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【ポケダンSS】フラダリ「目が覚めたらポケモンになっちゃった」

 ▼ 1 ◆SIKO.JLJHM 15/03/29 23:43:41 ID:S9tSxTAs NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
第1話〜私は誰だ?〜

男は薄暗いジメジメした場所で目を覚ました

男(ここは?)

全く見覚えの無い場所
近くには誰も居ないようだ

男は立ち上がり、辺りを見渡す
20mほど先に大きな通りが見えた
どうやらここは路地裏の行き止まりらしい

男(何故私はこんな所にいるのだ?)

男は考える…直近の記憶、何をしていたか
すると、とんでもない事が分かった
家族の名前、好きな音楽、自分の住所、年齢、名前…何も思い出せない
男は記憶喪失になっていたのだ

男(私は……誰だ!?)

頭の中にカーテンが掛かっていてその先にあるものが見えない……そんな感覚だった
それでも男は必死に考える

すると、辛うじて自分の名前だけは思い出せた

男「そうだ、私の名は……フラダリ」
 ▼ 46 ◆SIKO.JLJHM 15/04/01 16:05:16 ID:Sx1ojnI2 [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
しばらくしてバルキーは書類を持って戻ってきた

バルキー「試験内容は…簡単に言えば実技試験だ。オメェらにはこれからホンモノのお尋ね者を捕まえてきてもらう」

そう言ってバルキーは一枚の写真を取り出した
写真には凶悪そうなノクタスが写っている

バルキー「そのノクタスを三日以内にここに生きたまま連れてくること。それが入団試験だ。
分かったらここにサインと足型を押してくれ。よくあるアレだよ、ひんしになっても文句は言いませんってやつだ」

フラダリ&イヴ「!?」

バルキー「そんなにビビるこたぁないぜ。お尋ね者といってもコイツはそこまでヤバイやつじゃねェ。強盗や誘拐を生業とする小物だ」

イヴ(十分ヤバイような…)

フラダリ「分かりました。よろしくお願いします」

不安そうなイヴをよそにフラダリはサインしてしまった
 ▼ 47 ペリッパー@プロテクター 15/04/01 19:19:07 ID:gNdNAAK2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
あげ
 ▼ 48 ◆SIKO.JLJHM 15/04/01 22:25:37 ID:Sx1ojnI2 [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
バルキー「よし、本当にいいんだな?」

フラダリ「はい、ここに来る前から覚悟はできています」

バルキー「そっちのお嬢ちゃんはどうだ?やめとくか?」

イヴは少し迷った素振りを見せながらも言った

イヴ「…アタシも戦います!逃げたら絶対後悔するもの」

バルキーはニヤリと笑った

バルキー「二人ともよく言った!オレサマ気に入ったぜ!」

バルキーは二人に地図を渡した

バルキー「それはハンターマップ。本来は入団後に渡す物だが今回は特別にやるよ。早速広げてみな」

フラダリは地図を広げた
一見何の変哲もないただの地図だが、よく見れば幾つもの赤い×印がある

バルキー「その×は不思議のダンジョンの位置を示している。不思議のダンジョンってのは入るたびに地形が変わる文字通り�W不思議�Wなダンジョンだ。何者も寄せ付けない危険なダンジョンはお尋ね者やギャングのアジトになってることも多い。
そして今回のノクタスもその一人。ウワサでは�W試練の谷�Wというダンジョンに住んでいるらしい。
気を付けろよ。何匹もそこで命を落としている。覚悟とか言ってたが……必ず生きて帰って来いよ!」

フラダリ&イヴ「はい!」

2人は事務所を後にした

バルキー「……ちょっと喋りすぎたな。オレサマとしたことが」
 ▼ 49 ◆SIKO.JLJHM 15/04/01 23:11:19 ID:Sx1ojnI2 [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ポケリンシティから西に約10km
�W試練の谷�Wと呼ばれる峡谷に到着した

フラダリ「ここが�W試練の谷�Wか。底が見えないな」

イヴ「こんな所から落ちたらひとたまりもないわね。それよりノクタスはどこかしら?」

辺りを見渡してもポケモンらしき影はどこにもない

フラダリ「ここには居ないという可能性もあるな。単なるウワサだったのかもしれない」

イヴ「それもそうね」

2人が諦めて帰ろうとした時、イヴは何かを見つけた

イヴ「ねえ、ここから谷の下に降りられるんじゃない?」

イヴが見つけたのは谷の側面の階段のような窪みだった
自然に出来たものか、はたまた誰かが造ったものなのかは分からないが、道は谷底まで続いているようだ

イヴ「行こう、フラダリ。ノクタスがいるかもしれない」

フラダリ「そうだな」

2人はダンジョンへと足を踏み入れた
 ▼ 50 シコザル◆SIKO.JLJHM 15/04/02 00:20:49 ID:vLGo6I7E [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イヴ「ハァハァ……まだ着かないの?」

フラダリ「もう少し……だと思う。ほら、谷底が見えてきた」

ダンジョンを進んで行く2人
ここまで大きなトラブルもなく進んできた
途中で野生のポケモンに出会うこともなければ(この世界に野生のポケモンは存在しない)、罠が仕掛けられているようなこともなかった

イヴ「あと…少しね。そう思うと元気がでてきたわ。先に進みましょう」

………

2人はようやく谷底に到達した

フラダリ「やっと辿り着いたな。ノクタスはどこだ?」

イヴ「ねえ、あそこに誰かいるわ」

イヴが指差す先には確かにポケモンらしき影があった

フラダリ「もしかしたらノクタスかもしれない……もっと近くまで行ってみよう」
 ▼ 51 ◆SIKO.JLJHM 15/04/02 00:41:07 ID:vLGo6I7E [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
近づくにつれ、そのポケモンの姿がハッキリとしていく
華奢なカラダの少女のようなポケモン…ノクタスではない、キルリアだ
どうやらキルリアは泣いているようだ

キルリア「エーンエーン……グスン」

イヴ「キミ…大丈夫?」

キルリア「グスン…ひょっとして、ハンター?」

イヴ「厳密に言ったら違うけどだいたい合ってるわ」

キルリア「よかったァ!助けにきてくれたんだァ!
キル、とっても怖かったよォ……突然トゲトゲのポケモンがやってきて、気が付いたらここにいたの」

フラダリ「トゲトゲのポケモン?具体的にどんなポケモンでしたか?」

キルリア「うーん…キル、説明ニガテだよォ………あ、そうだ!ちょうどキミの後ろにいるポケモンとそっくりだったよ!」

フラダリ&イヴ「!!?」
 ▼ 52 トルネロス@きいろいかけら 15/04/02 00:50:46 ID:gtV8I5bw NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
sinの実況でもフラダリがポケモンなってたよな...
フラダリすげぇよフラダリ

支援
 ▼ 53 タマゲタケ@4ごうしつのカギ 15/04/02 00:55:37 ID:nUNo4DKU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>52
拒否られてもとの世界に帰されたけどな
 ▼ 54 ◆SIKO.JLJHM 15/04/02 11:26:19 ID:vLGo6I7E [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
???「避けられたか…」

まさに間一髪
2人は攻撃を躱した

イヴ「何よ!イキナリ襲ってくるなんて」

フラダリ「お前がノクタスだな」

ノクタス「いかにもそうだが…何の用だ?返答次第でもう一度攻撃する。今度は手加減しないぞ」

イヴ「オマエをハントしに来たのよ!」

ノクタス「ほう、ハンターか……面白い。かかってくるがいい」

ノクタスは「来いよ」とジェスチャーした

イヴ「言われなくてもやってやるわよ!でんこうせっか!」

先手必勝と言わんばかりの速攻
�W電光石火のイヴ�Wの代名詞である技だ

ノクタス(思ったより速いな…だが…)

ノクタスはカラダを丸めてトゲを逆立てた
 ▼ 55 ◆SIKO.JLJHM 15/04/02 11:53:23 ID:vLGo6I7E [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イヴ「避けないの?だったらそのまま大人しく受けなさい!」

フラダリ「援護するぞ!�Wひのこ�W!」

ドーン

2人の攻撃が同時に命中した

イヴ「……ッ」

だがなんと、ダメージを受けたのはイヴの方であった

フラダリ「イヴ!大丈夫か!?」

イヴ「ええ、でも何が起きたの!?」

ノクタス「�Wニードルガード�W……カラダを丸めてあらゆる攻撃から身を守り、触れてきた者にはトゲが襲いかかるカウンター技だ」

ノクタスは丸めたカラダを元に戻しながら言った
そのカラダには傷一つ付いていなかった

フラダリ(強い……本当に無傷だ!)

ノクタス「さて、今度はこちらからいかせて貰おう」
 ▼ 56 ◆SIKO.JLJHM 15/04/02 15:09:10 ID:9h4qB4o2 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ノクタス「いくぞ…とげキャノン!」

無数のトゲが発射され、嵐のように降り注ぐ

イヴ(ダメ、避けきれないわ!)

イヴは防御しようと身構える

だが、フラダリは違った

フラダリ「うおぉぉ!!!」

フラダリは地面が揺れるほどの大声で叫んだ
勿論、ただの雄叫びではない
ハイパーボイスである

フラダリ「うおぉぉ!!!(全て撃ち落とす!)」

ボトボトボト

音の振動によりトゲが次々に落下していく
僅かに残ったトゲも2人にダメージを与えることはなかった

振動はそのままノクタスにも伝わっていく
 ▼ 57 ◆SIKO.JLJHM 15/04/02 15:36:48 ID:9h4qB4o2 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ノクタス「ほう、なかなかやるな」

ノクタスはハイパーボイスを躱しながら言った

イヴ「アタシらを見くびらないでよね!」

ノクタス「フフフ…ならばこの攻撃はどうかな?」

ノクタスは腕を前に突き出した

ノクタス「�Wせいちょう�Wという技を知っているか?こうげきととくこうを上げる地味な技だ…通常はな。だが俺が使えば……」

シュルシュルシュル

不気味な音を立てながらノクタスの腕が伸び始めた

ノクタス「躱してみろ�Wニードルアーム�W!!」

長く伸びた腕が鞭の如くイヴに襲いかかる

イヴ(見切ってみせるわ!)

