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SS

ロイ「ん? ここは……」タロ「あっ やっと目が覚めましたか!!」【SS】【アニメ】

 ▼ 1 マー◆wV8NDcT7w6 23/07/15 18:22:07 ID:ufWIS1O6 NGネーム登録 NGID登録 報告

ロイ「見て見てリコ!!さっきそこでゴルダックゲットしたんだ!!」

リコ「よかったじゃんロイ ホゲータもなんだか嬉しそう」

ホゲータ「ホゲホゲ〜」


S??「………いた…ヤツだ…!!」

Z??「フッ もう逃げ場はねぇ 我々は準備にとりかかるぞ」


ガラル地方に向かって空を渡るライジングボルテッカーズ 旅の途中で故障してしまった飛行船復旧のため、リコとロイはガラルとパルデアを繋ぐ大海原で余暇を満喫していた


フリード「おーいお前ら 飛行船治ったみたいだからすぐ戻ってきてくれー」

ロイ「えっ もう治っちゃったの!? もっと海で遊びたかったのにー!!」

リコ「仕方ないよロイ ほらニャオハも行くよ?」

ニャオハ「にゃお〜」テクテク


技術班のオリオやドットの迅速な復旧作業によって元に戻った飛行船はライジングボルテッカーズを乗せて再び空へと舞い上がった

しかしこの時のロイとリコは知る由もなかった 彼らを追う暗雲が既に飛行船を取り巻いているということに

 ▼ 5 リデプス@ライス 23/07/15 18:30:55 ID:jyWcwPeI NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
タロどこ…?
 ▼ 6 マー◆wV8NDcT7w6 23/07/15 18:35:43 ID:ZI6omYJ. [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告

ロイ「なっ…なんだ!?」

リコ「う…嘘…!!飛行船が…!!」

飛行船は大きな水しぶきをあげて海へと沈み込んだ

ロイ (うっ……息ッ……息がッ……!!)ブクブク

Z?? (ちっ……とんだ手間かけさせやがって…)ブクブク

S?? (暗くてよく見えねぇ…こうなったらあれを使うしかないな)ブクブク

男は捕獲キューブを溺れかけの人陰に向かって投げつけた

リコ (きゃっ……ロイ…!!)ブクブク

ロイ (ぐっ……!!リコ…リコーーーッ!!)ブクブク
 ▼ 7 マー◆wV8NDcT7w6 23/07/15 18:36:50 ID:ZI6omYJ. [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告

ロイ「はっ!!」

ロイ「はぁ……はぁ…はぁ……はぁ……」

ロイ「………ここ…は?」

??「あっ!!やっと目を覚ましましたか!!」ヒョコ

ロイ「うわっ!!」

ロイ (そうだ 確かあの時…リコの代わりに僕が捕獲キューブに捕まって…彼らは僕をどこかに連れ去った…そんでその後気絶して…)

ロイ「じゃあここは敵のアジト!?」ビクッ

??「いえ ここは学校ですよ」

ロイ「学校……?」

ロイ「てかさっきからいる君は何!?」

タロ「あっ…申し遅れました 私はタロといいます」

ロイ「……」

ロイ (なぜだろう…この人からは悪い雰囲気を感じない…)

ロイ「えと…僕はロイ よろしく」

ロイ「それでタロ…さん? ここが学校っていうのは本当?」

タロ「はい 少しついてきてください」

ロイ「?」

タロ「きっとびっくりしますよ」ニコッ

 ▼ 8 マー◆wV8NDcT7w6 23/07/15 19:19:16 ID:jpEwo16. [1/7] NGネーム登録 NGID登録 報告

ロイ「す…す…すげーーーーっ!!!」

ロイ「どうなってんだ!? 学校が海に囲まれてる!!」

タロ「ここはブルーベリー学園 世界で一番海に近いポケモンスクールです!!」

タロ「この学校では主に水タイプのポケモンのことや水中でのポケモンバトルについて学ぶことができるんですよ」

ロイ「なるほど…」

ロイ (すごい施設だ…でも尚更分からなくなってきた なんで僕はこんな所に連れてこられたんだ…?)

