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血塗られたようにも見えるその赤のハサミがばっくりと開いてはバクーダの喉元に迫る。
「……! あぶねえ、バクーダ!」
が、すんでのところで地ならされて回避される。
ハッサムが体制を崩し攻撃を外す。
チィ……当たんなかったか。
ハッサムが膝を着いた。
「ふんか!」
「気合いで避けろォ!」
バクーダが背中から熱を放出する。
ただの熱源なんかじゃねえそれは地に唸りながらハッサムに降り注ぐ。
俺は地鳴りに視界を歪めながら相棒が逃げ惑い……次には倒れているところを見ていた。
「チィ……終いか」
ご苦労さん、と労いの言葉をかけながらハッサムをボールに戻してやる。
不意にハッサムは目が覚めては申し訳なさそうな顔をしてやがった。
いいから休んでおけと俺はやや強引にボールのボタンを押した。
「よっしゃあ! あんちゃん賞金倍ってこと忘れんなよ!」
「……分かってらぁ」
あぁ……今日は貧乏飯だな。
そんなことをふと考えていた。