▼  |  全表示84   | <<    前    | 次100 >> |  履歴   |   スレを履歴ページに追加  | 個人設定 |   ▼   
                  スレ一覧                  
SS

【SS】The sequel to a dream

 ▼ 1 lFKrUBJvsg 18/12/05 02:42:03 ID:luc.Tkk6 [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「だからさぁ、何回も言ってるじゃん、シーツが汚れてんだって」


いつからだろう、世界が灰色になったのは


「申し訳ありません、直ちに代わりのシーツを持ってきます」

「チッ......早く持ってこいよ」


いつからだろう、毎日が楽しくなくなったのは



僕の夢ってなんだったかな
 ▼ 2 lFKrUBJvsg 18/12/05 02:50:10 ID:luc.Tkk6 [2/3] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告


従業員「ヨウ、518号室の清掃は終わったのか?」

ヨウ「あっ......すみません」

従業員「はぁ......何回言えば分かるんだ? お前が仕事しないと迷惑かかるんだよ」

ヨウ「い、今すぐ行ってきます」

従業員「さっさと行ってこいや!!」



僕はヨウ。昔はトレーナーをやっていた。

でも、今はホテルしおさいでバイトしている。


仕事は上手くいってないけど、なんとか生活出来ている。

 ▼ 3 lFKrUBJvsg 18/12/05 02:59:09 ID:luc.Tkk6 [3/3] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告



ヨウ「はぁ......今日も疲れた......」


ヨウは安いボロアパートの一室で生活していた。

着替えもせずにベッドに寝転がる。


ふと、視線を部屋の隅に置いてある机の上に向ける。

そこには、土で汚れ、傷のあるモンスターボールが置いてあった。

それを手に取り、語りかける。


ヨウ「ごめんな、ジュナイパー......こんな不甲斐無いトレーナーで......」



ヨウの目から涙が零れた。
 ▼ 4 ョロモ@うみなりのスズ 18/12/05 04:11:45 ID:F2s2R9G. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
『〜る』とか『〜た』の繰り返しは単調になりやすいよ
 ▼ 5 lFKrUBJvsg 18/12/05 04:27:06 ID:suGsAEFU [1/6] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
ジュナイパーや他の手持ちは朝の散歩や、食事以外では常にボールの中に居る。

バトルはもう何年もしていない。


ヨウ(あの時、何故もっと考えて行動出来なかったのかな......)



────────

──
 ▼ 6 lFKrUBJvsg 18/12/05 04:36:48 ID:suGsAEFU [2/6] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告



ウラウラ島の島キング、クチナシとの大試練。

相手のポケモンとの相性が悪く、既に手持ちはジュナイパーのみ。


それでも諦めまいと必死に足掻く。だが......


ヨウ「ジュナイパー、リーフブレード!」

クチナシ「アブソル、不意打ち」


ジュナイパーが攻撃体制に入り、攻撃の動作に移る。

その一瞬の隙を逃さずにアブソルが狙い打つ。


ヨウ「しまっ──」


次の瞬間、アブソルはジュナイパーに強い蹴りを入れる。

防御をしていなかった上、効果抜群。


ジュナイパーはその場に倒れた────
 ▼ 7 lFKrUBJvsg 18/12/05 04:42:31 ID:suGsAEFU [3/6] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
審判「ジュナイパー、戦闘不能、よって勝者島キング、クチナシ!」


ヨウにとって初めての敗北。

これまで大した挫折が無かった彼にはとても大きな影響を与える。
 ▼ 8 lFKrUBJvsg 18/12/05 04:47:56 ID:suGsAEFU [4/6] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
場所はマリエシティのポケモンセンター。

ヨウは今回のバトルを思い返していた。


ヨウ(なぜ負けた? 僕の力不足? タイプ相性?)

