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【スワップSS】ピカチュウ「僕の一日」

 ▼ 1 q4A5a/3QIw 17/10/14 19:03:33 ID:iByhUtmQ [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
チュンチュン……

ピカチュウ「……ん」パチッ

ピカチュウ「ふわぁ〜」ノビーッ

ピカチュウ「よーし、今日も一日頑張ろう!」


僕はピカチュウ。

この森で、のんびり暮らしてる普通のピカチュウだ。


……お腹がすいた。きのみでも取りに行こう。


トコトコ

ピカチュウ「……よいしょっと」モギッ

ピカチュウ「モグモグ……うん、やっぱりモモンのみはサイコー!」


そう。今日もいつもと変わらない普通の一日。

何の変哲もないただの一日。


……になると思っていた。
 ▼ 2 q4A5a/3QIw 17/10/14 19:05:43 ID:iByhUtmQ [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
このSSはスワップSS祭(http://pokemonbbs.com/post/read.cgi?no=690223)に参加しています
 ▼ 3 q4A5a/3QIw 17/10/14 19:13:27 ID:iByhUtmQ [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
続きは他の方に書いてもらいます
 ▼ 4 マコブシ化粧品◆aDRuGd/3Lw 17/10/22 10:40:38 ID:ySzNxRLw [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
抽選の結果自分が書くことになりました
頑張ってまいります
 ▼ 5 マコブシ化粧品◆aDRuGd/3Lw 17/10/22 12:38:25 ID:ySzNxRLw [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ピカチュウ「はぁー、おいしかった」

ピカチュウ「よいしょ……他のきのみももっと探そう」

森の中をのんびりと歩いていく。

ミミロル「あっ、ピカチュウ! おはよー!」

ピカチュウ「おはよう、ミミロル!」

パチリス「おっはよ! きのみあたしにもちょうだい!」

ピカチュウ「ほら! 投げるよっ!」ポイッ

パチリス「わぁーい! ありがとー!!」

森の中には友達がいっぱいだ。 今日もみんなとあいさつを交わす。

ミジュマル「おはよう。 今日も元気だね」

ピカチュウ「あ、ミジュマル! おはよう!」

僕の親友のミジュマルだ?眠そうに目をこすっている。

ミジュマル「きみのこと事だし、いつも通りきのみ探しでしょ?」

ピカチュウ「うん。 よく分かったね」

ミジュマル「いつも見てるしね。 僕も一緒に行っていいかな?」

ピカチュウ「もちろん!」

2匹で森の奥へ歩く。
 ▼ 6 マコブシ化粧品◆aDRuGd/3Lw 17/10/22 13:40:10 ID:ubvU0yO6 NGネーム登録 NGID登録 報告
所々に落ちてるきのみを拾い上げ、半分こにして食べる。
森の奥にはきのみがたくさん落ちててみんなのきのみ集めの場になっている所がある。

ピカチュウ「今日はどのくらいポケモンが集まってるかなー?」

ミジュマル「さぁ……でも、ゴンベは絶対いるだろうね」

ピカチュウ「あー……まぁ間違いなくいるよね」

ミジュマル「きのみ全部食べてなきゃいいんだけど……」

くだらない談話をしながら森の奥へ。
こミジュマルと話すのはやっぱり楽しい。
 ▼ 7 マコブシ化粧品◆aDRuGd/3Lw 17/10/22 17:50:42 ID:xm7zGtE6 NGネーム登録 NGID登録 報告
そうして話しをしているうちに森の奥についた。
この場所には、不思議な事にあらゆる種類のきのみを実らせる大きな大きな大木がある。

ピカチュウ「わぁ! いつもよりポケモンがたくさん来てるね!」

ミジュマル「早くしないと。 君の大好物が取られちゃうよ」

ピカチュウ「言われなくても!」

そこからはポケモン達ときのみの争奪戦だ。
相手をちょっと弱い電撃で痺れさせたり。
足の素早いポケモンに奪われたり。
今日はミジュマルも手伝ってくれたからか、いつもより多めにきのみをゲットできた。

そして……

ピカチュウ「あっ!あそこに金のズリのみ!」

とっても珍しい金色のきのみをこんなに簡単にゲット……

ヤンチャム・ピカチュウ「「あっ……」」

できなかった。
 ▼ 8 q4A5a/3QIw 17/10/22 23:20:44 ID:ZNRitHLQ NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援です
頑張ってください!
 ▼ 9 マコブシ化粧品◆aDRuGd/3Lw 17/10/24 17:44:52 ID:ojAuhBHE [1/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
ヤンチャム「ピ、ピカチュウ!?」

