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【SS】カプ・コケコ「コノ島ハ・・・俺ガ守ル!」

 ▼ 1 ◆/qIi/n6GLc 17/04/07 14:23:16 ID:02T1goTQ NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
最近のアローラ地方は2つの話題で持ちきりだった。
1つは異世界の生命体『デジモン』、デジモンの集団『ロイヤルナイツ』についてだ。

彼らはポケモンよりも遥かに強大な力を持ち、アローラの守り神を無傷で戦闘不能にしたり、Z技を危うげもなく打ち消したりしたり、無数の怪物を剣一振りで殲滅するなど、その圧倒的な力にアローラの人々は戦慄した。

数週間前、『ロイヤルナイツ』と呼ばれる1体のデジモンがこの世界に飛ばされてきたのをきっかけに、メレメレ島で2つの勢力に分かれていたロイヤルナイツ同士の内紛が勃発した。この事件は『ロイヤルナイツの戦い』と呼ばれるようになった。

最終的にロイヤルナイツは数年前にこの世界を訪れて人間に化けて潜伏していたロイヤルナイツのデジモンとポケモンスクールの生徒達の活躍により和解し、本来の世界へと帰還した。

しかし、何故『デジモン』という異世界の生命体がこの世界にやってきたのかは謎のままで、新たな研究対象となっている。

そして、もう1つは…。
 ▼ 60 ◆/qIi/n6GLc 17/04/09 22:55:48 ID:ez7fSchA [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・コケコ「コケ?」

サトシ「本当にそれでいいのかよ、カプ・コケコ!?」

カキ&タイト「サトシ…。」

サトシ「何ロボ・コケコに一回負けたぐらいでへこたれてるんだ!」

カプ・コケコ「ソレダケナラ、スグニデモ立チ直レタダロウ…俺ハソレ以前ノ事件デモ守リ神ラシイ事ガデキテイナイ。」

鉈人間に重傷を負わされ、ミユキに捕まり力を吸い取られ、クレニアムモンに大敗しただけでなくロイヤルナイツの戦いにて何もできず…カプ・コケコは過去の事件の失態を思い出していた。

カプ・コケコ「コンナ無能ナ守り神ガアノ島ニ要ルト思ウカ?」

サトシ「いるよ。」

カプ・コケコ「…何故?」

サトシ「だって、メレメレ島の守り神が務まるのは何があってもカプ・コケコだけだよ!」
 ▼ 61 ◆/qIi/n6GLc 17/04/09 23:08:02 ID:ez7fSchA [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カキ「そうです!俺は若い島民達が『ロボ・コケコ』が新たな守り神とか言おうと俺は絶対にあなた以外メレメレ島の守り神とは認めません!」

タイト「あなたに戻ってきてほしいと思うのはサトシ君やカキ君だけじゃないんだ!きっと、メレメレ島にもあなたを信じている島民はゼロではないし、他の島の守り神達だって…!」

「ソーダヨ、コケコ!」

サトシ達が後ろを向くと、カプ・テテフ、カプ・ブルル、カプ・レヒレの姿があった。

タイト「あの3匹は…!」

カプ・コケコ「テテフ、ブルル、レヒレ…。」

カプ・ブルル「探シタゾ、コケコ。」

カプ・レヒレ「コンナ所ニイタトハネ。」

カプ・コケコ「何故ココガ分カッタ?」

カプ・テテフ「コソクムシカラ聞イタノ。」

サトシ「もしかしてあの…?」
 ▼ 62 ◆/qIi/n6GLc 17/04/09 23:24:17 ID:ez7fSchA [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・ブルル「早ク戻レ、島民達ガ心配シテイルソ。」

カプ・コケコ「『ロボ・コケコ』トイウ俺ヨリ有能ナロボットガイルカラソイツニ任セレバイイ。」

カプ・テテフ「『ロボ・コケコ』?」

タイト「僕が作った、カプ・コケコの姿をしたロボットです。カプ・コケコがこうなってしまったのはあんなロボットを作った僕の責任です。」

カプ・レヒレ「ドウイウ事?」

カキはロボ・コケコを作った経緯とカプ・コケコが落ち込んでいる理由を話した。

カプ・テテフ「ソーダッタンダ。」

カプ・ブルル「ソノ程度デコノ様カ。コケコ、オ前ニハ心底ガッカリシタ。」

カプ・コケコ「ナッ…!?」
 ▼ 63 ◆/qIi/n6GLc 17/04/09 23:37:28 ID:ez7fSchA [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・ブルル「本当ニオ前ガ要ラナイト言ウノナラ、アノ3人ノ人間ガコンナ所ニ来ルハズガナイ。」

