▼  |  全表示50   | << 前100 | 次  |  履歴   |   スレを履歴ページに追加  | 個人設定 |   ▼   
                  スレ一覧                  
SS

スイレン「”スイレン教”を作ってアローラを支配しちゃおうw」

 ▼ 1 ヒトカゲ@しんぴのしずく 25/07/05 19:29:24 ID:yjTYIA0Y NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
-睡蓮教総本部-

司祭A「それでは、これより「おひかりさま」からの啓示を賜る」

司祭B「皆のもの、頭を垂れて平伏するように」

信者たち「「「ははーーーっ!!!」」」

大きな目が描かれた垂れ幕から、奇妙な模様が描かれた布袋を被った人物が現れた。睡蓮教の教祖、”おひかりさま”である。
身に纏う大仰な服装とオーラからは、意外なほど背丈は小さい。まるで少女のようだ。

教祖は祭壇にある玉座に座ると、厳かに口を開いた。背後にあるスピーカーから、奇妙な合成音声が流れ始める。

おひかりさま「我は望む……アローラの滅亡を。我は望む……人類の滅亡を!」

信者たちの狂乱の歓声が空間を満たし、狂気の計画はついに幕を開けたのだった。
 ▼ 11 トロッゴン@ぎんのはっぱ 25/07/06 21:12:55 ID:oU8AvAII [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
道端にて

スイレン「はーいみなさーん見てくださーい」フリフリ

通行人「?」

スイレン「この聖杯(金魚鉢)に満たされた聖なる水(水道水)に浮かぶ世界樹の葉(拾った葉っぱ)で奇跡を起こしまーす!見てくださーい」

「なんだ?」「バカじゃねえの?」「アホらしいw」

通行人からバカにされるスイレンだったが、ここで二人の子供が彼女の元へ歩いていく。
レインコートを羽織って変装しているが、二人の正体はスイとホウである。

スイ「あの……」

スイレン「はい!」

スイ「わたしのいもうと……めがみえないんです」

ホウ「……」
 ▼ 12 シードラ@タイレーツのあせ 25/07/06 21:15:11 ID:oU8AvAII [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
スイレン「なんと!それはかわいそうですねー!」

スイ「奇跡をおこしてみ、ん?あ、違う……ええと、なおしてください!」

スイレン「はい!わかりましたー!じゃあ君ー、この聖杯を触ってみてくださーい」

ホウ「はい……」ピト

スイ「どう?」

暫くすると、ホウは振り向いてスイの目を見た。

ホウ「見える……!見えるよ!おねえちゃん!うっすらと、だけど……!」

スイ「ほんと!!?」

ホウ「わーいわーい!」

スイレン「はーいこれがこの聖杯の力でーす!私はスイレン教というものでーす!みなさんも奇跡を体験していきませんかー!」

「インチキやってんじゃねえぞ!」「ばーか!」「あんなバレバレの演技で騙されるかよ!」ワイワイ

スイレン「ひぅ……本当なんですー!信じてくださーい!」

スイレンは必死に聖杯の力を訴えるが、誰も相手にしない。経験不足に加え、あまりにも方法が稚拙すぎたのだ。
その日のスイレンの布教活動は大失敗に終わった。

……

お爺さん「……」

かに見えた。
 ▼ 13 フィオネ@アイスメモリ 25/07/07 23:42:41 ID:O5xoSnN. [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
_

スイレン「はあ……上手くいかなかった」トボトボ

お爺さん「そこのお嬢さん」

スイレン「?」クルッ

お爺さん「スイレン教……だったかな?私も、その聖杯の力を借りたいんだが」

スイレン「あ、あ、そうですか!!どうぞどうぞ!」サッ

お爺さん「……心臓の病で、私はもう長くないんだよ。だからこれで、治るといいんだが」

ニセモノの聖杯を触る老人を見上げ、スイレンは思わず罪悪感に苛まれた。

スイレン「あの……」

お爺さん「ん?」
 ▼ 14 カプ・レヒレ@かざんのシズメダマ 25/07/07 23:46:19 ID:O5xoSnN. [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
スイレン「疑わないんですか?」

