05/07 00:02:39 ID:kIR6QtN6 [1/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アオキ「それと……ホミカさん本人も、ナンジャモさんを認識していることが功を奏しましたね。楽曲制作依頼に対して、好感を抱いてくれたようです」

スタッフリーダー「ナンジャモ様のテーマ曲か……なんだかワクワクしてきましたねっ」

ザオボー「……ちょ、ちょっと待ってくださいっ!」

アオキ「……」

ザオボー「音楽制作の企画……確かに悪いものではないでしょうなっ。ですがねっ、確実にバズるのは水着姿の写真集に違いないですよねっ!?」

アオキ「……それは、そうかもしれませんね」

ザオボー「う、うふふっ、そうでしょう!?そうでしょう!?」

アオキ「ですが、それは瞬間風速が高まるだけの企画。そうした性的なコンテンツへの切り替えは長続きしません」

ザオボー「……!?」

アオキ「確かにナンジャモさんの露出した姿というのは希少性が高く、それを求めるユーザーも必ずいることでしょう。しかし、性的コンテンツは飽くまで一部の男性に刺さるに過ぎません」

ザオボー「そ、それは」

アオキ「それに、最初から性的な路線をしていたのならまだしも。急なエロチックへの路線切り替えは、ナンジャモさんがこれまで築いてきたブランドをかなぐり捨てることになります」

スタッフリーダー「…………!」
 ▼ 20 欲の地縛霊◆zBLfAqPIVA 23/05/07 00:19:51 ID:kIR6QtN6 [2/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アオキ「先ほど、スタッフリーダーさんは言いました。『なんだかワクワクしてきましたね』と」

ザオボー「うぐっ……」

アオキ「私はそのワクワクが大切だと感じています。スタッフリーダーさんは、ナンジャモさんを昔から支えてきたファンの1人です。そのファンがワクワクする企画こそが、今、本当に求められているものではないのですか?」

ナンジャモ「……確かに、そうだよ! エロとかそういうのじゃない! 心からみんながワクワクする企画じゃないとっ、ドンナモンジャTVじゃないよねっ!」


アオキ「その瞬間だけ大きくバズりたいなら、水着の写真集一択でしょう。ですが、これまで築いてきたナンジャモさんのブランドを考慮するなら、テーマ曲制作企画を、私は推します」



アオキ「…………もう一つ付け加えるならば……。音楽の良いところは、どれだけ時間が経っても、多くの人の心に感動として刻まれることです。この企画が成功すれば、ドンナモンジャTVはより長く、誰かの心に残ることでしょう」

スタッフリーダー「……これは、決まったんじゃないですかね」

ナンジャモ「……だね」

ザオボー「…………」プルプルプルプル

ザオボー「こ、こ、ここ、こここここ」

アオキ「?」

ザオボー「こんな結果認められるかァ〜ーッ!!」
 ▼ 21 欲の地縛霊◆zBLfAqPIVA 23/05/07 00:34:22 ID:kIR6QtN6 [3/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ザオボー「ナンジャモォォ、脱げっ、脱げっ、脱げ〜っっ!!」

ナンジャモ「うわぁ」

ザオボー「私の企画が成功すればァ! 私はあいつらを見返すことが出来るんですゥ! ゆくゆくはトップになるはずだった私を、下っ端にまで降格させたエーテル財団の奴らにィィ〜!!」

ナンジャモ「ねぇ、何でこんな人を雇ったんだい……?」ヒソヒソ

スタッフリーダー「いや、血相変えてバイトに申し込んできたから、なんか可哀想になってつい……」

ザオボー「ぴょっ、ぴょっ、ぴょえええおおおぎゃああああぱぱぱぱぁ! そうだっ、スリーパーの催眠術で洗脳してやればいいんですよ! ナンジャモが今すぐ脱ぎ────」

フラダリ「ザオボー、これ以上騒ぐな(突然の腹パン)」ドスッ

ザオボー「うっ(気絶)」


スタッフリーダー「フラダリさん……!」

フラダリ「ドンナモンジャTVの一同よ、迷惑をかけたな。私は今日で辞表を出して去ることにするよ。このザオボーと一緒にな」

ナンジャモ「……(このカエンジシみたいな人、誰なんだろう)」

スタッフリーダー「フラダリさん……(頼むから早く去ってくれ)」

フラダリ「名残惜しいと思う部分もあるが……人生とは一期一会だ。それじゃあな」


ダークトリニティA「……ゲーチス様、我々もこれに乗じて去りましょう」

ゲーチス「ゲチゲチゲチ……ホンギャア」

ダークトリニティC「金儲けの手段など幾らでもありますからね。警察が来る前に消えないと」シュババババッ

ダークトリニティB「やれやれ、誰のせいだと思ってんだか……」
 ▼ 22 欲の地縛霊◆zBLfAqPIVA 23/05/07 00:45:04 ID:kIR6QtN6 [4/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そして後日。

