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SS

【ブイズ】日常SS

 ▼ 1 ピナス@いわのジュエル 16/10/11 20:24:13 ID:CmfmdALI [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
ーーーWarning!!!ーーー

これはブイズSSです
ブイズは一切出てきません
ブイズなら出てきます

それでも良いならブラウザバック推奨
不快に思われたのならブラウザバック推奨
開いていない方々もブラウザバック推奨

それでは始めていきます
 ▼ 2 タグロス@こおりなおし 16/10/11 20:26:28 ID:kFV01COs NGネーム登録 NGID登録 報告
イミフ
 ▼ 3 1◆u.TfDgpDbY 16/10/11 20:43:20 ID:CmfmdALI [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
イーブイ「……ここかぁ!今日から僕が住むシェアハウスっていうのは……!」

都市圏から少し離れた森の奥、木漏れ日が燦々と射し込む広場にぽつんと佇む一軒の家。
一見するとシェアハウスとしては不向きに思えるほど小さな家なのだが、イーブイはこのシェアハウスのとある秘密を知っているため、落ち込む様子もなく、軽い足取りで扉のもとへと駆けて行った。

イーブイ「(これからどんな生活が待ってるんだろう……!)」

期待に胸を膨らませながら、イーブイは木造の小綺麗なドアに手を掛け、そして静かに押し開いた。
 ▼ 4 1◆u.TfDgpDbY 16/10/11 22:00:50 ID:CmfmdALI [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
イーブイ「わぁ……!」

中へ入ってみて、イーブイは再び驚きの声を漏らした。
外観からは想像もつかないような立派な大広間に、淡い紅色のカーペットが敷かれており、銀の燭台が部屋中を明るく彩る、洋風の幻想的な空間がそこにはあった。

イーブイ「(す、凄い……こんなところに僕なんかが住んで良いのかな……)」

そのあまりの美しさに気圧されそうになりながらも、イーブイは薔薇色のカーペットの上を通り、階段の方へと歩を進める。

ー上ではなく、下へと続く大理石の階段ー

そう、これこそがこのシェアハウス最大の秘密である。
地上ではなく、地下に造られた石造りの空間。
イーブイがこのシェアハウスを選んだ理由の1つとも云える重大な特徴だった。
 ▼ 5 1◆u.TfDgpDbY 16/10/12 16:31:01 ID:PCJZy2iU NGネーム登録 NGID登録 報告
階段を下り、自室へと急ぎ足で向かうイーブイ。
そして、ミロカロス2匹を真っ直ぐ伸ばしてもほんの少し足りないほど長い廊下を渡り、『空き部屋』の札が立て掛けられた扉を見つけ、立ち止まった。

イーブイ「ここかな……?」

興奮で震える手を何とか持ち上げ、扉に手を掛けた。

……その時、

???「ハイドロポンプ!」

イーブイ「!?」

階段の方から突然ポケモンの声が聞こえ、イーブイが振り返った瞬間、その体はふわりと宙を舞い、状況が飲み込めないまま、痛みを感じる暇もなくイーブイは意識を失った。




 ▼ 6 サキント@きょうせいギプス 16/10/13 00:03:34 ID:Gpw/XMCU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 7 クスロー@ひかりのねんど 16/10/14 07:44:41 ID:VuayRfQ2 NGネーム登録 NGID登録 報告
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

イーブイ「……ん……?」

目を覚ますと、イーブイはいつの間にか見知らぬベッドの上にいた。

イーブイ「(こ、ここは……)」

訳が解らず起き上がれないでいると、イーブイのすぐ隣から一匹のポケモンの声が聞こえてきた。

???「気が付きましたか!?……よ、良かったです……」

イーブイ「(……このポケモンは……シャワーズ?)」

全身が水色の鱗で覆われ、魚のような大きい尻尾を持つそのポケモンは、イーブイの進化系である『シャワーズ』だった。

シャワーズ「ごめんなさい!新しい入居者とも知らずに、不審者だと思って攻撃なんてして……」

イーブイ「……僕なら大丈夫です。悪気がなかったのなら良いですよ」

シャワーズ「本当にすみませんでした!」
 ▼ 8 1◆u.TfDgpDbY 16/10/15 06:13:51 ID:IJ4tE7Sg [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
シャワーズ「なんとお詫びをすれば良いのか……」

