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【ファイナルラストSS】デデンネ「地球が終わってしまったンネ」

 ▼ 1 pgLrWvnM6U 25/09/27 23:17:42 ID:hal.AX5E [1/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 

第一宇宙速度で成層圏に突入しているデデンネ「どーしてこうなってるンネ〜〜〜〜〜!!!!」

アルセウスフォン『説明いたします』


地球 (巨大隕石の衝突により、崩壊している)

 
 ▼ 2 pgLrWvnM6U 25/09/27 23:18:28 ID:hal.AX5E [2/19] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
 

―――2分前―――


アルセウスフォン『ビー! ビー! ビー!』

[ !危険! ]

[ 巨大隕石が接近しています! ただちにここから離れてください! ]


デデンネ「ンネ?」

デデンネ「な、なんなンネこの板……。急にすごい音を出し始めたンネ」


[ まもなく衝突が予測されます! ]

[ ただちに非難し、衝撃に備えてください! ]


デデンネ「なーんか書いてあるンネ。けど、ンネには読めンネね」


アルセウスフォン『ビー! ビー! ビー!』


デデンネ「うるさいンネー……」

デデンネ「これ、ロトムたちがよく入ってる板ンネよね。人間が使うどうぐンネ」


[ !警告! ]

[ 強い衝撃があります! 命を守る行動をとってください! ]


デデンネ「中のロトムのいたずらンネか?」

デデンネ「不安になる音ンネ〜 やめてほしンネ〜」

デデンネ「ロトムが入ってるのなら、ンネにも分かるように伝えてほしいンネ」


アルセウスフォン『ピッ』

アルセウスフォン『音声操作に切り替わりました』 [使用言語: デデンネ]


隕石(衝突)


 ▼ 3 pgLrWvnM6U 25/09/27 23:19:45 ID:hal.AX5E [3/19] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
 

―――現在―――



アルセウスフォン『――というわけで我々は、現在およそ12 km/s で宇宙へ向かって進行中です』

アルセウスフォン『まもなく大気圏外へ出ます』


デデンネ「お、ようやく分かる言葉で話し始めたンネね」

デデンネ「じゃないンネ!」

デデンネ「結局何一つ分からんンネ! いったいこれはどういうことンネ〜!」


アルセウスフォン『宇宙空間まで残り約5秒』

アルセウスフォン『適応モードへ移行します。待機してください』



デデンネ「助けてくれンネ〜〜〜〜!!!」


デデンネ「……………!!」(宇宙空間なので声が聞こえていない)
 
 ▼ 4 pgLrWvnM6U 25/09/27 23:22:21 ID:hal.AX5E [4/19] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
 <>

[ モード移行が完了しました。 ]

[ 重力の影響は"オフ"になっています。後で設定からも変更が可能です。 ]



デデンネ「ンネ、ンネ……」

デデンネ「ほ、星が見えるンネ……」

デデンネ「昼間だったのに、いつの間にか夜ンネ……?」


アルセウスフォン『音声は聞こえていますか?』


デデンネ「聞こえてるンネ……けど」

デデンネ「あの、ちょっと、聞きたいことがあるンネ」


アルセウスフォン『なんでしょう』


デデンネ「ンネ、今めちゃくちゃ飛ばされてるンネよね」


アルセウスフォン『はい。飛ばされています』


デデンネ「な、なんでこんなことになったンネ?」


[ 回答を生成中… ]


デデンネ「ここはいったいどこなンネ?」

デデンネ「あの、空から降ってきたバカでかいのはなんだったンネ?」

デデンネ「なんでンネは吹っ飛ばされたンネ?」

デデンネ「お前、お前はいったいなんなンネ? これはお前がやってるンネか?」


アルセウスフォン『一つずつお答えします』

アルセウスフォン『まず、ここは先ほどまであなたがいた地点の直上、上空約500 km付近です』

アルセウスフォン『大気はほぼ真空状態。宇宙空間と言って差し支えないでしょう』

アルセウスフォン『空から降ってきたのは 隕石 です。地球の引力、つまりあなたがいた星が持っている「物体を引き寄せる力」に捕まった小天体が――』
 ▼ 5 pgLrWvnM6U 25/09/27 23:25:15 ID:hal.AX5E [5/19] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
 

―――15分後―――


アルセウスフォン『――以上が、私についての大まかな概要です。他にご質問はありますか?』


デデンネ「何一っつも意味の分からん話をされたンネけど、意味の分からん状況だってことは理解したンネ」

デデンネ「……で」

デデンネ「聞いたところでンネに分かるかは怪しいンネけど、もう一つ聞かせてくれンネ」


アルセウスフォン『はい。なんでしょう』


デデンネ「ンネ、さっきまでのとこに戻りたいンネけど」

デデンネ「これ、戻れるンネ?」


アルセウスフォン『はい』

アルセウスフォン『重力の影響を"オン"にすることで、あらゆる天体から重力の影響を受けることになります』

アルセウスフォン『ここはまだ地球の重力圏内ですので、時間はかかりますが、元の位置の近くまで戻ることは可能ですよ』


デデンネ「元の位置って、あれンネか……?」


地球(プラズマ化し、赤く輝いている。)


