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SS

サトシ「スーパーマサラ人。エクストラスキルさ。」

 ▼ 1 レート低めなシングル勢◆8ckxTNvsRc 14/11/25 23:51:04 ID:8eYVLaJ6 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
はい。またクロスです。はい。SAOです。

たぶんポケモンは出ません。

時系列とか気にしない。てか話毎の関わりはほぼ無し。
 ▼ 2 ウツドン@さらさらいわ 14/11/25 23:55:14 ID:V3NkkbAc NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 3 レート低めなシングル勢◆8ckxTNvsRc 14/11/25 23:55:56 ID:8eYVLaJ6 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
第一話 「悪夢の世界」

タクト「ダークライ、ダークホール!!!」

ダークライ「だくだくだくだくだー!!!」

サトシ「かわせ!ジュカイン!」

ジュカイン「余裕だ…あっ…」

サトシ「」

タケシ「うわー!ダークホールがサトシに当たった!」


これが全ての始まりだった…。俺が、あの狂気じみた世界で剣を振るう、始まり。
 ▼ 4 ルチア☆メガチルタリス 14/11/25 23:57:27 ID:H25VoTj2 NGネーム登録 NGID登録 報告
SAOとポケモンのゆうごうばん?
 ▼ 5 ケンタロス@ブルーカード 14/11/25 23:58:42 ID:/jBABni6 [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
異世界で剣をふるうサトシが見たかったけど自分にはとても書けそうになかったからかなり嬉しい
 ▼ 6 レート低めなシングル勢◆8ckxTNvsRc 14/11/26 00:04:03 ID:SEeItNFQ [1/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「ここは…どこだ…」

タクト「ようこそ。私の世界へ。」

サトシ「…。お前かよ…。」

タクト「この世界には、私のダークライがダークホールで眠らせた人が閉じ込められている。」

サトシ「いや早く解放しろコラ」

タクト「解放される条件はただ一つ…このアインクラッドのモンスターを倒しながら進み…第100層ボスを倒せばクリアだ。」

サトシ「ふざけんな。」

タクト「あと、HP0になったらリアルで死ぬ。」

サトシ「え、おいまてふざけんな」

タクト「ってなわけで。バーイwww」

サトシ「」
 ▼ 7 @つめたいいわ 14/11/26 00:06:42 ID:S.9GzrKI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
タクトってやっぱクズだわ
 ▼ 8 レート低めなシングル勢◆8ckxTNvsRc 14/11/26 00:14:31 ID:SEeItNFQ [2/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
そうして1時間がたった。俺はその後、なぜかそこら辺に散乱していた本を読み漁り、なんとなくこの世界の事を理解した。

簡単に言うと、
・街から出て迷宮区行って、敵と戦って上目指す。不思議のダンジョンみたいだな。
・上の階に行くにはBOSS戦がある。ジム戦みたいな物かな?
・ソードスキルとかいう、ポケモンで言う技がある。
・HP0になったら死ぬ。
・レベル制。

VRMMORPGって言うらしい。でも、なんの略かはよく分からない。新しいパーティ構築か何かかな?

まあ、とりあえず戦わないと進めない事は分かった。

というわけで、俺はそこらへんでモンスターを探す事にした。ええと、草むら草むら…。
 ▼ 9 レート低めなシングル勢◆8ckxTNvsRc 14/11/26 00:23:16 ID:SEeItNFQ [3/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
イノシシ「ぶひー!」

サトシ「お、モンスターだ。あれを倒せばいいのかな?よし、じゃあ、この剣と盾で…いくぞ!」

とりあえず、俺は武器を出して戦闘体制に入った。ええと、ソードスキルを出せばいいのかな…。

サトシ「あ、やべ、わかんねぇわ。」

しかし、俺は自分が何のスキルを使えるか把握していなかった。これではスキルもクソも無い…。

イノシシ「ぶおー!!!」

サトシ「うわっ、あぶねぇ…」

イノシシが突進してきた。一応避けるのは得意だから回避したが…さて、どうしたものか。どう攻撃していいか分からない。
 ▼ 10 レート低めなシングル勢◆8ckxTNvsRc 14/11/26 00:31:17 ID:SEeItNFQ [4/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「くっ…こんな時ポケモンがいれば…」

ポケモン…?そうか。戦いならいつも見ているじゃないか。ポケモンの技と同じ動きをすれば、きっとそれが攻撃になるはずだ!

サトシ「うおおおおおっ!!!」

俺は剣を振りかぶり…剣と聞いて1番最初に思い出したアイツの必殺技の名前を叫んだ。確か…斬撃の角度は…こんなもんかな?

サトシ「リーフブレード!!!」

剣を逆手に持って横に出し…すれ違いざまに…斬る!!!

イノシシ「ぶひ〜ぃ!ぶひひい!」

俺の試みは成功したらしく、攻撃はかなり効いたようだが、その結果イノシシを怒らせてしまったようだ。さっきより明らかにヤバそうな突進をしてきた。というか、食らったら即死しそう。
 ▼ 11 レート低めなシングル勢◆8ckxTNvsRc 14/11/26 00:43:21 ID:SEeItNFQ [5/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「もしかして…できたらいいな…かげぶんしん!!!」

試しに影分身やってみたら本当にできた。俺の分身が、突進を空かされて呆然としているイノシシを取り囲む。

サトシ「オラァ!リーフブレード!!!」

真後から全体重を掛けた斬撃を一閃!!!