イーブイ「いえいえ、心配なさらなくても大丈夫ですよ」

正直何が起こったのか分からなかったし、とイーブイは心の中で呟いた。

イーブイ「……それより、貴女のことについてお聞きしたいのですが……」

シャワーズ「あ、申し遅れました。私はここ、2号室に住まわせて頂いてるシャワーズと申します!」

イーブイ「2号室……ということは、階段を下りてすぐの部屋ですね」

シャワーズ「はい。何か分からないことがありましたら、気兼ねなく私の所へ来てくださいね」

イーブイ「ありがとうございます」

最後にもう一度謝罪の言葉を添えながら、シャワーズはイーブイを空き部屋まで案内した。
自分のことを気遣ってくれているシャワーズに対して、『部屋の場所知ってます』とは言えず、少し申し訳ない気持ちになりながらも、空き部屋の中へ足を踏み入れた。
 ▼ 9 1◆u.TfDgpDbY 16/10/15 21:48:27 ID:IJ4tE7Sg [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告


イーブイ「ふぅ……とりあえずはこれで良いかな?」

テーブルや本棚などの家具と、ウールの絨毯が敷かれた部屋を見て、イーブイは一息ついた。

イーブイ「うーん……中々様にはなってるなぁ……」

綺麗に仕上げられた自分の部屋を見つめ、感慨深い気持ちになるイーブイ。

その時、外から微かに、午後のゴジータを告げる鐘の音が聴こえてきた。

イーブイ「……あ、もう集まらないと……」

シェアハウスの新しい入居者ということで、自己紹介を兼ねた夕食会を開くとシャワーズから聞かされていたイーブイは、本の整理をしていた手を止め、会場の設けられた大広間へと向かった。
 ▼ 10 1◆u.TfDgpDbY 16/10/15 21:49:41 ID:IJ4tE7Sg [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
誤字ータ

○午後の5時を告げる
 ▼ 11 1◆u.TfDgpDbY 16/10/22 06:45:39 ID:X0y9Aaj6 NGネーム登録 NGID登録 報告
〜大広間〜

イーブイが席につくと、すぐに夕食会が行われた。

シャワーズ「では、早速新しい入居者の自己紹介に入ります」

イーブイ「あ、はい!」

テーブル一面に並べられたご馳走を眺めていたイーブイは、焦ったように小走りでテーブルの前へと出た。

イーブイ「えっと……僕の名前はイーブイです。趣味は読書と写真を撮ることです。あとは……特にないです」

シャワーズ「ありがとうございました!」

簡潔に自分についての自己紹介を済ませたイーブイだったが、テーブルの方から『まさにノーマルだな』と聴こえてきたときは軽くショックを受けた。

イーブイ「(そんなに僕って普通なのか……)」

シャワーズ「次はブースターさん、お願いします」

サンダース「ラッスンゴレライ」ボソッ

ブースター「……面白くない、引っ込め」

イーブイ「(辛辣!)」
 ▼ 12 1◆u.TfDgpDbY 16/10/29 12:31:25 ID:0umSnHHI [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ブースター「私はブースターです。そしてそこの席のサンダースは幼い頃からの親友です。あと……」

リーフィア「弟のリーフィアです!訳あって、ここのシェアハウスに越して来ました!」

ブースター「このリーフィアの兄……じゃない、姉です」

ブースター「趣味はバトルとスポーツ、そこのサンダースをこんがり肉にすることです」

イーブイ「(悪ふざけが過ぎる……)」

リーフィア「僕の趣味はカードゲームとアニメ観賞です。ヨハネ推しです」

イーブイ「(アニメ名より先に推し面を言ってくスタイル……!)」

サンダース「俺はサンダース。めざ氷だ」

イーブイ「(趣味は鮫狩りだってはっきりわかんだね)」
 ▼ 13 ジョフー@こうてつプレート 16/10/29 19:29:06 ID:CSJe2Kxk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 14 もリー◆woBJ.2LDUY 16/10/29 19:41:40 ID:Yl/7xLXE NGネーム登録 NGID登録 報告
支援です
 ▼ 15 1◆u.TfDgpDbY 16/10/29 20:43:50 ID:0umSnHHI [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
イーブイ「……凄く個性的だったな……」