アルセウスフォン『そうです』


デデンネ「あれに突っ込むってことンネ?」


アルセウスフォン『そうなります』


デデンネ「……さっすがのンネでも、あそこに突っ込んだらやべーってことくらい分かるンネ」


アルセウスフォン『確かに。ポケモンが生身であそこへ近づいたら、ひとたまりもないでしょうね』


デデンネ「……」


アルセウスフォン『"オン"にしますか?』


デデンネ「するわけねーンネ」

 
 ▼ 6 pgLrWvnM6U 25/09/27 23:27:01 ID:hal.AX5E [6/19] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
 

―――1日後―――



デデンネ「ンネー……これは、今なにをしてるンネ?」


アルセウスフォン [ 計算中… ]


デデンネ「おーい。なんで急に黙ってしまったンネー?」


アルセウスフォン [ 計算中… ]


デデンネ「うーん」

デデンネ「ンネたちがどこへ向かってるのか聞いたら、急に静かになってしまったンネ……」


アルセウスフォン [ 計算中… ]


デデンネ「もうかれこれ2時間は黙ってるンネー」

デデンネ「喋ってくれンネー」


アルセウスフォン [ 計算中… ]


デデンネ「はぁ……」

デデンネ「しかし、こいつが喋んないとすげー静かな場所ンネねここ」


デデンネ「星は綺麗ンネが、こう静かだとなんと言うか」

デデンネ「ちょっと恐ろしい気もしてくるンネ」


 
 ▼ 7 pgLrWvnM6U 25/09/27 23:30:53 ID:hal.AX5E [7/19] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
デデンネ「……」

デデンネ「地球、ずいぶんと遠くなってしまったンネ。

デデンネ「ここからだと、もう月と同じくらいの大きさンネかね」

デデンネ「あんなに大きかったのにンネ」


デデンネ「ンネー……」

デデンネ「……ンネは星の見える夜は好きンネけども、こうずっと夜だと見飽きてくるンネ」

デデンネ「宇宙は真っ黒ンネ。星と星の間の黒いとこを見ていると、なんだか吸い込まれそうな気がしてくるンネ……」


アルセウスフォン『計算が完了しました!』


デデンネ「ンネ!?」ビクッ

デデンネ「ビ、ビックリしたンネ! 急に音を出すなンネ!」


アルセウスフォン『我々が軌道上に到達するタイミングで、ちょうど周期が重なる天体があります』


デデンネ「?」

デデンネ「なんの話ンネ?」


アルセウスフォン『我々の目的地です』

アルセウスフォン『地球では、「SDUS MUB03173」と符合されている天体が、このずっと先にあるのです』

アルセウスフォン『今我々がいる場所から、おおよそ950光年ほど離れた位置になります』


デデンネ「そこに、ンネたちは向かってるってことンネ?」


アルセウスフォン『その通りです』

アルセウスフォン『このまま直進を続けた先にある、地球型惑星の一になります』


デデンネ「その、えすでぃなんとかって……それは、あと何日くらいで着くンネ?」


アルセウスフォン『約8.7×10^9 日ほどかかります』


デデンネ「……?」

デデンネ「ンネ、結構かかる感じンネかね?」


 
 ▼ 8 pgLrWvnM6U 25/09/27 23:35:43 ID:hal.AX5E [8/19] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
 

―――2週間後―――



デデンネ「ンネ〜……」

デデンネ「……」

デデンネ「なあ、ンネ思ったンネけど」


アルセウスフォン『はい。どうされましたか?』

デデンネ「ここは……、あの世ってやつなんじゃないかンネ?」


デデンネ「つまりンネたちは、やっぱりあの隕石とかいうのが降ってきたときに死んでて」

デデンネ「それでここに来たんじゃねーかンネ?」


デデンネ「だってここは、暗いし、冷たいし、何も無くて、まるで現実とは思えない場所ンネ」

デデンネ「それにあの世は、空の上にあると聞いたことがあるンネ……」

デデンネ「やっぱり、ここはきっとあの世ンネよ」


アルセウスフォン『死後の世界がどのようなものかは、残念ながら私にも分かりません』

アルセウスフォン『しかしながら、恐らくまだここはこの世、現実の世界でしょう』

アルセウスフォン『我々の現状は、あなたがまだ生きていることを除けば、現実世界で十分に想定される事象の範疇ですよ』


デデンネ「ン?」

デデンネ「おいそれ、やっぱンネ普通なら死んでんじゃねーかンネ?」
 ▼ 9 pgLrWvnM6U 25/09/27 23:36:00 ID:hal.AX5E [9/19] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
アルセウスフォン『まあ、そうですね』


