▼  |  全表示14   | <<    前    | 次  |  履歴   |   スレを履歴ページに追加  | 個人設定 |   ▼   
                  スレ一覧                  
SS

【ss】疑心のポケモン【ウルトラマンメビウス】

 ▼ 1 メテテ@たいようのいし 18/08/20 20:57:32 ID:oehcvsVI NGネーム登録 NGID登録 報告
 この宇宙には様々な惑星が存在する。大きさには隔たりが見受けられ、中には生命体が生息する星もある。所謂宇宙人だ。
 宇宙人にも文明レベルの低いものから高いものまで様々である。ときには、他所の惑星に攻め入ろうと考える邪な心を持つ者もいる。そして、その手の輩から宇宙を守ろうとする者たちも。

 ピカという惑星がある。赤道直径は火星にやや優る七千八百二十三キロメートル。重力は地球の五倍であり、年平均気温は十四度であった。
 一日の長さは三十六時間であり、一年の長さは百三十三日である。文明レベルは地球と同等であり、科学レベルはやや劣っていた。
 現地に住む者は自らのことをポケモンと呼んでいる。由来は不明である。惑星ピカのとある街が、今回のお話の舞台だ。
 ▼ 2 ママ@ウイのみ 18/08/20 20:58:41 ID:Y4wwI4W6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
悲しみなんかない世界
 ▼ 3 ルマッカ@やまぶきのミツ 18/08/20 21:04:40 ID:gUooo6rM NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
 八十年代における日本と酷似した下町風情の街並みに、こじんまりとしたカフェが見える。店名はweatherであり、四人掛けの席が五つ、カウンター席が十席設けられている個人経営のカフェだ。
 蛍光灯は目に優しく適度な輝きを放つ。壁は白く塗られており、店主と客のツーショット写真が七枚画鋲で貼り付けられていた。三年ほど前に流行った曲が流れている。
 店主は名を由美子と呼ぶ。緑の長い髪の毛を後ろで束ねており、赤いサングラスをかけていた。背中には緑色で菱形の翼が一対備わっており、尻尾はしましまの模様が目立つ。
 種族としてはフライゴンに属するのだが、それは関係ない。店を一人で切り盛りしており、常連客から愛されている。
 客は四人掛けの席に座る二人組のOLと、カウンター席に座る男子大学生。由美子がOLにカルボナーラを二皿持っていく。
 大学生のコーヒーがかすかに震えた。次に椅子も揺れ始める。その場にいた全員が地震を疑った。


「テーブルの下に隠れてください!」


 由美子は客にこう伝える。揺れで建物が歪み脱出不能になることを避けるために、彼女は入り口の引き戸を開けた。そのとき目に飛び込んできた光景に彼女は驚かされる。
 ▼ 4 チャブル@プラズマカード 18/08/20 21:08:35 ID:mIY2Gv9c NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
 宇宙忍者バルタン星人の姿がそこにあった。身長五十メートル、体重一万五千トンの巨体は、辺りのどの建造物よりも抜きん出ている。一歩進む度にカフェの軋む音が鳴り響く。
 揺れの原因がバルタン星人の飛来にあることを、その場のポケモンたちは瞬時に悟った。


