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サトシ「シンオウ神話の続き?」

 ▼ 1 リボーグ@メガリング 17/01/14 18:40:43 ID:mAfPJFaw [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ドゴォォォォォォォ

バクオング「バクォォ!」

???「お兄ちゃん!速くこっちに!」

???2「わかってる……!ファイアロー!バクオングにブレイブバードだ!」ポンッ

ファイアロー「アロー!」ゴォォッ

ファイアローの鋭く速いブレイブバードが、バクオングに直撃する。

その攻撃にたまらず、バクオングは後ろに倒される。

???「今のうちに!」

???2「あぁ!」ダダダッ

???3「何をしている!速く起きろ!」

???3「絶対に逃がすな!ハイパーボイス!!」

バクオング「バクォン!」キィィィィン
 ▼ 2 鬼◆SDNCqtgBYM 17/01/14 18:41:54 ID:2VPZVh8s NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
地の文苦手だな?支援
 ▼ 3 リュウズ@プラスパワー 17/01/14 18:45:39 ID:mAfPJFaw [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
バクオングは凄まじいパワーを声に変換し、放出する。

しかしバクオングがハイパーボイスを放った先には、彼らはもう既にいなかった。

???3「いねぇ………。くそが!逃がしたか………!」

バクオングのトレーナーは悔しそうな表情を見せる。

そして胸のポケットに入っていた携帯を取り出した。

prrrrrrrrr

???3「……………はい……、すみません、奴らを逃がしてしまいました………。」

『………そうか…………。君ほどの男がまさかな。次はないと思え……。』

???3「も……申し訳ありませんっ……!この失敗は必ず取り返します……!」

『君たちの武運を祈るよ』プツッ

そう言い残して電話は切れた。

???3「くそっ……!ガキどもが……!」ギリッ
 ▼ 4 シズマイ@ノーマルZ 17/01/14 19:05:35 ID:mAfPJFaw [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告

男が唇を噛んだその時、新たな人物の影が瓦礫の山の先から近づいてきた。

???4「あらー、随分手間取っているようね。」

やってきた女は瓦礫の上から男を見下し、冷たく笑った。

男の失敗を嘲笑うかのようだ。

???4「あんた、このままだと殺されちゃうかもね。」

???3「チッ……!余計なお世話だ……!」

男は明らかにイラついているようだ。

そのイラつきが「殺される」という話を、いっそうとリアルに感じさせる。
 ▼ 5 ンバル@ヨプのみ 17/01/14 19:17:51 ID:S84o1rQA [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
???4「実はわたしいい事知ってるんだけど、教えて欲しい?」

???3「………なにが欲しいんだ?金か?」

???4「いらないわ、お金なんて。ただそんな簡単に死なれちゃっても面白くないしね。」

???3「………そうかよ。それでなんなんだ?いい事ってのは………。」

???4「ふふっ、それはね………。」

そこまで言い、女は男の耳に顔を近づけた。

何の話だろうか………、男の表情は徐々に変化を始める。

???3「………………!」

???3「そうか……………。」ニヤリ
 ▼ 6 ウワウ@リーフのいし 17/01/14 20:34:23 ID:S84o1rQA [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
???「ここまでくれば大丈夫ね。」ハァハァ

2人は街が見渡せる程の、少し小高い丘に来ていた。

???2「そうだな。しかしひどい有様だ。最近、どんどん酷くなってきた。」

彼は荒廃した街を見つめて言った。

ここはシンオウ地方のとある街。

しかし、昔の美しい街並みはもはや、ただの瓦礫の山と化している。

???「こんな戦争、なんの意味もないのにね。なんで争うんだろう。」

???「多くの罪のない人達や、ポケモン達が殺されて………!こんなのっ………!」プルプル

怒りと悲しみで、彼女の体は震えていた。

???2「…………その通りだ。こんな戦争、するだけなんの意味もない。」

???2「だけど………!俺達には………!」

???2「これを止められるだけの………力がない………!」

???2「クソッ!」バン
 ▼ 7 ヒダルマ@ラブラブボール 17/01/14 20:34:59 ID:S84o1rQA [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
拳を地面に叩きつける音が辺りに響きわたった。

それは男の拳から真っ赤な血が流れ始めるほどで、いかに彼が悔しさを抱いているのかがわかる。

???「お兄ちゃん…………。」

しかし、そんなことお構い無し、というように男は顔を上げ、何かを決心したかのような表情を見せる。

???2「………だからさ、俺はあの話、受けようと思ってるんだ。」

???「え?本気!?」

彼女は驚いた表情を見せた。

???「失敗したらどうするの?もしかしたら帰ってこれなくなるかもしれないんだよ!?」

???2「……失敗はしないさ。なんてったって、アイツがついてるんだからな。」

???2「だから、行こうと思うんだ。」

???2「俺達が行かなきゃ………。この世界は変わらない。」

???2「これまで以上に、罪のない人とポケモン達が殺されるだろう。」

???2「それを…………俺は黙って見てなんかいられない…………!」

???「そっか……。そうだよね!」

???「決めた!私も行くよ!」
 ▼ 8 クノシタ@さらさらいわ 17/01/14 20:36:41 ID:S84o1rQA [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
???2「…………本気か?さっき言ってたみたいに、帰ってこれなくなるかもしれない。」