イヴは意識を集中させた
 ▼ 58 キャタピー@ていこうのハネ 15/04/02 15:52:31 ID:sLG/vL8g NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
めちゃくちゃ面白い
支援
 ▼ 59 ◆SIKO.JLJHM 15/04/03 00:43:02 ID:Jtwxaz1A [1/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ブン

ノクタスの腕は空を切った
イヴが左に避けたからである

イヴ「よし!見切った!ここからはんげk……ッ」

イヴの足に鋭い痛みが走った
よく見ると足の裏にトゲが刺さっている

イヴ(これは…とげキャノンの棘!?)

ノクタス「最初のとげキャノンは布石だ……ニードルアームを当てる為のな。まずは1匹目!」

ノクタスは腕を振り上げた

フラダリ「させるか!�Wかえんほうしゃ�W」

フラダリはイヴを守ろうと炎を吐いた

ニードルアームがメラメラと燃え始める

ノクタス「炎技か……面倒だな」

ノクタスは燃えた腕を切り離した

イヴ「ありがとうフラダリ」

フラダリ「礼ならいい。とにかく今はノクタスに集中しよう」
 ▼ 60 ◆SIKO.JLJHM 15/04/03 00:45:38 ID:Jtwxaz1A [2/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ノクタス「�Wかえんほうしゃ�W……確かにくさタイプのオレにはこうかはバツグンだ。
だが一つ忠告しておこう。その技で俺にダメージを与えることはできない」

ノクタスは切れた腕を�Wせいちょう�Wさせながら言った

フラダリ「つまらん強がりだな」

ノクタス「強がりなんかじゃないさ。なんなら大サービスで一発くらってやろうか?ほら」

そう言ってノクタスは両手を挙げた

イヴ「気を付けてフラダリ、罠かもしれない」

ノクタス「罠なんかじゃないさ。なんなら二発くらってやろうか?」

ノクタスは余裕の表情だ

フラダリ「そこまで言うならやってやるが……後悔するなよ!」

フラダリは�Wかえんほうしゃ�Wを放った
ノクタスは炎に包まれていく
 ▼ 61 マニューラ@いんせきのかけら 15/04/03 00:54:34 ID:r2hbxG1o NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援しますぞ
 ▼ 62 ◆SIKO.JLJHM 15/04/03 00:55:42 ID:Jtwxaz1A [3/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ノクタス「アチッアチチ」

火だるまになりながらもノクタスは一歩も動かない
声もどこかワザとらしかった

ノクタス「アチッアチチチチ……なんちゃって」

ノクタスがニヤリと笑うと炎は消えてしまった

フラダリ「馬鹿な!?……ならばもう一度だ!」

フラダリは先程よりも威力を上げて技を放った

ノクタス「何度やっても同じだ」

やはりノクタスは涼しい顔で立っている

フラダリ「ク…クソォ!」

フラダリは諦めずに再び�Wかえんほうしゃ�Wを放とうとする

ノクタス「誰が三回受けると言った?」

次の瞬間、ノクタスはフラダリの目の前にいた

フラダリ「!?」
 ▼ 63 ◆SIKO.JLJHM 15/04/03 01:10:12 ID:Jtwxaz1A [4/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ドゴォッ

フラダリ「ぐあぁッ!」

ノクタスの攻撃をまともに受け、フラダリは張り倒された

ノクタス「何故炎が効かないか気になるか?俺の体内には体重の90%以上もの水を溜め込んである。そいつでガードしたわけだ」

ノクタスは話しながら倒れたフラダリの頭を踏みつける

フラダリ「クッ……アア……」

イヴ「フラダリ!!……アンタよくも!!」

イヴは�Wでんこうせっか�Wで攻撃を仕掛けるが、またしてもニードルガードで弾き飛ばされてしまった

ノクタス「無駄だ!お前ら程度の攻撃じゃこの俺には傷一つ付けられないさ」
 ▼ 64 ◆SIKO.JLJHM 15/04/03 01:33:04 ID:Jtwxaz1A [5/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イヴ(炎が効かない上、物理攻撃はむしろこっちがダメージを受ける。どうすればいいの!?)

ノクタス「さて、そろそろ終わりにしようか」

ノクタスはフラダリを蹴り飛ばした

フラダリ「うぐっ……」

イヴ「フラダリ!大丈夫!?」

フラダリ「後ろ脚が動かない……折れてしまったようだ」

イヴ「そんな……動かないだなんて……動けない……動けなく……そうだわ!」

イヴは何かを閃いたようだ

イヴ「フラダリ、ハイパーボイスはまだ撃てる?」

フラダリ「ああ、声なら問題ない」

イヴ「よかった……じゃあ合図したらアタシに向かって撃ってくれる?」

フラダリ「!?」
 ▼ 65 ◆SIKO.JLJHM 15/04/03 01:56:38 ID:Jtwxaz1A [6/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フラダリ「そんな……イヴに攻撃するなど……私にはできない」

イヴ「でも、もうそれしかないの!お願い!」

フラダリ「……分かった」

ノクタス「もうお喋りはすんだか?」

ノクタスはイライラと言った

イヴ「ええ、済んだわ。これからアタシらが仕掛ける最後の攻撃についてね」

ノクタス「ほう、面白い。やってみろよ」

ノクタスは余裕の態度を崩さない

イヴ「いくわよ…�Wでんこうせっか�W!」

イヴはノクタスに向かっていく

イヴ「フラダリ、今よ!」
 ▼ 66 ◆SIKO.JLJHM 15/04/03 03:27:21 ID:Jtwxaz1A [7/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フラダリ「無茶するなよ!うおぉぉ!!!」

ゴゴゴゴゴビリビリビリ

イヴ「ああッ……負けるかァ!!!」

ハイパーボイスにより、イヴは爆発的に加速していく
まるで弾丸のようだ

ノクタス(思ったより速いな…ガードするか)

ノクタスはニードルガードで防御の姿勢をとった

ノクタス「来い!」

フラダリ「行け!イヴ!あんなガード突き破ってしまえ!」

イヴ「……」

しかし、イヴはノクタスの頭上を飛び越えて後ろの岩壁に激突してしまった

フラダリ「イヴ!?」

ノクタス「残念だったな。どうやらハイパーボイスの威力が強過ぎて体が浮き上がってしまったようだな」

フラダリ「そんな……」
 ▼ 67 プクリン@マトマのみ 15/04/03 03:27:51 ID:IVXnPa6s NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 68 ◆SIKO.JLJHM 15/04/03 03:42:27 ID:Jtwxaz1A [8/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ノクタス「万策尽きたようだな……ではこれでトドメだ」

ノクタスは再び�Wせいちょう�Wし始めた

その時、フラダリはふと何かに気付いた

フラダリ「そうか!まだだ……」

ノクタス「ん?何か言ったか?」

フラダリ「まだ終わってないと言ったんだ!」

ノクタス「戯言を……何だ!?」

ガラガラガラガラ

ノクタス「岩!?マズイ、避けきれない!!」

ガラガラガラガラドスン

ノクタス「AAAAAAAAAAAAAh!!!!!」

ノクタスは巨大な落石群の下敷きになってしまった
 ▼ 69 アク小龍◆EcRXPqQK/w 15/04/03 03:49:02 ID:5xmnoark NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フラダリのハイパーボイスかっけぇ
支援
 ▼ 70 ◆SIKO.JLJHM 15/04/03 11:00:37 ID:Jtwxaz1A [9/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イヴは自らハイパーボイスを浴びることで振動が岩まで伝わるように誘導していたのだ
でんこうせっかは謂わば、ノクタスに後ろの岩から気を逸らすの囮
その為、ノクタスはギリギリまで落石に気付かなかったのだ

フラダリ「よしっ!……じゃなくてイヴ!!」

フラダリはイヴの元へ脚を引きずりながらも駆けよった

イヴ「イテテ……」

イヴは運良く岩の下敷きにならずに済んでいた

フラダリ「大丈夫か!?」

イヴ「うん。作戦成功ね」

イヴはエヘヘと笑った

フラダリ「まったく……こんな無茶して!」

イヴの無事に安堵し、思わず涙ぐむフラダリ

イヴ「ゴメンね、心配させちゃって……そうだ!ノクタスを探さないと!」

試験内容はノクタスを生きたまま連れて来ることだ

フラダリ「そうだな……でもまずはあの子の保護が優先だ」

フラダリはキルリアを指して言った
 ▼ 71 ブビィ@アブソルナイト 15/04/03 11:20:56 ID:sWM0TlLw NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フラダリが必死に叫んでる姿想像してワロタwwwww
 ▼ 72 ◆SIKO.JLJHM 15/04/03 11:36:13 ID:Jtwxaz1A [10/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
2人はキルリアの元へ駆けよった

イヴ「キミ、大丈夫?」

キルリア「キルはぜんぜん平気だよー。助けてくれてありがとう」

イヴ「よかった……アタシはノクタスを探しにいくわ。フラダリはこの子をお願い」

フラダリ「分かっt……!?」

フラダリは戦慄した

イヴ「どうしたの?」

フラダリ「ノ、ノクタス……」

イヴ「え!?」

振り向くと、ノクタスは2人の後ろに立っていた
ダメージこそ負ってはいるが、それも微々たるものだ

イヴ「そ、そんな……」

ノクタス「さっきのはとてもいい攻撃だったよ。特にイーブイ、アレは並大抵の覚悟じゃ出来ない芸当だ。
2人ともよく闘った。健闘に免じて楽に逝かせてやろう」

ノクタスは腕を�Wせいちょう�Wさせた
 ▼ 73 ◆SIKO.JLJHM 15/04/03 11:57:14 ID:Jtwxaz1A [11/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ニョキニョキニョキ

腕は巨大化していき、まるで巨人の腕のようだ

イヴ(コイツ……今まで本気じゃなかったの!?)

