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【ポケダンSS】サダメノキオク

 ▼ 1 ーすたもっふ◆F4IdWL7H6. 17/07/20 17:36:13 ID:431rVtnc [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
気づけば、私の目の前には、どこかの本で見た『ニンゲン』の姿をした女の子が、微笑んで立っていた。
長い水色の髪の毛に赤いリボンをつけた髪を、そよ風になびかせている。
「ねえ、早く思い出してよ。私のこと」
自分の記憶をただひたすらに探るが、何も思い当たることは無かった。
第一自分は、1年前病院で目覚めたあの日以降の記憶しかないのだから。
もしかして、私が記憶を失う前のことと関係しているのだろうか?
「もしかしたら、あるかもね。あなたが記憶を失うより、ずうっと前のことだもの」
声にも出していないのに、彼女は答えた。なんだかエスパーか何かで心を読まれているみたいだ。
「まあ、いいや。きっともうすぐ思い出せるから。…最後に、私の名前、アイっていうの。覚えておいて」
そういってうれしそうに笑うと、振り返ってすたすたと歩き始めた。
「待って!」
そういったとたん、急に目が覚めた。
夢…。
いったいなんだったのだろう。
…そもそも自分は、いったい何者なんだろう。
(あんまり深く考えない方がいいかな。どうせただの夢だし)
真っ赤な耳の毛の寝癖を整えた後、部屋を出て食堂へ向かった。
 ▼ 3 ーすたもっふ◆F4IdWL7H6. 17/07/20 17:37:37 ID:431rVtnc [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
まずはじめにイッチからの注意です!
・基本はポケダン超をもとにしていますがほぼオリジナルのストーリーになっています
・ときどき登場ポケモンのイラスト(手書き)をいれますが、ポケモンが二足歩行+下手くそです
・ここにはよくいるのでコテハン(って言うのか?)を付け直したりすることがあります
・イッチはSS書くの初めてなので誤字脱字や少し変なところがあったらコメントで指摘してください

とりあえずいろいろありますが一応早ければ夏休み終わるまでに、遅くても年内にはきちんと完結させるつもりです
どうかこれからよろしくお願いします!
 ▼ 4 ボネア@ライドギア 17/07/20 17:39:14 ID:ZR/c3t6o NGネーム登録 NGID登録 報告
指摘された所直ってないですやん…
 ▼ 5 ーすたもっふ◆F4IdWL7H6. 17/07/20 17:43:09 ID:431rVtnc [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>4
すいません時間なかったので前のやつコピペしました
次からはしっかり直します
 ▼ 6 ザンドラ@アシレーヌZ 17/07/20 17:56:24 ID:pIuGmIxQ NGネーム登録 NGID登録 報告
いかにもSS初心者って感じですが…
まぁ頑張ってください。。
 ▼ 7 ガフシギバナ@おおきなキノコ 17/07/20 17:57:07 ID:/yNxmA9U NGネーム登録 NGID登録 報告
秋ちゃんおはよう
希望の十万ボルトだよ
 ▼ 8 ードー@かえんだま 17/07/20 18:50:13 ID:tFTfCzoM NGネーム登録 NGID登録 報告
あまり予防線は張らないほうがいいぞ

まあ頑張れ
 ▼ 10 ンバーン@きのみ 17/07/20 21:36:02 ID:HvOyLLHY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>1で期待して>>3でがっくりする流れ

作者が過剰に予防線貼るのはあまり推奨しないよ


支援はする
 ▼ 11 ーすたもっふ◆F4IdWL7H6. 17/07/21 12:05:30 ID:WfodMGr. [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そして、その頃…


薄暗い洞窟の中、私たちの足音だけが響いていた。
私たちは、村長に頼まれ、ずっとここにあるという壁画を探しているのだが、この2日間、全くそれらしきものは見つかっていないのだった。
と、ずっと私の前を歩いていた双子の妹ーーアサヒが、いきなり立ち止まった。

アサヒ(エーフィ)〈…やっと見つけた。アサギ、見て〉

確かに、壁には何か文字のようなものと、絵が刻まれていた。

アサギ(エーフィ)「…本当。きっとこれね」

アサヒ(エーフィ)〈読んで頂戴。古代文字を読むのはあなたの方が得意でしょ?〉

アサギ(エーフィ)「そうね。分かった」

壁画全体にざっと目を通した後、早速音読をはじめた。
 ▼ 12 ーすたもっふ◆F4IdWL7H6. 17/07/21 12:31:31 ID:WfodMGr. [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アサギ(エーフィ)「『はるか昔、別世界から見たこともないような姿のポケモンがやってきた。
彼は、『自分はミュウだ』と言ったためにいたぶられ、ひどく傷つけられ、いつしか『忌み子』と呼ばれるようになっていた。

