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レッド「メガシンカ……か……」ミヅキ「余っちゃった」

 ▼ 2 mTQB7XkZdk 17/08/14 01:06:03 ID:U8HXovp2 [2/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
ボールを握り呼び掛け、カルムはニンフィアを戦闘から離脱させた。

「よし!」

ニンフィアでは現状、ボスゴドラに太刀打ちすることは出来ない。

かといってエーフィを以てしても、ボスゴドラ相手では相性が悪すぎる。

だが、露骨にボスゴドラへの対抗策を打って出ても、その対抗策の対抗策をアイリスに後だしされては無意味だ。

ここは、ボスゴドラに"程よく善戦できる"ポケモンを出すのが吉とカルムは知る。

思考の末、カルムは繰り出した。

「いけ!」

「"ゲッコウガ"!」

小さなボールから解き放たれる一匹の忍者。

細身の蛙のような姿のそのポケモンの名は"ゲッコウガ"という。

"みず"と"あく"タイプを持ち、俊敏な動きで天地を巡って敵の目を攪乱する。

特筆すべきは、カルムのゲッコウガが所持する特性・"へんげんじざい"だ。

"へんげんじざい"は、自分が出した技のタイプに自分が"なる"というもの。

例えばゲッコウガが、"こおり"の"れいとうビーム"を使ったとする。
 ▼ 3 mTQB7XkZdk 17/08/14 01:06:50 ID:U8HXovp2 [3/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
するとそのゲッコウガのタイプは、技発動時に"こおり"タイプになるのだ。

タイプ一致によるダメージの上昇量は侮れない。

上手く使いこなせれば、かなり強力な一体だ。

「ゲロォォッ」

「ゴォォッ」

青き忍が、鋼の巨兵・ボスゴドラと相対する。

が、ボスゴドラの目は未だ泥にまみれ塞がったままであった。

「……ゴォォッ!」

「落ち着いて、ボスゴドラ」

アイリスの宥める声によって、なんとか彼はまだ平静を保てているらしいが。

奪われた視界、眼前に広がる暗黒の中に一匹取り残されてしまったボスゴドラは既にパニック寸前。

敵を捉えることができず、もどかしいという思いに悶えているようである。

(ナイスだぜレッド、エーフィ!)

パートナーが作ってくれたこの好機を、カルムは無駄にはしない。

「ゲッコウガ、ボスゴドラに"ハイドロポンプ"!」
 ▼ 4 mTQB7XkZdk 17/08/14 01:07:42 ID:U8HXovp2 [4/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
「ゲロッ!」

好きだらけの怪物に、激流の砲撃・"ハイドロポンプ"をお見舞いする。

"みず"の中でもかなりの高威力を誇るこの技で、まずは先制ダメージを狙う。

「ボスゴドラ、横に体をズラして!」

「ゴォッ」

対してこの技を食らって欲しくないアイリスは、"避けろ"とは言わずにただ横へ移動しろとだけボスゴドラに伝えた。

視力を失っている今のボスゴドラに回避を指示しても、どこから来るのか分からない攻撃など避けようがない。

だが、移動するだけなら彼にも出来るハズ。

……なのだが。

「トロいんだよ!」

「ゲロッ!」

アイリスはこの時、甘く見すぎた。

ゲッコウガの"ハイドロポンプ"を。

そう。

"移動するだけ"で避けられるなら……きっと、誰も苦労はしないのである。
 ▼ 5 ンプラー@ピーピーマックス 17/08/14 05:46:16 ID:iIG9ue6w NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 6 クロー@サーナイトナイト 17/08/14 06:55:56 ID:FGqzH/gE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
次スレきてた!
支援
 ▼ 7 mTQB7XkZdk 17/08/15 02:55:29 ID:gRk0IoFw [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
「……ゴォォォッ!!?」

腐ってもチャンピオン、そのポケモン。

そんじょそこらのゲッコウガとは鍛え方が違う。

彼の放つ"ハイドロポンプ"の速度に、ただでさえ鈍足なボスゴドラが加速のない単なる移動で避けられる訳が無かった。

が、この"ハイドロポンプ"の直撃の後。

「くっ……流石ねっ」

「でも!」

アイリスは、不敵な笑みを浮かべる。

"何がおかしい"と、目元を強ばらせたカルム。

ふと彼は、ボスゴドラの方に目をやる。

すると。

「……ゴォォッ!」

ボスゴドラの目を覆っていた泥が、先程の水圧砲によって綺麗さっぱり剥がれ落ちていた。

水浸しになった鋼の装甲には、一点の汚れもない。

アイリスの笑みの理由は、これだった。
 ▼ 8 mTQB7XkZdk 17/08/15 02:56:07 ID:gRk0IoFw [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
ボスゴドラは"ハイドロポンプ"の痛みと引き換えに、鮮明な視界を取り戻したのである。

「ゴォォッ!!」

忌まわしき黒の世界に別れを告げたボスゴドラは、非常に晴れ晴れとしていた。

気持ちの昂りは即ち、士気の高揚。

カルムとしては、ダメージこそ与えられたが複雑な所だろう。

だがどの道、あの泥は戦いの中でいずれは剥がれ落ちる脆い妨害策。

その時期が早かっただけ……そう考えれば、然程気落ちはしない。

寧ろ、ここからだ。

ここから今の良コンディションのボスゴドラを圧倒すれば、アイリスの余裕を一気に崩せる。

カルムは畳み掛けを狙う。

(一気に決めるぞ!)

