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(SS)新番組!ポケットモンスターTHENo,(ナンバース)

 ▼ 1 ダークライ@てんかいのふえ 15/05/09 04:06:19 ID:zcFXOEOc [1/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
初めまして。いつもは「ポケモンSS板Produce」という掲示板でSSを書いているものです。
今回掲示板の宣伝がてら、そちらで投稿しているSSを持ってきました。SS初心者の作る作品ですが、よろしければご覧ください。

以下注意です。

このSSは基本オリジナル設定のオリジナルキャラしか出ません。
また、人間がポケモンに変身して、そのポケモンの力を使って戦うという中二丸出しの内容です。ポケモンの出番は申し訳程度です。

日曜日の朝からやっている特撮番組を意識して作っているので、そういうものが好きな方は気に入っていただけるかもしれません。(キャラ名、小ネタなどを挟んでいきます。)

ここまででもし気に入らない点があったならこのスレを閉じることをオススメします。
そうでない方は稚拙な文章ですが、皆様に楽しんでいただけるように頑張りますので、どうか最後までご覧になって行って下さい。

では、始めます。
 ▼ 2 フラージェス@たいりょくのハネ 15/05/09 04:09:00 ID:zcFXOEOc [2/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 広い世界、ポケモンと人間が仲良く暮らし、ともに困難に立ち向かい、協力して生きているこの世界。そんな世界のどこかにある一つの地域、名前を「カルナダ地方」広い陸地と海、温暖な気候、発達した文化、そして美しい自然が調和するこの地方では今とある問題を抱えていた。

 それは野生のポケモンが姿を見せなくなってきている事だった。かつては多くの種類のポケモンが、草むらや洞窟、海などから飛び出し、トレーナーの前に現れていたが、ここ数か月ポケモンの数が急激に減少していることが判明した。

 この事態を重く見たカルナダ政府は各地に調査隊を派遣したが、有益な情報も、その原因となる存在も確認できず手詰まりとなってしまった。

 一体なぜこんなことが起きているのか?その答えを出せるものはいなかった。とある2つの組織に属する人間たちを除いては・・・

第1話「運命の出会い、始まる物語」
 ▼ 3 ドダイトス@ヒウンアイス 15/05/09 04:10:13 ID:zcFXOEOc [3/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「ここが報告に有った場所か・・・」

 ここはカルナダ地方にあるとある町「リフダタウン」の中心からやや外れた位置にある「エーグレス自然公園」ここではリフダタウンの特徴でもある豊かな自然の保護を目的とし、さらにポケモンの生態保護も行っている地方有数の観光スポットでもある。

 近隣の住民も運動や、ポケモンとのふれあいなどに利用する地域密着型の施設なのだ。

 そんな公園の入り口に一人の女性が立っていた。やや高めの身長、長い脚と細い体とは対照的に恵まれたスタイル、そしてその瞳からは強い意志と目的を感じさせる。

 女性は行動しやすそうな服装で腰にポーチのようなものをつけており、そこからヘアゴムを取り出し自分の長い髪をまとめ上げ、所謂ポニーテールという髪型にした後

「よっし、いくか!」

 と声を出して公園の中に入っていった。
 ▼ 4 クリムガン@ぎんのこな 15/05/09 04:10:50 ID:zcFXOEOc [4/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「情報通り、ここにはまだ数多くのポケモンたちが生息しているな・・・」

 女性は手に持ったスマートフォンくらいの大きさの機械からこのエーグレス自然公園に生息するポケモンのデータを確認しながら、自分が発見したポケモンと照合していった。

「公園に入って約1時間、もう大半の種類のポケモンは確認できた。それなりの個体数も」

 そう呟くと、女性は手に持つ機会を操作し、その報告を送信した。

 すぐさま帰って来た返信には、「報告確認。続いて自然公園の監視を任務とする。怪しい人物を見逃すな」と、あった。

 了解、そう呟いた彼女は辺りを見渡し監察に勤めた。公園に遊びに来た家族、デート中のカップル、散歩中の老夫婦など様々な人間がいる中、彼女は一人、気になる人物を見つけた。