フラダリ(もう駄目だ……終わった)

ノクタスは巨人の腕を振り上げた

ノクタス「ではさらばだ�Wニードルアーム・ギガント�W!!」

巨大な腕が振り下ろされる
だが腕はフラダリにでもイヴにでもなく……なんとキルリアに迫っていた

フラダリ「!?」

イヴ「ハッ!」

2人の体は考えるよりも先に動いていた

フラダリ&イヴ「危ない!!」

2人はキルリアを庇おうと覆いかぶさった

ドーーーーーーン

物凄い衝撃に地面が揺れる
それも収まると、やがて辺りは静まりかえった
 ▼ 74 ◆SIKO.JLJHM 15/04/03 12:55:39 ID:Jtwxaz1A [12/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フラダリ「うう……」

フラダリは目を覚ました

フラダリ(私は……死んだのか……?)

隣ではイヴが倒れている
傍らではキルリアが彼女の手当をしていた

フラダリ「イヴ!?」

イヴ「フラダリ!気が付いたのね!」

フラダリ「何故助かったんだ?確かノクタスにやられて……」

そこまで言いかけてフラダリはギョッとした
ノクタスが自分の前に立っていたからだ

フラダリ「お前は!?」

イヴ「落ち着いて!ノクタスさんは悪いポケモンじゃないわ!」

ノクタス「今まで騙して済まなかったな。改めて自己紹介しよう。俺はハンターチーム�Wチーム・ノクタス�Wのリーダーノクタスだ」

キルリア「その部下のぉ、キルリアでーす☆」
 ▼ 75 ◆SIKO.JLJHM 15/04/03 14:05:28 ID:Jtwxaz1A [13/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フラダリ「ということは……」

イヴ「そうよ!今までのは全部ノクタスさんの試験だったのよ!」

ノクタスは頷いた

ノクタス「君達の戦いをよく見させて貰った。
まずはシシコ、かえんほうしゃの威力はなかなかだったが、俺の挑発に乗って連射したのは頂けないな。もしも罠だったら……例えば俺がガスをまいていたらどうするつもりだったんだ?」

フラダリ「……」

ノクタス「そしてイーブイ、俺にダメージを与えた奇策は見事だった。だが自らの危険を顧みないあの攻撃はひょっとしたら犬死にの可能性もあったんだぞ?」

イヴ「……」

ノクタス「よって2人ともDランク。以上が技術面での評価だ 。ではこれより合否を発表する」

いよいよ運命の合格発表
だが2人はノクタスの評価を聞き、半ば諦めていた
 ▼ 76 ◆SIKO.JLJHM 15/04/03 15:30:23 ID:Jtwxaz1A [14/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ノクタス「結果は……」

キルリア「ダカダカダカダカッ……ダン!」

ノクタス「2人とも合格だ!おめでとう!」

フラダリ「!?」

イヴ「え!?でもアタシ達Dランクなんじゃ……」

ノクタス「そんなことはどうでもいい。技術なんかは後で付いてくるからな。最低限のDさえ取れればそれでいい。
問題は中身だ。身を呈してキルリアを守ったお前達の�W魂�Wに俺は合格を与えたんだ」

フラダリ「ということは……!!」

ノクタス「2人とも今日から晴れて�Wチーム・ノクタス�Wの一員だ」

キルリア「これからよろしくねー」

フラダリ&イヴ「ありがとうございます!これからよろしくおねがいします!」

こうして、2人のハンター生活は始まった

続く
 ▼ 77 ◆SIKO.JLJHM 15/04/03 15:37:12 ID:Jtwxaz1A [15/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援ありがとうございます
第3話は深夜から同スレにてスタートします
引き続きよろしくお願いします
 ▼ 78 ◆SIKO.JLJHM 15/04/03 23:25:32 ID:Jtwxaz1A [16/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
第3話〜チーム・ノクタス〜

したっぱA「ファーザー、只今戻りました」

???「調査ご苦労……早速報告を頼む」

ファーザーと呼ばれた男は背中を向けたまま言った

したっぱA「は!例の2人の内の1人はイヴという名の♀のイーブイでもう1人は詳細不明の♂のシシコでございm……」

パーン

銃声が鳴り響いた

したっぱA「」ピクピク

???「この私にそんな分かりきったことを聞く為に時間を使わせるな。
そこのお前、このゴミ(死体)を片付けとけ。
そこのもう一人、代わりに報告しろ」

したっぱB「は!2人の内のイヴの方の家に火を放ちましたが、死体は見つかりませんでした。そこでさらに調査を進めましたところ、�Wチーム・ノクタス�Wというハンター組織に入団したことが判明しました」

???「我がファミリーの名に泥を塗った者は何人足りとも生かしておくわけにはいかない。そいつらを匿う者も同然だ。例えそれがハンターであろうと関係ない。
命令だ。幹部たちを集結させろ。そのチームなんとかとやらに我が�Wクロウベッジ・ファミリー�Wの恐ろしさを教えてやれ」

したっぱB「御意!」

したっぱは退室した

???「ノクタスか……まさかな……」
 ▼ 79 ◆SIKO.JLJHM 15/04/04 01:17:33 ID:4/p6GnAk [1/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
場面は代わってポケリンシティのとある雑居ビル

キルリア「たっだいまー。リーダーが戻ってきたよォ」

ノクタス「ただいま」

カモネギ「おかえりでござる」

バルキー「リーダー!お疲れ様っす!」

キルリア「キルはそんなに疲れてないよン」

バルキー「オメェには言ってねェ!」

ノクタス「全く……そんなに騒いだら新入りの2人が縮こまってしまうじゃないか。
おーい、2人とも入っていいぞ!」

イヴ「は、はい!」

フラダリ「失礼します!」
 ▼ 80 ◆SIKO.JLJHM 15/04/04 02:16:18 ID:4/p6GnAk [2/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ノクタス「紹介しよう、フラダリとイヴだ……といっても面識がないのはカモネギだけのようだがな」

カモネギ「拙者だけ仲間外れでござる」

カモネギはボソリと呟いた

バルキー「だったらオメェから自己紹介したらいいじゃねェか」

カモネギ「そうでござるね。拙者、カモネギという者で御座る。この国で最後の侍で、好物はベルギーワッフル、最近はキャン○ィーク○ッシュにハマってるでござる」

バルキー「要するに語尾以外SAMURAI要素ゼロってことだ」

カモネギ「バルキー殿……拙者の武士道を愚弄するか!」

ピロリロリン……(あっゴッ○フェスの時間でござる)

バルキー「言った側からこれだよ!」
 ▼ 81 シコザル◆SIKO.JLJHM 15/04/04 03:49:23 ID:4/p6GnAk [3/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
バルキー「次はオレサマの番だな。オレサマはバルキー。チームの特攻隊長であり家事担当だ。趣味は筋トレと格闘技、それから……」

キルリア「ツッコミ」

バルキー「……まあそんなカンジだ。よろしくな!」

キルリア「次はキルの番だよォ!ご存知チームのアイドル枠キルリアことキル17歳。趣味は拷問と×××、それから○○○に……(以下禁止ワード)」

バルキー「こう見えてもコイツはIQ180の天才でチームの参謀だ」

キルリア「こう見えてもが余計だけどマーイーカ、よろしくね☆」

イヴ「あ、あの……ハンターのチームって男ばかりだと思ってたので、キルリアさんがいてくれて心強いです!」

キルリア「アレ?言ってなかったっけ?キルは男だよ?」

フラダリ&イヴ「!!!?」
 ▼ 82 アク小龍◆EcRXPqQK/w 15/04/04 03:50:07 ID:nQxTNoaQ NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 83 ◆SIKO.JLJHM 15/04/04 04:11:44 ID:4/p6GnAk [4/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
バルキー「すまんな、オレも説明不足だった。何しろいつもの事だから感覚が麻痺しちまって……」

キルリア「ごみーんに☆
ちなみにキルは女の子のカッコしてるだけでホモじゃないからね。その辺はカンチガイしないでね〜」

イヴ「は、はい……(大丈夫かな?この人?)」

フラダリ(大丈夫なのか?このチーム?)

戸惑う2人を見透かしたのだろうか
ノクタスが声を掛けた

ノクタス「すまんな、いつもあんな感じなんだ。でもみんな悪い奴じゃないから誤解しないでやってくれ(約1名グレーゾーンな奴がいるが)
次は2人の番だが、俺達はこれから生活を共にする仲だ。敬語は使わなくてもいいぞ。俺以外にはな」

イヴ「え?あ、はい!」

フラダリ「お気遣いありがとうございます」
 ▼ 84 ◆SIKO.JLJHM 15/04/04 04:46:39 ID:4/p6GnAk [5/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イヴ(いよいよアタシの番……落ち着いてやればいいんだよね?)