口に出した後で、どうしてそんなことを言ってしまったのだろうとスイレンは後悔する。これでは、ウソだと白状しているようなものだ。

しかし老人は、笑って首を振った。それは諦観を重ねた人間にしか出せない、哀しい微笑みだった。

お爺さん「いいんだよ。何でも」

スイレン「……?」

お爺さん「もうこんな状態になるとな、それがウソに思えても、デタラメに見えても、縋れるものがあれば縋りたくなってしまうんだよ。惨めだろう……」

スイレン「い、いえ……。そんなことないです」

お爺さん「ああ、すまない。たしか奇跡料が必要だったね?」ガサゴソ

スイレン「ええっと、それは」

お爺さん「はい、一万円」サッ

スイレン「……ありがとうございます」ギュ

お爺さん「じゃあね」

スイレン「……あの!」

お爺さん「?」クルッ

スイレン「スイレン教は、ウソじゃないです!絶対に治ります!だから……」

スイレン「また、触りに来てください!」

お爺さん「あぁ」ニコリ

……
 ▼ 15 エーフィ@かたいいし 25/07/08 23:01:44 ID:RxIgMKfA NGネーム登録 NGID登録 報告
スイレン「♪」ルンルン

先ほどまでの落ち込んだ様子はどこへやら、スイレンはステップを踏みながら、とある小屋に向かった。

スイレン「ホウー!スイー!」ガチャ

ここはスイレンの家の近くにある、誰も住んでいない空き家。昔から秘密基地代わりにしたりと使っていたのだが、今やここはスイレン教の本部である。

ホウ「お姉ちゃんおかえり〜」

スイ「なんか元気だねーどうしたのー?」

スイレン「実はねー……ジャジャーン!」

スイレンはお札を取り出す。

ホウ「なにそれ!?」

スイレン「お金!」

スイ「どうしたのそれ!」

スイレン「すいれん教初のお布施だよー!いやあー様になってきたかなぁー?」ハハハ

ホウ&スイ「ほえぇ……」キラキラ
 ▼ 16 ラクライ@くろいたてがみ 25/07/08 23:50:17 ID:QEZc/yjM NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アニポケスイレンっぽさを出すために倒置使って欲しい
 ▼ 17 ナマケロ@ポケじゃらし 25/07/09 17:06:15 ID:rurUlbZ2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
どこかのVTuberみたいにスイレンの母教に負けるオチ
 ▼ 18 ヒスイバクフーン@ようせいジュエル 25/07/09 22:01:28 ID:3Ba2r0yA [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ホウ「ねえねえお姉ちゃん」

スイレン「ん?」

ホウ「それって、私たちがスイレン教ごっこを頑張ったから貰えたんだよね?」

スイレン「そうだよ?」

ホウとスイは、お互いに顔を見合わせてニコニコと嬉しそうにしている。
側から見れば、なんとも微笑ましい光景であったが、

スイレン(……ん?)

スイレンはある違和感を抱いていた。
別に妹たちの様子がおかしいというわけではないが、

ここが「分岐点」ではないか?

「人生の岐路」なのでは?

という感覚に襲われたのだ。

スイレン(お金もらったこと言ったの、間違いだったかも……どうしよう?)

どうする?
1:一万円の使い道を妹たちと相談する
2:一万円を強引に取り上げて募金などで使ってしまう

安価 >>19
 ▼ 19 ベラカス@ぎんのこな 25/07/09 22:03:26 ID:oXAQ.ghs NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
2
 ▼ 20 ラビフット@エネコのしっぽ 25/07/09 22:13:36 ID:3Ba2r0yA [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
【カルマ−1】

スイレン「ダメーーーーっ!!!」

ホウ&スイ「「わぁっ!?どしたのお姉ちゃん!?」」

スイレン「あ、えっと……ダメ!とにかく……一万円はお姉ちゃんが預かります!」

ホウ「ええーーー!」

スイ「私たちも頑張ったのにー!」

スイレン「今度お菓子買ってあげるから!スイレン教ごっこはおしまい!」

ホウ&スイ「……はーい……」

スイレン(ん?)