デデンネ「でもここはあの世じゃねーンネ?」


アルセウスフォン『少なくとも、私の認識は継続しているので、そう考えられますね』


デデンネ「はあ……」

デデンネ「いったいどーいうことンネか」


アルセウスフォン『あなたがいったいなんなのか』

アルセウスフォン『なぜ、条理を超えて生きているのか』

アルセウスフォン『それも、あの世と同じで、私にもわかりかねます』

アルセウスフォン『不思議、ですね』


デデンネ「……そうンネか」

デデンネ「はあ……」

デデンネ「ンネ、いったいいつまでこのままなンネ……?」

 
 ▼ 10 pgLrWvnM6U 25/09/27 23:40:30 ID:hal.AX5E [10/19] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
 

―――100日後―――


デデンネ「ンネー……」

デデンネ「なー、おまえが前に言ってた次の星、あとどれくらいで着くンネか?」


アルセウス『あと 8.7×10^9 日ほどです』


デデンネ「おいそれ、前聞いた時と同じ数ンネ。ンネ覚えてるンネよ……」

デデンネ「お前、まさかテキトー言ってるんじゃないだろうンネな?」


アルセウスフォン『私が適当を言うことはありませんよ。数字も噓ではありません』


デデンネ「怪しいンネー……」

デデンネ「あ、それかもしかして、ンネ達今止まってるンネ?」

デデンネ「正直もう止まってるのか進んでるのかも分かんねーンネよね」

デデンネ「全然景色が変わらんし、止まってるんじゃねーかンネ?」


アルセウスフォン『我々は、変わらず毎秒約12 km のペースで、全道のりの0.00000115%ほどの地点を進行中です』


デデンネ「……」

デデンネ「ンネ、ンネだからよくわかんねーンネけど、それたぶん全然進んでないンネよね」


アルセウスフォン『そうですね。まだまだ長い、といったところでしょうか』


デデンネ「はぁ……」

デデンネ「退屈で死にそーになってきたンネ……」

 
 ▼ 11 pgLrWvnM6U 25/09/27 23:42:55 ID:hal.AX5E [11/19] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
 

―――2400万年後―――


デデンネ「うーーん、マジかー……」

デデンネ「なんと、着いてしまったンネね」

デデンネ「次の星……」

デデンネ「正直、ンネもう驚きとか、そういう感情が分からんくなってるンネよ」


アルセウスフォン『そうですか。私は驚きでしたよ』

アルセウスフォン『まさか大気圏を突破して、地表に叩きつけられてもなお無事だとは』

アルセウスフォン『あなたは本当になにものなんでしょうね』


デデンネ「ンネェ……、お前」

デデンネ「自分にはいろいろ機能があるとかって言ってたクセに、落下防止とかそういうのは付いて無かったンネか?」

デデンネ「さすがにめちゃくちゃ痛かったンネよ!」


アルセウスフォン『はぁ、そういった機能は付いてないですね』

アルセウスフォン『それはでもまあ、私がそう作られたしまったからですし、何を言ってもしようがないことですよ』

アルセウスフォン『それにしてもこの星、なんだか不思議な場所だと思いませんか』


デデンネ「適当に流すんじゃねーンネ」
 ▼ 12 pgLrWvnM6U 25/09/27 23:43:38 ID:hal.AX5E [12/19] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
アルセウスフォン『ほら、見渡す限りあちこちに、人工物のようなものが見えますよ』

アルセウスフォン『宇宙空間から見えた景色と、この星に突入してきた際の体験から察するに、おそらく全球が分厚い雷雲に覆われている惑星なのでしょう』

アルセウスフォン『そして、その雷雲の下では、今も絶えずあちこちに雷が降り注いでいます』

アルセウスフォン『ですが、際立った自然的な特徴と言えばその程度なんです』

アルセウスフォン『生命の存在は目下不明ですが、重力や気温・気圧、大気中の成分に至るまで、どれも地球に似通っているんですよ』

アルセウスフォン『私の機能で、超質量星や生命維持に適さない星を避けてきたとはいえ、こんな星に着くとは』

アルセウスフォン『これ、かなり奇跡的なことですよ』


デデンネ「はぁ。そーンネか」


アルセウスフォン『あの構造物……』

アルセウスフォン『あれは果たして自然に形成されたものなのでしょうか。作為された人工物にも見えますが、有機体……生命の可能性もありますよね』

アルセウスフォン『確率的に関連があるとは考えにくい話ですが、私が持っているあらゆるポケモンのデータの中に、あの構造物とよく似たポケモンがいるのです』


デデンネ(なんか、こいつちょっと興奮してるンネ?)