イヴは深呼吸した

イヴ「アタシの名前はイヴ。先日まで普通のOLしていましたが、ギャングに目を付けられ、命を狙われ、家を燃やされた上で紆余曲折あってここに来ました。よろしくお願いします!」

バルキー「お、おう……大変だったな。だがここへ来たならもう安心だ!これからよろしくな!」

キルリア「そうだね!バルキーはともかくキル達がついてるから安心だね!これからシクヨロ〜」

バルキー「余計な事は言わなくていい!」

イヴ(やった!うまくいったわ!)

イヴは心の中でガッツポーズした
 ▼ 85 ◆SIKO.JLJHM 15/04/04 05:03:38 ID:4/p6GnAk [6/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
一方フラダリは最後まで焦ることもなく自己紹介を終えた
何故なら最初から話すことは決まっていたからである

フラダリ「私の名はフラダリ……それ以外の事は分かりません。記憶が無いもので……」

フラダリは自分が目を覚ました時からの経緯を事細かに説明した

バルキー「記憶喪失って奴か……実際に会ったのは初めてだ」

キルリア「ま、そのうち思い出せるよ〜。これからよろしくネ」

フラダリ「よろしくお願いします」

この時、フラダリは自分が元は人間だったという事には一切触れなかった
その理由は彼がここに来る直前、イヴと交わした会話の中にある
 ▼ 86 ◆SIKO.JLJHM 15/04/04 10:21:43 ID:4/p6GnAk [7/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜回想〜

イヴ『ねえフラダリ』

フラダリ『なんだい?』

イヴ『記憶喪失のことなんだけど……あなたが昔はニンゲンだったってことはあまり他のポケモンに知られない方がいいと思うわ』

フラダリ『どうして?』

イヴ『その…言いにくいんだけど……アタシが教えられた歴史ではニンゲンは1000年前に絶滅したと伝えられているの』

フラダリ『!?』

〜回想終わり〜

フラダリ(あの話が本当なら私はいったい?)

バルキー「フラダリ!おい、フラダリ!」

フラダリ「ハッ」

フラダリは我にかえった
 ▼ 87 ◆SIKO.JLJHM 15/04/04 10:41:57 ID:4/p6GnAk [8/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
バルキー「どうしたんだ?ボーッとしてさ。ひょっとしてヤらしい妄想でもしてたのか?」

フラダリ「い、いやそんな」

ノクタス「図星みたいだな」

イヴ「信じらんない!」

キルリア「やーんフラダリったら、キルのエ○チな姿を妄想してたの〜?」

バルキー「キルリア、オメェは男だろ!」

一同「HAHAHAHAHA」



カモネギ「ストライクショットォッ!!……あれ?拙者だけ浮いてるような……」
 ▼ 88 ◆SIKO.JLJHM 15/04/04 17:15:41 ID:4/p6GnAk [9/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ノクタス「さて自己紹介も終わったことだ、仕事始めるぞ。今回のターゲットは……」

カモネギ「ノクタス殿、少しいいでござるか?」

ノクタス「何だ?」

カモネギ「今朝郵便受けの中にこんなものが入っていたでござる」

カモネギは黒い封筒を取り出した

キルリア「何それ?気になる気になる〜」

イヴ「黒い封筒……普通の相手は送らないわね」

バルキー「カモネギ、中身は見たのか?」

カモネギ「もしかすると危険なモノかもしれない。だから見てないでござる」

ノクタス「キルリア、どう思う?」
 ▼ 89 ◆SIKO.JLJHM 15/04/04 19:22:42 ID:4/p6GnAk [10/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
キルリア「うーん、封筒とその中身自体は危険なモノじゃないとおもうよ〜」

ノクタス「開けても爆発はしないということか。カモネギ、開けてくれ」

カモネギは封筒を開いた

カモネギ「これは…手紙と……黒い羽?」

イヴ「黒い羽ですって!?」

フラダリ「イヴ、何か知ってるのか?」

イヴ「黒い羽は�Wクロウベッジ�Wの象徴よ……これが送られてきたということは!」

ノクタス「カモネギ、手紙を読み上げてくれ」

カモネギ「ええと……

�W警告

日付が変わるまでに新人2名をアジトまで連れて来るように

1秒でも過ぎればあなた方には恐ろしい惨劇が訪れることになります

賢明なご判断を

クロウベッジ・ファミリー�W」
 ▼ 90 ◆SIKO.JLJHM 15/04/05 01:07:37 ID:J5VYY4yY [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
キルリア「ナニコレおもしろそーアハハッ♪」

バルキー「いや笑い事じゃねェよ!」

ノクタス「イヴ、さっきギャングに命を狙われてると言ってたね。もっと詳しく話してくれ」

イヴ「はい、実は…」

イヴはフラダリと出会った時の事から今に至るまでを事細かに説明した

ノクタス「なるほど…そういう事か。�Wクロウベッジ・ファミリー�W、許し難い奴らだな」

バルキー「そんな奴らの言ってる事なんて無視だ無視。恐ろしい惨劇?攻めてきたら返り討ちにするまでだぜ!」

カモネギ「拙者もバルキー殿に賛成でござる」

フラダリ「あの……」

フラダリは下を向いたまま言った

フラダリ「私は奴らのアジトに行くつもりです」
 ▼ 91 ◆SIKO.JLJHM 15/04/05 11:48:20 ID:J5VYY4yY [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フラダリ「皆さんを巻き込む訳には……自分で決着をつけるつもりです」

バルキー「バカなこと言ってんじゃねェ!殺されるぞ!」

カモネギ「フラダリ殿はもう我らの仲間でござる!拙者はどんな面倒事にも喜んで巻き込まれるでござるよ!」

キルリア「どうかな〜 キルはフラダリに賛成だよ」

キルリアは笑顔で言った

バルキー「は!?オメェまで何言ってんだよ!?このまま殺されに行くのを黙って見てろってのか!?」

キルリア「だれもそんなこと言ってないよォ。キルはアジトに行くのに賛成してるだーけ」

バルキー「?」

キルリア「よーく考えてみなよ〜 このまま放っといたらギャングは間違いなくここに攻めてくるよ。
そうなったらウチに火を付けられるかもしれない。
タダでさえ金欠気味のキル達にとってそれはとっても痛ァーーい打撃だよ」

バルキー「か、金の問題かy」

キルリア「だ・か・ら・さ♪ キル達の方から攻めこめばいいよねってことだよ♪」
 ▼ 92 ◆SIKO.JLJHM 15/04/05 20:37:49 ID:J5VYY4yY [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ノクタス「奴らはボスがいる限り攻撃をやめないだろう。こちらから動くことでボスを仕留めることができるという点でも俺はキルリアに賛成だな」

キルリア「さっすがリーダー、どっかの脳筋とは大違い♪」

バルキー「ぐぬぬ……」

バルキーはバツの悪そうに下を向いた

フラダリ「……」

ノクタス「まだ納得いかないって顔だな、フラダリ。俺達は別にお前の為だけに戦おうっていう訳じゃない。イヴを助けた時のお前もそうだったろ?」

フラダリ(そうだ!確かにあの時は自分の怒りの為に戦っていた)

ノクタス「お前がどう思うかは勝手だ。俺達は誰かの為だけじゃない、自分の信念で戦うのさ!」
 ▼ 93 ◆SIKO.JLJHM 15/04/05 23:26:07 ID:J5VYY4yY [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
……真夜中

組織のビルを訪れたノクタス
取引役のしたっぱが前に出る
その後ろには銃を持った大勢のしたっぱ達が待ち構えていた

取引役「お前がノクタスとかいう男か。2人は連れて来たんだろうな?」

ノクタス「ああ」

ノクタスはイヴとフラダリをしたっぱに突き出した

フラダリ&イヴ「……」

2人はすぐに手錠をかけられる

ノクタス「もういいだろ?じゃあな」

ノクタスはくるりと後ろを向いた

取引役「待てよ。生きて帰れると思っていたのか?」

したっぱ達がノクタスを取り囲み、彼に冷たい銃口を向けた

ノクタス「やれやれ、こんな事だろうと思っていたぜ」
 ▼ 94 ◆SIKO.JLJHM 15/04/06 18:33:57 ID:Ih4mkKGI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
取引役「フン、撃て」

パンッパパンッと乾いた音が鳴り響く
だが銃弾はノクタスの皮膚に当たって弾かれてしまった

したっぱ達「!?」

ノクタス「何だ?クラッカーか何かか?ニードルガードを使うまでもなかったな」

取引役「怯むな、撃て!」

パパンパパンパンッ

したっぱ達は発砲を続けるがノクタスは涼しげな顔で立っている

パンッパン……カチッ

遂に弾が無くなるまでノクタスに傷一つ付ける事ができなかった

したっぱ達「う、うわあぁ!化け物だ!!」

逃げ出そうとするしたっぱ達

取引役「お、落ち着け!こっちには人質がいるんだ!」

取引役はフラダリとイヴに銃口を突きつけた
 ▼ 95 マンムー@みどりのバンダナ 15/04/07 02:04:31 ID:ISBXXHlw NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
あげ
 ▼ 96 ◆SIKO.JLJHM 15/04/07 23:28:46 ID:Vm/FkycI [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ノクタス「……」

取引役「そ、そうだ、動くなよ!動いたら撃つからな!」

取引役の男はこれみよがしに銃を振ってみせる

ノクタス「……撃ってみろよ」

取引役「あ!?」

ノクタス「撃ってみろよと言ったんだ」

ノクタスは後ろを向いて帰ろうとする

取引役「待ちやがれ!」

BAN

取引役は引き金を引いた
その直後、彼は銃を手放してしまった

取引役「痛ッ!……何だ!?」
 ▼ 97 ナマケロ@かたいいし 15/04/07 23:30:33 ID:daON7ye2 NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 98 ◆SIKO.JLJHM 15/04/07 23:31:28 ID:Vm/FkycI [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
今日から更新速度がかなり落ちると思われます
具体的には1日1レスあれば良い方かと
楽しみにしてくださっている方には申し訳ありませんが、今後ともよろしくお願いします
 ▼ 99 イシツブテ@バトルサーチャー 15/04/07 23:56:07 ID:G85BKdSY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 100 ◆SIKO.JLJHM 15/04/10 22:24:03 ID:U.2Uihg6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
床に落ちた銃はまるで飴のようにグニャリと曲げられていた
こんな銃を撃てばこうなるのは当然だろう

