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マスターデデンネと奇妙な常連客 R

 ▼ 1 ENJOY◆Wa9jO0ZpHQ 18/12/05 22:04:03 ID:70C25g2E [1/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
その小さな体には余るほどの重力を全身に感じて目が醒める、
けれどもあたりは暗闇に覆われいくら視線を動かしてもその暗闇に光が差し込むことはない、
いや顔をそのままに眼球だけグリっ…と横を見ると微かに光が漏れている、
この状況にようやく納得したその者はやがて顔に手をかけゴム紐を外す。

「アイマスクして寝てたの忘れてたわ…んっ……」

腕を伸ばして突き上げ伸びをする、やがて全身の筋肉が解れたのを確認すると前方のモニターを注視する。

「…あと5分かぁ」
「すぴーーーーーーーすぴーーーーー………」
「…よく寝てやがるなこいつ…」

横の席に座る同行者の頬を軽く叩いて眼を覚ますよう声をかける、だが一向に目を覚ます気配はない。

「チッ……おーーーいーーー!!起きろってお前いい加減にしろ?そろそろ着くぞカロスに!」
「んっ……あと5分……」
「そのあと5分でカロスに着くんだよテメェ!」
「んも〜…仕方ないっすね…」
「お前…ついて行きたいっていうから仕方なく連れてきてやったのに何様だ?」
「いだだだだだだだだだ!!!!待って!待って!無理!!!!」
「あの〜…お客様もうすぐ着陸となりますので……」
「あーーすみません!ほらピカチュウさんが暴れっから…」
「お前陸についたら覚えとけよ?」
 ▼ 2 ENJOY◆Wa9jO0ZpHQ 18/12/05 22:05:33 ID:70C25g2E [2/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「…で?お前なんでカロスに来たかったわけ?」
「いや年末年始暇だったんで…」
「俺の家には泊めないからな?」
「えっ」
「いやなにその心底意外そうな顔からwふざけるなよ?お前」
「ええぇ困ったなあ…」

と、ピカチュウの後を本当に困ったような顔をしながらついてくる『同行者』、空港に降りて一発張り手を食らった後なので若干頬が赤く腫れているが道行く人は気にしない、ピカチュウもやり過ぎたかなとか思うことは一切なく当たり前のように同行者に荷物を持たせてとりあえずスマホをいじりながら歩く。

「ピカチュウさんもしかしてタクシー探してくれてるんですか…?」

「まぁそんなところ」
「九○カレンと申すデース!お気軽に話しかけてくだサーイ!」

「…………… ……………」
「…………… ……………」

「今「気のせい」」

「……… ………」

同行者からの追求を無言で避けようとするピカチュウ、いつのまにかロータリーにまで歩いて降り目の前にタクシーが現れる。
「な?俺が呼んでおいたんだ」
「送迎って書いてありませんよね?」
「運ちゃんがうっかりしてたんだろ、気にすんな乗れ」
「…はいはい…」
「はいは一回!」
 ▼ 3 ENJOY◆Wa9jO0ZpHQ 18/12/05 22:07:56 ID:70C25g2E [3/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「でだ、お前これからどうするの?俺が戻るタイミングくらいは教えてやるけど」
「やだなぁマジで言ってたんですか?」
「あたりめえだろ、何年末年始までお前の顔見なくちゃなんねえんだよメロエッタあたりにでも生まれ変わって出直して来いや」
「うわ辛辣…」

そういうとピカチュウはポーチからタバコを取り出しバックミラー越しに運転手のワンリキーを相手にウインクをするが無視されてしまう。

「あの…運転手さん?」
「生憎うちは禁煙でしてね、吸いたかったら屋根の上にでも登ってください」
「走る車の上に座ってタバコ吸えるピカチュウがいるなら見てみたいもんだね」
「お?お客さん今まで走る列車の上で十万ボルト撃ったり色々やったことあるでしょうに?」
「確かにやったことあるけどな!?そんな場所で落ち着いて一服できるかって話だよ!!」
「ほらピカチュウさん困ってますよ運転手さん」
「はぁ〜〜………まぁ、すまなかったな」
「わかってくれりゃいいんだ」
「ピカチュウさんどこ行ってもそんななんですね…」
「何?俺が非常識人とでも言いたいの?一応確認しただけマシだよな?」
「普通の人は僕みたいな非喫煙者が同行してる時点でタバコ吸おうとしませんけどね!」
「え?お前俺の同行者だったの?」
「あれ!?じゃあ今までの会話全部なんだったんだろうな!?」
「荷物持ちだと思ってた…」
「本当にこの人は!!」
「残念ピカチュウでした〜ベロベロバァ!」
 ▼ 4 ENJOY◆Wa9jO0ZpHQ 18/12/05 22:10:34 ID:70C25g2E [4/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「さてお客さんもうすぐで着きますけどそのシャンシャン一旦やめて頂けますかね」
「あーーー」♪〜〜♪♪〜〜〜
「ピカチュウさーん?もうすぐ着きますよ?どこ指定したか知りませんけど…ここミアレ?」
「んぁ〜〜………」♪〜〜♪♪♪♪〜♪〜

ワンリキーとピカチュウ、その同行者の3名しかいないタクシーに四人目、五人目…8人目までの声が響く、何をやっているかってリズムゲームである、そんなことは御構い無しになんの渋滞とかにも引っかからずすんなりと目的地に着いたがピカチュウの視線が上がることはない。

「ちょっと!?ピカチュウさん!?いい加減にしてくださいよぉ!」
「ってかお客さん、もう着きましたぜ」
「お……」
「日本語喋れないのか!?着いたって言ってるんですよ!」

いつまでたっても視線を外さないピカチュウにしびれをきらし、スマホを取り上げる同行者、するとピカチュウは仕方なく財布を取り出すどころか殺意を露わにして同行者に掴みかかる。

