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SS

【SS】 サトシ(セレナのパンツ見たいな……) シトロン「……はい?」

 ▼ 1 甲州街道◆IVIG1YNTZ6 23/07/14 23:33:39 ID:dfvcKZz2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

 サトシ 「ぁ……、オレいま声に出てた?」

 シトロン 「僕の聞き間違いであることを願いましたが……出てましたよ。一応、理由を聞かせて貰えますか?」

 サトシ 「理由……か」

 シトロン 「はい。まぁ僕も思春期の男子なので、気持ちは分かりますよ。セレナは美人ですし、下心が芽生えても おかしくは ありません」

 サトシ 「……洗濯ってさ、いつもセレナとユリーカが やってくれるじゃん?」

 シトロン 「洗濯? そうですね。僕は料理、サトシはテーブル準備や薪集め――と、自然と野宿の時の役割分担が出来ていますね」

 サトシ 「それで……先週の話になるけど、洗濯物を干した後、セレナがパフォーマンスの練習してるとき、雨が降ってきたじゃん」

 シトロン 「あぁ、はい。あれは突然のゲリラ豪雨でしたね」

 サトシ 「オレ、急いで洗濯物をテントに入れて……、すぐ取り込んだから、そこまで濡れてなかったんだよ。だから、みんなの服とか畳んでたんだけど……」

 シトロン 「ほぉ」

 サトシ 「セレナのパンツをさ、畳もうとして、ちょっと手を止めちゃったんだよ。あぁ、女子のパンツって、こんな形なんだーって。案外小さいんだなーって」

 シトロン 「それ一歩間違えれば変質者ですからね」

 サトシ 「飾り気とか無い白いパンツで、けっこう柔らかい生地だったな。トランクスとは大違いだった」

 シトロン 「なるほど。お洒落なセレナにしては平凡というか、年齢相応というか」
 ▼ 46 ハブネーク@ひでん:からスパイス 23/07/17 00:57:24 ID:j2YI7/hw NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カブの下りで大笑いした

支援
 ▼ 47 甲州街道◆Np5ysP3gOE 23/07/18 01:29:44 ID:OyiQvvrw [1/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告



     【 * 】



  サトシ (クッ……ここまで失敗続き! セレナのパンツを見るのが、こんなにも難しいなんて……!)

  シトロン (こうなれば、もう“自然な感じでー”とかは諦めて、人工的な作戦でいきましょう)

  サトシ (人工的な?)

  シトロン (早い話、僕の発明でセレナのパンツを見ようってことです)

  サトシ (えぇ……)

  シトロン (例えば……、相手の衣服を透視して見えるメガネなんてどうでしょう?)

  サトシ (爆発が怖いから装着系は勘弁してくれ)

  シトロン (では、ボタンよりも小さい超小型高画質ビデオカメラで、セレナの着替えをコッソリと――)

  サトシ (いや……違うんだよ)

  シトロン (違うって……。バレさえしなければ、サトシが最初に提示した条件:セレナを傷つけること無く、好感度を下げずにパンツを見る方法――を満たしていますよ?)

  サトシ (確かにそうなんだけど……、オレが重視するのは“恥じらい”なんだよ)

  シトロン (恥じらい……???)

  サトシ (不意にパンツを見られた恥ずかしさ……、その反応を見たいんだよ……!)

  シトロン (最初にも言った気がしますが、最悪な好奇心ですね)

  サトシ (うぅっ……、どうすればっ……!)



 セレナ 「2人ともー! ポフレとマカロンで休憩しよー!」

 ユリーカ 「早く こっち来なよー!」



  サトシ (おっ、セレナのマカロン! まぁ、とりあえず今は休憩しようぜ)

  シトロン (先に行ってて下さい。僕は発明家として、この難題を解決する方法を検討します!)


