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【SS】ポケモンたちが王様ゲーム(小説版)をやる

 ▼ 1 ーゴヨン@きょうせいギプス 19/03/08 13:33:28 ID:NYhsCtfw NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
始める前に、配役は>>1から>>32までの名前欄にします。名前欄がダブった場合は、違う奴が出るまでやります。
舞台は高校です。
なお、以下の番号は特別な配役です。
>>1・・・主人公
>>2>>3>>4・・・主人公と特に親しいクラスメイト
>>32・・・主人公たちの担任
 ▼ 100 ング・ラーの翼神龍 19/03/23 07:50:58 ID:rD1AOX0c [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
【6日目】

ハッサム「みなさん、おはようございます。ヤドランさん。かわらずのいしの鑑定結果が分かりました。」

アーゴヨン「すっかり忘れてた!その石のこと。」

ヤドラン「それで、鑑定結果は?」

ハッサム「この石の表面には、これまで見たことがないウイルスが付着していました。おそらく、みなさんが感染したポケルドウイルスと同じだと思われます。」

カプ・コケコ「新型ウイルスか。じゃあなおさら国は俺たちを生かしてくれないか。感染を防ぐために。」

ハッサム「はい・・・・・・・・・・。残念ながら、王様ゲームが終わっても、みなさんは病院に隔離しないといけません。」

ヒバニー「そんな・・・・・・・・・・。」

ハッサム「でも、あくまで一時的なものですので、数年経てば解放されます。」

アーゴヨン「ならいいか・・・・・・・。」

ハッサム「話は変わりますが、このかわらずのいしなんですけど、ウイルスが付着しているのでこちらで預かっておくのも危険なんですよ。ですから、申し訳ありませんがみなさんが預かっていただくとありがたいのですが・・・・・・・・・・。」

カプ・コケコ「分かりました。俺が持っておきます。」

ハッサム「ありがとうございます。」

 ▼ 101 ング・ラーの翼神龍 19/03/23 07:59:20 ID:rD1AOX0c [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

アーゴヨン「やれやれ、ハッサムさんも冷たいな。俺たちに厄介ごとを押し付けるなんて。」

ヤドラン「しょうがないでしょ。ウイルスが危険なのは事実だから。世界中に広がったら大変なことになるんだから。」

カプ・コケコ「そうだな。しかし、妙だ・・・・・・・・・。」

アーゴヨン「どうした?」

カプ・コケコ「このかわらずのいし・・・・・・・・。何のためにある?何故、箱に入っていたんだ?」

アーゴヨン「ココドラの象徴だろ?あいつは、進化できない体だったし。」

カプ・コケコ「だが、それだと王様が誰かを示唆していることになる。ココドラがわざわざそんなことをするとは思えない。」

アーゴヨン「・・・・・・・・・・・・・・・。」



ザーザーザーザー


アーゴヨン「そろそろ来ると思っていたよ・・・・・・。」



ザーザーザープツッ


【これは、月日高等学校3年1組の生徒に行ってもらう王様ゲームです。途中棄権は認められません。王様の命令は絶対です。

命令7:今から20時間、不要なことをするな。不要なことをしたものには罰を与える】
 ▼ 102 ング・ラーの翼神龍 19/03/23 08:21:30 ID:rD1AOX0c [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヒバニー「どういうこと?不要なことって。」

ハピナス「アーゴヨン。この命令って小説版にもあるの?」

アーゴヨン「ああ。小説版では、『泣く』、『特定の人物の邪魔をする』、『王様の悪口を言う』が不要なことだったな。」

カプ・コケコ「その3つに気をつければいいんだな。」

アーゴヨン「しかも、俺たちの約半数は罰を1度だけ免除されている。その分不要なことが何かがわかりやすい。」

デスカーン「しかし嫌ですねぇ。泣いただけで死亡なんて。」

ヤドキング「まったくだ。死因に泣いたからって書かれたくない。」

パチリス「私も。泣くことは自然なことなのに、それで死ぬなんてかわいそうっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・」



グラッ、バタッ・・・・・・・・・



アーゴヨン「パチリス?」

クマシュン「どうしたの?ふざけてやってるなら笑えないんだけど。脈ないし。・・・・・・・・・・・・えっ、脈がない・・・・・・・・・・・・・・・・・・死んでる・・・・・・・・・・・。どうしっ・・・・・・・・・・・・・・・」