「ゲッコウガ、"みずしゅりけん"!」

「ゲロッ!」

ゲッコウガの放つ水の忍法・"みずしゅりけん"。

両手を重ね水を集約し、手裏剣のように鋭利な投擲武器をその水にて作り出す。
 ▼ 9 mTQB7XkZdk 17/08/15 02:56:49 ID:gRk0IoFw [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
それを、数回に渡って敵に連射。

手裏剣が、水しぶきを撒き散らしながら宙を走ってボスゴドラとの距離を食らっていく。

「ゴォッ!?」

一撃目。

「ゴォァッ!?」

二撃目。

「ゴォォォォァッ!!?」

三撃目。

「まだまだ!」

「ゲロゲロォッ!」

手裏剣の怒濤のシャワーを、ゲッコウガは容赦なくボスゴドラに撃ち込んでいった。

「ゴォォォッ!!」

一つ一つの威力は大したことなくとも、塵も積もれば山となるとはよく言ったものである。

蓄積される小さなダメージは、確実にボスゴドラの体力を削り取っているのだ。

だが、ボスゴドラとて鉄壁の守りを誇るポケモン。
 ▼ 10 パー@ペアチケット 17/08/15 02:58:47 ID:g6bKhK6E NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
おおおお!来たぜ
大支援
 ▼ 11 ラスル@みずたまリボン 17/08/15 08:19:22 ID:yoYtdo1I NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 12 ンダース@レインボーパス 17/08/15 13:13:22 ID:olvHt6D6 NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 13 Hope◆SCP948ZBFs 17/08/15 13:40:44 ID:XrUuTPdQ NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 14 mTQB7XkZdk 17/08/16 02:48:25 ID:2IBzt2t2 [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
ここで耐え抜かねば、いつ耐え抜く。

この程度の攻撃など無にしかならんとばかりに、ボスゴドラは徐々に前進を始めた。

「いいよっ!ボスゴドラ!」

「ゴォッ!!」

アイリスが見惚れる程の、逞しい行進である。

対してカルムからしてみれば、厄介と言う他ない。

(ジワジワ攻めてるだけじゃ、何時倒せるか分かったもんじゃないな……)

焦るのは愚作だが、かといってモタついてても仕方がない。

ここはやはり、隙を見て一発デカいのをかました方が良いだろう。

「ゲッコウガ、攻撃やめ!」

「ゲロッ!」

カルムの指示に応え、ゲッコウガは"みずしゅりけん"の猛攻をピタリと止めた。

「そこ!」

と、アイリスはそれを隙と見なす。

「ボスゴドラ、"のろい"!」
 ▼ 15 mTQB7XkZdk 17/08/16 02:49:54 ID:2IBzt2t2 [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
「ゴォッ」

アイリスの指示、しかしそれは攻撃の一手ではなかった。

"のろい"とは、使用者にメリットとデメリットの両方を与える補助技の一種である。

まずメリットは、"こうげき"と"ぼうぎょ"の上昇。

そしてデメリットは、"すばやさ"の降下。

要するに、動きが更に鈍くなる代わりに力と装甲をより強めてくれるという訳だ。

この技は、元々が鈍足なポケモンが使うと効果的とされる。

(これで、奴の一撃が余計に重くなったって訳か)

だが、カルムに動揺の色は無い。

(ま、当たらなけりゃ同じだ)

(それに、"ぼうぎょ"も上がったところで俺のゲッコウガの特殊技の前じゃ意味が無えしな)

"ぼうぎょ"のステータスは、相手の物理攻撃にしか作用しない。

特殊攻撃に対応するためには、"とくぼう"のステータスを高くする必要がある。

しかし"のろい"では、その"とくぼう"を上げることは出来ないのだ。

つまり実質ボスゴドラは、恩恵としては単に火力を上げただけ。
 ▼ 16 mTQB7XkZdk 17/08/16 02:54:06 ID:2IBzt2t2 [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
それと引き換えに余計に鈍足になってしまったのでは、逆に犠牲の方が大きかったと言えるだろう。

攻撃は、そもそも当たらなければダメージにはならないのだから。

「やるぜゲッコウガ、"ハイドロポンプ"!」

「ゲロォッ!!」

そして、鈍足の弊害は技の命中率の低下だけにあらず。

同時に敵の攻撃を避けることが困難になり、技の回避率が悪くなってしまう。

ハイドロポンプの勢いは最高潮だ。

まるで、大海の荒波をそのまま凝縮して一本の柱にしたような見た目の凄烈なレーザー砲が、ボスゴドラ目掛けて迸る。

(これは避けらんねぇ)

(決まりだぜ)

と、そう確信したカルム。

……しかし。

「ボスゴドラ、踏ん張って!」

「最大パワーっ!"アイアンヘッド"!」

「ゴォォォッ!!」
 ▼ 17 ガヤミラミ@ドラゴンメモリ 17/08/16 07:52:37 ID:NyYpLXSk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 18 ガカイロス@カビゴンZ 17/08/16 19:13:10 ID:pJEtGc4Y NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
追いついた!支援
 ▼ 19 ビルドン@ゲンガナイト 17/08/16 19:15:05 ID:w//98M4Q NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 20 ダック@ちからのねっこ 17/08/16 22:43:01 ID:X567wXug NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 21 mTQB7XkZdk 17/08/17 03:44:30 ID:cca619tc [1/3] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
次の瞬間、カルムは目を疑うような光景を目の当たりにすることになる。

