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【エイプリルフールSS】ロコン「今年こそはウソなんかに騙されない」

 ▼ 1 ジョウイ◆dOmf5mL/uc 17/03/20 00:56:42 ID:IZfoKNKo [1/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ここはとあるアローラ地方にあるポケモン学園…

今日は3月31日、明日はウソを付いても良いとの奇妙で可笑しな行事エイプリルフール。

ロコンは純粋で素直な性格の為、エイプリルフールの日にはいつも周りのポケモンの生徒達に何度も騙されてしまっている。

そんな中いつもロコンを面白半分に絡んでくるラランテスが彼女の傍に近寄る。

ラランテス(♀)「うふふ…さて…それはどうかしら?ロコンちゃ〜ん♪」

ロコン(♀)「ラランテス…」


ラランテス「明日はエイプリルフール。去年あんたまんまと他の連中に騙され続けて涙目な思いしたわよね?」

ロコン「うっ…でも今年は絶対に私は…誰にも騙されないわ!」

ラランテス「へぇ〜、結構自信満々じゃないの〜♪」

ロコン「勿論!寧ろ私だってポケモン達を騙す気でいるに決まってるの!」
 ▼ 2 ジョウイ◆dOmf5mL/uc 17/03/20 01:03:33 ID:IZfoKNKo [2/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ラランテス「素直で純粋なあんたには…到底出来っこないと思うけどね〜♪」

ロコン「そんなの…やってみないと分からないわよ!」

ラランテス「じゃあロコン、明日のエイプリルフール…どっちがお互いに沢山騙せるか勝負しない?」

ロコン「勝負?それってどう決着つけるの?」

ラランテス「え〜?そんなの説明しなくても分かるじゃない。」


ロコン「教えてよ〜!」

ラランテス「ルールは簡単よ、誰かに嘘を付いて見事に騙された分の回数を競うって事」

ロコン「至ってシンプルね…」

ラランテス「あんた一人じゃたぶん勝てそうにないからハンデとして何人か仲間を増やして挑んでもいいわよ〜♪」

ロコン「それじゃ不公平じゃない?だったらラランテスも何人か加えてチーム戦にした方が…」

ラランテス「え〜?いいの〜?」
 ▼ 3 ジョウイ◆dOmf5mL/uc 17/03/20 01:12:09 ID:IZfoKNKo [3/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ロコン「だってそっちの方が互角に戦えるし盛り上がりそうだから」

ラランテス「…まあいいわ。じゃあ明日になった時点で開始って事でよろしくね!」

ロコン「うん!私…必ず…ラランテスには負けないから!」

ラランテス「それはこっちの台詞よ!」

ロコンとラランテスはお互いに睨み合ってそのまま学園のチャイムが鳴って授業が始まった。

午前中の授業を終えてお昼休みに入った時にロコンは友達であるキルリアに明日のエイプリルフールに関する話題を話出していた。


ロコン「それでね…明日ラランテスとどっちが沢山ウソを付くことが出来るか勝負する羽目になったのよ」

キルリア(♀)「そうなんだ〜。でもロコンあなた誰かを騙す事って余り得意じゃないわよね?」

ロコン「う〜ん…それが問題なのよね…」

キルリア「どんな問題があるの?」

ロコン「私、誰でも言う事が全て鵜呑みになっちゃう思考だから…逆に裏の裏をかかれそうで…負けちゃいそう」
 ▼ 4 ジョウイ◆dOmf5mL/uc 17/03/20 09:31:09 ID:IZfoKNKo [4/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
キルリア「そんなに難しく考えなくてもいいのよ。例えばえーっと…う〜んっと…」

ロコン「まさかキルリアも嘘を思い付けないの?」

キルリア「いざとなるとポンって頭の中に思い浮かんで来ないのよね」

ロコン「どうしよう…誰か一人頼りになるポケモンを探さないと」

キルリア「それなら普段嘘ばっかり言ってるゾロアに頼んだら?」

ロコン「ゾロアね…いつもロクな事ばかりしないけど居ないよりはマシよね」


キルリア「でも用心しなさいよ、あの男子ったらすぐにイタズラを仕掛けてくるから油断は禁物よ」

ロコン「大丈夫!彼の思惑通りに心を揺さぶられたりしないから」

キルリア(本当に大丈夫かしら?心配だから後を付いて行こうっと)

