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【SS】ひろがる青い空・戦慄のダークエース ※クロスオーバー

 ▼ 1 ラフレシア@いいつりざお 25/05/22 22:13:25 ID:sLLcaU6Y [1/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
このSSはポケモンと「ひろがるスカイ!プリキュア」と「仮面ライダーギーツ」のクロスオーバー作品です
筆者はプリキュアシリーズ及び仮面ライダーシリーズに堪能ではありませんが、よろしくお願いします

【ひろがる青い空・戦慄のダークエース】

「よーし、今日はこの辺でキャンプにしよっか!」

ニット帽を被ったティーンエージャーの少女が森の中で明るく言った。
このパルデア地方では無名のトレーナーである彼女は、自由気ままにジムを巡りながら広大なパルデア地方【開かれた世界・オープンワールド】を旅している。

「あれ?どうしたのボンちゃん?」
「ニョロ〜!」

年齢が一桁の子供のころにお母さんから譲ってもらったパートナーのニョロボンのボンちゃんが、不安そうにあたりを見まわしながら声を上げる。
すると、がさがさと茂みから音がする――音の大きさからして、かなりサイズのあるポケモンだろう・・・と少女は判断した。

「エリアゼロに近付きすぎちゃったかな・・・?ガブリアスだったらどうしよう・・・ボンちゃん氷タイプの技使えないのに・・・手持ちにも・・・」

少女の持つスーパーボールにはボンちゃんのほか、地面タイプのダグトリオ、エスパータイプのキリンリキ。そしてまだ育てている途中のフェアリータイプ・テブリム。
エリアゼロ周辺に出没するガブリアスはかなりの強敵だ。少女のレベルでは到底太刀打ちできない。

――しかし、少女は相手がガブリアスであれば良かった、と後悔することになる。

「ニョロ〜!!ニョッ!!」

ファイティングポーズを取るボンちゃん。草むらを掻き分けて姿を現したのは。
白い骨のようなモノに覆われた怪物は・・・!

「ひっ・・・!あなた、誰なの・・・!?」

大雑把に人間の形を取ったソレは、少女の知らない存在だった。少女が慌ててポケモン図鑑を向けるが、無情にも「データなし」の表示が浮かび上がる。

「新種のポケモン・・・!?ボンちゃん!バブル光線!!」
「ニョロ〜!ニョニョニョ〜!」

少女の指示に従い、バブル光線を放つボンちゃんだが、無情にも怪物の腕の一振りで吹き飛ばされた。

「ニョボッ!?」
「ボンちゃんっ!!」

とてもじゃないが勝てる相手ではない、と少女がボンちゃんをボールに戻し、逃げようとするが、怪物は咆哮を上げると少女の背中に襲い掛かる。
 ▼ 2 カチコール@もくざい 25/05/22 22:15:09 ID:sLLcaU6Y [2/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「へえ。今更、誰がなんの目的だか知らないけどさ」

なんとも形容しがたい不思議な空間で「グニャグニャの」レンズのような膜越しに逃げ惑う少女を見つめるのは、まるでモデルかタレントのように整った容姿の青年。彼の名は浮世英寿という。

謎めいた、そして神々しさすら覚える雰囲気の彼はそっと手を伸ばす。

「俺の出番はまだあるのか。この世界を『新しく』する気なんてさらさらないが」

そこまで言いかけて、英寿は手を引っ込めて笑みを浮かべた。

「・・・いや、これは。そうか『今回は任せて』いいか?【ヒーロー】。見守るのも神らしいってもんだしな。それが吉と出るか凶と出るか・・・いや、答えはわかり切っているさ」
 ▼ 3 1 25/05/22 22:23:46 ID:sLLcaU6Y [3/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ボンちゃんと少女は驚きに満ちた表情で、骨の怪物が倒れるのを見つめていた。