ロイ (それにこの学校ではやたらと男女がペアになって歩いている…僕の学校ではそんな光景ほとんど見たことないのに…)ジーッ

タロ「………」チラッ

 ▼ 10 マー◆wV8NDcT7w6 23/07/15 19:23:22 ID:jpEwo16. [3/7] NGネーム登録 NGID登録 報告


―校長室―

シアノ「それで…そろそろ報告してもらおうか 彼女を無事に連れてくることができたのかを」

スグリ「……っ!!」

ゼイユ「……申し訳ございませんシアノ校長!!」

ゼイユ「何かの手違いで本来連れてくるべきだった女を取り逃してしまいまして」

スグリ「…代わりに彼女の近くにいた男を連れてきてしまいました」

シアノ「……男だと?」ギロッ

ダンッ!!

スグリ「……!?」ビクッ

シアノ「言ったはずだ…ブルーベリー学園は海に囲まれた学園…」

シアノ「そして海は生命の源であるのだ」

シアノ「この学園では男女の交際は 絶 対 条 件 !!」

シアノ「それなのにタロときたら…」

シアノ「二年になっても彼女の一人もできやしない!! 我々が何度も交際を促しているというのに!!」バンッ

ゼイユ「……落ち着いてください」

スグリ「……」

スグリ (知らない人からしたら驚くだろうな…)

スグリ (あんな見た目しているタロの性別が…男であるということ そして…)

 ▼ 12 マー◆wV8NDcT7w6 23/07/15 19:26:52 ID:jpEwo16. [5/7] NGネーム登録 NGID登録 報告


タロ「そうだ!!せっかくだからロイもわたしたちの授業一緒に受けてみない?」

ロイ「えぇっ!? 僕入学もしてないのにそんなことしていいの!? 」

タロ「うん大丈夫だよ」

タロ「……こういうことよくあるし」ボソッ

ロイ「なんか言った?」

タロ「なんでもない!! じゃあ今から体育だからついてきて」



キーンコーンカーンコーン

ロイ (体育の服装は体操服じゃなくてスクール水着なんだ…ちゃんとレンタルできてよかった)

男子生徒A「誰だ?あの人」

男子生徒B「知らねー てか今日から水着で授業とかだるー」

ロイ (うわぁやっぱり僕変な目で見られてる にしてもみんな暑くてダルそうだなぁ…)

タロ「おまたせ ロイ!!」



上下にスクール水着を纏ったタロをロイはまじまじと見つめていた


タロ「ど…どうしたの?」

ロイ「えっ…いや よく似合ってるよタロ!!」

タロ「……!! へへっありがと」

男子生徒A「おい見ろよ タロの水着…」ボソボソ

男子生徒B「やっべー…」ボソボソ

ロイ (アイツら…もしかしてタロをいやらしい目で見てる…?)