???2「もしかしたら、死んでしまう可能性だってある。」

???「大丈夫だよ!心配しないで!」

???「それに私だって、この戦争を止めたい……!」

じっと彼女の目を見る。

少しもブレない、真っ直ぐな目だ。

こうなってしまったら、言う事を聞かないだろう。

半ば仕方ない、という気持ちだった。

???2「……………わかった。行こう。」

 ▼ 9 ナフィ@ちいさなキノコ 17/01/14 20:37:15 ID:S84o1rQA [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
???「よしっ!」

???2「ただし、勝手に行動だけはしないでくれよ。」

???「わかってるって!」

???2「何があるか分からないからな。常に最新の注意を払って行動するんだぞ。」

???「もう!わかってるってば!子供扱いしないでよ。」プンプン

???2「お前の事が心配だから言ってるんだ。」

???2「(そしてもし、命の危機が迫る様な場面があれば…………その時は………。)」

???「…………。わかったよ。気を付ける。」

???「それじゃあ、行こ!お兄ちゃん!」

???2「あぁ。」




???2「20年前のシンオウへ…………!」
 ▼ 10 サイドン@くろいてっきゅう 17/01/15 05:43:35 ID:e4SX3E7k [1/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
???「決めるぞ!ピカチュウ!ボルテッカー!!」

ピカチュウ「ピカピカピカピカピカァ!」ゴォォ

???2「ライチュウ!こちらもボルテッカーで向かい撃て!!」

ライチュウ「ライラァイ!」ゴォォ

ドゴォォォォォ

2つのボルテッカーが引き付けられるかのように、真正面から衝突し合う。

その小さき体からは想像もつかないほどの爆発と爆風が建物の中に舞い上がった。

???「ピカチュウ!」

???2「ライチュウ!」

土煙が舞い上がり、バトルフィールドを覆う。

どちらが勝ったのか…………、2人のトレーナーが固唾を飲んで見守る。

…………………………

時と共に土煙は消えてゆき、ついにその瞬間が訪れた。

ピカチュウ「ピィカァ………」フラッ

疲弊しながらも笑顔を見せて立つピカチュウ。

その隣で目を回して倒れているライチュウの姿があった。
 ▼ 11 ヤッキー@リピートボール 17/01/15 05:49:33 ID:e4SX3E7k [2/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
審判「ライチュウ戦闘不能!よって勝者!マサラタウンのサトシ!」

サトシ「いぃよっしゃぁぁぁぁ!ありがとうピカチュウ!よく頑張ってくれたな!」タタッ

彼は相棒を力強く抱きしめた。

最後まで頑張ってくれたピカチュウへの、労いと感謝の気持ちだ。

ピカチュウ「チャァ〜」

ピカチュウもそんな主人に笑顔を見せていた。

???2「ありがとう。ライチュウ。よく頑張ったな。」シュルル

???2「完敗だよ、サトシくん。俺の1番の相棒のライチュウが負けるなんて。」

サトシ「デンジさん!ありがとうございます。」

デンジ「さぁ、これがナギサジムを制覇した証、ビーコンバッジだ。受け取ってくれ。」

サトシ「ありがとうございます!よぉーし!ビーコンバッジ、ゲットだぜ!!」

ピカチュウ「ピッピカチュウ!」
 ▼ 12 ビィ@スキルコール 17/01/15 06:19:47 ID:e4SX3E7k [3/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
この少年、マサラタウンのサトシ、現在15歳。

相棒のピカチュウとポケモン達と共にポケモンマスターという夢に向かって修行中だ。

今はシンオウリーグに再挑戦するためにシンオウ地方を回っている。

そして………

デンジ「これでバッジを8個全部集めたみたいだな!おめでとう!」

サトシ「はい!ありがとうございます!でもまだ終わりじゃないです。シンオウリーグでも絶対優勝してみせますから!」

サトシはアローラで2年ほど、ポケモンの事を1から学んだ。

昔から突出していたバトルセンスにその知識が掛け合わさり、彼はどんどん強くなっていった。

そして、カントー、ジョウトのポケモンリーグで念願の優勝を果たした。

もちもんシンオウでも優勝する気まんまんだ

???3「おーい!デンジ!サトシくん!見させてもらったよ!なかなか熱いバトルだったな!」
 ▼ 13 カグース@せいしんのハネ 17/01/15 06:55:57 ID:e4SX3E7k [4/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
見てる人いる?
 ▼ 14 ッスグマ@アブソルナイト 17/01/15 06:57:18 ID:5cJs5Ac. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ホウエンェ……
 ▼ 15 リルリ@ウォーターメモリ 17/01/15 07:27:07 ID:e4SX3E7k [5/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「オーバさん!」

