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【ポケダンSS】炎と氷の探検隊

 ▼ 1 1◆MR00PBvMIc 16/12/24 09:26:20 ID:z9pZoJEI [1/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
Chapter1 晴れの日に

?「ううっ…」

寒いなぁ…あれ、ここどこだ…。

見上げると雲ひとつない青い空、強い日差しが照りつけている。そこへ可愛らしい顔の1匹のポケモンが僕の視界を遮ーー

?「あなたはだぁれ?」

フフッなるほど夢か。ポケモンが喋るなんてありえない。ならもう少し寝ていよう。

?「大丈夫?けがしてるの?」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 ▼ 2 1◆MR00PBvMIc 16/12/24 09:35:20 ID:z9pZoJEI [2/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
?「んぁ…」

よく寝たぁ。ちょっと寒いけどあったかい布団だ。僕は伸びをして欠伸を…

…伸び?うん?おまけに立てないぞ。なんだこの手は…赤いし、犬みたいな毛が……

?「うわぁぁぁぁあぁぁ!?!?」

?「きゃあ!…びっくりしたー。大丈夫?」

?「へっ、あっ、いや、え?」

Rロコン「私はロコン、みんなはリンって呼んでる。ここは私の家!あなた、この氷の島の海岸に倒れてたんだよ?」

Rロコン「おかーさーん!この人起きたー!」

Rキュウコン「どれどれ。どうしたの?そんなキョトンとした顔して?」
 ▼ 3 1◆MR00PBvMIc 16/12/24 09:43:49 ID:z9pZoJEI [3/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
?「は、はぁ…」

Rキュウコン「僕、名前は?ここいらの子じゃないね。種族は『ロコン』、炎タイプの子はここらじゃ見ないからね。」

名前…あれ?なんだっけ?というかきれいなヒt…じゃない、ポケモンか。

ロコン「…え、えぇーと…」

Rキュウコン「喋りたくないのかい?まぁいいわ、リン、後でその子連れて下に来なさい。温かいスープがあるからね。」

Rロコン「はぁーい。」
 ▼ 4 1◆MR00PBvMIc 16/12/24 09:50:12 ID:z9pZoJEI [4/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ロコン「え、えっと…ありがとう…」

Rロコン「いいよ〜それより…

ロコン「?」

Rロコン「あったか〜い!」モフッ

ロコン「!?!!!??!?」//////

…そりゃ僕だって男の子ですからね。急に可愛い子が飛びついて来たら照れますよ。

Rロコン「ねっ!下行こっ!」

ロコン「う、うん。」

なんだか押されてるなぁ。まぁ今は従うのが一番か…
 ▼ 5 1◆MR00PBvMIc 16/12/24 10:01:45 ID:z9pZoJEI [5/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
…どうやらこの家は二階建らしい。天井裏もあるようだがそれほど大きいとは思えない。

Rキュウコン「おっ!歩けるのね。あんまり喋んないけど元気はあるようだね。ウチの子ガサツじゃなかった?いい青春の年頃の女の子なんだけどね。」

Rロコン「うるさいよっ!えっと…ロコン君?おかーさんのスープおいしいよ。食べよ!」

ロコン「あ、ありがとう。いただきます。」

四足歩行になれないなぁ。手も合わせられない。

スープを一口舐める。うん、おいしい。隣を見ると、リン、とそう呼ばれた子は息をかけて少しスープを冷ましているようだ。やはり氷タイプだろうか?

Rキュウコン「やっと笑ったね。残すのはダメだからね!」

どうやら知らないうちに笑っていたらしい。
 ▼ 6 1◆MR00PBvMIc 16/12/24 10:18:17 ID:z9pZoJEI [6/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ロコン・Rロコン「「ごちそうさまでした。」」

Rキュウコン「よほど腹が減ってたんだね?ほんとに残さず食べたね。えらい子だ。」

ロコン「ありがとうございました。おいしかったです。」

Rキュウコン「…さて、いくつか聞かせてもらうけどいいかい?…リン、あっち行ってなさい。」

Rロコン「…?はぁーい。」

ロコン「…なんでしょうか?」

Rキュウコン「ウェアーアーユーフロム?」

ロコン「……?!(英語?!なんか発音変だしすごく初歩的だけども!)ソ、sorry,it I forget」

Rキュウコン「…まさかあなた人間?」

ロコン「!」



 ▼ 7 ングース@こだわりハチマキ 16/12/24 10:30:17 ID:OKrUriMI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 8 1◆MR00PBvMIc 16/12/24 11:02:13 ID:z9pZoJEI [7/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ロコン「…なぜ?」

Rキュウコン「…私が今喋ったのは30億年以上前に滅んだ『ヒト』という種族が使っていた言葉、私は昔やんちゃしてたの。そして偶然この文字が書かれた石版を発見した。そして『アンノーンの法則』に従い、解読に成功した。この文字、ましてや喋りかたを知っているなんて探検隊でも一握りよ。…そんなことはどうでもいいの。それでどうなの?」

