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【スワップSS】僕「お! ポケモン、懐かしいなぁ」

 ▼ 1 ェード◆nfYyot98RE 18/10/20 19:39:17 ID:7T064JHg [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
桜の薄桃色のつぼみが膨らむ頃だった。

僕はぼんやりとダンボールと物ものが散乱する部屋を見渡す。

荷造りをしなければいけないのだが、気が散りやすい僕は久しく紐解いたノスタルジー溢れる思い出の品の数々に心奪われていた。

そんな僕も今年の春からめでたく大学生だ。

ヒィヒィ言いながらも必死に勉強を続けたかいがあり、有難いことに第一志望校に進めることになった。

高校時代を過ごしたこの家ともお別れ。春からは一人暮らしが始まる。
そのための引越しの準備だった。

CD類をまとめていた棚からコトリ、と何かが滑り落ちる。

僕はそれを拾うと、言葉が思わず口を突いて出た。

「お!これってポケモン?」

落ちたのはゲームボーイアドバンスのソフト。
それは僕が初めてプレイしたゲーム、ポケットモンスター・ルビーだった。
 ▼ 2 ェード◆nfYyot98RE 18/10/20 19:41:28 ID:7T064JHg [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
このSSはスワップSS祭http://pokemonbbs.com/post/read.cgi?no=897810
に参加しています。
続きは他の方に委ねられます。
 ▼ 3 マコブシ化粧品◆aDRuGd/3Lw 18/10/24 21:02:19 ID:dnSoDDu2 NGネーム登録 NGID登録 報告
今回このSSを乗っ取る事になりました
よろしくお願いします
 ▼ 4 ロストロトム@ダイブボール 18/10/25 21:24:14 ID:BPKU9XK6 NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 5 マコブシ化粧品◆aDRuGd/3Lw 18/10/28 23:45:16 ID:3c4QFyWY NGネーム登録 NGID登録 報告
すみません……今後、私情により期限までに書き終えるのが非常に困難だと判断したため、失踪宣言をさせていただきます……
本当に申し訳ありません……
 ▼ 6 者ジャラランガ◆3XwYH3z5Mw 18/10/29 18:59:02 ID:dXkEqVnM [1/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
少しだけ乗っ取りますね。
よろしくお願いします。
 ▼ 7 者ジャラランガ◆3XwYH3z5Mw 18/10/29 19:16:47 ID:dXkEqVnM [2/4] NGネーム登録 NGID登録 報告

「懐かしいなぁ……小学生の時、誕生日プレゼントで貰って以来、友達と一緒にやってたな……」

そう呟いて思い出に浸っていると、ふと時計を見る。

「……まだ時間はたっぷりある、せっかくだから久しぶりに起動してみよう」

僕はゲームボーイアドバンスが無いか、ソフトが落ちたところを手あたり次第に探す。

「確かこの辺に……あ、あった! これも懐かしいな……」

見つけたのは黒色のゲームボーイアドバンスだった。
そしてそれにソフトを差し込み、電源スイッチを入れるが起動しない。

「……あれ、変だな、何か間違えたか……えっと」

ゲームボーイアドバンスを色んな角度から確認し、ハッとして電池を入れるフタを開ける

「あーやっぱり電池無いじゃん……どうりで起動しないわけだ」

そして「電池、電池はどこだ……」と呟きながら探すと、偶然学習机の引き出しの中に、新品の単3電池を二個見つけた。

「よっしゃ、これで起動できる……」

僕は電池を包んでいるビニールを破って、取り出した電池二個をゲームボーイアドバンスに入れてフタをする。
そして電源スイッチを入れると、右上の緑色の小さなライトが付いて画面が光る。
 ▼ 8 トム@きいろビードロ 18/10/29 19:56:36 ID:ihuA.TiI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
先越されてた
支援
 ▼ 9 者ジャラランガ◆3XwYH3z5Mw 18/10/29 22:02:50 ID:dXkEqVnM [3/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
「よし、起動したぞ!」

まず【 GAME BOY 】ロゴが出てきて、その後に黒い画面に数字や英語が出てくる。
おそらく、年と会社名だろうか。
そしてムービーが流れて少しすると、タイトル画面になった。