そんな彼を、唯一かばう、『自分はニンゲンだ』と言う少女がいた。
彼女は、誰にも見つからないようにしながら手当てをしたり、食べ物を分けてやったりしていた。
2匹は、互いの存在こそが生きがいになっていた。
だが、少女は他の者に目をつけられ、彼の前で『処刑』された。
それを見た彼は怒り狂い、すべてを破壊し、石へと変えてしまった。これが』…」
読んでいる途中で、自分の後ろから大きな爆音が聞こえた。
 ▼ 13 ガバシャーモ@はつでんしょパス 17/07/21 12:59:04 ID:yyC8kUuk NGネーム登録 NGID登録 報告
まぁ最終的に完走すれば勝ちだから、頑張れ
 ▼ 14 ーすたもっふ◆F4IdWL7H6. 17/07/21 16:17:38 ID:WfodMGr. [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
見ると、砂煙の中からダークライが姿を現した。

ダークライ「グオオオオオオオオオオッ!!!」

咆哮をあげ、突然私へ向かってシャドーボールを打ってくる。
どうにかスレスレのところでかわしたが、壁画はボロボロに崩れ、先の文が読めなくなってしまった。

アサギ(エーフィ)「げっ…なにしてくれてんの!」

そんな私の声なんて気にも留めずに、アサヒへ『シャドークロー』をしようとしているようだ

アサギ(エーフィ)(…目が赤い。誰かに操られている…?)

そんなことも感じたが、そんなことを考えている場合ではない。
アサヒをかばおうとするが、間に合わない。
もう駄目…。そう思った刹那。

アサヒのバッグからまばゆい光が発せられ、オレンジ色の石がアサヒの目の前へ浮かんだかと思うと、またいっそう強い光が発せられ、気づけば。


小さな羽の生えた、たれ耳の青いエーフィが立っていた。
 ▼ 15 ーすたもっふ◆F4IdWL7H6. 17/07/23 11:43:41 ID:U6pMkOrQ [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
???「私の姉様たちを傷つけること、この私が許しません!!」

彼女はダークライの目の前に立ち、そう言い放った。

アサヒ(エーフィ)〈アサツユ…〉

彼女はアサツユ。小さい時から瞳の色が原因で迫害を受け続け、自ら命を絶った少女。

アサツユ(エーフィ)「姉様たちは早く離れてください!!」

アサヒが離れると、アサツユはダークライに向かって『マジカルシャイン』を打った。

ダークライ「!!」

ダークライはその場に崩れ落ちるように倒れた。

アサツユ(エーフィ)「威力はだいぶ弱くしたのでじきに目覚めるでしょう。さ、いまのうちに戻りましょう」

そう言うと、また小さな石に戻ってしまった。
 ▼ 16 ーすたもっふ◆F4IdWL7H6. 17/07/23 12:31:14 ID:U6pMkOrQ [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
引き返そうとすると、何かが足に当たった。
足元を見てみると、きれいな石が落ちていた。
虹色で、中に模様が入っているが、ところどころ欠けたり、ヒビが入っている。

アサギ(エーフィ)(まさか、キーストーン?)

本物かどうかははっきりしないが、何か発見があるかもしれないので、とりあえず持ち帰ることにした。

アサヒ(エーフィ)〈アサギ、早く戻りましょう。村の伝説にある『女神の少女』という子を探さないと〉

アサギ(エーフィ)「…そうね。もう時間がないもの。急がなきゃ」

アサヒの持っている『あなぬけのたま』に触れ、私たちは洞窟を後にした。
 ▼ 17 ーすたもっふ◆F4IdWL7H6. 17/07/26 10:11:39 ID:MSRHUmHo NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
これ見てる人いる?真面目に不安なんだが
(以下本編)