「ヘアッ!」 


 空から光の巨人が降り立つ。ウルトラマンメビウスだ。バルタン星人を追いかけてきたのである。
 バルタン星人はハサミを身体の前に構えて、メビウスに走り寄った。右ハサミからパンチを繰り出すが、メビウスに受け流される。メビウスの膝蹴りを受けて、数歩後ずさった。
 バルタン星人が転ぶ。ポケモンたちのビームを足下に喰らったのだ。その数は総勢五十匹。由美子やカフェの客も参加している。
 メビウスは住民の行動を危険視したが、勇気に心を打たれた。左手に装着されているメビュームブレスのクリスタルに右手を添えてから、手を前に突き出すようにスライドさせる。前方にくの字の状の黄色いエネルギー体─メビュームスラッシュ─が放たれた。倒れるバルタン星人に追い討ちをかける。
 ▼ 5 リル@2ごうしつのカギ 18/08/20 21:11:30 ID:bfew2yTc [1/2] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
 必殺技のメビュームシュートを発動させるため、メビウスはメビウスブレスに手を当てる。そのとき、メビウスの姿勢がぐらついた。ポケモンの放った熱線を脚部に浴びたのだ。飛べるポケモンはメビウスに接近して爪で切り裂く。
 二人の宇宙人は現地民からの集中砲火を受けてしまった。行動を中止するよう呼び掛けるメビウスだが、聞き入れる者は誰もいない。かえって威力が増す結果となった。
 バルタン星人が空を飛ぶ。メビュームスラッシュを放つメビウスだが、バリアーを自身の周囲に張り巡らされて防がれてしまう。
 追いかけるため、メビウスも飛び上がった。メビウスブレスから光の剣─メビュームブレード─を伸ばすと、敵との距離をぐんぐん詰めていく。飛行可能なポケモンたちもあとに続いた。
 バルタン星人が三体に分身する。進路を翻して、三方向からメビウスに近づいてきた。
 メビウスは敵をギリギリまで引き付けたあと、全身を爆発させる。メビュームダイナマイトだ。敵と密着しなかったために威力は大きく削がれる。ところが、分身を消すには充分すぎた。
 残された本体は煙のように姿を消す。ポケモンたちがキョロキョロと辺りを見渡した。メビウスはメビウスブレスに右手を添える。
 バルタン星人はメビウスの背後に瞬間移動した。大きなハサミを振り下ろそうとする。後ろに振り向いたメビウスは迷うことなく、電撃を帯びた左拳を正面に突き出した。ライトニングカウンターゼロである。
 体を貫かれたバルタン星人は爆発した。
 ▼ 6 ギルダー@デボンスコープ 18/08/20 21:13:51 ID:bfew2yTc [2/2] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
 ポケモンたちは攻撃の手を緩めない。メビウスはその場から飛び去る。追っ手を振り切ると姿を消した。そして地上にてヒビノミライの姿に変える。服装はベージュのズボンにデニムシャツを上に羽織っていた。地球に初めて飛来したときと同じ格好である。
 ミライは住民から奇異の目で見られた。なぜなら、住民が例外なくすべてポケモンである中、一人だけ人間の姿をしているからだ。


「あいつはたぶん宇宙人だ。そうじゃなくても明らかにおかしい。追え!」


 一匹のポケモンが叫んだ。彼は率先してミライを追いかける。俊敏な足で逃げるミライだが、ポケモンは追跡を諦めない。始めは二匹だった追っ手も次第に増え、ついには七十匹にまで達した。
 一本道を走っていると、前からも追っ手が駆けつけてくる。ミライは挟み撃ちにされてしまう。彼は意を決して、左隣にあるカフェに飛び込んだ。押戸を押して入ったあと、体重をかけて扉を抑える。
 少しでも気を抜けば追っ手の侵入を許してしまいそうなほど、ガンガン扉が押される。
 突然の来訪者に店長の由美子は驚かされた。
 

「ひっ! なに? 来ないで!!」

「僕にあなた方を傷つける意図はありません。お願いします、話を聞いてください!」

「あなたどう見ても異星人よね? この星は異星人を許さないからすぐに出ていって」

「怪しい者ではありません! 僕はヒビノミライ。そしてウルトラマンメビウスです」

「いいから!」


 由美子は扉に近づくと、ミライを引き剥がした。急に開いたことにより、外から扉を押していたポケモンたちが転ぶ。そしてカフェに雪崩れ込んできた。
 

「ここで捕まるわけにはいかない。失礼します」


 ミライはポケモンたちを踏みつけて歩き、再び外に出た。全速力で走って逃げ出し、路地裏に姿を隠す。
 ▼ 7 エルコ@ダークストーン 18/08/21 10:11:45 ID:LO4cYc4c NGネーム登録 NGID登録 報告
「どうしてこんなことに……?」


