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【SS】ポケットモンスターベストウイッシュ【サトシのイフストーリー】

 ▼ 1 ンボルギーニ◆I2e0hqfQcg 18/11/09 19:39:08 ID:zBug7qdE [1/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
このSSは↓のSSの続きです。
http://pokemonbbs.com/post/read.cgi?no=811875
の続きです。

6ヵ月近く放置していたSSですがなんだか、続きを書きたくなったので、再投稿します。

トリは変わってしまいましたが、ランボルギーニです。

それではよろしくお願いします。
 ▼ 2 ンボルギーニ◆I2e0hqfQcg 18/11/09 20:13:15 ID:zBug7qdE [2/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
ポケモンセンターを後にした2人は、アトリエヒウンへと足を運んだ。

サトシ「ここが...」ポカーン

メイ「そっ、アトリエヒウンっていう、色んな人の絵画が飾られているんだ〜」

サトシ「あっこの絵!」

メイ「えっサトシが知ってる絵あったの?!」

サトシ「これ、コダックが頬っぺに手を当てて、叫んでる!」

メイ「あー...これ"叫び"っていう、モンクさんの代名詞とも言える絵画だよ」

メイ「ちなみにこれ、叫んでるんじゃなくて、自然を貫く果てしない叫びに怯えて耳を塞いだって絵なんだよ」

サトシ「へぇー...」

サトシ「あっ!見ろよこの絵、なんかヘタクソじゃないか?」

ピカチュウ「ピィーカ!」

サトシがチグハグな人間とポケモンが絵描かれている、白黒の絵を指差して笑う。

メイ「サトシー...」ハァー

そんなサトシの様子を見て、メイが大きなため息をつく。

メイ「これはね、ピチュカの"ゲルニカ"って作品で、爆撃の悲惨さを描いているんだよ」

サトシ「んー...?」

サトシはイマイチ、作品の良さを分からないでいる。

サトシ「メイって絵画に詳しいんだな」

メイ「いや、これ一般常識だから...」

サトシ「そうなのか...」ポリポリ

メイ「でも、私が探しているのは...」

メイが人差し指で目的の絵画を探す。

メイ「あった!」

サトシ「この絵?」

ピカチュウ「ピーカ?」

メイ「この絵はアーティさんっていう芸術家が描いたもので、私ファンなんだ〜」

サトシ「ほぇー」

メイ「興味ないんでしょ」ジトォ

サトシ「アハハハ...」

 ▼ 3 シギバナ@きのみプランター 18/11/09 20:20:11 ID:IH8AzLP2 NGネーム登録 NGID登録 報告
あ、これ最近見ないなあと思ったら落ちてたのね…

支援
 ▼ 4 ンボルギーニ◆I2e0hqfQcg 18/11/09 20:29:23 ID:zBug7qdE [3/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
メイ「ちなみにアーティさんって、このヒウンシティのジムリーダーだから、この絵を見てなにかバトルのヒントにでもしたら?」

サトシ「うーーん...」

サトシが顎に指を添えて、難しい顔をする。

アーティの絵は、色鉛筆で描かれたおり、クルミルと小さな妖精が一緒に本を読んでいるというものだ。

メイ「...何か分かった?」

サトシ「分かった!!」

メイ「ほほぉ」

サトシ「アーティさんは、むしタイプ使いなんだ!!」

メイ「ガクッ!」

メイ「そんなの見たら分かるじゃん!!ってか、ちょっと調べたら分かる事だし!!」

サトシ「なんだよ〜...じゃあメイはなんか分かるのか?」

メイ「そっ...それは」

ファンとはいっても、親の影響を受けて何となく興味を持ち始めたメイも、それほどアーティの絵に詳しい訳ではなく、何らかのインスピレーションを目の前に飾られた絵から感じることは無かった。

メイ「...次行こっか」

サトシ「えっ?もういいのか?」

メイ「うん」

バツが悪くなったのか、メイがアトリエを出ることを提案する。

サトシ「まぁーいいけどさ」

 ▼ 5 ンボルギーニ◆I2e0hqfQcg 18/11/09 20:48:57 ID:zBug7qdE [4/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
アトリエヒウンを出た後、ヒウンシティのセントラルエリアへと立ち寄ったサトシとメイ。

そこでは...

ワーワーギャーギャー

サトシ「ん?」

メイ「なんだか騒がしいね」

セントラルエリアの噴水の周りに人だかりが出来ている。

サトシ「なんだなんだ?」ヒョコッ

「エンブオー アームハンマー!!」

エンブオー「ブオォ!!」

エンブオーが自分の腕をズルズキンに向かって、金槌のように振り落とすーー!!