サンダース「なに、性的だったって?あのブースターが?うっはwwwマジウケる(笑)頭の眼科行けwww」

ブースター「完全に消え去ってしまえ」フレアドライブ

サンダース「」プスプス


イーブイ「(駄目だ……ノーマルの僕が踏み入れてはいけないレベルの領域に達している……!)」

個性が『たべるのが だいすき』で、とても真面目なイーブイは、ここにきて初めて、これまでにない大きな壁にぶち当たった。
それは、圧倒的な個性の差。
他のブイズにあり、自分にない技や特技、趣味、性格。
イーブイはその全てが足りなかったのだ。



しかし個性がなくとも、持ち前の適応力で何とかなると気付いたイーブイは考えるのをやめた。

シャワーズ「は、ははは……一気に3匹も自己紹介していただき、ありがとうございました!」
 ▼ 16 ガボーマンダ@かなめいし 16/11/03 19:38:03 ID:LlXSHxbU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 17 ングース@とくせいカプセル 16/11/10 20:35:43 ID:QePKq5SE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 18 1◆u.TfDgpDbY 16/11/12 21:50:52 ID:vFRjM4ac NGネーム登録 NGID登録 報告
シャワーズ「……き、気を取り直しまして……ブラッキーさん、とエーフィさんもですね。お願いします」

エーフィ「私の女子力は530000です」

イーブイ「(参考までに一般ポケモンの女子力を提示していただきたい)」

ブラッキー「……ブラッキーだ。こちらのちょっと頭が可哀想なエーフィは俺の妹だ。認めたくないが」

イーブイ「(またしても兄妹(姉弟)……!というかシェアハウスってこういうの良いんだっけ?)」

エーフィ『そこら辺は管理者のシャワーズが認めてくれてるから大丈夫ですよー』

イーブイ『あ、そうなんですか』
 ▼ 19 1◆u.TfDgpDbY 16/11/13 15:18:16 ID:ozh.f36. NGネーム登録 NGID登録 報告
シャワーズ「ブラッキーさん、エーフィさんありがとうございました。えと……次はグレイシアさんですね。お願いします」

グレイシア「……宜しくお願いします」

イーブイ「(……そういえば何故かエーフィさんとナチュラルにテレパシー会話ができたな……。遂にまさか僕の真の力が目覚めたか!?)」

グレイシア「…………」

イーブイ「(来たぞ……!これこそが環境への『適応力』!過去を振り替えれば、危険をいち早く察知することにも長けてたし、逃げ足も速かった。そんな僕が普通な訳がないじゃないか!)」

グレイシア「…………」

イーブイ「(サンムーンでのナインエボルブーストもそうだ……!今こそ僕の、イーブイの時代が来────」

グレイシア「…………」ジー

イーブイ「っ!?」

グレイシア「……宜しくお願いします」

イーブイ「よ、宜しくお願いします……」

イーブイ「(こ、怖……!いや、今のは完全に僕が悪いけど……)」

イーブイ「(あんな至近距離で、しかも冷たい視線を向けられながら顔を覗き込まれたら、誰でもビビると思うな……)」

イーブイ「(まぁ、グレイシアさんが可愛かったからある意味ラッキーかな)」


シャワーズ「グレイシアさん、ありがとうございました!」
 ▼ 20 レフワン@プテラナイト 16/11/20 01:14:48 ID:Io2BKT5g NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 21 デッポウ@ルームキー 16/11/20 14:45:52 ID:hf0UVhl2 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
シャワーズ「最後にニンフィアさん、お願いします!」