バタッ・・・・・・・・・・・・


ヤドラン「クマシュン!!!」

カプ・コケコ「ダメだ・・・・・・。心臓が動いていない・・・・・・。心臓麻痺か・・・・・・・・・・。」

アーゴヨン「2人とも心臓麻痺・・・・・・・・。偶然じゃない!不要なことをしたんだ!!」

デスカーン「怖いですね・・・・・・・・・・。次々と死んでいるのに、不要なことがわから」


バタッ・・・・・・・・・・・・


ライボルト「デスカーンまで!!」

アーゴヨン「皆!!絶対喋るな!!不要なことは言葉と関係あるかもしれない!!」

一同(うなずく)

アーゴヨン《デスカーンは罰を受けるのを免除されているはず・・・・・・・・・・。つまり不要なことを2回したんだ!!何なんだ、不要なことって!!》
 ▼ 103 ング・ラーの翼神龍 19/03/23 08:35:32 ID:rD1AOX0c [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜数時間経過〜

アーゴヨン《ダメだ・・・・・・。全然分からない・・・・・・。不要なことが。》

カカッ、カカカッ、カカッ

アーゴヨン《ん?ヤドキングの奴、何を書いているんだ?》


カッ・・・・・・・・・・バタッ・・・・・・・・・・・


アーゴヨン《な、どうして!?喋っていないのに!?それに、ヤドキングも1度だけ罰を受けるのを免除されているはず・・・・・・・・。》

カプ・コケコ「アーゴヨン。」

アーゴヨン「どうしっムグッ」

カプ・コケコ「黙ってろ。ヤドキングの日記だ。死ぬ直前まで奴が書いていた。これをお前に託す。お前の方が頭が柔らかいからな。」

アーゴヨン《こ、これは・・・・・・・。》

ヤドキングの日記『王様ゲームが始まって6日目だ。今度の命令は、不要なことをするなだ。級友が次々と罰を受けている。怖い。私はまだ、死にたくな』



 ▼ 104 ング・ラーの翼神龍 19/03/23 08:54:31 ID:rD1AOX0c [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アーゴヨン《この日記は死にたくない、と書こうとしたところで止まっている。つまり、その時に不要なことをしたんだ。そういえば・・・・・・・・・》


〜アーゴヨンの回想〜

「泣くことは自然なことなのに、それで死ぬなんてかわいそうっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「えっ、脈がない・・・・・・・・・・・・・・・・・・死んでる・・・・・・・・・・・。どうしっ・・・・・・・・・・・・・・・」

「次々と死んでいるのに、不要なことがわから」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


アーゴヨン《皆死ぬ前に、『死』という言葉を喋っている・・・・・・・。そして、ヤドキングも『死』という文字を書いている・・・・・・・・。そうか!!!》

アーゴヨン「皆!聞いてくれ!!不要なことが分かった!!」

ヒバニー「本当ですか!?」

ガバイト「何なんだそれは!?」

アーゴヨン「今からノートを見せる。でも、書かれていることを声に出さないで!」

ライボルト「分かった。」

アーゴヨン「これが、不要なことだ!」

ヤドキングの日記「死←この言葉を言ったり、書いたりしてはダメだ!!」

バタフリー「つまり、これをしなければ助かるってこと?」

アーゴヨン「ああ。確証は持てないが、現時点ではこれが1番可能性が高い。」

バタフリー「よかった〜。」

ハピナス「怖かった・・・・・・・。」

ガバイト「ったくめんどくさい命令出しやがって。」

ミュウ「つまんないの〜。種明かししないでよ〜。」

ライボルト「ミュウ。皆が皆お前のようにスリルを求めていない。発言には気をつけろ。」

ミュウ「へ〜い。」

アーゴヨン「ひとまず安心だな。」

カプ・コケコ《アーゴヨン。ようやく頼もしくなってきたな。あいつなら王様ゲームを終わらせることができるかもしれない・・・・・・・・。》
 ▼ 105 ング・ラーの翼神龍 19/03/24 09:19:43 ID:rvO21djY [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
【7日目】


【命令7終了:死者4名:残り9名】


アーゴヨン《ついに、生存者は10人を切った。残りは俺と、コケコ、ヤドラン、ヒバニー、ミュウ、ガバイト、ライボルト、ハピナス、バタフリー。そして、この中に王様がいる。早く見つけ出さないと!》

カプ・コケコ「いよいよこのゲームも、終盤だな。」

アーゴヨン「ああ。できれば、次の命令で王様が誰か見極めたい。」



ザーザーザープツッ



【これは、月日高等学校3年1組の生徒に行ってもらう王様ゲームです。途中棄権は認められません。王様の命令は絶対です。

命令8:誰か一人、バタフリーを殺せ。その後、バタフリーを殺した者以外はゲームが終わるまで殺人を犯してはいけない。ただし、バタフリーを殺したものが死亡するとこのルールは無効となる】



ドガン!!!