レヒレ&テテフ「ブルル…。」

カプ・ブルル「コノ島ハカナリ危険ナ場所ダ。死ノ世界ニ引キ込マレル危険性モアル。ソノ危険ヲ冒シテマデコノ人間達ハオ前ヲ探シニキテクレタンダゾ。コケコ、オ前ガ必要ダカラ、オ前ヲ信ジテイルカラ…。」

サトシ「そうだよ、俺もカプ・コケコを信じてる!またバトルもしたいし!」

ピカチュウ「ピーカチュ!」

タイト「僕も、幼い頃からの憧れの存在だったんだ!」

カキ「俺達だけじゃない、俺の家族やリーリエ、マオ、マーマネ、スイレン、ククイ博士、ハラさん、高齢の島民達もあなたの事を心配してるんだ!」

カプ・テテフ「ダカラサ、自分ガ無能ダトカイラナイ何テモウ思ワナイデ、コケコ…。」

カプ・レヒレ「私達モコケコヲ信ジテルンダカラ、何カアッタラ話ヲ聞クワ。」

カプ・コケコ「オ前達…。」

カプ・コケコの目から涙がこぼれた。
 ▼ 64 ◆/qIi/n6GLc 17/04/09 23:45:53 ID:ez7fSchA [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
すると、タイトのポケフォンが突然鳴り出した。

タイト「はい、タイトです…えっ!?ロボ・コケコが暴走している!?」

サトシ達「っ!?」

カキ「遂に恐れていたことが起こったか…!」

タイト「早く戻って原因を調べないと…!」

カプ・コケコ「…俺、島ニ戻ル!『ロボ・コケコ』ヲ止ニ行ク!」

テテフ&ブルル&レヒレ「コケコ!」

タイト「だけどあのロボットはカプ・コケコの行動パターンを熟知して行動する!カプ・コケコでは…!」

カプ・コケコ「アノ島ヲ守レルノハ俺シカイナイ…ブルル達ヤ、オ前達島民ニコレ以上迷惑ハカケラレナイ!」バッ

カプ・コケコは一目散にメレメレ島の方角へ戻っていった。

サトシ「俺達もメレメレ島に戻ろう!」

 ▼ 65 ギルダー@ポイントマックス 17/04/10 00:46:26 ID:e01k1E86 NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 66 ルッグ@きれいなウロコ 17/04/10 06:29:29 ID:66YZd.d2 NGネーム登録 NGID登録 報告
支援丸
 ▼ 67 リーン@きょうせいギプス 17/04/10 06:49:44 ID:hBfXbg62 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 68 オガエン@ミュウツナイトY 17/04/10 14:10:19 ID:2WVDQryo NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
4○
 ▼ 69 ◆/qIi/n6GLc 17/04/10 20:17:19 ID:naVsRJlM [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ達がメレメレ島のハウオリシティに降りると、それを見つけたマオ達が駆け寄ってきた。

マオ「サトシ!カキ!タイトさん!ロボ・コケコが!」

タイト「電話で聞いた、暴走してるんだろう?」

スイレン「は、はい…。」

サトシが辺りを見渡すと所々建物が破壊されていた。

サトシ「これって…。」

リーリエ「はい、ロボ・コケコの仕業です。」

すると、若い島民達も怒りの表情でサトシ達の元に駆け寄ってきた。

若い島民1「おい、タイト!ロボ・コケコが町を破壊するなんて聞いてないぞ!」

若い島民2「どういうことだ!?」
 ▼ 70 ◆/qIi/n6GLc 17/04/10 20:25:18 ID:naVsRJlM [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
タイト「ロボ・コケコはまだ試作品だったんだよ。それなのに君達が何度も何度も起動を要請して…。」