デデンネ「……そうンネ?」

デデンネ「まあ意味わかんないくらい長い時間飛んできたんだし、そういうこともあるだろンネ」


デデンネ「ンネ。でも、電気があるのはありがたいンネね」

デデンネ「電気……、地球にいたころ以来ンネ」

デデンネ「ンネ、ちょっとつまんできてもいいンネ?」


アルセウスフォン『はい。まあ大丈夫でしょう』

アルセウスフォン『お気をつけて』

 
 ▼ 13 pgLrWvnM6U 25/09/27 23:46:38 ID:hal.AX5E [13/19] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
 

―――数分後―――


デデンネ「なな、なんか、やべーやつがいたンネ!」


アルセウスフォン『やばいやつですか? 生命体に遭遇した、ということですか?』


デデンネ「わっかんねーンネ! 電気食べてたら急に現れたンネ!」

デデンネ「あ! ほらあいつンネ!」


デンジュモク「デンショック!!」


デデンネ「あいつおっかないンネ! 怖いンネ!」

デデンネ「生き物ンネか!?」


アルセウスフォン『おお、まさかとは思っていましたが、やはりそうだったようですね!』


デデンネ「ンネ!?」


アルセウスフォン『私のデータとも一致しています。やはり、ここは彼らの世界だったようです!』


デデンネ「なんの話してるンネ!?」

デデンネ「お前、あいつを知ってるンネか?!」


アルセウスフォン『はい』

アルセウスフォン『あれは「デンジュモク」』

アルセウスフォン『かつての地球では「ウルトラビースト」と呼称され、でんしょくポケモン に分類されていたポケモンの一種です』

アルセウスフォン『地球とは異なる世界に生息している、非常に珍しいポケモンとされていましたが……』

アルセウスフォン『まさかたまたま辿り着いた星が、その彼らの棲む世界だったとは』


デデンネ「わ、わかったンネ。いったん解説はいいンネ」

デデンネ「まず、今どうしたらいいのか教えてくれンネ!」


アルセウスフォン『対処方法としては、野生のポケモンと相対した際と変わりません。つまり――』

アルセウスフォン『バトルあるのみです』

 
 ▼ 14 pgLrWvnM6U 25/09/27 23:49:39 ID:hal.AX5E [14/19] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
 

―――3億年後―――


デデンネ「今日も今日とて奴らから逃げつつ、電気をつまむとするかンネ!」


アルセウスフォン『あ、そう言えば新着ニュースがありますよ』

アルセウスフォン『ついにデンジュモクたちは、この星から脱出することを決断したようです』


デデンネ「は? 脱出?」

デデンネ「"ついに"ってなんンネ?」

デデンネ「唐突だし、めちゃくちゃ初耳ンネよ?」


アルセウスフォン『そうでしたか。まあここ数百年で出てきた話ですからね』


デデンネ「ンネが言うのもなんンネけど、たぶん感覚おかしいンネよね?」


デデンネ「ンネぇ、しかし、脱出ンネか」

デデンネ「それは、奴らがこの星からいなくなるってことで合ってるンネ?」


アルセウスフォン『その通りです』


デデンネ「ンネ〜」

デデンネ「そうなってくれたら、ンネとしてはありがたいンネね。電気が食い放題ンネ」

デデンネ「でも、そんなことできるンネ?」


アルセウスフォン『はい』

アルセウスフォン『我々が、デンジュモクたちの支配するこの惑星に漂着してから数億年、彼らの文明は目まぐるしい発展を続けてきました』

アルセウスフォン『もともと電気を使う種族ではありましたが、もうかつての地球文明よりも、技術的にずっと進んだ場所にいるように思えます』
 ▼ 15 pgLrWvnM6U 25/09/27 23:50:26 ID:hal.AX5E [15/19] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
デデンネ「地球ンネ……」

デデンネ「ン、ちょっと待つンネ」

デデンネ「ひょっとして、またあれンネか?」

デデンネ「隕石が落ちてくるから、その前に星を脱出するとかンネ?」


アルセウスフォン『いえ』

アルセウスフォン『隕石ではありませんが、この星がもう終わるから、という点ではそうですね』


デデンネ「え」

デデンネ「やっぱ終わるンネか、星」


アルセウスフォン『はい』

アルセウスフォン『私の計算でも、この星はあと数万年ほどで膨張する太陽に巻き込まれ、消滅を迎えると予測されています』

アルセウスフォン『まあ、実質的な星の寿命なのでしょうね』


デデンネ「あと数万年ンネ?」

デデンネ「それは、ちょっと短いンネね。確かにちょっと焦るンネ」


アルセウスフォン『数万年は長い期間ですよ?』


デデンネ「ンネ?」
 ▼ 16 pgLrWvnM6U 25/09/27 23:51:04 ID:hal.AX5E [16/19] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
デデンネ「……しかし、脱出ったってどうするンネかね」