ロイ「おいお前ら!!何ジロジロ見てんだよ」

男子生徒A「あ? お前まさかタロのあのこと知らないのか?」

ロイ「あのこと…?」

男子生徒B「知らねーなら教えてやるよ タロは実はな…」

 ▼ 13 マー◆wV8NDcT7w6 23/07/15 19:52:28 ID:jpEwo16. [6/7] NGネーム登録 NGID登録 報告

ピーーーーッ

体育教師「そこのお前ら何さっきから話してる? 早く集合しなさい!!」

男子生徒A「ちっ 良いとこなのによぉ」

ロイ「ねぇタロ アイツらさっき何を言おうとしてたの?」

タロ「えっ……えっと…なんだろう…?」




体育教師「えー今日からまた水中ポケモンバトルの授業だ 二人一組でペアを組んで別のペアと対戦する いいな?」

男子生徒A「なあ いいこと思いついたんだけど」ヒソヒソ

男子生徒B「え? なになに…」


ロイ「タロ!! 僕とペアになろうよ!!」

タロ「あっ……うん…!!」

男子生徒A「だったら対戦相手は俺たちだ」

男子生徒B「お互いまだ対戦相手見つかってなかっただろ?」

タロ「……っ!!」

ロイ「ああ 負けるもんか!!」ニッ

男子生徒A「おん さっさとバトルフィールドに行こうぜ?」ニヤッ


 ▼ 14 マー◆wV8NDcT7w6 23/07/15 19:54:39 ID:jpEwo16. [7/7] NGネーム登録 NGID登録 報告

ロイ「ここがバトルフィールド…」

タロ「水中ポケモンバトルはお互いのポケモンを水中にもぐらせて戦うの 勿論トレーナーも指示を出すために一緒に潜るよ」

ロイ「なるほどだから水着なのか よし出てこいゴルダック!!」ポンッ

ゴルダック「ゴルダッ!!」

タロ「お願い カムカメ!!」ポンッ

カムカメ「カメッ!!」

男子生徒A「ズタズタにしてやろうぜ キバニア!!」ポンッ

男子生徒B「お前もいけ!!ランターン!!」ポンッ

タロ「あっ…ロイ!! あと電気技で感電するのを防ぐためにこのゴム用品も身につけてね」

ロイ「感電!? 危なかったぁ 痺れるところだったよ…」

ロイ「よし いくよタロ!!」ザブンッ

タロ「うんっ…!!」ザブンッ

男子生徒A「じゃあ作戦通り頼むぜ?」ザブンッ

男子生徒B「りょーかい!!」ザブンッ
 ▼ 15 ンバル@ハムスライス 23/07/15 23:14:39 ID:/WtoElQI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 16 マー◆wV8NDcT7w6 23/07/16 18:07:33 ID:hzFM2gEI [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告

ロイ「先手必勝!!アクアジェット!!」

ゴルダック「ゴダッ!!」ギュンッ

男子生徒B「ランターン とっしんで向かい撃て!!」

男子生徒A「その隙に…カムカメに向かってどくどくのキバ!!」

キバニア「キバァッ!!」ガブッ

カムカメ「カムッ……!!」

タロ「ああっ…カムカメ!!」

ロイ「キバニアに向かってメガトンパンチ!!」

男子生徒B「させるかよ すてみタックル!!」

ランターン「ランっ!!」ズドーーンッ

ロイ「くっ……やるな!!」

タロ「カムカメ 大丈夫?」

カムカメ「カム……!!」

男子生徒A「今度もカムカメに向かってこおりのキバ!!」

キバニア「キバァッ!!」ガブッ

カムカメ「カメェッ……!!」

するどいキバが刺さり、カムカメの体温が急激に下がる
それは状態異常の合図だ

 ▼ 17 マー◆wV8NDcT7w6 23/07/16 18:09:12 ID:hzFM2gEI [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告

ロイ「クソっ…カムカメが氷状態に…!! ゴルダック ランターンに向かってメガトンパンチ!!」

男子生徒B「かわして でんじは だ!!」

ランターン「ラン!!」ビリビリッ

ロイ「ゴルダック!!」

男子生徒B「続けてあやしいひかり!!」

ランターン「ら〜ん」ピピピッ

ゴルダック「ゴダッ!?ゴダッ!?」ピヨピヨ

ロイ「ゴルダック!!ゴルダックしっかりしろ!!」

男子生徒A「そこのお前に教えてやるよ」

ロイ「えっ…」

男子生徒A「タロの正体ってやつをなぁ!! キバニア!!」

キバニア「キバァ!!」

キバニアは猛スピードで水中を泳いだ
カムカメへの攻撃と思われたそれはカムカメ…
の先のタロに向かっての突撃

タロ「……なっ…!!」

ロイ「タロ!!危ないっ!!」

男子生徒A「今だキバニア かみくだく!!」

キバニア「キッバァ!!」ガブッ

タロ「いやああああああっ!!!!」

キバニアはタロの纏うスクール水着を思い切り引きちぎった

 ▼ 18 マー◆wV8NDcT7w6 23/07/16 18:15:09 ID:hzFM2gEI [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告

ロイ「タ……タロ……!? お前……」

男子生徒B「おらよく見ろ!! ランターン スポットライト!!」

ランターン「ラーーンッ!!」ピカァッ


ランターンの光はまばゆく照らしだした
スクール水着の上下を引き裂かれたタロの体を
そして…性別の象徴を


ロイ「タ…タロが…男だったなんて…」

タロ「うっ………ううっ……」

男子生徒A「フフッ…ギャハハハハハッ!!どうだ?おかしいだろ!?」

男子生徒B「男のくせに女みたいな顔してさぁ!!女用の水着なんか着ちゃってよぉ!!ギャハハハハハッ!!」

タロ「………」

タロ (終わった…また…私は失望されるんだ…)

