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SS

【SS】ハンサム「てえへんだっ!」【グロ注意】

 ▼ 1 ◆/qIi/n6GLc 17/02/25 20:55:28 ID:oO9yAZ86 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
朝。ポケモンスクールに向かうため海辺を歩く2人。
サトシと一緒に歩くオレンジの髪と黒白目の青年の名はココ。彼は100年前にカプ・コケコと人間の女性との間に生まれた、守り神の血を引く人間である。『ポケモンと人間のハーフ』とも言っていいだろう。
カプ・コケコに封印されて100年の眠りから覚め、サトシ達と友好関係を築き、今に至る。

サトシ「まさかカプ・コケコがこれからも人間達と共に暮らしてみろって言うとは思わなかったなぁ。」

ココ「俺も驚いたよ。父さんがああいうなんて。」

数日前、ココは父であるカプ・コケコからこんな提案をされていた。

ココ「父さん…それ本気で言ってるのか?」

サトシ「カプ・コケコの息子が俺達と一緒にいていいの?」

カプ・コケコ「ココ。オ前ハ俺ノ血ダケデナク、人間ノ血モ引イテル。俺カラ引キ継ガレタ力ヲ更ニ使イコナスノモイイガ『人間ラシサ』トヤラモ、学ンデミタラドウダ?タダ、俺カラ引キ継ガレタ力ノミヲ強クシテイクノハ勿体ナイ気ガスル…。」

ココ「『人間らしさ…?』」

カプ・コケコ「『人間ラシサ』トイウノハ俺デハ教エラレナイ。ダカラコソ、人間デアルサトシ達ト共ニシバラク暮ラシテミレバ、オノズト学ベルト思ウ。」
 ▼ 38 ードラン@リンドのみ 17/02/27 22:47:07 ID:Odl8ePLc NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 39 ◆/qIi/n6GLc 17/02/27 23:10:08 ID:iiqk1L1o [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
話し合いの結果、サトシ・ココ・ハンサムで探索をすることになった。

ククイ「気を付けて行けよ…。」

ココ「分かってる。」

ハンサム「2人の事は、私にお任せを!」

サトシ「じゃあ、行ってきますククイ博士!みんな!」

リーリエ「気を付けてねー!」

島民1「頼んだぞー!」

多くの人間が3人を見守る中、観光客の3人は…。

観光客2「とりあえず、脱出する方法を探そう!」

観光客1「そうね、でもあの子達と島民は?」

観光客3「全員乗せられる乗り物とかあればな…。」

こっそりと船着き場を離れて捜索を開始した。
 ▼ 40 ◆/qIi/n6GLc 17/02/27 23:27:08 ID:iiqk1L1o [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
その頃、森の奥にある事務所の外の崖から景色を眺める1人の人間がいた。
アローラ地方という温暖な地域なのに冬場の黒いコートに身を包んだ長身かつ20代辺りの男性…『フィール』だ。
彼はこの島で探偵をしており、島ではポケモンを使わずに事件を解決する『孤高の名探偵』と言われている。
一見すると季節感のない男性だが…。

フィール「この島に何かが起こっている…。」

フィールがふと気配を感じて後ろを向くと、白い肌に白目を向いた女性がいた。

変質者女性「こんなところに1人で何をしているの…?」

フィール(絶対に普通ではないな…。)

変質者女性「あなたも…『あの方』の友達に…。」ブワッ

煙を発射する女性。しかし煙が消えた後に見たところ、フィールには効いてない様子だった。

変質者女性「あ、あれ!?効いてないどうなってるの!?」

フィール「一つ問いたい。『あのお方』とは誰だ?」
 ▼ 41 ◆/qIi/n6GLc 17/02/27 23:35:29 ID:iiqk1L1o [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
変質者女性「ちょっと!?何で効いてないのよ!?」

フィール「効いてない理由を教えたら話すのか?」

変質者女性「話すわけないでしょ!?」

フィール「友達になれというのに自己紹介無しはどうかと思うが。」

変質者女性「効かないんだったら…!殺してやるわ!」ダッ

刃物を持ってフィールに襲い掛かる女性。しかしフィールはそれをかわし、女性はがけから転落した。
しかし、その女性はあの高さから落ちても生きているようだった。

フィール「普通の人間ならこの高さから落ちたら…『あのお方』とやらにでも肉体を強化されているのか?」

「コオォケェェェェェェッ!」

どこからかカプ・コケコの鳴き声が聞こえた。

フィール(カプ・コケコ?あぁ、この惨状で…。)

フィールが上空を見渡すとそこにカプ・コケコの姿があった。フィールがカプ・コケコに向かって手を振るとそれに気づいたカプ・コケコがフィールの元に降りてきた。
 ▼ 42 ◆/qIi/n6GLc 17/02/27 23:47:23 ID:iiqk1L1o [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フィール「カプ・コケコか。」

カプ・コケコ「コケッ。」

フィール「島を救うために俺の力を借りたいと?」

カプ・コケコ「…情ケナイガ、ソノ通リダ。」

フィール「おっとテレパシーか。洒落た能力を使うものだな。」

カプ・コケコ「コレハ、基本Zリングヲ持ツ人間ニシカ使ワナイノダガ…オ前ニハ世話ニナッテイルシナ。伝エタイコトヲ伝エラレルヨウニナッタ方ガイイカト。」

フィール「成る程。この被害だ、サトシ達も…。」

カプ・コケコ「アァ、巻キ込マレテイル…。」

フィール「分かった。どうせ放っておけば私もまた襲われるしな。」

カプ・コケコ「アリガトウ、フィール…ソウイエバ、コノ島ニ『ハンサム』トカイウ『国際警察』ヲ名乗ル人間ガ来テイタナ。ココヲ見守ッテイタ時ニコッソリ話ヲ聞イテミタら、オ前ニ会イニ来タトカ言ッテイタガ…。」

フィール「ハンサムが?」
 ▼ 43 ◆/qIi/n6GLc 17/02/27 23:56:34 ID:iiqk1L1o [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「フフフ…洗脳が効かない人間がいるなんて。」

フィールとカプ・コケコの様子を遠くから別の場所から少女がいた。

「こんな遠くに1人でいるんですもの、私と同類かも?」

煙によって変質者化しないフィールが気になっている様子だった。

「こうゆう人間ほど屈服させがいがあるのよね!なんだかワクワクしてきた!でもまずはもっともーっとお友達増やさないと!」

変質者女性「申し訳ありません。失敗してしまいました…。」

「とりあえずあの人間は普通の煙は効かなそうだね。何か別の方法を考えないと。そういやメレメレ島はどう?」

変質者男性「どんどん増えていますよ。『アリシア』様。どうやら船着き場に多く人がいるみたいなのでそこに何人か向かわせてます。」

アリシア「その人達もお友達になるんだよね!楽しみー!」

変質者女性「そうですね!」

変質者男性「最初はみんな嫌がってますが、すぐに友達になってくれますよ!」
 ▼ 44 カマル@グッズケース 17/02/28 00:46:15 ID:7iH.6frU NGネーム登録 NGID登録 報告
>>43
アリシア・・・こいつが黒幕か?
 ▼ 45 ンバット@ルビー 17/02/28 01:41:11 ID:XqBxLDkg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
今夜の更新は終わりかな?
今までの作品全部見たけど、濃いね
まだ出てきてない人物がどうなるのか楽しみ 普通にお星様になってるし…
 ▼ 46 ガバンギラス@ひかりのこな 17/02/28 07:17:53 ID:LwrYhMys NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 47 イタラン@そうこのかぎ 17/02/28 10:54:53 ID:MFK66ZUU [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
うおっ始まってた支援!(スレタイで気付けなかった…
丁寧に【グロ注意】までついてたのに…)
 ▼ 48 ◆/qIi/n6GLc 17/02/28 21:30:12 ID:UUWZSs3c [1/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ハウオリシティを進むサトシ・ココ・ハンサムの3人。しかしゴーストタウンのように辺りは静かだった。

サトシ「人の気配が全くないな。」

ココ「ハウオリシティに大量発生してるとか言ってたけど…。」

ハンサム「今はどこかに移動しているのかもしれないな…それでも油断は禁物だ。」

「フフフフ…獲物が来たな。」

ハンサム「いるぞ!気をつけろ!」

変質者の島民「こんなところにわざわざ来てくれるとは嬉しいものだね。」

サトシ「出たな…!」

ココ「どうする!?」

ハンサム「今は無駄な体力を使いたくはない、何とかここから逃げ出す方法を考えないと…!」
 ▼ 49 ◆/qIi/n6GLc 17/02/28 21:41:57 ID:UUWZSs3c [2/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「どんな方法ですか?」