カキ「あんなにタイトを慕っていたのにロボ・コケコが暴走したら掌返しか。」

サトシ「そうだ、ロボ・コケコが暴走した原因は分かったのか?」

マーマネ「今、必死で調べてる!」

すると電撃がサトシ達に飛んできた。ロボ・コケコが放ったものだった。

サトシ達「うわああああっ!」

若い島民1「ああっ、来た!」

ロボ・コケコをとある機械を持って観察したタイトはハッとしてサトシ達にこう言った。

タイト「ロボ・コケコは故障して暴走してるんじゃない、何者かにハッキングされてコントロールされてるんだ!」

サトシ達「ハッキング?」
 ▼ 71 ◆/qIi/n6GLc 17/04/10 21:43:59 ID:naVsRJlM [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
タイト「あぁ、この機械の調査だと内部に故障らしきものはなかった…。」

カキ「じゃあ、誰がハッキングして操ってるって言うんだ?」

タイト「そこまではまだ…。」

スイレン「また攻撃してくる!」

ロボ・コケコがサトシ達に向けてマジカルシャインを放とうとした次の瞬間、カプ・コケコが突っ込んだ。

カプ・コケコ「コケーッ!」ドゴッ

カプ・コケコが突っ込んだことにより、マジカルシャインはサトシ達とは違う方向へ放たれた。

サトシ「カプ・コケコ!」

カプ・コケコ「オ前達ハココカラ離レロ!コイツハ俺ガ止メル!」

サトシ達はカプ・コケコの言う通り、その場を離れた。

カプ・コケコ「コノ島ハ…俺ガ守ル!」
 ▼ 72 キノオー@タブンネナイト 17/04/11 07:04:38 ID:j0OrgLXQ NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 73 シギバナ@アイスメモリ 17/04/11 20:05:39 ID:cPmAVNyo NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 74 ◆/qIi/n6GLc 17/04/11 20:46:04 ID:8u9oCffk [1/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
とりあえず先ほどの場所から大分離れた場所にやってきたサトシ達。

マーマネ「カプ・コケコ、大丈夫かな…。」

マオ「どうだろう…。」

サトシ「きっと大丈…。」

タイト「あ、あれは…。」

タイトが指差す先に思いっきり飛ばされてくるポケモンの姿があった。

カキ「あの色合い…カプ・コケコ!?」

カプ・コケコはそのまま建物の壁に叩きつけられた。

ドグシャアッ!

カプ・コケコ「コ、コケ…ッ!」ガッ

いつの間にか来ていたロボ・コケコに掴まれ、カプ・コケコは投げ飛ばされた。
 ▼ 75 ◆/qIi/n6GLc 17/04/11 20:52:38 ID:8u9oCffk [2/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
タイト「あぁ、ダメだ…ロボ・コケコはカプ・コケコの戦闘パターンを完璧に組み込んでいるから何をしてくるかほとんど読めてしまうんだ…!」

スイレン「そ、そんな!」

リーリエ「ど、どうしたら…?」

サトシ「諦めるもんか!ピカチュウ、ロボ・コケコに10万ボルト!」

ピカチュウ「ピーカチュー!」バリバリ

カキ「バクガメス!火炎放射だ!」バッ

バクガメス「ガメッ!ガーメーッ!」ボワッ

マオ「アママイコ!マジカルリーフ!」

アママイコ「マイ!アーマイ!」ピシュッ

ロボ・コケコ「…!」バッ

ロボ・コケコはサトシ達の攻撃にも動じずに冷静に殻にこもってガードした。
 ▼ 76 ◆/qIi/n6GLc 17/04/11 20:56:31 ID:8u9oCffk [3/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>75修正。

殻にこもって

殻を閉じて
 ▼ 77 ◆/qIi/n6GLc 17/04/11 21:31:32 ID:8u9oCffk [4/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
スイレン「防がれた!」

タイト「まずい、こちらを攻撃するつもりだ!」

ロボ・コケコがサトシ達に向かって再びマジカルシャインを放とうとする。
それを見たカプ・コケコはロボ・コケコに突っ込もうとするも今度はかわされ、サトシ達に向かってマジカルシャインが放たれた。

ロボ・コケコ「コケーッ!」ピカッ

サトシ達「っ!」

サトシ達にマジカルシャインが当たるかと思われたその時、カプ・コケコが素早くサトシ達の前に立ち、マジカルシャインを受け止めた…殻を閉じずその身で。

カプ・コケコ「…ッ」ドサッ

サトシ達「カプ・コケコ!」

タイト「まずい、あのマジカルシャインは特攻6段階アップに加えてこだわりメガネの倍率も含めた威力だ…!」

マオ「そ、そんな!」

マーマネ「じゃあ、カプ・コケコは…!」
 ▼ 78 ◆/qIi/n6GLc 17/04/11 21:41:04 ID:8u9oCffk [5/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・コケコ「マダダ…マダ終ワッテハイナイ…ッ!」

