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ひっそりとした部屋には私しかいない。冷たい空気と孤独だけが私を囲んでいた。
誰も……いない。
このままずっと1人きりなのだろうか?
そうしたら私は……私はどうなってしまうのだろう?
「どうも、初めましてお嬢さん」
誰かの声で私は目を覚ました。
目を覚ました…? いや、最初から起きていたのかも知れない。ふわふわとした意識の中、周りを見る。
そこはいつもの寝室ではなかった。
ここはどこなのだろう?
どうして私はここにいるのだろう?
「あぁ、大丈夫ですよ。ここは安全な場所ですから」
再びかけられた声にびくりと肩を動かす。じわじわと背中に冷や汗を感じる。
そしてゆるりと振り返り、私に声をかけた主を見た。
「えっ……?」
思わず声が出る。だって
「その困惑、どうしてポケモンが話しているのか……そんなところでしょうか」
私の目の前のポケモンが落ち着いた様子で話している。
そう、ポケモンが話しているのである。
「やはり皆さん驚かれますからね……お約束、なんですよこのやり取り」
そうだろう。だってこんな大きくてお腹に口の付いたお化けみたいなポケモンが、さも当然のように人間の言葉を話しているんだから。
「まぁそれよりですね、貴女は残念ながら死んでしまった訳ですが……覚えてます? 生前のこと」