ハンサム「例えば…閃光弾で目くらまししてその隙に逃げるとか…。」

ココ「目くらまし…そうだ!2人共目を閉じて!」

ハンサムとサトシはとりあえず目を閉じた。

ココ「くらえっ!」ピカッ

ココは手から小さな電気とフェアリーの力を混ぜ合わせた何かを作り出して地面に放った。
すると閃光弾のごとく強い光を放って変質者の目をくらました。

変質者の島民「うわっ!目くらましか!」

ココ「今のうちに!」

サトシ「わ、分かった!」

ハンサム「急いで離れよう!」

素早くその場から走り去る3人。
 ▼ 50 ◆/qIi/n6GLc 17/02/28 21:58:43 ID:UUWZSs3c [3/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
後ろを向くと、既に多くの変質者達が3人を追いかけてきていた。

サトシ「うわぁ、来てる!来てる!」

ココ「仲間集まるの早すぎだろ!?しかも目くらましした奴、もう回復して追ってきてるし!」

ハンサム「一筋縄ではいかなそうだな…!」

「コケーッ!」バリバリ

突如聞き覚えのある鳴き声と共に変質者達に強力な電気が撃ち込まれる。

変質者島民1「なんだなんだ!?」

変質者島民2「誰!?友達作りの邪魔をするのは!」

「そこから離れて伏せろ!」

電撃が収まった直後に手榴弾のようなものが変質者たちの足元に投げられたかと思うと、大爆発を起こした。
サトシ達はとりあえず少し離れて伏せて被害はゼロだった。

ココ「この声…まさか!」
 ▼ 51 ◆/qIi/n6GLc 17/02/28 22:06:11 ID:UUWZSs3c [4/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ達が辺りを見渡すと、とある民家の上にカプ・コケコとフィールの姿があった。

ココ「父さん!フィール!」

サトシ「無事だったんだな!」

カプ・コケコとフィールが下に降りると同時に走り寄るサトシ達。

ハンサム「久しぶりだな、フィール…!」

フィール「あぁ。こうして相見えるのは5年ぶりか。」

ハンサム「その様子だと『あのお方』とかいうのに特に操られてる様子もなさそうだな。」

フィール「操られた人間から煙を喰らったが、私はどうということは無かったから安心しろ。」

サトシ「えっ、フィールさん、煙を喰らったって…!」

フィール「どうやら、例の人間達の出す煙を吸うと、ゾンビまがいの姿になるみたいだ。」

 ▼ 52 ◆/qIi/n6GLc 17/02/28 22:17:12 ID:UUWZSs3c [5/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ハンサム「成る程…そういえばフィール、君はサトシ君とはそれなりにかかわりがあるようだが…。」

フィール「確かにサトシとは事件解決の際に絡むことはあったな。」

サトシ「そのたびに何度も俺達を助けてくれたんです!そうですよね、フィールさん!」

フィール「…お世辞はよしてくれ、サトシ。」

フィールはサトシにはそう言いながらも少しばかりか嬉しそうな表情をしていた。

ココ「父さん、『あのお方』とかいうのの手がかりは掴めたのか?」

カプ・コケコ「イヤ、今ノ所ハナイ。」

ココ「そう簡単には見つからないか…。」

フィール「そういやサトシ、リーリエと言った他の生徒達はどうしている?」

サトシ「船着き場で生き残った島民達と一緒にいます。」

フィールはハッとした表情をしたのち、複雑な表情を見せた。
 ▼ 53 ◆/qIi/n6GLc 17/02/28 22:22:29 ID:UUWZSs3c [6/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フィール「…それ、まずいんじゃないか?」

サトシ「えっ?どうして…。」

フィール「カプ・コケコとここから離れようとしたとき、崖から船着き場が見えたんだがそこにゾンビまがいの人間達が船着き場に集まって入っていく姿を見たぞ…!」

サトシ&ココ&ハンサム「っ!!」

ココ「じゃあカキやククイ博士は…!?」

ハンサム「い、急いで船着き場に戻ろう!」ダッ

サトシ「そうですね!」ダッ

ココ「待てサトシ!」ダッ

フィール「お、おい!」

フィールが止める間もなく船着き場へ向けて走り出すサトシ・ココ・ハンサムの3人。
それを同じく走りながら追うフィールとカプ・コケコ。

フィール「私が見た時には既に何人か船着き場に入っていくのが見えた…。」

カプ・コケコ「ソウカ、ナラアノ人間達ハモウ…。」
 ▼ 54 ◆/qIi/n6GLc 17/02/28 22:25:31 ID:UUWZSs3c [7/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>53訂正

「じゃあカキやククイ博士は…!?」

「じゃあカキ達やククイ博士は…!?」


失礼しました。
 ▼ 55 ◆/qIi/n6GLc 17/02/28 22:34:07 ID:UUWZSs3c [8/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
その頃、とある森にいたロケット団も同じく変質者達によって追い詰められ絶体絶命の状況にあった。

変質者の島民1「さぁ、もう逃げられないぞ…。」

変質者の島民2「『あのお方の友達に…。」

ムサシ&コジロウ「ひいぃ・・・。」ガタガタ

ニャース「や、やめてくれなのニャ…。」ガタガタ

すると、後ろからロケット団に見覚えのある影が見えたかと思うと変質者をぎゅっと力いっぱい締め付けた。キテルグマだった。

キテルグマ「…。」ギュウゥゥゥ

変質者の島民1と2「ぎゃああああああ!」ボキバキベキベキ・・・

キテルグマは変質者島民の骨を締め付けて骨を折って動けなくした後、ロケット団を回収して走り出した。

コジロウ「キテルグマ俺達をゾンビみたいな人間からからも助けてくれるなんて…。」

ムサシ「とりあえずあのゾンビ達いなくなるまではキテルグマといたほうが安全そうね。」

ニャース「そうみたいだニャー。」

ロケット団「何この感じー!」
 ▼ 56 デカバシ@ピンクのリボン 17/02/28 22:34:52 ID:xUfZ0OIs NGネーム登録 NGID登録 報告
流石キテルグマwww
 ▼ 57 ◆/qIi/n6GLc 17/02/28 22:37:51 ID:UUWZSs3c [9/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>55訂正

人間からからも

人間からも

また誤字…orz
 ▼ 58 ラミドロ@ひかりのいし 17/02/28 22:38:33 ID:MFK66ZUU [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
変質者ハザードww
支援
 ▼ 59 ョンチー@ながねぎ 17/02/28 22:56:42 ID:nwPgmXms NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 60 ◆/qIi/n6GLc 17/02/28 22:58:51 ID:UUWZSs3c [10/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
森を歩く観光客の3人。その先に見えたのはニャースバルーンの気球・・・そう、ロケット団の気球だ。

観光客2「なぁ、これ…!」

観光客3「出られそうじゃないか!?まだ使えそうだし」

観光客2「とりあえずこれで脱出して助けを呼ぼう!船着き場の人間を助けるのはその後だ!

観光客1「でも…飛行機が欠便するほどなのに行けるの?」

観光客3「物は試しって言うだろ!?俺、気球の操縦の仕方教えてもらってるから操作はできる!」

とりあえず気球に乗る観光客達。そして観光客3の操縦の元、気球はふわりと浮き上がり始めた。

観光客3「よし・・・行ける!」

観光客2とりあえず船着き場の方へ行ってみるか…。」

観光客1「そうね…。」
 ▼ 61 ◆/qIi/n6GLc 17/02/28 23:09:41 ID:UUWZSs3c [11/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
しばらく気球で進むと、船着き場が見えてきた。
しかし、船着き場は地獄絵図となっていた。船着き場にいた人間はみんな肌が白くて白目を向いた変質者となっていた。無論、カキ達やククイも漏れなく変質者となっていた。

観光客2「おい見ろよ!みんな変質者になってしまってるぜ…!」

観光客1「あの場に残ってたら結局あいつらの仲間にされてたのね…。」

観光客3「あぁ…。」

観光客達は戦慄しながらその光景を見つめていた。すると、先ほど探索に行ったサトシ達の姿が見えた。

サトシ「ああっ!そんな…!」

ハンサム「遅かったか…全員・・・。」

ココ「奴らの・・・仲間に…。」

観光客2「うわ、悪いタイミングで戻ってきちまったなぁ。可哀想に、あの人達もすぐに…。」

観光客1「そうね…脱出方法探しに抜け出しといて正解だったわね。」

観光客3「急いでここを離れよう!」

気球は船着き場の上を通り過ぎようとしていた。
 ▼ 62 ◆/qIi/n6GLc 17/02/28 23:14:49 ID:UUWZSs3c [12/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・コケコ「…ヤハリコウナッテイタカ。」