ロコンはお昼ご飯を食べ終えた後、ゾロアがいる席へと移動した。

ロコン「ゾロア…まだご飯食べてるの?あのね…」
 ▼ 5 ジョウイ◆dOmf5mL/uc 17/03/20 09:35:14 ID:IZfoKNKo [5/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ゾロア「お?俺に何か用か?」

ロコン「実は折り入って頼みたい事があるの」

ゾロア(……)ニヤリッ

ゾロアはニヤニヤとした表情を見せ早速アローラロコンに対してウソを付けてくる。

ロコン「ゾロア?どうしたの?顔をニヤニヤさせちゃって…」

ゾロア「お前の口の周りに木の実のカスが大量に付着してるぜ」


ロコン「…や…やだっ!本当に?鏡で見ないと…」

ゾロア「へへへ!よーっし!俺が舐めて取ってやろう!」

ロコン「あっ!?」

ゾロアはロコンをあっさりと騙してペロッと彼女の頬を舌で舐め回した。

ロコン「ひゃう!って本当についてたの?」

ゾロア「ふはは!うっそだよ〜ん!やーいやーい!騙されてやんの!」
 ▼ 6 ジョウイ◆dOmf5mL/uc 17/03/20 09:53:59 ID:IZfoKNKo [6/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ロコン「ちょっと!なんでそんなウソ付くのよ〜…酷いじゃない!」

ゾロア「まあまあ落ち着けって。お前は俺に用があって来たんじゃないか?」

ロコン「そんなのどうでもいいの!謝ってよ!」

ゾロア「へへっ♪騙されるお前も悪いっていう事に気付いたらどうだ〜?」

ロコン「うう…」

ゾロア「そうへこむなって…で?ラランテスがお前とどっちが沢山騙せるか勝負を決行したんだろ?」


ロコン「どうしてそれを知ってるの?」

ゾロア「こっそりその話が俺の小耳に挟んだんだ。こういうのをいわゆる地獄耳ってわけだ」

ロコン「自分で言わないでよ」

二人の話し合いが続く中、キルリアがアローラロコン達の元へ駆け寄る。

キルリア「私からもお願いするわ。ゾロア、ラランテスに勝つ為に協力してくれるわよね?」
 ▼ 7 ジョウイ◆dOmf5mL/uc 17/03/20 11:05:47 ID:IZfoKNKo [7/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ロコン「あなたの力が必要なの!じゃないと…もう私達が敗北するのも目に見えてるから」

ゾロアは少しだけ首を傾けて悩んだが、直ぐに結論を出した。

ゾロア「…嫌だな。俺は女達とチャラチャラするのは好きじゃないからな」

キルリア「キッパリ断ったけど…本当には私達のチームに入りたくてうずうずしてるんじゃない?」

ゾロア「別に〜。俺は一人で色々とウソを考えるのが楽しんだ。誰がお前らなんかと手を組むもんか」


キルリア「ええ〜?お願い!明日だけでいいから!」

ゾロア「だ〜め〜だ!」

ロコン「もういいわ。キルリア、行こっ…何度頼んでも無駄だわ」

キルリア「でも…」

ゾロア「ロコンの言う通り諦めればいいんだ。ほら行った行った!」
 ▼ 8 ジョウイ◆dOmf5mL/uc 17/03/20 11:06:49 ID:IZfoKNKo [8/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
一方対するラランテスは余裕そうにチームを組むために仲間集めに励んでいた。

ラランテス「さて…誰を誘うかだけど…あっ!あそこにアママイコが…でもあの子余りポケモンを騙せるスキルは無さそうだけど…」

ラランテスは折角なのでアママイコに声を掛けてみることにした。

ラランテス「アローラ♪アママイコ!」

アママイコ(♀)「あ…アローラ。あら?ラランテスさん私に何かご用?」

ラランテス「アママイコ、明日は何の日か知ってるわね?」


アママイコ「確かエイプリルフールよね?」

ラランテス「正解!って誰にも分るわよね…」

アママイコ「エイプリルフールがどうしたというの?」

ラランテス「明日、ロコンとロコンの仲間達が私と騙し合い合戦するのよ」

アママイコ「騙し合い合戦…要はそれに私があなたのチームに加えて下さいって事?」
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