その攻撃にイノシシはたまらず地に倒れる。

サトシ「くらえ…ふみつけ!!!」

顔面に思いっきり足を振り下ろすと、イノシシはいきなりポリゴンの欠片となって、散っていった。これは…倒したのかな…?

サトシ「ふぅ…疲れた。」

とりあえず戦いが神経使いまくる事はよく分かった。俺はとりあえず街を目指して歩き始めた。今日はもう寝たい。寝れば…起きたら戻ってるとか…あるかな?
 ▼ 12 カラサリス@コダックじょうろ 14/11/26 01:15:07 ID:KQzjBLDE NGネーム登録 NGID登録 報告
さすがスーパーマサラ人
 ▼ 13 レート低めなシングル勢◆8ckxTNvsRc 14/11/26 21:31:51 ID:DkgxQ1ik NGネーム登録 NGID登録 報告
第二話「ピーカー」


俺がアインクラッドに閉じ込められてから、1週間がたった。俺はその一週間で全力でレベリングをした。その結果、一気に強くなった俺は今、最前線で戦っている。

まあ…悪夢の中だから何でもありなのだろう。なんか時間設定がよく分からないが、みんなスタート時間は同じらしい。

例えば、さっき会った、『マックスむらい』とかいうおっさんは、ニコ生中に行きなり乱入したダークライに眠らされたらしい。ちなみに、それは2014年の出来事。おかしい。俺とタクトが戦っていたのは2010年のはずだが。


まあ…何でもいいや。


こんな事を考えながら、俺は、街のある場所を目指して歩いていた。
 ▼ 14 ナマケロ@たいようのいし 14/11/26 21:33:53 ID:3kI7V8FA [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピーカーワロタ
 ▼ 15 レート低めなシングル勢◆8ckxTNvsRc 14/11/26 23:19:50 ID:y145EhA. [1/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
ダイゴ「はーい!!!今日は僕の呼びかけに応じてくれてありがとう。自己紹介してとくと、僕の名はダイゴ。職業は、気持ち的に、『チャンピオン』をやっていまーす!!!」

そう。俺はダイゴの招集に応じてここに来たのだ。ダイゴの話によると、第一層のボス部屋が見つかったらしい。だから、討伐パーティを募集する、だそうだ。そう聞いて集まってみたが…

ダイゴ「まあ…作戦は受けループでいいよね?攻撃をパリィしまくって、スイッチしながら斬る!!!じゃあ、今からポス部屋にしゅっぱーつ!!!」

なんだこの軽いノリと適当な作戦。まあ…リーダーに任せよう…。集まった30人ほどの人たちは、ぞろぞろとダイゴについて歩いていった。

ああ…なんかもう…勝てる気がしない…。
 ▼ 16 レート低めなシングル勢◆8ckxTNvsRc 14/11/26 23:30:40 ID:y145EhA. [2/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
そうして、俺たちはボス部屋の前についた。

ダイゴ「よし!じゃあボス戦…勝とうぜ!!!」

ああもう勝てる気がしないよ。もういいよ、ヤケだ。やってやるよ。

ダイゴ「行くぞ!素手ソードスキル…コメットパーンチ!!!」


ドアを開けた瞬間、ダイゴがいきなりソードスキル使いながら突っ込んで行った。まだボスが降臨すらしていない部屋の中に。それを見て、俺は確信した。


あいつ…真性のバカだ!!!


俺は、こんなポンコツリーダーについて来た事を、今更深く後悔した。今更。イマサラタウン。
 ▼ 17 ベロリンガ@ゴールドスプレー 14/11/26 23:35:19 ID:/jBABni6 [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
                 ミヽー 、_
                  >   `ヽ、
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                /イ/ / / _"   rー l !ヽ  ̄< けっきょくボクが
             /   レ!イ  エ!   iヨ  }イ、! \  \_______
                  レ'ヽ、  ノ    i-'
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        ̄//|  i〕  i〕   .レへノ  \ / ・  ・     /  /<すごいんだよね
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\\ ノ_, /       / /\ _   /\/   \______
いちばんつよくて>\__ ∩        ∨∩  \__/∩
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 ▼ 18 レート低めなシングル勢◆8ckxTNvsRc 14/11/26 23:45:32 ID:y145EhA. [3/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
そして…俺たちは見た。

部屋の真ん中当たりの上空に光と共に…例えるなら、空中で開いたモンスターボールから出て来たように…現れたボスは、そのまま着地し…


ダイゴを踏み潰した。


ダイゴ「うわああーーーーーっ!!!!!!!」

サトシと20人の仲間たち「あいつ馬鹿だーっ!」


そして…

ダイゴ「けっきょく ボクが いちばん よわくて 馬鹿なんだよね」


パリーン


ダイゴはその場でポリゴンの欠片を散らし、死んだ。これがアインクラッド初の死者だった。
 ▼ 19 ゼルネアス@ぼんぐりケース 14/11/26 23:46:55 ID:/jBABni6 [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
                 ミヽー 、_
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いちばんよわくて>\__ ∩        ∨∩  \__/∩
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 ▼ 20 レート低めなシングル勢◆8ckxTNvsRc 14/11/26 23:54:53 ID:y145EhA. [4/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
「お、おう…」

「ま、まじか…」

「どうするよこれ…」

フロアは微妙な空気に包まれる。確かに人が死んだ。その事実は重大だ。しかし、あんなアホな死に方…。やる気無くすわ…。でもまあ、攻略隊結成するだけ、まあ…うん。いい仕事したんじゃない?