ボロボロの体でどうにか浮き上がるカプ・コケコ。ロボ・コケコは容赦なくカプ・コケコに突っ込んで建物の壁に叩きつけた。

カプ・コケコ「コケッ…!」ドゴオッ

カキ「カプ・コケコ!」

サトシ「もうやめてくれ、ロボ・コケコ!」

タイト「恐らくロボ・コケコはカプ・コケコが死ぬまで戦いをやめはしないだろう。」

マーマネ「死ぬまでって…!」

サトシ「こんなのもう見てられない!」ダッ

生徒達「サトシ!」

タイト「よすんだ、サトシ君!」
 ▼ 79 ◆/qIi/n6GLc 17/04/11 21:51:53 ID:8u9oCffk [6/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
タイトの声に耳を貸さずにカプ・コケコの元に走るサトシ。
ロボ・コケコは再びマジカルシャインを放つ体制に入り、カプ・コケコの攻撃を斜め右上からの10万ボルトと予測し狙いを定めた。
そして案の定カプ・コケコは斜め右上に飛び、体に電気を帯び始めた。

サトシ「カプ・コケコーッ!」

カプ・コケコ「ッ!」

カプ・コケコの視界にサトシが映った。その瞬間、ロボ・コケコからマジカルシャインが放たれた。

ズガァァァァン!

カキ「サトシ!カプ・コケコ!」

ところが、ロボ・コケコのマジカルシャインはカプ・コケコには当たらなかった。何故ならカプ・コケコは飛んだ瞬間に自分の真下にいたサトシを咄嗟にマジカルシャインの爆発からかばったからだ。

ロボ・コケコ「ギギッ、ギギギギッ」

サトシ「カプ・コケコ…ありがとう。」

カプ・コケコ「全く…無茶シヤガッテ。」
 ▼ 80 ◆/qIi/n6GLc 17/04/11 21:59:54 ID:8u9oCffk [7/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マオ「よかった…!」

スイレン「2人共大丈夫そうだよ!」

マーマネ「あっ、ロボ・コケコが!」

ロボ・コケコ「ギギギギッ」

ロボ・コケコはエラーを起こしたかのような動きをしていた。

タイト「そうか、ロボ・コケコはカプ・コケコが計算外の行動をしたから混乱しているんだ!カプ・コケコ、今がチャンスだ!」

カプ・コケコ「コケッ!」コクリ

サトシ「カプ・コケコ!」

カプ・コケコ「サトシ、オ前ハココニイロ!」バッ

ロボ・コケコ「ギッ」ドゴッ

ロボ・コケコに突っ込み、凄まじい猛攻を加えるカプ・コケコ。
 ▼ 81 ◆/qIi/n6GLc 17/04/11 22:21:34 ID:8u9oCffk [8/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・コケコ「コケーッ!」バリバリバリ

ロボ・コケコ「ギギギギッ…。」

カプ・コケコの想定外の行動によって計算が狂い、ロボ・コケコはうまく戦えない。

ロボ・コケコ「ギギギギッ!」ピシュン

めざめるパワーを放つロボ・コケコ。しかしカプ・コケコはかわさず突っ込んだ。
ロボ・コケコはひたすらカプ・コケコにめざめるパワーを放った。カプ・コケコはかわすことなくめざめるパワーを喰らいながらロボ・コケコに突っ込んでいく。
そんな中カプ・コケコは前に息子であるココと話していた時を思い出していた。

カプ・コケコ『ロボットニ襲ワレタ?』

ココ『ロキオと一緒にいたあの女性がロボットとかいうのだとは思わなかったよ…フィールとかいう人間はあの女性の言動から気付いていたらしいけど。』

カプ・コケコ『ドウヤッテ切リ抜ケタ?』

ココ『フィールと一緒に首掴まれた時、フィールがロボットの腕を握りつぶして破壊した後に胸の部分に傷をつけて「心臓部分に電撃撃ち込め」みたいなこと言われて10万ボルトやったら壊れたんだ。」

カプ・コケコ『ソンナニ簡単ニ壊レタノカ?』

ココ『「ロボットは心臓部破壊すれば基本機能を停止」するって言ってたな。』


 ▼ 82 ◆/qIi/n6GLc 17/04/11 22:38:35 ID:8u9oCffk [9/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・コケコ(ココハロボットノ心臓部ヲ破壊スレバ、基本機能停止スルト言ッテイタ…ソレニ賭ケル!)