バタフリー「ぐ、ぁあああ・・・・・・・・。」

ミュウ「はい、命令完了〜♪これで、ミュウ以外は殺人禁止〜。」

アーゴヨン《しまった!!バタフリーがよりによって、ミュウに殺されるなんて!!!》

ヤドラン「皆!!逃げて!!」

ヒバニー「は、はい!!!」

ミュウ「みんな頑張って逃げて〜。そして、ミュウに殺される恐怖をたぁっぷり味わってね〜。」

カプ・コケコ《ミュウの奴、全員殺す気だ!!これでは、王様が死んでも意味がない!!!》
 ▼ 106 ング・ラーの翼神龍 19/03/24 09:56:52 ID:rvO21djY [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜校舎内〜

カプ・コケコ「大丈夫か?」

アーゴヨン「うわ!!・・・・・・・ん?っ何だコケコか・・・・・・・。おどかすなよ。」

カプ・コケコ「それより、今回の命令はかなり厄介だな。」

アーゴヨン「一刻も早くミュウを殺さないと。あいつは、全員殺すつもりだ。」

カプ・コケコ「だが、直接殺すのはアウトだ。事故を起こすしかない。」

アーゴヨン「でも、どうやって・・・・・・。」

ガバイト「俺に案がある。」

アーゴヨン「ガバイト!」

ガバイト「トラップを仕掛けるんだ。前、ヤドランの話を盗み聞きしたんだが、アイツの弱点は注意力が散漫していること。だから、落とし穴などの罠にかかりやすいってな。」

アーゴヨン「空中浮遊ができるのにか。」

カプ・コケコ「成程。それはいいな。だが、罠はどこにある?」

ガバイト「それについてはよ・・・・・・・。オーベムのロッカーの中に入っていたんだが。」

アーゴヨン「何だこれ!?地雷じゃないか!!なんつー危ないもん学校に持ってきてんだアイツ!!!」

ガバイト「この地雷は、強い衝撃で爆発する。さっきお前が言った通りあいつは空中浮遊ができる。だから、俺がドラゴンダイブで地面に叩きつけ、ドッガーン!!だ。」

カプ・コケコ「どういう風の吹き回しだ?今まで散々ヒドイ行動をしたくせに、自ら犠牲になるとは。」

ガバイト「俺は、ジュカインが死んだあとよく考えたんだ・・・・・・・。今まで自分が何をしたのか。そして分かった。俺は、ジュカインの影に隠れてばっかで、何一つ自分で考えて行動していなかったってな。」

アーゴヨン「でも、わざわざ自爆しなくても!」

ガバイト「じゃあ一つ突っ込むぞ。お前らがやろうとしていたことは、事故に見せかけた殺人だ。とどのつまり、罰を受ける。まぁコケコの奴は、分かっててやるつもりだったんだろうけど。いいか、ミュウの確実に命を奪う方法はこれしかないんだよ。自然死なんて万に一つも起こらない。それにぶっちゃけいって、俺はこの世に未練なんてない。ジュカインたちがいないとすごく退屈だからな。地獄でどんちゃん騒ぎしたいぜ。」

アーゴヨン「分かった。ただ、これだけは言っておく。この作戦は失敗は許されない。」

ガバイト「へへ、了解。」

 ▼ 107 ング・ラーの翼神龍 19/03/25 16:24:28 ID:WqGACGI2 [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ハピナス「うっ・・・・・・・うぅう・・・・・・・・・・・・。」

ミュウ「あはは〜。とっても手加減したのに、大怪我なんて。ハピナスって弱いんだね〜。弱い人はつまんな〜い。バイバ〜イ。」

アーゴヨン「やめろ!!ミュウ!!」

ミュウ「あ〜。アーゴヨンとコケコ〜。ミュウと遊びに来たの〜?」

カプ・コケコ「ふん。俺たちとなら少しは楽しめるだろうからな。」

ミュウ「わ〜いわ〜い。じゃあいくよ〜。」

アーゴヨン《よし!ミュウは完全に俺たちに気を取られた!今だ!ガバイト!》

ガバイト《いくぜ!!ドラゴンダイブ!!》



ビユウウウウウウウウン!!