ヨウ「もしも最初に選んだのがアシマリだったら......」


小さな声で呟いた、今にも消えそうな声。

だが、部屋の隅にいたジュナイパーにはしっかり聞こえていた────
 ▼ 9 lFKrUBJvsg 18/12/05 04:52:14 ID:suGsAEFU [5/6] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
途端に、ジュナイパーがうつむく。

今までヨウが見た事の無い顔。


ヨウ「......あっ、今のは......」


咄嗟にヨウは謝ろうとするも、ジュナイパーは自らボールに入ってしまった。


ヨウ「ジュナイパー......」



────────

──
 ▼ 10 lFKrUBJvsg 18/12/05 05:01:29 ID:suGsAEFU [6/6] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告



あの日以来、ジュナイパーはバトルをしなくなった。

ヨウ自身も、バトルをする事から離れてしまう。


ヨウ(あの時、勝っていたら)

ヨウ(あの時、あんな言葉を言っていなければ)

ヨウ(あの時、すぐに謝ってジュナイパーと話せていたら──)


後悔は消えない。

だが、今思うとこれはこれで良かったのかもしれない、と思う時もある。


ヨウ「明日も早いし、寝ようかな......」

 ▼ 11 lFKrUBJvsg 18/12/05 14:48:19 ID:fNNA9vhQ [1/7] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
プルルルル プルルルル


電話が鳴る。


ヨウ「ん〜......誰だ?」


枕元を探すと、それは見つかった。

そこに表示されていたのは懐かしい番号。

何故、今電話が来たのかは分からない。とりあえず、呼び掛けに応じる。


ヨウ「もしもし」



 ▼ 12 lFKrUBJvsg 18/12/05 14:54:47 ID:fNNA9vhQ [2/7] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
「久しぶり、元気にしてた?」

ヨウ「まあね」


実際はそうでもないが、心配させる訳にはいかない。


「突然だけど、今出てこれる? しおさいの近くの喫茶店にいるんだけど......」

ヨウ「出てこれるけど......」

「オッケー、直ぐ来てね! 会わせたい人がいるの!」

ヨウ「......誰?」

「内緒! じゃあ早く来てね!」


電話は一方的に切られた。

彼女には振り回されてばかり。
 ▼ 13 lFKrUBJvsg 18/12/05 14:58:48 ID:fNNA9vhQ [3/7] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
本当は寝ていたかったが、仕方なく支度をする。

とはいっても着替えるだけで支度は済んでしまう。


ヨウ「それにしても何年も会ってないな〜......なんで今更?」


理由を考えるも、答えは見つからない。

緊張しながら、部屋を出た。
 ▼ 14 lFKrUBJvsg 18/12/05 15:04:41 ID:fNNA9vhQ [4/7] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
そして、喫茶店に着く。

髪を手で整えながら、店に入る。


ミヅキ「ヨウ、久しぶり! 3年くらい?」

ヨウ「もう少し長いかな......ミヅキ、久しぶり」


久しぶりの再開に、少し心が踊る。


ミヅキ「いや〜職場変わってたら、どうしようかと......」


ミヅキに誘導されて、席へと進む。

そこには、更に懐かしい人物が居た。
 ▼ 15 lFKrUBJvsg 18/12/05 15:13:42 ID:fNNA9vhQ [5/7] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
グラジオ「......久しぶりだな」

ミヅキ「平然を装ってるけど、さっきすっごい嬉しそうにしてたよ〜」

グラジオ「バッ......言うんじゃない!」

ミヅキ「えへへ〜」


さて、とミヅキが間を取り、席に着く。


ミヅキ「こちら、エーテルパラダイスの御曹司にして......」

ミヅキ「なんとカントーチャンピオンのグラジオさんにお越し頂きました〜」


ドンドンパフパフ、とグラジオを囃し立てる。


グラジオ「お前もアローラチャンピオンだろ」

ミヅキ「おっ、まさかのチャンピオンが二人も!? いや〜凄いですねえ〜」


そう、ミヅキは現アローラチャンピオン。

初代アローラチャンピオンの座についてから、その場を死守してきた。


だが、グラジオまでチャンピオンになっていたのはヨウは知らない。

驚きもあるが、もうひとつの感情があった。
 ▼ 16 lFKrUBJvsg 18/12/05 15:23:17 ID:fNNA9vhQ [6/7] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
グラジオ「まあ、久しぶりに会ったんだ。昔話でもしよう」

ミヅキ「そうだね、喫茶店とは言ってもご飯もあるし......盛大に盛り上がろう!」



そして、懐かしい日々を思いだし会話を交わす。

そんな事もあった、と少年だった頃の思い出に浸る。


だが、話している内にヨウは複雑な気持ちになっていた。

仲間はチャンピオンにまで上り詰め、未だに超一流のポケモントレーナー。

しかし自分は? ポケモントレーナーでも無く、決して他人に堂々と言える事もしていない。


ヨウ(......まあいいや、今はこの時を楽しもう)
 ▼ 17 lFKrUBJvsg 18/12/05 15:35:14 ID:fNNA9vhQ [7/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告