ニンフィア「宜しくお願いします♪」

イーブイ「(おお……こちらも中々……)」

ニンフィア「私の得意技はファイナルフラッシュです♪」

イーブイ「(……可愛かったけどなんかヤバそう)」

ニンフィア「まぁ、ファイナルフラッシュという名の破壊光線なんですけど」

サンダース「でも(威力)お高いんでしょ?」

イーブイ「!?」

ニンフィア「はい、こちらの破壊光線ですが、スキン込みで威力292.5!292.5!」

ニンフィア「更に今ならこだわりメガネをお付けして、威力なんと!438.75!438.75」

サンダース「おっとくゥ〜!」

イーブイ「な、な……」

イーブイ「(僕が心の中で考えていた渾身のボケを一字一句の間違いもなく繰り出すなんて……!)」

イーブイ「(こやつ……できる!)」
 ▼ 22 1◆u.TfDgpDbY 16/11/20 20:06:54 ID:hf0UVhl2 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
シャワーズ「……これで全員の自己紹介が終了しました……よね?」

シャワーズ「では、いただきましょう!」

いただきます。
広い広い大部屋に明るい声が響き渡り、賑やかな夕食会が幕を開けた。



シャワーズ「イーブイさんってバトル、お強いんですか?」

イーブイ「何ならやりましょうか?Wi-Fiで」

ブースター「あ、なら私とバトルしてくれませんか?」

ニンフィア「バトルなら私のスーパーギャリック砲という名の……」

エーフィ「私も興味あるかもー」

イーブイ「え、え……」

サンダース「良かったな、モテモテだぞお前」コソッ

イーブイ「えぇ……」

ブースター達の異常なまでの勝負魂に押され、全員のバトルを受けてしまったイーブイ。
はてさてこの先どうなりますことやら(棒読み)
 ▼ 23 1◆u.TfDgpDbY 16/11/24 21:20:12 ID:dNC2zID6 NGネーム登録 NGID登録 報告
〜翌日〜

ロトム型目覚まし時計『起きロ!起きロ!起きロ!起k』カチッ

イーブイ「ふぁぁぁ……ぁ……」ムクリ

幼い頃の誕生日に母から貰った目覚まし時計を静かに止めながら、イーブイはベッドから起き上がった。
そして、カーテン越しに受ける朝の陽射しに出迎えられながら、石造りのお洒落な小窓を開けた。

イーブイ「(んー……地下といっても、崖の下の空間に家があるだけだから、こうして外の景色が見えるのが良いよなぁ……)」

イーブイ「(同居者も良いポケモンばかりだし、ここに住んで正解だったかもしれないな……)」

そよそよと頬を流れていく風が気持ちいい。
このままずっと風を受けていたい……とイーブイは思う。このじわじわと体の底から痛みが上がってくるような風の感触を……

イーブイ「ってこれまさか、ようせいのかぜ!?」

意外ッ!それは攻撃技ッ!

パタンッ

イーブイ「しばらくお待ちください……しばらくお待ちください……」

イーブイ「……いざ、解・放!」バタンッ

イーブイは30のダメージを喰らった!

イーブイ「」
 ▼ 24 ワンテ@ルカリオナイト 16/11/29 01:21:33 ID:fWWrYYYk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 25 1◆u.TfDgpDbY 16/12/01 20:04:30 ID:jLAzfy5. NGネーム登録 NGID登録 報告
シャワーズ「どうしたんですか!?イーブイさん!」ガチャッ