再び、水の大陸・調査団本部にて…


「おはよー、スターラ」

部屋から出ると、後ろから聞きなれた声が私を呼んだ。
チームメイトのリリー(ピカチュウ)とフローラ(イーブイ)だ。

スターラ(フォッコ)「おはよ。今日は早かったね」

いつもは起床時間になるとフローラがリリーを起こしているらしいが、これがなかなか起きないのだという。

リリー(ピカチュウ)「いやー今日なんか変な夢見てさー…」

フローラ(イーブイ)「なんか起きた時すごい顔してたしねww」

リリー(ピカチュウ)「だーもうそれ言わないでよ〜!」

二人の会話を見ていると、なんだかこっちまで楽しくなってくる。
ふと、調査団の上級団員たちが、「早く食堂に集まってください!緊急の連絡があります!!」と
少し焦ったような表情を浮かべて呼びかけていた。
いったい何があったのだろう。私たちは、急ぎ足で食堂へ向かった。
 ▼ 18 tQb4dKoPUA 17/07/28 01:08:26 ID:ZPMPLfWE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
見てるぞ支援
 ▼ 19 レユータン@たべのこし 17/07/28 12:46:30 ID:pN/0wkSs NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>18
ありがとう安心した

食堂に着くと、団員の3分の2ほどはもうすでに集まっているようで、みんなざわざわと心配そうに話をしていた。

スターラ(フォッコ)(いったい何が…)

5分ほどした後、団長が全員集まったことを確認し、話を始めた。

団長(デンリュウ)「みなさん、緊急事態です。…石化事件が発生しました」

『石化事件』という言葉が発せられたとたん、団長を除く全員がどよめいた。
石化…500年前に起きた、ポケモンが立て続けに石にされたという、不可解な事件。
この事件は、調査団のチームがダークマターを消滅させたことにより解決したというが、
なぜ、また起こったのだろうか…?

団長(デンリュウ)「皆さん、静かに!落ち着いてください。
これを受け、明日よりトレジャータウンにて緊急の会議を行います。
調査団からは上級団員と下級団員の各1チームずつに行ってもらいます。
行ってもらうチームは個人で連絡するのでよろしくお願いします」

それから食事が始まったが、みんな話していることは石化事件についてだった。

前に本で読んだが、このような事件にはよく『元人間』が関係しており、その『元人間』はほとんどの場合記憶を失っているらしい。

スターラ(フォッコ)(もしかすると、自分も…)

いや、さすがにそんなはずはないだろう。
でも。
私はいったい誰なのか。
そんな思いはずっと離れなかった。
 ▼ 20 ーすたもっふ◆F4IdWL7H6. 17/07/29 23:33:45 ID:f/rAuFUo NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
朝食を終えて掲示板を見に行こうと食堂を出ようとしたら、後ろから声がかかった。

スターラ(フォッコ)「…どうしましたか、団長?」

団長(デンリュウ)「さっきの会議についてですが、下級団員の代表としてあなたたちのチームに行ってもらいたいんです」

あまりに唐突すぎて、一瞬、寝ぼけているのかと思ってしまった。

スターラ(フォッコ)「えっ、ちょ、いいんですか私たちなんかで…」

団長(デンリュウ)「もちろんですよ。バトルは強いし、(リリーを除いて)しっかりしていますから。万が一のことがあってもきっと大丈夫だろうと思って。よろしくお願いします」

まぁとにかく、リリーが省かれたことは話さないでおこう。
でも、この大陸から出たことはないし、ちょうどいいかもしれない。

スターラ(フォッコ)「はい!頑張ります!」

団長(デンリュウ)「そんなに緊張しなくても大丈夫ですよ。夕方には出発するので、今日の依頼は大丈夫です。部屋で準備をしておくようリリーとフローラに言っておいてください」

スターラ(フォッコ)「はいっ!」

トレジャータウンかぁ…いったいどんなところなんだろう。
そんなことを考えながら、部屋へと走って行った。
 ▼ 21 ーフィア@サファリボール 17/07/29 23:43:21 ID:PcN7owW. NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
シリアスで地の文有りで、ポケモンは名前(オリジナル)付き
こういうのはBBSではあまりウケないと思う
ハーメルンとかでやった方がいいんじゃないかな…
 ▼ 22 バコイル@どくバリ 17/07/30 20:28:17 ID:r3H6h1WI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
見てる?は言っちゃダメ

支援
 ▼ 23 ーすたもっふ◆F4IdWL7H6. 17/08/01 16:45:09 ID:Vb6KXJGc NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>21
とはいってももう書き始めたからには…ねぇ?
>>22
りょ!

