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SS

【注意】シンジ「なんか、おかしい・・・」【注意】

 ▼ 1 1 15/04/11 22:44:03 ID:XrQlFsvc [1/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「久しぶりだな、シンジ!」

シンジ「(なんて頻度だ)」

サトシ「バトルしようぜ!」

シンジ「・・・・・・・・・・・」


小腹が立つ。

何故使えない奴と勝負をしなければならない。

無駄な時間を過ごすほど俺は暇じゃない。

ああ、ウザイ。

俺の周りでしっぽをふるコイツがうざい。


シンジ「・・・バトルスタンバイ」

サトシ「へ?」


エレキブルの雷殴で追い払った。

逃げられたが、あいつは声を大きくして「また会おう」といった。

あれはGか!!
 ▼ 2 ボルキングラー◆rKYGln6vMg 15/04/11 22:44:54 ID:aQBRe1Y. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヒードラン「コボボ」
 ▼ 3 ナッシー@あやしいパッチ 15/04/11 22:51:08 ID:XrQlFsvc [2/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜1月1日〜
『正月くらい顔出せ(はぁと)』

兄からのメールに心底鳥肌が立った。
何故新年初めての感情がこれなのか・・・気分が悪い

まぁ行事があろうが俺には関係ない。
高みへ目指す為に俺は昨日の特訓を続けよう。

サトシ「あけましておめでとう!」

2度目の感情は瞠目。
これほどまで縁がある人間がいるとは、悪寒だ。

サトシ「???どうした、シンジ?体調わるいのか?」

シンジ「おまえには関係ない」

サトシ「本当かよ、貸してみろよ!」

シンジ「は? っておい!(ペタ」

おでこを触られた。
背筋に何とも言えない冷たさが覆った、うっ・・・

サトシ「あ、熱は高くないな」

シンジ「・・・バトルスタンバイ」

同じ展開が繰り広げた。
 ▼ 4 1 15/04/11 22:56:05 ID:XrQlFsvc [3/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
しかし、どういうことか、集中できなかった。

エレキ「(ご主人様、気分がすぐれていないようですが)」

シンジ「何をしている!? もう一度かみなりパンチ!」

エレキ「(ああ、この拳、あなたの胸に届けたいです)」

気取ってはいけない感情を見た気がするが、まぁいいだろう

しかし、なぜかフラフラする。

まさか本当に風邪を引いてしまったのか、不覚だ。

妙に鼓動が速いし、熱もある。

ああ、アイツのせいだ。

年末辺りから大量のメールをみたせいだ。

誰だ、あんな絵文字開発したヤツ、使えないな。

ピロリン♪
『おにいちゃん、シンジいなくて寂しい(はぁと)』
 ▼ 5 1 15/04/11 23:02:43 ID:XrQlFsvc [4/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
???「お〜い!」

!!?

Gが再来してきたようだ。

ポケモンマスター目指すなら一分一秒多く勤しめ。

サトシ「あ、やっぱ体調不良じゃないか!」

シンジ「お前には関係ない!」

サトシ「なんだよ!友達だろ、はい」

シンジ「なんだそれは……」

サトシ「お手製の栄養ドリンクだって、タケシが言ってた」

ああ、あの糸目ブリーダーか。

弛みきった顔で渡して来るコイツ。

ピカチュウとやらは親切心は素直に受け取る!と威光を放つ

サトシ「エレキブル、渡しておくな」

エレキ「(あら♪ご親切にどうも、サトシさん)」
 ▼ 6 1 15/04/11 23:07:17 ID:XrQlFsvc [5/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シンジ「他人の手持ちに気遣いか、変わった神経だな」

サトシ「礼はいらないよ、ちゃんと飲めよ」

文句しか言ってないのに華麗にスルーしやがる。

当初は食い掛って来たくせに

サトシ「いろいろアドバイスして貰ったからさ」

シンジ「?」

サトシ「じゃあいくな!!」

真っ白な雪絨毯を踏みしめてとっとと帰った。

アドバイス?糸目から教わって作ったのか・・・

ぬるい奴だ、他人の分まで用意するとは、暇人め
 ▼ 7 1 15/04/11 23:13:43 ID:XrQlFsvc [6/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ん?何かケータイが鳴っている。