ドガギン!!




ミュウ「びっくりしたぁ〜。後ろから来ないでよ〜。」

カプ・コケコ「しまった!!あいつはまもるも使えるのか!!」

アーゴヨン「くっ・・・・・・・・作戦失敗か・・・・・・・・・・。」
 ▼ 108 ング・ラーの翼神龍 19/03/25 16:38:41 ID:WqGACGI2 [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ガバイト「俺たちの決死の作戦が・・・・・・・・・・。」

ミュウ「あはは〜。ガバイトってとっても面白いね〜。ドッキリにも程があるよ〜。お礼にさ、もっともっと面白いもの見せてあげるね。」

アーゴヨン「やめろ。ミュウ!!先に俺たちと戦え!!!」

ミュウ「いやだいやだ!ミュウはガバイトと遊びたいの!じゃあいくよ、ガバイト〜。ゆ〜びふってほい♪」

アーゴヨン「くそ・・・・・・・・。」

ミュウ「・・・・・・・・あれ?おかしいな〜。技が出ない〜。気を取り直して。もう一度行くよ〜。ゆ〜びふってほい♪」

カプ・コケコ「成程な。ガバイトの奴上手いこと考えたもんだ。」

ミュウ「え〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!何で何で何で〜〜〜〜!!技が出ない〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

ガバイト「ミュウ。てめぇの首元をよく見てみな。」

ミュウ「首元〜?ん?なぁにこれ〜!?」

アーゴヨン「あれは、こだわりスカーフ!!」

ガバイト「ドラゴンダイブが不発したときの為に、隠し持っていたんだ。こだわりスカーフを身に着けていると、直前に出した技以外は使えない。つまり、お前はまもるしか使えないんだ。」

ミュウ「ええ〜!?そんなのいや〜〜〜!!」

ガバイト「てなわけで、もう一度受けてもらうぜ。ドラゴンダイブ!!」


ビユウウウウウウウウン!!


ミュウ「いいも〜ん。まもればいいから。えい!!・・・・・・・・・あれ?」

カプ・コケコ「残念だったな。まもりの連続成功率は低い。」

ミュウ「あ・・・・・・あああああ・・・・・・・・・。」



ドガン!!!



ミュウ「くぅぅん・・・・・・・・・。」

ガバイト「よっしゃあ!命中!!」

アーゴヨン「やったな!ガバイト!」
 ▼ 109 ング・ラーの翼神龍 19/03/25 16:54:41 ID:WqGACGI2 [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・コケコ「まずは、ハピナスの手当てだな。保健室から道具を持ってくる。」

アーゴヨン「ああ、頼む。では、ミュウの死体を処理しないと。」

ミュウ「・・・・・・・・・・・・・ふっ・・・・・・・・あはは・・・・・・・・あははははははは!」

ガバイト「何!?こいつまだ生きていやがるのか!!」

ミュウ「久しぶりだよ・・・・・・。ボクがこんなに楽しかった一週間は・・・・・・・・・・。」

アーゴヨン「ボク・・・・・・・・・?」

ミュウ「ああ。それ元々の一人称でね・・・・・・・・。意図的に変える必要があったんだ・・・・・・・・・・・・・。」

ガバイト「どういうことだ?」

ミュウ「ボクは、改造されて、とっても強くなった・・・・・・・・・。今までさんざん見下された男どもに勝った時は・・・・・・・・・・・・・・ああ〜〜〜スッキリしたよ・・・・・・・・・・・。でも、噂が広がって、ボクと遊んでくれる人はいなくなってしまった・・・・・・・・・・・・。だから、自分のことを名前で言う、ぶりっ子キャラに変わったら、油断して絡んでくるんじゃないかと思ってね・・・・・・・・・・・。」

アーゴヨン「遊びだと・・・・・・・・・・?人の命を奪うことが遊びなのか!!!」

ミュウ「みんなには、ガッカリしたよ・・・・・・・・・・・。生き残る為に人を殺すんだもん・・・・・・・・・・・・・・。王様ゲームはゲームだから、楽しんでやらないと・・・・・・・・・・・・・・・。」