サトシ「仕方ねえな…弔い合戦だ!行くぞ!」

俺は剣を構え、ボスに突っ込んで行った。後ろに何人かが続く。

さあ…この世界から出るためにも…

サトシ「戦闘開始!先手必勝!リーフブレード!!!」
 ▼ 21 ブラッキー@ブルーカード 14/11/27 15:06:02 ID:F8j6OByI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
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 ▼ 22 レート低めなシングル勢◆8ckxTNvsRc 14/11/27 20:50:36 ID:M8XSdowE NGネーム登録 NGID登録 報告
俺の剣が淡い緑の光を帯びる。新緑の力を刃に乗せ、全力で斬りかかる。

サトシ「うおおおおおおっ!!!」

俺の剣がボスの身体に届こうとした、その瞬間だった。

ボスの全身から、強烈な風が放たれ、俺と、後ろにいた奴役5人ほどの身体を吹き飛ばした。

第1層BOSS ≪風の谷の魔王・イルファング・ザ・ナウシカロード≫

吹き飛ばされながら確認したボスの名前。迂闊だった。ダイゴの死に動揺していた。名前さえ見ていれば、『かぜおこし』ぐらい読めたものを…。

「ひこうタイプか!」

「誰か岩か氷か電気使える奴いるか!?草虫格闘技使いは下がれ!!!」

まずいな…いきなり厄介な相手だ。様々な斬撃武器で、汎用性の高い『リーフブレード』『シザークロス』『せいなるつるぎ』を半減にしてくる相手。これは厄介だな…。

そう思いながら着地した俺は、『きずぐすり』をガブ飲みし、3割近く削られたHPの回復を計った。
 ▼ 23 ラティアス 心の雫 14/11/27 22:15:21 ID:7ThTr7No NGネーム登録 NGID登録 報告
SAO好きな俺得
支援
 ▼ 24 レート低めなシングル勢◆8ckxTNvsRc 14/11/27 22:22:44 ID:V46P4Xp2 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
その後、長い長い戦いが続いた。

『かぜおこし』をしっかり回避しつつ、『つばめがえし』や『でんこうせっか』にはしっかりソードスキルを合わせて行く。

主力となったのは、打撃武器の『たたきつける』や『ハートスタンプ』、レイピア系剣士の『つつく』などだった。体術スキルを取っていて、『メガトンキック』を使える俺も攻撃に加わり、ダメージを稼いでいた。

そして…ついにボスのHPが残り2割を切った。あとすこしだ、そう皆が思った瞬間、ボスの動きが変わった。

いきなりボスが大きくバックステップし、俺たちから距離を取る。すぐさま追撃を掛けようと走る俺たち。しかし、俺はその判断が誤りだと気づいた。なぜなら、ボスの全身を、激しい光が包んでいたからだ。

サトシ「マズい!なんかくる!みんな、下がれ…」
 ▼ 25 レート低めなシングル勢◆8ckxTNvsRc 14/11/27 22:41:34 ID:V46P4Xp2 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
あのモーションを、俺は見た事がある…。シンジのヤミカラスなどが使う、飛行タイプ最強の大技だ。あんなの食らったら、たまったもんじゃない。俺は全力で横に跳んだ。それと同時に、それは来た。


飛行タイプ溜め技『ゴッドバード』


激しい光を放ち、途轍もないエネルギーと共に突っ込んでくるナウシカロード。俺はスレスレで回避したが…。反応が遅れた8人ほどが吹っ飛ばされた。

「うわあああああああああ!!!」

部屋に絶叫が木霊する。見ると、吹っ飛ばされた奴らのHPがごっそりと削れている。早く下がって回復を、そう叫ぼうとした俺は、気づいた。

ゴッドバードには…スタン効果『ひるみ』がある事を。

「助けてくれええええ!!!」

食らった奴は皆、怯み+HPレッドゾーン。そして、ナウシカロードはもう硬直が解けている。どうする、このままじゃ誰か死ぬ!!!

そこまで考える前に俺は飛び出した。10数メートル先で、スタンして死にかけの仲間に、ナウシカロードが『つばめがえし』しようとしている。

間に合え…っ!!!

サトシ「うおおおおおおっ!!!『でんこうせっか』!!!」
 ▼ 26 レート低めなシングル勢◆8ckxTNvsRc 14/11/28 18:52:09 ID:VgpLblSo NGネーム登録 NGID登録 報告
俺の剣とナウシカロードの剣が思い切り激突する。

ここで押し負けると、俺の後ろでスタンしている奴が死ぬ。だから…負けられない!!!

サトシ「ド根性の…『メガトンキック』!!!」

敵の剣を俺の剣で抑えつつ、無防備の身体に叩き込んだ足技は、ナウシカロードを大きくノックバックさせた。

サトシ「よし!!!さあ早く逃げ…」

しかし、まだみんなスタンから復帰していない。まずいな…。これは…。俺一人でこいつを抑えるのは流石に無理があるぞ…。

俺は思考をフル回転させる。誰も死なせずに、この状況を打開するには…。どうする?考えろ、考えるんだ…。


ボスを俺が倒し切ってしまえばいいんじゃね?
 ▼ 27 レート低めなシングル勢◆8ckxTNvsRc 14/11/28 19:01:46 ID:W0CCIJIU NGネーム登録 NGID登録 報告
今ノックバックしてバランスを崩した奴は無防備…残りHPは2割弱…何か大技があれば…できれば、岩、氷、電気で…。

サトシ「電気!?」

そうだ。俺はいつも見ているではないか。最高の相棒の…最高の必殺技を!!!あの技なら、俺にもできる!!!