グラジオ「そういえばヨウ。まだそれを持っていたのか」


『それ』と言われても最初は何だか分からなかった。


グラジオ「バッグについてる島巡りの証だよ」


言われて気付く。確かに付けていたが、今までその存在を忘れていた。


グラジオ「......なんだ、未練があるのか?」

ヨウ「......いや、別に」

グラジオ「目を見れば分かる、本当はまだ島巡りがしたいんだろ?」


したくない、と言えば嘘になる。

だが、今更島巡りを再開したいとも思わない。


しかし、数年前に言われたら、今すぐ再開したかもしれない。

ヨウは悩んでいた。
 ▼ 18 ョンチー@HPかいふくポン 18/12/05 15:49:28 ID:.7bUnUxo NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 19 lFKrUBJvsg 18/12/05 21:32:40 ID:US5Qf52E NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告


ミヅキ「まあまあ! 折角の席なんだし、ピリピリしないで!」

グラジオ「ああ......すまない」


それからは、3人で楽しく会話をしつつ食事を楽しんだ。

しかしヨウの心境は晴れない。
 ▼ 20 lFKrUBJvsg 18/12/05 21:44:43 ID:vRPI1luY [1/4] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告





ミヅキ「んじゃ、まったね〜」

グラジオ「ああ、じゃあな」

ヨウ「うん、気を付けて」


1時間程で食事会は終了し、ミヅキ達とも解散。

家に着いても、さっきの事をまだ引きずっていた。


ヨウ(島巡り......確かに、中途半端に終わった事に後悔はある......)

ヨウ(だが......今更遅くないだろうか?)


ベッドに入りながら考える。

島巡りをする自分の姿と、このままの姿を交互に比較してみる。
 ▼ 21 lFKrUBJvsg 18/12/05 21:49:43 ID:vRPI1luY [2/4] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告







朝、眩しい朝日に起こされた。

どうやら、昨日そのまま寝てしまったらしい。

時計は6時過ぎを指している。


ヨウ「......ジュナイパー、出てこい」


ボールからジュナイパーを出す。

朝の散歩......それと朝食を取らせるためだ。
 ▼ 22 lFKrUBJvsg 18/12/05 21:54:04 ID:vRPI1luY [3/4] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
アパートから出て、カンタイシティを散歩する。

表通りとは違い、ゴミが散乱したり、野良ポケモンの姿もいる。


ヨウ「表通りの方まで行ってみるか、ジュナイパー」


返事は無い。

それでも、表通りへ歩みを進めた。
 ▼ 23 ッカグヤ@たべのこし 18/12/05 21:55:49 ID:tcIANqhs NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 24 lFKrUBJvsg 18/12/05 22:00:14 ID:vRPI1luY [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告




ヨウ(とは言っても、あまり行く所も無いな......)


引き返そうとしたその瞬間。

遠くから懐かしい声が聞こえた。



「あれー? もしかしてヨウー?」



そこには、昔からの仲間────


────ハウがいた。
 ▼ 25 lFKrUBJvsg 18/12/06 15:25:41 ID:IwRwaWmE [1/5] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
ハウ「久しぶりー! 元気にしてたー?」

ヨウ「あ......うん、ハウはなんと言うか......元気だね」


ハウは見違えるように太っていた、ハラに似てきたように思える。

ふと、今の彼が何をしているのか気になった。


ヨウ「ハウは仕事何してるの?」

ハウ「ポケモンリーグの四天王してるよー、知らなかったのー?」

ヨウ「いや、知らなかったよ」


ずっと、ポケモントレーナーから目を背けていたヨウはリーグの事など何も知らない。

ハウが四天王になっていた事もそうだが、もうひとつヨウを刺激する事実があった。


仲間が皆、ポケモントレーナーとして大成している事である。
 ▼ 26 lFKrUBJvsg 18/12/06 15:33:36 ID:IwRwaWmE [2/5] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
ヨウ「じゃあ、散歩の途中だし僕は帰るね」

ハウ「そっかーじゃあねー」

ハウ「ジュナイパーも元気でねー、バトル頑張ってねー」


別れ際にハウはそう言った。

ハウは、まだヨウがポケモントレーナーであると勘違いしているのかもしれない。
 ▼ 27 lFKrUBJvsg 18/12/06 15:41:16 ID:IwRwaWmE [3/5] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
散歩を終え、家に帰ってジュナイパーをボールに戻す。