タロ (せっかく友達……できると思ったのに……)ポロッ


 ▼ 19 バゴ@セシナのみ 23/07/25 23:20:24 ID:4qCM3gMs NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 20 マー◆wV8NDcT7w6 23/08/21 22:44:25 ID:ZcjwpsBw [1/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
ロイ「……タロ」

男子生徒A「あ? おいおいお前何してんだ!?」

ロイはタロの足を持ち上げ、お姫様だっこのように抱え込んだ

タロ「……ロイ…?」

男子生徒B「おいおい話聞いてなかったのかよwwwコイツ男だぜ!? 男にお姫様だっこてwww なんかヤベー奴いんだけどwww」

ロイ「そんなの関係ない タロは僕の大切な友達だ」

タロ「………!!」


 ▼ 21 マー◆wV8NDcT7w6 23/08/21 22:44:51 ID:ZcjwpsBw [2/5] NGネーム登録 NGID登録 報告


―保健室―

ロイ「キバニアに噛まれた傷は痛くない?」

タロ「……うん…」

ロイ「急にあんなことするなんて酷いよな」

タロ「……うん…」

ロイ「どうしたのタロ?さっきからボーッとして」

タロ「ロイは…私が男だと分かって何も思わないの…?」

ロイ「…」

ロイ「正直最初はびっくりしたよ 女の子だと思ってたから」

ロイ「でもさ そういえばポケモンは性別によってほとんど見た目って変わんないなってふと思ったんだ」

ロイ「結局は見た目なんてどっちでもいい 本人がどうありたいか 僕はそれが1番大事だと思うんだ」

ロイ「タロはさ 自分はどうなりたいと思ってるの?」

タロ「私は…」

タロ「私は女として生きていきたい!! たとえ男として生まれたとしてもオシャレもしたいし恋も…結婚もしたい!!」

タロ「でも…学校はそれを許してくれない」

ロイ「え?」


 ▼ 22 マー◆wV8NDcT7w6 23/08/21 22:46:29 ID:ZcjwpsBw [3/5] NGネーム登録 NGID登録 報告



ゼイユ「それで…まだあの娘を追いますか?」

シアノ「当然だ 私は認めん…タロが女として生きることなど決して認めんぞ」

シアノ「海から授かった運命のありがたい命だ 運命のままに生きるのが当然の義務」

シアノ「タロは女と付き合う義務があるのだ!!」

スグリ (全く…どこまでも生徒思いの校長だ 学校の外部から女を連れてきてはタロの彼女にさせようとして……)