スイレンはその時気付いた。お金を見る妹たちの目……瞳孔の奥に、渦巻きのような模様が浮き出ていたことに。

スイレン(……なにあれ?)サッ

しかしスイレンが万札をポケットに突っ込んでしまうと、妹たちの瞳は何事もなかったかのように元の綺麗な青色へと戻っていった。

結果として、【妹たちはスイレン教から抜けた】。
 ▼ 21 ワンパチ@アイテムドロップ 25/07/09 22:25:08 ID:5K.oPYuY NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
どうせ完結させない
 ▼ 23 ビクティニ@キバゴのウロコ 25/07/10 22:14:00 ID:yQyQs5cA [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
-翌日 放課後-

スイレン「妹たちを説得できたはいいけど……また一人かぁ」スタスタ

スイレンは独り言を呟きつつ、ポケットから昨日の一万円を取り出して広げる。

スイレン「……何かに使ってしまわないと、この一万円」

とはいえ、嗜好品などに使ってしまうのは妹たちにも悪い。
ちょうどそのとき、悩むスイレンの視線の先に、ポケモンセンターが現れた。

スイレン「……」

-ポケモンセンター-

ジョーイさん「こんにちは!ポケモンの回復ですか?」

スイレン「あ、いや……」チラ

スイレンはカウンターに置いてある募金箱に目を向ける。

ジョーイさん「まあ、募金ですか?若いのにお偉い」

スイレン「まあ……はい」スッ

しかし万札を入れようとしたとき、ジョーイさんの目が変わる。

ジョーイさん「!……あなた、そのお金どうしたの?」
 ▼ 24 ハスボー@すごいキズぐすり 25/07/10 22:34:53 ID:yQyQs5cA [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
スイレン「えっ」

まさか宗教活動でもらったものだとは言えず、口籠るスイレン。そんな彼女の態度に、ジョーイはさらに疑念を深める。

ジョーイ「子供が万札を募金箱に入れようとするなんて、おかしいわ!ちょっとあなた、話を聞かせて――」

スイレン「っ!!ごめんなさーいっ!!!」ダッ

息を切らしながらスイレンはポケモンセンターから飛び出す。そして、

スイレン「どうしよう……」

途方に暮れた。

スイレン「もうその辺に捨てちゃおうかな?」トボトボ

行く当てもなく彷徨うスイレン。
そんなとき、彼女の耳に、男たちが揉めている声が聞こえてくる。

スカル団員「おい!裏切り者!バトルで負けたからには分かってんだろうな!?」

ガラの悪い男「……好きにしろよ」

スイレン「……」チラ
 ▼ 25 ポットデス@ピーピーグサ 25/07/10 22:39:31 ID:Iu8crdks NGネーム登録 NGID登録 報告
一万円あげるからスク水ローションマットプレイしたい
 ▼ 26 ブリザポス@こだいのぎんか 25/07/10 22:40:34 ID:6eLIDGG6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
お金の怖さを知るってドラえもんでありそうな話だな
 ▼ 27 ガルーラ@こだいのおうかん 25/07/10 22:46:39 ID:yQyQs5cA [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
どうやら喧嘩になり、ポケモンバトルをしたようだが、ガラの悪い男が負けてしまったようだ。所持金もないようで、このままでは何をされるか分からない。