 その男は公園の草むらの近くに座り込み何かしていた。 よく見れば近くには2匹のピチューがおり、その2匹をじっと見ているようであった。女性はその男に近づくと

「やあ、お前何やってるんだ?」

と後ろから声をかけた。男は顔を動かさず小さな声で

「見てわかんないのか?」

とぶっきらぼうに答えた。

 その態度にややむっとした女性だったが、男の行動を近くで見て理由に気が付いた。
 ▼ 5 ヒメグマ@しろいビードロ 15/05/09 04:11:12 ID:zcFXOEOc [5/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 男はスケッチブックと何本かの絵画用鉛筆を手に、そこにいたピチューの絵をかいていた。見ればなかなかうまいもので、動き回るピチュー達のほんの一瞬ながら一番活き活きとした瞬間をとらえスケッチブックに写していた。

「うまいもんだなぁ」そう呟いた女性だったがはっとした顔をした後自分の口を押えた。この男の集中を途切れさせてしまったのではないか?そう不安になった彼女だったが、男がスケッチブックを閉じ、ピチューたちに餌を与え始めたのを見て、意を決して話しかけてみることにした。

「ごめん、絵をかく邪魔しちゃったな。」

「気にするなよ、ちょうど書き終わったところだ。」

 そう答えた男は今度はこっちを向いてその顔を女性に見せた。

 髪は暗めの茶色、染めているのではなく元の色だろう、きれいな髪だ。均整のとれた顔立ちで俗にいうイケメンという部類に入るであろう男だったが、その瞳にはどこか、迷いのようなものがあるように見えた。

「よかったら、絵を見せてもらっても良いか?」

「好きにしろよ。」そういうと男はスケッチブックを差し出した。そこには今描いたピチュー達の他、さまざまなポケモンが描かれていた。そのどれもが、今にも動き出しそうな躍動感と見ていて楽しくなるようなそんな感想を持つ絵だった。

「上手いもんだな、画家なのか?」

「そうと言われればそうだし、そうじゃないと言われればそうじゃない。」

「なんだそれ?」

「別に絵描きになりたいわけじゃない、絵をかいてそれを売って生きている。だから画家かと言われればそれで食ってるが、そう立派なもんじゃないって事さ。」
 ▼ 6 アメタマ@タラプのみ 15/05/09 04:12:01 ID:zcFXOEOc [6/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「ふ〜ん、なるほどな、お前名前はなんて言うんだよ?」

「人に尋ねるときは自分から、だろ」

「こりゃ失敬、私はアキ、一応仕事でここにきている。お前は?」

「わからん。」

「なっ!お前ふざけてるのか!」

「そうじゃないさ、本当にわからないんだ。俺、記憶喪失なんだよ。」

「えっ、本当か?」

いきなりの男の言葉に面食らったアキは、男におうむ返しのように質問を返す。

「嘘ついても仕方がないだろ、だけど名無しのままじゃ不便だからな、一応こう名乗ってる。」

そういうと男はアキの手からスケッチブックを取ると、その裏表紙に書いてあった名前を指差した。

「ツカサ・・・か」

「ああ、いい名前だろ?本名かはわからんがな」

 そう言って得意げな顔をするツカサについアキは吹き出してしまった。つられてツカサも笑う。和やかなムードが二人を包んだそのとき・・・
 ▼ 7 けつばん@どくけし 15/05/09 04:12:46 ID:zcFXOEOc [7/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「ふ〜ん、なるほどな、お前名前はなんて言うんだよ?」

「人に尋ねるときは自分から、だろ」

「こりゃ失敬、私はアキ、一応仕事でここにきている。お前は?」

「わからん。」

「なっ!お前ふざけてるのか!」

「そうじゃないさ、本当にわからないんだ。俺、記憶喪失なんだよ。」

「えっ、本当か?」

いきなりの男の言葉に面食らったアキは、男におうむ返しのように質問を返す。

「嘘ついても仕方がないだろ、だけど名無しのままじゃ不便だからな、一応こう名乗ってる。」

そういうと男はアキの手からスケッチブックを取ると、その裏表紙に書いてあった名前を指差した。

「ツカサ・・・か」

「ああ、いい名前だろ?本名かはわからんがな」
 ▼ 8 メガハガネール@ライブキャスター 15/05/09 04:13:24 ID:zcFXOEOc [8/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「おいねぇちゃん、そんな男よりも俺たちと話そうぜ!」