シアノ「今すぐあの女の回収に向かえ そして間違えて連れてきたという例の男を追い出しなさい」

ゼイユ「了解」

 ▼ 23 マー◆wV8NDcT7w6 23/08/21 22:50:20 ID:ZcjwpsBw [4/5] NGネーム登録 NGID登録 報告



ロイ「なんだって!!じゃあ昨日リコが誘拐されそうになったのって…」

タロ「うん…多分私のせい シアノ校長が私に痺れを切らしてやったことだと思う…」

ロイ「そんな…タロは女の子と付き合いたいなんて思ってないのに…」

タロ「私たちは小さい頃から寮生としてずっとこの学校に閉じ込められいたの…」

タロ「……どうしようロイ 私ずっとこのままなんて嫌だよ…」

ロイ「タロ……」

ロイ「よし決めた!!タロ!!僕と一緒にこの学校から抜け出そう!!」

タロ「えっ!?」

ロイ「自由になるんだよ!! 外に出ればオシャレも恋愛もたっくさんできる!!」

タロ「……!! でもどうしたら…ここは陸からかなり離れているからポケモンに泳いでもらって帰れる距離じゃないよ」

ロイ「だったら空からならどうだ?」

タロ「空?」

ロイ「よし充電完了!!もしもしフリード聞こえる!?」

 ▼ 24 マー◆wV8NDcT7w6 23/08/21 22:52:19 ID:ZcjwpsBw [5/5] NGネーム登録 NGID登録 報告

フリード「もしもしロイ!!無事か?無事なのか!?」

ロイ「ああ 無事だよ 」

フリード「それで今はどんな状況だ?」

ロイ「僕はどうやらブルーベリー学園って所に閉じ込められちゃったみたいなんだ」

フリード「ブルーベリー学園…海の上にできたと言われるあの学校か?」

ロイ「ああ そこに迎えにきてほしいんだ あっでもリコは絶対連れてきちゃダメだよ」

フリード「? ああ分かった 俺一人でそっちに向かう」

フリード「もう少しの辛抱だぞ!!」ピッ

フリード「ふぅ……さて行くとするか」

キャップ「ピッカァ!!」ビリビリッ

 ▼ 25 マー◆wV8NDcT7w6 23/08/27 19:41:18 ID:UPl6hp2o [1/18] NGネーム登録 NGID登録 報告

リコ「フリード さっきの電話もしかしてロイから?」

フリード「あ…ああ 場所が分かったから今から迎えに行ってくる」

リコ「じゃあ私も行く!!私のせいでロイは…」

フリード「あのなぁ お前はなぜだか知らないけど誘拐されそうになってたんだ 今は大人しくしておけ」

リコ「そんなぁ…」

フリード「俺が頼りないか? 大丈夫だ 必ずロイを連れ戻してきてみせる!!」

フリード「行くぞキャップ!!リザードン!!」ポンッ

リザードン「グオオオオーーッ!!」バサッ



―ホテル内―

リコ「ロイとフリード…大丈夫かな?」

オリオ「アイツらならケロッと帰ってくるさ 私が見守っててあげるからさっさと寝な? 昨日一睡もしてないんだろ?」

リコ「うん……ありがとう」

ピーンポーン

オリオ「ん? この時間はモリーか… はーい今開けまー………えっ!?」

ゼイユ「少しお邪魔しますよ お姉さん」

オリオ「だ……誰っ!?」

リコ「あ……あなた達……まさか昨日の…!!」
 ▼ 26 マー◆wV8NDcT7w6 23/08/27 19:42:12 ID:UPl6hp2o [2/18] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
スグリ「やっぱり姉ちゃんの予想は当たりだな ライジングなんちゃらのメンバーが行き来しているところに彼女はいると」

ゼイユ「さあ今度こそ我々と来てもらおうか お前にはしてもらわなくてはいけないことがある」

オリオ「行かせるわけないでしょーが!!」ポンッ

トロッゴン「ゴオオッ!!」

オリオ (メタグロスは飛行船の修理中…今はこの子と戦うしかない…!!)

ゼイユ「全く…面倒だな」ポンッ

スターミー「へアッ!!」

オリオ「トロッゴン こうそくスピン!!」

ゼイユ「こちらもこうそくスピンだ!!」




リザードン「グオ…? グオ…?」キョロキョロ

フリード「おいおい 確かブルーベリー学園ってこの辺にあったよな?」

フリード「なのにどこにも姿が見えない……まさか…」

フリード「ブルーベリー学園が水中を移動しているのか!?」

 ▼ 27 マー◆wV8NDcT7w6 23/08/27 19:42:43 ID:UPl6hp2o [3/18] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告

ゼイユ「昨日の男といいお前もつくづくしぶとい女だな」

オリオ (くっ……なんて強さ 相性も悪いし勝てるビジョンが見えない…!!)