ロコン「…多分…」

Rキュウコン「そんな気はしてたんだけど…やっぱりか…どうしましょう。あの探検隊を呼ぶには時間がかかるし…

ロコン「あのう…僕は一体なんなんでしょうか?」

Rキュウコン「わからないわ。だけど前例はある!だから明日ロコンと一緒に『雪のギルド』に行ってそこのマスターに事情を話しなさい。あの人は人脈が広いからきっとわかってくれる。リンはそこで探検隊見習いをしてるのよ。」

探検隊…?なんだろうか?しかし自分を知るためには行かねばならない。
 ▼ 9 1◆MR00PBvMIc 16/12/24 11:18:37 ID:z9pZoJEI [8/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
Rキュウコン「じゃあ呼び名を決めようかね。ロコン、じゃあウチの子と見分けがつかないし。」

Rロコン「『エン』がいい!」

Rキュウコン「き、来てたの。話聞いてた?」

Rロコン「?」

Rキュウコン「よかった。なんでもないよ。なんで、エン、なの?」

Rロコン「あったかい!それに、エンがいるとき珍しく晴れてた。いつも吹雪いてるのに。だから太陽の燃えてる感じ!」

…名前ってそんな簡単に決まるもんだっけ?だけど変に凝ってないしいいかもしれない。

ロコン「ありがとう。じゃあ僕は『エン』って呼んでね!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
…この時の僕はこれが大きな冒険の始まりとは微塵も思っていない−−−
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 ▼ 10 1◆MR00PBvMIc 16/12/24 20:32:59 ID:z9pZoJEI [9/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

?「ハァ、ハァ…」

誰だ?ここはどこだろう?なぜ僕は浮いている?僕は何を見ている?なぜあのポケモンは走っている?僕はリンの部屋で寝ていたはずじゃ…

?「ハァ…どこだ、リン…ハァ…」

!…今なんて言った?!何が起きてるんだ?周りは吹雪いている!何が…

?「映像じゃあここらのはずなのに…」

映像?なんのことだ一体何がおきて−−−

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 ▼ 11 1◆MR00PBvMIc 16/12/24 20:39:35 ID:z9pZoJEI [10/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
Rロコン「ハックシュン!」

ロコン「ううん…」

Rロコン「あ、おはよう、エン」

ロコン「?おはよ…う?」

あれ?リンがいる…?あれは夢?やけにリアルだったな。

Rロコン「今日はギルドに行くよ。付いて来て!」

そういうとリンは下へさっさと行ってしまった。急がなくては。
 ▼ 12 1◆MR00PBvMIc 16/12/24 20:54:49 ID:z9pZoJEI [11/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
Rキュウコン「おはよう、お二人さん。よく寝れた?」

ロコン「ありがとうございます。よく寝れました。」

確かによく寝れたことに偽りはない。しかしどうもあの夢が気になる。まぁそれを言うなんてことはしない。なぜなら僕が見た夢はこの隣にいるリンのことなのだから。いたずらに驚かすことはない。

Rキュウコン「じゃあリン、しっかり案内するのよ。今日の依頼は大丈夫?」

Rロコン「うん。今日はCランクが3つだから大したことはないよ。」

Cランクとはなんだ?と言いたいが今はツッコンでるタイミングではない。

Rキュウコン「これが今日の弁当ね。はい、エンの分も。」

ロコン「ありがとうございます。」

Rロコン「ありがと!じゃ、エン、行くよ!」

速い。もう玄関が開いた。冷気が顔をくすぐるが気にしている場合ではない。しっかり付いて行かなくては。そして、自分が何者か知らねばならない。

 ▼ 13 1◆MR00PBvMIc 16/12/25 11:06:56 ID:gsZXiPv2 [1/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
Chapter2 探検隊見習い

寒い。予想はしてたが寒い。雪が積もっていて地面は見えない。おまけに降り続く雪はやむ気配がない。このあたりは住宅街のようで、昨日は気づかなかったが、リンの家も含めて、かまくらのような家があちこちに建っている。

Rロコン「エン!こっちこっちー!」

リンについて行くと大きな町に出た。先ほどの住宅街よりも歩いているヒt…ポケモンが多い。

Rロコン「大きな町でしょ。ここはこの氷の島で一番大きなトレジャータウンだよ。」

マンムー「やあリンちゃん。おはよう。そちらは昨日の子かい?」

Rロコン「おはようございます!うん、エンっていうんだ。エン、こちらはこの町の保安官さんのマンムーさんだよ。」

ロコン「おはようございます。えっと…エンです。よろしくお願いします。」

マンムー「うむ!よろしくね。」

このマンムーさん以外にもたくさんのポケモンがリンに挨拶をしていった。かなり可愛がられているらしい。
 ▼ 14 1◆MR00PBvMIc 16/12/25 11:50:13 ID:gsZXiPv2 [2/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
Rロコン「ついたよ。ここが『雪のギルド』!」

…なるほど。雪のギルドとはよくいったものだ。先ほど見て来たかまくらとは比べ物にならないサイズの城のような建物がある。だが真っ白で、ここだけ霰が降っている。奇妙なのは入り口が見えないとこくらいか。

ロコン「えーっと…入り口はどこ?」

?「足型を雪につけてください。」

ロコン「!?どこから声が!?」

Rロコン「こっちに来て。心配ないよ。」

おそるおそるリンへ近づく。すると彼女が跳ねて着地した…

ズボオッ

ん?