港では、2匹のラプラスと、先に着いた先輩たちがわたしたちを待っていた。

リリー(ピカチュウ)「二人とも待ってよぉ〜!」

本部から港まで歩いて20分もかからないような距離を途中から走ってきただけだというのに、リリーはかなり息切れしているようだった。

フローラ(イーブイ)「ほら、早くしないと」

スターラ(フォッコ)「そうだよ、先輩たち待たせちゃってるし」

リリーを待って着くと、団長と上級団員代表のフラン(ブースター)とサリー(ジャノビー)が私たちを待っているようだった。

スターラ(フォッコ)「すみませんお待たせしてしまって!」

フラン(ブースター)「なぁに、平気平気。さ、行きましょ」

フランさんはそう言って笑うと、サリーさんとラプラスの上に乗った。
わたしたちももう1匹のラプラスに乗る。

団長(デンリュウ)「では皆さん、よろしくお願いしますね」

団長がそう言うと、ラプラスは陸を離れ、海を進み始めた。
 ▼ 24 ーすたもっふ◆F4IdWL7H6. 17/08/03 22:50:24 ID:dBmGJKck NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
いつの間にか寝ていたようでどのくらい経ったのかは分からないが、気づけばすぐ近くに港が迫っていた。
港には十匹ほどポケモン達が集まっており、見てみると、他のところから来たチームのポケモン達を、ギルドのポケモン達が迎えているようだった。
ラプラスが徐々にスピードを落とし始めた時に、港にいた(おそらく私たちを待っていたであろう)ポケモンの一匹と目が合った。右目のあたりに包帯を巻いたニャビーだが、やけに驚いた顔をしている。

スターラ(フォッコ)(…?どうしたんだろ…)

もちろん私はあのポケモンとあった覚えはない。
なにかおかしなところでもあるのだろうか…?

陸に着き、数匹のポケモンに歓迎されている私たちの方へ、さっきのニャビーが、今度は少し泣きそうな顔をしてこちらへと歩いてきた。
そして、私に対してこう言ったのだ。

???(ニャビー)「…やっと見つけた、会いたかったよ、
…コーラル…!」
 ▼ 25 ーすたもっふ◆F4IdWL7H6. 17/08/04 23:32:24 ID:U6oUVOMM NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
彼女(オスかと思ったが、よく見たらメスのようだ)はそう言うと、泣きながら私に抱き着いてきた。

スターラ(フォッコ)「…えっと…すみません。私、記憶喪失なのでなんの事だか…」

私がそう言うと、ニャビーは、私の体を引きはがした。

コロン(ニャビー)「あぁ、そう。人違いなら悪かったね。…改めて、僕はコロン。…よろしく」

そういうと、コロンは黙って離れて行ってしまった。
隣にいたピンク色のミミロップが、話しかけてきた。

クルミ(ミミロップ)「すいません。この子、本来ニンゲンの世界から来たポケモンらしくて、ニンゲンの世界にいた時一緒にいたパートナーを探しているらしいんです。それで、スターラさんがその子に似てたそうで…。あっ、自己紹介が遅れました、私、クルミと申します。」

どうやら、コロンは私をその『パートナー』と間違えたようだった。
…でも、私が「覚えてない」だけであって、「知らない」わけではないのだ。
私は、コロンのもとへ駆け寄り、言った。

「ねぇ、その子について教えて。私は記憶がないだけだから、何か思い出すことがあるかもしれない」
 ▼ 26 ーすたもっふ◆F4IdWL7H6. 17/08/06 23:01:10 ID:CJSk0Hpc NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
夕飯が終わった後、私はトレジャータウンのギルド内のコロンの部屋へ向かった。

スターラ(フォッコ)「コロン、ごめんね。こんな時間じゃないと時間が取れなくて」

コロン(ニャビー)「別にいいよ。あの時取り乱したのは自分だし、おあいこってことにしようよ。でもなんでそこまで知りたいの?」

スターラ(フォッコ)「私ね、崖から落ちた状態で発見されて、記憶喪失のままで…自分が誰なのかさえ分からない状況でずっと過ごしているの。だから、コロンの話を聴いたら何か思い出すかもしれないと思って」