レイジ『あ!シンちゃん、やっと出てくれた♪』

シンジ「……会話する気ないなら切るぞ」

レイジ『待って待って!冗談冗談。
    今度○○地区大会が開催されるんだ、情報提供しようと思ってね』

シンジ「ふん、いい相手がいればいいがな」

レイジ『ん?知ってたの?タッグ形式だって』

シンジ「なに?(またか)」

レイジ『なーんだ! でも務まり役ならサトシ君がいるでしょ?』

シンジ「どうしてそうなる?」

レイジ『彼にも教えてあげたんだ!宅配便届いたか聞いとくついでに』

シンジ「???」

レイジ『お兄ちゃん、頑張ってきのみをブレンドしたんだ。風邪予防になるよ(はぁと)』

シンジ「!!?(ぶるっ」
 ▼ 8 1 15/04/11 23:24:42 ID:XrQlFsvc [7/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
1月3日

結局例のドリンクは一切手を付けなかった。

エレキブル達は好き好んで食したが。

サトシ「お〜い!」

タケシ「久しぶりだな」

シンジ「なんだ、Gか」

サトシ「ん?G?おまえ疲れ切ってないか?」

タケシ「あのな、サトシ・・・いや、知らなくていい」

呆れ顔でヤツの肩を叩く糸目。

本当の事言って何が悪い。

だいたい、おまえも良く付き合ってられるな。

 ▼ 9 1 15/04/11 23:26:10 ID:XrQlFsvc [8/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シンジ「じゃあな!」

サトシ「ま、待ってて!そう急くなよ。
    せっかくまた会えたんだし、一緒に食わないか?」

そう言って、手作り感あるクッキーを示した。

ポケモンも食べられる栄養バランスが良いものらしい。

サトシ「タケシから教わったんだ!こいつの料理は最高でさ……」

シンジ「何度も聞いた」

仲間のことを誇りに思っているのか、

春でもないのに満開の笑顔を俺に見せつけた。

旅同行者は「おまえも才能あるぞ?」と今回の作品を評価する。

どこか仲の良い兄弟を思わせる其れに苛立った。

サトシ「あ、なんで立ち去るんだよ!」

シンジ「平和ボケに付き合ってられん」

タケシ「おい、その態度はないだろう!?」
 ▼ 10 1 15/04/11 23:33:48 ID:XrQlFsvc [9/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
タケシ「だいたい、シンジもサトシのこと認めてるだろ、邪見にするな」

シンジ「寝言は寝てから言うものだが?」

タケシ「そっくり返すぞ。昔に比べれば明らかに表情が違う」

シンジ「なっ!?」

顔が豊かになっていると言いたいのか?

馬鹿を言え、俺は昔も今も変わりやしない。

アイツの考えに100%否定しなくなったが、俺の邪魔をするのは確か。

途端、サトシが喧嘩もどきを制止する。

サトシ「いいよ、タケシ」

困った顔を浮かべる奴にすまなかったと肩をたたく。

そのスキンシップに何故か向かっ腹が立った。
 ▼ 11 ウデッポウ@ロメのみ 15/04/11 23:37:06 ID:I1iIoaS2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 12 1 15/04/11 23:40:38 ID:XrQlFsvc [10/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シンジ「俺はお前等の友人でもなければ仲間でも無い」

タケシという男は眉間にしわを寄せた。

怒りの気配を漂わせてるが、
こっちは勝手な恩売りには鬱憤が溜まっている。

タケシ「っ(手が叩かれた)」

サトシの肩に置かれた手を払った。

シンジ「独りっきりの俺に情けを売られても迷惑なだけだ」

サトシ「シンジ!タケシに何すんだ」

カチン!と来たのか俺の手を掴む。

次の瞬間・・・
 ▼ 13 カラカラ@4ごうしつのカギ 15/04/11 23:48:52 ID:U9.YuTUk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
腐……?
 ▼ 14 1 15/04/11 23:49:15 ID:XrQlFsvc [11/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
天地がひっくり返った。

――語弊がある、何故か足元が揺れた。

小刻みの振動から途端、大きな地震を示した。

糸目からは頭を守れと言う、常識だろう

…そんな余裕があるから俺はまだ冷静なのだと分かった。

だから、五感が普段通りに働くのだ。

サトシ「い、いてて・・・」

ねずみ「ぴ、ぴかぁ」

伸びきった声、小さな体に衝撃があったのか、

ヤツの電気鼠は只今目を軽く回ってる様子。

一瞬だが、震度7と似た災害に驚くもすぐに収まった。

安全を再確認して身を起こそうと腕に力を入れた。
 ▼ 15 1 15/04/11 23:55:30 ID:XrQlFsvc [12/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ふにゅ、と柔らかい感触が心地いい。

地震の際に飛んできたクッションだろうか?