スグリ「姉ちゃん…来たよ」

ゼイユ「よし…今だスターミー サイコキネシス!!」

オリオ「くそっ…トロッゴン!! 」

トロッゴン「トロ?」

オリオ「あれサイコキネシスを食らってない?……ってうわあああっ!!」


オリオ達が戦闘を繰り広げるホテル内
そこに海水が猛烈な勢いで侵入した


リコ「こ……これはっ……!?」

 ▼ 28 マー◆wV8NDcT7w6 23/08/27 19:43:05 ID:UPl6hp2o [4/18] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告

スグリ「臨海のホテルなんかに居座るんじゃなかったなぁ 満潮とサイコキネシスを利用すれば海水を侵すことだってできるんだぜ?」

トロッゴン「トロッ……!!」ガクッ

オリオ「と……トロッゴン…!!」

ゼイユ「フンッどうやら戦いは終わりのようだな」

ゼイユ「さあ 我々と来てもらうぞ」

リコ「いやっ……やめっ……!!…んぐっ!?…っ……!!水が……!!!」ゴボゴボ

オリオ「リコ!!リコーーーーーッ!!」



 ▼ 29 マー◆wV8NDcT7w6 23/08/27 19:43:29 ID:UPl6hp2o [5/18] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告


タロ「ロイはさ…私に恋愛なんてできると思う…?」

ロイ「なんだよその質問 できるに決まってるさ!!」

ロイ「こんなに可愛いんだから!!」

ロイはタロの正面に立ち、歯を見せて笑った

タロ「かっ…かわっ…!?」ビクッ

タロ (ロイはなんでこんなに優しいんだろ…)

タロ (私のことも全部受け入れてくれて…お世辞かもしれないけど褒めてくれて…)

タロ (やだ 何考えてんだろわたし……//)カァー

 ▼ 30 マー◆wV8NDcT7w6 23/08/27 19:44:14 ID:UPl6hp2o [6/18] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告

「いやっ!!やめて!! 離してっ…!!」

ロイ、タロ「!?」

スグリ「まさか校長がホテルのすぐ近くまで学園を動かしてくれていたなんてね」

ゼイユ「手間が省けて助かった …失礼します」ガチャッ

シアノ「随分とかかったじゃないか ゼイユ スグリ…」

ゼイユ「申し訳ございません 少々邪魔が入りまして…」

リコ「は…離してください!! 私が何をしたって言うんですか!!」ジタバタ

ロイ (リコ!! アイツらに捕まったのか…!?)

タロ (あの子がロイの言ってた……)

シアノ「ではタロを呼んできなさい さっそくお見合いといきましょうか」

スグリ「はい…」ガチャッ

ロイ (ヤベっ…!!)

スグリ「ん?」

タロ「あっ……ああっ……」ビクビク

スグリ「なんだそっちから来てくれてたなんてなー さあ中に」

タロ「いやっ……やめっ……」

 ▼ 31 マー◆wV8NDcT7w6 23/08/27 19:44:46 ID:UPl6hp2o [7/18] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
リコ (あの子…すごい怯えてる……)

ロイ「うおおおおおおっ!!リコとタロを離せーーーーっ!!!」ガッ

リコ「ロイ!?」

スグリ「うおっ!? チッ…またお前か!!」

リコ「ロイ危ないっ!!」

スグリ「ぺリッパー ぼうふうで吹きとばしてやれぇ!!」ポンッ

ぺリッパー「ペリーーーッ!!」ヒュンヒュンヒュン

ロイ「うわああああああっ!!!」

スグリ「ちょっとは空気読んでもらわねぇとなぁ? お前の遊び相手は俺がつとめてやるよぉ!!」

ロイ (くっ……早くなんとかしなきゃ…!!)

 ▼ 32 マー◆wV8NDcT7w6 23/08/27 19:46:03 ID:UPl6hp2o [8/18] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告


シアノ「さあお二人さん 今から君たちは我々ブルーベリー学園が公認するカップルだ」

リコ「カ…カップル…!? ていうかこの子って女の子なんじゃ…!!」

ゼイユ「いやコイツ…タロはこう見えて男だ 何も問題はない」

リコ (問題はないって言ったってまだ出会って30秒くらいなんですけどーーー!?)

タロ「先生!!私…私はやっぱり女として生きたいです!!」

タロ「先生が私のことを思ってしてくれているのは分かっていますがはっきり言って余計なお世話です!!」

シアノ「余計な……お世話だと…?」ピクッ

タロ「……!!」ゾクッ

シアノ「誰がお前をずっと面倒見てやった!?」

シアノ「誰がお前のために学園をここまで動かした!?