アーゴヨン「コイツ・・・・・・・・・。狂ってる・・・・・・・・・・・・。」

ミュウ「でもね、ガバイト・・・・・・・・。君はボクに勝った・・・・・・・・・・。ムカつくから罰を受けてもらわないかな?だいばくはつの罰を」

ガバイト「何だと!?」

ミュウ「10秒だけ時間をあげる。さっさと逃げてね・・・・・・・・・。」

アーゴヨン「おい!!やめろ!!」

ガバイト「待て!!アーゴヨン!!」
 ▼ 110 ング・ラーの翼神龍 19/03/25 17:01:39 ID:WqGACGI2 [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ガバイト「俺が、こいつをできるだけここから離す!!その間にハピナスを連れて逃げろ!!」

アーゴヨン「お前を置いて逃げるわけには!!」

ミュウ「8・・・・・・・・・7・・・・・・・・・・・・」

ガバイト「早くしろ!!全員死ぬよりましだ!!!」

アーゴヨン「く、ああああああああああ!!!」

ミュウ「4・・・・・・・3・・・・・・・・・」

ガバイト《よし。移動したな。今思えば、俺はあいつに謝ることができなかったな。最期まで、上から目線で。けっ生まれ変わったら、もっとマシなてめぇになりたいぜ。》

ミュウ「2・・・・・・・1・・・・・・・・・・」

ガバイト「あばよ!!!」

ミュウ「0・・・・・・・・・・・・ゆーびふって、ほい・・・・・・・・・・・。」




ドガーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!





アーゴヨン「ガバイトーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」




【命令8終了:死者3名:残り6名】
 ▼ 111 ング・ラーの翼神龍 19/03/26 09:20:40 ID:Ptw65hcI [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜体育館〜

カプ・コケコ「とんでもない爆発だったな。校舎の一部を吹き飛ばすとは。」

アーゴヨン「だが、ガバイトが遠ざけてくれなかったらこれだけでは済まなかった。」

ヤドラン「へぇー。あいつ、意外とやるじゃん。」

ライボルト「それより、もうこれだけしか生き残っていないんだ。王様は次の命令でゲームを終わらせると俺は睨んでる。」

ヒバニー「残りの王様候補は、アーゴヨンさん、コケコさん、ヤドランさん、ハピナスさん。信じられません・・・・・・・・・。この中に王様がいるなんて・・・・・・・。」

アーゴヨン《いや、俺は誰が王様かはある程度見当がついてる。だが、確固たる証拠がない。それと、おかしな部分もあるんだ・・・・・。》


ザーザーザーザー


カプ・コケコ「来たか。」



ザーザーザープツッ


【これは、月日高等学校3年1組の生徒に行ってもらう王様ゲームです。途中棄権は認められません。王様の命令は絶対です。

命令9:今日の午後6時にアーゴヨンに罰を与える。アーゴヨンは罰を受けたくなければ、机の中にある赤い紙に、生存者の名前を書け。その人物が王様だった場合、罰を回避することができる。ただし、紙に細工をした場合や、名前を書かれた人物が死亡したときは、無効となる。なお、命令が終了するまで、アーゴヨンは体育館の出入り及び他の人物との会話を禁ずる。】
 ▼ 112 ング・ラーの翼神龍 19/03/26 09:36:10 ID:Ptw65hcI [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アーゴヨン《王様の奴・・・・・・ついに俺に挑戦状を叩きつけたか・・・・・・。いいだろう。乗ってやるよその挑戦!!生き残ってみせる!!》

カプ・コケコ「机は、ミーティングルームにある。そこに紙が入っていると思う。言っておくがこれは俺の独り言だ。」

アーゴヨン《ありがたい独り言だぜ。じゃ、ミーティングルームに入るか。》

ライボルト「そういや、ヤドランとハピナスはどこ行った?」

ヒバニー「ヤドランさんは、トイレに行くとか言って校舎に行きましたよ。ハピナスさんは、更衣室で安静にしています。」


ドガガガガガガガン!!!


ライボルト「な、何だ!?この音は!?」

ヒバニー「更衣室からです!!!」

カプ・コケコ「まさか!!!」



ガラッ



カプ・コケコ「誰もいない・・・・・・・。」

ライボルト「おい見ろ!!壁にでっかい穴が開いているぞ!!まるで、何かがぶつかった後みたいだ!」

ヒバニー「もしかして、ハピナスさんがすてみタックルで逃げた!?」

ライボルト「バカ言え!!あいつは怪我人なんだ!そんなことできるわけ・・・・・・・・・・・いや、あいつは体力を治すことができる。案外間違ってないかもしれない!!」

ヒバニー「とにかくハピナスさんを捜しましょう!」

ライボルト「ああ!!」

カプ・コケコ《妙だな・・・・・・。ハピナスはわざわざ逃げる必要があったのか?》
 ▼ 113 ング・ラーの翼神龍 19/03/26 09:46:39 ID:Ptw65hcI [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ライボルト「そっちは見つかったのか!?」