「……何ッ!?」

「ゲロッ!?」

驚愕のあまり、彼らは声を荒げた。

「ゴォォォォァァァァッ!!」

そして、ボスゴドラが響かせたその咆哮は、聞いた者の鼓膜に雷のような衝撃を突き刺す。

ボスゴドラの剣幕は凄まじい。

彼が今行っているのは、またしても"行進"である。

だがその迫力は、先程の比ではない。

ボスゴドラは行進すると同時に、押している。

ゲッコウガの"ハイドロポンプ"を。

岩をも砕く程の威力を持つハズのそれを、"アイアンヘッド"で。

その水圧は、彼の鋼を打ち砕けない。

(……そうか)

と、ここでカルムはあることに気付く。
 ▼ 22 mTQB7XkZdk 17/08/17 03:46:21 ID:cca619tc [2/3] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
(あの子は、決して火力を底上げするためだけに"こうげき"を上げたんじゃない)

(同時に、"相殺する力"を高める目的もあったんだ)

(あと、相殺する際にあの鈍足は恐らく枷にはなっていない)

(寧ろあの鈍足のおかげで踏ん張る力が上昇し、後押しになってるまであるかもな……)

"相殺する力"を高める。

即ちアイリスの狙いは、パワーでゲッコウガに勝ることだった。

どの道あの足では、ゲッコウガの迅速に繰り出される技の数々を避けることなど到底できない。

だが、だからと言って来る技を全て受けていたら当然負けてしまう。

ならばどうするか。

そう考えた時、アイリスはこの決断を下した。

動きで回避できないなら、圧倒的な力で捩じ伏せれば良い。

要はダメージさえ最小限に抑えられれば、それで。

(厄介だな、やっぱ……)

なかなかどうして、一筋縄ではいかない。

特殊攻撃のエキスパートであるゲッコウガを繰り出したことで一気に形勢を逆転できるとばかり思っていたカルム。
 ▼ 23 mTQB7XkZdk 17/08/17 03:48:09 ID:cca619tc [3/3] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
しかし現実は、その思惑とは裏腹であった。

こちらが対策を講じれば、それに呼応するようにして相手も更に対策を重ねてくる。

イタチごっことも言えるような戦況がこのまま延々と続くのは正直言って厳しい。

ゲッコウガは火力こそ凄まじいが耐久はそれほどでもないので、何とかして短期決戦に持ち込まねばボスゴドラより先にバテてしまう可能性がある。

カルムの腕が試されるところだ。

…………

……

「……タブンネ、"かみなり"!」

「タブゥ!」

タブンネが落とす無数の黄色い電光は、ガラス面に直撃すると今度は衝撃波となりて全体に広がる。

もしアレに触れれば、感電は免れないだろう。

更にここは、まるで"平坦"のお手本のような、そんな極めてフラットなバトルフィールドなため、その電気の衝撃波は端という端まで満遍なく行き届く。

厄介なことこの上無しだ。

「フィオッ!フィィッ」

レッドのエーフィは、既にそれらを避けるだけで精一杯のようである。
 ▼ 24 パルダス@ぼうごパッド 17/08/17 08:25:48 ID:sAdrnESw NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 25 ィ@クサZ 17/08/18 16:25:23 ID:LN4lXRhE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援す
 ▼ 26 mTQB7XkZdk 17/08/19 01:44:03 ID:xhMmceNo [1/3] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
だがそんな中でもレッドは、攻撃することを諦めなかった。

「くっ……エーフィ、避けつつ"サイコキネシス"で攻めていけ!」

「フィオッ!」

回避の合間合間に、攻撃の指令を挿入していく。

だが、タブンネはその余地すら与えてくれない。

「タブゥッ!」

間髪入れずに次なる電撃を放つ。

「フィッ……!?」

攻撃しようとしたエーフィだったが、その雷が身を掠めた時、その意志は途切れてしまった。

「エーフィ!……」

「……だけど、良く耐えてくれた!」

「フィオ?」

突然自分を誉めた主に、エーフィはハテと首を傾げる。

「"かみなり"はそう何度も連発できる技じゃない」

「もうそろそろ"PP"が尽きてきた頃だろう」
 ▼ 27 mTQB7XkZdk 17/08/19 01:44:56 ID:xhMmceNo [2/3] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
「彼は"かみなり"の出力を節約することで連射を可能にしていたみたいだけど……それも限界のハズだ」

"かみなり"は高威力の"でんき"技である反面、技を発動する際に消費する"PP"の最大値が他の技と比べ極端に少ない。

一度のバトルで撃てる回数はかなり限られている。

レッドの分析によると、Nはそのデメリットを技の省エネに努めることで抑えていたようだが……。

「……見破られたか」

「タブゥ」

その思惑も、そして"かみなり"の限界が近いことも、どうやら図星だったらしい。

(出来ればこれを使い切る前に仕留めたかったが……思った以上にすばしっこい)

(……ならば)

Nが何かを企む一方で、レッドはこの好機を逃さない。

「エーフィ、タブンネに"サイコキネシス"!」

「フィォォッ!!」

すかさず、強力な念力の波動を放った。

「タブッ……!?」

そして"サイコキネシス"は、タブンネに見事命中する。
 ▼ 28 mTQB7XkZdk 17/08/19 01:46:22 ID:xhMmceNo [3/3] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
タブンネはサイコパワーによって身動きを封じられた。

「よし!」

先程まで防戦一方だった分、ようやく敵を捉えることができた嬉しさはひとしおというもの。

レッドはガッツポーズで喜びを露にする。

「そのまま持ち上げて、突き落とせ!」

「フィオッ!」

と、エーフィは念力で捕縛したタブンネを操り、まずは空中へと誘う。

「タブゥ……ッ」

為されるがまま、タブンネは連れていかれる。

そして、彼女が十分な高さに達したのを見計らうと……。

「フィオッ!」

エーフィはそこから一気に念力を解き放ち、スナップをかけてタブンネを野球のピッチングの如く投げた。

「タブンネ!」

Nの叫びが響く間に、タブンネは急スピードにて落下を終えてガラス面へ激突。

「タブッ……!?」
 ▼ 29 ンドパン@カードキー 17/08/19 08:41:13 ID:ZCBgJW1Q NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 30 mTQB7XkZdk 17/08/20 01:08:42 ID:47BdhiIk [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
強い衝撃を受け、タブンネはダメージを負った。