フィール「そのようだ…。」

フィールがふと上を見ると、ニャース気球に乗った観光客の姿があった。

フィール「3人共、気球に誰かいるぞ?」

フィールの一言で3人は空を見ると、同じく気球が見えた。

ハンサム「あなた達は観光客の…!」

観光客2「悪いが、俺達は先に脱出させてもらうぜ!」

観光客1「他の島に着いたら通報して助け呼んでくるからそれまで頑張って生き残ってねー!」

観光客3「頑張れよー!」

サトシ「ちょ、ちょっと待て!あいつらだけ助かろうなんて…!」

フィール「無理もない。この状況で助けようとすれば間違いなくゾンビまがいの餌食だからな…。」

気球が悠々と船着き場を越えて島を抜けようとしたその時!
 ▼ 63 ラマネロ@GBプレイヤー 17/02/28 23:16:25 ID:GDh4jJcM NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 64 ◆/qIi/n6GLc 17/02/28 23:21:35 ID:UUWZSs3c [13/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
バリバリバリッ、ドカーン

観光客1「きゃああっ!」

観光客2「なんだ!?一体何が!」

観光客3「気球のバーナーが破壊された…操縦できない!」

観光客1と2「ええっ!?」

突如バーナーが爆発して気球の操縦が効かなくなった。

ココ「なんか動かしてる機械みたいなのが爆発したぞ!」

ハンサム「どうなっているんだ!?爆発前のバーナーは、特に故障している様子はなかったぞ!」

フィール「そうだな。あの気球のバーナーは超能力か何かで人為的に破壊されたに違いない。」

サトシ「『あのお方』とかいう奴の仕業ですか!?」

フィール「恐らくな。」

カプ・コケコ「ヤハリ、ココカラ逃ガスツモリハナイヨウダナ…。」
 ▼ 65 ◆/qIi/n6GLc 17/02/28 23:32:53 ID:UUWZSs3c [14/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「ズルして気球で逃げよーったって、そうはいかないんだから!」

観光客の頭の中に声が響く。

観光客1「な、何なのよ!?」

観光客2「頭の中に声が響く!?」

観光客3「一体何なんだ!?」

「あとちょっとで逃げられそうだったのにー結局逃げられなくなって絶望に落ちる瞬間を見るのもまた楽しーよ!ね、みんな!」

変質者達が嬉しそうに皆頷く。

ココ「あいつらどうしたんだ…?」

フィール「誰かの声を聞いて、その内容に納得しているかのようだ。」

ハンサム「誰かの声って…まさか!?」

「ズルして逃げだそーとする人達はお友達にはいらない!気球と一緒に落っこちちゃえ!」

気球はそのまま船着き場に向けて落下。しかし速度はさほど早くはなかったため無事に降りられた。

観光客2「た、助かった…。」

観光客1「早くここから出ましょう!」

気球を降りて船着き場から出ようとする観光客。と、ここで爆発の後炎上していたバーナーが爆発し、爆発して飛び散った燃え上がる破片の一部が大量の爆発物を乗せていた貨物船に落ち、爆発物に着火した。

観光客達「あ」カッ
 ▼ 66 ◆/qIi/n6GLc 17/02/28 23:37:14 ID:UUWZSs3c [15/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ズドガァァァァァァン

船着き場は大爆発を起こし、燃え上がっていた。

サトシ「凄い爆発だったな…。」

ハンサム「観光客の人達は…あの爆発では…。」

変質者化ククイ「あーあ、馬鹿な奴らだ。」

変質者化リーリエ「逃げ出そうとしたばっかりに命を落とすハメになりましたね。」

変質者化カキ「『あのお方』の友達になっていればあんな末路を迎えずに済んだものを…。」

変質者化マオ「さて、次はサトシ達の番だね!」

変質者化マーマネ「早く『あのお方』の友達になりなよ!」

ココ「駄目だ、全員奴らと同じに…!」

ハンサム「最悪のシナリオが現実になってしまったな…。」
 ▼ 67 ◆/qIi/n6GLc 17/02/28 23:45:51 ID:UUWZSs3c [16/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「あなた達はあの気球に乗っていた人達のよーな馬鹿な真似はしないよね?」

サトシ達の頭の中にも声が響いた。

ハンサム「君が『あのお方』とか言われる変質者達のボスか!罪もない人達を洗脳してどうするつもりだ!?」

「あの人達はみーんな、あたしのお友達だよ!でも『あのお方』が私なのはピンポーン!正解!」

サトシ「みんなを元に戻せ!」

「駄目!私のお友達は渡さないもんねー!だいじょーぶ!みんな私のお友達にしてあげるから!」

ココ「勝手なこというな!こっちの友達を洗脳するような奴なんかと誰が友達になるか!」

「そー言ってられるのも今のうちだよー!そして、黒いコートで長身のお兄さん!」

フィール「…私の事か?」

「そ!私、あなたの事気に入ったー!煙を喰らって兵器とか初めて見たもん!絶対絶対ぜーったい、私のお友達になってもらうからね!」

フィール「やれるものなら…やってみろ!」

「よーし!頑張るぞー!んじゃ、またねー!」

テレパシーはここで途絶えた。
 ▼ 68 イチュウ@スチールメモリ 17/02/28 23:50:02 ID:MFK66ZUU [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
かゆ うま


支援
スイレンがキーパーソン?
 ▼ 69 ◆/qIi/n6GLc 17/02/28 23:58:55 ID:UUWZSs3c [17/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
変質者化スイレン「みんな!『あのお方』の為にあの人達を捕まえるよ!」

変質者達「おーっ!」

カプ・コケコ「来ルゾ!」

サトシ「ど、どうしよう!?」

ハンサム「この距離でこの人数・・・普通に逃げるのは至難の業だ!」

ココ「じゃあどうしたら…!?」

すると水が落ちたような感触がしたかと思うと雨が降り始めた。。

フィール「雨だ…。」

すると変質者達の様子が嫌そうな顔で森の方へ動き始めた。

変質者島民1「雨か…雨下だと煙飛ばないんだよなぁ。」

変質者島民2「残念だけど、今回はあきらめるしかないわね…。」

変質者島民3「次こそは必ず・・・。」

と、そのまま変質者達は全員去って行ってしまった。
 ▼ 70 ソクムシ@かみなりのいし 17/03/01 00:04:19 ID:NGOPWTlE [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
確かにフィールは兵器だとおm((殴
支援
 ▼ 71 ◆/qIi/n6GLc 17/03/01 00:05:17 ID:5.82nsg. [1/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ハンサム「どうやら雨だと煙が飛ばなくて仲間を増やせないから、雨が降っている間は安全そうだな。」

サトシ「そうみたいですね。」

フィール「しかし、雨が降っても正気に戻る様子はなかったな。水が弱点という訳ではなさそうだ。」

ハンサム「単純に仲間が増やせなくて不利なだけと言ったところか。」

ココ「そういえば今までの変質者達を見て思ったんだが、ポケモンの変質者は見たことがないな。」

カプ・コケコ「ソウイエバ…。」

サトシ「ポケモンには効かないのかな?」

フィール「その可能性はあるな。」

ハンサム「よし、雨が降っているうちに少しでも手掛かりを探そう。」

ココ「そうだな…だけどどの辺りから探せばいいんだ?」

サトシ「図書室とか研究室とか?」

ハンサム「それなら手分けして探索した方がよさそうだな。さて、どう分けるか…。」
 ▼ 72 ラサリス@ポフィンケース 17/03/01 00:06:10 ID:7RqMCmiU [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
おっと、どうやらスイレンも変質者になっていたようだぜ…
支援
 ▼ 73 ーミラー@べにいろのたま 17/03/01 00:08:13 ID:5.82nsg. [2/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>67修正。

兵器

平気

確かにフィールは心を持った兵器のようにも思えるが…。
 ▼ 74 ◆/qIi/n6GLc 17/03/01 00:08:46 ID:5.82nsg. [3/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>73
コテが抜けてました…すみません。
 ▼ 75 ココ@バコウのみ 17/03/01 00:41:45 ID:sXR24J2M NGネーム登録 NGID登録 報告
今日はここまでっぽいな。
別れて行動は主人公以外は死亡フラグなんだっけ?
 ▼ 76 ュバルゴ@ミミロップナイト 17/03/01 03:12:42 ID:NGOPWTlE [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
主人公…誰だっけ?
コケコではないのは確か
 ▼ 77 ウワウ@レインボーパス 17/03/01 07:00:06 ID:t87iRAnQ NGネーム登録 NGID登録 報告
>>76
ココは前回主人公的立場だったからサトシかフィールだと思う。
 ▼ 78 プ・レヒレ@どくのジュエル 17/03/01 16:54:26 ID:hf5muklw NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 79 テルグマ@トライパス 17/03/01 16:55:36 ID:7RqMCmiU [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
すまん、変質者化ククイで笑った
支援
 ▼ 80 リキリ@メトロノーム 17/03/01 17:07:32 ID:2g28UxvU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
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 ▼ 81 ◆/qIi/n6GLc 17/03/01 20:41:52 ID:5.82nsg. [4/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
再び話し合いをした結果ハンサムとココは図書館を、サトシとフィールは研究所を、カプ・コケコは再び単体で『あのお方』の捜索をすることとなった。
サトシとフィールと別れたのち、メレメレ島で最も利用者が少ないという図書館へとやってきたハンサムとココ。