 ▼ 15 1◆MR00PBvMIc 16/12/25 13:54:20 ID:gsZXiPv2 [3/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ロコン「へ?うわぁ!」

リンが踏んだ雪が沈んだかと思ったら、ほぼ同時に雪ごと1M×1Mくらいの地面がまるでエレベーターのように沈んでいく。

Rロコン「ふふっ。驚いた?あのお城は見かけだおし。ギルドは地下にあるの。」

ロコン「お、驚いた。」

そうこうしている間にも地面は沈んでいく。まだかかるのか。
 ▼ 16 1◆MR00PBvMIc 16/12/25 14:29:51 ID:gsZXiPv2 [4/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ズズウゥン。

重い音と雪煙を上げて地面が動かなくなる。そしてこれもまたほぼ同時に暖かい空気が全身を包む。

Rロコン「おはよーございまーす!」

いろいろ「おはよう」「おはよう」「朝ごはん食べたい」「おはよう」

その中から3匹のポケモンが近づいてくる。

Rサンド「お、おはよう、リンちゃん。今日もかわqうぇ(殴

ニューラ「おはよう、レディ。今日も君のために麗しいバラを一本摘んdふであk(殴

ユキカブリ「や〜あリンちゃん。今日こそは俺とパートナーを組んで…ん?」

何が起きたかというと、まず最初に声をかけて来た氷を纏ったネズミが黒い体のキザに吹き飛ばされて、そのキザが雪を被った木にぶっとばされた。なんだこれは?ああ、コントか?

ユキカブリ「誰だ?そいつ。」

げっ、バレた。
 ▼ 17 1◆MR00PBvMIc 16/12/25 14:46:09 ID:gsZXiPv2 [5/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
Rロコン「紹介するね!この子はエン。昨日海岸に倒れてたの。で、エン。これはユキカブリ君、そこで寝てる方の下がサンド君、上がニューラ君だよ。」

ユキカブリ「ふーん…で、なんでそいつがここに?」

Rロコン「ギルドマスターのユキノオーさんに用があるんだって。」

ユキカブリ「親父に!?……へぇーこいつが?いいだろ、ついてこい。」

Rロコン「ありがと!じゃ、私依頼があるから。」

ユキカブリ「いいってことよ!…で、エンだっけ?親父に用があるんだってな。…おい、テメェらさっさと起きろ!」

ロコン「ありがとうございます。」

ニューラ「いてて…誰のせいだよ…。それとお前、タメでいいよ…いってぇ…」

Rサンド「ニューラもね…加減してよ…」

コントじゃなかったのか…だけど悪い奴らじゃなさそうだ。

 ▼ 18 ーバー@ドラゴンメモリ 16/12/25 14:47:57 ID:BtrUonVY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
とても キケンな ワタシは まろうこん。よろしくね!
 ▼ 19 1◆MR00PBvMIc 16/12/25 22:56:41 ID:gsZXiPv2 [6/6] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
>>18
確かにやろうとしてるのはそういうことだけど、このRロコンそんな酷そうに書いてないだろ!
 ▼ 20 1◆MR00PBvMIc 16/12/26 14:05:57 ID:Z5nsdMwQ [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ー移動中ー

ユキカブリ「で、まず聞くけど、エンだっけ?お前ここがどんなことをするとこか分かってんのか?」

ロコン「いいや、全然知らない。」

ニューラ「それなのに来たのかよ…」

ユキカブリ「この世界では毎日たくさん事件が起こってる。…最近は特にな。それを解決するために作られたのが『ポケモン探検隊連盟』だ。不思議のダンジョンからお年寄りの手伝いまで幅広く依頼がある。連盟に送られて来たそれらの依頼を全国に10個しかないギルドへ分けて、送られて来た依頼を俺たちがこなしてる。」

ロコン「ふーん。」

Rサンド「1つのギルドが抱える探検隊は1000以上あってね。その一番上にギルドマスター、ユキノオーさんがいるんだ。」

この世界では探検隊と呼ばれる者たちが活躍しているらしい。そして話を聞くに僕が今から会おうとしているユキノオーさんという人はかなり偉いようだ。なんか緊張してきた。
 ▼ 21 1◆MR00PBvMIc 16/12/26 14:12:17 ID:Z5nsdMwQ [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ユキカブリ「…」

ユキカブリが一つの部屋の前で動きを止めた。

ユキカブリ「……ここだ。」

見るとユキカブリだけでなく横の2匹も固まっている。嫌な思い出があるわけでもないだろうに。

ロコン「ここ?送ってくれてありがとう。」

ユキカブリ「気をつけてな……」

不安を煽ってくる。なんなんだいったい。
 ▼ 22 1◆MR00PBvMIc 16/12/26 14:22:50 ID:Z5nsdMwQ [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ロコン「失礼しま…す。」

ギルドマスター?「……」

まるで雪男のような巨漢が目の前にいる。だが石のようにピクリとも動かない。

ロコン「あ、あのー…こんにちは…」

ギルドマスター?「……ううん……」

ロコン「(寝てる!?)」

ユキノオー「……はっ!いや、失礼寝ておった。わしはギルドマスターのユキノオー。ええっと?リンか?どうした?」

…ええぇ。目ぇ大丈夫かよ。どう見ても色違うし…

ロコン「えーっと。リンじゃないです。僕はエンと言います。ちょっと聞きたいことが…」

ユキノオー「何かね?」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 ▼ 23 1◆MR00PBvMIc 16/12/26 14:35:39 ID:Z5nsdMwQ [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜〜〜〜〜