「タ……ブゥ!」

しかしタブンネはその痛みに耐え、何とか身を起こし、戦う意志を周囲に見せつける。

例え念力で体の自由を奪われ、地に叩きつけられようとも。

彼女は、心に宿りし翼で逞しく羽ばたき、見事な戦線復帰をしてみせた。

彼女が破れれば、Nにはもう出せるポケモンが居ない。

だからこそ、タブンネにはとてつもない重責が課せられているといえよう。

だがそれは決して、彼女の身を縛るしがらみとはなっていない。

寧ろ、彼女が更に強くなるために後押しをする追い風となっている。

トレーナーの最後の希望になれることは、このタブンネにとってはとても誉れ高きことだった。

これまで"狩猟対象"としか見られなかったタブンネに、優しく手を伸ばしたN。

自らを認めてくれたこの人に、決して苦汁を舐めさせはしない。

戦いの中で、その決意は更なる成長を果たす。

悠々と浮かぶ雲の海、その中心でタブンネは叫んだ。

「タブゥゥゥゥッ!!」
 ▼ 31 mTQB7XkZdk 17/08/20 01:09:13 ID:47BdhiIk [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
この声は、反撃の狼煙と同義である。

「タブンネ……!」

Nは彼女のあの様子を見て、確信した。

今のタブンネの士気は、最高潮であると。

そして今なら……負ける気がしない、と。

「……よし」

「ならばタブンネ、"マジカルシャイン"!」

「タブゥ!!」

純白の闘気を高め、タブンネは極限の光を己の体から解放した。

瞬間、辺りは白き妖精の光輝に包まれる。

「フィオ!?」

"マジカルシャイン"を食らった者の魂は浄化される。

その際、より邪気が多ければ多い程、伴うダメージはデカくなる。

だが邪気と言っても、それがあるからと言って決してその者が悪であるとは限らない。

生きとし生ける者全員が生まれながらに持つ、感情を持つ生物が故の邪気……それを祓うのだ。
 ▼ 32 mTQB7XkZdk 17/08/20 01:11:44 ID:47BdhiIk [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
「フィォォォッ……」

"マジカルシャイン"は全体に効果が及ぶ技。

よってエーフィだけでなくゲッコウガにも、この浄化の光は差す。

「ゲロッ!」

だが、光あればこその影と人は言う。

影に潜む者たるゲッコウガは光の襲来を察知すると刹那、自発的に身を隠し逃れようとした。

しかし……。

「ゲロッ……!?」

このまっ平らな戦場に、ゲッコウガの盾となってくれそうな影……を生み出す障害物は無かった。

「ゲロォォォッ」

あえなくゲッコウガもまた、この光の餌食となる。

そしてその瞬間は、ゲッコウガの確かな隙となった。

「今よボスゴドラ、"もろはのずつき"!!」

「ゴォォッ!!」

レッド達を照らしつける破邪の瞬きの中、鋼の怪物は岩を纏って突進する。
 ▼ 33 ニゴーリ@そうこのカギ 17/08/20 06:35:56 ID:UbxrCKi2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 34 mTQB7XkZdk 17/08/21 01:30:41 ID:q4evnsd. [1/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
「ゲロッ……!!」

"マジカルシャイン"に目を眩まされたゲッコウガは、その攻撃を前にして避けるなどの防御行動を取れないでいた。

動きたいのは山々なのだが、今は技による衝撃を受けているせいで体が言うことを聞いてくれない。

ただひたすら、ボスゴドラが打ち鳴らす力強い足音に耳を震わせるのみだった。

今にもガラス面が割れそうな程の震動が、彼らの足元を伝っている。

「ゴォォッ!!」

ボスゴドラの重量級たる体躯から放たれたその一撃は、やがて射程距離に突入すると_____

「……ゲロォォッ!!?」

_____ゲッコウガを、あたかも車で人を轢くかのようにして……穿ったのだった。

「ゲッコウガッ!!」

まさに痛恨の一撃。

ゲッコウガは、後方へ大きく吹っ飛ばされてしまう。

(まずい!このままだと場外に……!)

と、カルムはゲッコウガの絶体絶命を目の当たりにし、すぐそこまで迫って来ている"敗北"の二文字を脳裏に過らせる。

だが。
 ▼ 35 mTQB7XkZdk 17/08/21 01:43:16 ID:q4evnsd. [2/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
「ゲロォォォ……ッ!!」

ガラス面へと打ちつけられるようにして豪快に落下したゲッコウガは、その後も転がっていったものの……。

……摩擦により何とかブレーキが効いて、幸いにもギリギリのところで止まることができた。

後少し落下が遅かったら、そのブレーキも間に合わなかっただろう。

「ほっ……」

即リタイアという最悪な事態を免れたことで、一先ずカルムは安心する。

だが、胸を撫で下ろすのも束の間。

時間は容赦なく、ポケモン達を戦地へと駆り立てる。

「運が良かったわね……でも、もう一度食らわせてあげる!」

「ボスゴドラ、"ストーンエッジ"!」

「ゴォッ!!」

崖っぷちのゲッコウガに追い討ちをかけるべく、アイリスが仕掛けてきた。

ボスゴドラは石をどこからともなく出現させると、それらを研磨して徐々に鋭利な武器へと変えていく。

そして次の瞬間、その石の刃……"ストーンエッジ"を、ゲッコウガ目掛けて飛ばした。

「ゲッコウガ、立てるか!?」
 ▼ 36 mTQB7XkZdk 17/08/21 01:53:57 ID:q4evnsd. [3/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
「ゲロッ!」