 メビウスはウルトラの父からの命を受けて、この星に渡ってきた。調査とだけ聞かされたため、理由は明かされていない。
 この星に来る途中でバルタン星人とすれ違ったため交戦。戦いは終始メビウス優勢だったが、隙をつかれて逃げられてしまった。バルタン星人を追ってメビウスは、予定通り到着したわけである。この事から、バルタン星人もこの星に用があったのではと推測できる。
 なぜウルトラマンに敵意を向けたのかも、ミライを悩ませた。宇宙警備隊は全宇宙にその名を轟かす平和維持機構であり、その構成員は主にウルトラマンで構成されている。
 「宇宙警備隊は知らないがウルトラマンなら知っている」と言われるほど、平和を愛する種族としての知名度が高い。もっとも、すべてのウルトラ族が宇宙警備隊に所属しているわけではないのだが。


「宇宙人へのトラウマが原因なのか? この星の歴史になにかヒントが隠されているのかも」


 何を成すべきかミライは決めた。しかしまだ動けない。日中にうろついては再び住民に追いかけ回されるからだ。ひたすら太陽を眺め続けるが、一向に沈む様子を見せない。

 ミライは懐からトライガーショットを取り出した。かつて地球に赴任していた際、GUYZから支給されたものだ。使うのは久し振りであるが、腕は鈍っていない。
 時間を経て太陽は西に傾いていった。夕焼けを過ぎて徐々に暗くなる。
 太陽が沈んだ。しかし、明るさは夕方のまま固定される。それ以上暗くならないのだ。流石に人通りは少なくなったが、この明るさでは簡単に見つけられてしまうだろう。
 ミライは再び待機の姿勢をとる。やはり、空模様は変わらない。彼は諦観の気持ちから、出歩くことを決心した。幸いにも、全速力で走れば誰の目にもとまらない。
 ▼ 8 ゾノクサ@スピーダー 18/08/21 10:12:29 ID:sJh2JdNE NGネーム登録 NGID登録 報告
 ミライは図書館に侵入した。入り口の自動ドアを越えると、カウンターが見える。司書の目を駿足で誤魔化して進んだ。
 ミライが左に曲がる。本棚の列に入ると、首を左右に振って本のタイトルを確認した。だが、そのエリアには推理小説しか置いていない。
 彼はさらに前のエリアへ進んだ。そしてタイトルを同様の方法で見る。宇宙人という単語が頻出した。
 辺りにポケモンがいなかったので、彼は足を止める。一冊を手に取った。タイトルは"宇宙人を許してはいけない10の理由"。著者名にはポワルンと記されてあった。
 手当たり次第に他の似た本を漁るが、どれもこれも著者はポワルンである。一番古い本はわずか三ヶ月前のものであるが、ポワルン作の書籍は五十冊を優に越した。
 反対に、宇宙人擁護派の書籍は一冊も置かれていない。情報操作の可能性が疑われる。
 ミライは別の本棚に移動した。惑星ピカにおける歴史が綴られている本を見つける。パラパラとページをめくる彼は、周囲への警戒を怠っていた。彼は偶然やって来たポケモンと鉢合わせてしまう。
 雌のポケモンだった。恐怖におののく彼女が叫びだそうとする。
 ミライは彼女にトライガーショットを向けた。銃の上部にあるリトリガーを手前にスライドさせて、トリプルチェンバーを回転させる。ブルーチェンバーを選択すると、雌ポケモン目掛けて発砲した。
 トライガーショットからメテオール弾が放たれる。キャプチャー・キューブという青いバリアフィールドでポケモンを閉じ込めることで、声が外に漏れることを防いだ。バリアーは最大で一分間維持される。その隙にミライは図書館の窓から逃げ出した。