「おぉ懐かしい、確か“グラードン”っていうポケモンだっけ……進めるにはこのボタンだったな」

そしてAボタンを押すとでんちぎれ関連のメッセージが出てくる。

「うおっビビった……Aボタンっと、あ、普通に続けて遊べるみたいだな」

そのまま進めると、リストの一番上の【つづきから はじめる】に目がいく。

「しゅじんこうは“ユウキ”か……僕の下の名前だからそう付けた気がする」

「プレイじかんは……かなり長いな、それほど夢中になってたのか」

「ポケモンずかんは……200匹か、友達みんなで通信交換しながら埋めていったな、懐かしい……」

「もっているバッジは……8個か」

ひと通り確認した後にAボタンを押すと、男の子主人公がポケモンセンターのパソコンを見つめるように、立っている様子が映った。
 ▼ 10 者ジャラランガ◆3XwYH3z5Mw 18/10/29 22:36:58 ID:dXkEqVnM [4/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
「そうだ、たしかこのボタンで……」

そしてSTARTボタンを押してメニューを開き、一番最初の“ずかん”を選ぶ。

「綺麗に埋まるのを見ると達成感を感じるよな!」

僕は少しニヤニヤして、ポケモンと説明などを1匹ずつ上から順番にチェックしていく。
途中「あーこのポケモン捕まえるのに苦労したな」とか「ホエルオーでけぇ!」など色々感想みたいなのを呟く。
その中でドラゴンタイプのポケモンのところは、他のポケモンより長めに見ていた。

「ドラゴンタイプのポケモンには興奮したなぁ……来るたびに跳ねて友達にビックリされた記憶が……」

「キングドラは最初、アイテムを持たせての通信交換だと知らずに困惑した記憶もあったな、ははは」

レックウザまで全て見終わった後、僕は吐息をする。

「捕まえるのも育てるのも苦労したけど……友達と完成したときは嬉しくて喜びあってたな」

そして“ずかん”を閉じ、次に“てもち”を見る。
 ▼ 12 者ジャラランガ◆3XwYH3z5Mw 18/10/31 19:36:02 ID:H87gQ6Bk [1/6] NGネーム登録 NGID登録 報告

「6匹ともドラゴンタイプだぁ……ここまで育てるのにかなり時間がかかったよな」

僕は手持ちのポケモンを見て、懐かしい気持ちになる。

「えっと……フライゴン、チルタリス、キングドラ、ボーマンダ、ラティオス、レックウザ か」

「ニックネームはありのままの方が好きだからあえて付けなかったっけ……思いつかなかったのもあったが」

「僕がドラゴンを好きになったのって、見た目カッコよかったり強いというイメージからだよな……」

そして「ま、今も好きだけどね」と呟きながら、左にいるフライゴンを表示させる。

「確かナックラーというポケモンを進化させた時にドラゴンタイプが付いたのはビックリしたよな、虫っぽく見えるのに……って」

「……さらに進化させた初めは『ドラゴンじゃなくて虫じゃん!』とか言って友達と笑い合ってたっけ」

「でも段々とドラゴンにも見えて、可愛らしいと思うようにもなったな……」

次にチルタリスを表示させる。

「こいつもフライゴン同様ビックリしたよな、どこにドラゴン要素が……って」

「どっちかといったらフワフワしている鳥っぽい……でも可愛いからいいよ!」

僕の声が大きかったので、ハッとして周りをキョロキョロする。

「……部屋には僕一人しかいないはずなのになんで周り見ちゃうんだろ……まいいや」
 ▼ 13 者ジャラランガ◆3XwYH3z5Mw 18/10/31 20:08:15 ID:H87gQ6Bk [2/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
そしてキングドラを表示させる。

「こいつだけ他より手に入れるの難しかったんだよな……“りゅうのうろこ”がどこにも落ちてなくて、持っている友達におねだりしたっけ」

「あの時『タッツーやタツベイが持ってることがあるから自分でやれ』とか言われて揉めた記憶が」

「後で『ポケモンバトルで勝ったらあげる』と言われてバトルやったけど、僕が負けて諦めたっけな……その後タツベイ捕まえたときに偶然持ってたのは運が良かったのか」

「でも通信交換で進化する瞬間を見せてもらったり、それを戻すときはすげぇ興奮したよな……」

次にボーマンダを表示させると、その瞬間少し興奮する。

「これだボーマンダ、好きなんだよなこれ! 見た目とってもカッコいいけど、タツベイがなかなか出なくて苦労した思い出があった!」

「誰かは忘れたけど四天王だっけ? が使ってきた時はとっても欲しい! と思ってたな」

「しかも進化するまでに時間がかかってさ、そういうの持ちたいという思いで熱心だったな!」

そしてハッとして周りをキョロキョロして吐息する。

「つい声を大きくしてしまった、落ち着け僕……だ、だれもいないよな?」

部屋には僕一人だけだったので少しホッとした。
 ▼ 14 者ジャラランガ◆3XwYH3z5Mw 18/10/31 20:24:30 ID:H87gQ6Bk [3/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
それから、ラティオスを表示させる。