ホミカによって、ドンナモンジャTVのテーマ曲が制作される。その制作光景とともに、曲は無事リリースされた。
結果は……大成功!
ナンジャモが歌うMVは3000万再生を超え、チャンネル登録者数も伸び上がり。

ちなみにこの間、アオキはサビ残で働かされたという。

最後、派遣の契約期間が終わり、アオキは「もう動画制作はこりごりですよ」とボヤきながら、夜のハッコウシティへと消えていった。




そして、これは余談なのだが……。

『Fの世界滅亡計画チャンネル』という投稿者が最近、頭角を表しているという。
カエンジシのコスプレをした男が、世界がどれだけ愚かなのか、どのように世界を滅ぼすかを語る動画なのだが、これが意外にも若者を中心にバズっているというのだ。

世の中、何がバズるのかよく分からないものだ。
 ▼ 23 欲の地縛霊◆zBLfAqPIVA 23/05/07 00:54:28 ID:kIR6QtN6 [5/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
更に余談ではあるが、
Gボールという名の、変な緑の髪型のおじさんが描かれたボールがイッシュ地方を中心に販売され、なぜか人気になっているらしい。

そんなものが流行して本当に大丈夫なのかこの世界……。


まぁ結局、何がバズるかなんて一生、誰にも分からないのだ。

でも、バズるために大切なのは……まずとにかく行動をすること。


そして……物事の本質、応援してくれる人の気持ち、演者のやりたいこと──それらを、見失わないことなのだと思う。
 ▼ 24 欲の地縛霊◆zBLfAqPIVA 23/05/07 00:59:55 ID:kIR6QtN6 [6/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ザオボー「う、うぅ。気絶したと思ったら、いつの間にかアローラ地方で倒れていたとは……一体私に何があったんだ」

ザオボー「はぁ……仕事もないし、エーテル財団に頭を下げにいくか……」


ザオボー「あ、あのぅ。ルザミーネ様はいらっしゃいますかぁ……?」


ルザミーネ「あっ、ザオボー! あなた良いところにいたわね!」

ザオボー「えっ?」

ルザミーネ「私最近ね、動画投稿を始めたのよ。でもなかなか伸びなくて……それで良い企画を思いついたの!」

ザオボー「い、良い企画ですか?」

ルザミーネ「ええ! 『ウルトラホールの中に飛びこんで探検してみた!』って内容なんだけどね。エーテル財団の誰もウルトラホールの中についてきてくれないのよ!」

ザオボー「……な、何だか嫌な予感が」

ルザミーネ「あなた今からウツロイドの巣になってると思われるウルトラホールにとびこんでくれないかしら! 嫌とは言わせないわよ!!!!」

ザオボー「ひ、ひぇぇぇ〜!!」





ザオボー「もう動画制作はこりごりですぅ〜!!」

〜完〜
 ▼ 25 S2WhxexUeM 23/05/07 01:06:07 ID:.5W.7jtY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

自分よりギリギリの人がいたとは...
  ▲  |  全表示25   | <<    前    | 次  |  履歴   |   スレを履歴ページに追加  | 個人設定 |  ▲      
                  スレ一覧                  
荒らしや削除されたレスには反応しないでください。
書込エラーが毎回起きる方はこちらからID発行申請をお願いします。(リンク先は初回訪問云々ありますがこの部分は無視して下さい)

. 書き込み前に、利用規約を確認して下さい。
レス番のリンクをクリックで返信が出来ます。
その他にも色々な機能があるので詳しくは、掲示板の機能を確認して下さい。
荒らしや煽りはスルーして下さい。荒らしに反応している人も荒らし同様対処します。




面白いスレはネタ投稿お願いします!
(消えた画像の復旧依頼は、問い合わせフォームからお願いします。)
スレ名とURLをコピー(クリックした時点でコピーされます。)
新着レス▼