ヒバニー「ダメです!見つかりません!!」

ライボルト「くそ!どこに行ったんだ!?ん?何だ?あそこの用具入れの、扉が開いている。」

ヒバニー「本当ですね。行ってみましょう。」



〜用具入れ〜

ライボルト「ったく相変わらず汚い所だ。」

ヒバニー「あれ?奥になんかありますよ?」

ライボルト「本当だ。でかい影があるな。」




ヒバ二ー「・・・・・・・・・!!!これって・・・・・・・・・・・・・・・。」



ザッザッザッザッ



ライボルト「何だ!?」


ギン!!!!
 ▼ 114 ング・ラーの翼神龍 19/03/26 09:59:36 ID:Ptw65hcI [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜体育館〜

カプ・コケコ「そろそろ6時か。しかし、アーゴヨンの奴ずっとミーティングルームにこもって何をしているんだ?それに、他の連中も戻ってきていないし。」

ヤドラン「はぁ・・・・・・・はぁ・・・・・・・・はぁ・・・・・・・。」

カプ・コケコ「ヤドラン!?どうしたんだ!?その傷は!」

ヤドラン「ハ、ハピナスに・・・・襲われた・・・・・・・。あいつが、王様だった。」

カプ・コケコ「何だと!?それで、ヒバニーとライボルトは!?」

ヤドラン「わ、分からない・・・・・・・・。ここにはいないの・・・・・・・・?」

カプ・コケコ「ああ。ハピナスを捜しに行ったっきり戻ってきていない。」

ヤドラン「コケコ・・・・・・・。お願い・・・・・。ハピナスを倒して・・・。」

カプ・コケコ「ふっ。残念ながらその願いは聞けないな。アーゴヨン出てこい!もう6時過ぎたぞ!!」

アーゴヨン「どうやら、俺は生き残っているな。つまり、予想が的中したってことだ。残念だよ。」

ヤドラン「アーゴヨン・・・・・・・・?予想って?」

アーゴヨン「予想は王様のこと。命令9は俺が王様の名前を書けば、罰を受けないものだ。ってことで俺が名前を書いた人物が王様だ。」

ヤドラン「そっか・・・・・・・・ハピナスの名前を書いたんだね・・・・・・。」

アーゴヨン「いや、違う。俺が名前を書いたのは、お前だ!!ヤドラン!!」

ヤドラン「・・・・・・・・・・・・・・・・・え?」
 ▼ 115 ウマ@ひかりのいし 19/03/26 15:04:20 ID:RFXENGX2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 116 ング・ラーの翼神龍 19/03/27 10:40:22 ID:mpsAhy1w [1/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヤドラン「え?何々?私の名前を書いたの?え?それってさ、私が王様ってこと?」

アーゴヨン「そうだ。」

ヤドラン「待って待って、どういうこと?何言ってるの?冗談きつすぎるんだけど。」

アーゴヨン「だが、現に俺は生きている。つまり、お前が王様ってことは確定しているんだ。それに、不審な点もいくつかあったし。」

ヤドラン「不審な点?」

アーゴヨン「まず1つ目。王様ゲームが始まった日、花瓶が割れてみんなウイルスを吸い込んだよな。でも、お前だけは一切咳をしていなかった。まるで、ウイルスが入ることを予測していたように。」

ヤドラン「は?それが根拠?酷すぎるにもほどがあるんだけど。」

アーゴヨン「次に2つ目。命令2の時、お前とヒバニーはレシラムに殺されかけた。そのときヒバニーの体が急に動かなくなったらしいが、あれはお前があいつに、かなしばりをかけたんじゃないのか?」

ヤドラン「あのね。恐怖を感じると体が思うように動かなくなることは誰にでもあるの。それにさ、わざわざこんなことする意味ある?」

アーゴヨン「ああ。お前の狙いは、ヒバニーをレシラムに殺害させた後、レジギガスと同士討ちさせることだった。でも、レジギガスが思ったより早く着いたので計画を変更し、ヒバニーを置いてその場から逃走した。だろ?」