デンジ「オーバか、見に来ていたのか。」

この赤いアフロが目印の男はシンオウの四天王であるオーバだ。

デンジとは昔からの親友らしく今でも仲がいい。

オーバ「当たり前だろ?サトシくんがシンオウに帰ってきて、またジムに挑戦してるって話を聞いてな。またあの時のような熱いバトルが見れるんじゃないかと思ってきちまった!」

サトシ「ははっ、オーバさんらしいや。」

オーバ「そーいうサトシくんこそ相変わらずだな!前と変わらない燃えるようなバトルだったぜ!なんかこんな話してたら俺もバトルしたくなってきちまったよ、どうだ?サトシくんバトルしないか?」ウズウズ

デンジ「まぁ落ち着けよ、オーバ。サトシくんは今ジム戦を終えたばかりなんだからさ」

サトシ「すみません、オーバさん。」

オーバ「そうだったな、すまない。サトシくんとは近いうちにチャンピオンリーグで戦えそうだしな!」

オーバ「それでサトシくん、今日はこれからどうするんだい?」

サトシ「俺はとりあえずポケモンセンターに行こうと思います。ポケモン達も回復させなきゃですし。」

オーバ「そうか、なら俺がポケモンセンターまで送るよ。」

サトシ「いいんですか!?ありがとうございます!」
 ▼ 16 リアドス@こだいのせきぞう 17/01/15 07:28:05 ID:e4SX3E7k [6/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
〜ジムの外〜

サトシ「デンジさん!ありがとうございました!」

デンジ「こっちこそ久しぶりに楽しいバトルができたよ、ありがとう。ポケモンリーグも頑張れよ。」

サトシ「はい!ありがとうございます!」

オーバ「じゃあ行こうか、サトシくん。デンジも元気でな。」

デンジ「あぁ、2人とも元気でな。」

サトシ「デンジさんもお元気で!」

ピカチュウ「ピカピーカ!」

こうしてデンジと別れたサトシとピカチュウはジムから少し離れた場所に止めてあるオーバの車に乗り込む。

この真っ赤なスポーツカーはそう簡単に手に入る代物ではない。

特注品かと思わせるほど燃え盛るようなデザインに流れるような美しいフォルム。

さすが四天王と言ったところか、とサトシが関心していると

オーバ「ところでサトシくん、テレビで見たよ。カントーとジョウトのリーグで優勝したんだって?すごいじゃないか。」

サトシ「ありがとうございます!でも、俺なんてまだまだですよ。四天王やチャンピオンには勝つことができませんでしたし……。」
 ▼ 17 ガニウム@クイックボール 17/01/15 07:28:55 ID:e4SX3E7k [7/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
オーバ「カントーやジョウトは世界でもトップクラスのレベルの高さだからな。それでもカリン………だっけか?彼女とラスト1体勝負まで行ったんだろ?」

カリンとはあくタイプを使う、四天王の1人だ。

彼女はもちろん最強クラスの強さを持っており、その若さで四天王に就任することになったが、そのカリンにサトシは善戦していた。

そのかいもあってか彼はメディアに注目されるようになり、今期待の新人とテレビや雑誌などで大きく取り上げられた。

サトシ「はい。だから次は絶対勝ってみせます!」

広大なシンオウの自然を背景に走るクルマに、元気で前向きな声が響く。

サトシ「ところでオーバさんは最近どうなんですか?」

オーバ「あぁ。シロナにはまだ勝ててないよ。彼女の相棒のガブリアスを倒すには何かが足りないんだ。」

シロナとはこのシンオウ地方のチャンピオンだ。
もうかれこれ5年以上チャンピオンの座に君臨し続けている。

考古学者でもあり、クールな美しい顔とは裏腹に中身は意外と子供っぽかったりする。

そんなギャップもあってか彼女にはファンが多い。

サトシ「シロナさんかぁ。やっぱり強いなぁ。」
 ▼ 18 トウモリ@とけないこおり 17/01/15 07:30:00 ID:e4SX3E7k [8/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
オーバ「ただココ最近はリーグには出ていなくてな。」

サトシ「どうしてですか?」

オーバ「なんでもシンオウ神話において新たな重要文献が見つかったらしい。そういうものを聞くと、やっぱり彼女の中の考古学者の血が騒ぐんだろうな。」

オーバは軽く笑いながら言った。

サトシも共に笑っているとポケモンセンターが見えてきた。

赤い屋根が目印のポケモンセンター。

いつでもトレーナーとポケモン達を癒してくれる、なくてはならない場所だ。

サトシ「オーバさん、送っていただきありがとうございました。」

オーバ「いいってことよ!サトシくんもリーグ頑張れよ!」

そう言って軽く手で挨拶をする。

オーバ「(頑張れよ、サトシくん。そして俺といつか………。)」
 ▼ 19 ルガー@ジーエスボール 17/01/15 13:46:04 ID:e4SX3E7k [9/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシがポケモンセンターに入るのを見届けるとオーバも車に乗り込んだ。