ピカチュウ「お、おはようヤンチャム」

気まずい。 僕はどうにか作り笑顔でごまかそうとするが、相手はそれどころじゃなさそうだ。

ヤンチャム「お、おいピカチュウ! その手をどけろよ!」

ピカチュウ「や、やだよ。 僕が最初に見つけたんだもん」

ヤンチャム「いーや! オレが最初に見つけたね!」

これじゃラチがあかない。 ヤンチャムも僕も、どうしてもきのみを手に入れたい。

ミジュマル「ピカチュウ、何か見つかっ……あ、ヤンチャムだ」

そこへミジュマルもやってくる。 彼は僕らのポーズと表情から今の状況を察したようだ。
 ▼ 10 マコブシ化粧品◆aDRuGd/3Lw 17/10/24 17:55:59 ID:ojAuhBHE [2/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
ミジュマル「えっと……僕はこの場合どういう立場になればいいのかな?」

ヤンチャム「審判しろ! このきのみがどっちの物か、今からバトルで決める!!」

突然のバトル宣言。 今はまだご飯をちゃんと食べていないし、力も出せない。 しかし、断ろうしたら、ヤンチャムの発したバトルという言葉に反応したポケモン達が近寄ってきた。

「お? なんだ、バトルか?」 「あ、あれピカチュウじゃん!」 「今からヤンチャムとバトルすんだと」 「なんで?」 「金のズリのみだ」

ミジュマル「えっ……えっ……ち、ちょっと……この場合もっとどうすればいいんだろ……」

ヤンチャム「この場合でも審判だ!!」

……もうこうなったら交渉の余地は無い。 逃げ場も無くなった今、きのみを手に入れるという決意の元、強い闘志が湧いてきた。

ピカチュウ「いいよ! バトルだ!!」

ヤンチャム「そうこなくっちゃ!!」
 ▼ 11 マコブシ化粧品◆aDRuGd/3Lw 17/10/24 18:05:09 ID:ojAuhBHE [3/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
ミジュマル「えっと……ルールは……説明しなくていいよね」

ヤンチャム「審判なんだからちゃんと言えよ……」

ミジュマル「はいはい。 ルールは、どちらかが降参、もしくは戦闘不能になった時点でバトル終了! アイテムは使ってもいいけど、一個だけだよー」

ヤンチャム「よし!」

ピカチュウ(勝てるかな……)

ヤンチャムは喧嘩っ早い性格で、バトルにはすごく強い。 僕に勝てるのかな……

「頑張れピカチュウ!!」 「やっちゃえヤンチャムー!!」 「ピカチュウなんかに負けるなーー!!」 「ヤンチャムをやっつけちゃえーー!!」

お互いへの声援が飛んでくる。ヤンチャムは余裕そうに手を振っているけど、僕にはそんな余裕無い。

ミジュマル「それじゃーいくよ……」

ミジュマル「バトル……開始っ!」
 ▼ 12 マコブシ化粧品◆aDRuGd/3Lw 17/10/24 18:16:47 ID:ojAuhBHE [4/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
ミジュマルがそう言い終わるとほぼ同時に、ヤンチャムが飛びかかってきた!
突然だったのでびっくりしたけど、間一髪で回避できた。

ヤンチャム「えっ……オレの不意打ち攻撃を避けただと……!?」

ピカチュウ「あ、危なかった……!」

ヤンチャムは大体、序盤のうちに自分に有利な戦況を作り出し、反撃のスキを与えずに畳み掛ける。 今のを食らっていたら危なかったかもしれない……
みんなが少し盛り上がりを見せる。

「すげー!」 「あのヤンチャムの特攻をかわすなんて!」 「いじわるヤンチャムやっつけろーー!!」

ヤンチャム「ふ、フン!偶然避けただけだ!」

ヤンチャムはより一層強い顔でこっちを見つめてくる。 その剣幕に、思わず後ずさりしてしまった。
 ▼ 13 マコブシ化粧品◆aDRuGd/3Lw 17/10/26 00:11:36 ID:k2nLVEv2 NGネーム登録 NGID登録 報告
ヤンチャム「うりゃあ!!」バッ

なんと、ヤンチャムは突然飛びかかってきた! スピード全開で容赦なく向かってくる!

ピカチュウ「わ、わあぁ!」ヘナッ

僕は怖さで腰を抜かし、その場に尻もちをついてしまった。 ダメだ! 避けれない……


……と思ったら。

僕が体制を低くしてしまったからか、ヤンチャムは僕の頭上を通り過ぎた。

ヤンチャム「えっ? お、おいっ!? 何避けて……うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!ー」ズシャ-

 ▼ 14 マコブシ化粧品◆aDRuGd/3Lw 17/10/26 07:40:09 ID:6PFsGDts [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
ズザザザザザザザッ!!