「こいつは見つけるのに苦労したよな、生息地確認して移動して……で、見つけてもこいつより速くないと逃げられちゃうし」

「えーとなんだっけ……あ、そうそうマスターボールこいつに使ったっけな。ボールが紫色だからきっとそうだろう」

「でもラティオスは見た目が好みでカッコいいから大満足だし、いっかってなったよな」

最後にレックウザを表示させる。

「……そらのはしら、だっけ。そこの屋上まで行くのに速い自転車? で落ちる穴を調整するのに時間かかった記憶が……」

「しかもレベルが結構高くて苦戦したが、捕まったときは思わず『やったー!』って大声上げてお母さんにビックリされたな」

「……今思うとちょっぴり恥ずかしかった…………あ、これで全部か」

メニューに戻り、僕は吐息をする。

「それほど思い入れのあるポケモン達だったな……懐かしい」

そしてすぐ下の“バッグ”を選ぶ。
 ▼ 15 者ジャラランガ◆3XwYH3z5Mw 18/10/31 20:58:17 ID:H87gQ6Bk [4/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
すると対戦用や消耗品などのいろんなアイテムが並んでいた。

「そういや落ちてるものは一目散に拾ってたなぁ……この“どうぐ”リストの長さが物語ってる気がする」

「……ん、“まんたんのくすり”や“かいふくのくすり”、“げんきのかけら”や“なんでもなおし”が他より多いな。なるべく全滅させないように気を配ってたっけ」

十字キーの右を押しながら“モンスターボール”、“わざマシン”など他の道具欄や道具を見る。
すると、“たいせつなもの”欄にあるポロックケースに目がいく。
そしてそれにカーソルを合わせ“つかう”を押して開くと、あの時に作ったいろんなポロックがあった。

「懐かしい!……みんなできのみブレンダー回して良いのを作ってたな確か」

「あの赤い針が早すぎて必死だったのは今でも覚えてる……たまにみんなでふざけてAボタン連打して×をたくさん出したり……」

「……なんだかやってみたくなったし、少しやってみよう……確かコンテスト会場にあったっけ」

僕はうろ覚えの状態で主人公を操作し、外へ出てボーマンダの空を飛ぶを使ってミナモへ飛び、コンテスト会場へ移動させる。

「確か、ここの3人集まってる場所の真ん中へ……あ、始まった」

僕は適当な木の実を入れ、赤い針が自分の位置に来る瞬間にAボタンで〇や◎を出していくが、速くなると×が出る。
そしてポロックが出来た。

「……ま、時間がかなり空くとさすがに衰えてしまうよな、目が追いつかないや」

再びメニューを開き、“ポケナビ”を選ぶ。
 ▼ 16 者ジャラランガ◆3XwYH3z5Mw 18/10/31 21:08:52 ID:H87gQ6Bk [5/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
「……いろいろ見てみよう」

まずはマップを見る。

「ホウエンマップ、九州に見える……気がする」

次はコンディションを見る。

「どれかが満タンなのがちらほらいるね、すべて満タン……はいないか」

そして記念リボンを見る。

「そういやコンテストで、全種類のリボンを付けられるかもやってみたことあったよな……僕には出来なかったけど」

そのあとトレーナーアイを見る。

「登録されてるトレーナーの情報って、改めて見ると少し面白いね。少しだけど」


「……ふぅ、つい夢中になったがこれですべてだな、次は」

メニューに戻り、“ユウキ”のトレーナーカードを見る。
 ▼ 17 者ジャラランガ◆3XwYH3z5Mw 18/10/31 21:11:33 ID:H87gQ6Bk [6/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
「シルバーカードで、なまえやおこづかいなどが表示されてるな。おこづかいはカンスト? してる」