カルムの声を聞き、ゲッコウガは立ち上がる。

「よし、なら"みずしゅりけん"で応戦するんだ!」

「ゲロォゥ!」

ゲッコウガは、自らが生み出した水を瞬時に手裏剣の形に変形させ、投擲武器として投げつけて"ストーンエッジ"を迎え撃つ。

彼の狙いは的確だった。

手裏剣の一つ一つが、無駄なく石を破砕していく。

そしてついに、最後の石までもが粉微塵に砕け散った。

ゲッコウガは運を味方につけたのち、巧みな技で敵の急襲を防ぎ切ったのである。

ならば、次に起こすべきは"反撃"だ。

この機を逃さず、カルムは声をあげる。

「ゲッコウガ、"シャドーボール"!」

「ゲロッ!」

ゲッコウガの放つ次なる一撃は、影の弾丸・"シャドーボール"。

掌を合わせ力を集約し、暗黒のエネルギーを生成、そしてそれを一気に凝縮する。
 ▼ 37 ングース@ザロクのみ 17/08/21 02:04:05 ID:3uqQRbC6 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ケッコウがってシャドボ覚えるっけ?
 ▼ 38 mTQB7XkZdk 17/08/21 02:17:49 ID:q4evnsd. [4/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>37
すいません覚えませんでした。ミスです。

設定ガバガバなの本当申し訳無いです……。
 ▼ 39 イケンキ@ミストシード 17/08/21 02:22:42 ID:3uqQRbC6 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>38
大丈夫っす!誰にでもミスはありますし。
それにこのss最初からずっとリアルタイムで読ませていただいてます、
完結まで頑張ってください!ゼンリョクで応援してます!
 ▼ 40 クライ@うみなりのスズ 17/08/21 09:29:11 ID:xKsqjam. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 41 ジーロン@おまもりこばん 17/08/21 21:44:38 ID:KuEwyQoU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 42 mTQB7XkZdk 17/08/22 03:24:32 ID:uh3.W7pI [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
※ゲッコウガの「シャドーボール」は、「かげぶんしん」に置き換えます。

「ゲッコウガ、"かげぶんしん"!」

「ゲロッ!!」

白き大海を背にするゲッコウガは、印を結ぶと刹那、突如として"煙"に包まれた。

もくもくと立ち込めるその煙はやがて、空に吸い込まれるようにして姿をゆっくり消していく。

しかし、その晴れ渡った先に彼の忍者は居なかった。

「……!」

ふとアイリスは、複数の気配を感じて上空を見上げる。

視界に広がっている雲は、あたかも峰のような形を成していた。

が、そんな壮大な景色にポツポツと点在せし影がある。

「ゲロッ!」

「ゲロゲロッ!」

「ゲロォォッ!!」

ゲッコウガだ。

それも大勢。
 ▼ 43 mTQB7XkZdk 17/08/22 03:34:40 ID:uh3.W7pI [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
これこそ、数多の忍者の物語にて幾度となく登場する伝説の大忍術……"かげぶんしん"だ。

この複数のゲッコウガの正体は、彼が高速に移動することで発生している"残像"である。

特定のポイントを目にも止まらぬ速度で往来しつつ敵との距離を詰めるその技は、忍術の王道にして最高クラスの難度を誇る。

「ゴォッ!?」

突然出現した無数の影。

それに惑わされたボスゴドラは、無意識の内にゲッコウガを目で追おうとしてしまう。

だが、そこが彼の命取りだった。

極限にまで俊敏さを洗練したこの神業は、初見では絶対に見破れない。

まして、自分自身がかなりの鈍足のボスゴドラならなおのことである。

これを追随しようとするのはまさに愚の骨頂だ。

暗愚な策は隙と化し、こちらに付け入る隙を与えてくれる。

「今だ、ゲッコウガ!」

「"ハイドロポンプ"!」

「ゲロゲロッ!」

今や大軍となったゲッコウガ達。
 ▼ 44 mTQB7XkZdk 17/08/22 03:55:42 ID:uh3.W7pI [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
彼らはそれぞれ精神を統一し、技を発動するにあたって"気"を高めていく。

徐々に彼らの周りに、どこからともなく水流が呼び寄せられていった。

響くせせらぎが何とも心地良い。

「ゲロォォォッ」

彼ら一匹一匹が放つ"ハイドロポンプ"は、若干威力が分散されるために通常より弱まってしまうだろう。

だがその代わり、全ての"ハイドロポンプ"が直撃した暁には、普通に当てていてはあり得ない程の極大ダメージを叩き出してくれる。

その大技は、この機を以て放たれる。

「やれッ!」

「ゲロッ!」

「ゲロゲロッ!」

大空から放たれた水の砲撃。

響き渡る掛け声は、まさに童謡の"カエルのうた"が如しだった。

彼らの合唱は共鳴し、音色豊かなハーモニーを奏でて圧倒的水圧の激流と共に驀進する。

「ゴォッ____」

これまでの一直線の攻撃だったら、ボスゴドラは押し返すことができた。

だが、この多方面からの攻撃は、もはや鈍足な彼では防ぎようがない。
 ▼ 45 アルヒー@リピートボール 17/08/22 08:08:52 ID:WYgpkrww NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
なるほど…
支援
 ▼ 46 mTQB7XkZdk 17/08/23 02:41:36 ID:W1Jg9y8I [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
複数の水色の線が、その点で交わる。

