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Nのプレミアムバトルパスを見てアデクの体がピクッと震えた。
「え、N君」
だが、それ以上アデクはなにも言えなかった。アデクの退路をハリボテの観客たちが塞いでいた。
ロビーの中にトレーナーが19人入ってくる。
10カウントが刻まれ、橙のレイドアイコンがあらわになった。
ワシをレイドする・・・それだけはしないでくれ、頼む!
アデクのHPが一気に黄色ゲージまで下ろされる。
アデクは激しく抵抗した。スマホを処理落ちさせたり、不当なエラーを出してトレーナーを追い出したりした。
だが、突然自分の体から力が抜けていくのをアデクは感じた。
「捕まってくれ、アデク」
そう言うNの囁きが、アデクの体から力を奪った。
CPがどんどん下げられ、金ズリの辛味と渋みがアデクの全身を貫いていく。
アデクは手の中で星の砂を握りしめた。