ハンサム「ここの図書館は難しい内容の本が多くて利用者が少ないんだ。手がかりがあるとすればこの図書館だろう。」

ココ「はぁ…。」

図書館に入るハンサムとココ。その図書館からはやはり人気は感じられなかった。電気系統はついていた。

ハンサム「電気がついているのはありがたいな。さて何か手がかりになる本はあるか探してみよう。」

とりあえず科学の本が主に並んでいる棚を探すハンサム。一方、ココはあまり本などは読まない為どこからどう探せばいいのか分からなかった。

ココ「どこからどう探せばいいんだ…?本は苦手だ…。」

いつの間にか本ではなく新聞を漁るココ。その中に1刊、気になる見出しの新聞を見つけた。

ココ「『国際警察に不安の声多数〜モルガ、国際警察離脱〜…』?国際警察って…。」

新聞の内容に目を通してみるココ。
 ▼ 82 ◆/qIi/n6GLc 17/03/01 21:09:21 ID:5.82nsg. [5/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ココ「『国際警察で特に優秀だったモルガが突如国際警察を離脱して消息不明となった、何故彼が姿をくらましたのかは国際警察側は一切口外にしなかった』…。」

更に記事を読み続けるココ。

ココ「『モルガは消息不明となる数週間前に、メレメレ島で保護された記憶喪失の男性、フィールに執着していたということしか明らかとなっておらず、以前モルガの行方を追っているという。』…もしかしてこの記事は!?」

ココはこの新聞の日付を見た。案の定発行日は今から5年前だった。

ココ「ハンサムが言っていた国際警察内でのトラブルって…!」

ハンサム「…読んでしまっていたのか。」

ココ「っ!ハンサム!」

ハンサム「当時のマスコミには何とか隠し通したんだがね…。」

ココ「…教えてくれ!5年前、国際警察内で何があったのか!」

ハンサム「分かった、当時の事を何もかも話すとしよう…。」

ハンサムは語り始めた。5年前、国際警察に何があったのかを。
 ▼ 83 ◆/qIi/n6GLc 17/03/01 21:48:15 ID:5.82nsg. [6/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
モルガは頼まれた仕事は必ず解決しており、国際警察でもトップの腕だった。その腕から多くの人間から信頼されていた。もちろん他の国際警察の面々も、彼を目標にしている者も多かった。

ハンサム「モルガじゃないか!もう仕事は終わったのか?」

モルガ「そうだ。案外簡単だったよ。」

ハンサム「あの事件を簡単といえるとは…流石はモルガだ!」

モルガ「まぁ俺にかかればな…ハンサム、その人間は?」

ハンサム「彼は『フィール』って言うんだ。メレメレ島で倒れているところを保護したんだが、彼は自分の名前以外は記憶がないんだ。」

モルガ「それはお気の毒にな…フィールだったか?初めまして、国際警察の『モルガ』だ。」

フィール「…こちらこそよろしく。」

モルガ「ところでハンサム、次の事件は何だったかな?」

ハンサム「確か、アーカラのとある町でポケモンが暴れまわる事態が起こっているから、それの原因捜査だったかな。」
 ▼ 84 ールナー@あやしいカード 17/03/02 01:14:33 ID:9SgMB5ks NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 85 ナギラス@こううんのおこう 17/03/02 13:31:38 ID:YkKjgP32 NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 86 ◆/qIi/n6GLc 17/03/02 21:14:59 ID:pPsxUDN6 [1/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フィール「あの…手伝ってもいいか?」

ハンサム「いや、君はここで少しでも記憶が戻るきっかけを見つけたほうが・・・。」

モルガ「いいじゃないか、せっかく彼がそう言ってくれてるのだし。」

ハンサム「そ、そうか。モルガが言うのならまぁ…。」

結果的にフィールは今回の捜査に協力することとなった。この判断があの事態の引き金になるとも知らずに…。

ハンサム「ここが、特にポケモンが暴れることが多いという場所か。かなり荒れているな。」

モルガ「この荒れようから見ると、アローラのポケモンがやっているとは思えないな。」

ハンサム「つまり・・・アローラ地方にいないポケモンの仕業と考えたほうがいいと?」

モルガ「そんなところだ。後は何者かがポケモンを操ってやらせているか。」

フィール「…何か来る!」

フィールの一言で辺りを見渡すハンサムとモルガ。そこにはドロバンゴ・バンバドロ・ケンタロス・ミルタンクといったポケモン達の姿があった。
 ▼ 87 ◆/qIi/n6GLc 17/03/02 21:23:49 ID:pPsxUDN6 [2/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ハンサム「こ、これは!?」

モルガ「なるほど…この島の荒れようはケンタロス達の仕業だったか…。」

フィール「ポケモン…だったか。なんか様子が変だ…闘争本能が掻き立てられているかのような様子だ…。」

ハンサム「そういえば…アローラのケンタロスは他の地方と比べて落ち着きがあるはずだが…。」

モルガ「とりあえずケンタロス達を止めよう!頼むぞガブリアス!」バッ

ガブリアス「ガブ!」

モルガ「ガブリアス!ケンタロス達を止めるんだ!流星群!」

ガブリアス「ガーブッ!」チュドーン

ガブリアスの流星群が暴れるケンタロス達に降り注ぐ。喰らったケンタロス達は全員戦闘不能になった。

ハンサム「流石ガブリアス…。」

しかし何匹かは回避しており、それらがガブリアスに向かってくる。
 ▼ 88 ◆/qIi/n6GLc 17/03/02 21:33:51 ID:pPsxUDN6 [3/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
モルガ「ガブリアス!瓦割りだ!」

ガブリアス「ガブ!」ドゴッ

残りのケンタロス達を瓦割りで倒していくガブリアス。しかしそれでもケンタロス達は数が多く、一斉に攻撃されたガブリアスは戦闘不能になってしまった。

モルガ「馬鹿な…ガブリアスが!」

ハンサム「数が多過ぎるんだ、多勢に無勢か…。」

モルガ「仕方がない、こうなったら…!」

モルガは銃を取り出し、ケンタロス達に向けて発砲。血を流して次々と倒れていくケンタロス達。

フィール「ケンタロス達がどんどん死んでいく…。」

ハンサム「モルガ!いくらなんでもそれは…!」

モルガ「このままでは俺達がやられる!『こちらが死ぬ危険性があったためやむを得なかった』と報告すればいい!」

ハンサム「し、しかし…!」
 ▼ 89 ◆/qIi/n6GLc 17/03/02 21:40:29 ID:pPsxUDN6 [4/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
モルガの銃で残りのケンタロス達は大半が死亡した。
しかし、残る1匹が銃をかわしてモルガの右腕に嚙みついた。

ケンタロス「ンモーッ!」ガブッ

モルガ「うぐっ!」

ハンサム&フィール「モルガ!」

モルガの右腕は幸い食いちぎられはしなかったが、かなり大きな傷だった。

そしてモルガを突き飛ばしたのち、ハンサムとフィールの元へ突っ込んでくるケンタロス。

ハンサム「まずい…フィール!ケンタロスは私が引き付ける!君はここから離れろ!」

ケンタロスがぶつかろうとした次の瞬間、咄嗟にハンサムの前に出てケンタロスを受け止めるフィール。

ハンサム「フィール!?」

フィール「はあぁぁぁぁぁっ!」ブン

何とフィールはそのままケンタロスを投げ飛ばした。地面に叩きつけられたケンタロスは戦闘不能となった。
 ▼ 90 ◆/qIi/n6GLc 17/03/02 21:48:53 ID:pPsxUDN6 [5/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フィールの表情に焦りが見えた。