男トレーナー「ズルズキンかわせ!」

ズルズキン「ズルゥ!!」ヒョイッ

エンブオー「ブオッ?!」スカッ

男トレーナー「仕返しのずつき!」

ズルズキン「ズッキィィ!!」

「エンブオー、ズルズキンの頭を掴んで!」

エンブオー「ブオォ!」ガシッ

ズルズキン「ズルゥ?!」

男トレーナー「なっ?!」

「かえんほうしゃ!!」

エンブオー「エンッブオォォォォ!!」ボォォォ

エンブオーの鼻から放たれる"かえんほうしゃ"ーー

それが、ゼロ距離でズルズキンに浴びせられるーー!!

ズルズキン「ズッキィィィー!!」メラメラ

男トレーナー「なっ...!」

ズルズキン「ズッキィイィイィイィ...」グルグル

「やった!アタシ達の勝ち♪」

エンブオー「ブオォォ♪」ニコニコ

ウオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!

バトルの決着に大歓声が巻き上がる!
 ▼ 6 ンボルギーニ◆I2e0hqfQcg 18/11/09 21:28:13 ID:zBug7qdE [5/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「すっげぇー」

メイ「ん?」

男トレーナー「負けたよ...君強いね」

「ありがとう」

バトルの終わった2人が、握手をかわす。

メイ「あぁっ!!!」

サトシ「うわっ?!」

突然大声を出したメイにサトシがビックリする。

サトシ「なんだよ突然...」

メイ「トウコ先輩!!」

メイがエンブオーをパートナーにしていたトレーナーを指差す。

トウコ「ん?」

メイ「お久しぶりです!」

トウコ「メイ?!」

メイ「トウコ先輩ヒウンシティに来てたんですね!うわぁー!偶然ですね!!」

トウコ「そっかーメイ、アナタも遂に旅に出たのね」

メイ「です!」

トウコ「一人?」

メイ「女の子一人だとちょっと物騒なので、盾になる男の子と旅します♪」

トウコ「アナタは相変わらずね...」ハァー

トウコが頭を抱える。

サトシ「さっきのバトル凄かったです!」

トウコ「アナタは?」

サトシ「あっ!俺、サトシって言います!で、こっちが相棒のピカチュウ!」

ピカチュウ「ピッピカチュウ!」

メイ「私のパートナーでーす!」

トウコ「なるほど、アナタも大変ね」

サトシ「?」キョトン

 ▼ 7 ンボルギーニ◆I2e0hqfQcg 18/11/09 22:30:19 ID:zBug7qdE [6/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「トウコさんいいですか?」

トウコ「トウコでいいわよ、あと敬語は要らないわ」

サトシ「そっか!じゃあ、トウコ!俺とバトルしてくれないか!!」

メイ「やっぱりそうなる」

トウコ「バトル?良いわよ!」

サトシ「やったぜ!」

サトシが小さく、ガッツポーズをとる。

トウコ「エンブオー、このまま戦える?」

エンブオー「エンブオォ!」

サトシ「よし!だったら俺はコイツだ!!」パァーーン

ポカブ「カブゥ!」フンガー

トウコ「へぇー」

エンブオー「ブオォォ」

ポカブ「カブ...!!」

ポカブが、自身の最終進化後のエンブオーを見て、生唾を飲み込む。

トウコ「ポカブね...面白いわ!かかってらっしゃい!」

エンブオー「ブォォォ!!」

サトシ「ポカブ ニトロチャージ!」

ポカブ「カブカブカブ...」ドシドシドシドシ

ポカブが地団駄を踏み、身体を炎で纏わせるーー

ポカブ「ポカブゥゥー!!」

"ニトロチャージ"の突進ーー!!

トウコ「受け止めて!」

エンブオー「ブオ!」バシンッ

エンブオーが突っ込んで来たポカブを、片手で受け止めるーー

サトシ「なっ?!」

メイ「ポカブとエンブオーじゃあ、レベルの差が歴然だよ...」

トウコ「こんなもの?」

サトシ「まだまだ!!」

ポカブ「ガブゥー!」
 ▼ 8 ンボルギーニ◆I2e0hqfQcg 18/11/09 22:47:19 ID:zBug7qdE [7/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「もっともっと、ニトロチャージだ!!」

ポカブ「カッブゥー!!」

トウコ「エンブオーよけて!」

エンブオー「ブオ!」

ポカブ「ガブ!」ダダッ

エンブオー「ブオ」ヒョイッ

ポカブ「カブブゥ!」ダダッ

エンブオー「ブオー」ヒョイッ

メイ「中々ポカブの攻撃が当らない...!!」

しかし...