取引役「な、何故銃がこんな……!?
ノクタス、お前がやったのか!?」

ノクタスは何も言わずに歩いていく

取引役「おい!待てよ!誰の仕業だ!?」

???「オレだ」

声は男のすぐ側から聞こえた
そう、フラダリである

ドガッ

フラダリは取引役の首筋に一撃をいれた

取引役「……ッ!?」

男は目の前が真っ暗になった
 ▼ 101 ◆SIKO.JLJHM 15/04/18 17:53:34 ID:6HXKuxxc NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フラダリ「よかった、死んでねェ。気絶してるだけだ」

フラダリは男の脈を確かめながら言った

イヴ「フーッ、変身解除っと」

2人の影が蜃気楼のようにぶれ、本来の姿に戻っていく
そう、さっきまでの2人はキルリアが創り出した幻覚だったのだ

キルリア「なんで気絶させたの〜?せっかくボスの居場所を吐かせられたかもしれないのにィ」

バルキー「お前が楽しみたいだけだろ!」

キルリア「チッ…バレたか」

ノクタス「無駄話は後だ。急いでフラダリ達と合流するぞ」

キルリア「りょーかーい。もたもたしてると置いてくよ、バルキー♪」

バルキー「オメェに言われたくねェよ」

三人はビルの奥へと進んで行った
 ▼ 102 メタグロス 15/04/20 21:46:13 ID:ZmwrNW/Y NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ちょっと遅すぎない?
忙しいのは分かるですが頑張ってください
 ▼ 103 ◆SIKO.JLJHM 15/04/21 23:36:46 ID:fN.pwvB. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
それより1時間程前

ノクタス、フラダリ、イヴの三名は敵のビルの向かいのカフェに居た

ノクタス「いいか、作戦はこうだ。
まず囮のキルリア達が建物内に突入し、騒ぎを起こす。その隙にお前らは2階の窓から忍び込み、ボスの居場所を捜索するんだ。見つけ次第無線で俺に連絡をくれ。上手くいけば挟み撃ちというわけだ」

ノクタスは紅茶に3つ目の角砂糖を溶かしながら言った

ノクタス「任務はあくまでもボスの捜索だ。チンピラには極力見つからないように頼む」

イヴ&フラダリ「了解!」

ノクタス「よし、アジトの中でまた会おう。絶対に死ぬなよ」

そんな訳で2人は既にビル内に侵入していたのだ
 ▼ 104 ウォッシュロトム@ハッサムナイト 15/04/23 08:45:59 ID:KMlZ1zqc NGネーム登録 NGID登録 報告
age
 ▼ 105 ◆SIKO.JLJHM 15/04/26 00:24:56 ID:hfFWLlz. [1/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イヴ「汚い部屋ね。なんだか埃っぽいわ」

2人が窓から入った部屋には武器、大量のダンボール、パーティグッズなどが乱雑に置かれていた

フラダリ「どうやら物置らしいな」

イヴ「そうみたいね。でもギャングがこんなもの何に使うのかしら」

イヴはヘリウムガスの缶を拾って言った

フラダリ「幹部のバースデーパーティかなんかに使うんじゃないか?」

フラダリがそう言った時、下の階から銃声が聞こえた

イヴ「始まったわ……キルリア達が上手くやったのね。今のうちに行くわよ」

イヴは扉を開いた
 ▼ 106 ◆SIKO.JLJHM 15/04/26 12:16:50 ID:hfFWLlz. [2/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
物置を出ると、長い廊下が続いていた
したっぱ達が慌ただしく走っているのが見える

したっぱ「正面玄関だ!急げ!」

どうやら他のことに頭がいっぱいで、こちらに気づいていないようだ

フラダリ「よし、今の内にボスを捜すぞ」

イヴ「でもどこから捜すの?この階だけでも部屋は数えきれないくらいあるわ」

フラダリ「こういう組織のボスは最上階にいるって相場は決まってる。上に行こう」

イヴ「ええ」

2人は廊下を駆けていった



???「……上か」

遠くからその様子を見ていたものがいるとも知らずに……
 ▼ 107 ◆SIKO.JLJHM 15/04/26 19:54:51 ID:hfFWLlz. [3/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
場面は再び正面玄関

キルリア達は到着した応援部隊と戦闘を繰り広げていた
が、既に決着が付きつつあった

バルキー「オラァ!もっと強い奴はいねェのか!」

したっぱ達「こ、こいつら強すぎる……」「勝てる訳がねェ……」

敵の大半は気絶もしくは負傷しており、戦闘不能だった
残りの少数もほとんど戦意を失っていた

キルリア「そろそろ先に進ませてもらうよー」

???「待て」

キルリア「んー?」

いつの間にか2人のギャングが立っていた

したっぱ達「あれは!スリーパーさんとドラピオンさんだ!」「よかった、あの2人が来たらもう大丈夫だ!」「あんな奴ら殺っちゃってください!」

ドラピオン「ったく役立たず共が……だがこの俺が来たからには安心しろ」

スリーパー「フヒヒヒ すぐに終わらせてあげるからね」
 ▼ 108 ママンボウ@サファリボール 15/04/26 19:55:42 ID:.KD4RqWo NGネーム登録 NGID登録 報告
再開されたのか!
支援です
 ▼ 109 ◆SIKO.JLJHM 15/04/26 20:31:44 ID:hfFWLlz. [4/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
キルリア「新手の敵かな?」

バルキー「誰であろうと関係ねェ!邪魔する奴はぶっ飛ばす!」

バルキーはドラピオンに殴りかかった

ドラピオン「勇ましいな」

ドラピオンは腕を組みながら立ったままだ

バルキー「避けねェのか!?何のつもりか知らねェがオレは遠慮はしねェぞ!!オラオラオラァ!!」

バルキーのパンチはドラピオンのボディに入った

バルキー「どうだ!トドメだ!」

バルキーは一際強い一撃を放った
が、……

ドラピオン「何だその程度か……」

ドラピオンの体には傷一つ付いていなかった

バルキー「何!?」

ドラピオンはバルキーの足を掴んで投げ飛ばした

バルキー「うわわ!?」

バルキーは壁に叩きつけられた
 ▼ 110 ◆SIKO.JLJHM 15/04/26 21:27:56 ID:hfFWLlz. [5/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
バルキー「痛てて…思ったより骨のある奴だな……楽しめそうだぜ!」

ドラピオン「ほう、まだ元気そうだな。だがその余裕がいつまで続くかな!!」

激突する両者
一方その隣では…

スリーパー「さてと、お嬢ちゃんの相手は自動的にこの私になるわけですが。フヒヒヒ」

キルリア「アハハ、おじさんニヤついてるー。キモーイ氏んじゃえ♪」

スリーパー「女の子がそんな汚い言葉使ってはいけませんよ」

キルリア「だってボクおとk……!?」

いつの間にかバルキーもドラピオンもその他大勢も居なくなっていた
居るのはキルリアと目の前のスリーパーだけだった

スリーパー「フヒヒヒ 驚いたかな?」

キルリア「うん、びっくりしたよ。いきなりこんなしょーもない幻覚見せてくるなんてね」

スリーパー「『しょうもない』ですか。そんなことを言ってられるのも今の内ですよ。フヒヒヒ」
 ▼ 111 ◆SIKO.JLJHM 15/04/26 22:10:44 ID:hfFWLlz. [6/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ボスを捜すフラダリとイヴは最上階のとある部屋に辿り着いた

イヴ「ここにもボスはいないみたいね」

フラダリ「そうみたいだな。だがこの大量のダンボールは何だ?」

イヴ「これは…麻薬!?それも最悪の麻薬�WGC�Wじゃない!?」

フラダリ「�WGC�W?」

イヴ「最近大流行の麻薬……使用者を最低でも半年以内に殺す最悪のドラッグよ」

フラダリ「何でそんな危険なモノが流行ってるんだ?」

イヴ「安価で大量に生産できるの。『500ポケで手に入る最上の快楽』という謳い文句で最近では子供たちの間でも流行ってるわ」

フラダリ「そんな……子供まで……邪悪なギャングめ!許せない!こんな奴らは生きていてはいけないんだ!」

そこまで言ってフラダリはハッとした
隣でイヴは呆気に取られてフラダリを見ていた

フラダリ「す、すまない。大きな声を出してしまって」

正直、フラダリは自分でも声の大きさに驚いていた
何故あんなにも熱くなったのだろう?
記憶を失う前の自分に関係しているのだろうか?

どちらにせよしばらく気まずい雰囲気が流れた
 ▼ 112 ◆SIKO.JLJHM 15/04/26 22:40:17 ID:hfFWLlz. [7/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コツコツコツ

突然遠くから足音が聞こえてきた

フラダリ「マズイ、誰か来る!隠れるんだ!」

イヴ「え!?」

フラダリ「はやく!」

イヴは近くにあったゴミ箱(なかはからっぽだ)に隠れた

フラダリ(さあ、来るなら来い!)