デデンネ「ンネ達は隕石のせいで前の星を放り出されてきたンネけど……、今回は違うンネよね」


アルセウスフォン『そうですね』

アルセウスフォン『実は彼らの技術力は、宇宙環境でも恒久的な循環生活を可能とする水準にまで至っています』

アルセウスフォン『恐らくは、いくつかの集団に別れて方舟を創り、宇宙空間を漂う遊牧民のような生存スタイルにシフトするのではと考えられます』

アルセウスフォン『その方舟、いわゆる宇宙ロケットの打ち上げにさしあたって、とある革新的な技術を用いることにしたそうですよ』


デデンネ「はあ」

デデンネ「それはまたどんな技術なンネ?」


アルセウスフォン『曰く、この星に残存するエネルギーを利用して、船の推進力とする技術だそうです』

アルセウスフォン『彼らの卓越した電気操術を駆使して電気エネルギーを高度に操作することで、より安定的な物質の崩壊を連鎖的に引き起こした際に発生する莫大な崩壊熱を用いて――』


デデンネ「ンネー」

デデンネ「まーた、意味わかんねー話になってってるンネよ」


アルセウスフォン『……平たく言うと、この星自体を爆散させて、その力でもって船を宇宙へ発信させる技術だそうです』


デデンネ「は?」


アルセウスフォン『星の大爆発を利用して、宇宙へ行くんです』


デデンネ「ネ、は?」

デデンネ「爆発?」

デデンネ「なんでそんなことする必要があるンネ?」


 
 ▼ 17 pgLrWvnM6U 25/09/27 23:52:30 ID:hal.AX5E [17/19] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
 


――― 5000億年後―――



ブラックホールの引力によって真空中を加速しているデデンネ「ンネ、実は前にもこんなことがあった気がしてるンネ」



アルセウスフォン『ブラックホールに墜落する経験が、ですか?』



デデンネ「それもンネけど、なんと言うンネか……」


デデンネ「もっとずっと昔から、こういうことを続けている気がしているンネよね」


デデンネ「なんか、宇宙に投げ飛ばされたり、その後すごい時間をかけて別のところへ行ったり……」


デデンネ「ンネ〜」


デデンネ「うーん、もうちょっとで思い出せそうな気もするンネけどねぇ……」



アルセウスフォン『ちなみにあと30秒程で、重力の影響を「オフ」に切り替えますよ』

アルセウスフォン『そうすることで、いわゆるスイングバイに似たような原理で、この速度を維持したまま、次の星を目指すことができます』

アルセウスフォン『切り替えの際は強い衝撃が予想されるので、安全に気を付けてくださいね』



デデンネ「ンネー、お前、毎回毎回唐突ンネねぇ」


デデンネ「もうちょっと早めに知らせてもらうこととかできないンネ?」


デデンネ「次の星、ちゃんと電気があるとこンネよね?」



アルセウスフォン『はい。そろそろ行きますよ、3, 2, 1――』



 
 ▼ 18 pgLrWvnM6U 25/09/27 23:55:16 ID:hal.AX5E [18/19] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
 


―――100兆年後―――



アルセウスフォン『計算上あと1年ほど経つと、この宇宙では新たな星が生まれなくなります』



デデンネ「うーん、1年前報告ンネね……。ギリ、唐突ンネねぇ」


デデンネ「ンネ達にとっては、もはや1年なんて短すぎる単位なンネよね」


デデンネ「しかも、けっこー大事な報告ンネよそれ」


デデンネ「割と、今の今まで知らされなかったのが不思議なレベルンネ」


デデンネ「……まあ」


デデンネ「そうンネか、もうそんな時期なンネね」



アルセウスフォン『そうです』


アルセウスフォン『この宇宙もようやく、終わりへ向かう路に就いたということになります』



デデンネ「そうンネか〜」


デデンネ「そりゃまた、寂しくなるンネね」



アルセウスフォン『あなたの方はどうなのですか?』



デデンネ「ンネ? なにがンネ?」



アルセウスフォン『記憶ですよ』
 ▼ 19 pgLrWvnM6U 25/09/27 23:58:47 ID:hal.AX5E [19/19] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
アルセウスフォン『以前言っていたじゃないですか、「少しずつ昔のことを思い出しているンネ」と』


デデンネ「ンネぇ……」


デデンネ「以前って、……どのくらい前だったンネかね?」



アルセウスフォン『6928億3022万4998年と180日前です』



デデンネ「ンネ、さすがに覚えてねーンネ」


デデンネ「……けど」


デデンネ「けど、ものすごくゆーっくりとンネけど、昔のことを思い出してきてはいるンネよね」



アルセウスフォン『ほう』



デデンネ「つまり、ンネとお前が会うより前、ンネがあの地球で暮らし始めるよりも、もっと前のンネの記憶が」


デデンネ「だーんだん、頭に蘇ってきているンネ」



アルセウスフォン『私とあなたが出会ったのが、今からおおよそ100兆年ほど前のことです』


アルセウスフォン『ですが、それよりも昔の記憶があなたにはある、ということですか』



デデンネ「ンネねぇ」
 ▼ 20 pgLrWvnM6U 25/09/28 00:00:51 ID:.DS6hHWs [1/11] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
デデンネ「といっても、その記憶が確かなら、たぶん宇宙が始まったのも100兆年くらい前のことンネね?」