「てんめっ!この野郎!もう少しでGo○ knows…フルコンできるところだったんだぞ!!」
「知らねーわ!着いたって言ってんだろ!?」
 ▼ 5 ENJOY◆Wa9jO0ZpHQ 18/12/05 22:13:33 ID:70C25g2E [5/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「ってかさっき開いてたゲームと別ゲーじゃないすか!」
「お客さんお代」
「うるっせえな!スタミナ消費したかったんだよ!」
「なんで今になってそんなゲームやってんですかね!?中居○広気取ってるんですか!?」
「はい残念それ別ゲームですしい!?」
「うっせーなさっさとお代出せよ」
「美少女が歌って踊ってるのと変わんねーわ!いいからタクシー代出してくださいよ!」
「てめえ何平然と人に奢って貰う気満々なんだよついてきたのテメエなんだからそれ相応の誠意見せろや!?それにこのゲーム踊りませー…いや約1名踊るやついるな…」

若干イライラしてきたワンリキー、一旦外に出て後部座席の扉を開けるとピカチュウの肩をむんずと掴んで持ち上げる。

「お客さん、お代払うのと地球投げどっちが良いですかい?」
「すいませんお代払いますね?おいくらですか?」
「1万7千8百円です」
「じゃ、じゃあちょっと降ろしてもらって良いですか?」
「あいよ」

降ろしてもらって胸をなでおろすピカチュウ、おずおずと自分のバッグに手を伸ばして財布を取り出す、が。
 ▼ 6 ENJOY◆Wa9jO0ZpHQ 18/12/05 22:15:22 ID:70C25g2E [6/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
財布の中も確認せずに同行者に向かって指を指して「お前出せ」とだけ告げてその場を後にしようとするがワンリキーに首根っこを掴まれてネズミポケモンらしく宙ぶらりんにされる。

「……おーい?」
「いや、なんで俺なんすか」
「一昨日俺をガンガン酔わせて無理矢理ついていくの承諾させて着いてきたくせにタクシーも無賃乗車する気なの?」
「……確かにそれもそうっすね」
「だろ?」
「私的には金ちゃんと出してくれるならどっちでも良いですけどね」

ようやく解放されたピカチュウは同行者が財布を開いて運賃を渡すのを横目にタバコ一本を取り出し火をつける、口から灰色の煙を吐き出して呆けてやたらキメ顔で誰も聞いていないのに語り始める。

「こんな格言を知っているかい?人生は海、金は船頭である。船頭がいなければ、うまく世渡りができない…ってね誰の言葉だったかな」
「それはなんすか?上手く金を払わずに済んだイェーイってのを言いたいんですかね?」
「じゃ、まいどあり」
「いや?深い意味はないよ?別にね?」
「いや絶対そうでしょあんた、はぁ〜〜〜………まぁいいや、ってかだから非喫煙者の側で吸わないでくださいよ」
「ん、先行ってていいよ歩きながら吸うほど外道じゃねえからな」
「今更感がすごいですし今ここで先に行けと言われてもどこに行けばいいかわからないのですが?」
「…それもそう…ってちげえよなにお前ついて来ようとしてるんだよ」
「えぇ〜…もうこの際だし諦めちゃいましょうよ」
「お前がそれ言う?」
 ▼ 7 ENJOY◆Wa9jO0ZpHQ 18/12/05 22:19:15 ID:70C25g2E [7/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
やがて一服し終えたピカチュウは地面にグリグリと擦り付けると小さなポーチの中に吸い殻を入れて「ん」とだけ顎で付いて来い、とジェスチャーする。

「どこ行くつもりなんですかぁ?」
「まぁ着いてからのお楽しみだよ、ここの路地は流石にタクシー入れないと思ってな…」
「ふぅん?」
「よし、着いたぞここのビルの階段降りたところだ」

ピカチュウに案内されたのは寂れたビルに若干分かりづらい看板、その文字ですら掠れていてよく読めないがなんとなく酒場ということだけはわかる。

「ここすか?」
「おう」
「なんか意外っすね、ピカチュウさんもっと派手な店好きかと思ったのに」
「ま、そう言う店も嫌いじゃあねえけどな」

それきり無言で階段を降りるピカチュウ、無機質なコンクリートで囲まれたビルの地下、階段を降りて暖かい木製のドアを開けばそこはピカチュウに見覚えのある、今も昔も変わらない光景だった。
 ▼ 8 ENJOY◆Wa9jO0ZpHQ 18/12/05 22:21:09 ID:70C25g2E [8/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「ゲ」
「げって何よ、帰ってきて早々それ?」
「いやぁだってお前なんでいるの?」
「何でってお父さんのことだからどうせ家帰る前にここによるだろうと思ったから来たわけなんだけど…?後ろの方は?」
「あ?こいつは気にしなくていいよ」
「いや気にして!?」

冷え込む空気の中きていた上着を脱ぎ「このハンガー使っていいんですかい?」「構いませんよ」とやり取りをした後自己紹介を勝手にし始める、ピカチュウは一切聞く気はなく「とりあえず生」、とだけ。

「あー僕ポケモンアローラに出演してるトゲデマルです、まぁ新人なもので顔は覚えてもらえてないかもですが…」
「あぁ!」
「あぁ〜〜…見覚えあると思ったわアンタ」

カウンターの奥から生ビールのジョッキと小鉢が差し出される、ピカチュウは目を見開き「お?漬物か…いいじゃん」
「疲れてる時に食べるお漬物って格別ですよね、…ささ、トゲデマルさんもお掛けください」
「あ、どーもどーも」
「で、おとーさん?本日のご予定は?」
「このまま朝まで飲む」
「だと思った…」
 ▼ 9 ッシブーン@もくたん 18/12/05 22:22:27 ID:Imog4r0U NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
モノホン?
 ▼ 10 ENJOY◆Wa9jO0ZpHQ 18/12/05 22:24:37 ID:70C25g2E [9/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「でー…あなたがここのマスターさん?」
「はい、マスターをさせていただいてます」