ロボ・コケコのめざめるパワーを受けまくり、カプ・コケコの体は限界に近かった。それでも全身の痛みをこらえ、カプ・コケコ全速力で突っ込んだ。

カプ・コケコ「コケーッ!」ズガッ

ロボ・コケコ「ッ!?」バチバチ

カプ・コケコの右手はロボ・コケコの胸部を破壊し、心臓部を掴んでいた。

カプ・コケコ「…ッ!」ズボッ

ロボ・コケコ「ギギ、ギ…」バシュン

カプ・コケコに心臓部を引きちぎられたロボ・コケコは機能停止し、地面に落ちた。

タイト「や、やった…!」

サトシ「カプ・コケコが勝った!」

生徒達「やったーっ!」

カプ・コケコ「コ…ケ…」ボシャン

歓喜の声をあげるサトシ達。ところがその喜びもつかの間、カプ・コケコも今まで受けたダメージが大きすぎたのか意識を失い、そのまま海に落ちた。
 ▼ 83 ◆/qIi/n6GLc 17/04/11 22:46:10 ID:8u9oCffk [10/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「ああっ、カプ・コケコ!」

海に飛び込もうとするサトシをカキが静止した。

カキ「駄目だ、今日は風が強くて波が高い!今飛び込んだら流される危険性がある!」

サトシ「で、でも!」

いつの間にか高齢の島民達が集まっていた。

高齢の島民1「君達、一体どうしたんだ!?」

高齢の島民2「あの残骸は…ロボ・コケコ!?」

リーリエ「カプ・コケコがロボ・コケコを倒したんですが、戦闘のダメージで意識を失って海に落ちてしまったんです!」

マオ「でも今日は高波だから飛び込んで探索は無理だって…!」

高齢の島民1「待ってろ!今、海難救助隊を呼ぶ!」

高齢の島民2「この中に水タイプのポケモンを持っている方がいたら名乗り出てくれ!」
 ▼ 84 ◆/qIi/n6GLc 17/04/11 22:53:14 ID:8u9oCffk [11/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
スイレン「私、アシマリがいます!」

高齢の島民4「ハギギシリがいるわ!」

高齢の島民5「俺、ニョロボンがいる!」

高齢の島民6「シードラいるぞ!」

高齢の島民7「ネオラントいる!」

海の方に水タイプのポケモンを出す島民達。

高齢の島民1「頼む!海難救助隊が来るまでカプ・コケコを探してくれ!」

水タイプのポケモン達は頷き、海に潜っていった。

ククイ「みんな!」

サトシ「ククイ博士!カプ・コケコが…!」

ククイ「話は聞いた。でもまずは警察が事情聴取がしたいそうだ。交番まで来てくれ!」

サトシ達はククイに連れられて交番へと向かった。
 ▼ 85 ◆/qIi/n6GLc 17/04/11 23:12:04 ID:8u9oCffk [12/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・コケコ「…ココハ?」

カプ・コケコが目を覚ますと、そこは川のような場所だった。
川の上を火の玉のようなものが飛んでおり、よく見るとその火の玉を中心に人やポケモンンの姿がぼんやりと映っていた。そして川の流れに沿って歩いて行く。

カプ・コケコ「アノ火ノ玉ハ死人ノ魂…?ジャア俺ハ…。」

ここは三途の川なのだろうか。だとしたら自分はもう死んでしまったのか。とりあえずカプ・コケコは歩く人影を見ていた。そして、カプ・コケコの目にあるポケモンの姿が映った。

カプ・コケコ「アイツハ…!」

自分達アローラの守り神とどこか似た面影を持った銀色のポケモン…『カプ・プリエ』だった。
そしてカプ・プリエもカプ・コケコに気付いた。

カプ・プリエ「コケコ!」

カプ・コケコ「プリエ!」

カプ・プリエはカプ・コケコに抱きつき、お互い再会を喜んだ。

 ▼ 86 ◆/qIi/n6GLc 17/04/11 23:23:04 ID:8u9oCffk [13/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・プリエ「マタ会エタネ…コケコ!」