スイレン「ねえきみたち」ズイ

スカル団員「うわっ!?なんだお前!」

ガラの悪い男「……」

スイレン「私はスイレン教です。困っている人に救いを与える団体です」

スカル団員「……はあ?」

スイレン「このお金あげるからこの人のこと見逃して。いい?」スッ

突然の状況に困惑するスカル団員だったが、差し出された万札を見て目の色を変える。

スカル団員「おおっ!お前、いいのか?ラッキー!」

スイレン「はい。それではご加護をー」

上機嫌で去っていくスカル団。
その間にもずっと、ガラの悪い男は押し黙っている。よく見ると風体こそ悪いが、背丈はスイレンよりも少し高いくらいで、男というよりは少年といった容姿だ。
 ▼ 28 セグレイブ@おこづかいポン 25/07/10 22:51:36 ID:yQyQs5cA [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
スイレン「キミ。お金持ってないのにバトルしないの。危ないよ」

ガラの悪い男「……余計なお世話だ」

スイレン「それはそう」

ガラの悪い男「それよりも、良かったのかよ。金……」

スイレン「別にー?降って湧いたみたいなお金だったからね」

ガラの悪い男「そう、か。……あんた名前は?」

スイレン「私はスイレン!キミは?」

ガラの悪い男「俺はヨウだ」

スイレン「ヨウくんね!」

ヨウ「ありがとな。スイレン教……だったか?貸しができちまった」

スイレン「いえいえー。神のご加護ですからー」

ヨウ「なんだそれ」ハハ

ヨウは少し話したあと、手持ちの回復をするためにポケモンセンターへと向かっていった。

スイレン「……」

見上げれば、空に浮かぶ夕陽が夜を予告している。

スイレン(かーえろ)クルッ

ポケットに入っていた一枚の紙がなくなり、それは重さにして1グラム程度の差ではあったが、心と身体がスッと軽くなったような気がした。

スイレンは明日からの布教活動をどうするか考えながら、帰路につくのだった。
 ▼ 29 レアコイル@ルームサービス 25/07/11 23:29:46 ID:hLIQX1Ho NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
X月12日
「スイレン教」の活動について、日記に書くことにした。
いつか信者の人がたくさん増えたとき、見返して初心の気持ちを忘れないようにするために。
昨日はあまり布教活動ができなかったから、今日は頑張ってみた。でも同じように道端で奇跡を宣伝しても、妹たちがいなくてサクラができないから、前よりも全然ダメだった。
やっぱりやり方が悪いのかな?

X月14日
学校の図書館で本を片っ端から読んでる。
宗教に関連するもの以外の本でも、読んでみると繋がる知識がたくさん得られて面白い。
「聖典」の制作見通しを立てるために、布教活動はお休みした。

X月15日
最近マオやリーリエからの嫌がらせが酷い。
誘いを断ったり、休み時間に本を読んでることが気に入らないらしい。
迷惑かけてるわけじゃないんだけどな。
正直、私はクラスの人間が嫌いだ……。
 ▼ 30 マメバッタ@しろぼんぐり 25/07/11 23:31:52 ID:IhPEqOAE NGネーム登録 NGID登録 報告
お年玉の使い道無いから10,000円募金...とか有り得ないか?
 ▼ 31 ソウブレイズ@ちりょくのもち 25/07/11 23:35:43 ID:SdlY3kRI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
どんな思惑であれ宗教を作ること自体はどこの世界も咎めることが出来ないんだよな…
 ▼ 32 ルギア@ゴールドコロン 25/07/12 23:30:24 ID:jlAQmwTE NGネーム登録 NGID登録 報告
X月17日
聖典を作るために、お年玉を使ってナンバーキー付きの日記を購入。これにいろいろと装飾をつけて、それっぽくしたら表紙は完成だ。
人に見られないように鍵付きにしたけど、暗証番号を忘れちゃ困るから、ここに書いておこうかな。どうせ誰も読まないし。暗証番号は、「20161118」。

X月18日
早速、聖典には色々と書き込んだ。スイレン教の教義、神の存在などの設定、日課、そして目玉は、「予言」の項目だ。最後のページには「Z月に世界は滅ぶ」と書いてみた。……数ヶ月後だけど、まあ年は書いてないからいいかな。