フラダリはドアの前で構えた
足音はどんどん近づいてきて、2人のいる部屋の前で止まった

ガチャッ

フラダリ「うおおぉぉ!!!」

ドアが開いた瞬間、フラダリはハイパーボイスで攻撃した
足音の主は怯んで動けない
フラダリは間髪入れずにその首に手刀を当て気絶させた

ドサッと音を立てて倒れた男はいつかのヤブクロンだった
 ▼ 113 ◆SIKO.JLJHM 15/04/26 23:18:54 ID:hfFWLlz. [8/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フラダリ「コイツ……私を尾行していたのか?」

だがちょうどいい
ヤブクロンからボスの居場所を聞けるかもしれない
そう思った時、不意に胸騒ぎがした
何か悪いことが起こっているような

そんな予感を胸に抱きながらフラダリはイヴが隠れているゴミ箱の蓋を開けた
�Wなかはからっぽ�Wだった

フラダリ「い、イヴ!?何処へ行ったんだ!?」

返事はない
この部屋にいるのはフラダリとヤブクロンの2人だけだった
悪い予感は的中した

フラダリ「そんな……あの短い間に何があったんだ?……ん?」

ふと、フラダリはゴミ箱の底が揺れているのに気づいた

フラダリ「これは……そういうことか!」

フラダリはゴミ箱の中へ飛びこんだ
 ▼ 114 ◆SIKO.JLJHM 15/04/27 07:25:54 ID:RpYBB4SI [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ゴミ箱の底は回転式の扉になっていた
そう、落とし穴である
フラダリは真っ逆さまに落ちていった
勿論フラダリはこれがただの落とし穴でないことを知っていた
知っていてあえて飛び込んだのだ

フラダリ(おそらくこれは罠だろうが……そんなものに怯えていてはイヴを助けられない!
さあ、何でも来い!鬼が出ようが蛇が出ようが関係ない!)

フラダリは30mほど落下して、何か柔らかいモノの上に着地した

フラダリ「イヴ!?何処だイヴ!?」

イヴ「痛たた……ここよ」

フラダリ「イヴ!怪我は?」

イヴ「大丈夫よ。�Wコレ�Wがクッションになったみたい」

フラダリ「無事でよかった」

???「無事?んなわけねェだろ!!おめェらは今から死ぬんだからよ!!」

すぐ近くで声が聞こえた
 ▼ 115 ◆SIKO.JLJHM 15/04/27 19:56:45 ID:TgcFLlgI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フラダリ&イヴ「!?」

2人は聞き覚えのある声に身構えた
同時に灯りが付き、部屋の全貌が明らかになった

部屋は10m四方の広さで窓は無く、上のあな以外は完全な密室のようだった
そして、一番目立つのが床に山のように積み上げられた大量のゴミである
どうやらこれがクッションの正体らしかった

フラダリ達と目の前の男:ダストダスはちょうどそのゴミの上で対峙していた

ダストダス「この前はよくもやってくれたな!俺はてめェらを殺したくてウズウズしてたんだ……まさかてめェらの方から来てくれるとはな!」

イヴ「何よ!アンタの方から絡んできたんじゃない!それにアンタは一度フラダリに負けてるのよ!今なら見逃してあげるからアタシ達をここから出しなさい!」

ダストダス「テメェ……俺を舐めてるな!いいだろう、見せてやるよ……俺の本当の恐ろしさを」

ゴゴゴゴゴ

地面が揺れ始めた
 ▼ 116 ◆SIKO.JLJHM 15/04/27 21:56:55 ID:RpYBB4SI [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イヴ「な、何よこれ!?」

フラダリ「地面…いや、ゴミが動いている!?」

ダストダス「グバァッ!」

ダストダスは大きく口を開いた
と同時にゴミがダストダスを中心に集まりはじめる

ゴゴゴゴゴ

フラダリ「これは…!?」

ダストダスは部屋にある全てのゴミを吸収した
やがて一瞬だけカッと光ったかと思うと、すぐに光は収束してダストダスの変化は完了した

10m四方の部屋を埋め尽くさんばかりの巨大さ
その姿はまるで黒い山のようであった

イヴ「そんな……こんなことって!?」

ダストダス「グ ヘ ヘ ヘ ヘ ェ ! ! テ メ ェ ら は も う 終 わ り だ ァ ! !」

ダストダスは巨大な拳で2人に襲いかかった
 ▼ 117 ◆SIKO.JLJHM 15/04/28 23:53:55 ID:PzS8OanI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
2人はなんとか攻撃を躱した
拳は頑丈そうな床を凹ませた

フラダリ(なんて威力だ!あんなものくらったらひとたまりもない!)

ダストダス「グ ヘ ヘ ヘ ェ ! ! 今 度 は 避 け き れ な い ぜ ェ! !」

ダストダスは自分の腕を切り離した

ダストダス「ス タ ー ダ ス ト シ ュ ー ト ぉ ぉ ! !」

腕が再びゴミに分離して、流星のように2人に降り注ぐ

フラダリ「避けきれない!?ならば焼き払うまでだ!」

フラダリはほのおのうずでゴミを燃やした

イヴ「ナイスよフラダリ!でんこうせっか!」

イヴは猛スピードでゴミの間をすり抜け、そのままダストダスの脚にたいあたりした

ダストダス「ぐ お ぉ っ ! ?」

所詮ゴミを固めただけのものである
脚はすぐにバラバラに壊れてしまった
 ▼ 118 ◆SIKO.JLJHM 15/04/29 00:08:42 ID:2mN2pQf6 [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ダストダス「お 、俺 の……俺 の 脚 が ァ ! ?」

イヴ「やったわ!アイツ、見かけだけで全然強くないわ!」

ダストダス「許さん……許 さ ん ぞ ォ ! !……な ん ち ゃ っ て」

ダストダスはニヤリと笑うと脚に力をこめ始めた
すると、イヴの攻撃で散らばったゴミが集まり脚が再生していくではないか

イヴ「!?」

ダストダス「グ ヘ ヘ ヘ ヘ ェ ! 俺 に 物 理 攻 撃 は 効 か な い の さ ァ !」

ダストダスは完全に再生した脚を振りながら言った

フラダリ「ならそのゴミを燃やすまでだ!」

フラダリは炎を吐こうとした

ダストダス「お っ と、そ う は さ せ ね ェ !」

ダストダスは口から何かを吐き出した
 ▼ 119 ◆SIKO.JLJHM 15/04/29 00:21:42 ID:2mN2pQf6 [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>110
今気づいたから訂正
キルリアの一人称はボクではなくキルです
 ▼ 120 シザーX◆akVVZ7TkhA 15/04/29 07:01:00 ID:uxuMcug. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 121 ◆SIKO.JLJHM 15/04/29 17:49:46 ID:2mN2pQf6 [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フラダリ「何をしたかは知らないが……関係ない!�Wかえんほうしゃ�W!」

フラダリは口を大きく開いた
その時、イヴはハッと気付いた

イヴ「フラダリ!炎を使っちゃダメ!」

イヴはフラダリの口を手で押さえた

ダストダス「チッ」

ダストダスは何故か悔しがる

フラダリ「ど、どういうことだ!?」

イヴ「アイツが口から吐いたのは……たぶん可燃性のガスよ」

フラダリ「何!?」

ダストダス「グ ヘ ヘ ヘ そ う い う こ っ た 。 テ メ ェ が 炎 を 使 っ た ら 最 期 ! ガ ス が 爆 発 し て テ メ ェ も 彼 女 も 一 緒 に 吹 っ 飛 ぶ っ て 寸 法 よ ォ ! !」

ダストダスは高笑いしながら再び殴りかかってきた

フラダリ「クソッ!」

2人は何とか拳を躱した
だがダストダスの攻撃は終わらない

ダストダス「く た ば り や が れ ェ ! !」
 ▼ 122 フローゼル@ジャポのみ 15/04/29 18:48:50 ID:vG2DgvZ. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
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 ▼ 123 ウパー@バンギラスナイト 15/04/30 08:12:29 ID:t1hLAa0Q NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
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 ▼ 124 オーダイル@デボンのにもつ 15/04/30 10:48:34 ID:.9NhMMoI NGネーム登録 NGID登録 報告
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 ▼ 125 ◆SIKO.JLJHM 15/05/01 00:27:11 ID:SK6KLY5g [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ダストダスの攻撃は2人には当たらなかった
体が大きい分、動きが鈍いからだ
しかし�Wずっと俺のターン�Wに近い状態のダストダスにはそれが弱点にすらなっていなかった

イヴ「どうするフラダリ!?攻撃が効かないわ!このままじゃやられちゃう!」

フラダリ「いや、有効打はあるさ!」

フラダリは大きく口を開け、部屋全体が振動するくらいの大声で叫んだ

フラダリ「う お お お ぉ ぉ ぉ ! ! ! !」

ダストダス「な ! ? 音 技 だ と ォ ! ?」

イヴ(そうか、ハイパーボイスならゴミのガードも貫通するわ!)