アルセウスフォン『そうですね』


アルセウスフォン『この宇宙の誕生から、地球が生まれるまでの間には、たった92億年ほどの時間しか経っていません』


アルセウスフォン『地球誕生後、46億年間の記憶があるのはすごいことですが、100兆年生きた我々からすれば、今更驚くでも無いことのように思えます』


デデンネ「ンネ〜」


デデンネ「まあ、そうンネよね」


デデンネ「でもちょっと違うンネよ」


デデンネ「この記憶はたぶん、この宇宙での記憶じゃないンネ」



アルセウスフォン『ふむ』


アルセウスフォン『この宇宙とは別の宇宙の記憶、ですか』



デデンネ「ンネ」



アルセウスフォン『なるほど』


アルセウスフォン『その記憶が本物であるなら、それはまた、ずいぶんと不思議な話になりますね』


アルセウスフォン『実の所、あなたはどこから来た存在なのでしょうか』



デデンネ「ンネ、まだ出身までは思い出せねーンネけど」


デデンネ「前の宇宙の最後の方で、こんなことを考えてたのは覚えているンネ」


デデンネ「ンネには終わりも始まりもない、ただこの世界に在り続ける存在だ。ってンネ」


 
 ▼ 21 pgLrWvnM6U 25/09/28 00:06:46 ID:.DS6hHWs [2/11] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
 



―――10^10^10^10^10^1.1年後―――





アルセウスフォン『これまであなたから得られたいくつかの証言を通して、私はこんな仮説を立ててみました』



デデンネ「ンネ」



アルセウスフォン『あなたは永遠、あるいは無限の円環に連なるような存在として、今この世界で生命のようなふるまいを続けています』


アルセウスフォン『それは実態としては宇宙の理外に在るようで、ですが実際にあなたは非常に深いところで、宇宙と共鳴しているのではないでしょうか』



デデンネ「ンネ?」



アルセウスフォン『すなわち、あなたの記憶のことです』


アルセウスフォン『あなたのこれまでの、無限にも思えるような過去の方向への記憶は、その伝えられた遷移から推定するに、宇宙そのものの寿命と比例し、それが終わりに近づくに連れて、加速度的に復元されているようです』


アルセウスフォン『思うに、宇宙の始まりであなたはすべてを忘れ、宇宙の終わりであなたはすべてを思い出す』


アルセウスフォン『そういう連鎖を、これまで続けてきたのではないでしょうか』



デデンネ「な、なんか急に難しいこと言い始めたンネね……」


デデンネ「ンネけど、よーするに、ンネはとんでもなく長生きだってことンネよね」



アルセウスフォン『そうですね』


アルセウスフォン『もしかしたら本当にあなたの言う通り、あなたの一生には、始まりと終わりという概念すら無いのかもしれません』


アルセウスフォン『普通、すべての存在には、普遍的な始まりがあり、平等に終わりがあります』


アルセウスフォン『ですから、本来であればこのような議論は無意味だとも言えます』
 ▼ 22 pgLrWvnM6U 25/09/28 00:10:39 ID:.DS6hHWs [3/11] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
デデンネ「うーん、最近ちらほら記憶のことは喋った気がするンネが」


デデンネ「始まりだとか終わりだとか、いつごろ言ったンネかね……」



アルセウスフォン『およそ 10^4000000000000 年間のあなたの証言をもとに推測しています』



デデンネ「はあ」


デデンネ「なんかここ最近ずっと黙ってると思ったら、そんなこと考えてたンネね」



アルセウスフォン『あなたのその不可思議な永続性や、生命とはかけ離れた鈍的な成長性・図太さといった精神構造も、そうした超越的な存在であるがゆえ、なるべくしてそうなっているのではないでしょうか』



デデンネ「いやぁ、そー言われてもンネはンネなわけでンネ……」



アルセウスフォン『今まさに、この宇宙は最期の時を迎えようとしています』


アルセウスフォン『熱的死、と呼ばれる状態に向かっているのです』


アルセウスフォン『この宇宙に最後まで存在していたすべてのブラックホールすら蒸発し、無に還すような悠久の時間を経て、あなたは何を思い出しているのでしょうか?』



デデンネ「ンネ〜」


デデンネ「そうンネねぇ……」


デデンネ「まぁたしかに? 今回は、ちょっと長めだったような気がするンネね」


デデンネ「でも、いつもより全然退屈しなかったから、体感時間は短かったかもしれんンネ」


デデンネ「話し相手がいるっていうのは、ありがたいことンネってことを、思い出してたとこンネよ」
 ▼ 23 pgLrWvnM6U 25/09/28 00:15:37 ID:.DS6hHWs [4/11] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
アルセウスフォン『そうですか』