 ▼ 48 甲州街道◆Np5ysP3gOE 23/07/18 01:30:27 ID:OyiQvvrw [2/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告



 サトシ 「おぉ! 上手そう!」

 セレナ 「沢山作ったから、遠慮無く食べてね」

 ユリーカ 「お兄ちゃんは?」

 サトシ 「あー、なんか発明のアイデアを考えてるらしくて、もう少ししたら来ると思うよ」

 セレナ 「ふふっ。相変わらずね」

 ユリーカ 「どうせまた爆発するのに、懲りないね〜」



 サトシ 「よ〜し。みんな出てこい!」

 セレナ 「出ておいで。テールナー、ヤンチャム、ニンフィア」

 ユリーカ 「デデンネとプニちゃんも、セレナのポフレだよー」

 ピカオンルチャヒノコウガテールチャムフィアンネ 「「「 わーい 」」」

 Mr.puni 「余は日光浴で足りる」
 ▼ 49 甲州街道◆Np5ysP3gOE 23/07/18 01:31:38 ID:OyiQvvrw [3/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

 サトシ 「んん〜! やっぱセレナのマカロンは最高だぜ!」

 セレナ 「ふふっ。良かった」

 ユリーカ 「サトシぃ、セレナのお婿さんになれば、毎日セレナの料理を食べれるんだよ〜?」

 セレナ 「ちょっとユリーカっ! ///」



  サトシ (……ん? あれは)



     ミルフィ (……!)シーッ!



  サトシ (木の陰にミルフィの姿が。でも何故か“シー!”のポーズ。喋るなと?)



    ミルフィ (………)コソコソ



  サトシ (忍び足で近づいてくる。ははーん、後ろからコッソリ現れて、セレナとユリーカを驚かす気だな?)



   ミルフィ (………)コソコソ



 セレナ 「もぉユリーカ! そういうことサトシの前では……!」

 ユリーカ 「えへへっ、でもでも〜」



  サトシ (セレナとユリーカは、ミルフィに背を向けている。もう3メートルくらいまで近づいてるけど、2人は話に夢中で気付いてない。きっと驚くぞ〜)


  ― 微風ヒュウゥゥゥ……


  サトシ (んっ……痛っ。目にゴミが……) ゴシゴシ

 ▼ 50 甲州街道◆Np5ysP3gOE 23/07/18 01:32:57 ID:OyiQvvrw [4/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


 ミルフィ 「……久しぶりセレナぁ!」 ガシッ………スカートメクリ!

 セレナ 「ぇ……きゃああぁぁぁ!?」 フワリ


 サトシ 「えっ?」 ゴシゴシ


 セレナ 「ちょっとミルフィ!?」 バサッ!

 ミルフィ 「隙だらけよ〜。ちゃんとスカートは守らないと☆」

 ユリーカ 「お兄ちゃん居なくて良かった……」


 サトシ 「えっ……えっ!?」


 ミルフィ 「ふふーん。サトシぃ、見た見た? セレナのパンツ?」

 セレナ 「っ……///」

 ユリーカ 「見られちゃったよね〜。あんなに思いっきり捲られちゃったもんね〜」


  サトシ (なんだってー!? 目にゴミが入って見れなかったんだけどー!?)





 セレナ 「っ〜〜〜///」 ダッ!





 サトシ 「ぁっ……」

 ミルフィ 「あら、逃げちゃった」

 ▼ 51 甲州街道◆Np5ysP3gOE 23/07/18 01:33:35 ID:OyiQvvrw [5/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

 ユリーカ 「サトシ、見た見た?」

 ミルフィ 「感謝しなさいよ〜。で、感想は?」

 サトシ 「……目にゴミが入って、目を擦ってた」

 ミルフィ 「え? ってことは」

 サトシ 「見てない……」

 ミルフィ 「あらら残念」

 ユリーカ 「なんだ詰まんなーい。サトシ、見たかったでしょ?」 ニヤニヤ

 サトシ 「見たかった……」

 ユリーカ 「えっ?」

 ミルフィ 「……ふーん」


 サトシ 「あっ……いや違くて! オレ、セレナを連れ戻してくる!」 ダッ



 ピカチュウ 「ぴかぴ!」

 ユリーカ 「待ってピカチュウ」

 ピカチュウ 「ぴか?」

 ミルフィ 「2人にさせてあげなさいよ。ね?」



     【 * 】



 ▼ 52 甲州街道◆Np5ysP3gOE 23/07/18 01:39:04 ID:OyiQvvrw [6/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告



     【 * 】



  サトシ (クッ……! 目にゴミが入らなければ、セレナのパンツを見れてたのか……!)


  サトシ (ミルフィに不意打ちでスカート捲られるって――、シチュエーションとしては最高じゃんかよ。オレにとっては不可抗力だし、セレナの恥ずかしさも一際デカいだろうし……)


  サトシ (けど……)


  サトシ (それは果たして、許されることなのか……?)