「今のは、破壊光線?それともチャージビーム・・・なわけないよね。ボンちゃん!?大丈夫?ケガはない!?」
「ニョボン!」

無事を確かめ合う一人と一匹。改めて「助けてくれた」人物に頭を下げる。

「あの、ありがとうございました!」
「当然です!困っている人を助けるのが私の役目ですから!それが、ヒーローなんです!」
「か、かっこいい・・・」
「ニョロ〜!」

少女たちを救ったのは、雲一つない蒼天のような青の髪の美少女だった。

「それじゃあ、私はこれで失礼します!」
「あ、待って!あなたの名前を教えて!」

当然のように空を飛ぶヒーロー。少女が尋ねると、救いの主――ヒーローガールは輝くような笑みで答えた。

「ソラ・ハレワタールです!私は――」

ヒーローことソラが言い終える前に、遠くで爆発が起こる。

「あっちは、ハッコウシティの方角・・・?なんだろ・・・」
「いけないっ、他の町にも・・・!ごめんなさい、もう行かないと・・・!」
「あの、本当にありがとうございました!!ボンちゃんもお礼を言ってます!まだ、やらなきゃいけないことがあるんですよね?もう私たちは大丈夫ですから、行ってください!」
「ニョロニョ!ボンッ!」
「・・・はい!気を付けて帰ってくださいね!ボンちゃんも応援してます!」

あっという間に空の彼方へと消えてゆくソラ・ハレワタール。その勇猛な姿を少女は尊敬のまなざしで、ボンちゃんはこぶしを突き上げて見送った。
 ▼ 4 1 25/05/22 22:25:23 ID:sLLcaU6Y [4/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「うおっ!骨の化け物ちゃんかよ!?これがアローラで噂のウルトラビーストってやつか!?」
「ペパー、絶対違う」

大げさに驚く茶髪の青年と、物静かな雰囲気の少女がハッコウシティで怪物と対峙していた。

「も〜なんなん!?うちらキタカミの里から帰ってきたばっかなのに!うちのブイブイでも歯が立たないし・・・!」

メガネの大人しそうな少女・ボタン。傷ついたニンフィアが怪物を睨んでいるが、怪物の放ったアイアンヘッドでダウンしてしまった。

「俺のスコヴィランもブレイブバードっぽい技でやられちまうし・・・!けど、アオイが一緒だったからな!俺の親友で、チャンピオンランク!自慢のダチだ!」

青年ぺパーが無邪気な顔で言うと、静かな少女・アオイは帽子で目元を隠す。

「褒め過ぎ。ペパー、恥ずかしい」
「おいおい照れ屋ちゃんか?・・・って言ってる場合じゃないか!鋼タイプと飛行タイプなのは見破ったからな!いけっヨクバリス!!」

勢いよく飛び出すヨクバリスの顔面に、怪物の放った青い光の玉が炸裂した。

「マジか!?波動弾!?格闘タイプの技も!?アオイ、やばいぜっ!?」
「鋼に飛行、格闘・・・外見から明らかにエアームドやアーマーガアではない。なるほど」

アオイが無造作にボールを放り投げると、彼女の相棒にして伝説のポケモン「コライドン」が雄たけびを上げた。

「飛行技使ってくるのに、コライドン?アオイ、いいのか?」
「予想だけど他のタイプも使ってくる。それとアイアンヘッド、ブレイブバードに対して波動弾の威力が低い。物理攻撃が得意な敵と判断した。フェアリータイプはじゃれつくくらいしか、得意の『こうげき』を活かしつつコライドンにダメージを与えられる技がない」
「で、でもムーンフォースとか冷凍ビーム持ってたら・・・」

ペパーが不安そうに頭を抱えるが、アオイはいたって冷静だった。

「『とくこう』が低いのは読めた。ヨクバリスが倒れたのは『とくぼう』が低いからだ。そして、4倍弱点を曝け出せば、ある程度の知能がある敵ならば――」

怪物が口にピンク色のエネルギー弾を生成。ペパーの不安が的中してしまった。ムーンフォースが放たれようという、その瞬間。

「コライドン!私に応えて!テラスタル!!」

アオイのテラスタルオーブが瞬いた。真紅のオーラがコライドンを包み込み、テラスタル「炎タイプ」へと変化。
ムーンフォースがコライドンへと激突するも、まったく怯まずに「回転」を上げる。

