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【クリスマスss】男「プレゼント」【R18】

 ▼ 1 見秋◆mL2ZRk1cK. 17/12/25 17:41:48 ID:ZdMdFCds [1/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ジングルベル、ジングルベル。鈴が鳴る。
今日は楽しいクリスマス。その前夜、クリスマス・イブだ。

シングルヘル、シングルヘル、煤が成る。
今日は独り身が世間という世間から蚊帳の外にされる日、クリスマス・イブだ。
 ▼ 2 見秋◆mL2ZRk1cK. 17/12/25 17:44:01 ID:ZdMdFCds [2/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
・R18
・クリスマスss企画(http://pokemonbbs.com/post/read.cgi?no=721326)参加
・えっちなシーンの投稿は夜から
 ▼ 3 見秋◆mL2ZRk1cK. 17/12/25 17:44:41 ID:ZdMdFCds [3/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


どうしてこんなことになってしまったのかは全く以て私が知るところではない。たまたまなのかもしれないし、天にまします神々が戯れに設定したのかもしれない。あるいは何の面白みもない暦の話であるかもしれない。
しかし、そのどれであったにせよ、そんな事は些細なことだ。こうして目の前に現実はふてぶてしくも横たわっているのであり、我々がどんなにそれに文句を言おうが覆ることはない。
覆ることはないのだが、しかしそれが分かっているとしても、私は声を大にして言わざるを得ない。
そうしないと、昂然と高まったストレスというか怒りのやる方がなく、心が疲弊してしまうからだった。
息を大きく吸い込んで、思いっきり叫ぶ。

「どうして今年のクリスマスイブは日曜日なんだー!!!!!!!」
 ▼ 4 見秋◆mL2ZRk1cK. 17/12/25 17:45:30 ID:ZdMdFCds [4/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告




イルミネーションが綺麗な街路に、やたらとデコられたクリスマスツリー。ケーキ屋は独ソ戦もかくやと言う激しい戦場と化し、街のあちこちにはリースが輪投げの屋台が開けるほどに飾られている。
そんな華やぐ街に彩りを添えているのが、そこかしこにいるカップル。恋人たちだ。
このクソ寒いなか身を寄せ合って暖め合う者ども、目を合わせて衆人の目も気にせず二人の世界を構築する者ども、なんかもう詳細を書くのも萎える程にイチャイチャしやがっている者ども。
毎年クリスマスイブはこういう視認式精神攻撃オブジェクトが大量発生するのだが、今年はとりわけ多い。

それというのも今年のイブが日曜日なのが原因だろう。平日のイブは何だかんだ仕事のせいで疲れて「外に出たくない。家でゆっくり二人っきりの世界を謳歌したい」というような軟弱カップルが、今年は「今日は休日だし、クリスマスデートがるよ! やったあ!」とばかりに休日デートカップルになったのだ。

お陰で私のメンタルもズタボロである。私のような独り身にとって、カップルが岩にへばりつくフジツボのように街に大量発生するクリスマスイブのような日は、心に大きな傷を遺す忌々しい日なのだ。
……いやまあ、少しくらい表現を盛っているところはあるが。しかし、そういう日――クリスマスイブとか、ハロウィンとか、バレンタインデーとか――を好いている訳ではない。
嫌っているかどうかは黙秘させてもらうが。

とかく、そういう街に幸せが溢れる日になると、独り者は街全体から疎外感を感じる。あるいは嫉妬する。

「なんで皆幸せなのに、私には出会いの一つもないのだ!」

いい大人の癖に未だにポケモンにのめり込んでインターネットに浸っているという己の草食系の極みのような性格生活も忘れ、ただひたすらにTwitterでクリスマスしねしねリツイートを行うbotと化す。

「結構可愛い同僚『○○君、クリスマスって予定空いてる?』
俺『勿論!(光速答)』
同僚『よかった! それじゃあクリスマス、私とシフト入れ換えてくんない?』
俺『えっ……(困惑)』

そういう訳でクリスマスはバイトに明け暮れることになったンゴwwwwww」

ネットで傷を舐め合うだけのクリスマスを過ごす。
 ▼ 5 見秋◆mL2ZRk1cK. 17/12/25 17:46:00 ID:ZdMdFCds [5/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「ウィーウィッシュアメリクリスマスウィーウィッシュアメリクリスマスウィーウィッシュアメリクリスマスエンハッピーニュイヤー♪」

ティーティッシュアメリクリスマスティーティッシュアメリクリスマスティーティッシュアメリクリスマスエンハッピーニュイヤー♪

なんて口ずさみながら自家発電をしてみるも、終わった後に漂うのは空虚な孤独感。
こんなののどこがハッピーだというのだ。どう考えても脳味噌以外にハッピーなところは何もない。アンハッピーだ、すべからく。何もかもがアンハッピー。

今日はクリスマスイブ。良い子にはサンタさんがプレゼントをくれるという。
ああ、サンタクロースよ。私はいい子だ。見ればわかるだろう。誰もが知っていることだ。私は、クリスマスのバイトのシフトを押し付けてきたバカマンコに口答え一つなく「ア…ハイ,ハイ……」と小動物のように小首を振動させて了承するくらいにはいい子なのだ。
だからプレゼントの一つや二つ貰ってもいいだろう。私に彼女を、いやオナホ生命体を、いや肉便器を……もうなんでもいいから初夜を与えておくれ! 蜜月を与えておくれ!
しかるのち、金と地位と名誉もおくれ!