「危なかった……」
 ▼ 9 ラスル@サイキックメモリ 18/08/21 10:14:27 ID:RSxYob2E NGネーム登録 NGID登録 報告
 歴史についてはわからなかったが、ポワルンというキーワードを知ることはできた。そのとき彼はふと、あることに疑問を抱く。一切疲れないのだ。ウルトラマンとはいえ、他星でこれだけ動けば普通は疲れる。


「そういうことか!」

 
 ミライは左腕にメビウスブレスを生成した。左手にエネルギーを溜めると、オレンジの夕焼け空に発射する。
 

「一番光の強い地点に行けば真相がわかるかもしれない」


 ミライは光の中心を目指すことにした。視認は不可能だが、莫大なエネルギーを感じることは可能だ。近づく度に体力が回復していく。ミライは人目を避けつつ、待ちを脱出した。
 歩いていると、百メートルの高さを持つ山が前方に現れる。草木が不格好に生い茂っており、一面が鮮やかな緑に染まっていた。光の影響を強く受けている証拠だろう。
 ミライは行く手を阻み植物を凪ぎ払い、山にわけ入った。長く険しい道だが、ウルトラマンには余裕である。
 背中に光線を浴びせられた。振り返ると、ポケモンたちの姿が見える。
 ポケモンが水流を口から吐き出した。ミライは両手を前に突き出す。メビウスディフェンサークルを生み出して、攻撃を防いだ。
 ミライは斜め左の樹木にメビュームスラッシュを放つ。下方の幹が破壊された。ミライとポケモンたちの間に木は倒れ、障害物と化す。それが時間を稼ぐ内に彼は先に進んだ。
 ▼ 10 ガディアンシー@ノワキのみ 18/08/21 22:34:32 ID:MoBI8nv2 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
 飛べるポケモンはラグなしについてくる。ミライがメビュームスラッシュを、わざと当たらないように撃って牽制を仕掛けた。
 紫色の光線がミライを突き倒す。放ったのは由美子だった。常連客が彼女の周りを囲んでいる。


「この先はポワルン先生のご自宅。絶対に近づけさせないんだから!」


 またしても現れるポワルンという名前。ミライは推測を確信に変えた。
 フライゴンが頭から突っ込む。ミライはそれを両手でキャッチすると、一回転させて投げ飛ばした。常連客のビームも振り切って逃げる。
 ミライの眼前に豪邸が見えた。彼は中に飛び入ると、大声でポワルンの名を呼ぶ。すると、奥の自動ドアからポケモンが出てきた。
 外観は小さな白いボールのようである。癖毛が跳ねており、ふわふわと宙に浮いていた。眼鏡をかけているように思えたが、よく見るとただの模様だ。


「今日は来客の予定はないはず。しっかりアポを取りなさい」

「とぼけるな。この星の住民を惑わしているのはお前だろ」

「なにか根拠があるのか? なければ名誉毀損で訴えるぞ」

「気になる点は四つある。僕がメビュームダイナマイトを使ったときカラータイマーが鳴らなかったこと、疲れを感じなかったこと、太陽が沈んだにも関わらず夜が訪れなかったこと、そしてこの星に流れるエネルギーへの既視感だ。これらはすべて僕の故郷である光の国と似ていた」

「なるほど。ウルトラマンならではの着眼点だ。だがそれは単に君の星とこの星の環境の共通点を示しているにすぎない」

「お前は三ヶ月前に突然、宇宙人廃絶派の本を書いた。その後、同じ主張の本を数多く量産した。それはなぜだ?」

「それはお前が一番よくわかっているのではないか? 宇宙には危険な思想を持つ者が溢れるほどいる。もちろんヒューマノイドだって例外ではない!」

「それはおかしい」

「なに?」
 ▼ 11 メタマ@ジガルデキューブ 18/08/21 22:38:52 ID:MoBI8nv2 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
「僕はこの星のとあるカフェに入った。そこの壁にはまだ新しい写真が貼り付けてあったんだ。ヒューマノイドの写真がね。もしここの人たちが本当に宇宙人を憎んでいるのなら、そんな真似は絶対にしないはず!」