ハイパーボイスはダストダスに直撃した

ダストダス「うぐぐ……」

音の波が本体まで達したのだろうか
ダストダスは一瞬固まった

しかし……

ダストダス「う る せ ェ ぞ ゴ ラ ァ ! !」

ダストダスはすぐに持ち直し、攻撃を仕掛けた

イヴ「そんな……ほとんどダメージを受けていないわ!」
 ▼ 126 ◆SIKO.JLJHM 15/05/01 00:30:39 ID:SK6KLY5g [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フラダリ「生ゴミだ…柔らかい生ゴミが音の波動を吸収したんだ……」

フラダリは呆然としながら言った

無敵、勝てない、逃げろ
一瞬だけ彼の頭にそんな言葉が浮かんだ
だがフラダリはすぐさま次の策をめぐらせた

フラダリ「イヴ、このまま攻撃を避けつづけるぞ!あれだけのゴミを操っているんだ。奴も相当体力を使っている筈!奴が消耗したところでいっきに攻撃を叩き込むぞ!」

ダストダス「敵 の 目 前 で 作 戦 会 議 か ァ ? 筒 抜 け だ ぜ ェ」

ダストダスは腕を切り離しながら言った

フラダリ「来るぞ!イヴ!」

イヴ「ええ!」

ゴミの塊が流星の如く降り注ぐ

フラダリ(よし、なんとか避けられるな)

フラダリとイヴは素早い身のこなしで全ての攻撃を躱した

イヴ「遅いわね。でんこうせっかを使うまでもないわ」

ダストダス「そ ん な こ と を 言 っ て ら れ る の も 今 の 内 だ ぜ ェ !」

自分に攻撃は効かないという絶対の自信のためだろうか
ダストダスは余裕の態度を崩すことなく次の攻撃を仕掛けた
 ▼ 127 ◆SIKO.JLJHM 15/05/01 22:50:40 ID:cd02AjIY [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
巨大な拳が2人に迫る
フラダリはジャンプして避けた
続いて口からヘドロウェーブが放たれた
イヴはでんこうせっかでこれを回避
すると再びゴミの流星群……

猛攻は10分以上続いていた
フラダリは疑念を抱いていた

フラダリ(おかしい……奴のスピードが全く落ちない……それどころかますます攻撃は激しくなるばかりではないか!)

イヴ「危ない!」

フラダリ「!?」

いつの間にか拳がフラダリの目前まで迫っていた

フラダリ「クッ!」

フラダリは体を捻らせ、寸前のところで回避した

フラダリ「フーッ……ハァハァ……」

ダストダス「随 分 バ テ て る じ ゃ ね ェ か ! 俺 が 疲 れ き っ た と こ ろ に 攻 撃 を 叩 き 込 む ん じ ゃ な か っ た の か ァ ?」

フラダリはもはや肩で息をしていた

フラダリ(何故だ……何故こんなに疲れるんだ……?何故奴は体力が落ちない?……まさか!)

フラダリ「毒ガス……か?」
 ▼ 128 ◆SIKO.JLJHM 15/05/01 23:14:56 ID:cd02AjIY [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ダストダスは卑しく笑った

ダストダス「グ ヘ ヘ ヘ ヘ 正 解 だ 。 こ の 部 屋 に は 可 燃 性 の ガ ス と 一 緒 に、 吐 き 気 ・ 眩 暈 ・ 頭 痛 等 を 引 き 起 こ す 毒 ガ ス も 充 満 さ せ て あ る」

ダストダス「テ メ ェ は 叫 ん だ 時 に 息 を た く さ ん 吸 い 込 ん だ か ら 毒 が 回 る の が 早 い が 、 女 の 方 も 時 間 の 問 題 だ な ! あ と 数 分 で 一 歩 も 動 け な く な る だ ろ う よ!」

フラダリ「迂闊だった……お前の狙いは初めからこれか!長期戦など考えた私が馬鹿だった!」

ダストダス「グ ヘ ヘ ヘ ヘ そ う い う こ っ た ! テ メ ェ ら に は 初 め か ら 勝 ち 目 な ん ざ 無 か っ た の さ !」

フラダリ「クッ……!」

フラダリはがっくり項垂れてしまった
だが、イヴはまだ諦めない

イヴ「アンタ!もう勝った気でいるの?アタシはまだ動けるわ!�Wでんこうせっか�W!」

イヴはダストダスに突撃した
ボスッという音と共にダストダスの体を突き抜ける
だが、ゴミの体にダメージなど無い

ダストダス「馬 鹿 が ! そ ん な も ん 俺 に は 効 か ん わ ァ !」

イヴ「それはどうかしら」

ダストダス「あ ァ ! ?」

イヴ「くらえ�Wじたばた�W!」

イヴはゴミの中で暴れはじめた
 ▼ 129 ◆SIKO.JLJHM 15/05/01 23:47:30 ID:cd02AjIY [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イヴ「ハアアアアアアアアアァ!!!」

物凄い勢いで暴れるイヴ
どんどんゴミを掻き回していく

ダストダス(何だ!?……ゴミが撒き散らされていく!再生が間に合わない!)

ダストダスの体は徐々に小さくなっていく

ダストダス(マズイ!このままでは本体(オレ)まで攻撃を受けてしまう!)

ダストダスは本体をイヴから最も離れた位置に移動させた

イヴ「逃がすかァァァ!!!」

イヴはさらに攻撃を強めた
ゴミの塊がみるみる小さくなっていく

だが、実際の状況は変わらずダストダスに有利であった
�Wじたばた�Wがこれ程の威力を出せるということは、イヴの体力は既に限界を超えていることを意味する
そう、彼女はいつ倒れてもおかしくないのだ
このままダストダスを倒せる可能性は絶望的である

フラダリ(イヴ……もうやめるんだ……逃げてくれ)

フラダリの祈りは声にならず、ただ地べたに這いつくばって見ていることしかできなかった
 ▼ 130 ヤミラミ@ウブのみ 15/05/02 12:36:44 ID:bmcIC5lE NGネーム登録 NGID登録 報告
ダストダスTUEEEEEEE
 ▼ 131 ◆SIKO.JLJHM 15/05/02 20:03:23 ID:Fn7XZA5Y [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ゴミが撒き散らされていき、あと少しで本体まで辿り着くという時、遂に限界は訪れた
イヴの動きが鈍っていき、やがてその場にうずくまってしまった
勿論ダストダスがそれを見逃す筈がない
ダストダスは彼女を部屋の隅まで蹴り飛ばした

イヴ「……」

気絶してしまったのだろうか
彼女はピクリとも動かなかった

ダストダス「ま っ た く 手 こ ず ら せ や が っ て……こ の あ ○ ず れ が ァ ! !」

ダストダスは動かないイヴを容赦無く殴り飛ばした

フラダリ(や、やめろ……!!)

フラダリ「やめろォ!!」

フラダリはほとんど動かない体を引きずってダストダスの前に立ちはだかった

ダストダス「グヘヘヘヘ何だテメェ、女の子を助ける王子様って奴か?……カ ッ コ つ け て ん じ ゃ ね ェ ぞ ボ ケ が ァ ! !」

ダストダスは再びゴミを吸収し、再生・巨大化した
 ▼ 132 ◆SIKO.JLJHM 15/05/02 20:26:31 ID:Fn7XZA5Y [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ダストダス「テ メ ェ み て ー な カ ッ コ マ ン に は 分 か ら ね ェ だ ろ う な ァ ! ! オ レ が 受 け た 屈 辱 ! !」

ボゴォッ

ダストダス「こ ん な も ん じ ゃ ね ェ よ ! ! 言 葉 で 表 せ る よ う な 軽 い も ん じ ゃ ね ェ ! ! だ か ら 体 で 教 え て ん だ ァ ! !」

ボゴォッ

ダストダス「ま だ……ま だ だ ァ ! !」

ボゴォッ

ダストダス「ま だ ま だ ま だ ま だ ま だ ま だ ま だ ま だ ま だ ま だ ま だ ま だ ま だ ま だ ま だ ま だ ま だ ま だ ま だ ま だ ま だ ま だ ま だ ま だ ま だ ま だ ま だ ま だ ま だ ま だ ま だ ま だ ァ ! ! ま だ ま だ 嬲 り 足 り ね ェ ! !」

ボゴボゴボゴボゴボゴォッ

ダストダス「ハ ァ ハ ァ……ど う だ 、 分 か っ た か ? オ レ が 味 わ っ た 地 獄 の 苦 し み を よ ォ ! !」

ボゴォッ

フラダリ「……ぅぅ」

ダストダス「勝 手 に 喋 っ て ん じ ゃ ね ェ ぞ ォ ォ ォ ら ァ ァ ァ ! ! !」

ボッゴオォッ
 ▼ 133 ◆SIKO.JLJHM 15/05/03 00:37:45 ID:4WmIBKOc [1/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ガラガラガラ

ダストダスの最後の一撃により、天井は崩れ落ちた
既に�Wひんし�W状態すら超えていた2人には降り注ぐコンクリートの雨を避ける術など無かった

フラダリ(イヴ……すまない……)

2人は瓦礫の下敷きになっていく
やがてドズンという音がすると、辺りに静寂が訪れた






ダストダス「テメェらが悪いんだぜェ!俺達�Wクロウベッジ�Wに手を出したテメェらがな!……って死んでるんだから聞いてねェか。グヘヘヘヘ」

ダストダス「さてと、オレも正面玄関の奴らに加勢するか。じゃあなフラダリとかいう奴」

ダストダスは瓦礫に背を向け、歩きはじめた







 ▼ 134 パチリス@あさせのかいがら 15/05/03 01:49:34 ID:Fw01WW7M NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
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 ▼ 135 スカイフォルムシェイミ 15/05/03 01:55:17 ID:6kyAhj/M NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
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 ▼ 136 ◆SIKO.JLJHM 15/05/03 15:22:52 ID:4WmIBKOc [2/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
……ガコン


ダストダス「!」

後方からの物音にダストダスは歩みを止めて振り向いた

ダストダス「テメェ……!?」

そこにはボロボロになりながらも立ちあがるフラダリの姿があった

フラダリ「……ハァ……ハァ」

ダストダス「フンッ 馬鹿な奴だぜ。そのまま寝てたら俺に殺されずに済んだかもしれねェのによ!」

フラダリ「……死ぬのはお前だ……これから私は……最後の攻撃を仕掛ける……逃げるなら今の内……だ」

ダストダス「グヘヘヘヘ テメェの攻撃は無駄だってまだ分からねェのか? ………馬 鹿 も こ こ ま で く る と マ ジ で イ ラ イ ラ す る な ! ! さ っ さ と く た ば れ こ の 死 に 損 な い が ァ ! !」

ダストダスはゴミの鎧でフラダリを押しつぶそうとした

フラダリ「スーーっ………ウオおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおォォォッ!!!」

フラダリは正真正銘、最後の力を振り絞ったハイパーボイスを放った
 ▼ 137 ◆SIKO.JLJHM 15/05/03 16:13:41 ID:4WmIBKOc [3/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ダストダス「ヘ ッ ! 何 を す る か と 思 え ば ハ イ パ ー ボ イ ス か よ ! ん な も ん 効 か ね ェ よ ! や っ ぱ 死 ぬ の は テ メ ェ の 方 だ な ァ ! !」

ダストダスは怯まずに攻撃を続けようとした

その時

ビリビリ

ダストダス「う ぐ お ぉ っ ! ? (な、何だ!?この振動は!?)」

ビリビリ

ダストダス(まさか……音の波がオレ(本体)に!? 何故だ!?ゴミの鎧で完璧にガードしている筈!)