小柄な体型で森にでもいたら「可愛い!」となるようなポケモンのデデンネだがカウンター越しで料理をし始める彼からは不思議と可愛らしいというよりも落ち着いた佇まいだとかダンディとか、そういうのが似合いそうだった。

「ていうかお父さんホントに今日ここで飲む気?お母さん家で待ってるけど」
「いやそれ言うならお前も何でここにいるんだ?w」
「私としてはありがたい限りですがねえ…」
「マスター!ここのオススメ何!?」
「うん、お前何平然と注文しようとしてるんだ?」

マスターがはいはい…と言いながら小さいタブレット端末ほどのサイズの黒板にチョークで本日のオススメメニューを書き上げる。

「いいじゃんそう言うの、オシャレで好き」
「ふふん私が提案したんだからね」
「えぇ、私も毎回変わるメニューで仕方ないとは言え紙のメニューなのは少し寂しいと思ってましたから」
「ほーん、意識高いな」
「え、これそう言うくくりにされるワケ?」
 ▼ 11 ライオン@カプZ 18/12/05 22:25:08 ID:CDdMQxj2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
本物?
 ▼ 12 ENJOY◆Wa9jO0ZpHQ 18/12/05 22:27:01 ID:70C25g2E [10/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「いやてかお前聞いたぞ、読モやってるんだってな、ウケる」
「勝手にウケんな、別に月一でしかやってないし…」
「月刊誌なんだから月一なのは当たり前だろwさも「え〜私勉強してないんだよね」っていうJKのフリすんのやめろw」
「は?バカにしてる?」
「してないと思った?」

と、二人の言い争いが過熱しそうなところ、トゲデマルにお茶碗にこんもりと盛られたライス、味噌汁、そして明らかにつまみとして食べる用の海鮮刺身盛り合わせが出され、二人のことは御構い無しに元気よく「いただきまーす!」と手を合わせる。

「え、いやお前何一人で食い始めてるの?」
「え?いや旅疲れたんでお腹空いてて…」
「いやいや意味わかんないしwこの人ホント何?お父さん」
「俺もよくわからん、帰省する最中気がついたら寄生されてた…あ、これ笑うところね」
「だからオヤジ臭いって言われるのわかんないの?」
「ピカチュウさん……ちょっと今のはフォローできませんね私も…」
「待って?俺のことオヤジ臭いって言ってるのお前だけだよな?ホントいい加減にしろよ?」
 ▼ 13 ENJOY◆Wa9jO0ZpHQ 18/12/05 22:32:14 ID:70C25g2E [11/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「はぁ〜…まぁいいや、俺もお腹空いたしマスターなんか作って…」
「はいはい、オムライスですね?」
「うーーん……もうアローラ行ってる間マスターのオムライスが恋しくて恋しくて…」
「だからって我が家よりも先にここに帰ってこないでよ…」
「仕方ねえじゃん…もう俺の舌は「ここが僕のお家!!」って覚えちまったんだから」

わざとらしい裏声でおどけて見せた後一気に生ビールを流し込み、「もう一杯、ついでに待ってる間の簡単なつまみも」とだけ。

「それじゃあほんとに簡単に野菜スティックで構いませんか?」
「良いけどそしたら横のやつが勝手に食い始めるから多めに作ってもらえる?」
「え、アタシが食べる前提なの?」
「違うの?」
「いや貰うけど」
「ほら貰うんじゃんwてかお前稼いでるなら俺にツケるのやめろよ」
「いいじゃん、今お金貯めてるから無理」
「んだよ何に使うんだよパパ買ってやるぞ?」
「うわキモっ…そういんじゃないからいいし…マスター言っちゃダメだからね」
「言いませんよ、まぁでもピカチュウさんに平然とツケさせるのはどうかと思いますが…応援してますから」
「ありがと…」
「え、何のために貯金してるか知らんけど親の俺より先にマスターなの?」
「いやだってお父さん家にいないじゃんw」
「撮影なんだから当たり前だろ、電話とかあるじゃんさぁ、科学文明発達してない石器時代ならまだしもシトロン泣くぞ」
「いやシトロンさんどっから出てきたしwお母さんに入ってあります〜」
「親父の威厳とかってどこに消えた?」
「アローラにおいてきたんじゃないすか?ピカチュウさん」
「ア"?」
「何でもないっす」
 ▼ 14 ENJOY◆Wa9jO0ZpHQ 18/12/05 22:35:40 ID:70C25g2E [12/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「ピカチュウさんちょこちょこキモイなぁって思うところありましたけどマジで娘さんの前だとキモくなりますね」
「マスター勘定、こいつもう帰るってさアローラに」
「アローラに!?まさかのカロス地方滞在時間3時間!!!」
「お会計1500円になります」
「あれっ!?マスターさん引き止めてくれない!?」
「え、お前飯食ったし帰るんじゃないの?」
「待ってくださいよ僕のカロス観光飲食店一軒!?」
「てかお前俺のことカロス案内させようとしたんだろうけどもう色んなところ見飽きたから連れてかねーぞ、てかお前の顔も見飽きた」
「うわひっでえ!?後輩にそれ言う!?」
「私としてはお父さんの顔も見飽きたからアローラにもう戻れば?」
「あれーっ!?ピチューさんそれはなくない!?」
「あ、あはは…皆さん好意の裏返しというか」
「「ナイナイナイ」」