「そ……そこのカフェの奴等がたまたまおかしい奴等で……」

「だとしたら僕を見るなり追い返したりしない」

「ふむ……つまり何が言いたい?」

「お前はプラズマスパークの模造品を作ってこの星にやって来た。そしてここの人々の容姿をディファレーター光線の効力で変えて、宇宙人への偏見を助長させる裏工作に手を染めたんだ!」

「外に出て話そうか」

 
 ミライはポワルンに押されて退出させられた。外では百以上のポケモンが集っている。ポワルンの姿を見るとすぐに、ポケモンたちは騒ぎだした。
 ポワルンはミライの右隣に移動する。集まったポケモンたちに怒号を浴びせた。


「なぜこれほどの数がありながらたった一人を倒せない! 不良品は破壊する!」


 ポワルンは全身にエネルギーを溜め始めた。満杯になると、口から黒い球状のエネルギー波を繰り出す。
 ミライはポケモンたちの前に立ち、メビウスディフェンサークルを張った。しかし球の威力は、盾の防御力を上回る。盾が破られて、ミライは直撃を喰らった。
 さらに、ポケモンたちがミライに光線を放つ。前後からの攻撃を受けたミライは、それでも立ち続けた。


「ならば全員まとめて葬り去る」


 ポワルンが巨大化した。直径はだいたい六十メートルほどだ。ミライとポケモンたちに棒状のビームを吐き出す。
 ミライの左腕にメビウスブレスが現れる。彼はそれのクリスタルを右手で下にスライドさせた。


「メビウーース!!」


 そして、左手を高く掲げる。彼は本来の姿であるウルトラマンメビウスとなった。
 ▼ 12 ンギラス@こうらのカセキ 18/08/21 22:40:45 ID:BbD.VnMs NGネーム登録 NGID登録 報告
 メビウスはポワルンのビームを、側転してかわしていく。山中なので被害を気にせず戦うことができる。
 メビウスがタックルを仕掛けた。しかしふわふわと浮かれて避けられる。ポワルンは上から無数の弾丸を吐き出した。メビウスが攻撃に晒される。


「俺の目的はな、独自開発したプラズマスパークの光を非力な宇宙人に浴びせてさらに洗脳を加えて、最強の軍団を組織することだった。その力でもってやがて宇宙全体を手にいれたかった! 計画を台無しにした罪は重いぞ」


 メビウスは連続でメビュームスラッシュを繰り出して、弾丸と相殺させた。ポワルンの攻撃がやむ。メビウスは急上昇して、ポワルンを踵落としで蹴り落とす。
 降下するメビウス。ポワルンは下部から三本の触手を伸ばす。メビウスの首、右腕、左足に巻きついて、地面に叩き落とした。
 ポワルンは身を浮かべると、メビウスを何度も大地に叩きつける。メビウスの身の自由を解放したら次は、連続突きを繰り出した。
 メビウスはメビウスブレスからメビュームブレードを伸ばす。迫る触手を切り裂きながら接近した。
 振り下ろされる斬撃を、ポワルンは左に身を翻してかわす。ポワルンが体当たりした。メビウスは吹き飛ばされるが、途中で一回転して着地する。
 青い光線が豪邸を破壊した。その瞬間、メビウスのカラータイマーが赤く点滅する。
 メビウスは振り返り、ポワルンは首を上げる。空にいたのはウルトラマンヒカリであった。ナイトシュートを放ったのだ。
 メビウスは真相に気づいたとき、光の国にウルトラサインを送っていた。それを見たヒカリは大急ぎで準備に取りかかり、惑星ピカに飛び立ったのだ。
 左手にはディファレーター光線分解酵素がふんだんにつまったミサイルが握られている。
 ▼ 13 レセリア@あおぼんぐり 18/08/21 22:45:51 ID:Mhfgk9Js NGネーム登録 NGID登録 報告
「メビウス、バーニングブレイブになって攻めろ」