カプ・コケコ「アァ、ソウダナ。」

カプ・プリエ「デモ…ドウシテココニ?」

カプ・コケコ「ドウヤラ、俺ハ死ンダヨウダ。」

カプ・プリエ「エッ?」

カプ・コケコ「俺ヲ模シテ作ラレタ、プリエト同ジロボットトノ戦イデダメージヲ負イ過ギタンダ。ダガ最期ニ島ヲ、島民達ヲ守レタカラ悔イハナイ。」

カプ・プリエ「コケコ、君ハ死ンデナイヨ。」

カプ・コケコ「ドウシテソウ思ウンダ?」

カプ・プリエ「ダッテ、コケコハ体透ケテナイシ下半身モチャントアルヨ?デモ自分ハ下半身少シ消エチャッテルシ、体モ少し透ケテルモン。」

カプ・コケコは辺りの人間やポケモンをよく見ると、確かに下半身が消えていたり、体が少し透けている者ばかりだった。
 ▼ 87 ◆/qIi/n6GLc 17/04/11 23:39:10 ID:8u9oCffk [14/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・コケコ「ジャア、俺ハ一体…?」

カプ・プリエ「コケコガ望ムナラ、マダ引キ返ス事ガデキル…。」

カプ・コケコ「…ッ!」

カプ・プリエ「コケコニハ信ジテル人、守リタイモノ…沢山アルンダヨネ?今ナラ強ク望メバ…戻レルハズダヨ。」

カプ・コケコは目を閉じて大切な者を思い出してみた。
自分が守る島で暮らす島民やポケモン達、自分と同じアローラの守り神であるカプ・テテフ、カプ・ブルル、カプ・レヒレ、島キングのハラ、実の息子であるココ、幾度となく助け、幾度となく自信を救ってくれたサトシ…多くの人物が頭の中をよぎった。
彼らの元に戻りたい、いつの間にかカプ・コケコは心の中でそう願っていた。

カプ・プリエ「…オ別レダネ。」

カプ・コケコ「…!」

カプ・プリエ「自分、モウアノ世ニ戻ラナイト。」

 ▼ 88 ◆/qIi/n6GLc 17/04/11 23:39:42 ID:8u9oCffk [15/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>87修正

自信

自身
 ▼ 89 ◆/qIi/n6GLc 17/04/11 23:50:11 ID:8u9oCffk [16/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・プリエがいつの間にかカプ・コケコから離れ始めていた。

カプ・コケコ「プリエ…!」

カプ・プリエ「アリガトウコケコ。マタ君ト話ガデキテヨカッタ。」

カプ・コケコ「俺モダ、プリエ。」

カプ・プリエ「サトシ達ノ事ヨロシクネ。」

カプ・コケコ「分カッテル。」

カプ・プリエ「ジャア…モウ行クヨ。必ズマタ逢オウネ?」

カプ・コケコ「アァ…約束ダ。」

カプ・プリエは沢山の人影とポケモンの影と共に三途の川を進んでいった。
カプ・コケコは人影が見えなくなるまで見送ったのち、その視界は再び真っ暗になった。
 ▼ 90 ◆/qIi/n6GLc 17/04/12 00:03:11 ID:Vj9bNUKs [1/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・コケコ「…?」

カプ・コケコがゆっくりと目を開くと、そこには守り神達やサトシ達の姿があった。

テテフ&ブルル&レヒレ「コケコ!」

サトシ「カプ・コケコ!気が付いたんだな!」

カキ「みんな!カプ・コケコが目を覚ましたぞ!」

高齢の島民1「目を覚ましたのか!」

高齢の島民2「よかった…本当に良かった!」

カプ・コケコはふわりと浮き上がるとカプ・テテフが抱きついてきた。

カプ・テテフ「ウワァァァァン!ヨカッタァ、コケコ死ナナクテヨカッタァ!」ガバッ

カプ・コケコ「テテフ…。」

カプ・ブルル「全ク…無茶ヲスルノハオ前ニモ言エルコトジャナイカ、コケコ!」

カプ・レヒレ「コケコガ海カラ引キ上ゲラレタ後、人間ヤポケモン達ガ死ニ物狂イデコケコヲ手当シテタノヨ?」
 ▼ 91 ◆/qIi/n6GLc 17/04/12 00:14:26 ID:Vj9bNUKs [2/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
タイト「カプ・コケコ!無事でよかった…!」