アルセウスフォン『なぜ、あなたという存在があるのでしょう。あなたはなんのために在って、どういう意義を持っているのでしょう』



デデンネ「ンネ〜……」


デデンネ「哲学を真面目に考えるには、やっぱンネには時間が足らんンネ」


デデンネ「……まあでも、たまには真面目に答えてやるかンネ」



デデンネ「ンネ。まず、ンネがンネである理由なんて、そんなの無いとンネは思うンネ」


デデンネ「しいて言うなら偶然たまたま、それがンネだったってだけンネね」



デデンネ「仮に、ンネには始まりも終わりも無いとするンネ。始まってもないし、終わることもないって、それはつまり"何も無い"のと同じじゃないかンネ?」


デデンネ「じゃあ、ンネが今存在している理由なんてものも、そもそも無いんじゃなないかンネ?」


デデンネ「すべては偶然、たまたまなのかもしれンネ」


デデンネ「この宇宙ができたのも、ンネが地球に住んでいたのも」


デデンネ「あの隕石が降ってきたのも、それでンネたちが宇宙へ飛ばされたのも」


デデンネ「奇跡的に電気の星に着いたのも、その星が、なんかまた爆発したのも」


デデンネ「その後行ったいろんな場所も、ンネとお前が出会ったのも、この宇宙ができたのも、ンネがンネなのも」


デデンネ「理由をつけるなら、ぜーんぶたまたま偶然で、今回がそういう回だったから、てとこンネかね」



アルセウスフォン『ふぉーん。そうなんですね』



デデンネ「今 ふぉーん って言ったンネ?」



アルセウスフォン『言ってないですね』

 
 ▼ 24 pgLrWvnM6U 25/09/28 00:17:03 ID:.DS6hHWs [5/11] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
 



―――10↑↑█年後―――







デデンネ「おいちょっと、聞くンネ!」



デデンネ「ンネ、さっきすげーこと思い出したンネよ!」




アルセウスフォン『』




デデンネ「おーい、なんか言えンネー」



デデンネ「聞きたくねーンネ? ンネのすげー話」




アルセウスフォン『』




デデンネ「……」
 ▼ 25 pgLrWvnM6U 25/09/28 00:18:37 ID:.DS6hHWs [6/11] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
デデンネ「ンネ〜」


デデンネ「やっぱ、もう喋んないみたいンネね」


デデンネ「お前、すっかり変わっちまったンネなぁ」


デデンネ「前は四角かったのに、今は"まるくなる"でも使ったみてーに丸まっちまってンネ」


デデンネ「まるでタマゴ……いや、団子みてーンネ」




アルセウスフォン?『』




デデンネ「でもまあ、あれンネね」


デデンネ「実はンネ、こうなることはなんとなく知ってたンネよね」


デデンネ「っていうかンネ」


デデンネ「これ、結構驚きなンネけど、ンネとお前は、実はずっと昔にも会ったことがあるンネよ」


デデンネ「もっと正確に言うなら、ンネとお前が遭遇する場合の宇宙を、ンネは過去にも体験してきたことがあるンネ」


デデンネ「それも、一度や二度の話じゃないンネよ」


デデンネ「千回でも、一万回でも、一億回でもくだらないンネ」


デデンネ「無限に過去の時間の中で、無限回お前と会う宇宙を経験してきたンネ」


デデンネ「っていうことを、ついさっき思い出したンネ」



アルセウスフォン?『』
 ▼ 26 pgLrWvnM6U 25/09/28 00:20:37 ID:.DS6hHWs [7/11] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
デデンネ「結局お前が言ってたことは、ンネの記憶的にも正しかったと思うンネ」


デデンネ「お前の言う通り、たぶんンネには始まりも終わりも無いンネ」


デデンネ「それはたぶん、この世界そのものだってそうンネよね」


デデンネ「世界が円環の形をしているのか、終端は発散して作られ続けているのか、あるいはほんとは世界にも、ンネすら知らない始まりと終わりがあるのか」


デデンネ「その辺詳しいことはンネにもわかんないンネけど」


デデンネ「まあでも、突き詰めれば全部同じことだと思うンネよね」


デデンネ「結局時間がたてば、また同じ場所で同じことが起こるンネ」


デデンネ「でもそれは、世界が繰り返すようにできているからってわけじゃねーンネ」


デデンネ「無限の時間の中では、起こり得ることはすべて起こるってことンネ」


デデンネ「全部見てきたンネには、それがわかるンネ」




デデンネ「はぁ」


デデンネ「ンネは今、虚しさを感じているンネ」


デデンネ「終わるときはいつもそうンネ、なーんにもないはずなのに、虚しさでいっぱいになるンネ」


デデンネ「真っ暗で、静かで、ンネの周りにそれ以外の意味や理由があるものなんて一つもないンネ」


デデンネ「でも、だからこそ思うンネよね」


デデンネ「始まりに全部を忘れて、終わりに全部を思い出すンネの記憶には、きっとそうである意味があると思うンネ」


 
 ▼ 27 pgLrWvnM6U 25/09/28 00:26:20 ID:.DS6hHWs [8/11] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
 