サトシ「ピカチュウ…力を貸してくれ!!!」

身体を前に倒し、地を駆ける。加速と共に、スパークする大量のエネルギー。そして、それは金色の光となり、俺の身体を包む。よし、出来る!

サトシ「うおおおおおおっ!!!!」

咆哮し、その技の名前を叫ぶ。これで…決める!!!

サトシ「『ボルテッカー』あああああ!!!」
 ▼ 28 ドダイトス@くろいてっきゅう 14/11/29 03:10:17 ID:/jBABni6 [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 29 ヒトデマン@せいなるはい 14/11/29 10:27:02 ID:l0DMICI2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヒロインは誰?
 ▼ 30 レート低めなシングル勢◆8ckxTNvsRc 14/11/29 10:48:36 ID:Kg3A8KlI NGネーム登録 NGID登録 報告
電撃を身体に纏い、全体重を掛け、剣を叩きつける。その勢いのまま、全力のタックル。アドリブではあったが、綺麗に決まった。

サトシ「…っらあっ!!」

そのまま思いっきり振り抜き、ナウシカロードを吹き飛ばす。効果は抜群。これで倒れてくれるといいが…。


現実は甘くない。悪夢ならなおさらだ。ナウシカロードのHPを一割ほど減らすことに成功はしたが…。倒すには至らず。奴は綺麗に着地し、反撃を試みる。激しい光に包まれる身体。マズい。スキル後硬直中の俺に回避する手段はない。しかも、さっきまで怯んでいた人たちも、まだ『ゴッドバード』の射程圏内。

打つ手…無しか。

俺は唇を噛んで、奴が『ゴッドバード』を放つのを見ているしかなかった。
 ▼ 31 レート低めなシングル勢◆8ckxTNvsRc 14/11/29 11:11:37 ID:ktPrri.w [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
しかし、奴の『ゴッドバード』が炸裂し、俺たちのHPを吹き飛ばそうとする寸前、1人の男が割って入った。

「この…痴れ者が!!!」

その男は、そう叫ぶと、持っていたフライパンのような武器を、突っ込んできたナウシカロードに向け…

頭部に思いっきり叩きつけ、撃ち落とした。

あのソードスキルは…おそらく『うちおとす』だろう。『ゴッドバード』で低空飛行していたナウシカロードは、ソードスキルをキャンセルさせられた上、スタンまでしている。

サトシ「そこのフライパン使いさん、助かった!!!」

硬直の解けた俺は走り出す。ナウシカロードのHPはほぼ0に近い。フライパン使いさんはスキル後硬直中。ならば…トドメは一番近くにいる俺が刺す!!!

サトシ「おおおおお!!!『だんがいのつるぎ』!!!」

地に落ちた鳥に、俺の全力下段切りが炸裂し…HPゲージを吹き飛ばし、ポリゴンを爆散させた。
 ▼ 32 バタフリー@ながながこやし 14/11/29 11:18:44 ID:3kI7V8FA [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
まさかのキャラにワロタ
 ▼ 33 レート低めなシングル勢◆8ckxTNvsRc 14/11/29 12:08:42 ID:T94Oup0E [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ボスが消滅すると同時に訪れた一瞬の静寂。

サトシ「終わった…のか?」

テッテテー テレテッテレー テッテテーレッテレー

俺が呟くのを待っていたかのように、鳴り響いたファンファーレ。それを聴いて沸き起こる歓声。

ああ…勝ったんだ…。そう認識した俺は、力が抜けて地面に大の字に転がる。本当に疲れた…。


皆が喜びの雄叫びをあげる中、俺に近づく人影があった。あのフライパン使いだった。

「やがて薄れ消えゆくものを記憶に刻み込むため
全身全霊を 打ちこむ!それが戦いです。素晴らしい剣技に、見事な戦い。コングラチュレーション。勝利はあなたの物です。おめでとう!!!」

噛みそうになる英単語を実際に噛みそうになりながら発音したフライパン使いは、笑みを浮かべて拳を握り、こちらに突き出してきた。

俺も応じて拳を合わせようとして、身体を起こしたその時だった。


「なんでや!!!」
 ▼ 34 レート低めなシングル勢◆8ckxTNvsRc 14/11/29 12:25:41 ID:T94Oup0E [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
突然響いた叫び声。声の主は、ボス部屋の真ん中より少し後ろ辺りで泣いていた。何故泣いているのか、俺には分からなかった。今は泣くような場面じゃ…。

しかし、次の言葉を聞いた瞬間、思い出した。


「なんで…なんでダイゴはんを見殺しにしたんや!!!」

あ…。いたな…そんな奴…。正直完全に忘れていた。そういえば1人死んでたな…。

でも…

サトシ「見殺し…?」
 ▼ 35 レート低めなシングル勢◆8ckxTNvsRc 14/11/29 15:05:44 ID:23JpvA5Q [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
「そうやろが!!!だって…アンタとフライパンはんは…ボスに有効なソードスキルあったやないか!!!アンタらが最初からアレ使っとったら…ダイゴはんは死なずにすんだんや!!!」