シャワーズ「イーブイさん!イーブイさん!?」ユサユサ

シャワーズ「死んでる……」


シャワーズはイーブイが死んだことを全員に知らせ、すぐに入居者全てが集められた。

シャワーズ「今朝、イーブイさんの遺体が発見されました。……死因は他殺……でしょう」

ザワッ

『他殺』
その言葉が発せられた瞬間、部屋中がどよめきの声で溢れ返った。

シャワーズ「窓が開いていたことから、犯人は外からイーブイさんを襲撃した可能性が高いと思われます」

サンダース「い、イーブイはいつ殺されたんだ!」

シャワーズ「大きな物音がして部屋に行ったら、既にイーブイさんは息絶えていました……。恐らく、ほんの数分前に殺されたのだと……」

エーフィ「は、犯人は……犯人は一体誰なの……?」

シャワーズ「それは……」

わかりません、とシャワーズが言おうとしたそのとき、

???「その犯人、この僕が当てて見せましょう」

怪しげな声がどこからか聞こえてきた。
 ▼ 26 ワンテ@ヤミラミナイト 16/12/01 20:08:49 ID:pnonuxMo NGネーム登録 NGID登録 報告
しえーん
 ▼ 27 ルビート@ズアのみ 16/12/06 21:40:15 ID:lXKhzf6c NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 28 1◆u.TfDgpDbY 16/12/07 20:46:04 ID:MvjhlbcE NGネーム登録 NGID登録 報告
声の発せられた方向へ一同が視線を向けると、部屋全体の時が止まってしまったかのように、ざわついていた場の空気が静まり返った。

そして数秒も経たぬ内に、全員が声を揃えて、そこにいたポケモンに言い放った。



























「「「「「「「イーブイさん!?」」」」」」」
 ▼ 29 グトリオ@ねばねばこやし 16/12/09 15:57:16 ID:xUS.MPF6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 30 1◆u.TfDgpDbY 16/12/11 19:56:18 ID:9X8/b.U2 NGネーム登録 NGID登録 報告
シャワーズ「イーブイさん!」

イーブイ「……はっ!」ガバッ

シャワーズ「イーブイさん……床で寝てましたけど、どうかされたんですか?」

イーブイ「あー……ただ……気絶してただけです」

シャワーズ「まずいですよ!すぐ回復しないと……」

イーブイの体力は810回復した!

イーブイ「あ、ありがとうございました」

シャワーズ「いえいえ、同居者として当然のことですよ。では……」

イーブイの無事を確認し、一礼して部屋の扉へと向かうシャワーズ。
とそのとき、シャワーズは何かを思い出したように足を止め、イーブイの方へ向き直った。

シャワーズ「……あ、一つ聞いてもよろしいですか?」

イーブイ「え、あ、はい」

シャワーズ「ニンフィアさんがどこに行ったか、知りませんか?」

イーブイ「えっ……」
 ▼ 31 ャローダ@いでんしのくさび 16/12/14 23:07:24 ID:IUXhjFBo NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 32 ブンネ@モモンのみ 16/12/15 18:34:21 ID:g.7z/RaI NGネーム登録 NGID登録 報告
イーブイ「いえ……特に何も……」

シャワーズ「そう……ですか……」

イーブイ「な、何かあったんですか!?」

シャワーズ「今日、近くのお店までニンフィアさんと買い物に行く予定だったんです」

シャワーズ「ですが、ニンフィアさんの部屋に行ってみると、そこにニンフィアさんの姿はありませんでした」

イーブイ「そのお店の前で待っている、なんてことはないんですか?」

シャワーズ「多分そのようなことは……。私からも、一旦部屋を訪ねるという趣旨を伝えておきましたし……」

イーブイ「そうですか……」

シャワーズ「一体、どこへ行ってしまったのでしょうか……」


イーブイ「(ニンフィアさん……何事もなければ良いけど……)」

イーブイ「(それにしてもさっきの夢、妙に現実感あったな……)」

イーブイ「(あれ?そういえば……)」
 ▼ 33 ルマイン@シルフスコープ 16/12/16 02:44:45 ID:T4KrSxHg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 34 ラッキー@サメハダナイト 16/12/16 21:03:44 ID:mhdoyors NGネーム登録 NGID登録 報告
イーブイ「シャワーズさん」

シャワーズ「はい?」

イーブイ「ニンフィアさんの部屋を見せてもらっても構いませんか?」

シャワーズ「良いですよ」


〜ニンフィアの部屋〜

シャワーズ「ここです」

イーブイ「ここですか」

ニンフィアの部屋は、ファンシーな家具や置物が綺麗に並べて置かれており、とても♀らしい空間に仕上がっていた。
中でも、ハートのデザインが施された絨毯が、この部屋の魅力を一層引き出して……