上質感あふれる触感、しかし、これ布だろうか?

同時に、目を開ければ視界がぼやけていた。

それなりの影響が及んだらしい、良く見えない。

シンジ「ん?今、4月だったか?」

不鮮明だったが、綺麗なピンク色が目の前に広がっている。

思わず『キレイだな』と、らしくない感想が頭に浮かんだ。

サトシ「…シ、シンジ」

シンジ「どうした?」

非情に珍しい、アイツの戸惑った声に首を傾げた。

なんか、おかしい。
 ▼ 16 1 15/04/11 23:59:41 ID:XrQlFsvc [13/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
おかしい……おかしすぎる。

本能が悟った警告に嫌な汗がにじんだ。

シンジ「ぐはっ!!」

タケシ「おまえ、なんてことを!!?」

俺の頭に落とされた拳。

痛い、軽快な音を聞き届けてくれる人間は周辺にいなかった。

まぁおかげで様々な神経が鋭くなった。

どうやら、これで感覚器官が正常となった様子。

シンジ「!!?」

お、おんな・・・?
 ▼ 17 1 15/04/12 00:04:41 ID:HfHBJ5q. [1/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
まてまてまてまてまて待て!!!!

誰だ、この女!

桃色の鮮やかな景色の正体は長髪。

見ただけで分かるツヤ、天使の輪を描いている。

触っていないがさらさらしてそうだ。

だが、俺は女の知り合いはいない!

いや、いるにはいるが、この髪を持つ人間は知らん!

電気鼠は目の色を変えて電気を散りばめる。

待て、さきに愚かでも主人の心配がさきでは・・・まてよ?

シンジ「ぐはっ」

タケシ「いい加減にサトシから手を退けろ!!」

シンジ「なん…だと…!?」
 ▼ 18 チゴラス@ばんのうごな 15/04/12 00:13:17 ID:k41nv3iY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
展開が読めない
 ▼ 19 ニドリーノ@いいつりざお 15/04/12 00:18:27 ID:HfHBJ5q. [2/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「―――――ッ」

あのサトシが赤面しているだとッ!?

クラっとして言葉も出なかった。

いや待て待て待て!

落ち着け、俺、サトシは黒髪で短い。

瞳は琥珀色で、声は少年らしいが忠誠的な雰囲気がある。

頬は健康そのもので、あれほど染めることは無い。

まつ毛は、変わってるのか?

シンジ「おまえ、だれだ?」

サトシ「……………」

タケシ「俺が説明しよう。ハッキリ言う、サトシは女の子だ」
 ▼ 20 アリアドス@オボンのみ 15/04/12 00:24:08 ID:HfHBJ5q. [3/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
タケシ「具体的に言えば、シンジ、
   おまえはサトシの胸をがっちりとホールドしてしまったことだ」

シンジ「おい、き、今日は嘘をついていい日じゃないぞ」

サトシ「…………(うっすら涙)」

タケシ「目の前の可憐な乙女の涙を見てまだいうか!」

本日、3度目の鉄拳を喰らった。

超マサラ人はサトシ以外にも存在するらしい。

だが、言い返せば、ねずみの電撃を浴びる事になる。

そうなれば思考回路が文字通り、ショートしてしまう。

その前にアイツが可憐な訳が無い。

野生児を思わせる運動神経に何度肝を潰したか

シンジ「おい、いつもの台詞を言ってみろ」

サトシ「??・・・バトルしようぜ」

鼻から赤いハイドロポンプが流れた。
 ▼ 21 1 15/04/12 00:34:19 ID:HfHBJ5q. [4/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
目の前が真っ黒に染まったが、意識は早く回復したらしい。

血液を体外に噴出した記憶が新しい。

・・・ということは今誰かに運ばれているのか。

トン、トン、と刻むリズムに心が休まる。

病人?にとっては有り難い気もした。

どこからか柔らかいにおいがする。

桜の花びらが散っているような、いや、待てよ?