と、余所見をしながらオムライスの最期の仕上げ、卵を油を引いたフライパンに流し込んだところで油が跳ね、マスターがデデンネらしい可愛らしい悲鳴をあげる。
「ンネッ!?」
 ▼ 15 ENJOY◆Wa9jO0ZpHQ 18/12/05 22:41:34 ID:70C25g2E [13/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
書き溜め消費したので書いて投稿スタイルに変わります、要するにペースダウン
面白そう!とか支援もらう前にまず本物かどうか疑われるあたり面白いですね、面白くねーよバーカ
普段はこんなところで書く気ないんですけどTwitterでパープルフレイムが頭おかしいこと言ってたので書こうかなって、多分一本あげたら終わります、多分
気が向いたら続く

4年前?だから人物あやふやですし最近の(別に古参マウント取りたいわけでもないが、取ってもしょうがないし)
新規の人はマスターデデンネで探してみてね、過去ログ多分もうないけど
 ▼ 16 ENJOY◆Wa9jO0ZpHQ 18/12/05 22:57:20 ID:70C25g2E [14/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「あーあーヤケドしちゃってら、平気か?マスター」
「あー…平気ではないですね?」
「ま、だろうね」
「マスター大丈夫!?薬箱とかある!?ヤケド直しは!?」
「あ、あぁありますけど…まずはピカチュウさんのこれ作ったら冷水で流すんでいいですよ」
「いやダメでしょ!早く処置しなきゃ!跡になるよ!」
「これもうなってません?」
「わ、私買ってくるね!」
「お前落ち着こう?な?平気だってマスター言ってんだろ」
「あ、あぁうん……そだね…」

ささっと手早くピカチュウのオムライスの卵を完成させたマスター、ヤケドをしていながらも慣れた手つきで卵をチキンライスの上に乗せケチャップと共にオムライスをピカチュウに差し出すとフライパンを洗いながらついでと言わんばかりに手を冷水で流していく。

「ざっつ…」
「マスター時々自分のこと無頓着になるよね」
「えぇっ?そうですか?」
「いやマスター気がついてなかったのか?…うん、美味い」
「あ、いいな俺ももらっていいですか?」
「ダメに決まってんだろぶっ飛ばすぞテメエ」
「…しかし跡になってしまいましたね、治りますかねこれ」
「あーりゃりゃ…そいや思ったけど刺青ってどうやって入れてるんだろうね?まさか火傷跡とかじゃないだろうしあれ」
「熱したハンコみたいなので皮膚を火傷させるんすかね」
「なぁ、それ昔奴隷制の時とかに識別するための印とかだぞそれ」
「えっ」
「やだなぁ物騒なこと言わないでくださいよ…ちょっと裏行ってヤケド直し薬箱から取ってきます」
「いってらー」
 ▼ 17 ENJOY◆Wa9jO0ZpHQ 18/12/05 23:11:00 ID:70C25g2E [15/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「…ふぅ、お待たせしました」
「お、どう?治った?」
「えぇ、お陰様でもう綺麗に」
「………てかさ、あの小さいとはいえ火傷が即座に綺麗に治るの、怖すぎないか?」
「え、突然何よ」
「いやだってそうじゃないすか、ピカチュウさん、今までだって結構お世話になってますよね」
「え?まぁ、うん主に使うのギャグシーンばっかだけどな」
「ギャグシーンでも体はってマジに火傷させられる撮影環境普通に考えて頭おかしくない?」
「やめろ、考えないようにしてるんだ」
「以前進化セルフ我慢失敗したら路頭に迷ってたとか行ってましたよね…」
「あーあれな、マジで怖かったぁ」
「え、俳優生命終わりじゃないですか」
「いやいや…ポケモンアニメだけしか出演してないわけじゃないし俺」
「良いですよねぇ!名探偵ピカチュウだってきっちり役もらってますし僕なんてアニポケアローラ終わったらマジでどうすりゃ良いかわかりませんからね!」
「じゃあカロスこねーで向こうで稽古してりゃ良かったじゃねえか」
「いやまぁそれとこれとは別というか」
「なんだよ別って、絶対お前観光案内しねえからな、俺は正月は寝るんだ」
「アローラから帰ってきて家で寝てるつもりなの?お父さん、引くんだけど」
「あれ?普通稼ぎ頭のお父さん帰ってきたら労わらない?」
「まぁ今の社会男性だけが働くわけじゃないですからね……」
「うん!マスター?それはわかってるけど実際一番稼いでるの俺だよね!?特にピチューテメエだよ平然と俺にツケまくりやがって!この一年いくら俺にツケた!?」
「えーと……わかんないや!」
「ピカチュウさん、この娘さんゆび5本以上折ってましたよね今…」
「やめろ、マジで考えたくねえ、本当ふざけんなよお前」
「アハハごめんごめーん」

と、和気藹々としていた店内にカランコロンと響く木製のベル、もう2人新たなお客さんが入ってくる。
 ▼ 18 ENJOY◆Wa9jO0ZpHQ 18/12/05 23:25:28 ID:70C25g2E [16/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「お、ピカチュウさんじゃないすかーご無沙汰してまーす」
「お?マイナンじゃねえか久し振りだな」
「あーピカチュウさーん、久し振り?」
「おうプラスルもまーたイチャイチャしやがって爆発しとけこの野郎」
「え!?腕組みながらとかならまだしもフッツーに入りましたよね!?」
「あ、ピカチュウさんのご友人ですか?」




「………友人なのか?」
「え、待ってくださいよピカチュウさん!?そりゃねえよ!」
「冗談だよ、まぁちょこちょこ一緒に酒飲む仲だよ」
「へぇ、結構友好関係広いんですねぇ」
「まぁな、この店変な客ばっかくるし」
「ピカチュウさん、それ私喜んで良いんですかね?」
「マスター、お父さんにブーメランですよって言ってやって」
「あ、あはは………」
「じゃ、まぁ俺は生で、プラスルは?」
「私はトマトハイで」
「かしこまりました」