コロン(ニャビー)「ふうん。分かった。もう1年以上前のことだから少しうろ覚えになるけど、それでもいい?」

私は静かにうなずいた。
それから、コロンは話し始めた。


7〜9日は旅行のため更新できません
10日ぐらいになったら一気に更新します
 ▼ 27 ーすたもっふ◆F4IdWL7H6. 17/08/10 11:21:59 ID:ebsboSa6 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コロン(ニャビー)「僕が一緒にいた女の子はコーラルっていう子だったんだ。
僕は生まれた時からずっとその子と一緒にいたんだ。
彼女は明るくて心優しい性格だったけど、ずっと孤独だった。
幼いころに両親を亡くし、おばさんのとこでお姉さんと暮らしてたけど、
ある日突然、コーラルの親友が行方不明になった。
しかもそんな中で大好きだった彼女のお姉ちゃんが事故で亡くなってしまったんだ。
でも、そんな状況でも、彼女はくじけなかった。
親友を救いたいと言って、この事件を解決しようとこの事件について調べはじめた。
そうして彼女は、行方不明になった親友の行方を突き止めた。
…そこにあったのは、人体実験に利用されて、変わり果てた姿の親友と、それに対して実験を行うカラマネロの姿だった」
 ▼ 28 ーすたもっふ◆F4IdWL7H6. 17/08/10 12:43:58 ID:ebsboSa6 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コロンは、嫌な思い出なのか、少し顔をゆがめているが、それでも淡々とした口調で続けた。

コロン(ニャビー)「コーラルは、自分と引き換えに、親友を解放してほしいと頼んだ。
そうして親友を元の姿に戻すと、代わりに彼女が実験台になった。

それから僕はその子と一緒に無理やり帰らされたせいでどうなったかは分からないが、
とにかくずっと人体実験を繰り返されていたみたい。

その後、僕はその子ーーーハルと言う子だったんだけどーーーその子と一緒に生活していた。
時間があるときは、どうすればコーラルを助けられるか、話し合っていた。

そうして1か月ほど経った頃、突然コーラルが戻ってきた。
コーラルはハルの家でこれまで実験されてただただ辛かったとか、ハルに会えてよかったとかずっと話していたんだけど、なんだか様子がおかしいと思ったんだ。
そのことをハルが言うと、コーラルは『自分はコーラルじゃない、他の者たちを騙すために送られた身代わりだ』と言って、ハルの首を絞め始めた。
そのうちにハルの姿は変わっていき、首を絞めるのをやめたときにはもう別の女の子になっていた。
それから、僕たちはあの研究所がある森に飛ばされた」
 ▼ 29 ーバーン@ウルトラボール 17/08/11 00:07:19 ID:k.5H5/sc NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
話がどんどん現実離れした話になっていく。
コロンは、話していくに連れ、目に涙がたまっていくのが分かった。
それでも、話を続けていた。

コロン(ニャビー)「僕たちは森の中で偶然小屋を見つけ、そこでしばらく生活していた。
それから森を散策していたら、研究所の外で傷だらけで地面に横たわっている、変わり果てた姿のコーラルがいた。
彼女は洗脳されているのか、僕たちのことを覚えていなかった。
『自分はバケモノで、純粋な存在になるため実験を受け続けている』と言っていた。
少しでも抵抗すると今みたいに外へ締め出されて『お仕置き』を受ける、と」

スターラ(フォッコ)「そんな…ひどい」

コロン(ニャビー)「僕たちは少しずつコーラルと関わりを持っていった。
そうしてついに僕たちは、コーラルを救出することに成功した。
…けど、コーラルはもう元の姿には戻れなかった。
ポケモンになってしまっていたんだ。

それからどうにか僕たちのことを思い出してくれたけど、彼女は突然森の中へと入って行ってしまった。
僕たちがおいかけた先にコーラルがいたのは、ぽっかりと空中に空いた不思議な穴。
コーラルはそこに飛び込もうとしていたんだ。
僕は、引き留めることができないようだったから一緒に行くことにした。
そうして僕たちは穴に飛び込んだんだけど、あまりに風が強くて、僕は…彼女の手を放してしまった。
そうして僕はここに落ちて、コーラルを探している、って事さ」