「決めろ!!アクセルブレイク!!」

コライドンの必殺技が怪物の装甲を破壊し、ハッコウシティの海へと突き落とす。
水しぶきと共に沈んでいく謎の怪物。それに驚いたのか、コイキングが離れてゆく。

「・・・コライドンのスペックなら受けきれると確信していた。カキツバタのブリジュラスの攻撃すら受けきったんだ。あまり私の切り札を舐めてもらっては――」
「うおおおおおおお!!強すぎるぜ!ポケモンへの理解!そして連携する絆!俺はダチの凄さに改めて感動している!そんなアオイにはペパー特製サンドイッチをご馳走するぜ!」
「ペパー近い。離れて。海に落ちた怪物を回収する。オモダカさんにも連絡しないと」

無表情にペパーを押しのけるアオイだが。

「・・・その後でペパーのサンドイッチ食べたい」

頬は赤かった。
 ▼ 5 ミルホッグ@すごいカンポーやく 25/05/22 22:28:50 ID:zba.iZlc NGネーム登録 NGID登録 報告
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 ▼ 6 ◆zrIpjInZE6 25/05/22 23:40:00 ID:sLLcaU6Y [5/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「大丈夫ですか!?」

アオイがポケモンリーグに事態を説明していると、ヒーローガールのソラ・ハレワタールが空から現れた。

「あなたは?」
「私はソラ・ハレワタールです。この世界に現れた怪物『ジャマト』を追ってここまで来ました」
「ジャマト?新種のポケモン?聞いたことないね。ペパー、ボタン、知ってる?」

首を横に振るボタンと、既にサンドイッチを作り始めているペパー。

「実は、前にもこんな怪物『ジャマト』たちが襲ってきたことがあったんです」
「・・・詳しく聞かせてくれる?ソラ」

ソラは語った。ジャマトを使い、人とポケモンが共に手を取り合って暮らす世界を襲った黒幕の存在を。
異世界からこの世界へ。ソラと共に戦ってくれた頼もしい仲間たち――浮世英寿や、プリキュアと呼ばれるヒーローのことを。

「でも、今回のジャマトは違う気がするんです・・・。私が前に戦ったジャマトは、あくまで『存在するポケモン』さんをベースにしていました。たとえば、ドラゴンポケモンのカイリューさん、炎のポケモン・リザードンさん・・・そして草のポケモン・ジュカインさん」

ジュカインの名を口にする時、ソラの表情がふっと柔らかくなった。

「ジュカインが、あなたのパートナーなのね」
「はい!一緒にヒーローとして戦ってきた、大切な友達であり、パートナーなんです。ね、ジュカインさんっ!」

ソラがモンスターボールを投げると、ジュカインが現れてアオイのコライドンに並んだ。

「大切にされているのが一目でわかるよ、ソラ。それに不思議な匂いというか、感じる。飛行タイプのテラスタルみたいな。ジュカインといえばメガシンカだけど、そうじゃないみたいね」
「・・・飛行タイプ?ふふふ、そうかもしれません。ね、ジュカインさん」

ソラがジュカインの喉を撫でてやると「くるる」と気持ちよさそうに鳴いた。

「話を戻しますね。倒されたはずのジャマトたちが、なぜかパルデア地方を襲っています。エリアゼロの近くでも、ニョロボンを持ったお姉さんが襲われていて・・・私もましろさんとはぐれてしまって・・・」
「所感だけれど、ソラのジュカイン相当強いよね。私のマスカーニャと同じか、それ以上に見える。それなのに、そのましろって子とはぐれたのは、どうして?」
「・・・恐ろしく強い敵がジャマトを操っていました。その、信じてもらえるかわかりませんが、ものすごく大きな、黒いジャマトで・・・」

 ▼ 7 ◆zrIpjInZE6 25/05/22 23:41:01 ID:sLLcaU6Y [6/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>5
感謝ンネ

ソラは語る。

「なるほどな。黒いジャマト・・・そんなに強いのかよ?」

ペパーが身震いしながら尋ねると、ソラは頷いた。

「ましろさんもやられてしまって・・・不思議な姿のジャマトも一緒にいて・・・ピンクと白のひらひらした姿をしていました」
「コジョンドか、ラランテスか。どちらでもないんだろうけどさ。マスターボールならいけるか・・・?」
「おいおい、捕まえる気かよ・・・」
「それはクイーンジャマトだよ。強さはハッコウシティを襲ったポーンの比ではない。だから、ヒーローガールが苦戦するのも無理はない。もっとも、君とジュカインのタッグの相手は骨が折れるから退却させてもらったけれどね」
「「「!!」」」