その時

オーバ「な、なんだっ!?」

グオォォォォ

突然、不気味な音を立て大きな強い風が吹いた。

体にまとわりつくような、生暖かい風。

オーバ「(なんだこの胸騒ぎは………)」

オーバ「…………嫌な予感がする。」

オーバはシンオウ地方の中心にそびえるテンガン山を見上げて言った。
 ▼ 20 ラエナ@ドラゴンメモリ 17/01/15 14:33:59 ID:he.FWOdc NGネーム登録 NGID登録 報告
しえん
 ▼ 21 レセリア@グッズケース 17/01/15 20:27:50 ID:NQ7BpP2I [1/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
〜ポケモンセンター内〜

ジョーイ「お預かりしたポケモン達は、みんな元気になりましたよ!」

ピカチュウ「ピカピ!」バッ

サトシ「ジョーイさん!ありがとうございます!おかえり、ピカチュウ!」

ピカチュウはサトシに飛びつき、そのまま肩に移動する。

ここは彼の定ポジションなのだ。

ジョーイ「それと、サトシくん宛にメールが届いてるみたいよ。そこのパソコンでポケモン図鑑から自分のアカウントに移動出来るから確認してみてね。」

サトシ「オレにメールですか?分かりました。」

サトシ「(オーキド博士や母さんなら電話してくるはずだし………。いったい誰だろう?」

サトシは言われた通り、自分のアカウントを立ちあげる。

そこにはジョーイの言っていたようにメールが届いていた。

サトシ「差出人は…………書かれていないな。」ポチッ
 ▼ 22 ノノクス@アブソルナイト 17/01/15 20:28:51 ID:NQ7BpP2I [2/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
ーサトシ様ー

ジムバッジ集めは順調でしょうか?そろそろ8個すべて集め終わったと思います。
そこで突然ですが、3日後にシンオウにあるテオスシティでバトル大会が開催されることになりました!

サトシ「(バトル大会だって!?)」

このバトル大会にはトップクラスのポケモントレーナーを数多く招待しております。リーグ前の腕試し、調整にいかがでしょうか?その他にもたくさんのイベントを用意しております。是非、お越しください。

サトシ「トップクラスのポケモントレーナーだって!?楽しそうだな!」ワクワク

サトシ「どうだ?ピカチュウ。行ってみるか?」

ピカチュウ「ピカチュ!ピッカ!」

サトシ「よーし!じゃあ次の目的地はテオスシティに決定だ!!」

サトシが大きな声を出したため、建物内にいた人とポケモン達が一斉に彼に目線を集める。

大きい声出しすぎちゃったな、と思っているとふと思いだしたように

サトシ「それにしてもテオスシティってどこだ?前にシンオウを旅した時はそんな街なかったぞ?」
 ▼ 23 ロア@みどぼんぐり 17/01/15 20:29:28 ID:NQ7BpP2I [3/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
???「テオスシティは半年ほど前に完成したシンオウ最大の都市だよ。そんな事も知らないのかい?サートシ君。」

どこかで聞いたことのある声が後方から届く。

検討はついていた。

自分のことをサートシとバカにしてくる男と言ったら1人しかいない。

サトシ「シゲルじゃないか!久しぶりだな!でもなんでここに?」

シゲル「おじいちゃんからサトシがシンオウリーグに挑戦すると聞いてね。君に公式戦でリベンジするためにやって来たのさ。」

この男シゲルはポケモン界の大権威オーキド博士の孫で、今はポケモンの研究をしている………はずだったが、5年前のギンガ団との戦いで己の無力さを実感し、また1からポケモントレーナーとして修行している。

研究者になるのはその修行が終わってからだそうだ。

シゲル「でもまさかリーグ前に会えるとは思ってなかったよ。相変わらずのようだね、サートシ君。」

サトシ「まぁな。ところで今シゲルはバッジ何個集めたんだ?」

シゲル「もちろん8個集めたよ。」

サトシ「おぉ!そうなのか!……ん?ってことは?」

シゲル「そう。僕にも届いたんだよ。そのメールが。」
 ▼ 24 ャース@イアのみ 17/01/15 20:55:38 ID:NQ7BpP2I [4/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「!!」