そして、ベッドに倒れこみ、考える。


ヨウ(みんな、ポケモントレーナーとして成功している)

ヨウ(僕が立てなかった舞台に立っている)


嫉妬心が沸き上がる。


ヨウ「その気になれば僕だって......」


口に出してみて気がついた。

本当は、トレーナーとしてチャンピオンになりたい。

もっと、熱いバトルがしたい。


ヨウ「夢は、アローラのチャンピオン」

ヨウ「昔は良くそう言ってたっけ」



ヨウ「まだ......遅くない」
 ▼ 28 lFKrUBJvsg 18/12/06 15:48:04 ID:IwRwaWmE [4/5] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
ジュナイパーをボールから出して、話しかけた。


ヨウ「僕はまだバトルがしたい」

ヨウ「もっと、広い世界を見てみたい」

ヨウ「そのために......協力してくれるかい?」


少し間を開けた後、ジュナイパーは頷いた。

昔、旅を共にした時の表情。

ヨウには、「もちろん」というジュナイパーの声が聞こえた気がした。


ヨウ「......ありがとう」
 ▼ 29 lFKrUBJvsg 18/12/06 16:06:37 ID:IwRwaWmE [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヨウ「さて、行くよジュナイパー!」



数年遅れの島巡りが始まった────
 ▼ 30 lFKrUBJvsg 18/12/06 20:24:13 ID:FjL.oeMQ [1/7] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告





ヨウ「今日限りでバイトを辞めさせてもらいます」

従業員「......理由は?」

ヨウ「......夢を見つけたからです」

従業員「夢......か、まあいいだろう」

ヨウ「すみません急に」

従業員「構わねえよ、ただ......」

ヨウ「なんです?」

従業員「半端な事して戻ってくんなよ」

ヨウ「......ええ、分かりました!」
 ▼ 31 lFKrUBJvsg 18/12/06 20:30:26 ID:FjL.oeMQ [2/7] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
ウラウラ島──



マーレイン「久しぶり、ヨウ君」

ヨウ「久しぶりです、マーレインさん」


早速、ウラウラ島の島キング、マーレインの元へ向かった。

ヨウが島巡りをしていた当時の島キング、クチナシから変わったのだ。


マーレイン「僕の大試練は一対一のタイマンで行う」

マーレイン「エース同士の戦い......って事だね」

ヨウ「......分かりました、頑張ります!」
 ▼ 32 lFKrUBJvsg 18/12/06 20:41:20 ID:FjL.oeMQ [3/7] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
大試練はラナキラマウンテンの頂上にて行われる。

雲一つ無い青空の下、バトルが始まった。


マーレイン「行け! メタグロス!」

ヨウ「行け! ジュナイパー!」


ヨウは勿論、エースであるジュナイパーを繰り出す。

相手のマーレインはメタグロス。

タイプ相性はやや有利だが......


マーレイン「メタグロス、バレットパンチ!」


バトル開始と同時にメタグロスが牽制の先制技。

素早い動きでジュナイパーに接近し、とてつもない速さの鉄の拳を繰り出す。


ヨウ「ジュナイパー、体制を低くして防御の姿勢を取れ!」


これを避けきれないと判断したヨウは防御の指示を出した。


ジュナイパー「ジュナ......」


拳がジュナイパーに当たるも、ダメージはあまり食らっていない。

余裕の表情でメタグロスの隙を窺う。


メタグロス「グロォス......」

マーレイン「一旦引け、メタグロス」


押し切れないと判断したマーレインはメタグロスに後退を指示する。
 ▼ 33 lFKrUBJvsg 18/12/06 20:50:16 ID:FjL.oeMQ [4/7] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
両者、睨み合う事数十秒。


マーレイン「メタグロス、コメットパンチ!」


マーレインが動き出した。

指示したと同時にメタグロスがジュナイパーに詰め寄り、コメットパンチの動作に入る。


ヨウ「そこだ、不意打ち!」


ジュナイパーが、メタグロスに向かって素早い動きで動く。

防御の姿勢を取っていなかったメタグロスは不意打ちを受けられなかった。


マーレイン(くっ......メタグロスの耐久が高いとは言っても効果抜群......痛いですね......)