痛々しい音とヤンチャムの声にならない叫びが聞こえる。思わず目を瞑ってしまった。

……しばらくして音が消えたのでヤンチャムを見ると、地面にうつ伏せで倒れていた。
ヤンチャムの顔と同じ幅に地面がえぐれている。 どうやら顔面から地面に激突したようだ。
流石にこれには同情した。

周りのポケモンもポカンとしていると、ミジュマルがカウントを始めた。

ミジュマル「いーち、にーぃ、さーん、……」

10までにヤンチャムが起き上がらなかったら僕の勝ち。 ドキドキしながら見守っていると……

「お、おお?」 「すっげーー!! あんなことになっても立ち上がるなんて!!」

ヤンチャムが起き上がった。 そして、ヤンチャムに大丈夫?と呼びかけようとした。が……

彼は凄く怖い顔で睨みつけてきた。
 ▼ 15 マコブシ化粧品◆aDRuGd/3Lw 17/10/26 08:00:16 ID:6PFsGDts [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
ピカチュウ「っ!?」ゾッ

ヤンチャム「こんの野郎……!! よくもオレの攻撃を避けやがったな……!!」

ピカチュウ「そ、そんな事言ったって……」

八つ当たりにも程がある。

ヤンチャム「お前が避けなきゃオレはこんな痛い思いしないですんだんだよ!!」

ピカチュウ「そ、そんな……」

ヤンチャム「絶対ゆるさねぇ……! ボッコボコにしてやる!!」

ヤンチャムの気迫がより一層増した気がする。
 ▼ 16 マコブシ化粧品◆aDRuGd/3Lw 17/10/26 23:55:59 ID:6PFsGDts [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
周りから「ダッセーー!!」という声が聞こえてきた。 するとヤンチャムは恐ろしい形相でその方向を睨みつけた。
ヤンチャムを煽っていたポケモン達が黙り込む。

僕がその様子を見つめていると、急にヤンチャムはこちらに向き直り、地面に拳を叩きつけた!

ヤンチャム「さぁっ!!!」ドゴォッ

ピカチュウ「!?」

すると、ヤンチャムが叩いた場所から大きな岩が出現した。 岩は連鎖的に次から次へと現れ、こっちに向かってくる……!

まずい! ストーンエッジだ! 僕が避けようとして横に動くと……

ヤンチャム「隙ありだ! きあいだま!!」シュバッ

ピカチュウ「えっ……うわぁぁっ!!」ドガッ

どうやらストーンエッジはただのおとりだったようだ。ヤンチャムの狙いは最初からきあいだまの方で、僕が避けようとするタイミングを見計らっていたようだ。
 ▼ 17 マコブシ化粧品◆aDRuGd/3Lw 17/10/27 00:03:54 ID:6uQWE1fc [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ピカチュウ「ぁぐっ!!」

モロにきあいだまの直撃を受けた僕は軽く吹き飛び、地面に強く叩きつけられた。

ピカチュウ「い、いててて……」ムケリ

ヤンチャム「……」ギュィィィィ

なんと、僕が起き上がった時には既にもう一度きあいだまを撃つ準備が終わっていた。
まずい、対応出来ない……それに体力ももう……

ヤンチャム「これで……終わりだぁっ!!」ドギュン

ピカチュウ「あ、あわわっ……わぁっ!?」スッテ-ン

何かが足に絡まった……? それに足を取られ、僕は転んでしまった。
ところが幸運なことに、転んで体制が低くなったので、きあいだまはまるでさっきのヤンチャムの様に僕の頭上を通り過ぎていった。

ヤンチャム「くそっ……オレの攻撃が二度も同じ避けられ方されるなんて……」

ピカチュウ「……両方とも偶然だけどね」

ヤンチャム「……何が偶然だぁっ!!」

余計に怒り始めた……
 ▼ 18 マコブシ化粧品◆aDRuGd/3Lw 17/10/27 00:19:55 ID:6uQWE1fc [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
「うわぁっ! 流れ弾が来るぞっ!」「逃げろ逃げろー!」 「わ、わあぁ!」