ポカブ「カッブゥゥ!!」ダダッ

エンブオー「ブオ?!」ヂリッ

遂に、ポカブの攻撃がエンブオーをかすめるーー

メイ(そっか!ニトロチャージは使えば使うほど素早さが上がる技!ポカブの小さな身体を活かして、ヒットアンドアウェイの攻撃を仕掛けるつもりなんだ!)

サトシ「いっけー!!」

ポカブ「カッブゥゥ!!」

エンブオー目掛けて一直線に......

トウコ「アームハンマー」

エンブオー「ブオォォ!!」ブンッ

ドダァァァンッ

ポカブ「カッブゥゥッ!!」

しかし、ポカブの動きは読まれ、"ニトロチャージ"が当たるする前に、エンブオーの"アームハンマー"がポカブにクリーンヒットするーー!!

トウコ「おおかた、素早さを上げてから、細かい立ち回りでエンブオーを翻弄しようとしたんでしょうけど、無駄よ」

エンブオー「エンブォー」

トウコ「動きが直線的で行動を読みやすいし、それに...いくら攻撃の手数を増やしても、そんなパワーじゃ、たとえ100回攻撃されてもウチのエンブオーは倒れないわよ」

エンブオー「ブオ!!」

エンブオーが腕を組み、ポカブを見下ろす...

サトシ「それでも!俺のポカブは負けない!!」

ポカブ「ポカブゥ!!」

サトシと、ポカブの目に、一切の諦めはない。
 ▼ 9 ンボルギーニ◆I2e0hqfQcg 18/11/09 22:54:16 ID:zBug7qdE [8/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「ひのこ!」

ポカブ「ガブゥゥ!」バチチチ

トウコ「振り払って」

エンブオー「ブオゥ」ババッ

"ひのこ"を腕で、軽く振り払うーー

サトシ「まだまだ!!ポカブ接近しろ!」

ポカブ「ポッカァー!」ダダッ

ポカブが素早い動きで、一気にエンブオーの正面へーー

サトシ「そこでひのこだ!!」

ポカブ「カブゥゥー!!」バチチチ

エンブオー「ブオッ?!」

顔面に放たれた"ひのこ"に、エンブオーは思わず目を瞑ってしまうーー!

トウコ「ちょっと!!」

サトシ「いまだたいあたり!!」

ポカブ「ポッカッブー!!」ゴォォン

エンブオー「ブオォッ!!」

メイ「やった!ポカブのたいあたりがエンブオーにきまった!」

トウコ「やるわね...!!」

 ▼ 10 レイハナ@キーのみ 18/11/10 09:17:54 ID:x66I1l4k NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
初見だが面白そうやね
折角だし前のやつ見て来るわ
 ▼ 11 ンボルギーニ◆I2e0hqfQcg 18/11/10 20:27:17 ID:8bf6tH1g [1/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
トウコ「エンブオー、反撃いくわよ!」

エンブオー「ブオォ」

トウコ「かえんほうしゃ!!」

エンブオー「エンッブオォォォォ!!」ボォォォ

サトシ「ニトロチャージだ!素早さを上げて、よけるんだ!」

ポカブ「ポカブー!」

しかし...

エンブオー「ブオォォォォォォォ!!」ボォォォ

予想広範囲に広がった"かえんほうしゃ"は、素早く動くポカブを容易に捉えるーー!!

ポカブ「ポカァァッ!」

メイ「あのかえんほうしゃ、すっごく規模が大きい...」

ポカブ「ガブ...」ボロッ

トウコ「留めのアームハンマー」

エンブオー「ブオォ」

エンブオーが、腕を振り上げるーー

サトシ「ポカブ逃げるんだっ!」

ポカブ「カ、カブゥゥ」ヨレヨレ

ポカブは、積み重なったダメージが原因で、身体が思うように動かないーー!

エンブオー「エンブォォ!」ヴンッ

ドダァァァンッ

ポカブの脳天に"アームハンマー"が、振り下ろされるーー!!