パソコンのブルーライトを浴びながら、そんな馬鹿みたいな、切実な、心が咆哮するかのような願いを声に出さずに爆発させていた、そのとき。なんだか強烈な睡魔が私を襲ってきて……。


 ▼ 6 見秋◆mL2ZRk1cK. 17/12/25 17:46:28 ID:ZdMdFCds [6/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告




――気が付くと、見知らぬベッドに横たわっていた。嘘くさいほど真っ白なシーツはティッシュペーパーのようにくしゃくしゃになっていて、まるでそこで一晩寝ていたかのようだ。
肌触りは良く、ちょっといいビジネスホテルに泊まったときみたいな感覚である。はだおもい品質とでも言えばいいのだろうか。
裸足でサワサワ、手の甲でサワサワ、頬を擦り付けてサワサワしたりしてさわり心地を堪能してから、私は一言、思い出したかのように。

「いや、なんだこの状況」

シーツのさわり心地なんて気にしている場合ではなかった。私はインターネットで非リア同士クリスマスイブの傷を舐め合っている途中で寝落ちした筈だ。ならばキーボードに頭を預けて顔に跡を付けたり頭の重みでキーボードが壊れていたりしなければおかしいのである。壊れちゃうのかよ。
なんであれ、こんなシャレオツなベッドに横たわっているのはおかしいのである。一体どうしてこんなことになっているのか……。

……と、そこで。私が起きるのを待っていたかのように、私を呼び掛ける声が。

「お目覚めになられたのですね、ご主人様」

…………えっ。……ご、ご主人様?

私は首だけを動かして声のした方に顔を向けた。すると、そこには。

黒とも茶髪とも言える長い髪を椎茸みたいなお団子ツインテールにまとめ、上半身はモンスターボール柄のシャツ。下半身は黒タイツになんて名前なのかはよく分かんないけどすっごいヒラヒラしそうなミニスカートっぽい黄色いやつ。でかいおっぱい。

なんということでしょう。そこにはポケモンBW2主人公、メイちゃんが立っていらっしゃった。
 ▼ 7 見秋◆mL2ZRk1cK. 17/12/25 17:47:05 ID:ZdMdFCds [7/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

……えっ何これ。マジで何なのこれ。どういうことなの。

混乱する私を前に、メイちゃん(?)は蠱惑的に笑い……。

「そんな、狐につままれたみたいな顔をしないでくださいご主人様。嗚呼、可愛らしいですよ」
「いやそんなこと急に言われても反応に困るだけなんだけど。っていうか、貴女はメイちゃんなの? そしてこの状況はなんなの? どうなの?」
「……つれないお方ですのね。褒められて顔を赤く染め上げていたら、なりふり構わず襲ったのですが」
「襲っ……!?」

何を言ってるんだろうこの人は。

「嗚呼、その引くような恥ずかしがるような期待するような顔はいいですね。今すぐむしゃぶりつきたいです。……まあそれはさておき。私は、ご主人様の仰られた通り、メイです。ポケモンBW2の女主人公、メイですよ」
「あれ、でも確かメイって男の娘だって」
「お! ん! な! しゅ! じ! ん! こ! う! です!」

不満げに頬を膨らませるメイちゃん。その様子を眺めながら、私は突然の事態に振り落とされかけていた理解がようやく追い付いてくるのを感じだ。人間、取り乱している他者を眺めていると、案外精神が落ち着いてくるものなのだ。

「……まあそれはいいんです。よくないけど。それよりこの状況ですね、ご主人様。それについての説明ですが……」

メイちゃんは私の目をしっかり見据えて、

「まず、私はBW2女主人公のメイです。でも、私は主人公のメイではありません」
「は? どういうこと? ……ああ、バトルサブウェイのメイちゃんかな?」
「いえ、そうではありません。私はですね……」

尋ねた私にメイちゃんはかぶりを振ると、胸に手を当てた。
豊満な胸と手が触れた瞬間、おっぱいがぽよんと揺れて少し形が変わった。

「私は、ご主人様の彼女であり、オナホ生命体であり、肉便器です。……さあ、初夜を、蜜月を始めましょう?」

そうして、恐ろしいほどの笑みを浮かべて私に迫ってくる。
 ▼ 8 見秋◆mL2ZRk1cK. 17/12/25 17:48:36 ID:ZdMdFCds [8/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
私はきょとんとした。

「……彼女? オナホ生命体? 肉便器? 初夜? 何いってんの?」
「は?」

今度はメイちゃんがきょとんとした。

「ご主人様が願ったのではないですか。彼女が、オナホ生命体が、肉便器が、――初夜が欲しいと。蜜月が欲しいと」
「確かにそんな事を思った気はするけど……」
「――だから私が来たのです。ご主人様の願いを叶えるために」
「えっ……」
「私が、ご主人様へのプレゼント。彼女でありオナホ生命体であり肉便器。それが私。……さあご主人様、プレゼントを使って、願いを叶える時間ですよ?」

私は、ごくりと唾を飲み込んだ。


私は問う。

「確認するけど、メイちゃんは僕の肉便器なんだよね?」
「はい。勿論です。私はあなたへのプレゼントですから」

何を当然の事を、と言わんばかりの顔のメイちゃん。
その言葉で、私は覚悟を決めた。もとい、決意した。


メイちゃんを襲ってやると。

……いやまあ、本人がヤられにきたのにそれを襲うというのはどうにも言葉としては不適な気もするけど。
 ▼ 9 ルビー@カシブのみ 17/12/25 17:58:29 ID:Cq7QGL5Q NGネーム登録 NGID登録 報告
えっっっっっっっっっ
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