サトシに先程のメール以上の衝撃が走る。

この大会の主催者はどこから情報を集めてくるのだろうか、そんな事はどうでもいい。

バッジをすべて集めた手練をこんなふうに何人も招待していると考えると、胸の奥のワクワクを抑えきれなくなってくる。

サトシ「よし!シゲル一緒に行こうぜ!テオスシティまでの行き方分かんないしさ。」ハハ

シゲル「いいだろう。サートシ君がテオスシティにたどり着けなかったら困るしね。」

サトシ「ありがとう!」

シゲル「それでいつ出発するんだい?まずはある程度道具とかを揃えて………「明日だ!」

シゲルの話を聞く前にサトシは答えた。

その目はとてもキラキラしていてまるで幼い子供のようだった。

昔と変わらない、あの無邪気な笑顔だ。


 ▼ 25 ロリーム@りゅうのプレート 17/01/15 21:24:16 ID:NQ7BpP2I [5/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
シゲル「明日?何もそんなに急がなくても………。………わかった、じゃあ明日の朝9時にここに集合しよう。」

サトシ「そうこなくっちゃ!わかった!じゃあ明日に備えて寝るぞ!ピカチュウ!」

ピカチュウ「ピカチュー!」

サトシ「また明日な!シゲル!」ダダッ

そう言うとサトシはポケモンセンターの奥の寝室に消えていった。

シゲル「まったく、サトシらしいな。」ハハ

呆れた表情を見せつつもシゲルは笑った。

シゲル「(しかし…………。サトシが気づいているのかはわからないが……。)」

シゲル「(リーグ前にバトルパーティー………、普通ならリーグ前という大事な時期に激しいバトルなどさせない……。)」

シゲル「(それに加えてなぜ主催者たちはバッジを8個手に入れた瞬間にメールを送れるんだ?主催者がたとえジムやリーグ関係者だとしても、個人のバッジ取得状況はリーグのエントリー時にしかわからないはずだ。)」

シゲル「(何か裏がありそうだな。)」

胸に引っかかる微かな不安を残しつつも、シゲルも部屋に向かった。
 ▼ 26 ンダース@ヒレのカセキ 17/01/16 19:35:05 ID:HB9mWgbc [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
ガタンゴトン ガタンゴトン

サトシとシゲルは今電車に乗っていた。


テオスシティはナギサシティからは真逆の方向にあり、歩きで着くのはほぼ不可能に近いからだ。

サトシ「それにしても楽しみだなぁ。どんな奴がいるんだろうな!そう考えただけでワクワクしてくるぜ!なっ?ピカチュウ。」ウズウズ

ピカチュウ「ピカピーカ。」ウズウズ

シゲル「今からそんなにウズウズしてたら体力が持たないぞ。テオスシティまでは10時間くらいかかるからな。」

サトシ「10時間!?」

それもそのはず、テオスシティはハクタイシティとキッサキシティの中程にあるからだ。

サトシ「あと10時間かぁ…………。」ガックリ
 ▼ 27 ロバット@さらさらいわ 17/01/16 19:36:30 ID:HB9mWgbc [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
ー時を同じくしてテンガン山 やりの柱付近ー


シロナ「やりの柱……。久々に来てみたけど誰かに荒らされたのねこれは。それにまだ全然風化してない……。最近みたいね。」

チャンピオン、シロナは破壊された遺跡を見て悲しげな表情を浮かべる。

研究者「シロナさーん!ありましたよありました!!」

シロナ「本当?今行くわ!」ダダッ

研究者「見てください、これ……。」

シロナ「えぇ……。正真正銘、本物の"しらたま"だわ。」

研究者「やりましたね!シロナさん!」

研究者2「しかし、こんごうだまらしき物はどこにもありませんでした。」

シロナ「そう……。恐らくこのやりの柱を荒らした奴らね。こんごうだまを手に入れるために………、こんな酷いことを………。」ギリッ

シロナ「目的は達成したわ!今日のところは帰りましょう。やりの柱もあまり安全なところじゃないしね。」

???「バンギラス、ストーンエッジ!!」

シロナ「!?伏せて!」サッ
 ▼ 28 リープ@はつでんしょキー 17/01/16 19:40:12 ID:HB9mWgbc [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
ドゴォォォォォォォ

放たれたストーンエッジは、シロナたちの頭上を通過していき、壁にぶち当たって止まった。

その壁を見れば、技の衝突した部分を中心に綺麗にバラバラになっていて威力の高さが伺える。

???「こんにちは、チャンピオンマスターさん。単刀直入に言います。しらたまを頂きにまいりました。」

シロナ「……あら?随分手荒な挨拶するのね。」

???「しらたまを奪うことが私の任務ですから。」

???「さぁ……。しらたまをこちらに……。」

シロナ「理由は聞かないわ。でもそんなにコレが欲しいんだったら……」

シロナ「力ずくで奪うことね!!」シュッ

ガブリアス「ガブァァァ!」ポンッ

研究者「あわわ………。凄いことになっちゃった……。」
 ▼ 29 ニラン@ディアンシナイト 17/01/17 07:20:36 ID:1e5FHAnk NGネーム登録 NGID登録 報告
…………………………