僕らを取り囲んで観戦していたポケモン達が散り散りに逃げる。 きあいだまが飛んでいく方向にぽっかり穴が空いたみたいだ。

そしてその穴を通ってきあいだまは飛んでいき……

ピカチュウ「あっ! カビゴン! 危ない、避けてっ!!」

きあいだまは大木にもたれかかる様にして眠るカビゴンに向かっている。
四六時中あそこで眠っていたため、全くいることに気づかなかった……

……が。
このカビゴン、実は大きさが普通のカビゴンよりも一回り大きいのである。 その分……他のカビゴンより太っている。 だから他のカビゴンより柔らかいわけで……

カビゴン「……」ポヨン

なんと、カビゴンのお腹に当たったきあいだまは、物凄い勢いで跳ね返り再びこっちに飛んできた。

……撃った本人に向かって。
 ▼ 19 マコブシ化粧品◆aDRuGd/3Lw 17/10/27 17:58:42 ID:k7j8PeKI [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ピカチュウ「!?」

きあいだまが再び僕の頭上を通過し、ヤンチャムに向かって飛んでいく。

ヤンチャム「えっ、ちょっ……え?」

ダァン!!

きあいだまに直撃し吹っ飛ぶヤンチャム。
僕は起き上がるのも忘れてその様子を見ていた。
そしてそのまま吹っ飛んだヤンチャムは……

なんと、自身が先程ストーンエッジで隆起させた岩に激突した。

ヤンチャム「っ〜〜〜〜〜〜!!!」

声にならない叫び声をあげながら地面に落ちるヤンチャム。
僕も含めて、誰もが困惑していた。
こんな事ってあるんだ……
 ▼ 20 マコブシ化粧品◆aDRuGd/3Lw 17/10/27 18:10:46 ID:k7j8PeKI [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ミジュマル「いーち、にーぃ、さーん……」

と、ミジュマルがカウントを始めた。 その声にハッとして、僕は立ち上がろうとする。

ピカチュウ「……ん?何か絡まって……?」

足元を見ると、草のツルが2つ結ばれていて、その間に足が引っかかっていた。

くさむすびだ。これに足を取られたんだな……
でも、誰がいつ作ったものなんだろ……

 ▼ 21 マコブシ化粧品◆aDRuGd/3Lw 17/10/27 21:07:07 ID:XPbgMuYE [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
ミジュマル「しー、ごー、ろーく、……」

ふとヤンチャムの方を見てみると

ヤンチャム「」

……完全にのびている。

ミジュマル「なーな、はーち、きゅーう……」

ミジュマル「じゅう!」

僕の勝利が確定した。
 ▼ 22 マコブシ化粧品◆aDRuGd/3Lw 17/10/27 21:15:53 ID:XPbgMuYE [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
「………………」

流石にこの勝負にはギャラリーも納得がいっていないようだ。
だってヤンチャムが一方的に攻撃を続けてその中で自滅しただけで、僕自身は攻撃をかわしていただけで、一切攻撃していないしね。
こんな運勝ち、ありえるんだろうか……

つまらなかったわけでも、凄く盛り上がったわけでもない。 かといって、どういうコメントを残せばいいか分からない。そんなバトルだったので、みんな微妙な面持ちでその場を去っていってしまった。
名バトルとかが繰り広げられた後はポケモン達が気持ちがわりのきのみを置いていく時があるけれど、今回はそんなもの無かった。
……たった1つを除いて。

エモンガ「おーい! ピカチュウ!」タッタッタッ
 ▼ 23 マコブシ化粧品◆aDRuGd/3Lw 17/10/27 21:20:05 ID:XPbgMuYE [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
ピカチュウ「あ! エモンガ!」

彼女はエモンガ。 僕やミジュマルの友達の1匹だ。

エモンガ「なんていうか、凄く変なバトルだったけど、とにかくお疲れ様! はいきのみ!」

そう言って彼女が渡してくれたのはモモンのみ。 僕の大好物の!

ピカチュウ「わぁ……! ありがとうエモンガ!!」

エモンガ「いーのいーの! むしろバトルを見せてもらった身だもの! このきのみはほんの気持ちよ!」

ミジュマル「あー、エモンガだー。 やっほ〜」

エモンガ「やっほー、ミジュマル!」
 ▼ 24 ブネーク@スーパーボール 17/10/27 22:51:57 ID:mrtJx.Mw [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
エモンガ「それにしても……」チラッ