  サトシ (無言で森の中に逃げ込むほど、セレナは恥ずかしい思いをした……。実際は見てないけど)


  サトシ (少なからず、セレナがショックを受けたのは事実……)


  サトシ (もしかしてオレの好奇心は、セレナを傷つけちまうんじゃ……)





  セレナ 「きゃぁぁぁぁぁ!!!」





 サトシ 「セレナっ!?」


 ▼ 53 甲州街道◆Np5ysP3gOE 23/07/18 01:39:37 ID:OyiQvvrw [7/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


  サトシ (セレナの悲鳴が聞こえた方に、オレは走る)



  サトシ (森を抜けて、少し開けた空間に出た。切り立った崖が そびえ立っている、窪地のような空間)



  サトシ (そこには、パラセクトが1匹と、そびえ立つ崖に背を向け追い込まれたセレナの姿が)





 サトシ 「マズいっ……!」 ダッ!





  サトシ (あのパラセクト、攻撃態勢だ)


  サトシ (きっとセレナ、走っているうちに、知らずにパラセクトの縄張りに入ってしまったのだろう)


  サトシ (テールナーたちは広場に残っているから、ポケモンの助けを借りることは出来ない。それはオレも同じことだけど)


  サトシ (でも、こんな状況になってしまった原因は、オレが“セレナのパンツを見たい”なんて思ったからであって)


  サトシ (なら、オレがセレナを守らなきゃいけない。セレナを怪我させる訳にはいかない……!)


 ▼ 54 甲州街道◆Np5ysP3gOE 23/07/18 01:40:37 ID:OyiQvvrw [8/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


 サトシ 「危ないセレナっ!」 バッ!


 セレナ 「えっ……サトシ!?」



  サトシ (オレがセレナの前に立ちはだかって、ガードした瞬間――)



 パラセクト 「パラサコォォォォォ!」 ブワッ!



  サトシ (オレの体に、パラセクトの“しびれごな”が降りかかった)



 サトシ 「ぁぐっ……」 ビリビリ

 セレナ 「サトシっ!? うそっ……大丈夫!?」



 パラセクト 「フンッ!」 スタスタ



  サトシ (パラセクトは、攻撃して満足したのか、縄張り外に追い出せたからなのか、森の方へ去って行った)

  サトシ (とりあえず一安心だけど……、“しびれごな”、思った以上に強力だった……)

 ▼ 55 甲州街道◆Np5ysP3gOE 23/07/18 01:41:29 ID:OyiQvvrw [9/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告



 セレナ 「ごめっ……ごめんなさいサトシっ……グスッ、私のせいで……」

 サトシ 「へへっ……だいじょ、ぶ、だぜ、セレナ……」

 セレナ 「うそよっ! サトシ、すっごく辛そうだもん……!」

 サトシ 「しびれ、には……、なれてる、つもり、なんだけど、な……」

 セレナ 「電撃と痺れ粉じゃ全然違うよ……」

 サトシ 「とに、かく……、セレナ、無事で、良かったぜ……」

 セレナ 「グスッ、もぉ……無茶しすぎっ……、サトシっ……」



  サトシ (強力な痺れ粉だったようで……、オレは仰向けに倒れたまま動けない。ビリビリと鈍い痛みが体を突き抜けて動けない)



 サトシ 「セレナっ、広場に、戻って、シトロンたち、呼んできて……」

 セレナ 「こんな所にサトシを置いていくなんて出来ないっ!」

 サトシ 「けどっ……」

 セレナ 「他のポケモンが襲ってくるかもしれないし、崖の上から何か落ちてきたら……あっ!」

 サトシ 「どう、した……?」

 セレナ 「崖の途中に生えてる木……、あれ、クラボの実よね!?」



  サトシ (セレナが指さす、崖の中腹を見ると――、確かにそこには、クラボの木があった。高さは ざっと……15メートルってところか)

 ▼ 56 甲州街道◆Np5ysP3gOE 23/07/18 01:42:50 ID:OyiQvvrw [10/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

 セレナ 「私、採ってくるね!」

 サトシ 「なっ……だめだ。あぶない、だろっ……!」

 セレナ 「大丈夫。さっきも言ったでしょ。私、こう見えて体力と運動神経ある方なんだから!」



  サトシ (そう言うとセレナは、慎重に崖を登り始めた)