理不尽すぎた。でも確かに、周りから見たらそうなんだろうな…。みんなざわめいている。

「そういえばそうだな…」
「なんで隠してたんだ…?」

サトシ「いや…あれアドリブでやったら…」

「この痴れ者が!!!必殺技は最後までとっておく物だろうが!!!始めから必殺技を連打し、一方的に叩く、そんな戦いに芸術性は無い!!」


あ…フライパンさんやらかした…。
 ▼ 36 レート低めなシングル勢◆8ckxTNvsRc 14/11/29 15:31:50 ID:23JpvA5Q [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
「なんだよそれ!1人死んでんだぞ!」
「そうだよ謝れよ!チーター!!!」
「お前らだけあんな技持ってさぁ、持ってんなら使えよ!!!」
「そうだよ!痴れ者のチーター、だから…痴ーター…シーター!!!音便でチーターだ!!!」
「じゃあボルテッカーのお前は…ピカチュウのチーター、だからピーカーだ!!!」

なんだそれ…もう知らん…。

「≪痴ーター≫…芸術的な呼び方だな…」

フライパンさんェ…。この人なんなの…。

ズミ「そうだ、私は≪痴ーター≫のズミだ。これからは、ただの痴れ者如きと一緒にしないでくれ。」

フライパンさん…ズミって言うんだ…。

こうして俺は、≪ピーカー≫とかいう不名誉な二つ名を手にいれてしまった。
まあ、実際理不尽なんで、後で頭の冷えた連中は謝罪してきたが…まあ攻略組の2割ぐらいの奴を敵に回してしまったようだ。
特に…最初に叫んだ「アーティー」とか言う奴。あいつの周りにいる奴らは全員、俺のこと嫌っているんだろうな…。
 ▼ 37 ラティアス 心の雫 14/11/29 16:51:40 ID:U25/yv2. [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>29
ハルカ
ヒカリ
カノン
フルーラが
いいな支援
 ▼ 38 ラティアス 心の雫 14/11/29 16:53:02 ID:U25/yv2. [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>37
この中の誰かがいいな
 ▼ 39 レート低めなシングル勢◆8ckxTNvsRc 14/11/30 15:28:07 ID:23JpvA5Q [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
第三話 「赤鼻のグラカイ」


サトシ「せやあああっ!!!」

俺の片手剣上位スキル『りゅうせいぐん』が炸裂。降り注ぐ上からの刺突の嵐が、モンスターの群れを殲滅する。

サトシ「うるああああっ!!!」

そのまま繋げて放った、『ダメおし』。様々なソードスキルから、直接繋げて放てる追い討ちだ。スキル後硬直が少し長くはなるが、手数の増加は火力の増加。使い勝手のいいスキルだ。

俺はこうして最近、思う事があってソロでレベル上げをしまくっている。正直レベルも装備もギリギリだ。でも…やらねばならない。

サトシ「どおりゃあああっ!!!」

今日はそろそろ終わりにしようか。そう思った俺は、今湧いている奴らを全て屠るべく、『じごくぐるま』を放つ。回転と共に斬り込み、近づくものを一刀両断にする。

そして、モンスターを殲滅しきった俺は、プレイヤーホームに帰るべく、その場を去ろうとした。
 ▼ 40 アズマオウ@あさせのかいがら 14/11/30 15:36:49 ID:NsEgF3hg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
期待
 ▼ 41 レート低めなシングル勢◆8ckxTNvsRc 14/11/30 21:56:04 ID:ktPrri.w [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
トナカイをグラカイに変えて、ギャグ回にしようかなと思って書いたけど、
構想練るために原作の赤鼻のトナカイ読み直したら、

あの話を汚すのはアカン…

と思い、今構想練り直してる。

まとまり次第書くんで、しばらくお待ちを。


放置だけは絶対にしないからな!!!
 ▼ 42 ズルッグ@がくしゅうそうち 14/11/30 22:01:43 ID:l8zyAlqY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
やっぱりビーターのくだりは笑えるわあかん
 ▼ 43 オクタン@エルレイドナイト 14/12/01 12:23:44 ID:b8JcPtKg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 44 レート低めなシングル勢◆8ckxTNvsRc 14/12/01 23:16:47 ID:pj8X1mEM [1/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
「よぉ。サトシじゃねーか。元気してたか?」

後ろからかけられた声に、俺は振り向く。そこにいたのは、赤い着物風の甲冑を着たカタナ使い、マサムネだった。

サトシ「マサムネ…か。25層ボス戦以来だな…。」

マサムネ「サトシ…。やっぱお前、まだ気にしてるのか…。」

サトシ「当たり前だろ。あれは…俺が…」

マサムネ「アレは仕方なかった。みんなそう言ってる。きっと…ユーリカも分かってくれ…」

サトシ「やめろよ。んな訳無いだろ。」

半年前。第25層ボス戦。そこであったとある事件が、俺を変えた。以来俺は、人との関わりを断ち、ひたすら1人で無茶な戦いを続けていた。

正直、自殺も考えた。でも…できなかった。怖かった。死ぬ事が怖かった。そんな俺に、生きる目的が出来たのが、つい1ヶ月前の事。

偶然小耳に挟んだ噂だった。

「クリスマスに降臨する特別ボスがドロップするレアアイテム。その中に、蘇生アイテムがある。」

『蘇生アイテム』。この希望こそ、俺を生かし続けた物だった。なぜなら。

俺は…25層ボス戦で…人をこの手で殺してしまったからだ。
 ▼ 45 おんもーん 14/12/01 23:37:41 ID:8YGLxIrQ NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 46 レート低めなシングル勢◆8ckxTNvsRc 14/12/01 23:46:46 ID:pj8X1mEM [2/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
「今回のボス戦は、パーティ毎に役割を決めて、堅実に戦っていこう!!!とりあえず、6人一組でパーティを組んでくれ!!!」

第25層ボス攻略会議。リーダーを務めるナオシの言葉に、俺は焦った。

ヤバい、俺ボッチじゃん!!!