ヤドラン「はいそうですって言うわけないじゃん。まさか他にもあるんでしょうね?」

アーゴヨン「3つ目。ココドラ先生が死んだあと、王様ゲームの命令が妙におかしかった。特定の人物だけ死んだり、不要なことを言ったやつに罰を与えたりと、王様が生き残りやすい命令が増えたんだ。命令7でお前が言った言葉は『クマシュン』だけだ。気をつけていたんだな。不要な言葉を言わないように。また、命令6で選ばれたのは、ジュナイパー、ジュカイン、ヌメルゴン、ミュウ。これ、全部お前が苦手なタイプの奴らだよな?特にジュナイパーは、くさ・ゴーストタイプで、みず・エスパータイプのお前にとっては相性が最悪だ。本来ならここで皆潰し合う予定だったが、ミュウだけ無傷で生き残った。そこで、命令8はアイツが好みそうな内容にした。そして、俺たちを殺してもらった後、何らかの方法で始末するつもりだった。ところが、ガバイトの妨害が入り、これまた計画が狂った。」
 ▼ 117 ング・ラーの翼神龍 19/03/27 10:41:10 ID:mpsAhy1w [2/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

ヤドラン「タンマ!!長すぎる!!えっと、要するに命令は私が生き残りやすいものにしたってこと?」

アーゴヨン「ああ。」

ヤドラン「でも、これってさ私に王様の罪を被せるために誰かが仕組んだものだと思うんだけど。」

アーゴヨン「往生際が悪いな。最後に4つ目。命令3終了後、お前はライボルトと一緒にトゲピーの遺体がある小屋に向かった。目的は、トゲピーの遺体を処理すると共に、小屋にあったヘビーボールに触れることだ。そして、目的を達成した後にお前は重大なミスを犯した。」

ヤドラン「ミス?」

アーゴヨン「お前は、ココドラに会いに行く途中に俺たちと会った。そして、こう言った。『もうボールには触ったの?』って。命令が始まった時に体育館に居なかったはずのお前が、どうしてボールに触らなくちゃいけないことを知っているんだ!!!」

ヤドラン「そ、それは、ジュカインたちから聞いて・・・・。」

アーゴヨン「バカだな。お前。ジュカインたちがヘビーボールが2個あったと知ったのは、俺たちが山に登った後だ。ましてや、あいつらはゲームを終わらせるためにボールを破壊したんだぞ?お前なんかに絶対命令の内容を教えるわけないだろ。」

ヤドラン「・・・・・・・・・・・。」

アーゴヨン「ふっ墓穴を掘ったな。もう、お前が王様じゃない証拠はない!!さぁ観念しろ!!」

ヤドラン「・・・・・・・・・・・・・あーあ。どっちが馬鹿なんだか。」
 ▼ 118 ング・ラーの翼神龍 19/03/27 10:59:36 ID:mpsAhy1w [3/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヤドラン「ここまで怪しいと分かっていてどうして私を殺さなかったの?」

アーゴヨン「万が一、お前が王様じゃなかったらと思うと、どうしても殺せなかった。」

ヤドラン「はははは!!!マヌケすぎでしょ!!え?あんた王様ゲームを終わらせるとか、王様ぜってぇ許さねぇとか言っておいて、こんなにお人好しだったの?あーはははっはっはははは!!!あーおなか痛い。」

アーゴヨン「・・・・・・・・・。」

カプ・コケコ「教えてもらおうか。何でこんなゲームを始めたんだ!!」

ヤドラン「んー特に理由はないね。しいて言うなら、ポケモンの死体を見たかった、かな。」

カプ・コケコ「何・・・・・・・だと・・・・・・・・。」

ヤドラン「あんたも知ってるでしょ。ヤドンのしっぽが乱獲されているのが社会問題になってるって。私の弟も被害にあったの。毎日うるさかったなー『姉ちゃん、イタイイタイ』って。で、ある日私の前で自殺しちゃった。その時私は思ったの。なんて美しいって。」

カプ・コケコ「死体が美しいだと・・・・・・・・・・・・・!?」

ヤドラン「ま、あんたには理解できないことは分かっているけど。それから私は、死体を見ないと落ち着かない体質になったの。で、我慢できなくなってウイルスを使ってゲームを始めたの。いや〜皆いい死体になってくれたよ。おかげで、今の私はとっても幸せ。」

アーゴヨン「みんなは・・・・・・・・・・お前の欲求不満を解消するために殺されたのか・・・・・・・・・?ふざけんな!!!大半の奴らは死にたくなかったんだぞ!!!もういい、よく分かったよ。お前が懺悔する気は微塵もないってな!!!コケコ!!!こいつを地獄に送るぞ!!!!」

ヤドラン「甘いね。」



ピッ

ボグアン!!!!