ハンサム「フィ、フィール…。」

モルガ「嘘だろ…!?」

フィール「ケ、ケンタロスって、意外と軽いんだな…。」

ハンサム「ケンタロスは88.4sあるぞ?それを軽いって…。」

フィール「…。」

とりあえずモルガの手当てをしたのち気絶したケンタロス達を調べるハンサム達。

ハンサム「こ、これは…。」

フィール「何か分かったのか?」

ハンサム「ケンタロス達に麻薬の反応が出ているんだ…!」

フィール「麻薬?」

ハンサム「これは気絶、死亡したポケモン達を全て回収して鑑識に見てもらった方がよさそうだな…。」

モルガはその間、フィールを恨めしさと羨ましさが入り混じった表情で見つめていた。
 ▼ 91 ジャンボ@スキルコール 17/03/02 21:51:12 ID:u0l/JBXk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>89
文字化けしてますよ
 ▼ 92 ◆/qIi/n6GLc 17/03/02 22:03:24 ID:pPsxUDN6 [6/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
それから数日後・・・。

ハンサム「鑑識の結果が出た。全てのケンタロス達から麻薬の反応が出たそうだ。」

フィール「では、ケンタロス達は麻薬によって暴走したと?」

ハンサム「そういう結論になった。そしてアーカラ島で麻薬の反応がないか捜索したところ、とある民家で麻薬の栽培をしていた家があり、その家に生き残っていた『ロキオ』という人物が逮捕された。女性と子供の踏まれたり嚙まれたりした跡のある無残な死体もあって地獄絵図だったそうだ…。」

フィール「そうか…そういやモルガは?」

ハンサム「上部の人に呼び出されてガッチリ怒られたそうだ…。」

フィール「彼の腕の傷の事は心配されてなかったのか?」

ハンサム「傷は酷いらしく、まともに右手を動かせないらしい。だがそれよりもケンタロスを銃で射殺したことが問題だと言われてたな…。」

フィール「そうか…。」

ハンサム「そうだ、リンゴを買って来たんだ。君に1つあげるよ。アローラ地方のリンゴは特に美味しんだ。」

フィールにリンゴを渡すハンサム。ところがフィールは受け取ったリンゴを少し握ったかと思うとそのままリンゴは握り潰されてバラバラになってしまった。
 ▼ 93 ◆/qIi/n6GLc 17/03/02 22:04:27 ID:pPsxUDN6 [7/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>91
ホントですね…ここは嚙みついたという文章になってます。
ご指摘ありがとうございます。
 ▼ 94 ◆/qIi/n6GLc 17/03/02 22:05:08 ID:pPsxUDN6 [8/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>93
あれ、また文字化けしている…。
漢字だとダメなのかな?「かみついた」と書きたいのですが…。
 ▼ 95 リュウズ@アロライZ 17/03/02 22:13:28 ID:0i1LDCK2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>94
難しい方の噛みつくは化ける
簡単な噛みつくなら行ける

口に歯の奴ね
 ▼ 96 ◆/qIi/n6GLc 17/03/02 22:14:57 ID:pPsxUDN6 [9/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フィール「あっ…。」グシャ

ハンサム「君は握力が非常に強いんだな。」

フィール「そうみたいだ…。」

ハンサム「この力が君の記憶を取り戻すきっかけになればいいが…。」

モルガ「フィール…。」

右腕に包帯を巻いたモルガが突如やってきた。

フィール「モルガ…。」

ハンサム「腕は大丈夫なのか?」

モルガ「右腕は後遺症でもう動かすのは困難らしい…それよりもフィール…。」

フィール「どうした…?」

モルガ「フィールと話がしたい…2人にさせてもらっていいか?」

ハンサム「何故だ?フィールと話がしたいって…。」

モルガ「頼む…。」

フィール「…分かった。」

フィールとモルガはハンサムと別れて人気のない所へ向かった。しかし、何か違和感を感じたハンサムはこっそり後をつけた。
 ▼ 97 ◆/qIi/n6GLc 17/03/02 22:15:32 ID:pPsxUDN6 [10/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>95
なるほど…ご説明ありがとうございます。
 ▼ 98 ◆/qIi/n6GLc 17/03/02 22:21:36 ID:pPsxUDN6 [11/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
人気のないところでモルガはフィールにこう話を切り出した。

モルガ「フィール、お前・・・記憶喪失って言うの、嘘だろ?」

フィール「えっ?」

驚きの表情を見せるフィール。

モルガ「その反応だと図星のようだな。そこでお前に頼みがある。」

フィール「頼み・・・?」

モルガ「どうやってそ力を手に入れたのか教えてほしい。」

フィール「っ!」

フィールの表情に焦りが見えた。

モルガ「突っ込んできたケンタロスを無傷で受け止めた上に投げ飛ばせるあの力…その力を手に入れられれば上部を見返せる!頼む!」

ハンサム(モルガの奴、一体どうしたんだ…!?)
 ▼ 99 ◆/qIi/n6GLc 17/03/02 22:37:58 ID:pPsxUDN6 [12/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フィール「だ、ダメだ!この力は安易に人間が手に入れていいものではない!一歩間違えばあの時のケンタロス達のように島を荒らす危険性がある!」

モルガ「そこをどうにか!そうでなければ国際警察の上部に信頼を取り戻すチャンスがなくなる!」

フィール「それにしたって…!」

見かねたハンサムが止めにかかる。

ハンサム「モルガ!落ち着くんだ!」

モルガ「ハンサム!フィールは記憶喪失なのは嘘だ!どうかケンタロスを止めた時に見せたあの力をどうやったら手に入れられるのか教えてくれるよう、彼を説得してくれ!」

ハンサム「なんだって…記憶喪失は嘘!?」

ハンサムはフィールの方を見る。

フィール「…。」

ハンサムはフィールの表情に違和感を感じた。
どことなく「またか…」とか「ここでもか…」と心の中で言っているよう表情だった。
 ▼ 100 ◆/qIi/n6GLc 17/03/02 22:50:52 ID:pPsxUDN6 [13/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ハンサム「フィール…。」

フィール「モルガ…仮に私の力を手に入れることができたとしても、上部は君の事を見直してくれるとは思えない。」

モルガ「何!?」

フィール「むしろ、化け者扱いされると思うぞ?あるいは力を制御できずに己の身を滅ぼすか…。」

モルガ「君がその力を制御できているのなら私もできるはずだ!」

フィール「今、少しだけ過去の事を思い出した…私はこの力のせいで周りから恐れられていたんだ。化け物扱いする者もいた…。」

ハンサム「それは本当か!?」

フィール「だから私は人気のないところで1人で過ごしていたんだ。この力のせいで誰かに迷惑をかけたり、苦しめたりしないように…。」

モルガ「それはその人間達が君の力の素晴らしさを分かってないだけだ!」

フィール「君には分からないだろうね…強大な力は必ずしも持った者を幸せにするとは限らないということを。」

するとモルガの通信機が鳴り出した。
 ▼ 101 ◆/qIi/n6GLc 17/03/02 23:01:31 ID:pPsxUDN6 [14/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
モルガ「こちら、コードネームモルガ。」

上層部「モルガ…君には失望したよ。」

モルガ「っ!?」

上層部「実はハンサムのコートのポケットにこっそり録音機を仕込んでいたんだがね…。」

ハンサム「録音機!?」

ハンサムは慌てて自身のコートのポケットを探ると、確かに録音機が出てきた。

ハンサム「いつの間に…。」

上層部「何をしていたかと思えば、フィールの力を欲しがっていたとはな…。」

モルガ「全て聞こえていたというのか…。」

上層部「今回の事件を機に君の事を調べたが、過去にもポケモンを銃殺していたことがあったそうだな。」

ハンサム&フィール「っ!?」
 ▼ 102 ◆/qIi/n6GLc 17/03/02 23:11:13 ID:pPsxUDN6 [15/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ハンサム「モルガ…ポケモンの射殺は今回が初めてじゃなかったのか!?」

上層部「その通りだハンサム君、やむなくではなく迷わずポケモンを射殺していたという証言もあった。」

ハンサム「しかし他の人間達からは彼を信頼している者は多かったはずだ!依頼者とか…。」

上層部「それらの人間は全て富豪の者ばかりだった。そいつらにはニャースを被っていたんだよ。そうでない人間の証言を聞いたら出るわ出るわモルガのポケモン射殺証言が沢山・・・。」

フィール「それほどやっていて、何故すぐに気づけなかったんだ?」

上層部「当時の最高責任者がモルガの親族だったこともあって隠していたのだろう。しかし今は引退して彼の親族ではない別の人がやっている。」

ハンサム「モルガが・・・そんな…。」

上層部「長々と話して済まない。ではモルガ本題だ。今日限りで君は国際警察を引退して刑務所へ行ってもらう。」

モルガ「なっ!?」

フィール「刑務所・・・。」

ハンサム「多数のポケモンを射殺していたなら、然るべき処置か…。」
 ▼ 103 ◆/qIi/n6GLc 17/03/02 23:17:00 ID:pPsxUDN6 [16/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
上層部「今、警察を向かわせている。すぐに君は逮捕されるさ。」