  サトシ (危ないのに、落ちたら怪我しちまうのに、オレなんかのために……)





 サトシ 「ぁ……」





  サトシ (仰向けのオレ。崖を登るセレナ。地形の影響か、吹き抜ける風)


  サトシ (もう少しセレナが崖を登れば、スカートの中が見えそうだ)


  サトシ (当のセレナは、スカートをガードする素振りは一切なく、パンツが見えてしまうこと お構いなしに、少しずつ、崖を登っていく)





 サトシ 「……ダメだよな」 フッ





  サトシ (目を瞑った)


  サトシ (オレのために、身形を気にせず必死になってくれているセレナのことを、不純な目で見ることなんて出来ない)


  サトシ (セレナの恥ずかしがる姿を見たいだなんて……、オレ、どうかしてたよな……)



  サトシ (自分の今日の行いを恥じていると――、痺れのせいか、だんだんと意識が、遠のいて行った――)



     ◆


 ▼ 57 ウソハチ@じめじめこやし 23/07/18 08:09:27 ID:ISk6FD.Y NGネーム登録 NGID登録 報告
不得不支援
 ▼ 58 ヨーギラス@ポテトサラダ 23/07/18 20:11:54 ID:C0/EU93g NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ・・・
 ▼ 59 甲州街道◆Np5ysP3gOE 23/07/19 22:31:20 ID:QYCcafKk [1/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告



     ◆



  「トシ……! サトシっ!」



 サトシ 「んっ……」

 セレナ 「良かった……。下りてきたら意識無くて……心配したんだから」

 サトシ 「ぁっ……ごめん……」

 セレナ 「はい、口あけて」


  サトシ (セレナの細くて綺麗な指が、オレの口に、クラボの実を押し込む)


 セレナ 「ゆっくり噛んでね」


  サトシ (横たわるオレを、セレナは優しい眼差しで見つめながら、言った)


 セレナ 「サトシ……、ありがとね」

 サトシ 「モグモグ……んっ?」

 セレナ 「“しびれごな”から私を守ってくれて……、本当にありがとう」

 サトシ 「……ゴクン。いや、そんなの、当然のことで」

 セレナ 「サトシ、なんの躊躇いも無く、私のこと守ってくれて……。すっごく格好良かったよ?」 ニコッ

 サトシ 「……へへっ。そうか?」

 セレナ 「サトシって、ポケモンのことになると いつも無茶するでしょ。私にも、同じなんだなーって」

 サトシ 「えっ?」

 セレナ 「私もピカチュウたちみたいに、サトシにとって、大事な存在なんだなーって。私の勝手な想像だけど、そう考えたら、なんだか嬉しくて」

 サトシ 「ん〜、セレナとポケモンを同じ扱いってのは失礼かもしれないけど……、大事な……うん、そうかもな」

 セレナ 「ふふっ。光栄だなっ」
 ▼ 60 甲州街道◆Np5ysP3gOE 23/07/19 22:31:42 ID:QYCcafKk [2/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


 サトシ 「……お、動ける!」 スクッ


 セレナ 「ホント!? 良かった」

 サトシ 「ごめんな、心配かけちまって。それに、ありがとう。あんな危ないところのクラボ、採ってきてくれて」

 セレナ 「当然よ。私にとっても……、サトシは、大事な存在、だから……///」

 サトシ 「サンキュー。嬉しいよ、セレナにそう言って貰えて」


 セレナ 「……ねぇ、サトシ」


 サトシ 「どうした?」

 セレナ 「そのっ……、ちょっと、聞きたいって言うか、確認なんだけど……」

 サトシ 「うん?」

 セレナ 「やっぱりそのっ……、見た?」

 サトシ 「えっ? なにを?」

 セレナ 「だから……ほら、さっき、ミルフィの悪戯で、私の……す、スカートの、なかっ……///」

 サトシ 「ぁ……」
 ▼ 61 甲州街道◆Np5ysP3gOE 23/07/19 22:32:12 ID:QYCcafKk [3/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