ユキノオー「ふむ、人間とな。」

ロコン「はい、いったいどうすればいいのか……」

ユキノオー「ほぉー。リンは人間だったのか。」

…ダメだ、このオッさん。

ロコン「で・す・か・ら、人間だったのは僕で、リンは人間じゃないです!」

ユキノオー「あー分かっとる分かっとる。ちょっとボケただけじゃよ。…全くキュウコンの小娘、なぜワシにこんな面倒な問題を預けるのか…つまり、『ポケダンズ』を呼べってことだの。」

ロコン「ポケダンズ?」

ユキノオー「知らんのか?ちょっと前、世界を二度も救った伝説の探検隊じゃぞ。…まあそれはいい。なぜ呼ぶのかというと、その伝説の探検隊のリーダーの方がお主と同じで『かつて人間だった』と言っておるからじゃ。」

ロコン「!」
 ▼ 24 1◆MR00PBvMIc 16/12/26 14:42:08 ID:Z5nsdMwQ [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ここらで少し時間軸を説明させてください。気づいた人はいるかもですが、ポケダン闇時空のその後の世界を書いているつもりです。
若干違和感を感じる人がいるかもですが、SS上の設定としてキャラのイメージについては理解していただけるようにお願いします。

まず見てる人いるんですかね。最後まで書ききる気ではあるのでよろしくお願いします。
 ▼ 25 タング@ドラゴンメモリ 16/12/26 15:54:36 ID:RCPPx.2s NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援

ちょうど今描いていたもの(途中)
 ▼ 26 ルリル@ひこうのジュエル 16/12/26 20:40:07 ID:fwyWCJwo NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
こーいうのホント好きやで
 ▼ 27 タチマル@イトケのみ 16/12/26 21:48:50 ID:At5jpUSw NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ええやん頑張れ
 ▼ 28 1◆MR00PBvMIc 16/12/27 09:17:04 ID:KKIMbcl6 [1/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
かつて人間だったポケモンが他にもいる。そのことを知れたことは大きな進展だと言えると思う、がー

ロコン「…なるほど。でも、そのポケモンも結局人間には戻れていないのでは?たとえ会えたところで何かあるんでしょうか?」

ユキノオー「結果的にはの。ただ他に当てがあるわけでもあるまい。それよりも問題なのはまず会えるかどうかすら怪しいことじゃ。さっき、面倒だと言ったじゃろ。」

ロコン「…?」

ユキノオー「彼らは人気者だ。暇さえあればどこかで講演会でもやっておる。そして、何より彼らは強い。紛れもなく今では世界最強の探検隊じゃ。だからこそたくさんの高額な依頼が集まる。アポはとってみるが会えるかどうかはわからん。それでもいいか?」

会えるかどうかすら怪しい上に会えたところで何があるかもわからない。けれど…

ロコン「…わかりました。どうかよろしくお願いします。」

ユキノオー「うむ。だが時間がかかる。しばらくはこの町で過ごすとよい。」

ロコン「ありがとうございます。失礼しました。」

…いい人で良かった。
 ▼ 29 1◆MR00PBvMIc 16/12/27 09:25:05 ID:KKIMbcl6 [2/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マスターの部屋から出てきた僕を三人の視線が迎える。どこかニヤついているようだ。

ユキカブリ「おう!これでお前も俺らの仲間だな!」

…はい?

ニューラ「へっへっへ、うし、早速バトルだ!今日はフィールドも空いてるしなぁ!」

まて。なんのことだ。

ロコン「えっ、ちょっt

Rサンド「よろしくねー。」

人(ポケモン)の話聞けやテメェら。
 ▼ 30 1◆MR00PBvMIc 16/12/27 09:35:33 ID:KKIMbcl6 [3/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ユキカブリ「オニさーん!審判お願いしまーぁぁっす!」

オニゴーリ「うん?このガキども、また修行か?あ?…ん?そこの赤い狐は新入りか?」

ユキカブリと話している、オニさんと呼ばれた顔面びっくり箱は僕の方を指差しt…指ねぇじゃん……顎をこちらに向けている。

ロコン「いや、自分は

ユキカブリ「形式は1vs3のシングル。エンの歓迎試合だ!」

揃いも揃って話聞けないんですかぁ!?

ユキノオー「はっはっは。やめろ、ユキカブリ。」

ユキカブリ「親父!?いつの間に?」

ユキノオー「エンはまだ探検隊じゃないぞ。」

ユキカブリ・ニューラ・Rサンド「「「ええぇ?」」」
 ▼ 31 1◆MR00PBvMIc 16/12/27 09:42:59 ID:KKIMbcl6 [4/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ユキカブリ「ええ〜。新人が親父の部屋入ったらギルド弟子入りの時だろ〜。期待したのになぁ〜。」

ユキノオー「うむ。それとは別件じゃった。残念だったな。」

ニューラ「やっと後輩ができたと思ったのになぁ。」

Rサンド「やっと僕らが一番下じゃなくなると思って震えたのになぁ。」

あの時固まったのはそういうことか。しかし、やっと助け船が出た……

ロコン「うん。そういうわけだからごめん。」

ユキノオー「まて、エン。お主も一度バトルして見たらどうじゃ?」

…助け船は出ていなかった!