………………

………

「………シ、………トシ、………サトシ!」

サトシ「はっ!!」ビクッ

長い電車旅で疲れてしまったサトシは寝てしまっていた。

シゲル「まったくいつまで寝ているんだ。ほら、あそこに見えるのがテオスシティだよ。

サトシ「あれがテオスシティ……!」

窓から見えたのは、暗くなり、静寂なシンオウの中にまるでそこだけ昼かのように眩い光を放つ街並だった。

その光はカロスのミアレシティにも引けを取らないほどだ。

サトシ「大都会なんだな。あそこで戦えるんだな、強いヤツらと!」

シゲル「そうだ。僕もテオスシティに来るのはまだ2回目だけど……。相変わらずすごい景色だ。」

シゲル「さぁ、降りる準備をしよう。」

サトシ「だな!」

ピカチュウ「ピカ!」
 ▼ 30 ュワワー@せいれいプレート 17/01/17 22:21:05 ID:e2d4vues [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「ついたぜ!ここがテオスシティか!!」ダダッ

駅から出たサトシはすぐに駆け出した。

ほんとにこういう所は昔から変わってないな。

とシゲルは関心した。

シゲル「まてサトシ!今日の所はとりあえずホテルに行かないか?さっきまで10時間も電車に乗っていたんだ。それに、もうこんな暗いしな。」

サトシ「まぁまぁ!ちょっと見てくるだけだからさ!1時間後くらいにまた駅で待ち合わせしようぜ!」ダダッ

そういうとサトシは夜のテオスシティの街並みに消えていった。

シゲル「まったく………。なんて無尽蔵な体力なんだ。」ヤレヤレ

シゲルは呆れながらもここはサトシの意見を聞き入れた。

あんなにはしゃぐ姿を見せられたら止める気にはなれない。

それが自分の親友なら尚更だ。

シゲル「あそこのお店にでも行ってみるか……。」テクテク
 ▼ 31 チリス@こうかくレンズ 17/01/17 22:57:32 ID:e2d4vues [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「すごい人だなぁ………。」ガヤガヤ

シンオウで1番の街だけあって夜になってもその活気は衰えることを知らない。

そんな雰囲気に少し圧倒されながらも歩いていると、少し端の方にバトルフィールドが見えた。

サトシ「お……!あそこにバトルフィールドがあるぞ!行ってみよう!」ダダッ

ーバトルフィールドー

サトシ「やってるやってる!誰が戦ってるんだ?よく見えないな……。」

トレーナーA「くそっ!戻れ!」シュルル

観客「おいおい!また倒したぞ!どうなってんだ!?」

観客「これで残すポケモンは一体か。」

トレーナーA「頼むぞ!デンリュウ!」シュッ

デンリュウ「リュー!」ポンッ

???「デンリュウか。戻れ、エレキブル。」シュルル

???「ドラピオン、バトルスタンバイ!」シュッ

ドラピオン「ドラァ!!」ポンッ
 ▼ 32 ワシ@レンブのみ 17/01/17 22:58:37 ID:e2d4vues [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
トレーナーA「いけ!デンリュウ!アイアンテール!!」

デンリュウ「デンリュ!」ブワッ

デンリュウは尻尾を鋼のように固くし、ドラピオンに向かって振り回す。

しかしその程度の攻撃は彼のドラピオンにとっては絶好のカモだ。

???「かわして尻尾を捕まえろ!」

ドラピオン「ドラッ!」ガシィ

ドラピオンはその尻尾の先端のハサミを使い、デンリュウを捕まえることに成功する。

???「そのままクロスポイズン!!」

ドラピオン「ドラァ!!」ゴォッ

ドラピオンのクロスポイズンが至近距離で直撃する。

そこには目を回したデンリュウの姿が。

観客「すげぇな!6vs6のフルバトルで一体も倒されないなんて!」

???「フン……。戻れドラピオン。」シュルル
 ▼ 33 ウワウ@すごそうないし 17/01/17 22:59:15 ID:e2d4vues [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
トレーナーA「ふざけるな!今回はたまたまだ!明日もう1回勝負だ!」

???「悪いがお前とバトルする価値が俺には見いだせないな。そんなにバトルがしたいんなら他を当たれ。」

トレーナーA「なんだと!?クソッ!」

観客「おいおい!誰かこのトレーナーを倒せるやつはいないのか!?」

サトシ「(きた………!)」

サトシ「ここにいるぜ!!」バッ

人混みの中で手を挙げて前に出る。

しかしそこには見たことのある顔が。

サトシ「…………シンジ………!」

シンジ「……….お前か………。」
 ▼ 34 ュウツー@きんりょくのハネ 17/01/18 19:53:27 ID:ByTxSEXo [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
観客「なんだ顔見知りか?」