 セレナ 「ぁぅぅ……。やっぱり、見られちゃった……?」

 サトシ 「いやいや! 実は見てないんだ」

 セレナ 「サトシ……、嘘は嫌。見たなら見たって言って貰った方が、まだ気が楽だから……」

 サトシ 「ホントに見てないんだ。実はオレあのとき、目にゴミが入って、目を擦ってて……」

 セレナ 「……本当に?」

 サトシ 「本当だよ」

 セレナ 「私に恥ずかしい思いさせないように、嘘ついてない?」

 サトシ 「ついてない!」

 セレナ 「ホントにホント……?」

 サトシ 「ホントだって! 見れなくて悔しかったんだから!」

 セレナ 「え……」

 サトシ 「あ……」



 セレナ 「………」



 サトシ 「違う違う違う! うそ! 冗談! 間違えた! 今のは忘れてくれ!」


 ▼ 62 甲州街道◆Np5ysP3gOE 23/07/19 22:32:55 ID:QYCcafKk [4/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

 セレナ 「……見たかったの?」

 サトシ 「いや……」

 セレナ 「サトシ。怒らないから、本当のこと、言って欲しいな……」



 サトシ 「……はぁ。旅の仲間に隠しごとは、良くないよな」



 セレナ 「じゃあ……」

 サトシ 「見たかった」

 セレナ 「っ……///」

 サトシ 「正直に言うと、先週のアレ、洗濯物の一件があってからさ。セレナのパンツ、見たいなって、ずっと」

 セレナ 「ぁっ、あのときから……?」

 サトシ 「実際に穿いてる姿を見たいなーって。あと、見られたらどんな反応するのかなーって」

 セレナ 「ぁぅぅ……///」

 サトシ 「ごっ、ごめん! 変なこと……オレ最低だよな。セレナは大切な仲間なのに」

 セレナ 「ううん! サトシも……そのっ、男の子だし……?」

 サトシ 「でも今は違う!」

 セレナ 「えっ?」

 サトシ 「ミルフィにスカート捲られて、すっごい恥ずかしそうなセレナを見て、あぁ、オレの願望は、セレナを傷つけちまうんだって。そんなこと考えちゃダメだなって、思ったんだ」

 セレナ 「そんな……」

 サトシ 「それに! セレナはオレのために、危ない思いしてクラボを採ってきてくれたんだ。そんなセレナに……、セレナのパンツを見たいとか、本当にオレ、どうかしてた! 本当に、ごめんっ!」

 セレナ 「サトシ……」

 サトシ 「今はもうセレナのパンツ見たいとか、全然思ってない!」
 ▼ 63 甲州街道◆Np5ysP3gOE 23/07/19 22:33:35 ID:QYCcafKk [5/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

  サトシ (オレはセレナに頭を下げた。自分が どれだけ最低な感情を持っていたのか……大切な旅仲間に対して。自分でも嫌になる)



 セレナ 「サトシ……、私そんなっ、気にしてないから。……顔、上げて」



  サトシ (許してくれるのか? それとも、形だけ許すつもりなのか)

  サトシ (セレナ、自分さえ我慢すれば良いとか思ってないよな? 今後の旅がギクシャクしないように、オレへの軽蔑をグッと抑え込んでるんじゃ……?)



 セレナ 「……ね。顔、上げて」

 サトシ 「セレナ、本当にごめ……んんん!?」



  サトシ (顔を上げると、そこには――)



 セレナ 「さっ、サトシにならっ、私、見られても……大丈夫、だから ///」 カァァ



  サトシ (セレナが自ら、スカートを捲り上げていた)



 ▼ 64 サクラビス@オッカのみ 23/07/19 22:34:03 ID:GtxQ5fqE [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
更新スピード早っ!
 ▼ 65 甲州街道◆Np5ysP3gOE 23/07/19 22:55:24 ID:QYCcafKk [6/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告



 セレナ 「っ……///」 ドキドキ



 サトシ 「なっ……! なにやってんだよセレナっ……! 早く戻せって!」 ドキドキ



  サトシ (そうは言ったものの……、オレの目は、セレナに釘付けだ)

  サトシ (オレが目を反らすなり、後ろを向くなりすれば、すぐに解決することなのに)

  サトシ (オレの体は、まるで金縛りに遭ったかのように硬直し、セレナから視線を外すことさえ出来ない)



 セレナ 「っ〜〜〜///」



  サトシ (ピンクのスカートが捲られ、色白のセレナの太ももの上、彼女の大切な所を守るモノは――)



 サトシ 「青……///」


 セレナ 「ぁぅぅ……///」



  サトシ (セレナのパンツは、青色だった)

  サトシ (洗濯物の件で見たパンツは普通の白だったから、ちょっと意外というか、想定外というか)

  サトシ (生地は青だけど、うっすら水色のドット模様が入っていて、白いリボンのアクセントがあって、なんだかセレナ、大人っぽい……)


 ▼ 66 甲州街道◆Np5ysP3gOE 23/07/19 22:55:50 ID:QYCcafKk [7/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告



 セレナ 「……はいっ、もう おしまいっ!」 バッ!