「と、こ、ろ、でーーー?ピカチュウさん去年の帰省の時には聞けませんでしたがどうでした?アローラ」
「どうもこうもクソもねえよ年中クソ暑くてバトルシーンの撮影基本地獄だぞ」
「うわ容易に想像つくわねそれ」
「お待たせしましたお二人とも、あと本日のお通しお漬物です」
「あーーー…ごめんマイナン食べてくれる?」
「あ!そういえばプラスルさんお漬物苦手でしたね、代わりのもの出しますね」
「アンタまだそんなお子ちゃまな舌なワケ?」
「は?喧嘩売ってるの?」
「いえ?思ったこと口にしてるだけ」
「ピカチュウさん?なんか不穏な空気なんですけど」
「気にすんな、いつものことだよ」
 ▼ 19 ENJOY◆Wa9jO0ZpHQ 18/12/05 23:40:57 ID:70C25g2E [17/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「だいたいあなたなんでいっつも私に突っかかってくるの?鬱陶しいんだけど私のこと好きなの?ざーんねん私マイナンと付き合ってるんで」
「はああああ!!!??なーに言ってんのアンタに興味あるわけないでしょ!?」
「その割には私に構ってもらいたくて仕方ないみたいな振る舞いばっかりじゃない」
「なーに自惚れてるんですか??そんなわけないじゃん自分がそんなに他人から愛されるキャラだとでも思ってるの!?」
「お生憎様貴方みたいな難儀な性格じゃないんでアンタよりマシよ」
「何!?私のことそんな風に見てたわけ!?」
「いやお前がめんどくせえ性格なのはプラスルだけじゃなくみんな思ってるぞ、な?マイナン」
「俺に話振らないでくださいよ…まぁ落ち着けってプラスル」
「いつもより落ち着いてるわよ…」
「おとーさんは黙ってて!まさかマスターも思ってるの!?」
「…………可愛らしいなと思っていますよ?」
「…………… …………」

いきなり無言になってポリポリと野菜スティックを齧り始めるピチュー、恐る恐るトゲデマルが生ビールを景気よく飲んでいるピカチュウに耳打ちする。

「この2人付き合ってるんですか?」
「!!!???!?!!!???wwwww」ブーーーッ!!!!!
「うわきったねぇ何やってるんすかピカチュウさん!」
「お前が笑わせるせいだわトゲデマルゥ!」
「あーあー盛大に吹き出しましたねピカチュウさん…」
「おいマイナン引くな、仕方ねえだろ、あとマスターはごめん布巾出し…用意はやっ!」
「まぁ耳打ちした時に嫌な予感はしたので…厨房に飛ばなくてよかったです…」
「あの、ほんとごめん…でもこいつのせいだから…」
 ▼ 20 ENJOY◆Wa9jO0ZpHQ 18/12/06 00:01:33 ID:/whcVKHk [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「いやだって完全に構ってもらいたくて突っかかってるタイプの受けじゃないですか」
「うん確かにそう見えるけどやめてあげてあいつしばらくこの店来れなくなっちゃ…いいぞもっと言え」
「ピカチュウさん?お客さん減らさないで欲しいんですけど…」
「一年間ピカチュウさんのツケだけで飲み食いしてる娘をお客として扱うマスターの寛容さにびっくり、あ、生お代わり、それと焼き鳥適当に」
「かしこまりました」
「ていうかお前受けとか言ったな?ふざけんなよ?何人の娘百合させようとしてんだよ」
「いやだって完全に構ってもらいたいけど素直になれない受けのそれじゃないですか」
「お前どーーーりで今までリーリエとかマオやたら変な目で見てるなと思ったらそういうことか!!!」
「いや自分3次元の生物はあんまり興味ないんで…」
「じゃあ人の娘勝手にそういう目で見るんじゃねえ!!!」
「興味なくても不思議とこうかなぁ?って認識しちゃうんだから困った脳味噌ですよねぇ」
「お前は何?脳みそと人格が乖離されてるの?怖いんだけど!?」
「あの、2人ともなんの話ししてるの?マイナン」
「プラスル、お前は知らなくていいと思う、あとピチューちゃんも」
「残念なことにこのオタクどもが何言ってるのか大体わかるからいいわよ気遣わなくても…」
「ていうかじゃあお前何!?百合厨のくせして俺がさっきやってたゲーム中○正広とか言ったわけか!?」
「いやぁあのコンテンツ沼余りにもぱっと見深そうで怖いからまだ…」
「はっ!マーマネとちょっと意気投合してると思ったらんな浅いオタク談議してたのかよ!」
「別にオタクに浅いも深いもないでしょう!?」
「あ、マイナンさん焼き鳥焼けましたよ」
「お、やったぁ」
 ▼ 21 ENJOY◆Wa9jO0ZpHQ 18/12/06 00:02:35 ID:/whcVKHk [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
途中ではありますが一旦終わります、続きは明日23時頃かと
椎名唯華の配信見るんで………
支援待ってます、では
 ▼ 22 ENJOY◆Wa9jO0ZpHQ 18/12/06 01:08:56 ID:/whcVKHk [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
台本形式にしようとしてたらセリフ前にキャラ名入れる概念を忘れてたので次回から入れます
中途半端すぎた
 ▼ 23 ENJOY◆Wa9jO0ZpHQ 18/12/06 23:50:22 ID:/whcVKHk [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ちょっとバイトがあって遅くなったので明日に全部掲載します
 ▼ 24 グロコ@よごれたハンカチ 18/12/07 00:12:52 ID:qw/cL8aI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
Produce板のネタじゃないかと思ったらまさかのジョイニキとはね

数年ぶりだろうか
 ▼ 25 ENJOY◆Wa9jO0ZpHQ 18/12/07 23:37:53 ID:uWF.b6u6 [1/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「だいたいお前見る目無さすぎだよ、ピチューがそんな女に見えるか?1ヶ月に一度とは言え読モやって朝ごはんはフルーツグラノーラ食ってる女だぞ」