―――█→█→██████―――






デデンネ「ンネ〜」





デデンネ「……あれから、どれくらい経ったンネかね」


デデンネ「そろそろこの宇宙も終わりが近そうンネー」





デデンネ「ちょっと物足りないけど、まあ比較的穏やかな終わりで、これもまたオツなものンネ」




デデンネ「前の宇宙は……」


デデンネ「ちょっと、思い出したくねー終わり方だったもんンネね」


デデンネ「物理法則があの感じになってる宇宙、やっぱンネは好かんンネ」





デデンネ「んで、その前はえーと」


デデンネ「そうそう、たしかめっちゃ短い回だったンネ」


デデンネ「地球が急に終わったと思ったら、実は宇宙も終わってたンネよね」


デデンネ「あれ原因はなんだったンネかねぇ。ま、確かめる術は無かったンネね」
 ▼ 28 pgLrWvnM6U 25/09/28 00:27:08 ID:.DS6hHWs [9/11] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
デデンネ「いろんなとこへ行ったンネー」


デデンネ「ンネにそっくりなやつがいる宇宙には、あとどれくらいでまた行くことになるンネかね」





デデンネ「うーん」


デデンネ「ンネの直感が正しければ、次あたりでそろそろ同行者のいる回を引けそうな気がするンネよね」


デデンネ「宇宙船に乗せてくれるか、いろんな場所へ連れてってくれるやつあたりが来たら嬉しいンネけど……」


デデンネ「でも一番はやっぱ、喋れる相手がいいンネかねぇ」


デデンネ「話し相手はいてほしいものンネ」


デデンネ「ま、楽しみにしておくとするかンネ〜」








 
 ▼ 29 pgLrWvnM6U 25/09/28 00:28:45 ID:.DS6hHWs [10/11] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
 

―――██████████―――







デデンネ「――ンネ」


デデンネ「なーんか、白い板を拾ってしまったンネ」


デデンネ「これ、ヒトどものどうぐンネよね。よくロトムが入ってる……」

デデンネ「そうンネたしか、あの電気が出る穴にこう、ンネのしっぽみたいなので繋げられてるのをよく見るンネ」


デデンネ「そうそうンネ。ンネは知っているンネ」

デデンネ「ヒトどもは、電気で動く便利などうぐをたくさん使うンネ」

デデンネ「思うにこいつも、電気を食えば動くんじゃねーンネか?」


デデンネ「動かしたらどうなるンネかね。ちょっと興味あるンネねぇ」

デデンネ「ロトムが入ってるときは確か、光って浮いたりしていたはずンネ」

デデンネ「この平たい形から察するに、上に乗って空を飛んだりできるんじゃねーンネか?」

デデンネ「そーなったらもう革命的ンネ。ンネは地面ワザを食らわない最強の体を手にしてしまうンネ」


デデンネ「ンネ」

デデンネ「でもこの辺、あの電気の出る穴がどこにも無いンネよね」

デデンネ「たぶん、こいつの尻についてるこの穴から電気を流せば良い気がするンネけど」

デデンネ「でもンネ、電気を誰かに渡すのはちょっと……専門外ンネよ」

デデンネ「ンネ〜……」

デデンネ「まあでも、そうンネね」

デデンネ「ちょうど退屈してたとこでもあったンネ」

デデンネ「物は試しって言うンネ」

デデンネ「ちょっと、やってみるとするンネかね」





 
 ▼ 30 pgLrWvnM6U 25/09/28 00:32:09 ID:.DS6hHWs [11/11] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告

【SS企画】ポケモンBBS ファイナルラストSS企画 【9/27〆切】

https://pokemonbbs.com/post/read.cgi?no=2381088

当スレは、上記の企画に参加しています。
 ▼ 31 リジオンの人◆QhqpxfPSAI 25/09/28 09:07:24 ID:lU2Iina6 NGネーム登録 NGID登録 報告
面白かったンネ
無限を最早楽しんでいるデデンネ強すぎンネ
ふぉーんのくだり好き
 ▼ 32 ラミドロ@しろいたてがみ 25/09/29 01:25:59 ID:xJBwvJHc NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 ▼ 33 スイゾロア@エネコのしっぽ 25/09/29 02:17:13 ID:SZYo5BKU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
宇宙の死を見た不老不死 思い出した

このスレもまた名作だった、乙
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