 サトシ 「ぁ……」





 セレナ 「………」 ドキドキ



 サトシ 「………」 ドキドキ





 ▼ 67 甲州街道◆Np5ysP3gOE 23/07/19 22:56:42 ID:QYCcafKk [8/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


 セレナ 「……んっ、ふふっ。やっぱりちょっと、恥ずかしい……ね ///」


 サトシ 「セレナ、どうして……」

 セレナ 「サトシのお願いなら、私っ、喜んで……///」

 サトシ 「けどっ」

 セレナ 「それに……」

 サトシ 「?」

 セレナ 「このまえ見られちゃったの、白い普通のパンツ、地味だし、子供っぽくて、逆に恥ずかしくて……///」

 サトシ 「え……、いや、だからって」

 セレナ 「あはは……私、おかしいよね。見せるものじゃないのに、一昨日の街で、買っちゃったんだ。新しい下着」

 サトシ 「お、おう……」 ドキドキ

 セレナ 「それがまさか、こんな形で、サトシに見せることになるなんてね……///」

 サトシ 「そっ、そこまでしてくれなくても……」

 セレナ 「これでもまだ子供っぽいけど、“青”って、なんだかサトシの象徴みたいで」

 サトシ 「ぁ……」

 セレナ 「サトシの服の色……、それに、サトシから貰ったリボンも、綺麗な青……」

 サトシ 「セレナ……」

 セレナ 「わっ……私も どうかしてるよね! サトシのこと考えたら、青い下着を買っちゃってて。見て欲しいけど、そんなこと恥ずかしくて言えなくて……///」

 サトシ 「………」

 セレナ 「だからね、サトシが私のパンツ見たいって聞いて……、恥ずかしいけどっ、今しか無いって。それで……///」


 サトシ 「そのっ……なんだ。ありがとう、セレナ」


 セレナ 「っ……///」

 サトシ 「まさかオレのために、その、青いパンツ、わざわざ買って、穿いて、見せてくれて……、なんて言うか、見たオレの方も恥ずかしくなっちまったけど、嬉しかったぜ」

 セレナ 「ぅん……。なら、良かった……、かも……///」
 ▼ 68 甲州街道◆Np5ysP3gOE 23/07/19 22:57:58 ID:QYCcafKk [9/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

  サトシ (セレナは顔を真っ赤にして、俯いたままモジモジしている)

  サトシ (よほど恥ずかしかったんだろうな。自分からパンツ見せてくれるなんて)

  サトシ (それに……、オレに見せるために、わざわざ……)





 セレナ 「………」





  サトシ (無言の間が流れる)





  サトシ (気まずい。なにか言わないと)

  サトシ (でも、オレだって恥ずかしい)

  サトシ (セレナのパンツを見る――、恥ずかしがるセレナを見るって願望は叶った訳だけど、その後のことは、何も考えてなかった。こんなにも気まずくなるなんて……)

  サトシ (なにか言わないと。褒めてあげないと。セレナは勇気を出してくれたんだ。オレのために……!)





 サトシ 「に、似合ってた……」


 セレナ 「ぇっ?」 ドキッ



 サトシ 「ちょっと大人っぽくて……、普段のセレナとは、けっこう印象が違って……、そのっ、オレ、ぁの……、みっ、見惚れてた」

 セレナ 「ぁぁぁ……///」

 サトシ 「なんだろう……。こんな気持ち、初めてで……。なんて言えば良いか……」

 セレナ 「さっ、サトシっ……、それって、それって――」


 ▼ 69 甲州街道◆Np5ysP3gOE 23/07/19 22:59:04 ID:QYCcafKk [10/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告