「……シルバーなら、その上のゴールドもあったような」

「確か、誰が一番早くゴールドにできるかの勝負もしてたな……みんなバラバラだけど誰も出来なかったな、何かが足りなかった?」

僕は少し考えたが、何も思い浮かない。


「……今となってはどうでもいいか」


そして“レポート”を選ぶ。

「これ死ぬほどお世話になったよな、制限無いのかな? 謎だ……」

レポートを書いて、再びメニューを開いて“せってい”を選ぶ。

「へぇ、話は早く、エフェクトは見る、ルールは入れ替え、サウンドはモノラル、モードはノーマル、ウィンドウはタイプ12……か」

「……普通? まいいや。これでメニューは全て見たかな」

メニューを閉じて、吐息をする。

「他には……あ、パソコン……ボックスの中もみようっと」
 ▼ 18 者ジャラランガ◆3XwYH3z5Mw 18/11/01 19:14:46 ID:p74woCGs [1/6] NGネーム登録 NGID登録 報告

「この会場の受付あたりに移動させて……あ、あった」

「えっと……マユミのパソコンで“ポケモンを つれていく”……あ間違えた“ボックスを せいりする”だった……よし」

……僕はボックスを開いた瞬間、少し困惑した。

「うわぁかなりグッチャグチャ……あの頃の僕どうかしてるよ」

そして溜息をつき、そのあと1匹ずつ詳細を見る。

「いろんなポケモンがいるのを見ると……賑やかな感じがするな」

ボックス移動していると、僕は不意に「あっ」と声が出て、操作している手を止める。
それは……名前が“あいぼう”のボックスの中に6匹のポケモン、それ以外はいない。
その6匹は、かつて旅で活躍していたポケモンだった。

「な、懐かしい……殿堂入りまでに活躍したポケモン達が……ここに」

僕は感動のあまり涙が出そうになるが、こらえてその6匹を確認する。
 ▼ 19 者ジャラランガ◆3XwYH3z5Mw 18/11/01 20:39:51 ID:p74woCGs [2/6] NGネーム登録 NGID登録 報告

「バシャーモ、ルンパッパ、マッスグマ、オオスバメ、ライボルト、サーナイト か」

あの時の僕は、なるべくタイプが違うようにしたい、というこだわりがあったのだろうか。
自分で言うのもなんだが、バランスがとれている……。

「マッスグマとオオスバメがノーマル繋がりで被ってるのは妥協したっけな……さてと一匹ずつ見ていくか」

まずはバシャーモを表示させる。

「最初に貰ったのはアチャモだったな。あとの二匹とも迷ったが……結局見た目で決めたっけ」

「最初のジム戦では苦戦したなー……とくにノズパスの岩石封じがきつかった、キノココってポケモンを育てて対処してたっけな」

「……ん、バシャーモは“エビフライ”と名付けられてる。確かワカシャモってポケモンがそう見えたから名付け変えたっけ」

「エビフライか……僕の大好物だな、これ見るとなんだか食べたくなって……」

少しボーっとするが、ハッとして次にルンパッパを表示させる。

「あ、友達から貰ったやつだ、ニックネームはそのまま“ルンパッパ”か……」

「最初あたりに僕のタネボーと交換して育ててたな確か……他より成長が早いのもビックリした」

「あと、こいつは色々な場面で大活躍してくれた……水と草と氷の3種類の技はバランス取れてるのかもな」

「たきのぼりとダイビングを同時に覚えさせるのは少し抵抗あったが、それ以外で覚えられそうなのいなかったしな」
 ▼ 20 者ジャラランガ◆3XwYH3z5Mw 18/11/01 20:42:19 ID:p74woCGs [3/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
そしてマッスグマを表示させる。

「あ、こいつ最初に捕まえたジグザグマを進化させたやつか……4つとも秘伝技だ、ものひろいに助けられたこともあったな」

「……だが他よりレベルがかなり低いのは気にしないでおこう、だけどバトル中のひんしのポケモンに元気のかけらを使うためのおとりにしたり……色んな意味で役立った」

「マッスグマの名前は……“ひでんくん”……」

……友達から「こいつは秘伝技をたくさん覚えられるよ」と聞いたとき、とっさに閃いたニックネームだった。
今思い出すと「似合ってるようなもっといいのあったような……」となるが、今考えても思いつかないだろう。

それからオオスバメを表示させる。

「こいつはスバメを適当に捕まえて進化させたっけ……でも空を飛ぶを覚えさせてからは非常にお世話になったよな……」

「……ニックネームは“オオスバメ”だな、単に思いつかなかった……」

「マッスグマ同様の方法で、ある意味役立ったな」
 ▼ 21 者ジャラランガ◆3XwYH3z5Mw 18/11/01 20:44:54 ID:p74woCGs [4/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
そしてライボルトを表示させる。