 ▼ 32 1◆MR00PBvMIc 16/12/27 09:52:19 ID:KKIMbcl6 [5/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ロコン「う〜ん。すみませんけどここはお断りしたいと思い

ユキノオー「お主、バトルしたことないじゃろ?どうせしばらくここで過ごすのだ。バトルに慣れておくのも必要じゃろ。」

……言われてみればそうだ。正直、バトルはあまりやりたくない。しかし、ポケダンズというのを待つ間は少なくともこのままなのだ。ポケモンの体に慣れておくことが必要かも知れない。

ロコン「…はい。わかりました。バトル、してみます。」

ユキカブリ「うっし!じゃあ順番な。サンド、ニューラ、俺の順でエンのデビュー戦だ。」

Rサンド「ええ!最初!?」

ニューラ「おっし!」

Rサンド「……あ。」

ユキカブリ「どした?」

Rサンド「来客…。いや、リンだ。」
 ▼ 33 1◆MR00PBvMIc 16/12/27 11:38:25 ID:KKIMbcl6 [6/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ズウウウゥゥン

重い音を響かせてあのエレベーターが降りてきた。

Rロコン「ただいま戻りましたー。」

ユキノオー「おかえり。ちょうどよかったな。今からエンvs悪ガキトリオだ。」

Rロコン「ふーん…………え?冗談?冗談だよね?」

ユキカブリ「いいやぁ〜。マジだぜリンちゃん。俺のカッコいいとこ観ててくれよっ!」

Rロコン「え、いやだってエンはまだ技を出したことすらないんだよ!?勝負にならないよ!」

ユキノオー「じゃあリン、いまコツでも教えてやったらどうじゃ。」

Rロコン「ええ?……うーん、コツねぇ……。!ゲ◯を吐く感じ?」

なるほど、僕としてはいい年の女の子の口からためらいもなくゲ◯って単語が出たことの方が不思議ですがねぇ。
まぁなんとかなるかな?ゲ◯を吐く感じだな。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 ▼ 34 1◆MR00PBvMIc 16/12/27 11:46:21 ID:KKIMbcl6 [7/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

エンvsRサンド、ニューラ、ユキカブリin雪のバトルフィールド

地下にこんな広いフィールドがあったとは。雪が積もっているせいで僕は足がとられるがあいつらは大丈夫そうだ。手加減する気は無いのか?

オニゴーリ「第1回戦、Rサンドvsエン、尋常にい……………」

溜めが長い!緊張してんだよこっちは!この顔面びっくり箱!


ユキノオー「……さて、どうなるか。」

Rロコン「エン大丈夫かなぁ……」


オニゴーリ「始めぇ!」

デビュー戦スタートだ!

 ▼ 35 ガカイロス@バシャーモナイト 16/12/27 13:07:32 ID:KKIMbcl6 [8/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
Rサンド「行くぞっ!ひっかく!」

Rサンドが自身の爪を硬化させて突っ込んで来る。スピードはそれほどあるわけでは無いが雪で足がとられているせいで反応が遅れる。

Rサンド「やぁっ!」

ロコン「うわっ!」

とっさに避けたが、紙一重で前髪が何本か刈り取られ、サンドが勢いのまま雪へ突っ込む。途端に軽い雪が舞い上がる。

ロコン「うっ……あれ?どこいった?」


ユキカブリ「特性『ゆきがくれ』か」

ニューラ「容赦ねぇなぁ〜」


ロコン「ええっと……ゲ◯を吐く感じ!」

前足を口の中に突っ込む!うっ……

Rサンド「もらった!」

サンドが後ろの雪から飛び出してくる。反射的に急に後ろを向……しまった!足が変なとこに!……オェ−−−()

Rサンド (!?)ビシャァ
 ▼ 36 ンバーン@レンブのみ 16/12/27 14:08:14 ID:KKIMbcl6 [9/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


ユキカブリ「!?エンの奴、『胃液』なんて使えたのか?!」

ニューラ「上手い!うまくゆきがくれを打ち消したぞ!」




ユキノオー「…………」

ユキノオー「…………リン、あれって……」

Rロコン「はい……多分、本当のやつだと……ごめん、エン。変なアドバイスして……」
 ▼ 37 1◆MR00PBvMIc 16/12/27 14:41:27 ID:KKIMbcl6 [10/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>35
>>36酉付けてなかった

Rサンド「うぎゃぁぁぁぁあぁぁ」

ロコン「ハァ、ハァ……」

これが技なのか?!めっちゃ効いてる!

Rロコン「エンーー!それはただのゲ◯ーーー!技じゃなぁーーーい!」

ですよね。知ってた。うん。

Rサンド「ハァ、ハァ、もう怒ったぞ!まるくなる!からの……

なんだ!?何がくる?

Rサンド「アイスボールッ!」

速い!


 ▼ 38 1◆MR00PBvMIc 16/12/27 14:53:20 ID:KKIMbcl6 [11/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
丸くなることでより球体に近い形になってからの全身を氷で包んでの回転体当たり! 見た目はボールのようだが氷の角が見えないことからかなりの速度で回転していることは確か!どうする?!