 ピカチュウ 「ぴかぴ!」


 ユリーカ 「あ! サトシとセレナ居たよー!」

 ミルフィ 「はぁっ、はぁっ……もぉ! やっと見つけた!」





 セレナ 「っ!?」 ビクッ

 サトシ 「あっ……ピカチュウ! ユリーカ、ミルフィ!」



 ミルフィ 「……あら? お邪魔だったかしら?」

 セレナ 「ななななに言ってるのよ!」


 ユリーカ 「もぉ〜。2人とも全然帰ってこないから心配したんだよ!」

 サトシ 「ごめんなユリーカ。色々あってさ」

 ミルフィ 「ふーん。色々、ねぇ?」

 ユリーカ 「どんなどんな!?」
 
 セレナ 「ちょっと2人とも……」

 サトシ 「オレがパラセクトの“しびれごな”吸っちまってさ。セレナが看病してくれたんだ」

 ピカチュウ 「ぴかぁ!?」

 ユリーカ 「えっ……サトシ大丈夫なの?」

 サトシ 「あぁ。この通りピンピンしてるぜ!」


 ミルフィ 「……ま、ちょっとは進展あったって解釈で良いのかしら?」

 セレナ 「かっ、関係ないでしょミルフィには!」

 ミルフィ 「ふふっ。後で たーっぷり聞かせて貰うわね♪」

 セレナ 「もぉ……///」
 ▼ 70 甲州街道◆Np5ysP3gOE 23/07/19 22:59:46 ID:QYCcafKk [11/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

 ユリーカ 「早く戻ろ! テールナーたち待ってるよ!」

 サトシ 「そうだな!」

 ユリーカ 「じゃあピカチュウ、競争だよ!」

 ピカチュウ 「ぴっか!」

 セレナ 「あっ……そんなに走ると転んじゃうわよ!」



  サトシ (案外、時間が経ってたみたいだ。ピカチュウたちに心配かけちまったし、戻ったら みんなに謝らないとな)

  サトシ (それにミルフィ……、わざわざ探しに来てくれるなんて。セレナのスカートを捲ったのはアレだけど、案外良いとこあるんだな)



 セレナ 「……ねぇ、サトシ」 ヒソヒソ

 サトシ 「どうした?」 ヒソヒソ

 セレナ 「見たかったら……、また見せてあげるね ///」 ヒソヒソ

 サトシ 「なっ!?」 ドキッ

 セレナ 「……ふふっ。 ほら待ってユリーカ!」 タタッ!



  サトシ (オレの耳元で そっと囁くと、セレナはユリーカを追いかけて行った)

  サトシ (さっきまで あんなに恥ずかしそうにしてたのに、なんで急に、こんな積極的に……?)


 ▼ 71 甲州街道◆Np5ysP3gOE 23/07/19 23:00:26 ID:QYCcafKk [12/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告



 セレナ 「ごめんねユリーカ〜。心配かけちゃったね〜」

 ユリーカ 「ううん。2人とも無事で良かったー」

 セレナ 「戻ったらテールナーたちのブラッシング、一緒にやろうね」 フワリ



 サトシ 「あっ……///」 ドキッ



  サトシ (楽しそうにユリーカと話すセレナ――、油断したのか、風でスカートが捲れる)

  サトシ (青いパンツ……、スカートはピンクだから目立つな……) ドキドキ

  サトシ (ガードが固いセレナが、こんな簡単に風でパンツを見せるなんて……)

  サトシ (油断……いや、もしかしたら、もうオレに対して、ガードを固くしないという意思表示なのかもしれない――)



 サトシ 「……って、それは都合良すぎるか」


 ▼ 72 甲州街道◆Np5ysP3gOE 23/07/19 23:03:02 ID:QYCcafKk [13/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


 ミルフィ 「ふふーん。しっかり見てるじゃないサトシ。セレナのパンチラ」

 サトシ 「おぶっ!? みっ、ミルフィ!?」


 ミルフィ 「ねぇっ、私のパンツも見たい?」

 サトシ 「はぁ!? ななっなに言ってんだよ!?」

 ミルフィ 「あははっ! 冗談よ。なーに本気にしてんのよエッチ〜」

 サトシ 「あのなぁ……」

 ミルフィ 「……ふふっ。ま、セレナを大切にしてあげなさいねっ!」










  サトシ (今回オレは、セレナとの触れあいと、ミルフィとの遣り取りで――)