ヤンチャム「」

ヤンチャムは相変わらず倒れたままだ。 エモンガは呆れた口調で言う。

エモンガ「自分から喧嘩喧嘩ふっかけておいて、あんな負け方するなんてね」

ミジュマル「まー、仕方ないよー。 運が悪い日なんて誰にでもあるって」

エモンガ「運が悪いどころじゃないと思うけど……ね? ピカチュウもそう思うでしょ?」

ピカチュウ「うん……確かに不自然なくらいヤンチャムが自分の攻撃を食らってた気がする……」

そもそも、さっきのバトルにはおかしなところが多かった。 きあいだまで吹っ飛んだヤンチャムがストーンエッジにぶつかる可能性なんて、相当低いはず。 それにいつのまにか僕の足元にくさむすびが出現していたり……
 ▼ 25 マコブシ化粧品◆aDRuGd/3Lw 17/10/27 23:03:58 ID:mrtJx.Mw [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
僕がさっきのバトルについて考えていると、ミジュマルがはっと思い出したように言った。

ミジュマル「あーっ、そういえば、ピカチュウが勝ったから、きんのズリのみはピカチュウの物になるんだよね?」

エモンガ「あっ! すっかり忘れてた!」

ピカチュウ「あ、そういえば……でも、どこにあるの?」

ミジュマル「そこに置いて置いたんだー。 ほら」

ミジュマルが指差す方向に光る物が。 まさしく金色に輝くきのみだ。

ピカチュウ「ぼ、僕実はきんのズリのみは初めて食べるんだ……」

エモンガ「いいなー! わたしはまだ食べたことすらないよー!」

ミジュマル「食べた感想教えてねー」

ピカチュウ「う、うん。 いただきます……」
 ▼ 26 マコブシ化粧品◆aDRuGd/3Lw 17/10/27 23:37:43 ID:mrtJx.Mw [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
遠慮なくきんのズリのみにかぶりつく。
……ん!?

ピカチュウ「……」

エモンガ「……どうしたの?」

ミジュマル「固まっちゃった……」

ピカチュウ「お……」

エモンガ・ミジュマル「お?」

ピカチュウ「おいしぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」
 ▼ 27 マコブシ化粧品◆aDRuGd/3Lw 17/10/28 00:40:54 ID:Y2fYiox6 [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
びっくりするほどおいしい! こんなの食べたこと無い!!

エモンガ「うぅ……羨ましいなぁ」

ミジュマル「ホント、もう一個落ちてないかなぁ……」

ピカチュウ「あはは、そうそう落ちてるものじゃないし、1日に2個もはそうそうないよ」

僕達3匹は気づいていなかった。
そこに倒れていたヤンチャムがいつのまにかいなくなっていた事に。
そして……僕の真後ろにいた事に。

ピカチュウ「あはは!」モグモグ

ミジュマル「でも、僕はやっぱりオレンのみが好きだなぁ」モグモグ

エモンガ「オレンのみが好きなんて変わってるわね。 あれは結構好き嫌いが分かれるきのみなのに」

ヤンチャム「隙ありだぁっ!!」ドスッ

ピカチュウ「うぎゃっ……!?」パタッ
 ▼ 28 マコブシ化粧品◆aDRuGd/3Lw 17/10/28 00:45:19 ID:Y2fYiox6 [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
肩に鋭い痛みを感じた。急な痛みに、思考が停止する

エモンガ「ぴ、ピカチュウ!?」

ミジュマル「ち、ちょっとちょっと! 不意打ちは卑怯だよ!?」

うぅ……ヤンチャムが……

ヤンチャム「うるせぇ!! オレを負かしやがって! しかもよりによってあんな結果で!」

エモンガ「ピカチュウに非はないよ!!ピカチュウはきんのズリのみがほしくて戦っただけ!!」 

ミジュマル「それに……あれはただ自分の運が悪かっただけでしょ?」

ヤンチャム「……」

ミジュマル「……」

エモンガ「……」

ヤンチャム「……う、うるせぇっ!!!」

ヤンチャムはまくしたてるように大声で怒鳴る。

ミジュマル「う、わぁっ!」

ヤンチャム「この……! 運なんて知ったこったゃねぇよ!」

 ▼ 29 マコブシ化粧品◆aDRuGd/3Lw 17/10/28 00:49:23 ID:Y2fYiox6 [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
ヤンチャム「ふん……まぁいいさ」

ヤンチャム「オレの狙いはこのきんのズリのみだもんな」ハハハハ

ピカチュウ「ぁっ……」

ヤンチャムが僕からきんのズリのみを取り上げようとして手を握ってきた。 そしてその後しばらくきのみを探すように手を動かしている。
少しして彼は手をかけて離してくれた。

ヤンチャム「おい……! きんのズリのみ持ってたんじゃねぇのかよ!?」

ピカチュウ「ご、ごめんね……ヤンチャムが襲ってきた瞬間、もう全部食べきっちゃってたんだ」

ヤンチャム「……」
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