ロコン「(迎撃……いや、やり方がわからない以上間に合わない!なら……)とうっ!」


ユキカブリ「ジャンプしてかわした!」


これだけ速度が出ているんだ。きっとサンドは目が見えていない!僕の後ろに何があるか分かったところで止まれないはず!

ニューラ「サンド、とまれぇぇぇーーーーー!」

ドゴオオオオオオンン!!!!

壁「やぁ」

Rサンド「」目グルグル

オニゴーリ「サンド戦闘不能!エンの勝ち!」
 ▼ 39 シェード@エレキブースター 16/12/27 22:03:43 ID:EtOnN7nI NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
面白いよ支援
 ▼ 40 1◆MR00PBvMIc 16/12/28 16:40:27 ID:qnr6M6GM NGネーム登録 NGID登録 報告
ニューラ「……次俺だな。」

ユキカブリ「頑張れよー」


……うーん。結果的に勝てたけども技も出せなかったし、勝ったといっても相手の自滅だし…次はちゃんとしないと…

ニューラ「よっ。よろしく。」

ニューラが跳んできた。こいつに自滅は期待できないな…

オニゴーリ「それでは第二回戦、ニューラvsエン、尋常にい…………」

だから長い!自覚しろ!

オニゴーリ「始めぇ!」
 ▼ 41 1◆MR00PBvMIc 16/12/28 22:21:32 ID:QGllb8pQ [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ニューラ「行くぜぇ!」

左右に体を揺らしながらニューラが高速で近づいてくる。先ほどのアイスボールを放っていた時のRサンドも速いと思ったがニューラとはスピードの次元が違う。それにRサンドは直線的な動きだけだったが、ニューラは左右に動くことでまるで残像が見えるかのようだ。

ロコン「ゲ◯を吐く感じ……っ」

口に足を突っ込む。


Rロコン「ストーーーーップ!」


ニューラ「ん!?うわっ!」

ロコン「ふが!?」

口に足を突っ込みかけていたので思わず変な声が出た。ニューラはというと勢いを殺しきれず、雪の上に転がってしまっている。

ニューラ「なんだよ!リンちゃん!」

Rロコン「審判!タイム!」

オニゴーリ「ええ?タイムなんかルールにないぞ!リン!」

Rロコン「いいからー!エン、ちょっとコッチ来なさぁぁい!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 ▼ 42 1◆MR00PBvMIc 16/12/28 22:29:46 ID:QGllb8pQ [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ロコン「わっ……本当に出た!」

Rロコン「いい?じゃ、行って!もう吐かないでね!」

Rロコン「しんぱーーん!タイム終わりーーー!」

オニゴーリ「まったく……何をしたのかは知らんが小細工はバトルじゃ意味ないぞ。」

ニューラ「……終わった?」

ロコン「うん。待たせてごめん。」

ニューラ「いいよ別に。どうせ俺が勝つし。」

むう。なんかムッとする言い方だな。

オニゴーリ「じゃ、改めて第二回戦、ニューラvsエン、尋常にい…………」

長……いや、もう突っ込まん!

オニゴーリ「始めぇ!」
 ▼ 43 1◆MR00PBvMIc 16/12/29 09:25:19 ID:OWUvRHZ2 [1/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ニューラ「電光石火ァ!」

刹那、ニューラが目の前に現れる。

ロコン「うわぁ!」

とっさにジャンプするものの、背中に鋭い痛みが走る。気づいた時には僕は雪の上に転がり、ニューラが見下げている。

ロコン「このっ……!」


Rロコン「エンーーーー!しっかりーーー!」


……リン!そうだ、さっきのやつ……!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

Rロコン『いい?吐く感じって言ったけど、ほんとに吐いちゃだめ!まずは深く息を吸って!』

Rロコン『そして全身の力を喉に溜めて……』

Rロコン『一気に口から出す!』

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

よし。深呼吸だ。
 ▼ 44 1◆MR00PBvMIc 16/12/29 09:33:24 ID:OWUvRHZ2 [2/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ロコン「スウゥゥゥゥゥ……」

ニューラ「あっけなかったな!くらえ!ひっかく!」

ニューラが光り輝く爪を僕の頭に振り下ろしてくる。まだ……溜めて、引き付けろ……!…………いまだっ!

ロコン「ひのこっ!」

ニューラ「なっ!」

僕が口から吐い……出した火の玉がニューラに炸裂し、ニューラが後ろへ吹き飛ぶ。やった!

ニューラ「あっちぃ……」

まだ倒れないか……だけどダメージはあるはず。畳み掛ける!