モルガ「…。」

通信機をを切り、踏みつけて破壊するモルガ。

モルガ「必ず見返してやる、上層部の奴らを…。」ダッ

そう言い残してモルガは走り去ってしまった。

ハンサム「モルガ!」

モルガを追おうとするハンサムを止めるフィール。

フィール「無駄だ、どんなに説得しても今の彼は話を聞き入れはしないだろう。」

ハンサム「モルガ…。」

フィール「ハンサム、戻ろう。」

ハンサム「そうだな…。」
 ▼ 104 ◆/qIi/n6GLc 17/03/02 23:25:04 ID:pPsxUDN6 [17/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ハンサム「その後、フィールの希望で人気の少なくて景色のいい森の奥の崖に彼の家を建てた後、彼と別れて私は別の仕事に行ったんだ。」

ココ「そんなことが…。」

ハンサム「正直驚いたよ、『あのモルガが』ってね。」

ココ「国際警察がポケモン銃殺なんてやってたらそりゃ隠すよな…。」

ハンサム「あぁ。あれは然るべき処置だったと今となっては思う。」

ココ「あっ、雨が…。」

ハンサム「もう止んでいたのか。ここには手がかりはなさそうだ。」

ココ「そうか…。」

すると図書館の入り口に変質者がやってきた。身なりからここで働く人間のようだ。

ハンサム「おっと…ここを出たほうがよさそうだな。」

ハンサムとココは裏口から脱出した。

ココ「サトシとフィールは何か手がかりを見つけたのかな…?」
 ▼ 105 ◆/qIi/n6GLc 17/03/02 23:31:39 ID:pPsxUDN6 [18/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
少し時間を戻して、サトシとフィールの方も見る事にする。
研究所を探索…と言われたのだがやってきたのはハンサムとココが担当する場所とは別の図書館。

サトシ「どうして図書館なんですか?俺達は研究所担当ですよね?」

フィール「前にここに来た時に気になる点があってね…。」

図書館に入ると、ハンサムとココが入った図書館と同じく人はおらず電気系統はついていた。

サトシ「電気はついてるんだ…。」

しばらく図書館を歩いて着いたのは普段は一般立ち位置禁止の場所にある棚。

サトシ「ここですか?気になる点って。」

フィールはとある棚の本を押した。すると床が開いて隠し階段が現れた。

サトシ「隠し階段!?」

フィール「この本を見た時でっぱりもあって不自然に思ってな。」
 ▼ 106 ◆/qIi/n6GLc 17/03/02 23:50:57 ID:pPsxUDN6 [19/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
隠し階段を下りると何やら図書館とは違った雰囲気…どうやら研究所のようだった。

サトシ「図書室の下に研究所…こんなところに作るってことは…。」

フィール「そう、島民に知られたくない何かを研究していた可能性が高い。」

サトシ「じゃあ『あのお方』とかいうのの手がかりもあるかも!よーし、探しまくるぞー!」

研究所のあちこちを隈なく探すサトシ。

サトシ「だ、ダメだ、見つからない…!」

フィール「そういった資料があるとすれば…。」

フィールはカードキーが必要と思われるドアを見つけていた。サトシはそれを無理矢理開けようとするが開く様子はない。

サトシ「うぐぐ…。」

フィール「さすがにそれをこじ開けるのは無理だと思うぞ?」
 ▼ 107 ◆/qIi/n6GLc 17/03/02 23:55:24 ID:pPsxUDN6 [20/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「じゃあカードキーを探さないとか…。」

フィール「いや、その必要はない。ピカチュウがいるだろう?」

ピカチュウ「ピカ?」

フィール「ピカチュウが調整した電力をカードキーを通す部分にぶつけて、カードキーが通されたと認識させるんだ。」

サトシ「よーし!頼むぞピカチュウ!」

ピカチュウ「ピカ!ピーカチュー!」バリバリ

ピカチュウは威力を調整した電気ショックをカードキーを通す部分にぶつけた。するとカードキーが認識されたという音声が鳴り、ドアが開いた。

サトシ「やった!流石フィールさん!」

ピカチュウ「ピッカァ!」

フィール「さぁ、急いで中を調べよう。」

その部屋は殺風景で机とノート以外何もなかった。
 ▼ 108 ◆/qIi/n6GLc 17/03/03 00:06:49 ID:75V5kDQg [1/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「机とノートしかないですね。」

フィール「そのようだな。」

サトシがノートを開くと、気になる文章が目に入った。

サトシ「『Sウィルスに…する…』難しい漢字ばっかりだ。フィールさん、読めますか?」

サトシはフィールにノートを渡した。

フィール「『Sウィルスに関する極秘事項』…だな。」

サトシ「いかにも今回の事件と関係ありそうですね、その内容!」

ピカチュウ「ピカピカー!」

フィール「『Sウィルス、smoke-virusの略称。『アリシア』の体内で無限生成される。煙を吸った者の既存脳を瞬時に乗っ取る。乗っ取られた人間は肌が白くなり、目も白目を向くようになり、『アリシア』を慕うようになり、彼女の言うことを何でも聞く奴隷となる。』」

サトシ「みんながおかしくなったのは『Sウィルス』のせいで、『あのお方』って『アリシア』って奴か!」

 ▼ 109 ◆/qIi/n6GLc 17/03/03 00:22:06 ID:75V5kDQg [2/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フィール「『Sウィルスに感染した人間は耐久力が上がり、ほとんどのポケモンの攻撃を喰らっても平然としていられる。普通の人間では死ぬような攻撃を喰らっても死にはしない』。崖から落ちた時に生きていたのはやはり感染して耐久力が上がっていたからか。」

サトシ「他にはなんて書いてあるんですか?」

フィール「『Sウィルスには人間以内には感染しない。しかし、効かなかった人間がいるらしく、抗体持ちの人間がいる可能性がある』」

サトシ「じゃあフィールさんは抗体を…!」

フィール「そのようだな…『Sウィルスに感染して1週間が経つと皮膚が固くなって怪物と化す。感染したばかりの時の理性は失われるが『アリシア』を慕う事には変わらない』」

サトシ「ってことは、1週間以内に治す方法を見つけて実行しないと…。」

フィール「ククイ達もみな怪物になってしまうということだな。」

サトシ「Sウィルスを消す方法は書いてありますか!?」

フィール「『Sウィルスを除去する方法はただ1つ、『アリシア』を殺すこと。Sウィルスは彼女と一心同体であり、彼女が死ねばSウィルスは消失してしまう。その時感染して1週間以内、つまり肌が白くて白目を向いた状態の人間は元に戻るが、皮膚が固くなった怪物と化していた者は死亡する』」

サトシ「どちらにしろ後1週間以内に『アリシア』を見つけて倒さないとみんな助からないって事か…。」

フィール「そうなるな。」
 ▼ 110 ムッソ@タウリン 17/03/03 00:24:52 ID:fJkoK/aA NGネーム登録 NGID登録 報告
フィール、重い過去持ってそうだな・・・

支援
 ▼ 111 ガチャーレム@みどりのバンダナ 17/03/03 06:54:51 ID:ONo1u.vM NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 112 ◆/qIi/n6GLc 17/03/03 21:28:13 ID:75V5kDQg [3/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「そのノートに『アリシア』についての何か書いてないんですか?」

フィール「…。」パラパラ

ノートをめくってそれらしい文章を探すフィール。

フィール「どうやらこの文章のようだな。『アリシアはSウィルス制御の為に被験体となった10歳の少女。Sウィルスを投与して1年のコールドスリープで適合し、完全に制御が可能となった。』」

サトシ「Sウィルスって完全に使いこなすことができるのか!?」

フィール「しかし1年のコールドスリープあっての結果だ、できたとしても長い時間がかかるのだろう。」

サトシ「へぇ…。」

フィール「『アリシアは3年前、学校でクラス全員から酷いいじめを受けており、大事にしていたポケモンを自分をいじめていたクラスメイトに殺されて食べられてしまった事で怒りが爆発、刃物でクラスメイト全員と教師を斬殺した。』」

サトシ「いじめだって!?」

フィール「どうやら両親がおらず孤児院暮らしだったことがいじめの発端だったらしい。」

サトシ「でもどうしてこんなになるまで放っておいたんだろう…。」

フィール「これはあくまで私の勝手な考察だが、アリシアをいじめていたクラスメイトは権力のある親の子供で、逆らうことができなかった…。」
 ▼ 113 ◆/qIi/n6GLc 17/03/03 21:45:48 ID:75V5kDQg [4/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「どうして逆らえなかったんですか?」