この仏頂面で少し老け顔の男、シンジとは5年前にサトシがシンオウ地方を旅していた時に共に競い合ったライバルである。

最初こそいがみ合っていたが徐々にお互いを認めていき、ポケモンリーグでは最高のバトルをした。

サトシにとって最大のライバルだ。

サトシ「久しぶりだな!シンジ!お前もバトルパーティーに招待されたのか?」

シンジ「そうだ。まぁ俺は他の用もあるがな。その様子だとお前もバトルパーティーのために来たようだな。」

サトシ「あぁ!そうさ!どうだ?シンジ。バトルしないか?オレのテオスシティ最初のバトルだ!」

シンジ「…………いいだろう。だがさっきのバトルで俺が使わなかった2匹のポケモン………。2vs2で勝負だ。」

サトシ「わかった!」

観客「始まるぞ!」

観客「またあんなすげぇバトルが見れるのか!」
 ▼ 35 タドガス@こうかくレンズ 17/01/18 19:53:57 ID:ByTxSEXo [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシとシンジは互いに所定の位置につく。

辺りは一斉に静かになり、その中に夜のテオスシティの冷たい風が通り抜けてゆく。

その静けさがサトシの心を一層とワクワクしたものに変える。

サトシ「(テオスシティに来て最初のバトルがまさかシンジだなんてな………。)」ワクワク

腰に付いているホルスターに手を伸ばせば、微かに揺れているモンスターボール達。

彼らは「バトルしたい!」という気持ちを精一杯アピールしているのだろう。

全員を出してやりたい気持ちはあるが、バトルである以上、そうはいかない。

少し迷った後、彼は一つのボールに手をかける。

サトシ「よし行くぜ!ジュナイパー、君に決めた!」シュッ

ジュナイパー「ジュナイッ!」ポンッ

ボールから勢いよく羽を広げて飛び出してきたのは「ジュナイパー」だった。

その風貌はさながら"狙撃手"を感じさせる。

シンジ「ハッサム、バトルスタンバイ!」シュッ

ハッサム「ハッサ!」ポンッ
 ▼ 36 ガラグラージ@はねのカセキ 17/01/19 06:33:29 ID:5v5DmPnM [1/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「ジュナイパー!かげぬいだ!」

ジュナイパーは密林に隠れるスナイパーだ。

その羽から猛烈なスピードで矢が放たれる。かわすのは至難の業だ。

それはシンジのハッサムも例外ではなく……

ハッサム「ハッサァ!」ドガッ

ハッサムにかげぬいがヒットする。

シンジ「速いな……。接近しろ!バレットパンチ!」

ハッサムはシンジの言う通りに急接近してくる。

その速さは相当なものであった。

先程のジュナイパーのかげぬいと遜色ない速度のバレットパンチがジュナイパーを襲う。

サトシ「(かわせないな……。)受け止めるんだ!」

空中でハッサムとジュナイパーが取っ組み合い状態になる。

シンジ「逃がすな!そのままシザークロス!」

ハッサムの鋭いシザークロスがジュナイパーを捉えた。

たまらず上空から落下してくる。
 ▼ 37 ドラ@トポのみ 17/01/19 06:34:00 ID:5v5DmPnM [2/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
が、ジュナイパーは地面スレスレの所でその羽を使いホバリングすることに成功した。

サトシ「大丈夫か?」

ジュナイパー「ジュナッ!」

カントーとジョウトのリーグ優勝者のポケモンだ。

そう簡単にやられたりはしない。

サトシ「ジュナイパー!もう1度かげぬいだ!」

シンジ「かわせ!高速移動だ!」

ハッサムは目にも止まらぬ速さでかげぬいをかわす。

はがねタイプの重いイメージを感じさせないような速度だ。

サトシ「くそ、速いな……(何かいい策は……)」

サトシ「そうだ!ジュナイパー!かげぶんしん!」

ジュナイパー「ジュナッ。」ババババ

ジュナイパーはハッサムを取囲むように自身の数を増やしていく。
 ▼ 38 ガジュカイン@しゅんぱつのハネ 17/01/19 06:34:46 ID:5v5DmPnM [3/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「かげぬいだ!上に打ち上げろ!」

