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「お前にディレクターは似合わない」
イルカの暗い眼差しに増田の体がピクッと震えた。
「イ、イルカァ」
だが、それ以上増田はなにも言えなかった。ダイパリメイクの期待をBDSPのクオリティが塞いでいた。
PVの下に2頭身のヒカリが入ってくる。
あの輝きが引き裂かれ、黒い絶望があらわになった。
増田の責任にする・・・それだけはしないでくれ、頼む!
増田の地位が一気に膝の下まで下ろされる。
増田は激しく抵抗した。イルカの顔に爪を立て、胸を叩いた。
だが、突然自分の体から力が抜けていくのを増田は感じた。
「出てってくれ、増田」
そう言うゲーフリの囁きが、増田の体から力を奪った。
株ポケに左遷され、引き裂かれるような痛みが増田の心を貫いていく。
増田は手の中で退職金を握りしめた。