 ヒカリの助言を受けてメビウスは、バーニングブレイブに姿を変える。拳に火炎を纏わせて、連続パンチを放った。メビウスのドロップキックが当たり、ポワルンが吹き飛ばされる。

 
「奥の手を見せてやる」


 青い雫のような姿にポワルンが変わった。ポワルンは真上に大量の水を吹き出す。すると空に、黒い雲がどこからともなく現れた。雲は怒濤の雨を降らせる。

 
「雨を絶え間なく星中に降らせて水没させてやる!」

 
 ヒカリはその光景を見るとすぐに、分解酵素入りのミサイルを持って突っ込んだ。ポワルンの放つ水流を、ナイトブレードで斬りながら近づく。
 ポワルンが水をマシンガンのように吐き出した。ヒカリは吹き飛ばされる。メビウスは巨大な火球─メビュームバースト─を胸の前に形成した。それを水の弾丸に発射する。水蒸気爆発が起こり、一帯が白い蒸気に包まれた。
 ヒカリがメビウスにミサイルを投げ渡す。メビウスはキャッチするとポワルンに急降下。ミサイルをポワルンに突き刺した。


「ぐわぁぁぁ!! 何をした……?」

 
 ミサイルに包まれていたディファレーター光線分解酵素が、ポワルンの体内に侵入してさらに、雲に移動した。酵素は雨の中に含まれる。星中に降り注いでいたため、酵素を浴びてポケモンたちは元の姿に戻った。
 ▼ 14 ンゴロ@あくのジュエル 18/08/21 22:48:28 ID:ywfoAd8k NGネーム登録 NGID登録 報告
「あれ……? あっ! ウルトラマン!」

 
 雨は洗脳すらも洗い流した。正気を取り戻した由美子たちは、光の巨人に声援を送り始める。

 
「このままでは星が沈んでしまう。一気に決めるぞ、メビウス!」

「あぁ!」

 
 メビウスが元の姿に戻る。二人のウルトラマンは腕を十字に組むと、メビュームシュートとナイトシュートをそれぞれ撃ち放った。
 ポワルンも負けじと応戦の構えを見せる。辺りの水を蛇のように操り、自らの正面に持ってきた。そしてメビウスとヒカリに放つ。さながらヤマタノオロチのようだ。両者の攻撃は拮抗し、硬直状態に入った。
 

「夢の実現のためにも、ここで死ぬわけにはいかない!」

「頑張れ! ウルトラマン!!」

「負けるな!」

「メビウス!!」

 
 メビウスとヒカリの光線がさらに勢いを増す。水のヤマタノオロチを破壊して、ポワルンとの距離をぐんぐん狭めた。


「やめろ……俺は……!」


 光線がポワルンを貫く。ポワルンは爆発した。人々の歓声が沸く。

 
「ごめんなさい……洗脳されていたとはいえ私あなたに酷いことを……」

 
 メビウスは首を横に降った。それから小さくサムズアップを作る。人々が感謝の言葉を送るなか、二人のウルトラマンは飛び立った。


  ▲  |  全表示14   | <<    前    | 次  |  履歴   |   スレを履歴ページに追加  | 個人設定 |  ▲      
                  スレ一覧                  
荒らしや削除されたレスには反応しないでください。
書込エラーが毎回起きる方はこちらからID発行申請をお願いします。(リンク先は初回訪問云々ありますがこの部分は無視して下さい)

. 書き込み前に、利用規約を確認して下さい。
レス番のリンクをクリックで返信が出来ます。
その他にも色々な機能があるので詳しくは、掲示板の機能を確認して下さい。
荒らしや煽りはスルーして下さい。荒らしに反応している人も荒らし同様対処します。




面白いスレはネタ投稿お願いします!
(消えた画像の復旧依頼は、問い合わせフォームからお願いします。)
スレ名とURLをコピー(クリックした時点でコピーされます。)
新着レス▼