プラスル「気がつけばいつも野菜スティックかじってるしね、ハムスターか何か?」

ピチュー「喧嘩売ってるなら買うけど?」

マイナン「まぁスタイル維持するのも大変なんだろ?な?」

ピカチュウ「とまぁこの歳になっていまだに彼氏もできない男の好みは年上男性の無理目系女子が彼女なんて作るわけないだろ」

トゲデマル「あ〜〜……」

ピチュー「ちょっと待って?別に彼女作る気は無いけど納得はしないでくれる?」

ピカチュウ「大丈夫だピチュー、今は2018年、多様性のある社会になってるぞ」

マスター「そう言えばついこの間同性のエルフーンとドレディアさんのカップルさんがご来店してましたね」

トゲデマル「マスターその話詳しく」

ピカチュウ「3次元興味なかったんじゃねえのかよテメエ…ま、そういうことだ!プラスルはまぁ残念だったがいい恋見つかるって」

ピチュー「おかしくない?さっきまで私のこと年上男性好みの無理目系女子とか言ったくせになんで変なフォロー入れるの?」

プラスル「と、言うわけで私にはマイナンがいるからごめんね?」

ピチュー「はぁ「はいピチューさんカルピスサワーとチョコレートケーキです!」」

ピチュー「あ、わーーい!」
 ▼ 26 ENJOY◆Wa9jO0ZpHQ 18/12/07 23:39:20 ID:uWF.b6u6 [2/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マイナン「ていうか聞きたいのはアローラが暑いかどうかなんて聞かなくてもわかりますよ〜」

ピカチュウ「じゃあ何が聞きてえんだよ」

マスター「あ、ピカチュウさんおかわり入ります?」

ピカチュウ「あ、悪いもう一杯」

ピチュー「お父さんこれでもう3杯目」

ピカチュウ「人の金でたらふく飲み食いしてる癖にうるせえやい」

マイナン「じゃなくて!こう…ウッフーンなサービスとか、さ?」







ピカチュウ「は?」

マイナン「あれっ!?これ俺が悪いの!?」

マスター「いや誰がどう聞いてもマイナンさんが悪いと思われますが…」

トゲデマル「僕もそう思う」

マイナン「いやだってほら!アローラだよ!?あのAV開けば【自粛】とか【自粛】に解放的!とかさあ!」

ピチュー「サイッッッッテー………」

プラスル「マスター包丁貸して?」

マイナン「待って、俺が悪かったからマスターも普通にうわ怖っ!よりによって中華包丁!」

ピカチュウ「いやなんでそんなもんココにあるんだよ…」
 ▼ 27 ENJOY◆Wa9jO0ZpHQ 18/12/07 23:40:34 ID:uWF.b6u6 [3/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「プラスルも可哀想に…大丈夫か?乱暴に扱われてない?」

プラスル「されてないわよ…貴方も三枚おろしにしようかと思ったけど若干オブラートに包んだから許してあげる」

ピカチュウ「わぁい嬉しいなぁ」

トゲデマル「マスター、ここっていつもこんななんですかね」

マスター「ピカチュウさんと仲の良い方がセットで来られると毎回こうなりますね」

トゲデマル「せっかく雰囲気いい店なのに…出禁にしたらどうです?」

ピカチュウ「テメ聞こえてるぞトゲデマルゥ……」

マイナン「もしかしてこれ俺も出禁にされるやつ?困る」

ピカチュウ「俺が出禁になったら特にお前とエモンガの野郎あたりは道連れだからな…それに、だ、あんなもん都市伝説だよ都市伝説、なかったよ」

ピチュー「……なかった、ってことは一応探したりはしたんだ?へぇ〜〜〜……ふぅん……」

ピカチュウ「え?いや、違うぞ?何言ってんだお前?」

ピチュー「あ、そう言えばだけど今日お父さん帰るつもりなさそうだしお母さん呼んじゃった」

ピカチュウ「お前何してんの?」

カランカラン………

マスター「おや、新しいお客さんですね」

「あ!ピカチュウさんじゃーんwおひさでーす!」「ご無沙汰しております」
 ▼ 28 ENJOY◆Wa9jO0ZpHQ 18/12/07 23:42:49 ID:uWF.b6u6 [4/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「あっれー?そこにいるのもしかしてマーマネのトゲデマル!?」

ピカチュウ「お、よくわかったじゃねえかエモンガ、俺でさえわからなかったのに」

トゲデマル「待って!?ピカチュウさんがわからないのはおかしくない!?」

エモンガ「ウケるwトゲデマルさん仕事ないんすかw」

トゲデマル「うん僕と一緒にいるピカチュウさんにもそれ言おうか!確かにまだ新人俳優だけどそれは結構傷つくなぁ!」

「うちのエモンガがすみません…」

ピカチュウ「なんだようちのエモンガって所帯じみたこと言って……」

プラスル「あれ、ピカチュウさん知らないんでしたっけ、お2人付き合ってますよ」

ピカチュウ「は?」

マスター「えぇ、半年ほど前から」

ピチュー「パチリスさんのねー誕生日にねー、やっと男見せたって感じだよね」

パチリス「よ、よしてくださいよ恥ずかしい…」

ピカチュウ「マジかぁ…冷やかしたかった…」

マイナン「な?ピカチュウさんいない今のうちに動けって正解だったろ?」

エモンガ「ホントそうっすね、ピカチュウさん知った時どんなリアクションすっかなってマイナンさんと話してた通り過ぎて引いてるっす」

トゲデマル「刺身うまっ……(マジで変な客しか来ないなここ…)」


 ▼ 29 ENJOY◆Wa9jO0ZpHQ 18/12/07 23:43:50 ID:uWF.b6u6 [5/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピチュー「あーあー…パチリスさんもこんな男のどこが良かったのやら」