ビリビリ……ズゥゥン

ダストダス「グ ォ あ あ あ あ ぁ ぁ ぁ ッ ! ! !」

音の波はダストダスの無敵のガードを破った
大ダメージを負ったダストダスはゴミの鎧を維持できず、崩れていく

ダストダス(何故だ……コイツ、どんなトリックを使いやがったんだ!?)
 ▼ 138 ◆SIKO.JLJHM 15/05/03 19:37:16 ID:4WmIBKOc [4/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
隣の部屋の音楽がうるさい
これはよくあることだろう
しかし、その時目立って聞こえてくるのはベースやドラムのズーンという低い音だけではないだろうか?
これは、高音にくらべ、波長の長い低音は遮蔽物を貫通しやすいためである

フラダリが出した声は�Wガテラル�Wと呼ばれるもの
日本では�Wデスボイス�Wと呼ばれるものの一種である
喉の奥で空気を振動させることにより、下水道に水が流れるようなゴボゴボとした低音を特徴とする

そう、この低音のおかげでゴミの鎧に遮られずに直接音の波を本体に叩き込むことができたのだ

ダストダス(ゴミを維持出来ない……吹き飛ばされる!)

ダストダス「ぐあぁぉぁぁっ!!」

ダストダスは天井に空いた穴を通って上の階まで吹き飛ばされた

フラダリ(もはやハイパーボイスではない……これは�Wばくおんぱ�Wだ!!
もう……撃てないがな)

フラダリは体力を使い果たして倒れてしまった
 ▼ 139 ◆SIKO.JLJHM 15/05/03 21:03:41 ID:4WmIBKOc [5/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ダストダス「ぐぁぁ……耳が…割れる……頭が……!?」

ダストダスはもがき苦しんでいた
だが苦しみながらもはっきりと意識は保っていた

ダストダス「お、おのれ……クソ野郎め!……ぐはぁっ……」

ダストダスは床に空いた穴(フラダリから見れば天井の穴)まで這って進み、下のフラダリを覗き込んだ

フラダリ「……ハァ……ハァ」

ダストダス「虫の息か……当然だな……だが褒めてやるよ……この俺にダメージを与えた事はな……
だから……せめて楽に逝かせてやろう……」

ダストダスは口の中からヘドロの塊を取り出した

フラダリ(ダストダス、お前は今ミスを犯している……それは、その位置から私にトドメを刺そうとしていることだ!)

ダストダス「死ねィ!ヘドロばくだn」

フラダリ(死ぬのは……お前だ!)

フラダリは口から火を吐いた
それは火の粉というのも大袈裟なほど小さな炎
だが、上の階に充満したガスに引火するには充分な炎だった
 ▼ 140 ◆SIKO.JLJHM 15/05/03 23:08:23 ID:4WmIBKOc [6/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
気体は音を立てて爆発した
ダストダスは避ける暇もなく爆発に巻き込まれてしまった
その体は爆風により吹き飛ばされ、宙に浮き、そのまま2〜3回転して床に叩きつけられた

確かめるまでもなく死んでいた
壮絶で、それでいて呆気ない最期だった


フラダリ(ハァ……ハァ……なんとか勝ったぞ)

フラダリは少し爆風に煽られたものの、爆発によるダメージはなかった
それはダストダスが吐いた可燃性気体が『水素』であった為である
ダストダスが天井に穴を開けた時、最も軽いという性質を持つ�W水素�Wは全て上の階へ流れていたのだ
おかげでフラダリは爆発から逃れられたのだ
しかしこの勝負、フラダリの完全勝利という訳にはいかなかった

フラダリ(か、体が……全く動かない)

水素が上に流れたということは、毒ガスは下に溜まるということだ
フラダリはより濃度の高い毒ガスを吸ってしまっていたのだ

フラダリ(マズい……目が霞んできた……すまないイヴ……守れなかった……ああ……意識が………)



フラダリ&イヴVSダストダス

ダストダス:死亡
フラダリ:戦闘不能
イヴ:安否不明
 ▼ 141 ◆SIKO.JLJHM 15/05/03 23:33:34 ID:4WmIBKOc [7/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
正面玄関

バルキー「チッ……やっぱ硬ェな」

バルキーは既に何百発もドラピオンを殴っていた
だが、その堅固な外殻には傷一つ付いていなかった

ドラピオン「どうした?もう終わりか?」

バルキー「あァ!?今までのはウォーミングアップだ!!」

バルキーはドラピオンに飛びかかった

ドラピオン「ウォーミングアップ?俺はそんなもんに付き合ってられるほど暇じゃ無いんでな」

ドラピオンは自分に向かってきたバルキーの足首を掴んだ

バルキー「ゲゲ!?」

ドラピオン「そろそろ終わらせて貰おう」

ドラピオンはバルキーの体を床に思いっきり叩きつけた
 ▼ 142 ◆SIKO.JLJHM 15/05/03 23:55:28 ID:4WmIBKOc [8/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
バルキー「痛ってェな……」

バルキーは立ちあがろうとしたところに、ドラピオンはすかさず巨大なアームで攻撃した

ドラピオン「握りつぶしてくれる!」

バルキー「うおっ!?」

バルキーは咄嗟に両手を広げてアームを抑えた

ドラピオン「俺の腕を止めたのか……だが少しでも力を抜いたら貴様はぺしゃんこだ!」

バルキー「力くらべっつうことか!おもしれェ!」

両者はさらに力を込めた

ドラピオン「ぐぬぬぬぬぬ!」

バルキー「うおおおおお!」

力はほぼ拮抗しており、なかなか決着が付かない
ドラピオンは勝負を決めようと動いた

ドラピオン「なかなかのパワーだな。自動車もスクラップにする俺のアームを受け止めるとは……だがこれならどうだ!パワー全快!」

ドラピオンは今までの倍の力を腕に込めた
 ▼ 143 ◆SIKO.JLJHM 15/05/04 00:29:24 ID:2hCC3kuU [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
バルキー「うおおおおおおおお!!」

明らかにバルキーは押されはじめていた
腕がプルプルと震えている

バルキー「うぬおおおおおおお!!!」

バルキーがどれだけ力を込めてもアームを押し返すことは出来なかった


ドラピオン「フン、やはりフルパワーの俺の敵ではないか」

バルキー「オマエ……俺より強いんだな」

ドラピオン「やっと分かったか。もう遅いがな」

バルキー「ああ、10%の俺より強いよ」ボソッ

ドラピオン「?」

バルキー「30…いや、20%で十分だな。いくぜ!20%!うおおおおお!」

バルキーが力を込めると、ドラピオンの腕のハサミは弾け飛んだ
 ▼ 144 ◆SIKO.JLJHM 15/05/04 01:17:45 ID:2hCC3kuU [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ドラピオン「ぐあっ!?馬鹿な!?」

自慢の腕が破壊され、ドラピオンはよろめいた

バルキー「ヘヘッ 20%のオレサマよりパワーは弱いみてーだな」

ドラピオン「お、おのれェ!」

ドラピオンは残った腕で攻撃した

バルキー「遅えよ」

バルキーは攻撃を軽く躱すと、一瞬の内にドラピオンの背後に回り込んだ

ドラピオン(な!?速い!見えなかった!)

バルキー「スピードもオレが上だな」

ドラピオン「クッ!貴様ァ!」

バルキー「最後は……防御だな」

バルキーはドラピオンの背中に渾身の正拳突きをお見舞いした

ドラピオン「うぐっ……がはっ!」

ピキピキと音を立て、硬い外殻にヒビが入った

バルキー「攻撃は最大の防御、よって防御もオレサマが上っと。なんか勝ちっぱなしで申し訳ねェな」
 ▼ 145 ◆SIKO.JLJHM 15/05/04 01:37:07 ID:2hCC3kuU [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ドラピオン「貴様……20%とかなんとか言ってたな。まだ強くなれるのか?」

バルキー「ヘヘッ まあな」

ドラピオン「全く恐れいったよ」

バルキー「どうする?トドメだけど。抵抗しないなら痛くはしねェぜ」

ドラピオン「俺の方が弱かったんだから仕方ないな。さっさとやれ」

トスッ

バルキーは手刀でドラピオンを気絶させた

バルキー「フーッ、ウォーミングアップには丁度いい相手だったな」

バルキー「おい!キルリア!そっちも終わったか?」

キルリア「とっくの昔に終わらせてるよー」

キルリアは足元にスリーパーを跪かせ、その頭を踏みつけていた

バルキー「さ、流石だぜキルリア(相変わらずゲスいな……)」

バルキー「じゃあ先に進むか!」

バルキーが歩き出そうとした時、突如地響きが起こった

バルキー「何だ!地震か!?」
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