周りを見渡すと、他はみんなパーティを組め…ていなかった。2人組一つと、ボッチが4人。

マサムネ「あはは…余り物同士、仲良くしようぜ!!!」

そうして出来た、余り物パーティ。
カタナ使いマサムネ
フライパン使いズミ
片手剣使いサトシ
片手剣使いセレナ
変形斧剣使いシトロン
短剣使いユーリカ

このパーティを俺は、一生忘れないだろう。
 ▼ 47 シャンデラ@ピントレンズ 14/12/01 23:48:09 ID:EmlEfZIc NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヒロインセレナか
 ▼ 48 レート低めなシングル勢◆8ckxTNvsRc 14/12/01 23:49:50 ID:pj8X1mEM [3/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
変形斧剣は、モンハンのスラッシュアックスやチャージアックス(穿龍棍とか知らない)を想像していただければ。

要はガチャガチャやって変形する斧です。
 ▼ 49 レート低めなシングル勢◆8ckxTNvsRc 14/12/01 23:52:57 ID:pj8X1mEM [4/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>47
いえ。
ヒロインは、別でなるべき人(ヒント:アスナ様と言えば?)がいるので。

フエンジムのあの方は出ません。
 ▼ 50 レート低めなシングル勢◆8ckxTNvsRc 14/12/02 00:04:53 ID:j26q4H1k NGネーム登録 NGID登録 報告
ズミ「この…アタッカー一色パーティがっ!!!」

会議後、俺たちは集まって話し合った。俺たちのこのアタッカーパーティは、ボスにメインで攻撃する役を任されたのだが…。

シトロン「盾持ちがサトシしかいない…」

セレナ「盾無し片手でごめんなさい。」

サトシ「いや…俺も気休め程度のライトシールドだし…。スキルはほぼ自己強化系振りだから、盾ガードはあまり…ね。」

マサムネ「とにかく、盾持ちなり両手剣使いなり、敵の攻撃を受け止めれる奴がいないんじゃ、攻撃に割ける時間も違うし、ポーション回復の効率も段違いなんだ…。だから、誰か、今から盾を使えるようにしてくれると助かるんだが…」

ユーリカ「ユーリカやる!!!短剣がこの中で1番火力無いもん!!!」

この時、盾役を俺一人で引き受けていれば、あんな事は、起こらなかったかもしれない。
 ▼ 51 エリキテル@きあいのハチマキ 14/12/02 00:08:10 ID:8yMNaZ62 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>49
俺とお前のアスナ観がちげーわ
個人的にセレナがアスナに近い感じ
あともう1人いるけど当たったらアレだから言うのやめとく
 ▼ 52 ドーミラー@ルアーボール 14/12/02 13:00:56 ID:rfp5E5d2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
あれ、これってセレナがヒロイン?
 ▼ 53 カクレオン@バンギラスナイト 14/12/02 13:32:06 ID:Tti73F/w [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
中々面白い
支援
 ▼ 54 スカタンク@ひでんのくすり 14/12/02 13:34:31 ID:Tti73F/w [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>52
逆に考えるんだ......

ヒロインは いえ。
家=バリヤード

よってヒロインはバリヤード

 ▼ 56 レート低めなシングル勢◆8ckxTNvsRc 14/12/03 18:35:57 ID:H1bRlBTY [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ユーリカ「いやぁ!来ないで!!!」

サトシ「焦るな!しっかり攻撃を見るんだ!」

あの後、唯一の盾持ちとして、ユーリカへの盾の指導を頼まれた俺は、ユーリカと2人で、そこらへんの植物系モンスターと戦っていた…が。

ユーリカ「そんな事言ったってぇ!この槍と盾、さっき買ったばっかで、慣れてないんだよ!?構えるだけでも意識しないと…」

サトシ「おいユーリカ前見ろ!『パワーウィップ』が来るぞ!!!」

ユーリカ「えっ…きゃあああああ!!!」

あちゃー。見事に、モンスターの『パワーウィップ』に捕まったユーリカは、逆さ宙吊りになってしまった。こうなるとまあお約束というか、なんと言うか、紳士として、ありがたく思いつつ、しっかりと記憶に…

ユーリカ「サトシさん見ないで!助けて〜!」

サトシ「それは…無理かな。」

とりあえず、ユーリカを助けるべく、俺は、最近修行中の『波動スキル』の基本技、『しんくうは』を繰り出した。俺の剣に波動の刃を纏わせ、延長したリーチを活かした攻撃が、植物系モンスターのツルを切り裂く。

サトシ「今だユーリカ!!!その体制から『つつく』だ!!!」

ユーリカ「え、えーいっ!!!」

槍スキルの基本技がモンスターを真っ直ぐ貫き、ポリゴン片へと変える。まあ、どうにか槍ソードスキルは使えるようだが…。

ユーリカ「サ・ト・シ?」

ユーリカの笑顔が怖い。
 ▼ 57 レート低めなシングル勢◆8ckxTNvsRc 14/12/03 18:54:55 ID:H1bRlBTY [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ユーリカ「サトシは〜ぁ、宙吊りの私の〜ぉ、何を見てたのかな〜ぁ。」