「____ゴォォォァッ!!?」

鮮烈な"ハイドロポンプ"の集中攻撃が、ボスゴドラに見事命中した。

しかも、全弾である。

「ゴォォ……オオッ……」

鋼鉄の鎧は、無数の水砲によって貫かれた。

甚大なダメージを負ったボスゴドラは、もはや立てるだけの気力すら残っておらず、その場で崩れ落ちてしまう。

膝を地に着け、やがて彼は動かなくなった。

そして、彼の力を強めていた"メガシンカ"の能力変化も解ける。

「……」

沈黙する巨兵。

これ以上、ボスゴドラが戦闘を続行することは不可能のようだ。

「ボスゴドラ、戦闘不能!」

審判の判決が下されると、アイリスは……。

「……ありがとうボスゴドラ」
 ▼ 47 mTQB7XkZdk 17/08/23 02:52:14 ID:W1Jg9y8I [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
「貴方はよく頑張ったよっ」

「……」

……称賛の言葉をボスゴドラに贈り、彼をボールへと戻した。

その際、ふとボスゴドラは一瞬だけ見せる。

"無念"と言いたげに強張る、悲痛を訴えしその表情を……。

「……私も残り一匹、か」

「だったら……」

後がないイッシュチャンピオン、アイリス。

年端もいかぬ彼女の背には、イッシュの民の期待と希望という計り知れない重荷が乗っかっている。

だがアイリスは、それを苦とはしない。

常に明るく振る舞い、そして勇敢に立ち向かい、彼女はチャンピオンとしての責務と宿命を果たそうとしている。

責務とは、民の希望を叶えること。

宿命とは、強者と戦い続けること。

若さゆえ、彼女にはまだ"限界"なんてモノは存在していない。

だから彼女は、最強への階段をひたすらに駆け上がる。
 ▼ 48 mTQB7XkZdk 17/08/23 02:58:08 ID:W1Jg9y8I [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
決意が灯った。

アイリスの、美しき褐色の指先が一つのモンスターボールを取る。

その中に潜む者は、彼女の魂とも言える存在。

幼少期より共に過ごし、共に困難を乗り越えてきた唯一無二のパートナー。

「……行って!」

「"オノノクス"!」

彼はふたたび推参する。

「……オノォゥ!」

遥かなる永遠の絆を結んだ、この主のために。

黄金の鱗を纏い、顎に巨斧が如くの牙を携えて。

彼が戦場にもたらすは"戦慄"。

恐れ戦け、戦士達。

「オノォォォゥ!!」

その咆哮は、この場にいる全ての者を一瞬凍てつかせた。

 ▼ 49 シェード@むげんのふえ 17/08/23 22:48:21 ID:5vXHKDbA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
さすオノ
 ▼ 50 ングース@さざなみのおこう 17/08/24 06:31:01 ID:KJgLTBr6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 51 mTQB7XkZdk 17/08/25 03:04:17 ID:Awvftnr6 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
不屈の竜、オノノクスの登場。

ゲッコウガは束の間の休息を終わらせ、身構える。

「……このオノノクスは強敵だ」

「気を引き締めていくぞ」

「ゲロッ」

二人は互いに頷く。

昨日の戦いでダイゴのメガメタグロスを沈めたあの力は本物だ。

とてつもなく強大な力で来襲してくることは間違いない。

ボスゴドラを倒したからといって、まだまだ気は抜けないのである。

…………

……

「エーフィ、"めいそう"!」

「フィオ!」

一方、レッドはここで一旦積みに入る。

それまで続けていたタブンネへの攻撃を中止し、エーフィに"めいそう"をさせた。
 ▼ 52 mTQB7XkZdk 17/08/25 03:27:04 ID:Awvftnr6 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
「隙を見せたね」

「タブンネ、"れいとうビーム"!」

「タブッ!」

この瞬間を突き、Nが動く。

"かみなり"、"マジカルシャイン"と来て、タブンネ第三の技・"れいとうビーム"が発動した。

このタブンネは、タイプ的にかなり多様性に富んだ技構成であることが窺える。

「……タブゥッ!」

タブンネは掌を前に突き出し、魔力を込めて氷の光線を発射した。

白銀に輝きしそのレーザーは、"めいそう"中のエーフィ目掛けて一直線に大空を駆け抜ける。

だがこの時、攻撃を受ける側のレッドには余裕があった。

("めいそう"の効果でエーフィの"とくぼう"が上がり、タブンネの技の威力は軽減されるハズ)

(ダメージは手痛いが、同時に"とくこう"も上がるから倍にして返してやれば良い)

レッドの作戦は、"めいそう"のステータス上昇効果による恩恵がまず前提である。

つまり早い話、"めいそう"で火力と耐久を同時に上げて、多少ダメージを受けてしまっても構わず高い打点で相手を倒す……ということだ。

なので、タブンネの放つ"れいとうビーム"は、レッドからしてみれば謂わば一つの"代償"。

言い方次第では、勝利への過程とも。
 ▼ 53 ラードン@エレベータのキー 17/08/25 06:29:27 ID:Q0t95khQ NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 54 mTQB7XkZdk 17/08/26 03:22:57 ID:WL8d9H6M [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
「フィオッ……」