マーレイン「コメットパンチは動作が遅いので、不意打ちが決まりやすい......流石です」

ヨウ「......ありがとうございます」


過去のクチナシとの戦いで学んだ事を生かし、有利に持ち込んだ。
 ▼ 34 lFKrUBJvsg 18/12/06 20:57:36 ID:FjL.oeMQ [5/7] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
マーレイン「ですが、このまま終わる訳には行きません、メタグロス、しねんのずつき!」

ヨウ「ジュナイパー、避けろ!」


ジュナイパーが体を右にずらし、避けようとする。

だが、メタグロスの猛スピードの突進を上手く避ける事ができなかった。

ジュナイパーが砂を巻き上げながら、後方に吹き飛ぶ。


ヨウ「大丈夫か、ジュナイパー!」

ジュナイパー「......」コクッ


上体を起こし、ヨウの呼び掛けに答える。

両者とも体力が減ってきた。
 ▼ 35 lFKrUBJvsg 18/12/06 21:07:53 ID:FjL.oeMQ [6/7] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
ヨウ「......ジュナイパー、準備は出来てるか?」

ジュナイパー「......!」


ヨウが左手首のリングに触れ、両手を下げる。

そして、上体を起こしてポーズを取った。


ヨウ「これが全力のZワザ......『無限暗夜の誘い』だ!」


ジュナイパーに光が集まり、オーラとなってジュナイパーを包む。


マーレイン「メタグロス! 何としても避けて下さい!」


メタグロスは、フィールドを動き回りZワザを避けようとする。

しかし、メタグロスの足下から黒い手が現れ、メタグロスを掴む。

次の瞬間、それに続いて無数の手が現れ、メタグロスを包囲した。

手が一体化し、霊の力で攻撃する────


────これがZワザ『無限暗夜の誘い』






 ▼ 36 lFKrUBJvsg 18/12/06 21:15:03 ID:FjL.oeMQ [7/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
Zワザから解放されたメタグロスは、目を回し倒れていた。


審判「メタグロス、戦闘不能! よって勝者ヨウ!」





ヨウ「ありがとうございました、マーレインさん」

マーレイン「バトルは疲れるね......でも、楽しかったよ」

マーレイン「次はポニ島での、大試練......ヨウ君なら乗り越えられるよ」

ヨウ「......頑張ります!」


ウラウラ島の大試練を見事突破したヨウ。

久しぶりの公式戦、ヨウの心は安堵と勝利の快感が包んでいた。
 ▼ 37 シツブテ@くろいヘドロ 18/12/06 21:24:27 ID:s8AYL25k NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 38 lFKrUBJvsg 18/12/07 18:39:59 ID:YyQE0u7U [1/4] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
────────

──



ヨウ「くっ......行け、ルガルガン!」


オレンジ色の体を持つルガルガン......この辺りではとても珍しい『黄昏のルガルガン』を繰り出す。

緑色の目をした、そのルガルガンは高い攻撃力と素早さを持っている。


クチナシ「ほう......随分珍しいルガルガンを持ってるね」

クチナシ「まあ......関係ないけどな、ペルシアン」


クチナシが左手のリングに触れ、両手を交差させる。

悪タイプのZワザ、『ブラックホールイクリプス』の構えだ。

 ▼ 39 lFKrUBJvsg 18/12/07 18:48:11 ID:YyQE0u7U [2/4] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
ヨウ(Zワザを避ける事は難しい......仕方ない)

ヨウ「ルガルガン、防御の姿勢を取れ!」


防御姿勢を取る事で、Zワザのダメージを軽減する。

これがヨウの取った策であった。


ペルシアン「ニャーオ......」


ペルシアンの体内から黒い気が溢れる。

気が直径1メートル程の巨大な波動になった所でルガルガンに向けて放つ。


ヨウ「ルガルガン、耐えろ! 耐えてくれ!」


波動がルガルガンに直撃し、体を脅かす。

波動が消え去った後────


────ルガルガンの体力は減らされたが、ルガルガンはその場に立っていた。
 ▼ 40 lFKrUBJvsg 18/12/07 18:56:16 ID:YyQE0u7U [3/4] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
ヨウ「よし、良く耐えた──」


次の瞬間、ペルシアンが高速で近づきルガルガンに悪の波動を打つ。

全く無警戒であったルガルガンは悪の波動を耐える事が出来ずに倒れた────


クチナシ「すまんなあ、仮にも悪タイプの使い手なんで......ちょっと悪どい事しちった」

クチナシ「Zワザはな、打たれた後相手を少しだけ拘束する......」

クチナシ「......追撃がしやすいんだよ」


クチナシ「......覚えときな」



ヨウは放心状態、その場に立ちつくした────
 ▼ 41 lFKrUBJvsg 18/12/07 19:05:38 ID:YyQE0u7U [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
────────

──


ヨウ「......夢か」


ここはポニ島、海の民の村のポケモンセンター。

前日にポニ島に移動し、大試練に備えていた。

ポニ島は人手不足の為、キャプテンが不在。

その為、試練は無く島クイーンであるハプウとの大試練のみである。


ヨウ(......あの時のクチナシさんとの戦い......)