槍持って迫ってくるユーリカが怖い。マズい、ここで正直に、「スカートの中身のくまさんぱんつ見てました〜!!!」なんて言った日には、あの槍が串焼きの串に変わるんだろうな…。もちろん刺さってるのは俺。マズい。どうにかしなければ。え、えーと…。

サトシ「ぱ、ぱんつなんて見てないからな!だってスカートの下には何も…うわっ危ない危ない!!!」

ユーリカ「槍スキル重火力単発技『メガホーン』!!!」


まあ…こんな感じで、大盾+長槍っていう戦い方をユーリカに何日か教えて行った。ユーリカはまあま筋がよく、着実に盾槍を使えるようにはなってきた。



そして、いよいよボス戦に挑む3日前になった日の事。

「大変だ!!!ボスの新情報だ!!!」

俺とは別行動で、ボスの情報を集めていたマサムネが、25層の街の、攻略会議会場に転がりこみながら叫んだ。

「25層ボスは…2体いる!!!」
 ▼ 58 レート低めなシングル勢◆8ckxTNvsRc 14/12/04 22:22:49 ID:cS5MPzl6 NGネーム登録 NGID登録 報告
攻略組に走る衝撃。それはそうだ。俺たちは、相手が一体である事を想定したレイドを組んでいる。相手が2体となると、戦い方も違ってくる。これは…。延期か?

ナオシ「問題ない。相打ちを狙いつつ、片方を全力で倒せば勝ちも当然!2体セットは片方倒せばもう片方は楽勝。そう決まっている!!!」

「リーダーが言うなら大丈夫だな」
「んだんだ」

まじ…かよ…。

結局、その後の攻略会議は、陣形の変更だけで終わった。まあ、どうにかなるだろう、不思議とそんな気もしなくはなかった。
 ▼ 59 レート低めなシングル勢◆8ckxTNvsRc 14/12/05 22:15:49 ID:gzh.LG.Y [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ちょっとだけ投下する。

今日試験終わって、サファイアやっと買えたのと、スクフェスで真姫イベ始まったから、しばらく投下頻度が落ちます。

レンジャーの奴も更新しなきゃな…。
 ▼ 60 レート低めなシングル勢◆8ckxTNvsRc 14/12/05 22:24:50 ID:gzh.LG.Y [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
その日の夜。

ボス戦についてパーティメンバーとミーティングし、その後夕食を取って風呂入ってオナってアイテム整理して、さあ寝よう、そう思った俺の所に、来客があった。

セレナ「サトシ…いる?ってイカ臭っ!!!」

サトシ「あ、ああ。さっきスルメ食っててさ…。で、どうした?」

セレナ「ユーリカが…いないの。もう3時間ぐらい探してるんだけど…。」

サトシ「ま、マジかよ!探さないと!!!」

賢者モードだった頭を一瞬で切り替え、身支度をして俺は部屋を飛び出した。

サトシ「ユーリカ…どこだ!?」
 ▼ 61 レート低めなシングル勢◆8ckxTNvsRc 14/12/05 23:19:54 ID:Zh/TXMF. NGネーム登録 NGID登録 報告
人を探す時に、闇雲に探しても見つける事は難しい。手掛かり無しに探すのは不可能に近い。

俺は、その手掛かりを掴むため、波動スキルを発動する。知っている相手が近くにいれば、波動が探知してくれるはずだ。


程なくして、俺はユーリカを見つけたが…。

ユーリカは黒衣の男たちに囲まれ、動きを封じられていた。
 ▼ 62 レート低めなシングル勢◆8ckxTNvsRc 14/12/07 22:24:40 ID:TqGnbC6s [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
「へへへ、活きのいい幼女を捕まえたぜ」

「今夜は寝れないな。うへへ」

ユーリカ「ちょっと!離してよ!何すんのよ!」

ああ…。そうか…。ユーリカは捕まってたのか…。まああんな奴もいてもおかしくないよね…。うん。まあ、許さないけど。

俺は、背中に吊るした剣に手をかけながら、その集団の前に出て行った。

サトシ「なにやってんだよお前ら。」

ユーリカ「サ、サトシ!助けて!!!」

「ああ?なんだお前?」

「生意気な餓鬼だな…殺っちまうか?」

「だなだな!顔も見られたし、殺っちまえ!」

はぁ、面倒臭い。こいつら、攻略組を舐めてるのだろうか。しかも、俺はロリコンを前にして、今少し機嫌が悪い。ここは少し、奴らに立場を分からせてやらねばならないかもしれない。

俺の…本気を見せて。
 ▼ 63 レート低めなシングル勢◆8ckxTNvsRc 14/12/07 22:41:06 ID:TqGnbC6s [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
俺はウィンドゥを開くと、修得済みスキルを全てタップする。次々に発動していくスキル。波動スキル『メガランチャー』、ド根性スキル『こんじょう』、気合いスキル『はりきり』、悟りスキル『せいしんりょく』、体術スキル『じゅうなん』、魔導スキル『ミラクルスキン』…。

スキルが発動するたびに、俺の身体を淡い光が包んでいく。赤、青、黄色…スキルの数分の光が身体を包む様はまるで…。

「あ、あのスキル発動光の鎧って…」

「な、ま、まさかあいつ…」

「攻略組の…スーパーマサラ人!?」

「クッソ…運悪いな…。なんでこんな時にこんなのが…」
 ▼ 64 レート低めなシングル勢◆8ckxTNvsRc 14/12/08 21:41:41 ID:MhHRyVs. NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「…で。やるのか?」

