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外では未だに雪が降っており、薄着の下で鳥肌が立つ。
少し震えながら僕は施設の外周に沿って歩き出した。
今や僕はちょっとしたスターだったので、それゆえの配慮だ。
こんな日にはファンの人達もなかなかやってきづらいが、それでも万が一待ちぼうけをさせてしまっては申し訳ない……というのがククイ博士の教えだった。
端っこから反対の端まで往復して、声をかけてくる人がいない事を確認した僕はやっと下山する道を歩みだす。
雪の無音の中で、くしゅんという小さな音が聞こえたのはその時だ。
僕は驚いて振り返る――変な話、例えくしゃみであっても僕は聞き分けられる自信があった。
道を少し外れた、高台の方。