サトシ「ポカブー!!」

メイ「アームハンマーがポカブに思いっ切り、きまっちゃったよ...」

エンブオー「ブオォォ...」

ポカブ「カブゥウゥウゥウゥ...」グルグル

サトシ「っ...!!」

メイ「やっぱりトウコ先輩は強い」

サトシ「頑張ったなポカブ」

ポカブ「カブゥゥ...」ショボーン

サトシ「お互い、修行不足だったな」
 ▼ 12 ンボルギーニ◆I2e0hqfQcg 18/11/10 21:09:14 ID:8bf6tH1g [2/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
トウコ「アナタ、なかなか強いわね」

サトシ「トウコも、流石に強かったぜ!」

トウコ「サトシのポカブ、育て上げればきっと強くなれるわよ」

サトシ「本当か!!」

トウコ「えぇ!」

サトシ「やったなポカブ!」

ポカブ「カブ!」ニコッ

トウコ「サトシのポケモンに対する指示は、かなり的確だったわ。初心者トレーナーではないでしょ?」

サトシ「一応、色んな地方に回ったぜ!」

トウコ「通りで...まぁ、イッシュにいないピカチュウを持ってるしね」

ピカチュウ「ピカ?」

メイ「あっそうだ、トウコ先輩!」

トウコ「なに?」

メイ「私、ヒウンシティって初めてなので色々と案内して欲しいんです!お買い物したいし♪」

トウコ「えぇ、いいわよ」

メイ「やった♪」

サトシ「俺はポカブをポケモンセンターに連れてく」

メイ「えぇー、サトシ来ないのー」

サトシ「悪いなメイ!ピカチュウ、ポケモンセンター行くぞ!」タッタッタッ

ピカチュウ「ピカチュ!」タッタッタッ

サトシはポカブを抱き抱えたまま、ピカチュウと共に、人混みの中へと、消えていった。

トウコ「随分とサトシの事、気に入ってるのね」

メイ「?」

トウコ「買い物、サトシに付き合って欲しかったんでしょ?」

メイ「いや、荷物持ちに男手は必要かなーって」

トウコ「アナタねぇ...」

トウコが呆れた顔で、メイを見る。

メイ「てへっ!」テヘペロ
 ▼ 13 ンボルギーニ◆I2e0hqfQcg 18/11/10 21:43:45 ID:8bf6tH1g [3/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
トウコとのバトルが終わってから小一時間...

メイがトウコとヒウンシティの街を楽しむ中、サトシはポケモン達とご飯にしていた。

ポカブ「カブカブカブ!!」モグモグモグモグ

ポカブはすっかり元気になって、モリモリとポケモンフーズを食べている。

ミジュマル「ミッジュ!」モグモグ

ツタージャ「ダジャ」モグモグ

ハトーボー「トボゥ!」モグモグ

サトシ「みんな旨いか?」

ポカブ「ポカブー!」

ミジュマル「ミジュミィージュ!」

サトシ「良かったな!」

ツタージャ「ダジャタジャ」ハイッ

ツタージャは、ミジュマルにタオルを渡す。

ミジュマル「ミジュ?」

サトシ「ミジュマル、口の周りに食べかすついてるぞ!」アハハッ

ミジュマル「ミジュ」フキフキ

サトシ「ツタージャはしっかりものだな!」

ツタージャ「タジャ」

その時、ポケモンセンターの自動ドアが開く。

メイ「あっ、サトシいた」

サトシ「メイ、買い物は済んだのか?」

メイ「うん!良いお洋服買えたんだー♪」

サトシ「へー」

メイ「サトシ、今暇?」

サトシ「うん、暇だぜ」

メイ「じゃあ、ちょっと付き合ってよ!」

サトシ「なんだ?」

メイ「ちょっと、お菓子を食べに行こーよ!」
 ▼ 14 ンボルギーニ◆I2e0hqfQcg 18/11/10 22:13:58 ID:8bf6tH1g [4/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
ポケモンセンターを出た2人は、モードストリートにあるアイス屋に向かった。