そして"れいとうビーム"は、ゾーンに入ろうとするエーフィを遮るかのようにして直撃。

だが、"めいそう"によって上昇した特殊防御力がここで活きて、そのダメージは軽減される。

レッドの思惑通りだ。

……そう。

ここまでは。

「……フィオッ?」

ふとエーフィは、自らの"足"に違和感を感じる。

足を動かそうとしても、動かせないのだ。

まるで何かに縛られているかのような感覚である。

エーフィは恐る恐る、自分の足元に目をやった。

するとそこには、なんと……"氷"があった。

「フィオッ!?」

そしてその氷は、みるみる内にエーフィの体を侵食して膨大していく。

あたかもガラスが砕け散るかのような音を立てながら、氷は最終的にエーフィの全身を覆ってしまった。

「フィ____」
 ▼ 55 mTQB7XkZdk 17/08/26 03:33:39 ID:WL8d9H6M [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
途切れた鳴き声。

エーフィの動きは、完全に停止したのだった。

状態異常の一つ……"こおり"である。

「しまった……エーフィ!」

哀れにもレッドはこの時、ツイていなかった。

"こおり"に限らず、技の追加効果による状態異常やステータス下降を受けてしまうというのは結構な不運。

技のダメージを負う上に更に追い討ちをかけるようにして何らかの自由を封じられるわけなのだから、発生するディスアドバンテージはとても侮れたモノではない。

そういった事象は時として、一つの試合の命運を分けることもある。

だが、エーフィとてタダでは転ばなかった。

「……タブッ!?」

ここでエーフィの特性・"シンクロ"が発動する。

この効果によりタブンネは、エーフィの"こおり"状態をコピーされてしまう。

「タブゥゥゥッ!」

一瞬にして氷像と化した天使。

水晶が如くの輝きを放ちながら、タブンネはエーフィからの報復を受けたのだった。
 ▼ 56 リゲイツ@グラウンドメモリ 17/08/26 05:48:27 ID:IDmQOffk NGネーム登録 NGID登録 報告
こおりはシンクロ適応されないぞ
 ▼ 57 ジュマル@サーナイトナイト 17/08/26 07:41:09 ID:KsfJiMjA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>56
初めて知った…

支援
 ▼ 58 クロム@リバティチケット 17/08/26 09:51:54 ID:ezd79NDc NGネーム登録 NGID登録 報告
適用された方がssとしておもしろい
支援
 ▼ 59 マゲロゲ@ふうせん 17/08/26 09:53:53 ID:cn8H91yI NGネーム登録 NGID登録 報告
それはあれだよ、レッドとエーフィの絆が可能にしたとかそういうので
 ▼ 60 タージャ@しろいビードロ 17/08/26 11:10:51 ID:dcJTyQts NGネーム登録 NGID登録 報告
適用されないっけ?
 ▼ 61 ジギガス@マスターボール 17/08/26 12:12:37 ID:fOREZ0y6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
てかまずやけど状態なのでは?
 ▼ 62 メール@こだわりスカーフ 17/08/26 14:05:23 ID:2GTPwnmk [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>61
火傷はゾロアークじゃね
 ▼ 63 ィ@ボイスチェッカー 17/08/26 14:06:33 ID:2GTPwnmk [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>62
ごめん間違えたエーフィが火傷ってことか
 ▼ 64 mTQB7XkZdk 17/08/27 03:18:54 ID:Qu1maJzU [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
シンクロの件並びに、元からやけど状態だったのを忘れてしまっていました……申し訳ありません。

タブンネがれいとうビームを撃った所から書き直します。
 ▼ 65 mTQB7XkZdk 17/08/27 03:38:55 ID:Qu1maJzU [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
タブンネの放った"れいとうビーム"が、エーフィに直撃する。

「フィオッ……!」

瞬間、エーフィの体は一気に冷え込み、凍り付きそうになってしまう。

だがその時、先程のゾロアークとの戦いで負っていた"やけど"が彼を守った。

未だエーフィの中で密かに燃えている小さな火が、外から流れ込んでくる冷気をはね除ける。

まさに怪我の功名。

「フィォォッ」

そして無事に"めいそう"を終えたエーフィは、卓越せし能力を手にする。

火力面でも、耐久面でも、今やメガシンカしたタブンネに引けを取らない。

「……」

Nにとって、ここでエーフィの能力値がタブンネのそれに追い付いてしまうというのは非常に難儀。

また、予想以上にエーフィが粘っていることも彼の不利を呼ぶ一因となっている。

おかげでタブンネの消耗は加速するばかり。

(……もう、タブンネではエーフィに太刀打ち出来ないかもしれない)

(ならばここは、彼女に任せるべきか……)
 ▼ 66 ョロモ@しんかいのウロコ 17/08/27 07:54:38 ID:PFd9JFFM NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 67 ロボーシ@こだいのきんか 17/08/27 11:46:23 ID:Ybj.03RE NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 68 コザル@まがったスプーン 17/08/27 11:47:14 ID:paXuYit6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
その場その場で書いてるよね
 ▼ 69 mTQB7XkZdk 17/08/28 03:29:30 ID:rH1yGkL6 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
「アイリス!」

Nにとってタブンネは、この後の戦いにおいて必要不可欠な存在。

それを、相手の先鋒によって早々に倒されるわけにはいかない。

そこでNは、パートナーであるアイリスに頼った。

「!」

「……おっけー!」

自分の名を呼ぶNのその一声で、アイリスは彼の要求の全てを察する。

なぜならアイリスもまた、自らが相対するゲッコウガに手をこまねいていた所だったから。

故に今こそ、互いの標的を交換するとき。

「タブンネ、"マジカルシャイン"!」

「ボスゴドラ、エーフィに"もろはのずつき"!」

二人の指示が交差する。

「タブッ!」

タブンネは、妖精の聖なる光を。

「ゴオッ!」

ボスゴドラは、身を捨てた岩石の突進を。
 ▼ 70 mTQB7XkZdk 17/08/28 03:46:20 ID:rH1yGkL6 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
それぞれ、照準を変えて解き放った。