突然の乱入者。ハッコウシティジムの屋上に腰掛ける男。白衣を身にまとい、デデンネのマスクを被っていた。
アオイが謎の男を睨みつける。

「あなたがソラの友達をさらったの?正直に言え。さもなくばそこのカイリューが神速を放つ」
「おっと、怖いねえチャンピオン。ヒーローガールもそんな顔をしちゃあだめだ。可愛い顔が台無しだよ」
「何者なの?言え」

アオイが凄むと、デデンネのマスクの男は立ち上がり、一礼してみせた。

「私はキョダイベン・デデンネ鼠冠。キョダイベンと呼んでもらおうか」
「鼠冠・・・?なんですか、それは!ましろさんをどこにやったのです!」


 ▼ 8 ◆zrIpjInZE6 25/05/22 23:41:26 ID:sLLcaU6Y [7/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
飛び上がってソラが変身した。キュアスカイとなったソラ。ジュカインと共に多くのピンチをひっくり返してきた姿だが、キョダイベンは笑って指を鳴らす。
空間が裂けて、姿を現すクイーンジャマトと、赤い目をしたデデンネ。

「ダブルバトルと洒落こもうじゃないか!ヒーローガール・ソラ・ハレワタール!チャンピオンランク・アオイ!言っておくがクイーンジャマトは強いぞ?デザイアグランプリでも何人もの変身者たちを葬ってきたし、デデンネもそうだ。そうだな、少なくとも・・・」

再び一礼するキョダイベン鼠冠。

「ポケモンリーグのトップチャンピオン・オモダカのキラフロルを一方的に嬲り!蹂躙できる!程度には強いのだ!!クイーンジャマト!!ソラにリーフブレード!デデンネは怒りの前歯でカイリューのマルチスケイルを削れ!」

それぞれの相手と組み合うソラとアオイのカイリュー。

「つ、強いです・・・!これがクイーンジャマト・・・!?」
「こっちも・・・!私のカイリューに当たり負けしない電気タイプなんて・・・!」
「言っておくが、私は次元を超えて世界を支配する選ばれし『悪』の一人。鼠冠の冠位を我らが主より授かっている。鼠冠のキョダイベンとは私のことだっ!!ハーッハッハッハ!!クイーンジャマト!手助け!デデンネは手助けを受けてからサンダーダイブ!」

クイーンジャマトから禍々しいエネルギーがデデンネに流れ込む。
そして流星のように電撃を纏い急降下するデデンネ。
辛うじてジュカインがキュアスカイを抱えて回避、避けるカイリュー。
あまりの破壊力にハッコウシティにクレーターが生まれた。

「ありがとうございますジュカインさん!凄いパワーのデデンネさんです・・・!」
「ありえない・・・!ただの『手助け』じゃない!」

アオイは青い顔でカイリューをボールにひっこめ、代わりにマスカーニャを繰り出した。

「それはそうだろう。偉大なるあのお方から頂いた最強のジャマトと、デデンネだ・・・!ぬくぬくと育ったパルデアのデデンネと同じにしてもらっては困るなあ」

そう言ってキョダイベンは何かをアオイに投げた。

「ッ・・・これは・・・黒いディスク?」
「それを使えば、ましろを捕えている牢獄にたどり着くだろうな。もっとも、私たちに勝つ自信があるのなら、だが。だがこうして戦って分かったよソラ・ハレワタール、アオイ。君たちでは私たちには勝てない。当然、私の背後にいるあのお方にもな」

クイーンジャマトを不気味な黒のボールに、デデンネをマスターボールに戻すキョダイベン。

「では諸君、かの地で会おうではないか。浮世英寿も干渉はできない。あのお方のエナジーは、異世界への干渉を防ぐのだからな。いよいよ、あのお方の悲願が達成されるのだ!ハーッハッハッハ!!」
「ま、待ちなさい!」

キョダイベンは黒い闇に包まれると、その姿を消したのだった――。
 ▼ 9 ウソハチ@でんせつのメモ? 25/05/23 00:32:32 ID:ttC.ITf. NGネーム登録 NGID登録 報告
ィ゙為のBBSで有名なガイ
24↓
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