サトシ「アイス?」

メイ「そっ!ここのヒウンアイスってね結構有名なんだー」

サトシ「トウコとは行かなかったのか?」

メイ「んー...ヒウンアイスってイッシュの名物だからね〜、折角イッシュ地方に来たんだから、サトシに食べて欲しくって!」

サトシ「そっか...ありがとなメイ!!」

メイ「その代わりに今度、買い物付き合ってよ〜」

サトシ「えー...別に良いけどよ...」

ピカチュウ「ピィーカチュ」

サトシとメイは、ヒウンアイス屋に出来ている長蛇の列の最後尾につく。

メイ「絶品らしいからね〜、楽しみにしててよ!」

サトシ「あぁ!」

列に並ぶこと10分弱、ようやく2人はお目当てのヒウンアイスを買うことが出来た。

サトシ「うっまそー!!」

メイ「あそこにベンチがあるから座ろ?」

2人はベンチに腰を掛ける。

サトシ、メイ「「いっただっきまーーす!」」アムッ

2人は同じタイミングでアイスへとかぶりつく。

サトシ「うおぉぉ!旨い!!」

メイ「でしょ!ところでサトシってさ、好きな食べ物とかあるの?」

サトシ「食べ物か?コロッケだな!!」

メイ「ふぅ〜〜ん」

サトシ「それがどうしたんだ?」

メイ「いや、私って料理得意じゃない?今度、サトシの好きな食べ物作ってあげようと思って」

メイが得意げに話す。

サトシ「自分で言うなよ...」

ピカチュウ「ピカピカ...」

サトシ「ピカチュウも食うか?」ハイッ

サトシが自分の食べていたヒウンアイスをピカチュウに差し出す。

ピカチュウ「ピッカ♪」

それをピカチュウが、一口かじる。
 ▼ 15 メックス@ラブタのみ 18/11/11 21:37:00 ID:ljfwDCzA NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
次は書ききってくださいお願いします。
 ▼ 16 ンボルギーニ◆I2e0hqfQcg 18/11/11 21:58:22 ID:YnOgdgPc [1/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「旨いか?」

ピカチュウ「チャァ〜〜」

その時...!

「ウキキ!」バッ

サトシ「?!」

一匹の猿型のポケモンが、サトシの帽子を奪う!

サトシ「なんだ?!」

バオップ「オップップ!」ニシシッ

メイ「バオップだ!」

サトシ「あっコラ!返せ!!」

バオップ「バオォップ!」

サトシの事は気にせず、バオップは奪った帽子を頭にかぶる。

そして、そのままバオップは人混みの中へ逃げていった。

サトシ「絶対捕まえて、帽子を取り返す!!」

メイ「まった!!」

ベンチから立ち上がろうとしたサトシを、メイが止める。

サトシ「なんだよメイ」

メイ「あのバオップ、私が捕まえてあげる!」

サトシ「へ?」

メイ「だから、私がサトシの帽子を取り返してあげるってこと!」

サトシ「なんでメイが...?」

メイ「それは、気にしないで!サトシはゆっくり休んでてね?」

サトシ「お...おう?」

ピカチュウ「ピッカァー?」

メイ「それに、あのバオップ中々良いキャラしてそうじゃない!バオップもゲットして、サトシに恩も売って一石二鳥♪」

サトシ「聴こえてるぞ...メイ」

メイ「てへっ!」 テヘペロ

メイ「じゃあ、私行ってくるねー!!」タッタッタッ

そう言ってメイは、バオップが逃げていった方向へと走って行った。

サトシ「大丈夫かなー...」
 ▼ 17 ンボルギーニ◆I2e0hqfQcg 18/11/11 22:34:13 ID:YnOgdgPc [2/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
メイがバオップを探しに出てから30分程...

サトシ「はぁー...メイのヤツ、どうなったかなー?」

ピカチュウ「ピーカ」

ここはヒウンシティ、帽子などいくらでも売っている。

しかし、あの帽子はイッシュ地方に旅立つ前に母親から貰った帽子だ。

そうやすやすと諦めるわけにはいかない。

サトシ「...」ウトウト

淡々と流れる時間、長時間ベンチに座っているだけのサトシに、眠気が襲いかかる。

すると...

ボフッ

不意に頭に違和感を感じる。

サトシ「ん?」

違和感の正体は、突然サトシにかぶせられた帽子だ。

メイ「取り返してきたよ」

顔を上げると、腰に手を当て自慢気な顔をするメイの姿があった。

サトシ「おぉ!!ありがとなメイ!」

メイ「エヘヘ〜」

バオップ「オプ!」

ニヤニヤ顔のメイの肩から、サングラスをかけたバオップが顔を出す。

サトシ「おっ!バオップ、捕まえたんだな!」

メイ「うん!」

サトシ「それと...サングラスかけてるのか?」

メイ「役者になるなら、印象付けが大事だからね!」

バオップ「バオォ!」

サトシ「良かったな!」

メイ「うん!」
 ▼ 18 ンボルギーニ◆I2e0hqfQcg 18/11/11 22:56:44 ID:YnOgdgPc [3/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
メイがバオップをゲットし、サトシと合流した頃には、すっかり辺りは暗くなっていた。