フィール「簡単だ。逆らってこれが子から親に伝えられて仕事を辞めさせられたりしたらたまったものではない。だから黙認するか協力しかないんだ、自分自身を守るために。」

サトシ「じゃあそのクラスメイトはどんどん調子に乗って…!」

フィール「あんなことをしたのかもな。アリシアに残虐な仕返しをされるとは思わずに。」

サトシ「…。」

フィールの考察とはいえ、複雑な気持ちになるサトシ。

フィール「『殺されたクラスメイトな中には有名な企業の跡継ぎとなる子もいたため、これにより権力のある親達が大激怒、アリシアの住んでいた孤児院の評判は地に堕ちた挙句1億をも超える賠償金請求をされたために孤児院は潰れ、同じくその孤児院に住んでいた子供達も10歳未満ながらも賠償金返済の為に働くこととなった。』」

サトシ「10歳未満って事は、まだポケモン持てないじゃん!」

フィール「そう、その状態での職探しはほぼ絶望的だ。」

サトシ「…結局賠償金は返済できたのかな?」

フィール「ノートによると、現在4分の1も返せていないそうだ。」
 ▼ 114 ◆/qIi/n6GLc 17/03/03 22:17:19 ID:75V5kDQg [5/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フィール「『結局この事件は全てアリシアとアリシアの監督不行き届きだった孤児院側に問題があるという事にで終結、アリシアはあまりに残虐な殺し方をしたこともあり7歳にして死刑囚となった。そして9歳の時、研究所に連れてこられて被験体となった。』」

サトシ「なんか可哀想だな、アリシア…。」

フィール「彼女の友達を作ることへの執着はこの過去から来ているのだろう。」

サトシ「なんか倒しづらくなってくるな、こういうの知っちゃうと…。」

フィール「だが、このままではククイ達は全員助からないぞ。」

サトシ「それは分かってるけど…。」

フィールがノートを閉じようとしたとき、ある文章が目に入った。

フィール「っ…!」

フィールはその内容に驚きを隠せなかった。その内容は
『このSウィルスは『モルガ』という人物が考案して作り出したものである。国際警察の人物に彼と同じ名前の人物がいたらしいが、顔も指紋も違っていたため名前が似てるだけの別人と思われる。彼はある人物を超える、ある奴らを見返すためにSウィルスを開発したらしい。』
という内容だった。

サトシ「フィールさん、どうしたんですか?この文章に何かあるんですか?」
 ▼ 115 ◆/qIi/n6GLc 17/03/03 23:15:06 ID:75V5kDQg [6/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フィール「モルガ…間違いない、同一人物だ。整形をして隠れてこんなものを…。」

サトシ「モルガ…?」

フィール「かつて私がハンサムに保護された時に出会った元国際警察だ。」

サトシ「元?辞めちゃったの?」

フィール「正確には辞めさせられた…だな。」

サトシ「どうして…。」

フィール「モルガは当時国際警察の中でも特に優秀な人物だったが、事件解決の裏で大量にポケモンを銃殺していたんだ。」

サトシ「ポケモンを銃殺!?酷すぎるよそんなの!」

フィール「私が協力した事件で麻薬によって暴走したケンタロスに右腕を余れて重傷を負い、ハンサムを守ろうと私は何とかケンタロスを止めたんだが、それを見たモルガは私の力を欲したんだ。名誉回復の為に。」

サトシ「フィールさんの力ってあの…。」

フィール「そう、君が前に見たことがあるようにモンスターヒューマンの腕を軽く捻っただけでねじ切ったりするような超人的な力をね。」
 ▼ 116 ◆/qIi/n6GLc 17/03/03 23:41:04 ID:75V5kDQg [7/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フィール「この力は安易に人が手に入れていい物ではない。制御できずに己の身を滅ぼしたり、制御できても周りから化け物扱いされたり…。」

サトシ「フィールさんは化け物じゃないですよ。」

フィール「…?」

サトシ「だって、フィールさんは何度も俺や俺のクラスメイト達を助けてくれたじゃないですか!鉈人間の時に倒れてた俺を起こしてくれたり、スライム発火事件の時にセレスに落とされそうになってた俺とリーリエを引き上げてくれたりとか…!」

更にサトシは続ける。

サトシ「フィールさんがモンスターヒューマンの腕を片手で捻ってねじ切った時は驚きましたけど、そのおかげでモンスターヒューマンを倒すチャンスが作れたし、改めて思い返すと凄くかっこよかった…!」

サトシの表情から見るに、嘘を言っている様子ではなかった。

サトシ「フィールさんは化け物なんかじゃない!寧ろ俺から見たらヒーローです!ポケモンを銃殺したり、銃殺したポケモンの事は考えず名誉回復の為だとか言ってフィールさんの力を欲しがってたモルガの方が化け物だよ!」

フィール「サトシ…。」

表情には出てないがサトシの言葉がフィールの心に響いた。そして心配そうにフィールを見つめてサトシはこう言った。

サトシ「だから自分が化け物だなんて思わないでください、フィールさん!」
 ▼ 117 ◆/qIi/n6GLc 17/03/03 23:46:45 ID:75V5kDQg [8/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フィール「…分かった、考えておく。」

サトシ「考えておくって…!」

フィール「とりあえずここを出よう、もう用はない。」

研究室を出ると、既に雨は止んでいた。

サトシ「雨が止んでる…。」

フィール「奴らが行動を開始するな…おっと、既に1人来ているようだ。」

サトシ「じゃあここからもう出たほうが…。」

フィール「そうだな。」

サトシとフィールもハンサムとココの時と同じく図書館の裏口から脱出した。

サトシ「確か集合場所は…。」
 ▼ 118 ◆/qIi/n6GLc 17/03/03 23:53:48 ID:75V5kDQg [9/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
しばらくしてハンサムとココ、サトシとフィール、カプ・コケコが合流した。

ハンサム「みんな無事だったようだな。」

サトシ「ココ、なにか手がかりはあったのか?」

ココ「いや、あの図書館ははずれだったよ。」

ハンサム「フィール、どうだった?」

フィール「図書館の隠し研究所にSウィルスに関する極秘事項の書かれたノートを発見した。『あのお方』の正体も大方掴めた。」

ハンサム「本当か!?」

ココ「で、誰なんだ?『あのお方』って…。」

ハンサム「ククイ達が変質者化した原因はそのSウィルスとやらが原因なのか?」

フィール「順を追って話す。」

フィールはハンサム達にノートに書かれていたことを話した。
 ▼ 119 ーブイ@べにいろのたま 17/03/04 00:30:15 ID:U8wecvtw NGネーム登録 NGID登録 報告
>>116
SMのサトシからは想像しがたいセリフだ・・・
 ▼ 120 ブルモ@モンスターボール 17/03/04 00:31:15 ID:.aq57Me6 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
そう、化け物じゃない。
寧ろデじぇい
 ▼ 121 ゲキッス@デボンスコープ 17/03/04 07:09:21 ID:o0fUQKu2 NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 122 ットロトム@メカニカルメール 17/03/04 22:26:36 ID:YAMbdtco NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 123 ガルカリオ@ナナシのみ 17/03/04 22:26:47 ID:k8XwT3Ys NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 124 ◆/qIi/n6GLc 17/03/04 22:50:33 ID:A4TWjqjQ [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ハンサム「なるほど、そんな恐ろしいウィルスが…。」

ココ「『あのお方』って言うのは『アリシア』って奴の可能性が高いのか。」

フィール「そんなところだ。」

ハンサム「そういえば、先程フィールが言っていたアリシアのクラスメイト惨殺事件の3年後、後継ぎの息子をアリシアに殺され、孤児院に賠償請求した大手〇×株式会社の社長だった『ベイク』が突如行方不明になっていたな…。」

サトシ「行方不明?」

ハンサム「アローラ地方に休暇旅行に行ってそのまま戻ってこなかったそうだ。現在も行方は分かっていないらしい。」

ココ「じゃあノートに会った事件の事も考えると、ベイクって奴は…。」

ハンサム「…アリシアに捕まった可能性が高いな、復讐の為か何かに。」

フィール「復讐…か。」

サトシ「そうだ、カプ・コケコは何か分かったか?」
 ▼ 125 ◆/qIi/n6GLc 17/03/04 23:24:32 ID:A4TWjqjQ [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・コケコ「ココカラ南東ノ森ニ、深イ煙ガ立チ込メテイル場所ガアッタ。少シ前マデアンナ煙ハナカッタ…。」