パチリス「それは…その……誠実なところとか…」

ピカチュウ「ケッ!マスターウイスキー、この甘い空間だけでストレートで飲めるわ」

マスター「流石に水割りとかにしておきましょう?」

ピカチュウ「んなん薄めて胃に入れるか原液胃に入れるかの違いだろくれよ」

マイナン「うわめちゃくちゃな理論…」

ピチュー「じゃあマスター私にはカルピスサワー濃いめで」

「「「「「お前は(貴方は)絶対にやめろ(やめなさい)!!!!!」」」」」

ピカチュウ「うん、俺が悪かった、普通に水割りでくれ、あとこいつにはもう飲ませるな」

マスター「あ、あはは……ところでお二人は何飲みますか?」

エモンガ「俺日本酒!」
パチリス「僕は…あ、じゃああのワインで…」

マスター「はい、少々お待ちくださいね」

ピカチュウ「しっかしお前らが付き合うとはねえ…」

エモンガ「ふふーん!」

ピカチュウ「あんなに最初はすれ違いギャグばっかしてたのに…今ここに俺が来なかったか!?バカもんそいつがルパンだ!並に」

マイナン「多分エモンガそれ世代じゃないっすよ」

トゲデマル「ポンド、ドル、フラン、リーブル、ルピー、ペソ、クラウン、リラ…うほーウォンまであるぜ!」

ピカチュウ「それ空で言えるお前怖い」

エモンガ「んまぁ俺も男を見せたというか…へへへ…」

ピチュー「は?」


 ▼ 30 ENJOY◆Wa9jO0ZpHQ 18/12/07 23:48:48 ID:uWF.b6u6 [6/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピチュー「まーよくも最終的にはグダグダすぎてパチリスさんから「僕と一緒にいてくれませんか?」って台詞横取りされた男がよくいうわね」

エモンガ「いや、まぁ確かに格好はつかなかったけど」

ピカチュウ「容易に想像つくわ、どんだけダッセェ告白したの?」

「お父さんだって割とダサい告白してきたじゃない人さまのこと笑わないの」

ピカチュウ「は?だーれがダサいってそりゃもうお前100本のバラ用意したからな俺!」

ピチュー「いやそれがダサいって言われてるんだと思うけど」

ピカチュウ「ってかライチュウお前いつの間に!?」

ピチュー「私がとっくの昔に呼んでたのよ」

トゲデマル「あ、ピカチュウさんの奥さん?いつもお世話になってます〜」

ライチュウ「あらぁトゲデマルさんね!ピカチュウから…あんまり話は聞いてないわね…」

トゲデマル「でしょうね!そんな気はしてましたから別にいいです!」

マイナン「あ、奥さんお久しぶりです〜」

ライチュウ「まーみんな揃ってるのね!」

マスター「どうやらそのようですねぇ」
 ▼ 31 ENJOY◆Wa9jO0ZpHQ 18/12/07 23:51:41 ID:uWF.b6u6 [7/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ライチュウ「マスターさん大変そうだけど手伝うかしら?」

マスター「いえいえ、ごゆっくりしててください」

ピカチュウ「そうそう、マスターの仕事増やすだけだって」

ライチュウ「ふん、最近はそこまで酷くないわよ」

ピカチュウ「ホント?」

パチリス「えぇ、お昼をよくここで食べさせていただいてますが最近は慣れたのかスムーズに仕事なさいますよ」

エモンガ「1日一回のしくじりが3日に一回くらいに減りましたよねえ」

パチリス「それは言わなくていい!」

ピカチュウ「はは、まぁみんな変わり…お前らは変わったけど…うん、変わんなくて安心したわ」

トゲデマル「ピカチュウさんも2年くらい前から変わってませんけどね」

ピカチュウ「お前マジで帰るか?今からアローラに」

トゲデマル「勘弁してくださいよ」

マイナン「そいやピカチュウさんスマブラ出演、名探偵ピカチュウって映画も出演じゃないすか、引っ張りだこっすね」

ピカチュウ「ま、俺の種族がピカチュウってところ仕方ねえよな」

エモンガ「なんなら俺が変わりましょうか?」

ピカチュウ「バカ言え、てか撮影もう終わってるわ」
 ▼ 32 ENJOY◆Wa9jO0ZpHQ 18/12/07 23:52:53 ID:uWF.b6u6 [8/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ライチュウ「あら?そういえばあなた年末年始特番は?」

ピカチュウ「あれの撮影カロスのスタジオだから平気」

ピチュー「ふーん、頑張ってね、私ここのテレビで見てるから」

ピカチュウ「あ、あんなところにテレビ置いたの?マスター」

マスター「えぇ、小さいやつですけどね」

マイナン「なぁマスター、今まで言おうか言わないか迷ってたんだけどさ…あ、おかわり」

マスター「はい、…はい?」

マイナン「あそこにおいてあるとここラーメン屋か何かに見えるんだけど」

プラスル「それ私も若干思ってた」

ピカチュウ「ホントだ、しかも首が痛い」

マスター「……もう少し別の場所にしますね」

ピカチュウ「ま、その方がいいわな」

マスター「ホントありがとうございます」
 ▼ 33 ENJOY◆Wa9jO0ZpHQ 18/12/07 23:54:22 ID:uWF.b6u6 [9/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「お礼を言いたいのは俺の方だよ」