メイ「ジム戦は明日にする?」

サトシ「あぁ、暗いし明日にする!」

メイ「そっか」

サトシ「今日もポケモンセンターで泊まりだな」

メイ「晩御飯なら、任せてね!」

サトシ「おっ!楽しみだな!」

メイ「材料買ってきたから、コロッケ作ってあげるよ」

サトシ「うぉぉ!やりぃ!」パチンッ

ピカチュウ「ピカピカ!!」

メイ「バオップも手伝ってね?」

バオップ「オップ!」

その日は、久々に食べた大好物のコロッケに舌鼓を打ち、明日のジム戦に向け、ぐっすり眠るサトシであった。
 ▼ 19 ンボルギーニ◆I2e0hqfQcg 18/11/11 23:24:43 ID:YnOgdgPc [4/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
翌朝、ジムバトルのドキドキとワクワクで目を覚ました、サトシ。

3つ目のバッジゲットの為、ヤル気に満ち溢れている。

サトシ「よし!いよいよ今日だな!」

朝起きて歯を磨き、いつもの服に着替えたら、ポケモンセンター備え付けの宿泊室を出て、朝食を食べに1階の食堂へと向かう。

サトシ「メイはもう起きてるかな?」

ピカチュウ「ピカチュ〜?」

サトシ「ハハッ!そうだな、寝てそうだな!」

メイ「誰か寝てそうなのよ」

サトシ「あっメイ!」

食堂に向かう途中で、メイと合流する。

メイ「おっそいよサトシ!」

サトシ「おはよう!」

メイ「ん、おはよう!」

2人は朝食を共にしたあと、ヒウンジムへ向かった。

メイ「サトシ、自信の程は?」

サトシ「バッチリだぜ!!」

メイ「使うポケモンは決めたの?」

サトシ「その時の雰囲気で決める!!」

メイ「やっぱりそんな感じなんだ...」

サトシ「あっ、でもハトーボーはつかいたいって思ってるぜ!」

メイ「へぇ〜、やっぱり相手が虫タイプ使いだから?」

サトシ「いや、進化したばっかりだからさ、バトルしたいなーって」

メイ「ハァー...」

サトシ「どうしたんだメイ?ため息なんかついて」

メイ「私は時々サトシがすっごいトレーナーなのか、ただのバカなのか分からなくなるよ...」

サトシ「?」

メイ「あっ、ここだよ」

ポケモンセンターを出てしばらく歩いた2人は、"ヒウンジム"と書かれた看板が飾られた施設の前で立ち止まる。
 ▼ 20 ンボルギーニ◆I2e0hqfQcg 18/11/12 12:40:52 ID:KMmsAdo. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「よし!入るぞ...!」ガチャ

「おや?キミはチャレンジャーかい?」

サトシがヒウンジムに入ると、そこには一人の美形の青年が、創作活動にはげんでいた。

サトシ「えっと...あなたは?」

アーティ「僕はアーティ、ここ、ヒウンジムのジムリーダー...そして、芸術家さ」

サトシ「俺はマサラタウンのサトシで、こっちが相棒のピカチュウです!」

メイ「メイでーーす!」

アーティ「宜しくね、サトシ、メイ」

メイ「私達昨日、アーティさんの絵を見ました!」

アーティ「それはそれは...光栄至極」ペコッ

サトシ「あの、俺ジム戦に挑戦しに来ました!」

アーティ「うん、そうだと思ったよ。少し待っててねー」

そう言うとアーティは、繭で造られたと思われる彫刻の造形を整えていく。

メイ「アーティさんってね、絵だけじゃなくて彫刻とか建設の類いなんかも手掛けているんだよ」

サトシ「建設?」

メイ「そっ、実はこのヒウンシティ自体がアーティさんの芸術作品でもあるんだよ!」

アーティ「ハハハ、よく知ってもらえてて、嬉しいよ」ニコッ

サトシ「色々やってる人なんだな...」

メイ「空間芸術系は、一通り手をつけてるんだよ」

サトシ「くうかんげいじゅつ?」

ピカチュウ「ピィーカチュ?」

メイ「サトシには、分かんないっか」

サトシ「そんなことよりバトルがしたい!!」

メイ「少し待ってって言われたでしょ!」

アーティ「もう少しで次の博覧会に展示する繭の彫刻が完成するんだ」コツコツザザザ

メイ「感動だなー、アーティさんの芸術活動を生で見れるなんて!!」キラキラ

メイが目を輝かせながら、アーティを見つめる。
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