シアノ「それを!!余計な!!お世話だと!?」

シアノ「もういい!! お前の意志など知ったことか!! ゼイユ!!」

ゼイユ「はい スターミーさいみんじゅつ」

スターミー「ヘア!!」グルグルグル

リコ「えっ……いきなり……な……」ウトウト

タロ「!? リコさん!?リコさん!!」


 ▼ 33 マー◆wV8NDcT7w6 23/08/27 19:46:31 ID:UPl6hp2o [9/18] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
リコ「………」ボーーッ

シアノ「さあ少女よ 己の性欲のままに動くのだ!!」

リコ「………はい」ボーーッ


バンッ!!


リコはタロを勢いよく押し倒し、彼の上にまたがった

タロ「リ……リコさん…!? これは一体…」

リコ「口を閉じて…大丈夫…優しくするから…」ボーッ

リコはゆっくりとタロに覆い被さるように顔を近づけた

 ▼ 34 マー◆wV8NDcT7w6 23/08/27 19:46:49 ID:UPl6hp2o [10/18] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告

ロイ「リコ!? タロ!! 二人とも何やって…ってうわああっ!!」

スグリ「余所見してんじゃねぇよ 俺を倒さない限りアイツらのとこには行けねぇぞ?」


タロ「やめっ……リコさん……んっ……」


「リザードン リコを抱えあげろ!!」


リザードン「グオオオオオッ!!!」ヒュンッ

リコ「なっ……!?」

フリード「ふぅ…リコ 無事か?」

リコ「フ…フリード!? そういえばさっき催眠術にかかって…」

フリード「みたいだな… さぁ後はロイを連れて帰らなきゃな」

ゼイユ「スターミー ハイドロポンプ!!」

スターミー「へアッ!!!」ズボボボボッ

リザードン「グオッ……!?」ヨロッ

ゼイユ「二度も逃がさねぇよ 海に向かってサイコキネシスだ!!」

スターミー「へアッ!!」キュイーーンッ

リコ「はっ……フリード!! リザードン!!逃げてー!!」

 ▼ 35 マー◆wV8NDcT7w6 23/08/27 19:47:20 ID:UPl6hp2o [11/18] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
フリード「ん!? ってうおおおっ……!?」

フリード「なんだコイツ!! 海水を自在に操ってるのか!?」

ゼイユ「そのままリザードンに向かって放てッ!!」

スターミー「へアーーーッ!!」ギュイーーーンッ

リザードン「グオオオオオオッ!!!」ズサーーッ

海水に飲み込まれたリザードンはリコとフリード、キャップを抱えて墜落した

地面に落とされた衝撃でフリード達は気絶した

ゼイユ「……終わったか」

スグリ「姉ちゃん こっちも始末したよ」

スグリの足元にはぐったりと倒れ込んだロイとホゲータがいた


シアノ「ふははははっ さあタロよ 残ったのはお前一人だ」

タロ「………っ!!」

 ▼ 36 マー◆wV8NDcT7w6 23/08/27 19:47:45 ID:UPl6hp2o [12/18] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
ゼイユ「もういい加減諦めたらどうだ?くだらない信念など捨てて我々の言うことを聞けばいい」

タロ「はぁ…はぁ……はぁ……」

タロ (ロイ……やっぱり私には……)

ゼイユ「さあ早く こっちに来い」

タロ (私には……無……)

ロイ「タ……ロ……」

タロ「……ロイ…!?」

ロイ「ごめ……ん……助け…て……あげられなくて…」

ロイ「でも……タロ…は…きっ…と……素敵な…お嫁さんに……なれ…る……あきらめ……ない……で……」

最後の力を振り絞り声を出したロイは再び倒れ込んだ

タロ (ロイ……私…バカだ……)

 ▼ 37 マー◆wV8NDcT7w6 23/08/27 19:48:06 ID:UPl6hp2o [13/18] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
タロ (不満ばっか言って…助けてもらってばかりで……すぐ諦めて……)グッ

ゼイユ (なんだコイツ……雰囲気が…)