島巡りを中断する原因になった、クチナシ戦の夢。

何度も何度も、頭の中でリピートした戦い。


ヨウ「あの時は負けたけど......今度対戦したら負けない......」



敗北から学ぶ事が大事、それを噛みしめてポニ島大試練へ向かう────

 ▼ 42 lFKrUBJvsg 18/12/07 23:25:36 ID:OOU6uCWY [1/3] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
ヨウ「ハプウさんのいる、ポニの大峡谷に行く前にポケモンをボックスから出さないと」


ウラウラ島の大試練とは違い、ポニの大試練はそれぞれ手持ち3匹で行われる。

その為に、ボックスからポケモンを4匹引き出した。


ヨウ「これで手持ちは5匹......まだ空きがあるんだよね」

ヨウ「まあそれはまた今度で良いかな......」


ポケモンセンターを出て、4匹に話し掛ける。


ヨウ「久しぶり、みんな。今日からまた旅を一緒にするよ」

ヨウ「今までボックスからあまり出してあげられなかったけど......僕のお願いを聞いて欲しい」


4匹のポケモンは話し始める。

だが、数秒するとヨウの方を向き首を縦に振った。


ヨウ「僕のワガママに付き合わせてごめん......でもありがとう」
 ▼ 43 lFKrUBJvsg 18/12/07 23:38:25 ID:OOU6uCWY [2/3] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告





歩いて数分。

ポニの大峡谷入り口......大試練の会場にやってきた。

そこには既に小さな影......島クイーン、ハプウが待っていた。


ハプウ「来たか」

ハプウ「久しぶりじゃのう、ヨウよ」

ハプウ「いずれ戦う事を夢見て......やっと叶ったわい」


前回の大試練よりも眩しい太陽の元、ハプウが後ろを向きながら話す。


ハプウ「準備は出来ているか?」

ヨウ「ええ、もちろん」


ハプウ「始めるか......大試練を!」


ヨウの方を向き、ボールを手に取る。

それに合わせ、ヨウもボールに手をかけ、戦闘の準備をする。


ポニ島の大試練が始まった────
 ▼ 44 lFKrUBJvsg 18/12/07 23:49:34 ID:OOU6uCWY [3/3] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
ヨウ「行け! スターミー!」

ハプウ「ゆけ、フライゴン!」


ヨウは地面使いのハプウに強いスターミーを先発に選出。

スターミーは冷凍ビームを覚えているので、当たれば一発で倒せるだろう。

だが、フライゴンは飛行している上に素早さが高い。

冷凍ビームを上手く当てられるかが鍵になる。


ヨウはそれを踏まえて指示を出す。


ヨウ「スターミー、波乗り!」


どこからともなく沸き上がった水を操り、フライゴンに向かう。

だが、正面からの攻撃は避けられやすい。


ハプウ「上空に飛行して避けろ!」


指示通りに上空に飛行して避けるフライゴン。
  ▲  |  全表示84   | <<    前    | 次100 >> |  履歴   |   スレを履歴ページに追加  | 個人設定 |  ▲      
                  スレ一覧                  
荒らしや削除されたレスには反応しないでください。
書込エラーが毎回起きる方はこちらからID発行申請をお願いします。(リンク先は初回訪問云々ありますがこの部分は無視して下さい)

. 書き込み前に、利用規約を確認して下さい。
レス番のリンクをクリックで返信が出来ます。
その他にも色々な機能があるので詳しくは、掲示板の機能を確認して下さい。
荒らしや煽りはスルーして下さい。荒らしに反応している人も荒らし同様対処します。




面白いスレはネタ投稿お願いします!
(消えた画像の復旧依頼は、問い合わせフォームからお願いします。)
スレ名とURLをコピー(クリックした時点でコピーされます。)
新着レス▼