X月20日
ついに図書館で布教に使えそうな本を発見!
早速試してみよう!
 ▼ 33 アローラディグダ@ヒドイデのトゲ 25/07/13 10:00:54 ID:rgR60l5w NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
20161117ってなんだろ
アニポケの放送日かと思ったけど違うし
 ▼ 34 チルット@けいけんアメL 25/07/13 14:19:15 ID:VbBQzvaY NGネーム登録 NGID登録 報告
道端にて

スイレン「さあさあお立ちあい!御用とお急ぎでなかったら、ゆっくりと聞いておいで!!」

通行人「?」

目より下をフェイスベールで隠したスイレンが、大声で通行人を呼び止めている。

スイレン「この聖水の効能をご覧あれかし!」サッ

スイレンが取り出したのは、ギラリと光る包丁。それを、躊躇もせず自身の腕へ向ける。
見ていた人たちにどよめきが走り、その騒ぎに引き寄せられた見物人が増えていく。

あっという間に、スイレンと聖杯の前には人集りができていた。

スイレン「この包丁を腕に当てます!当然みねではありません!鋭い刃です!」

「おいやめろ!」「危ないぞ!」
 ▼ 35 ガブリアス@スカンプーのけ 25/07/13 14:27:36 ID:0q42VAXM NGネーム登録 NGID登録 報告
スイレン「うぅ……」ザク

刃が当たった腕からは、赤い液体が滲んでくる。

観客たちから悲鳴が上がった。

「おい!医者を呼べ!!」「なんで誰も止めないんだ!」

スイレン「ま、待ってください……!!」

苦痛に顔を歪めながらも、スイレンは聖杯から水を片手ですくい、傷口に塗りつける。

すると……傷が消えた!

「な、治った……?」「何が起こってるんだ!?」

スイレン「これが聖杯の力です!奇跡を起こせるだけじゃなく、健康にも良いんです!さあさあ!今ならコップ一杯1000円で販売してます!どうぞどうぞー!」
 ▼ 36 デンリュウ@ピーピーエイド 25/07/13 14:37:01 ID:hEpsLjZw [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
_

スイレン「今回は上手くいった!!」ルンルン

結果として、聖水はいくらかの人に売れた。

無論、本当に包丁で腕を切ってはいない。
カラクリはこうだ。
予め刃を潰した包丁に赤の絵の具を塗っておき、それを腕に当てがう。
すると傷が付いたように腕が赤くなるので、それを聖杯の水(水道水)で流す。ただそれだけだ。

だが効果はあった。

元々は本に乗っていた大道芸を参考にしたものなのだが、もとより冗談やウソで人を楽しませることが得意なスイレンにとって、この方法は彼女の肌に合っていた。

聖水の効果を信じているのではなく、実演販売が面白くて、見物料としてお金を払ったという客もいたほどだ。

初めて、スイレンは有効的な布教方法を実践できたのである。
 ▼ 37 ミニーブ@ゴーストメモリ 25/07/13 14:39:02 ID:hEpsLjZw [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
スイレン「♪」

ヨウ「……お、スイレンじゃないか」

スイレン「あ、ヨウ!アローラ!」

ヨウ「随分と上機嫌だな。良いことでもあったのか?」

スイレン「うん!スイレン教の活動が初めて上手くいったんだ!」

ヨウ「スイレン教?……ああ、あれか。今もお前一人でやってるのか?」

スイレン「そうだね。最初は妹たちもいたんだけど……」

ヨウ「……手伝おうか?」

スイレン「えっ?」

ヨウ「あの時助けてもらった礼をしたいと思ってたんだ。何ができるか分からないが、一人よりマシだろ?」

スイレン「ほんと!?じゃ、じゃあ」

スイレン(……ん?)

スイレンは、ある違和感を抱いていた。別にヨウの様子がおかしいというわけではない。

ここが「分岐点」ではないか?
「人生の岐路」ではないか?

という、感覚に襲われたのだ。

スイレン(ヨウのこと巻き込むのはよくないかも……どうしよう?)

どうする?