???「あ、もう意識が戻ったのか?」

???「ぴ〜か」

だめだ、出血多量で頭がクラクラする。

???「タケシ、部屋どこだっけ?」

タケシ「もうすぐ着くぞ、ジュンサーさんも待ってるはず」
 ▼ 22 1 15/04/12 00:38:33 ID:HfHBJ5q. [5/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シンジ「!!? サトシ、おまえ」

サトシ「お、おはよう、シンジ」

鮮やかなビビットピンクの髪を持つ少女が挨拶。

だが、顔は知人であるサトシそのもの。

どうやら俺は背中に負ぶってもらってるらしい。

不覚だが分かる、この肩のつくり、男の特徴はない。

シンジ「お、おろせ、女に背負わされる男はみっともない!」

サトシ「だ、大丈夫だよ、ポケセンでは俺達しかいないみたいだし」

そう言う問題じゃない!

使えない奴だ!
 ▼ 23 1 15/04/12 00:43:41 ID:HfHBJ5q. [6/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「でも早くカツラ被りたいぜ」

何が悲しくて10代の少年からそんな台詞を聞かなきゃいけない。

まだ若いくせに、そんな話題にのる糸目もどうなんだ。

ねずみ「ぴかぴ、ぴかぴかちゅう」

タケシ「我慢しろ、誰かさんのせいで血まみれになったんだから」

グサッと心を深くえぐり取られた気分だ。

不可抗力とは言え……待てよ?

何故おんなだと隠す必要があるんだ?

そこでドアが開く音がした。
 ▼ 24 ボルキングラー◆rKYGln6vMg 15/04/12 00:47:39 ID:zywY5ed6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
メイド回で躊躇が無かったのはそういうことだったのか...
 ▼ 25 コノハナ@ゴージャスボール 15/04/12 00:51:43 ID:HGtG9YvU [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
え………………
 ▼ 26 1 15/04/12 01:06:16 ID:HfHBJ5q. [7/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
声を掛ける暇がない位いそがしかった、いや周りが。

寝台に下ろして貰ったり(男の威厳?もう知らん)

診察して貰ったり、薬処方してもらったり……

ここで漸く言葉を口の端に掛けた。

サトシ「ああ、ヒカリなら実家に帰ってるよ」

言われれば普通の回答だった。

なんせ、今は正月を迎えている。

おまえらも里帰りしろ、と言い掛けて口を閉じた。

俺も言える立場じゃない。

サトシ「ああ、カツラならいいよ、すぐ乾くだろうし」

へらへら笑う活発な表情で許して貰った、相変わらずヌルイ。

シンジ「本題に入ろう、何故男装をしている?」
 ▼ 27 1 15/04/12 01:11:56 ID:HfHBJ5q. [8/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「あ、ママが極度の心配性なんだよ」

シンジ「おまえの父親じゃなくて?」

サトシ「うん。10年前は治安がすこしだけ悪くてっさ、
    一人旅の時危ないかもって深く考え込んじゃって」

真っ直ぐな目線を俺によこしながら説明した。

男の子なら、余程の事じゃない限り、狙われないだろうって。

戸籍は女だけど、変装は貫き通している。

サトシ「それに俺って男っぽい言動とるだろ?
    こっちの方が気楽なんだよな」

ねずみ「ぴっかちゅう」

いつもと変わらない表情で高らかに気持ちを述べた。

電気鼠もそれに頷いた。

シンジ「…… …… …… ……」
 ▼ 28 1 15/04/12 01:18:27 ID:HfHBJ5q. [9/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シンジ「なんか、おかしいぞ」

サトシ「え?」

きょとんした顔で続きを促した。

そして、糸目の眉がぎゅっとひそめられる。

強く睨まれて、俺は妙に怖くなる。

だが……

シンジ「俺を誤魔化そうなんて100年早いぞ、サトシ」

久しぶりにアイツの名前を呼んだ。

自然と出たことに俺も驚いている。

アイツは動揺を覚えたかのように声を震わせた。

サトシ「な、なに言って」

おまえが上手に煙幕を張れるとは思ってない。

どこか演技臭い部分を感じた。

万が一に備えて、練習を重ねたに違いない。
 ▼ 29 1 15/04/12 01:24:51 ID:HfHBJ5q. [10/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「は?いい加減にしろよ、シンジ。
    口下手な自覚はあるけど、こんな時に嘘つく訳ないじゃん」

シンジ「1年以上おまえの顔を魅せ付けられたと思っている」

信じられない程ヤツと出会ってきた。

回数は3ケタを優に超えているだろう。

シンジ「本気ならばとうの昔に髪を切っているはずだ」

サトシ「!?」

タケシ「おい、シンジ!」

肩幅より少し長い繊細さを感じさせる髪。

男でもわかる、
それなりに気を配らなければ維持できない。

それに――

シンジ「顔に嘘と書いてある」
 ▼ 30 29 15/04/12 01:32:29 ID:HfHBJ5q. [11/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
×シンジ「1年以上おまえの顔を魅せ付けられたと思っている」

〇シンジ「1年以上おまえの顔を見せ付けられたと思っている」
 ▼ 31 アーボック@びっくりこやし 15/04/12 09:07:47 ID:HGtG9YvU [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>29
面白い。
 ▼ 32 ブンシャカ◆bj1ozjdmPg 15/04/12 09:10:19 ID:Cw8ope0c NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
女体化か?