何十体にも増えたジュナイパーは一斉に空に向かってかげぬいを発射した。

そして最大点まで到達したかげぬいは威力を拡大させながらハッサムに襲いかかる。

その数は光に満ち溢れているテオスシティの夜空を、真っ黒に塗り替えるほどだ。

シンジ「(なんのつもりだ…?かげぶんしんで増えたポケモンの攻撃は実体化はしていない……。)」

シンジ「(そうか……!)これは陽動だ!惑わされるな!」

サトシ「遅いぜ、シンジ!最大パワーでリーフブレードだ!」

ジュナイパー「ジュナイッ!」

かげぬいを囮に後ろからジュナイパーがリーフブレードをクリーンヒットさせる。

無防備な背中に命中した分、威力は通常とは段違いだ。

ハッサム「ハッサ………。」ドサッ

ハッサムは力なく地面に落下した。
 ▼ 39 イリキー@ファイヤーメモリ 17/01/19 06:54:48 ID:9WWF71C2 NGネーム登録 NGID登録 報告
シンオウは電車より気動車が多く、ほとんどかな。
ましてや10時間かかる区間は気動車だと思う
因みに気動車は、燃料でエンジンを回して走るから昔の(特にキハ40)は物凄く揺れるしうるさい。
左から、キハ105、キハ201、キハ54
 ▼ 40 ジョフー@まんぷくおこう 17/01/19 06:56:10 ID:5v5DmPnM [4/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>39
なるほど
ありがとうございます、参考にさせていただにます
 ▼ 41 MP.こむ◆KCOomuAvfU 17/01/19 16:40:49 ID:5z/hZrsc NGネーム登録 NGID登録 報告
>>40
39です
キハ201は最近の車両なので、音も電車並に静かですし、あんまり揺れません。
ただし、小樽〜札幌間などの、都市部や通勤路線に使用されているのが現状です。
そのため、文中でサトシたちが乗っている車両として考えやすいのは、キハ54かと思います。
因みにキハ54は、1986年の製造開始なので、国鉄時代から生きています

文章が長くなってしまい、申し訳ありませんでした。
 ▼ 42 ネズミ@ハガネZ 17/01/20 06:35:36 ID:3Ure6v4o [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
観客「おいおい!やられたぞ!一体あの子は何者なんだ!?」

サトシがハッサムを撃破した事により、先程までトレーナーとポケモンの声しか聞こえなかった場が、一斉に盛り上がる。

観客「……よく見たらカントーとジョウトのポケモンリーグで優勝したマサラタウンのサトシじゃないか?」

1人の観客がそう言った。

それを聞いたサトシは困った顔を浮かべる。

正体を言うべきなのか、否か。

しかし正直者な彼には選択肢はあってないようなものだ。

サトシ「え……あ、えっと………、はい、そうですけど………。」

観客「おぉ!まじかよ!じゃあシンオウのリーグ優勝者とカントージョウトのリーグ優勝者のバトルを今見てたのか、そりゃすげぇはずだ!」
 ▼ 43 ブト@ラムのみ 17/01/20 06:36:13 ID:3Ure6v4o [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
通行人「なんだ?リーグ優勝者だって?」

観客の大声を聞きつけて周りにいた人たちも集まってくる。

人が人を呼び、すごい数になってしまった。

人々は押し流され、やがてバトルフィールドにまで達しそうだ。

サトシ「戻れ、ジュナイパー。」シュルル

サトシ「どうする?シンジ、バトルどころじゃなくなってきたぞ。」

シンジ「ひとまずここから逃げるぞ。戻れ、ハッサム。ボーマンダ!」ポンッ

ボーマンダ「グワォ!。」

そう言うとシンジはボーマンダを出した。

サトシとシンジはボーマンダの背中に乗り込む。

ボーマンダの背中なら、人2人乗せるくらいはわけなかった。

シンジ「飛んでくれ。」

観客「おい!まてー!」ガヤガヤ

サトシとシンジを乗せたボーマンダは夜のテオスシティの空に消えていった。
 ▼ 44 リデプス@グランドコート 17/01/21 07:49:13 ID:KAknhFLE [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
シンジは人がいない適当な場所に降りるようボーマンダに命じた。

サトシ「ありがとな、シンジ。」

シンジ「…………。」

シンジは無言だ。

お礼を言われたんだから素直に笑顔で返せばいいのに。

こういう不器用な所は昔のままだ。

サトシ「バトル途中で終わっちまったな。」

シンジ「またすぐにバトル大会で戦える。それまでこのバトルは持ち越しだ。」

サトシ「おう!そうだな!」

サトシ「それにしてもシンオウのリーグで優勝してたんだな。流石だよ、シンジ。」

シンジ「知らなかったのか?トレーナーとしてそういう情報は持っておくものだ。現に俺はお前がカントーとジョウトで優勝したのを知っていた。」

サトシ「うっ。それは言わないでくれよ。」
 ▼ 45 ヤップ@イバンのみ 17/01/21 07:55:29 ID:KAknhFLE [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
やはりバトルにおいての彼の努力は凄まじいものだ。

ポケモンを育てることだけでなく、情報収集や対策も怠らない。

そんな彼がシンオウのリーグで優勝できたのは、ある意味必然かもしれない。

少しスパルタっぽい所はあったが、ポケモン達はシンジを嫌っていなかった。

その事がポケモントレーナーとしてのシンジを1番物語っている。

そんな事を考えていると、しばらく静寂の時間が続いた。

テオスシティは夜でも賑やかという話はしたが、ここは別だ。

テオスシティの外れの方に位置していて、商業施設等が特に何も無いため、人もまったくいない。

だから、2人が話すのを止めれば、聴こえるのはせいぜい風の音くらいだ。

そんな中、先に口を開いたのはシンジだった。

その表情はどこか険しく、話の内容が一変しそうな事はサトシにもわかった
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