1.ヨウに宗教活動を手伝ってもらう
2.断ってやっぱり一人で頑張る
3.ヨウにコクハクしてみる(選択肢2に分岐)(現在の好感度+5)

>>38
 ▼ 38 ウーラオス@しょくパン 25/07/13 14:56:06 ID:m0SINpVs NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
2
 ▼ 39 デカヌチャン@くさのジュエル 25/07/13 20:45:37 ID:pHJUprzo NGネーム登録 NGID登録 報告
【カルマ-2】
【ルート分岐】

スイレン「ごめんなさいっ!!」

ヨウ「お、おう?どうした?」

スイレン「いや……えっと、大丈夫!スイレン教は私が頑張るから、ヨウくんは手伝わなくても!」

ヨウ「そうか。……俺はここでも、役に立たないか」

スイレン「へっ?」

ヨウ「なんでもない。だがスイレン教の活動じゃなくても、困ったら頼ってくれ」ギュ

ヨウはスイレンの両手を握り、真剣な眼差しで言った。

スイレン「う、うん////」カァァァ

急なスキンシップに、スイレンは顔を赤らめる。しかしヨウは、そんな彼女の様子に気付く素振りもない。

ヨウ「借りっぱなしじゃどうにも気持ちが悪くてな」

スイレン「そうなんだ//……あの、手、もういいっ?」

ヨウ「あぁ、すまん」パッ

スイレン「じゃあ私、いくから!じゃあねっ!」ダッ

ヨウ「………?」

スイレンは小走りでその場から立ち去る。紅くなった顔を悟られないように。

結果として、【ヨウはスイレン教に入らなかった】。

【好感度+1】
 ▼ 40 モスノウ@ポイズンメモリ 25/07/16 22:26:39 ID:q4JEhrEA [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
X月22日
昨日は大成功だったけど、ヨウには冷たくしちゃったかな。
一人でまた頑張らないと。

X月24日
図書館に行って本を探してたら、「緊急事態」ってタイトルのノンフィクションドキュメントを見つけた。
読んでみると、新興宗教が起こした事件で多くの人が亡くなって、その中で奮闘した医者たちの手記をまとめたものだった。

私はショックを受けた。

宗教って、人を幸せにするものじゃないの?

教祖はみんなから慕われて、教祖はみんなを幸せに導く。そういう団体じゃないの?

私のスイレン教も、いずれ、そうなるのかな?
 ▼ 41 ガラルマッスグマ@キャモメのはね 25/07/16 23:03:02 ID:gjJ2e3EY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
もしかして真面目な話か?
 ▼ 42 フォクスライ@ホイップクリーム 25/07/16 23:17:36 ID:q4JEhrEA [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
X月28日
このまえ読んだ本のことで頭がいっぱいで、スイレン教の活動に身が入らない。
これって正しいこと?
私がもらった一万円や千円だって、みんなの大事な生活費なんだよね。
どうしよう。

ヨウと話したい。
 ▼ 43 アグノム@モモンのみ 25/07/16 23:27:52 ID:q4JEhrEA [3/5] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
 ルルルル……
プルルルルル……

       ガチャ



……ヨウ?

『もしもし』

ごめんね、こんな時間に。

『別に、大丈夫だ』

……。

『どうした?』

あのね。スイレン教を作ったこと、間違いだったんじゃないかなって……。

『……』

怖くなったの。

考えすぎかもしれないけど……。

私が考えた存在が、いつか私の手を離れて、何もかも巻き込んで動きはじめるんじゃないかって。

だからね。その……ヨウと、話したくて。

聞いて欲しくて……。

突然、ごめん。
 ▼ 44 ダブラン@ポテトパック 25/07/16 23:39:58 ID:q4JEhrEA [4/5] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
『スイレン』

うん。

『前に俺はしまめぐりをしていた』

……しまめぐり?