俺は剣に手をかけて脅す。力って物は、使い方間違えなきゃ、便利な物だ。1人の正義で、多数の悪を成敗できるのだから。それにしても、『ピーカー』やら、『スーパーマサラ人』やら、俺も有名になったもんだ。

「クッソ…逃げるぞ!走れ!」

「おう!」

黒衣のロリコン共は、一目散に逃げていく。ホッと一安心。ユーリカもまだ何もされてなかった見たいだし、よかったよかった…。

ユーリカ「ねぇ…サトシ…」

ユーリカ「私たちって…死んじゃうのかな?」
 ▼ 65 レート低めなシングル勢◆8ckxTNvsRc 14/12/08 23:09:43 ID:hVWb6s2c [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ユーリカ「さっきの人たち…どうせ俺たちは死ぬんだ、だからもう死ぬ前にやりたい事やってやる、って…。」

ユーリカはぽつりぽつりと語り出す。

ユーリカ「いくら攻略組が強くても、100層攻略なんて、無理だって。」

その表情は、不安や絶望に満ちていて…悲痛で、俺には耐えられないものだった。

ユーリカ「ねえ、私もいつか死んじゃうのかな?この世界から二度と帰れないのかな?」

だから…元気付けたかった。根拠のない事でもいい。とにかく、前を向いて欲しかった。

サトシ「君は死なないよ。」
 ▼ 66 レート低めなシングル勢◆8ckxTNvsRc 14/12/08 23:17:03 ID:hVWb6s2c [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「絶対に死なない。俺が保証する。」

ユーリカ「どうしてそう言えるの?こんな世界、いつ死ぬとも…」

サトシ「ユーリカは俺が守る。だから…死なない。絶対の絶対だ。」

ユーリカ「サトシ…」

サトシ「さ、帰ろう。セレナたちが待ってるぞ。」

ユーリカ「うん!!!」



ユーリカ「あのね… ありがとう。」

サトシ「え、何…?聞こえなかった。」

ユーリカ「ううん。何でもないよ。ふふふ。」
 ▼ 67 レート低めなシングル勢◆8ckxTNvsRc 14/12/14 15:06:09 ID:Y/WtUMig [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
待たせてごめんなさい。

今から進める。
 ▼ 68 レート低めなシングル勢◆8ckxTNvsRc 14/12/14 15:21:19 ID:Y/WtUMig [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
そして…運命の日。第25層ボス戦当日。ボス戦参加者は、装備やアイテムをしっかり整え、ボス部屋前に集合していた。

俺たちのパーティーも、すでにミーティングを終え、準備体操やら発生練習やらを各自行っていた。

その中で、武器を変えてから初のボス戦となるユーリカ。緊張に少し震えているのが分かった。

サトシ「大丈夫だよ。」

俺はその手をそっと握ってやる。いざとなったら、俺が守るから、心配するなよ、って。


ナオシ「25層ボス戦、クォーターポイントだけに、今までより激戦が予想されます!今回の敵は2体同時!作戦通り、盾持ちを中心に凌ぎつつ、ボス同士の相討ちダメージを狙って行きましょう!」

ナオシ「さあ、行きましょう!!!」

全員「うおおおおおおおおおお!!!」

握っていた手を離して、背中に吊るした愛剣を引き抜く。さあ、

ナオシ「いつか訪れる解放の日を目指して!戦闘開始です!!!」

扉が開かれると同時に、攻略組48人が一斉に、ボス部屋へと雪崩れ込んだ。
 ▼ 69 レート低めなシングル勢◆8ckxTNvsRc 14/12/14 16:22:36 ID:tBq0K1mc NGネーム登録 NGID登録 報告
第25層BOSS ≪始まりの海・ボルメテウス・α・サファイアドラゴン≫& ≪終わりの大地・エンゲイジ・Ω・ビックサンド≫

羽が生えたホエルオーみたいな奴と、巨大化したサンドみたいな奴。今回俺たちのパーティーは、ホエルオーみたいな奴の相手が役目だった。

マサムネ「向こうは頼んだ!!!こっちは任せろ!!!」

叫ぶと共に、マサムネが先制パンチを浴びせる。抜刀と共にその姿が霞み、同時に派手なライトエフェクトがボスを切り裂く。抜刀と共に加速し、一気に切り払うカタナスキル抜刀突進技『つじぎり』。

ズミ「芸術は爆発だあああ!!!」

続いて、ズミが跳躍すると共に、そのフライパンがクリムゾンの輝きを纏い、思いっきり叩き付けられる。鈍器スキル重単発技『いわくだき』

セレナ「はあああああっ!!!」

同時に、セレナが体勢を低くしながらダッシュ、敵に近づいた瞬間、思いっきり跳躍。同時に、跳躍の勢いを乗せた強烈な斬り上げをお見舞い。軽量武器汎用技『スカイアッパー』

シトロン「今こそ科学が未来を切り開く時!!!」

最後に、シトロンが謎のエネルギーを溜め込んだ斧の一撃を思いっきり放つ。エネルギーの爆発と共に、炸裂する重い一撃。変形武器スキル貯め技『でんじほう』

4人の攻撃により、ボスのHPは僅かに減少する。全体からみたら少ないダメージだが、減り具合が見えるだけまだマシだ。

「ぎゅらりいいいいぎゅるうううう!!!」

いきなり攻撃を食らったボスは、怒りを露わにして方向し、反撃せんとその尾を振り上げる。

サトシ「来るぞ!!!」

ユーリカ「うん!!!」

相手の攻撃の予備動作を見た俺達は、盾を構えて走り出した。
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