  サトシ (嫌というほど、自分の“青さ”を痛感したのであった)





     ――― 完 ―――


 ▼ 73 甲州街道◆Np5ysP3gOE 23/07/19 23:04:00 ID:QYCcafKk [14/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告





   【 オマケ 】





 シトロン 「サトシ! どこ行ってたんですか。心配しましたよ」

 サトシ 「ごめんごめん」


 シトロン 「それで、発明の件なんですが、サトシの提示する条件を満たし、かつ僕の――」

 サトシ 「あー、シトロン。その話、もう大丈夫なんだ」

 シトロン 「えっ!?」

 サトシ 「セレナのパンツを見たいなんて、オレが間違ってた。悪かったな、こんなことに付き合わせちまって」

 シトロン 「しっ、しかし!」



   セレナ 「サトシー! ちょっと手伝ってー!」

   ユリーカ 「みんなに モモンのみ 配るのー!」



 サトシ 「おー! いま行くー! 悪ぃシトロン。手伝ってくるよ」 タタッ



 シトロン 「あっ……待って下さいサトシっ……」


 ▼ 74 ゼクロム@こううんのおこう 23/07/19 23:04:46 ID:aL6gR.0k [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ん?
 ▼ 75 甲州街道◆Np5ysP3gOE 23/07/19 23:05:14 ID:QYCcafKk [15/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告



 ミルフィ 「……ふーん。やっぱりサトシ、セレナのパンツ見たかったのね」



 シトロン 「えっ……ミルフィ!? いつの間に!?」

 ミルフィ 「良かったじゃない。願いが叶って」

 シトロン 「はい!? ってことはサトシ、セレナのパンツを!?」

 ミルフィ 「見てたわよ」

 シトロン 「っぐぅぅぅっ……」 プルプル


 ミルフィ 「まったくセレナも恥ずかしがり過ぎよね。パンツくらい良いじゃない。減るもんじゃないし」

 シトロン 「そっ、そうですか? ではミルフィ、僕にパンツを見せてくれたり」

 ミルフィ 「は? キモっ!」

 シトロン 「」

 ミルフィ 「言っとくけど、これはサトシだから許されるのよ。勘違いしないことね!」

 シトロン 「」

 ミルフィ 「……もしセレナのパンツを自分も見ようなんて考えてたら、サトシたちにチクるわよ。身のほど弁えなさい」 フンッ










 シトロン 「……こんなに“ブルー”な気分、久しぶりですね。あはははは……(泣)」





     ――― 終 ―――



 ▼ 76 メタング@まっさらプレート 23/07/19 23:09:34 ID:aL6gR.0k [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
おつ!
めちゃくちゃ良いSSだったわ!
 ▼ 77 ストライク@ピーピーグサ 23/07/19 23:10:41 ID:GtxQ5fqE [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
乙
そういえば昔セレナがバスでシトロンに痴漢されてるのをサトシと勘違いしてたss思い出した
 ▼ 78 甲州街道◆Np5ysP3gOE 23/07/19 23:19:25 ID:QYCcafKk [16/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告



XY時代は、こんなノリのSSで盛り上がってましたよね。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

このSSは、2023年夏のSS企画参加作品です。

【SS企画】2023年夏のSS企画『青』 本スレ【投稿期間7/14〜8/20】

https://pokemonbbs.com/post/read.cgi?no=1982840


 ▼ 79 バクオング@かがやくはなびら 23/07/19 23:32:34 ID:HeLggOaw NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
乙!
 ▼ 80 アイアント@クヌギダマのから 23/07/20 09:12:20 ID:J/XMMF4s NGネーム登録 NGID登録 報告
乙
やっぱり青要素はパンツだったかw
 ▼ 82 ジーランス@ガーディのけ 23/07/21 09:58:26 ID:gTmg.Epc NGネーム登録 NGID登録 報告
>>81
神
 ▼ 83 エンニュート@のろいのおふだ 23/07/21 12:20:31 ID:VoRIRJw. NGネーム登録 NGID登録 報告
ミルフィーのパンツは?
 ▼ 84 ラブトロス@あかパプリカスライス 23/08/10 17:52:45 ID:4ef.Lg/2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
otu
 ▼ 85 ラグラージ@きパプリカスライス 23/09/11 22:39:35 ID:UAPku5rA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>81
神現る
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