ココ「そこに何かありそうだな。」

サトシ「じゃあそこに向かって早く『アリシア』を倒そうぜ!」

ハンサム「Sウィルス除去の方法は分かったとはいえ、肝心の『アリシア』の弱点がわからなければ…。」

サトシ「あっ、そうか。ただ向かったら返り討ちにされますよね…。」

ハンサム「だから『アリシア』の弱点を探さなければ…ノートにアリシアの弱点とかは書いてなかったのか?」

フィール「残念ながらその事は記載されていなかった。」

ハンサム「そうか…。」

変質者島民1「見つけたぞ!」

いつの間にか変質者達が集まっていた。その中にはククイやクラスメイト達もいた。
 ▼ 126 人にクチナシ◆aGTSbfG8GE 17/03/04 23:47:49 ID:.aq57Me6 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
てえへんだっ!支援
 ▼ 127 ◆/qIi/n6GLc 17/03/05 00:04:55 ID:DjrKW5Rg [1/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・コケコ「イツノ間ニ!?」

変質者化リーリエ「もう雨は降りませんよね!?」

変質者化スイレン「うん、この所後5日は降らないから大丈夫!」

変質者化カキ「じゃあ改めて…」

変質者化マーマネ「『あのお方』の為に…!」

フィール「…『アリシア』の事か。」

変質者化マオ「どうして『あのお方』の名前を知っているの!?」

サトシ「あの反応だとやっぱり『あのお方』って『アリシア』の事みたいだな…。

「うれしーよ!私の名前を知ってるなんて!」

変質者化ククイ「アリシア様!?どうしてここに…!」

現れたのは白い服装の10歳くらいの少女だった。

ココ「あいつが『アリシア』…!」
 ▼ 128 ブリボン@グラウンドメモリ 17/03/05 01:24:45 ID:Q58yjP5E NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 129 ガバクーダ@ふといホネ 17/03/05 20:07:41 ID:qVh3toSw NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 130 ◆/qIi/n6GLc 17/03/05 23:10:36 ID:DjrKW5Rg [2/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ハンサム「真犯人自らお出迎えとは…。」

アリシア「あんた達はもう逃げられないわよ?」

サトシ「確かにこの状況だと逃げるのは…。」

ピカチュウ「ピカ…。」

船着き場の時とは違い、サトシ達の周りは変質者で囲まれていた。

ココ「どうする、この状況…。」

フィール「…分かった。」

ハンサム「フィール?」

カプ・コケコ(フィールノ奴、一体何ヲ…?)

フィール「アリシア、君の望み通り友達になってやるよ。」
 ▼ 131 ◆/qIi/n6GLc 17/03/05 23:15:34 ID:DjrKW5Rg [3/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ&ココ&ハンサム&カプ・コケコ「っ!?」

アリシア「ホントに!?」

フィールのまさかの発言に目を輝かせるアリシア、驚きを隠せないサトシ達。変質者達もざわついていた。

ココ「ど、どういうつもりだフィール!?」

フィール「どちらにしろこのままじゃ全員煙受けて終わりだ。」

アリシア「ホントに、ホントに私の友達になってくれるの!?」

フィール「あぁ、その代わり条件がある。」

アリシア「条件?」

フィール「サトシ、ココ、カプ・コケコ、ハンサムには手を出すな、彼らは解放しろ。」

アリシアは少し考えた後笑顔でこう言った。

アリシア「分かった!みんな、そこの4人は逃がしてあげて!」
 ▼ 132 ◆/qIi/n6GLc 17/03/05 23:23:13 ID:DjrKW5Rg [4/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アリシアの一声で道を開ける変質者達。

アリシア「さ、あんた達はさっさと行きなさい。」

フィールはアリシアの元へ行った。

アリシア「じゃ、行こっか!」

フィール「あぁ。」

サトシ「フィールさん!」

サトシの声でフィールは後ろを向いた。すると少し笑いながら口パクで何かを伝えたかと思うとアリシア、変質者達と共に去って行ってしまった。
再びその場に静けさが戻った。

ハンサム「なんてことだ、フィールが…。」

ココ「どうしてアリシアと友達になるなんて言ったんだ?」

ハンサム「恐らく、私達を守るために…。」

サトシ「俺、それだけじゃないと思うんです。」
 ▼ 133 ◆/qIi/n6GLc 17/03/05 23:32:34 ID:DjrKW5Rg [5/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ココ「サトシ?」

サトシ「フィールさん、さっき口パクでこう伝えてくれたんです。『大丈夫、必ず戻る』って…。」

ハンサム「それは本当か?」

カプ・コケコ「デハフィールハ、何カ思惑ガアッテアリシアノ元ヘ行ッタト?」

サトシ「そうだと思う。」

ココ「思惑…。」

ハンサム「何とかしてフィールを助け出さなくては…その為にアリシアの弱点を探さないと…ん?」

ハンサムがふとポケットに手を突っ込むと何かが入っている感触がした。取り出してみると何やら薬の入った銃弾が入っていた。

ハンサム「いつの間にこんなものが…。」

サトシ「それ液体の色…まさか!?」

ココ「『細胞腐敗薬品』…。」
 ▼ 134 ◆/qIi/n6GLc 17/03/05 23:44:39 ID:DjrKW5Rg [6/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ハンサム「『細胞腐敗薬品』?」

サトシ「フィールさんが前にモンスターヒューマンとの戦いで使った薬の入った銃弾です。喰らうと体が腐っていくんです。」

ココ「これのおかげで俺達はモンスターヒューマンを倒せたんだ。」

ハンサム「そんなものが…。」

サトシ「とりあえず抵抗用にって事かな?約束破って襲ってきたときの為の。」

ココ「アリシアが約束を破る…考えられるなそれ。」

ハンサム「丁度護身用のハンドガンにぴったり合うな。念のため入れておこう。」

ココ「フィール、準備いいな…。」

ハンサム「…ん?さっきのポケットとは逆に何か紙が…。」

取り出してみると、どうやら手紙のようだった。

ハンサム「なになに…『アリシアは必ず約束を破って刺客を放ってくる。気をつけろ。』と書いてある。」
 ▼ 135 ◆/qIi/n6GLc 17/03/05 23:52:37 ID:DjrKW5Rg [7/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
その頃、フィールはアリシアのい絵らしき場所の連れてこられた。どうやら洞窟ののようだ。

アリシア「ここ、私のお家なの!」

フィール「いい家じゃないか。」

アリシア「ありがとー!」

フィールという友達ができ、ご機嫌なアリシア。

変質者化リーリエ「やりましたね、アリシア様!初めてのお友達ができて!」

アリシア「うん!」

フィール「友達なら既にいるじゃないか。ここにいる者たちが…。」

アリシア「ううん、この人達は正直言って家来みたいなもの。私の友達は君だけだよ、フィール!」

フィール「…そうか。」

アリシア、フィール、変質者達は洞窟の中に入っていった。
 ▼ 136 ◆/qIi/n6GLc 17/03/06 00:04:49 ID:hA6LVxUU [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アリシアがいつも遊んでいるという部屋に案内されたフィールはそこでアリシアからいろんな話を聞かされた。

アリシア「それでねー、ここで煙放って沢山の家来作ったのー!」

フィール「…なるほど。」

アリシア「みんな仲良くしてくれるけど、やっぱりつまらないの。なんか物足りないんだ。」

フィール「物足りない?」

アリシア「かくれんぼしようとか言っても『アリシア様に勝つような無礼はできない!』とか言って怖がるの。」

フィール「(操られた人間達はアリシアの機嫌を損ねるのが怖いのか?)じゃあやるか?かくれんぼ。」

アリシア「やるやるー!じゃあ私隠れるねー!」

そう言ってその場から走り去るアリシア。

フィール(とりあえず適当に探しつつこの辺りを探索するか。)

しばらくしてフィールはこの部屋を去った。
 ▼ 137 ◆/qIi/n6GLc 17/03/06 00:35:19 ID:hA6LVxUU [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フィール「やはり洞窟ということもあって広いな。」

辺りを散策するフィール。その途中で40代の男性変質者と出会った。

変質者男性「あれ、何をしてるんだ?」

フィール「アリシアとかくれんぼしてて彼女を探しているんだが。」

変質者男性「アリシア様とかくれんぼ!?」

フィール「そういえばアリシア、かくれんぼしたいとお前達に行っても怖がってやってくれないと少し不満そうだったが。」

変質者男性「なんせ過去にかくれんぼやった者は皆、殺されてるんだよ。」

フィール「はぁ…。」

変質者男性「ある者はすぐにアリシア様を見つけてしまい、またある者は真面目にやってないと、はたまたある者は自分が隠れると言ってアリシア様の怒りを受けてなぁ…。」

フィール(やはり、アリシアの怒りは操られた人間にとっては恐怖のようだな。)

変質者男性「あんた、くれぐれもアリシア様を怒らせるんじゃないぞ?」

フィール「分かってる。」

そしてフィールはその場を後にして再び探索を始めた。
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