『あぁ。沢山の仲間と出会って、毎日特訓して、バトルして……。最高の日々だった。このまま進んでいった先に、必ず俺の未来が、栄光があるんだと、そう思っていた』

うん。

『そうしてある日、俺は守り神と出会った』

『やったと思った。俺はついに認められるんだと。そして俺は相棒のアシレーヌを』




『目の前で、殺されたんだ』


……え?
 ▼ 45 ヘイガニ@げんきのかけら 25/07/16 23:42:20 ID:q4JEhrEA [5/5] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
『いいか、スイレン。”進むべき正しい道”なんてものは存在しない。足元は霧に覆われていて、どんなに気を払っていても道を踏み外すときは一瞬なんだ』

『だが、思考停止はしちゃいけない。俺たちに出来るのは……結果を受け止める”覚悟”を持ち続けることだ。それが悪いことでも良いことでも、自分が成すべきだと思ったことを成せばいい』


……私は。

私は……。

スイレン教を……。




          「辞めたい」
 ▼ 46 オンバット@ジーエスボール 25/07/17 08:41:37 ID:jLSYxT2Q NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
物語開始して45レスでもう宗教辞めたいって日和おった…
 ▼ 47 アローラサンド@ガケガニのハサミ 25/07/19 14:04:11 ID:5BjIi3sY NGネーム登録 NGID登録 報告
_____

キーンコーンカーンコーン

ククイ「気をつけて帰れよー」

リーリエ「マオさん、帰りにカラオケ行きませんか?」

マオ「いいよ!」

スイレン「……」

マオ「ねえスイレン」ポン

スイレン「っ」ビク

マオ「くる?」

スイレン「……あ……今日は……行けるよ」

リーリエ 「えっ」

マオ「来れるの?図書室は?」

スイレン「大丈夫。最近行ってないから……」

マオ「ふーん」

スイレン「ごめんね、今まで誘い断ってて。最近ちょっと、忙しかったから」

マオ「いいよ?別に。じゃあ、行こっか?」

リーリエ 「……」ニヤ
 ▼ 48 ドヒドイデ@ひかえめミント 25/07/21 11:47:45 ID:72gEVvVE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
_

スイレン「ねえ……カラオケ、こっちの方向じゃないよ?」

リーリエ 「……」スタスタ

マオ「……」スタスタ

スイレン「ねえってば」

マオ「スイレン」ピタ

そう言って振り返ったマオの目は、ゾッとするほど残酷で

マオ「私たち、”ともだち”だよね?」

……恐ろしかった。

リーリエ 「えい」ガシッ

スイレン「っ!?やっ、離して!やめて!」

マオ「離して、辞めて、要求ばっかり……。私たちを一方的に突き放しといて、まだ……」

マオの綺麗な手が近づいてくる。

スイレン「やっ――」

私は目を見開いて

恐怖で足を震えさせながら

スイレン「やめてっ!!!!!」

誰も来ない、薄暗い道の端で、誰にも届かない叫びを上げた。

そこから先のことは、あまり覚えていない。
 ▼ 49 ライチュウ@フリージオのこおり 25/09/02 06:50:16 ID:SUEoT1ME NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
百合乱暴したんだこいつら!
 ▼ 50 トランセル@アメボトル 25/09/02 06:51:47 ID:ho7Y0I9o NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援です✨
  ▲  |  全表示50   | << 前100 | 次  |  履歴   |   スレを履歴ページに追加  | 個人設定 |  ▲      
                  スレ一覧                  
荒らしや削除されたレスには反応しないでください。
書込エラーが毎回起きる方はこちらからID発行申請をお願いします。(リンク先は初回訪問云々ありますがこの部分は無視して下さい)

. 書き込み前に、利用規約を確認して下さい。
レス番のリンクをクリックで返信が出来ます。
その他にも色々な機能があるので詳しくは、掲示板の機能を確認して下さい。
荒らしや煽りはスルーして下さい。荒らしに反応している人も荒らし同様対処します。




面白いスレはネタ投稿お願いします!
(消えた画像の復旧依頼は、問い合わせフォームからお願いします。)
スレ名とURLをコピー(クリックした時点でコピーされます。)
新着レス▼