「そうそう、そいつより楽しい事たーっぷり教えてやるからさ!」

2人組のガラの悪い男が声をかけてきた。男たちはアキの体を上から下までいやらしく見た後、下種な笑いをしながらアキに近づき、その体をべたべたと触りはじめた。

「なぁ、一緒に来いよ!俺たちと楽しいことしようぜ!」

「そうだよ、たーくさん気持ちいい事してやるからよ。」

そう言ってアキの胸に手を伸ばした男だったが、その手をアキに払いのけられ、さらに脇腹に肘鉄を食らい地面に倒れた。

「このアマ!何しやがる!」

もう一人の男が声を荒げアキに殴り掛かろうとした。だが、その手をツカサが後ろからとり地面にたたきつけながら捻りあげた。

「おい、こんな男って誰の事だ?まさかこの俺の事じゃないよな?」

「いだだだだだだだ、痛い!」

ひとしきり痛めつけられた後解放された男は、肘鉄を食らって以降ピクリとも動かない相棒を抱えて

「お、覚えてろよ!」

といういかにもな子悪党らしいセリフを吐いて逃げて行った。
 ▼ 9 オーロット@オレンジメール 15/05/09 04:14:04 ID:zcFXOEOc [9/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「まったく、しょうがない奴らだな」

「だな、・・・助かったよ、ありがとう」

「気にするなよ、どうやら俺の助けがなくともどうにかなったみたいだからな」



そういうとツカサは自分についた泥を払うため視線を下に移した。その時だった。

「ん?これお前のか?」

 ツカサの目に映ったのは
手のひらに収まりそうなサイズの白く丸い石であった。よく見ればその中にはポケモンのような姿も見える。
このポケモンの名前は何だっただろうか?そう考え始めたツカサの耳に

「か、返せ!」というアキの声が響き、同時に手に持った石をひったくられるように取り上げられた。

「あ、おい!」

「ごめん、本当に大事なものなんだ!じゃ、じゃあ私もう行くから、仕事中なんだ。」

そう言って慌てて駆け出すアキの背中を見ながらツカサは

「一体なんだったんだ、あいつ?」

というつぶやきを発した。
 ▼ 10 レディアン@くろいてっきゅう 15/05/09 04:14:29 ID:zcFXOEOc [10/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

そう言って自分も歩き出したツカサだったが、その時アキを見ていたのは彼だけで無かった。

「ヒヒヒ、見つけたぞ、ナンバーズ!しかもあんないい女が来るとはなぁ、おれっちはついてるぜ!」

そんな声は誰の耳にも届かず、そして声を発した主の姿も見えぬままただ一陣の風が吹くのみであった・・・
 ▼ 11 イワーク@ルカリオナイト 15/05/09 04:15:06 ID:zcFXOEOc [11/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

「すまん、横いいか?」

その日の夜、自然公園内にあるペンションの食堂で食事をしていたツカサは横からかけられた声に反応してそちらを向くと、そこには昼に会ったアキの姿があった。

「別にいいぜ、座れよ」

「ありがとう」そういうとアキは隣に座り食事をとり始めた。

「昼はすまなかったな、あんな乱暴なことをして」

「別にいいさ、よほど大切なものだったんだろう?次からは落とすなよ。」

「そうするよ。」そう言ったアキは次に神妙な顔をして

「そういえば、記憶喪失なんだってな。良ければ話を聞かせてくれないか?仕事上医者ともつながりがあってな、少しは役に立てるかもしれない。」

「・・・別にいいけど、面白くもないぞ?」

「構わない、なにか恩返しをしようと思ってな。」

「そうか」今夜ベットで一緒に寝れればお釣りがくるぞ。そんな言葉を押しとどめながらツカサは自分の話を始めた。
 ▼ 12 エレザード@インドメタシン 15/05/09 04:15:31 ID:zcFXOEOc [12/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「俺の記憶があるのは確か4年前、病院のベットで目覚めたときからだ、俺は丸1年眠り続けていたらしい。」

「1年も!そんなに眠っていたのか・・・何かの事件に巻き込まれたのか?」

「わからない、記憶の手がかりがあるかもと思ってその時期に何か事件が起きていないかと調べてみたが、該当するような事件はなかった。」

「そもそも、お前はいったいどうやって発見されたんだ?その状況から何かわかるかも・・・」

「・・・驚かないで聞いてくれ、俺は酷い怪我を負った状態で病院の前に倒れていた。それが俺の発見された状況だ」

「どういう事だよ?」

「そのままの意味さ、病院の看護師がふと気が付いたら、入り口で倒れている俺を発見したんだ。近くで事故があったわけでも、誰かが連れてきたわけでもなさそうだったって言われたな。」