スターラ(フォッコ)「ふうん…大変だったんだ」

コロン(ニャビー)「僕はあの時、コーラルと約束したのに…

…絶対に、もう一人にしないって」

私の感覚は、その言葉に敏感に反応した。
そして、…私は全てを思い出した。
私が記憶を失う前に、何をしていたのか。
自分は誰なのか。
その答えが、ようやく霧が晴れたかのように見え始めたのだった。
 ▼ 30 ーすたもっふ◆F4IdWL7H6. 17/08/13 21:51:33 ID:r6DSNktM NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ぽろぽろと、なぜかわからないのに、ふいに涙が止まらなくなる。
こんな感情になるのは、『生まれて初めて』、だ。
ついさっきまで何も思い出せなかったのに、今でははっきりと思い出せる。
私の、本当の名前は。


スターラ(フォッコ)「…コーラル・アクアリウズ」

コロン(ニャビー)「…!」

コロンは目を大きく見開く。
今ではもう、ずっと前から知っている顔だ。
私はコロンに向かってうなずく。

スターラ(フォッコ)「そうだよ。私。コーラルだよ。」

コロン(ニャビー)「…うわああぁぁぁぁん!」

コロンは、突然、大きな声をあげ、ぼろぼろと涙を流して泣き出した。
それにつられてか、私の目からも大粒の涙があふれる。
今までの後悔、苦しみ、悲しみ。
その全てが、涙となってあふれていた。

それから私たちは長いこと、声をあげて泣き続けていた。
 ▼ 31 ーすたもっふ◆F4IdWL7H6. 17/08/17 10:45:25 ID:fxe5WdYk [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
すみませんこの先の話考えてました

あの後、コロンと少し話をした後、ギルド内の指定された部屋で布団に入っていた。
そして今、今日あった出来事を思い返していた。

スターラ(フォッコ)(…まさか、こんな時に記憶が戻るなんてね)

まさか自分が元人間とは、思っても見なかった。
もしかすると、今回の石化事件も、これから私が関わることになるのかもしれない。
ところで、私にはひとつ、気になっている点があった。
私の姉と同じ名前のポケモンがいたことだ。
確かに、同じ名前のポケモンがいるのは珍しいことではないのかもしれない。
…けど、そのポケモンは、姉が着けていた髪飾りと似たリボンをつけていた。
思い切って、明日話してみようか。
そんなことを考えていると、もう遅い時間になっていた。
いろいろなことで頭がいっぱいだったが、やがて目を閉じた。


「なんか今日はいろいろ思い出したみたいだね。じゃあ私は?思い出した?」

夢の中で、またあの子の声がする。

スターラ(フォッコ)「…アイ」

私がニンゲンだったころの記憶は戻ったが、アイのことはわからなかった、ということを話すと、彼女は少し悲しそうな顔をした。

「そっか。…あっ、そういえば」

何かを思い出したようだ。何の事だかわからずにいると、アイは私の鼻先を指で軽くつついた。
…なぜだろう。急に体から力が抜けていった。
思わずその場に倒れこむ。

「ごめん。…よし、もう大丈夫」

そういって、私に手鏡を差し出した。幼いころ使っていた手鏡だ。
そこにあった姿に驚愕する。

キャラメルのような色の、少し長めのポニーテール。
海のような青い瞳。
はっとして、自分の体を見る。

スターラ「これって、まさか…」

「そうだよ。あなたの記憶の中から見つけて実体化してみたの。すごいでしょ?」

私の、人間のときの、『コーラル』としての姿だった。
 ▼ 32 ーすたもっふ◆F4IdWL7H6. 17/08/17 17:22:10 ID:fxe5WdYk [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
多分これ来年になっても完結しないだろうなぁ…
あと時々もうひとつのアカウントの「ぶーもっふの代理」で更新します
よろです
 ▼ 33 ーもっふの代理◆RPaMjUOkJY 17/08/18 13:51:31 ID:6tHyxpL2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
パソコンのマウスの電池が切れかかってうかつに使えないので代理アカからの更新です

アイは、記憶を失う前もよく夢に出てきていた。
それでも、やはりアイと直接会ったことは無かったはずだ。

「そりゃ、会ったことは無いでしょうね。だって、私はあなたの…の…なんだから……会っ……とは………」

だんだん意識がぼんやりしてきて、彼女の言うことが聞き取れなくなってきた。
次第にめまいが私を襲う。
そのまま私の意識は消え、目を閉じた。
一瞬、歯車が見えたと思ったら、突然目が覚めた。
 ▼ 34 ーすたもっふ◆F4IdWL7H6. 17/08/25 20:45:01 ID:CGqYXhCc NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ごめんなさいほかのSSとか宿題とかで更新できてませんでした
そういやけっこう前からスターラがニンゲンだったときの話考えてるんですが見る人いますかねぇ


スターラ(フォッコ)(またアイの夢…これで…20回目?)