ロコン「ひのこっ!」
 ▼ 45 1◆MR00PBvMIc 16/12/29 09:47:07 ID:OWUvRHZ2 [3/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ニューラ「ちぃっ!バカにすんな!そんな遠距離から当たるわけねぇだろ!」

僕が放ったひのこは軽々とかわされる。

ニューラ「こっちの番だ!」

再びニューラが高速で突っ込んでくる。だが、かなり頭にきているようで、直線的にまっすぐ突っ込んでくる。

ロコン「はっ!」

上に向かってひのこを打ち出す。当然ひのこは天井にぶつかり、雪で消火される。

ニューラ「……!?なんだ?」

それを見ようとしたニューラが足を止める。だが当然何も起こらない。ニューラに、何かあるのでは?と思わせて動きを止めるための囮だ。

ロコン「いまだっ!ひのこっ!」

ニューラ「……?しまった!うわぁっ!」

ひのこが今度こそクリーンヒットする。

ニューラ「く……そっ……」バタッ

オニゴーリ「ニューラ戦闘不能!エンの勝ち!」
 ▼ 46 ァンヒータ◆8w1iOBkmD. 16/12/29 09:54:49 ID:Ha7MiRHU NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 47 1◆MR00PBvMIc 16/12/29 10:20:41 ID:OWUvRHZ2 [4/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ニューラ「うっ……」

ニューラが目覚める。

ユキカブリ「おw w wまw w w初心者に負けるのかよw w w」

ニューラ「うるせぇよ……脳筋野郎……ちょっと手ェ貸せ……」

ユキカブリ「敗者は黙ってろ♫」

とか言いつつユキカブリはニューラを担いで医務室の方へ運ぶ。なんだかんだあいつらは仲良しなんだろう。

Rロコン「エン!やったね!」

リンがいつの間にか横にいた。

ロコン「リン!ありがとう!勝てたよ!」

Rロコン「……次のユキカブリ君は気をつけてね。あいつの馬鹿力は半端じゃない。」

ロコン「……?」

ユキカブリ「待たせてすまん。じゃ、始めるぞ。『絆の一族』の末裔の力、見せてやる。」

……?絆の一族?なんだろうか?

オニゴーリ「それでは第三試合、最終戦、ユキカブリvsエン、尋常にい…………」

オニゴーリ「始めぇ!!」
 ▼ 48 1◆MR00PBvMIc 16/12/29 10:22:02 ID:OWUvRHZ2 [5/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>47
なんか文字化けした。文字化けのとこはユキカブリがニューラを笑ってるような感じだと捉えて下さい。
 ▼ 49 1◆MR00PBvMIc 16/12/29 11:03:43 ID:OWUvRHZ2 [6/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
先手必勝!くらえ!

ロコン「ひのこ!」

ユキカブリ「……ふんっ!」

ユキカブリが地面の雪を叩き、雪が舞い上がる。舞い上がった細かい雪にひのこが阻まれる。

ユキカブリ「……ハアァァァァァあああっ!!!!」

ユキカブリが雄叫びをあげる。すると天井すれすれに黒雲が発生し、薄く広がる。

ザァァァァ

雨の降るような音を響かせて細かい氷の粒が降ってくる。霰だ!


Rロコン「『雪降らし』っ!」


くっ……霰のせいでまともに目も開けない上、身体中が痛い。ユキカブリはどこだ?
 ▼ 50 ムパルド@ボイスチェッカー 16/12/29 11:13:29 ID:j/weDbnY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
さっき霰パにやられた俺にはタイムリーなSS

支援
 ▼ 51 1◆MR00PBvMIc 16/12/29 11:26:17 ID:OWUvRHZ2 [7/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
いた。ユキカブリは両手をこちらに向けている。何をするつもりだろうか?

ユキカブリ「こなゆき!」

ユキカブリが、こなゆき、と叫んだ瞬間、ユキカブリの周りの雪が小さな、しかし大量に球体を生成しだした。

ユキカブリ「行けっ!」

ユキカブリが両手を上に振り上げる。途端にユキカブリの周りで球体を作っていた雪が弾丸のようなスピードでとんでくる。

ロコン「ひのこ!ひのこ!…………ダメだ、数が多い!うわっ!」

一発被弾した。それを待っていたように雪の弾丸が何発もとんでくる。目が開かない。

ロコン「うっ……えぇ!」

ユキカブリ「オラァッ!ウッドハンマー!!」

目を開けるとユキカブリが目の前にいる。そして腹に鈍い痛みが走り、口から何か出たことがわかる。その後1秒もしないうちに壁まで自分が吹っ飛んだこともわかる。

ズル……ズル……

自分が壁から落ちる音を聞くとはなんとも不思議な気分だ。そして雪の上に横たわる。
 ▼ 52 1◆MR00PBvMIc 16/12/29 11:35:14 ID:OWUvRHZ2 [8/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ユキカブリ「うっし!終わり!……リンちゃ〜ん!見てた?」

オニゴーリ……エン戦闘不能!ユキカブリn…

ユキノオー「待てっっっ!ユキカブリ、油断するなぁ!」

オニゴーリ、ユキカブリ「「え?」」

Rロコン「エンが……立ち上がって……!」

なぜ自分でも立ち上がれるかわからない。しかし、負けたくない。もともと僕がそういう性分だったのか、それとも別の理由があるのか。けど、一つ言えることはリンが見ている。無様な姿は見せたくない!