マスター「?」

エモンガ「ピカチュウさんがお礼言うなんて相当ヤバイですよ、明日グングニルが降ってきます」

トゲデマル「ゲートオブバビロンかな?」

ピカチュウ「うっせ、いやほら、大抵の飲食店は来てもらった俺みたいな客とかにサイン書いてもらって飾ったりするじゃん」

マイナン「ピカチュウさんにサインねだってどうするんですか?」

ピカチュウ「あれ?俺仮にも主役バンバン貰ってる俳優のはずだよね?」

パチリス「ここでお酒を嗜んでいるピカチュウさんを見ていると正直僕でも忘れますね…」

ピカチュウ「いやまぁありがたいんだよね、特別扱いしないでくれるの」

プラスル「特別扱いしてなかったらツケ15万とか許さないと思うけど普通…」

ピカチュウ「え、もうそんな言ってるの?」

マスター「え、えぇ…一応1/3くらいはピチューさんの飲食ですが…」

ピカチュウ「」

ライチュウ「あら、寝たふりしようとしてるわよ」

パチリス「流石に同情できませんねこれは…」
 ▼ 34 ENJOY◆Wa9jO0ZpHQ 18/12/07 23:55:02 ID:uWF.b6u6 [10/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「いや…あの………すいません特別扱いしてください……」

マスター「はいはい、仕方ないですね……」

ピチュー「ほんっとマスターの優しさに甘えすぎでしょお父さん」

パチリス「あ、あれ…お父さんの優しさに甘えてツケさせてましたよね…」

エモンガ「パチリスさん、多分ツッこみ入れるのそれ野暮です」

ピカチュウ「はあ〜…マスターのオムライス美味しいなぁ…」

ライチュウ「私の作る料理は美味しくない?」

ピカチュウ「美味いけど…違うじゃん?」

ライチュウ「違うって何がよ」

マイナン「まぁ外で食う飯の美味しさと家で作ってもらえる飯の美味しさってなんか違いますよね、まぁプラスル飯作れないけど」

プラスル「悪かったわよ…」

マイナン「や、別にそういう意味じゃ、ごめんな?」
 ▼ 35 ENJOY◆Wa9jO0ZpHQ 18/12/07 23:56:01 ID:uWF.b6u6 [11/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「ま、そういうこった、だからマスター!うちに嫁がない?」

ピチュー「はぁぁぁあああああ!!!????」

マスター「いやそれはちょっと……」

パチリス「焦りもせず断りましたね」

ピカチュウ「一家に一台マスター欲しいじゃん…」

トゲデマル「マスターさんを飯作る何かと勘違いしてません?」

ピカチュウ「んなわけねえだろ」

ライチュウ「ま、まぁ?私の料理が不味いわけじゃないなら…」

ピカチュウ「いや、お前の作る飯で煮物だけは不味いと思いながら食ってるぞ?」

ライチュウ「結婚25年目にして衝撃の事実ね!?」

マイナン「なんで言わなかったんすか」

ピカチュウ「いやいつも普通に美味い飯作るけど煮物だけド下手だったからまぁなんか、たまたまかなぁって…最近ようやくたまたまじゃないことに気がついた」

ピチュー「あんまりうちでご飯食べないからでしょ…」

ピカチュウ「ま、そうなんだけどさ、だからすまなかったなライチュウ、不味い飯作らせ続けて」

ライチュウ「う、うん…?」

エモンガ「戸惑ってるw」
 ▼ 36 ENJOY◆Wa9jO0ZpHQ 18/12/07 23:57:07 ID:uWF.b6u6 [12/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「しかしまぁ食った食った、帰るか!」

マスター「おや、朝までじゃなかったのですか?」

ピカチュウ「昔マジに酔いつぶれて寝たら毛布一枚被せられて見せ外の階段で寝かしつけられてたから帰る」

マイナン「え、俺普通にカウンターじゃない席のソファで寝かせてくれてたけど…」

マスター「ピカチュウさんは回数が回数なので」

エモンガ「俺あんまり寝たことないっすねここで」

パチリス「覚えてないと気楽でいいですね、僕が迎えに言ってるからですよ」

エモンガ「お世話になってます!!!」

プラスル「しょうもない男しかいないわね」

ピチュー「ほんっと…嫌になる」

ライチュウ「あらあら可愛いものじゃない」

マスター「はは、お酒を飲むと皆可愛くなるものですよ」

ピカチュウ「マスターには敵わねえなぁ…」

 ▼ 37 ENJOY◆Wa9jO0ZpHQ 18/12/07 23:57:39 ID:uWF.b6u6 [13/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「ん、じゃあそろそろお勘定お願いするわマスター」

マスター「はい、えーと伝票伝票…」

トゲデマル「また今日もツケにするんですかね?」

ピカチュウ「バカ言え〜俺だってそれくらいの手持ち……」

マイナン「お?」

ピカチュウ「………財布全部クレカだった………」

マスター「ご存知でしょうがうちクレカ使えませんよ?」

ピカチュウ「うん………ライチュウ〜…」

ライチュウ「あらやだ、私今日何も注文してないもの」

エモンガ「いや飲食店きて何も飲み食いせず帰るのもおかしい気がするw」

ピカチュウ「……マスター………」

マスター「なんでしょう?」

ピカチュウ「お勘定ツケでよろしく………」

マスター「いつも通りですね…」

ピカチュウ「はは、いつも通りだ!」
 ▼ 38 ENJOY◆Wa9jO0ZpHQ 18/12/08 00:01:48 ID:mW5UyB.g NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
一応これにて終わりです
さぁようやく書ききったのでPixivでいつも通り活動できる……
トゲデマルの掘り下げとかめんどいから書きません
パープルフレイムから誘われなきゃ多分ここの板では書きません、多分
あいつがきっとデデンネの頭おかしい三次創作書いてくれるらしいので楽しみにしてましょう、はい
では
 ▼ 39 グリュー@サーナイトナイト 18/12/08 00:20:17 ID:f7n6UjjQ NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
Pixivやってるのか
乙!
 ▼ 40 カルゲ@ミクルのみ 18/12/08 00:48:22 ID:n7dU1Ia6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
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