タロ「今度は私が…私がロイを守る番だ!!そして…!!」

タロ「自分の夢も叶える!!自分の手で!!」

ゼイユ「は?」

スグリ「乗せられて勘違いしちゃってんの?物語のヒーローにでもなったつもりか?」

タロ「………ふふっ」

タロ「なってやろうじゃない…」

タロ「物語のヒーローに!!」

 ▼ 38 マー◆wV8NDcT7w6 23/08/27 19:48:27 ID:UPl6hp2o [14/18] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
タロはシビルドンを繰り出した

シビルドン「シビビッ!!」

タロ「シビルドン 全力!!出し尽くすよ!!」キランッ

突然シビルドンの体が光り始めた

ゼイユ「これはまさか…」

シビルドン「シビビビーーッ!!!」ビリビリビリッ

スグリ「テラスタル!?…タイプは電気か」

ゼイユ「何をバカなことを こんな海水で覆われた場所で電気技など使えばそこの気絶しているヤツらは確実に死んでしまうぞ」

タロ「……」
 ▼ 39 マー◆wV8NDcT7w6 23/08/27 19:48:47 ID:UPl6hp2o [15/18] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
タロ「そこのピカチュウ!! 聞こえてる?」

キャップ「ピ?」

タロ「……」コクンッ

キャップ「ピカッ!!」コクンッ

タロ「私は 仲間のためなら悪魔にだってなってみせる」

スグリ「お…おい姉ちゃん なんか俺嫌な予感が…」

ゼイユ「いや待て…ピカチュウのひらいしんを使うつもりだろうがそれでも無駄だ!!」

ゼイユ「お前の後ろにいるその男はピカチュウのひらいしんで守りきれない位置にいる!! お前は友達を見殺しにするのか!?」

タロ「そんなことしないよ……シビルドン!!」

シビルドン「シビビビビビーーーッ!!!!」バチバチバチバチィ

シビルドンはフルパワーで10万ボルトを放った
そのエネルギーはすぐさまに周りへと広がっていく

スグリ「う…撃ちやがった!!コイツ撃ちやがっ……ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ーーーーッ」ビリビリビリ

 ▼ 40 マー◆wV8NDcT7w6 23/08/27 19:49:05 ID:UPl6hp2o [16/18] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
稲妻が周囲を吹き飛ばす中、
タロはそっとロイの頭、手足を覆うように抱きついた
タロの手にはゴム手袋が ロイの体にはゴムの膜がつけられていた

タロ「見殺しになんてしない……あなただけは私が絶対守ってみせる……!!」ビリビリビリビリ

リザードン「!? グオオオオーッ!!」

意識を取り戻したリザードンはリコ、フリード、キャップを乗せ、ロイの元へ向かった

リザードンはフリード達を抱えた胸元にロイを無理やり入れ込んだ

タロ「……」

リザードン「グオオオ……」ジーッ

タロ「………そっか……」

 ▼ 41 マー◆wV8NDcT7w6 23/08/27 19:49:29 ID:UPl6hp2o [17/18] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告

タロ「…」

タロ「………」

タロ「…シビルドン リザードンに向かってエナジーボール」

シビルドン「シビビッ!!」ズバーーンッ

リザードン「グオッ!?」バサッ

リザードンはエナジーボールを避けるように上空へと羽ばたいた


 ▼ 42 マー◆wV8NDcT7w6 23/08/27 19:50:54 ID:UPl6hp2o [18/18] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告


高く打ち上がった波は地上のタロ達を襲った



タロ (ロイ…きっといつか…またどこかで会えるよね)

タロ (その時までに…あなたにとって理想のお嫁さんになってみせるから……)

タロ (……ありがとう……またね……!!)


彼女の気持ちを隠すかのように
大きな波がブルーベリー学園を覆う


水しぶきがかかろうと閉ざされなかった彼女の瞳から空飛ぶリザードンの影が遠のいてゆく



多くの学生と教員を乗せた巨大な学園はゆっくり、ゆっくりと海底へ沈んでいった




― E N D ―




 ▼ 43 ーダイル@レジェンドプレート 23/08/27 20:18:01 ID:c09kiAsE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
タロちゃん…何という自己犠牲の塊……敬礼!
 ▼ 44 ダイナキバ@ハンサムチケット 23/08/27 22:20:08 ID:phHsHIOY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ええのう
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