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最終決戦!サトシVSサカキ!

 ▼ 1 ナカヌチャン@プラスパワー 25/04/14 17:22:08 ID:LyU6YwAI [1/13] NGネーム登録 NGID登録 報告
「どっちに行こうか?」

二手に分かれた道を前にして、サトシがピカチュウに問いかけ木の枝を空に向けて放り投げたその時だった。

何処からか飛んできたヤミカラスがその枝を咥え飛び去ってしまったのだ。

「貴様……ッ!」

ピカチュウはラジカセを使ってタイプワイルドを流そうとしているサトシの顔面に張り手をして止め飛び去ったヤミカラスを追う為駆け出す。

そのヤミカラスの背には【R】という刻印が刻まれている事に2人は気付いていなかった。

そう、これはサトシとサカキの最終決戦の狼煙だった。
 ▼ 2 フリージオ@ネクロプラスソル 25/04/14 17:22:50 ID:km0ww3HY NGネーム登録 NGID登録 報告
ラジカセ草
支援
 ▼ 3 ズガドーン@ロトムのでんき 25/04/14 17:26:05 ID:mQxYMcIA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
スレタイで真面目かと思ったけどギャグっぽいなこれ
期待
 ▼ 4 ピクシー@ハムスライス 25/04/14 17:27:49 ID:LyU6YwAI [2/13] NGネーム登録 NGID登録 報告
駆け抜ける事数十分。野を超え谷を越え、変わりゆく景色に気を留められぬ程に駆け続けた2人はいつのまにか枯れ果てた大地へと辿り着いていた。

枝を咥えたヤミカラスが軽く羽ばたきながら降り立った。

ヤミカラスは息一つ乱していなかった。

「やっと諦めたか!枝を返してもらうぜ!」

サトシがヤミカラスへ歩み寄るとヤミカラスが口を開いた。
ヤミカラスの口から聞き覚えのある声が響く。

「フフフ……サトシよ。まだお前は気が付いていないのか?このサカキの術中に嵌っている事に!」

「何!?」

サトシが周囲をよく見渡すと、そこは枯れ果てた大地ではなく巨大なサカキの胸元だった。
 ▼ 5 アローララッタ@せいなるはい 25/04/14 17:32:03 ID:LyU6YwAI [3/13] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシは驚きを隠せなかった。

サカキの肌はカサカサに荒れていたのだ。

「サカキ貴様……!何故俺の旅の邪魔をするんだ!もう俺たちの出番は終わりだろう!」

サトシの問いを聞きサカキがゆっくりと頭を起こしサトシと目を合わせた。

サトシ達を誘い込むという役目を終えたヤミカラスは頭を起こしたサカキの鼻の穴に入っていった。

「貴様はこれで満足しているのか?」

「……!」
 ▼ 6 カプ・テテフ@ロトムじてんしゃ 25/04/14 17:36:33 ID:LyU6YwAI [4/13] NGネーム登録 NGID登録 報告
「俺の役目はもう終わった!俺の旅はこれからも続く、その終わりなんだ、俺はそれを受け入れた!」

「貴様の意見など聞いていないッ!!」

口答えをするサトシにサカキは目を剥き一喝した。

「お前が聞いてきたんじゃないか……」

「貴様が良くともこの私、いや、私達はこのような決着は望んでいない!」

「サカキ……」

悪の首領としてのプライドが決着のつかぬままの旅の終わりを拒んだ。

ピカチュウはそう理解してサトシに耳打ちした。

「なるほどね」
 ▼ 7 カミッチュ@いいつりざお 25/04/14 17:45:59 ID:LyU6YwAI [5/13] NGネーム登録 NGID登録 報告
「今度こそ、今度こそ悪の首領……ロケット団のサカキとして貴様を完膚なきまでに叩き潰してくれる!」

「いいぜサカキ!お前がそういうのなら完全に決着をつけようじゃないか!いくぜ、ピカチュウ!」

「ウッス!」

世界最強の称号を得て燃え尽きたかつての少年の目には炎が再び宿っていた。

サカキはその言葉を待っていたとばかりに口端を上げ、両の掌を己の胸元に立つサトシ達に向かい思い切り叩き合わせた。

周囲に凄まじい爆音が響き渡る。その辺にいたカベルネの鼓膜が破れ、ケニヤンは名前を間違えられ、アランはマノンにフラれた。

サカキは己の勝利を確信し邪悪な笑みを浮かべた。

 ▼ 8 ディンルー@ホイップポップ 25/04/14 17:49:38 ID:mMC6OcWo NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フラれてて草
 ▼ 9 タンドン@ベリーアメざいく 25/04/14 17:52:17 ID:LyU6YwAI [6/13] NGネーム登録 NGID登録 報告
「ぬぅ……っ!?」

サカキの顔が苦痛に歪んだ。

サトシ達は生きていた。咄嗟にサカキの掌を回避し、サカキの指にしがみついていたのだ。

「流石だな!サカキ!悪に相応しい不意打ちだったぜ!」

サトシはサカキを讃え、しがみついていた指から飛び離れた。

飛び離れる寸前、サトシはサカキの指のささくれを思い切り引き千切るのを忘れなかった。

サカキの指から血が吹き出し、サカキはあまりの激痛に顔を歪めた。
 ▼ 10 ドテッコツ@このはのおてがみ 25/04/14 17:53:21 ID:RIMMXJCQ NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
相手が悪人とは言え「貴様」呼ばわりするサトシ草
支援
 ▼ 11 モンジャラ@うつしかがみ 25/04/14 17:53:38 ID:Z8b6CFnM NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カベルネ可哀そうで草
 ▼ 12 ジュナイパー@ふるいポエム 25/04/14 17:56:41 ID:LyU6YwAI [7/13] NGネーム登録 NGID登録 報告
「ぬぅおおっ!」