カプ・コケコ「コケ。」

タイト「本当にすまない、僕があんなロボットを作ってしまったばっかりに…。」

カプ・コケコ「コケッ!」

サトシ「『いや、あのロボットのおかげで俺は守り神としての自信を取り戻すことができた。寧ろ感謝してる』だって。」

タイト「そ、そんな…。」

ハラ「タイト君、カプ・コケコは最近守り神としての自信がなさそうでいたからな、それを解消してくれて感謝するよ、君は何も悪くない。」

タイト「ハラさん…。」

サトシ「よかったですね。タイトさん!」
 ▼ 92 ◆/qIi/n6GLc 17/04/12 00:21:57 ID:Vj9bNUKs [3/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
その後、ロボ・コケコに依存し、カプ・コケコを罵倒していた若い島民達は島キングのハラと高齢の島民達に3時間にも渡る説教を喰らったという。
そして、タイトも職場のある地方に帰ることになり、サトシ達は連絡船乗り場に見送りに来ていた。

マーマネ「残念でしたね、せっかくのロボ・コケコが…。」

タイト「いいんだ。その代わりに大事なことを学ぶことができたから。そして新たな目標も見つかったしね。」

マオ「大事なこと?」

タイト「『機械は愛情には勝てない』って事。」

カキ「新たな目標は?」

タイト「ハッキングをバッチリ対策できるプログラムを作ることさ。それが完成するまでロボット作りはお休みだ。」

リーリエ「タイトさんならきっとできますよ!」

スイレン「頑張ってください!」

タイト「へへ…ありがとう。」

こうしてタイトはメレメレ地方を去っていった。


 ▼ 93 ◆/qIi/n6GLc 17/04/12 00:29:12 ID:Vj9bNUKs [4/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「コォォォォケェェェェ!」

甲高い鳴き声と共にメレメレ島を飛んでいくカプ・コケコの姿がサトシ達の目に映った。

マオ「この鳴き声は!」

サトシ「おーいカプ・コケコー!またバトルしようなー!」

カプ・コケコに向かって手を振るサトシ達。カプ・コケコはすっかり元気を取り戻した様子で飛び去って行った。

カキ「よかった…カプ・コケコが元気になって。」

ククイ「やっぱりカプ・コケコはこうでなくっちゃな!」

みんな安心表情を見せる中、一人考え事をするマーマネ。

スイレン「マーマネ、どうしたの?そんな顔して。」

マーマネ「いや、結局ロボ・コケコをハッキングしたのは誰なのか分からなかったなーって。」

リーリエ「そういえば…。」

サトシ「そいつ、見つけたら俺が懲らしめてやる!」

カキ「その時は俺達も協力するぞ。」

サトシ「ありがとう、みんな!」
 ▼ 94 ◆/qIi/n6GLc 17/04/12 00:32:55 ID:Vj9bNUKs [5/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
その様子を小型カメラで監視する、全身が機械の男。

「ロボ・コケコは破壊されたか…あんな研究者のロボットじゃだめだな。」

「失礼いたします。」

「どうだ?例の計画は進んでいるか?」

「はい、上々です。」

「そうか、その調子で進めていけ。」

「かしこまりました、モルガ様。」

「復讐の時は近いな…待っていろ、クズ共!フフフフフ…フハハハハハハ!」


〜完〜
 ▼ 95 ネッコ@フェアリーメモリ 17/04/12 00:44:46 ID:kqWMnyc6 NGネーム登録 NGID登録 報告
乙!

これはまた続編来るかな?
 ▼ 96 ュナイパー@きよめのおこう 17/04/12 06:51:07 ID:x7XuFrqI NGネーム登録 NGID登録 報告
 ▼ 97 マヨール@ゴーゴーゴーグル 17/04/12 07:54:28 ID:pOkAZZb2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
これはまだ続くかな
 ▼ 98 ァイアロー@ポケじゃらし 17/04/12 12:14:49 ID:p4kDgQhw NGネーム登録 NGID登録 報告
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