「じゃあお前は、自分で病院まで歩いてきたんじゃないのか?」

「それも変なんだ、言ったろ、俺は酷い怪我だったって、そんな男が歩いてるっていうのに誰も気が付かないなんてことがあるか?普通誰かが気が付いて病院なり、医者なりに連絡するだろ?でも俺はそれも無かった。」

「文字通り、病院の前にいきなり現れた。ってわけか」

「ああ」ツカサはうなずくと話をつづけた。
 ▼ 13 モロバレル@マスターボール 15/05/09 04:16:02 ID:zcFXOEOc [13/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「話を戻そう、俺は病院で手当てを受けながら身元を警察に捜索してもらった。だが一切情報は得られず、残された手がかりは俺と一緒に見つかったこのスケッチブックだけだった。」

「そのスケッチブックはお前のものじゃないのか?」

「わからない、ためしに絵をかいてみたらうまくかけたから俺のもの、という事になったがな」

「そういえば、お前ポケモンの絵しか描いてなかったな、なんでだ?」

「これさ」

 そう言ってツカサが見せた絵は、ポケモンの絵とは打って変わって前衛的な、かつムンクの叫びのような恐怖を感じさせる絵だった。

「人や建築物、風景を描こうとするとこうなる、だから俺はポケモン以外は書かないんだ。話を戻してもいいか?」

「ああ、脱線させてごめん、続けてくれ。」

「リハビリも終え、体が動くようになった俺は自分の記憶を求めて旅に出た、これが2年くらい前の話だ。それ以降いろんなところを周ってきたが俺の正体はわかっていない。っていうのが俺のすべてだ、つまらなかっただろ?」

「・・・ごめん、時間を無駄にとらせちゃったな」

「構わないさ、誰かと話すのは久しぶりだ。それだけでも俺は嬉しいよ。」

「そっか、そりゃ良かった。」

そう笑ったアキにむかってツカサが質問を投げかけた。

「さぁ、今度はこっちの番だ。お前について聞かせてもらうぞ。」
 ▼ 14 ニョロボン@もののけプレート 15/05/09 04:16:32 ID:zcFXOEOc [14/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「えっ!まぁ質問してばかりじゃ不公平だからな、良いぞ、答えよう。」

「じゃあさっそく、お前何の仕事してるんだ?医者とかかわりのある仕事であんな不良どもを捌ける武術の腕前が必要な仕事ってなんなんだ?」

「え〜っと、それはだなぁ・・・」

 嫌に口ごもるアキの姿を見て何かを感じたのか、ツカサは不味いことを聞いたかな、と思った。

「なんてことないさ、ポケモンの保護活動をしているんだ。」

 だが、その後アキは普通に答えた。驚くツカサにむかってアキは

「ほら、その反応、腕っぷしは実家が空手の道場なんだよ、だから武術の腕があるのさ。皆警察だとか誤解するけど、そんなんじゃないんだからな。」

「そっか、じゃあここに来たのも・・・」

「ああ、最近野生のポケモンが姿を消してるって話だろ。ここにはポケモンがいるからその確認に来たんだよ」

「そういう事か」
 ▼ 15 マタドガス@タンガのみ 15/05/09 04:16:55 ID:zcFXOEOc [15/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 確かに保護活動家なら、森の奥深くや山の頂上など危険な場所に出向くこともある。そういったときにけがをした際、かかりつけの医者がいてもおかしくない。納得したツカサはまた別の質問をし、アキも快く答えてくれた。そういった会話をしばらく楽しみ、笑い合っていた2人だったが、

「すいません、お客さん。もうこの食堂閉めちゃう時間なんですけど・・・」

 ペンションのオーナーと思われる老人が申し訳なさそうに話しかけてきた。2人が周りを見てみるともう残っている客は自分たちのみで、時間もだいぶ経っていた。

「すいません!すぐ出ていきます!」

「いやぁ、良いんですよ、仲良くしているお二人を見るのは楽しかったですし、もしかしたらこのペンションからカップルができるかも知れないと思うと私も嬉しくってねぇ・・・あ、そうそうこれはサービスです。」

そういうと老人は2人に温かいお茶の入った湯呑を渡すと

「これを飲み終わるまではお話していただいて結構ですよ。でも終わったら自分の部屋へ帰ること。そこから先は壁の薄いこのペンションじゃなくもっとムードのあるところで・・・と、言いすぎましたかね?ではごゆっくり」

そういうと老人はさっさと裏に引っ込んでしまった。残された2人はやや気まずいながらもお茶を手に会話を再開した。
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