人間だったころ見た夢と合わせると、おおよそそのくらいにはなるだろう。
でも、最近は頻繁に出てくるようになった気がする。
この事件と何か関係あるのだろうか…?

スターラ(フォッコ)「…って、あああぁ!」

一人で考え事をしていたら、もう会議の15分ほど前になってしまっていた。
急いで朝食を食べに行かなければ、会議に遅れてしまう。
自分でもびっくりするほどの速さで、あわてて食堂へ向かった。

ここの食堂はカフェのようになっており、いろんなポケモン達が食事をしながら互いにおしゃべりをしていた。

スターラ(フォッコ)(…どうしよう…)

リリーやフローラたちはもう朝食を終えていたようだったので、この中で一人で食べるわけにはいかない。
あたりを見回すと、私に向かって手招きをするポケモンを見つけた。
コロンだ。
急いで朝食をもらっていくと、意外なポケモンがいた。

クルミ(ミミロップ)「あら、スターラさんではないですか。おはようございます」
 ▼ 35 ーすたもっふ◆F4IdWL7H6. 17/08/29 17:30:31 ID:uhVJ1Qhs [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
過去編の話ですが、コメントが来ないので、完結した後にレスが多く余った場合に書こうかと思います

クルミ(ミミロップ)「もう!昨日は他の団員さんから「うるさい」って苦情が来てたんですからね〜!」

スターラ(フォッコ)「あはは、ごめんなさいってば…でもこれには理由があって…」

クルミ(ミミロップ)「理由?」

コロン(ニャビー)「それが実は…」

それから、私はコロンと一緒に私が元々ニンゲンだったこと、どうしてこの世界に来たのかを簡単に話した。

クルミ(ミミロップ)「へぇ、そんなことが…」

スターラ(フォッコ)「私の名前…今の名前は友達に着けてもらったんですが…本来の名前は『コーラル』っていうんです。これからどうしましょう?」

するとくるみさんは、一瞬目を見開き、それから何かを考えているようだった。

コロン(ニャビー)「クルミさん…どうしたの?」

クルミ(ミミロップ)「絵?ああ、すみません。少し…。それより、名前ならスターラさんの使い慣れてるほうを使ったらいいと思いますよ」

スターラ(フォッコ)「あっ、はい…ああっもうこんな時間!行かなきゃ!!」

私は、急いで会議室に向かった。
 ▼ 37 ーすたもっふ◆F4IdWL7H6. 17/08/29 22:55:41 ID:uhVJ1Qhs [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>36
どうせだから今からでも別スレ建てようかと思ったけどネタバレになっちゃうからもう少し待っててくださいごめんなさい

これから学校始まるから投稿頻度が今まで以上に不安定になりますすみません
 ▼ 38 コドラ@スチールメモリ 17/08/31 22:47:23 ID:0f3.Q9vE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
すみません遅れてしまって!」

会議室のドアを勢いよくあけると、これから会議が始まるところだったようだ。

プクリン「ちょうど始めるところだよ。そこに座ってくれ」

ここのギルドの親方であるプクリンが優しく声をかけてくれた。ギルド内で評判がいいのもうなずける。

親方(プクリン)「そういえばスターラちゃん、昨日の夜のことを話してくれないか?コロンから話は聞いているよ」

スターラ(フォッコ)「分かりました。実は…」

昨日のことを話し終えると、一匹のポケモンが私に話しかけた。

レンゼイ(カエンジシ)「始めまして、かしら?この姿ではの話だけど。私はレンゼイ。覚えてるでしょ、コーラルさん?」

スターラ(フォッコ)「もちろんです」

彼女の名はレンゼイ。私が人間のときの親友だったハルの姉だ。

親方(プクリン)「レンゼイ。話は会議が終わってからにしてくれないか?」

レンゼイ(カエンジシ)「あら失礼。まぁ、後でいろいろ話してもらうわ」

そんなこんなで、会議は始まった。
 ▼ 39 ーすたもっふ◆F4IdWL7H6. 17/09/10 10:21:17 ID:b9NCnfbg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
私の反対側に座っていたサーナイト(ルミナというらしい)がこの会議を仕切るようだ。