イーブイ「(あ、これハートドロップだ)」

パズドラだった模様。

シャワーズ「……一応、最後に見たときと部屋の様子は変わりありませんでした」

イーブイ「……そうですか」
 ▼ 35 ンテール@やけたきのみ 16/12/17 17:50:39 ID:2SWOuf6k NGネーム登録 NGID登録 報告
イーブイ「(僕の思い過ごしか……?)」

シャワーズの言う通り、ニンフィアの部屋には何一つ怪しいところはない。

イーブイ「(まぁ、これで最悪の可能性はなくなったかな……)」

安堵の溜め息を吐きながら、イーブイは部屋から背を向けた。
その直後……

イーブイ「ん?」

視界の隅で、何かが蠢く影を見据えた。

イーブイ「(ま、まさか……)」

そして、気付いた。

シャーッ

イーブイ「……やっぱりそうか……」

シャワーズ「どうしたんですか?カーテンなんて開けて……」

イーブイ「……わかりました」

シャワーズ「えっ……」

イーブイ「ニンフィアさんは恐らく……何者かに連れ去られたのでしょう」

シャワーズ「!?」
 ▼ 36 1◆u.TfDgpDbY 16/12/19 21:15:55 ID:nsw8uwU2 NGネーム登録 NGID登録 報告
イーブイ「実は、さっき僕が倒れていたのは、窓から何やら攻撃技が流れてきたからなんです」

シャワーズ「そうだったんですか!?」

イーブイ「はい。そしてその攻撃技は威力が弱く、致命傷には至らない、最悪の可能性を考えても、気絶するかどうか程度のものでしょう」

イーブイ「そこから推測するに、僕の部屋に流れてきた攻撃技……それは」

シャワーズ「……それは?」

イーブイ「『ようせいのかぜ』」

シャワーズ「……え?」

イーブイ「他にも、たつまきやかぜおこしなどの技も考えられましたが、エフェクトが完全にフェアリーでした」

シャワーズ「……あ、あの……一つお訊きしたいことが……」

イーブイ「何ですか?」

シャワーズ「イーブイさんのレベルを教えてください」

イーブイ「Lv24、学生です」

シャワーズ「あっ……」

 ▼ 37 デカバシ@なぞのすいしょう 16/12/22 03:12:27 ID:/JTFjQEc NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 38 1◆u.TfDgpDbY 16/12/23 19:02:32 ID:nmOK.0U2 NGネーム登録 NGID登録 報告
シャワーズ「(ニンフィアさんのLvは確か93……)」

シャワーズ「(気絶するのも無理はないですね……)」


イーブイ「……恐らく、早朝でハイパーボイスが使えず、室内で破壊光線をしようものなら、建物ごと吹き飛んでしまう。それらの可能性を考慮して、ようせいのかぜで撃退を図ったのでしょう」

シャワーズ「し、しかし部屋は荒れた形跡はありませんし……」

イーブイ「簡単なことですよ。……犯人は浮遊することのできるポケモンなのですから」

シャワーズ「……何故そうと言い切れるのですか?」

イーブイ「まずここの造りを見てみると、切り立った崖の内部を削り取った地下空間が広がっている構造となってますよね?」

シャワーズ「はい」

イーブイ「つまり窓から室内へ出入りできるのは、浮遊するポケモンか、小道具を使うかのどちらかなんですよ。今回は後者は有り得ないと判断しました」

シャワーズ「それは……何故ですか?」

イーブイ「ロープなどを使った形跡がなく、目立った外傷は見られなかったことから判断しました。外壁も岩なので、吸盤などを使った侵入も不可能でしょうから」

シャワーズ「……!」

イーブイ「あくまで推測ですけどね」
 ▼ 39 ガラグラージ@ハンサムチケット 16/12/29 19:35:13 ID:Qwhkh8J2 [1/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
イーブイ「しかし、連れ去られたとしても、場所が特定できない……」