支援!!する以外考えられない!
 ▼ 33 ミアレクレープ◆/mbCMosuI6 15/04/12 11:15:36 ID:v04dsRaU NGネーム登録 NGID登録 報告
支援…!
 ▼ 34 1 15/04/12 20:47:28 ID:HfHBJ5q. [12/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そうだ、コイツは何かに迫られれば、

琥珀色の眼が少し歪むはず、ヒコザルの時もそうだった

ポケモンに情を掛け過ぎだと呆れるほどに……

タケシ「そこまでだ!」

糸目が会話に割り込んだ

思わず舌を打った、今は邪魔をするんじゃない

タケシ「サトシ、お前は部屋に戻ってろ」

おい、俺は透明人間じゃない、話を聞け!

なんだかんだでサトシは部屋を退場した。

タケシ「火を灯した目で俺を睨み付けるな!
    ジュンサーさんを呼ばれなかっただけ感謝しろ!」

確かに、不可抗力とは言え、痴漢同様なことをした

だが、自ら望んでは……言い訳を述べる資格は無いか
 ▼ 35 1 15/04/12 20:55:30 ID:HfHBJ5q. [13/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シンジ「……すまなかった」

タケシ「素直でよろしい」

ヤツは仁王立ちで荒く息を吐いた。

シンジ「俺はサトシじゃない」

タケシ「まあ、気持ちは分からなくもない。
    ライバルであるサトシに騙された気分なんだろう?」

はっきりとした物言いに黙り込むしかなかった。

『違う』かと言えば嘘になる。

糸目の表情は少しばかり緩み、組んだ腕を解いた。

シンジ「訂正しろ、ただの顔見知りだ……」

タケシ「目を逸らした顔で何言ってんだか」

肩を落として溜息を吐く糸目を殴りたくなった。

何故か寒気を誘う人間に似ているからだ。

♪ピロリン
『おにいちゃん、当日大会に足運ぶからね!』
 ▼ 36 1 15/04/12 21:05:39 ID:HfHBJ5q. [14/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そう、こんな感じを除けば、だ・・・

シリアスな空気を打ち壊すアイツの代役として殴らせろ

タケシ「相変わらず仲が悪いんだな」

遠い目で呟く糸目をみて馬鹿馬鹿しくなった。

体調の為に増血丸を口に含ませる。

喉の渇きも収まるからちょうどよかった。

シンジ「おい、サトシの様子を見に行かなくていいのか?」

タケシ「頭が回るようになったらしいな、話を戻すぞ」

シンジ「無視するな」

タケシ「聞け。サトシが変装するのは父親に関するからだ」

――父親?そういえば、

俺がそれを口にした時アイツの瞳がいちばん泳いでた気も。

タケシ「俺も詳しくは知らない。
    サトシの両親はお見合いで夫婦になったんだが、
    父方の方は悪い組織、それも幹部の人間だったんだ」

シンジ「おい、ぶっ飛んでるな」
 ▼ 37 1 15/04/12 21:14:22 ID:HfHBJ5q. [15/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
タケシ「母親であるハナコさんは危機感を覚えて、
    カントー地方の田舎へ身を隠すことにしたんだ」

ああ、なるほど。

権威者であるオーキド博士も傍にいるから守備は完璧。

シンジ「アイツが性別を隠しているのは身元を特定されない為か」

タケシ「話が早い。できれば周りの人間に広めないでほしい」

シンジ「口封じか。聞いておくがお前は何故?」

タケシ「いや、偶然にもシャワー室の扉をあ、あけてしまって」

……汗顔の至りも甚だしいな。

ついでに、異常なほど腸が煮え繰り返ってきた。

言っとくが頭が痛いのは出血の所為だけじゃない。

シンジ「その時の罪を今裁いていいか?」

タケシ「・・・時効ってことで」
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