ロコン「うおおおぉぉぉおおっ!」

体が熱い。僕の体から出た光が小さな火の玉になり、天井に登っていく。そしてその光が黒雲を消し飛ばし、小さな太陽になる。

ユキカブリ「バカな……!隠れ特性、日照り!?」
 ▼ 53 1◆MR00PBvMIc 16/12/29 11:46:52 ID:OWUvRHZ2 [9/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
僕が作り出した、あの小さな太陽が僕に力を与える。全身が燃えるように熱い。身体中の筋肉から炎が燃え上がる。僕の全身が炎に包まれる。

ロコン「『フレアドライブ』!!」

ユキカブリ「返り討ちだ!ウッドハンマァァァ!!」

2匹のポケモンが同時に駆け出す。真紅の光と緑の光が衝突する。

ドオオオオオオン!!!

……だが、競り合いは起こらなかった。圧倒的な力で炎が雪を消しとばす。

ロコン「ハァ、ハァ……」

ユキカブリ「」まっくろこげー

オニゴーリ「……ユキカブリ戦闘不能!エンの勝ち!よってエン、三人抜き成功!」
 ▼ 54 ベルタル@においぶくろ 16/12/29 12:09:52 ID:K6OVY85c NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 55 オスバメ@カイスのみ 16/12/29 15:32:56 ID:OWUvRHZ2 [10/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
Rロコン「……すごい、すごーーい!すごいよ、エン!」

興奮してリンが駆け寄ってくる。

ロコン「リ、リン……ありが…と…」

ダメだ……意識が……体に力が……うっ……

Rロコン「ええ!エンくん?エンくん?エ……ん!……エ……

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 ▼ 56 ドリーノ@マスターボール 16/12/29 15:45:20 ID:OWUvRHZ2 [11/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

?「ははっは!これが探検隊かぁ!口ほどにもねぇ!」

Rロコン「ううっ……大丈夫?エン?」

またこの空間だ。しかし何が起きているかはわからない。僕とリンが赤い奴らに囲まれている。

……あれ?結構やばくね?この状況。

ドオオオオオオン!

次は爆発音かよ!?後ろからか?一体何がーーー

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 ▼ 57 1◆MR00PBvMIc 16/12/29 16:02:59 ID:OWUvRHZ2 [12/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>55
>>56また付け忘れてた。

ロコン「ううん……」

Rロコン「あっ!よかった……起きた……エンー!」ダキッ

ロコン「……?」

ユキノオー「無事か?痛いとこはないか?」

どうやら医務室のようだ。ベッドで寝ていたのか……リンが抱きついて……抱きついて?

ロコン「ひゃぁぁぁぁあ…………痛いっ!」

思わず下がろうとしたら全身に激痛が走る。

Rロコン「あっ、ごめん!」

ロコン「い、いや、いい、いい全然大丈夫。」

むしろウェルカムです。

ユキノオー「……リン、ユキカブリの様子を見てきてやってくれ。エン、ちょっといいか?」

Rロコン「うん、わかった!エン、安静にね!」

ロコン「……なんですか?」

ユキノオー「お主、探検隊をやる気はないか?」
 ▼ 58 1◆MR00PBvMIc 16/12/30 12:50:18 ID:Q2FPexeY [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
……探検隊。考えてもいなかった。しかしなぜだ?

ロコン「……なぜ僕を?」

ユキノオー「当然だ。お主はワシのガキを倒した。言いたかないが奴の才能は同世代じゃ飛び抜けとる。だのにだ、ろくに戦闘の経験もないお主は奴に勝った。相性がいいとはいえ、正直驚いた。奴はまだ気絶中だ。」

ロコン「は、はぁ。」

ユキノオー「どうじゃ?考えてくれんか?」

ユキノオー「それに、お前は自身の力をコントロールせねばならん。」

力?一体何のことだ?

ユキノオー「……お前は、かつて滅びた『隠れ特性』を持っておる。」





 ▼ 59 1◆MR00PBvMIc 16/12/30 13:19:14 ID:Q2FPexeY [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ロコン「隠れ特性?」

ユキノオー「ああ、そうだ。ロコンの一族は通常、『もらいび』の特性を持っておる。しかしお主はそれに加え、『日照り』の力を持っておる。」

……そういえば戦闘中、最後に黒雲を吹き飛ばした気がする。あれは特性だったのか……

ユキノオー「隠れ特性を持つものは遥か昔、ヒトとほぼ同時期に滅んだと聞いておる。生き残った者もいたようだが、その血も薄れ、もうほとんど残っていないと思っていたがな。おそらく、隠れ特性とはその当時地上に君臨していたヒトと共存、もしくは対抗するために得た力とワシは考えておる。」

ユキノオー「……そして、隠れ特性を持つものは盗賊団に狙われることが多い。今ではそれだけ希少なのじゃ。お主が探検隊になることを拒否したとしても、常に護衛がお前につくことになる。

……なるほど。言いたいことがわかった。

ロコン「つまり、僕を束縛したいわけですね。」

ユキノオー「……だが、それを回避することができる。それがお主が探検隊になることじゃ。そうすれば、誰かがお主につく必要がなくなる。何を隠そう、リンも隠れ特性を持つ一族の末裔だ。……もし、お主が探検隊をやってくれるなら、リンとチームを組ませるが……どうじゃ?」

どうやら、探検隊をしないときのデメリットが大きすぎるようだ。

ロコン「……分かりました。探検隊を、させてください。」

ユキノオー「うむ!明日は歓迎会じゃな!」

ユキノオーさんが、かすかに笑った気がした。
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