シャワーズ「いいえ、犯行に巻き込まれたという事実さえわかれば充分です。……そろそろ聴こえてくる頃でしょう」

イーブイ「何がですか?」

シャワーズ「ニンフィアさんの……制裁の声が……」

イーブイ「え?」

シャワーズの言葉の意味がわからず、素っ頓狂な声を上げるイーブイ。
その時、

\フィアアアアアアアアアアア!!!!!/

イーブイ「!?」

外から、甲高い音が聴こえ、気がつけばそこにシャワーズの姿はなかった。

イーブイ「え、な、何が起こったの……?」

一匹、ニンフィアの部屋に取り残されたイーブイは、困惑気味にぽつりと呟いた。
 ▼ 40 フォクシー@ピーピーエイダー 16/12/29 19:47:14 ID:MThBOKaQ NGネーム登録 NGID登録 報告
しれっと混ぜる語録すきよ
 ▼ 41 1◆u.TfDgpDbY 16/12/29 20:35:23 ID:Qwhkh8J2 [2/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
〜街外れのボロ小屋〜

ウインディ警官「いや〜!助かりました!まさか貴女がこの凶悪犯を捕らえるなんて、見かけによらずお強いんですね!」

ニンフィア「前々から目を付けていましたから、対策を練っておいたので……」

「ち、畜生……この俺がこんな小娘ごときに……!」

ウインディ警官「お前には散々手を焼いていたんだ!観念するんだな!」

アクジキング「だ、誰がムショなんか行くかよ……!」

ウインディ警官「カツ丼でも食べながら洗いざらい話してもらうぞ!」

アクジキング「カツ丼!?よし、署まで案内しろ!」

ピーポーピーポーピーポーピー……


ニンフィア「(これ私がいなくても食べ物で釣れたような……)」

ニンフィア「はぁ……朝から大きな声出して疲れたな……」

ニンフィアサーン…!

ニンフィア「シャワーズさん……?」

シャワーズ「や、やはり……い、イーブイさんの言っていた通りだったんですね……」ゼェゼェ

ニンフィア「え?ど、どういうこと?」
 ▼ 42 リマロン@カビチュウ 16/12/29 20:58:54 ID:Qwhkh8J2 [3/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>41の7行目のアクジキングが抜けていました、すみません


〜再びシェアハウス〜

ニンフィア「……なるほど、その推測の大部分は一致しています」

シャワーズ「凄いですねぇ……イーブイさん」

ニンフィア「ただ、浮遊するポケモン……というのは確かに合ってはいたんですが……」

イーブイ「『ふうせん』……ですね。完全に盲点でした」

シャワーズ「ですがこれで一件落着ですね。良かったですよ。まだ皆さん眠っておられましたから」

ニンフィア「はい。お騒がせしてすみませんでした」

シャワーズ「では、少し遅くなりましたけど、買い出しに行きましょうか」

ニンフィア「そうですね」

シャワーズ「……もし良ければイーブイさんも来ていただけませんか?」

イーブイ「え?」

シャワーズ「食材選びを手伝ってほしいんです」

イーブイ「あ、はい!そういうことなら手伝いますよ!」

シャワーズ「本当ですか!?ありがとうございます!」
 ▼ 43 1◆u.TfDgpDbY 16/12/29 21:59:20 ID:Qwhkh8J2 [4/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
〜スーパー・メガやす〜

イーブイ「……このメモの通りに買えばいいんですよね?」

シャワーズ「はい!かなりの大荷物になると思うので、手分けして購入しましょう」

シャワーズ「私は生鮮食品の方へ行きますので、ニンフィアさんは調味料と調理用品、イーブイさんはメモに書いてある食材……と後他に必要そうな物があればお願いします」

イーブイ「任せてください!」


ー食材調達・試練開始!ー

イーブイ「(えっと……まず冷凍のポケマメと……冷凍のヤドンの尻尾と……冷凍のブロスターフライと……)」

イーブイ「(冷凍食品ばかりだな……)」

イーブイ「……ん?メモの下に何か小さく書いてある……」

イーブイ「『明後日、カレーの予定』……?」

イーブイ「ということは……カレーに必要な具材も買っておこうかな」

イーブイ「生鮮食品はシャワーズさんの担当だし、野菜と肉は任せるとして……カレールーとスライスチーズと隠し味のハートスイーツと……」

イーブイ「よし」
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