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背後からNがアデクの肩を掴んだ。
「お前に2桁は似合わない」
Nの暗い眼差しにアデクの体がピクッと震えた。
「え、N君が相手…」
だがそれ以上はアデクは何も言えなかった。アデクのコライドンをNのパオジアンが怯ませていた。
絶望の中にNの黒バドレックスが入ってくる。
コライドンのテラスタルが引き裂かれ、急所の二文字があらわになった。
ワシの順位を落とす・・・それだけはしないでくれ、頼む!
アデクの順位が一気に4桁まで下ろされる。
アデクは激しく抵抗した。Nの顔に爪を立て、胸を叩いた。
だが、突然自分の体から力が抜けていくのをアデクは感じた。
「対戦ありがとう、アデク」
そう言うNの囁きが、アデクの体から力を奪った。
今までの努力が無駄となり、引き裂かれるような悔しさがアデクの自尊心を貫いていく。
アデクは手の中で賞金を握りしめた。