サカキの胸元に飛び降りたサトシはサカキの乳首に生えたヒョロヒョロの毛を思い切り引き抜いた。

「はぁんっ!!」

サカキは悪の首領に相応しくない情けない声をあげてしまう。

その時だった。

サカキの体が光を放ち、どんどん小さくなっていった。

サトシ達は本当の地面に降り立った。

辺りを見渡すとそこはニビシティのジムスタジアムだった。
 ▼ 13 マルヤクデ@ピンクのバンダナ 25/04/14 18:03:09 ID:LyU6YwAI [8/13] NGネーム登録 NGID登録 報告
「サカキの乳首戦闘不能!サトシの乳首の勝ちッ!」

スタジアムに懐かしい声が響き渡る。

グライオンの声のジャッジだ。

               ダチ
スタジアムの客席にはかつての【戦友】が駆けつけていた。
サトシの最後の輝きを見届ける為に。

「やったねお姉ちゃん!サトシの乳首が勝ったよ!」

「サカキの乳首、あまりにも脆弱かも……」

ニビジム。サトシとサカキ、2人の最後の戦いの舞台にはあまりにも相応しい場所だった。
 ▼ 14 ヨノワール@うみなりのスズ 25/04/14 18:09:40 ID:LyU6YwAI [9/13] NGネーム登録 NGID登録 報告
「仕方ない、サトシよ!このサカキ、ポケモンバトルで勝負してやろう!お前何の躊躇いもなく人に向かって攻撃するからダメだわ」

サカキは黒いジャケットを羽織ると腰に付けたモンスターボールを外して構えた。

「望むところだぜ!」

「フフ……サトシ貴様……手持ちがピカチュウ1匹しかいないが、それでこのサカキに勝つつもりか?」

「あ、やっべ」

サカキはサトシが己の腰に目をやったその瞬間を見逃さなかった。

素早くモンスターボールを開き、ツノを高速回転させたサイドンをサトシに向かって突っ込ませた。

そのまま完全に油断したサトシの心臓を貫くかと思われた。
 ▼ 15 ニャオハ@アイテムコール 25/04/14 18:20:48 ID:LyU6YwAI [10/13] NGネーム登録 NGID登録 報告
「ぬるいな」

懐かしい友の声がした。

サトシが目を開けるとサイドンのつのドリルはすんでのところで抑えられていた。

サトシの前にかつての強敵でありライバル、シンジが立ち塞がり、人差し指と中指でサイドンの高速回転するツノを挟み込み受け止めていたのだ。

そのままシンジはサイドンの顔面に張り手をするとサイドンは地面を響かせながら倒れ伏した。

あまりの揺れにスタジアムが揺れた。その振動でマーマネは痩せ、カベルネは乳首が擦れてイってしまい股間をビショビショにし、それを見て勃起したコテツは逮捕された。

「シンジ……!」

「サトシ、俺のポケモンを貸してやる」

サトシに向き直ったシンジはかつてのライバルの手に己の半身であるドラピオンの入ったボールを握らせた。
 ▼ 16 サニーゴ@バーゲンチケット 25/04/14 18:25:22 ID:LyU6YwAI [11/13] NGネーム登録 NGID登録 報告
受け取ったサトシが目頭を熱くさせていると、もう一つボールが客席から飛んできた。

中にはダゲキが入っていた。

「サトシ!絶対勝てよ!」

ケニヤンだ。

「ケニヤン……!」

「へへ!やっと名前を間違えずに言えたな!」

「サトシ!ボクのジュカインも使ってください!」

クッソ可愛いショータがサトシに向かってジュカインの入ったボールを投げた。

「俺のポケモンもだ!」「私も!」「やっちまえ!」

次々にサトシに向かってボールがどんどん投げられていく。
 ▼ 17 トゲチック@ボロのつりざお 25/04/14 18:28:08 ID:LyU6YwAI [12/13] NGネーム登録 NGID登録 報告
客席にいるほぼ全員がポケモンを貸してくれた。

これまでの旅路は決して無駄ではなかったのだ。

サトシは笑みを浮かべるとボールのポケモンを全て解放した。

かつてのライバル達のポケモンがスタジアムに並び立つ。

「みんな!思いっきりぶちかませ!!」

サトシがサカキに向かって指差すと指示を受けたポケモン達がそれぞれの最大の技を解き放った。

サカキはちょっと待ってまだ何もしてないじゃんと言わんばかりの顔をしながら力の奔流に飲み込まれ、そのまま消えていった。
 ▼ 18 メガアブソル@かくとうジュエル 25/04/14 18:32:33 ID:LyU6YwAI [13/13] NGネーム登録 NGID登録 報告
塵一つ残らず消滅したサカキがいた場所に枝を咥えたヤミカラスが降り立ち、サトシに枝を渡した。

サトシは枝を握って振り向いた。

かつての戦友達が終止符を打ったサトシが今度こそ旅立てるように、見送れるように。

見守っていた。

「じゃあな!」

サトシはにこやかに笑みを浮かべて枝を放り投げた。

今度は間違えない。彼の本当の旅はまだまだ続くのだ。

〜完〜
 ▼ 19 ドヒドイデ@ヒマナッツのはっぱ 25/04/14 18:33:01 ID:sx9YPX4o NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシとサカキが直接戦ってて草
 ▼ 20 マユルド@けいけんポン 25/04/21 00:39:05 ID:aUBYDKFM NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
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