ルミナ(サーナイト)「今のところ、一番犯人の疑いがあるのは医者のカラマネロですかね…」

カラマネロ、という言葉に、私は反応した。
私がニンゲンだったとき、私やハルを実験台として使った張本人だ。

フローラ(イーブイ)「そのカラマネロとこの事件の関係は?」

ルミナ(サーナイト)「彼はそれ以外にもとある事件との関連性が疑われています」

このごろ、ポケモン達が暴走を始めたり、行方不明になったりする事件が起こっているらしい。
そして、そのポケモンのほとんどが、カラマネロに診てもらったことがあるポケモンばかりだという。

レンゼイ(カエンジシ)「でも、それだけじゃカラマネロが犯人だという根拠にはならないでしょ?」

ルミナ(サーナイト)「まぁそれもそうですが…けど、それ以外にもまだあるんですよ。
行方不明になったポケモン達の中には、そのポケモンに似たポケモンが生命の樹の近くにいた、という目撃情報があるのです。」

レンゼイ(カエンジシ)「ふぅん。本当にまだ情報が入ってきてないのね。でも、そのカラマネロの行方も分かってないんでしょ?」

ルミナさんは、少しだけ悔しそうな顔をしてうなずいた。

レンゼイ(カエンジシ)「ほらね。それに、
奴なら私が少し前に銃で撃ち殺したはずなんだけど」
 ▼ 40 マガル@カロスエンブレム 17/09/17 14:26:58 ID:PfPGTvEo [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
レンゼイさん以外のすべてのポケモン達がざわつく。

レンゼイ(カエンジシ)「あら失礼。まぁ、今のは気にしないで。さ、会議を続けましょ」


それから1時間。
話はほとんど進んでいない。

ルミナ(サーナイト)「うーん…。それでは、次…」

ルミナが言おうとした、その時。

「キュイイイイィィ!」

ギルドの外から、少女の叫び声のような声が聞こえた。

急いで声の聞こえた方向に、誰よりも早く走って行った。

そこにあったのは…

スターラ(フォッコ)「あ…あ…」

そこにあった光景に絶望する。
怖くて声がまともに出ない。

シキジカのような姿をした少女が、奇声をあげながらポケモン達を襲っていた。
 ▼ 41 ーすたもっふ◆F4IdWL7H6. 17/09/17 15:00:43 ID:PfPGTvEo [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
やっばいスターラのストーリーにかかわる大事なアイテム出し忘れてた
(スターラは人間のとき亡くなった姉の形見としてキーストーンのペンダントをつけてます)
 ▼ 42 キノオー@リニアパス 17/09/17 15:42:24 ID:PfPGTvEo [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
少女は、シキジカのような見た目だが、銀色の髪の毛のような、チラチーノの体毛のようなものが後頭部から生えている。
目はうつろで、赤い瞳だけが不気味に光っていた。
私は、恐怖のあまり立つこともできず、ただこの絶望的な光景を眺めていた。

やがて、ルミナさんやリリーたちが到着し、後ろにはクルミさんも来ていた。

クルミ(ミミロップ)「スターラさん!大丈夫ですか!?」

クルミさんが私のもとに駆け寄る。

スターラ(フォッコ)「大丈夫です…それよりあれを…」

ルミナ(サーナイト)「あれは…完全に我を失ってますね…急いで止めなければ…」

そういってみんなが身構えた時、私はどこかのポケモンの気配を感じた。

スターラ(フォッコ)(…誰か…来る…?)

そう思った刹那ーー。

ダンジョンへ続く道から、目にも留まらぬ速さで2匹のポケモンが跳ねるように走ってきた。
 ▼ 43 ーすたもっふ◆F4IdWL7H6. 17/09/17 16:22:52 ID:PfPGTvEo [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
黒いローブをまといフードをかぶっているため、正体はわからない。

???「やっと見つけたわ…ラビラ」

???〈突然いなくなって探してたんだけど…やはり奴らにまた利用されてたようね〉

ん…?あの声、どこかで聞いたことがあるような…

少女は、2匹をずっと見つめている。

1匹が、バッグの中から小さなオレンジ色の石を取り出した。

???〈あなたの親友、やっと見つけたわ。あなたが目を覚まさせてあげて〉

そういったとたん、突然石が光り始め…
そこには、青い体のエーフィが立っていた。
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