「!」

ボスゴドラが、レッドのエーフィのもとへ猛進を始める。

だが、決して避けられない速度ではない。

この二人の突然の指示により多少面食らったものの、レッドとエーフィにはこれに対応するだけの余力がまだ残されている。

レッドは落ち着いて対処した。

「"サイコキネシス"で対抗しろ!」

「フィォ!」

それは、この地点で最善と言える指令だった。

……だが、ベストを尽くしたからといって常に状況が好転するとは限らない。

時には、どう策を講じても免れることのできない窮地というものがある。

「……フィッ!?」

たった今雲海を照らしたこの極光こそが、まさにそれだった。

タブンネの放った"マジカルシャイン"である。

白き閃光の衝撃が、エーフィとゲッコウガの次の行動、そして思考を遮る。

両者は共に揃って目が眩んでしまい、身動きが取れなくなってしまった。
 ▼ 71 ルリル@ヘビーボール 17/08/28 07:28:47 ID:1/rqiYn2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 72 リープ@ぼんぐりケース 17/08/28 07:39:52 ID:9qP5g1T. NGネーム登録 NGID登録 報告
オノノクスー支援
 ▼ 73 グザグマ@ぎんのおうかん 17/08/28 07:41:11 ID:GBSzipAM NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ボスゴドラなの?
 ▼ 74 ロモリ@クロスメール 17/08/28 17:03:46 ID:2gr3MKLo NGネーム登録 NGID登録 報告
オノノー
 ▼ 75 リーザー@むしのジュエル 17/08/28 23:10:16 ID:dGV0rN6o NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
少し休んだ方が良いんじゃないか?
 ▼ 76 レセリア@ふっかつそう 17/08/30 22:16:02 ID:mcCjPdLY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
1週間くらい休んでみたらどうですか?
ミスも目立つし疲れもあると思いますよ!
 ▼ 77 ダイトス@ウルトラボール 17/09/03 09:28:53 ID:a91X04Sw NGネーム登録 NGID登録 報告
上げつつ待ってますよ
 ▼ 78 ーリキー@ロックメモリ 17/09/03 11:40:32 ID:/DtTU70s NGネーム登録 NGID登録 報告
ミスヘの対応が素晴らしい

2日かけて追い付いた
 ▼ 79 mTQB7XkZdk 17/09/07 23:56:06 ID:Bcx6.ZuE NGネーム登録 NGID登録 報告
長期間にわたり更新を止めていて申し訳ありません。

ご指摘通り、かなりミスが目立つようになってしまいましたので、物語が完結するまで書き溜めることにしました。

時間がかかると思いますが、待っていただけると嬉しいです。

どうか、お願いします。
 ▼ 80 トム@たまむしプレート 17/09/07 23:59:14 ID:TRF65laY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
頑張れ、支援
 ▼ 81 レシー@ありふれたいし 17/09/08 07:08:34 ID:/aMp1zbE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 82 マシュン@たいようのふえ 17/09/08 11:12:49 ID:wRQYoQqA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
頑張って 楽しみにしてます
 ▼ 83 ンパッパ@ポイズンメモリ 17/09/09 21:23:44 ID:r2erXmIU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 84 レセリア@アンノーンノート 17/09/14 21:02:43 ID:GRDEsbcw NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
しえぬ
 ▼ 85 Alt◆1cA0V6snZw 17/09/16 23:31:18 ID:iP9WHaH2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
保守
 ▼ 86 ンドラー@ヨプのみ 17/09/21 21:59:46 ID:Pbu4W6VI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
保守
 ▼ 87 ジロン@カビゴンZ 17/09/22 14:02:16 ID:ZLz5TZA2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援ネ
 ▼ 88 ガバシャーモ@ぎんのこな 17/09/23 23:58:13 ID:kFfWxdoc NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
しーえん
 ▼ 89 ャランゴ@くろいメガネ 17/09/24 00:00:14 ID:kBdc1OjE NGネーム登録 NGID登録 報告
この人前にも一度一ヶ月くらい居なくなってたし待ってる
 ▼ 90 ウオウ@カイロスナイト 17/09/25 06:55:56 ID:8S1L9upk NGネーム登録 NGID登録 報告
定期あげ
 ▼ 91 mTQB7XkZdk 17/09/26 10:59:55 ID:/qRynmkY [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
お久しぶりです。

この度、今使ってるスマホを替えることにしたので、データを消す前に今日まで書いてきた分を一旦投稿することにしました。

まだそれほど文章の見直しをしてないまま投下するので色々とおかしい部分があると思いますが、温かい目で見てくれると嬉しいです。
 ▼ 92 mTQB7XkZdk 17/09/26 11:00:45 ID:/qRynmkY [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
「オノノクス、エーフィに"ドラゴンクロー"!」

「タブンネ、"マジカルシャイン"!」

「オノッ!」

「タブッ!」

二人の指示と二匹の攻撃が、交差する。

「!」

レッドとカルムは、イッシュ代表コンビが互いに攻撃の照準を入れ替えたことに多少面食らったものの。

「させるな、エーフィ!」

「ゲッコウガ、ヤツを逃すな!」

「フィオッ!」

「ゲロッ!」

そうはさせまいと、すぐに対抗策を繰り出した。

エーフィとゲッコウガは駆け出し、それぞれタブンネ、またはオノノクスのもとへと向かっていく。

だが。
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