「お、ライボルトだ! レアコイルとどっちを連れていくか迷ったけど、見た目がカッコよかったからライボルトにしたっけ」

「ニックネームはそのまま“ライボルト”か、カッコいい名前だからそのままにしてた……」

「こいつはポケモンを捕まえるときに麻痺状態にしたりで、役立っていたな……」

最後にサーナイトを表示させる。

「こいつは……ミツル? って人がラルトスを捕まえた時になんだか欲しいなーと思って、必死に探したっけ……」

「全然出なくて諦めかけたとき、最後のエンカウントで出た時は思わず『おぉ!』って声を出しちゃったな……ははは」

「ニックネームは……そのまま“サーナイト”か、思いつかなかったな……」

「……でも、なかなか捕まらずに最後の1個を投げると『捕まれよ』と念じながらAボタン連打したよな……意味あったかはわからんが、捕まったときはホッとしたっけ」

「催眠術を覚えているあたり、捕まえるときに役立ったよな。連続で当たらなかったときはイラッとしたけど……」

そしてハッとした。

「久しぶりにその6匹を手持ちに入れ変えて、ミシロタウンから再びホウエン地方を巡ってみようかな……」
 ▼ 22 者ジャラランガ◆3XwYH3z5Mw 18/11/01 20:47:06 ID:p74woCGs [5/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
僕はそれを行って満足するまで巡り、レポートを書いて電源を切り、あおむけに倒れて大の字になる。

「あぁ、懐かしかった……いろんな思い出がつまっているソフトだ。友達のみんな、今頃何してるんだろ?」

「……それにしても、ポケモンは中学生になってからは誰もやってなくて、いつの間にか僕もやらなくなったよな」

そしてゲームボーイアドバンスからソフトを抜き出して、それを見る。

「ポケモン……か、またやりたくなってきたな……」

そして時計を見る。

「あ、夢中になってたらこんな時間に……あと一時間ほどで引っ越しのトラックが来る」

僕は慌てて荷造りをし、黒色のゲームボーイアドバンスとポケットモンスター・ルビーをリュックの中に詰める。

一時間ほどして引っ越しのトラックが家の前に来て、業者の方が次々と部屋にある段ボールを運んでいく。

少しして全て運び終え、僕は部屋をキョロキョロと見回す。

「よし、これで全てかな……」

部屋を出て玄関へ行き、靴を履き終えて立つと、ちょうど両親がリビングからやってくる。

僕は振り返って両親の顔を見ると、笑顔でこう言う。

「お父さん、お母さん、今まで僕をここまで育ててくれてありがとう……これからは一人で頑張るよ!」

すると、母は涙を流しながら頷き「行ってらっしゃい。大学生活に一人暮らし、頑張るのよ」と言って手を振る。

次に父は、笑顔で僕の肩を軽く叩き「辛いことがあったら、いつでも帰っておいで」と頷きながら言う。

そして僕は頷いて「うん、行ってくる!」と言い、手を振って家を出る。

……今までの思い出を胸に、新たな一歩を踏み出していくのである。
 ▼ 23 者ジャラランガ◆3XwYH3z5Mw 18/11/01 20:51:17 ID:p74woCGs [6/6] NGネーム登録 NGID登録 報告



これにて完結となります。
どちらかと言えば、感想が多めのSSになってしまいましたね……
私も小学生の頃、ポケットモンスター・ルビーをやっていたので思い出しながら書きました。

ここまで見て頂き、ありがとうございます!
 ▼ 24 nfYyot98RE 18/11/01 22:19:57 ID:mjR6hdCM NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
乙です
懐かしいポイントがたくさん散りばめられていて私も読んでいてGBAを起動させたくなりました
思い出に溢れた素敵なSSを書いて下さりありがとうございます
 ▼ 25 者ジャラランガ◆3XwYH3z5Mw 18/11/02 21:31:17 ID:uuEwGv.M NGネーム登録 NGID登録 報告
>>24
実はこの後、引っ越しトラックの荷台に乗った「僕」がオメガルビーの世界に迷い込んで? ミシロタウンから冒険する感じにしたかったんですが途中で詰んでしまい、没となりました……
「僕」がユウキなのも、引っ越しトラックなのも、その名残りみたいな感じです

遅れてしまいましたが、こちらこそ素敵な1レス目をありがとうございます!
そして挿絵も良いですね、懐かしい感じがします

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