コケコ「ぐあああああ!!!」

アーゴヨン「コケコ!!お前何をした!!」

ヤドラン「ハッサムさんから預かったかわらずの石。あれによく似た小型爆弾とすりかえておいたんだ。コケコのことだから、爆弾のことには気づいていたと思うよ。でも、余計な被害を出したくない。だから、自分が持つって私は予想していたわけ。まさか当たっちゃうなんて。ほんとこのクラスってマヌケばっかり。」

アーゴヨン「くそおおおおおおおおお!!!!」
 ▼ 119 ング・ラーの翼神龍 19/03/27 11:11:02 ID:mpsAhy1w [4/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヤドラン「それから、アーゴヨンあんたは攻撃しないでくれないかな?攻撃すると人質が痛い目に遭うからさ。サイコキネシスっと」


ビュウウン・・・・・・・・・・・・


ハピナス「・・・・・・・・・・」

ヒバ二ー「・・・・・・・・・・・。」

ライボルト《コケコが!!くそ!こんな時に俺は、身動きどころか言葉一つも言えないなんて!!》

アーゴヨン「皆!!!」

ヤドラン「あっ言っておくけど、ハピナスは死んでいるから。それと、ヒバニーはかなりヤバい状態だよ。なんせ、ハイドロポンプを直で喰らったからね。」

ライボルト《くっ、ヒバニーは俺を庇ってこんなダメージを・・・・・・・。本当にすまない!!》

アーゴヨン「今すぐ皆を解放しろ!!」

ヤドラン「いいよ。あんたが死んだらね。」


グワワワワン!!!


アーゴヨン「あああああああ!!!」

ヤドラン「苦しいでしょ?どくタイプのあんたはエスパーに弱いからさ。人のタイプ相性より自分のことを心配しないと。ほーら。」



グワワワワン!!!


アーゴヨン「ぐ・・・・ぐううううううう!!」

ヤドラン「はははは・・・っ痛・・・・。やっぱりライボルトから受けたダメージが残っていたか。」

カプ・コケコ「そうか・・・・・・・・・なら・・・・・・・・電気技に耐えられるか分からないな・・・・・・・。」

ヤドラン「え!?爆弾を間近で喰らって動けるの!?どんな神経しているんだコイツ!!」

カプ・コケコ「は!!!」


バリバリバリバリバリバリ



ヤドラン「きぃやあああああああ!!!!」
 ▼ 120 ング・ラーの翼神龍 19/03/27 11:17:36 ID:mpsAhy1w [5/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シュ〜シュ〜シュ〜


ヤドラン「はぁ・・・・・・・はぁ・・・・・・・・・・・・・・・・。」

カプ・コケコ「くそ・・・・・・・・・生き残っていたか・・・・・・・・・。アーゴヨン!!どくづきをしろ!!」

アーゴヨン「ダメだ!!コケコも巻き添えに!!」

カプ・コケコ「ヤドランは意識も朦朧としている!確実に決められるのは今しかない!!早くしろ!!」

アーゴヨン「う、うわあああああああ!!!」



ドシュ!!!!



ヤドラン「ぐっ・・・・・・・・・・がぁ・・・・・・・・・・・・。」

カプ・コケコ「ぎっ・・・・・・・・・。」

ライボルト「・・・・・・・はぁ。おっ動けるぞ!!つまり、ヤドランは死んだってことか!」

カプ・コケコ「よくやった・・・・・・・・・・・。アーゴヨン・・・・・・・・・。」

アーゴヨン「はぁ・・・・・はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・。」
 ▼ 121 ング・ラーの翼神龍 19/03/27 11:29:52 ID:mpsAhy1w [6/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・コケコ「・・・・・・ぐっ・・・・・・。やはり・・・・・・・爆弾の・・・・・・・・・・ダメージが・・・・・・・・・・・・・・・・・。俺は・・・・・・・・・・・・ここまでだ・・・・・・・・・・・・・・。」

アーゴヨン「コケコ!!」

カプ・コケコ「バカだよな・・・・・・・・・・・・俺・・・・・・・・・・・・爆弾を・・・・・・・・・・・持ってるなんてよ・・・・・・・・・・・。」

アーゴヨン「それは、お前の優しさを悪用したヤドランが悪い!そして、お前はバカじゃない!!常に冷静で、すごいと思ったよ。むしろ・・・・・・・手加減できない俺が馬鹿だ・・・・・・・・・・・・。」

ライボルト「アーゴヨンの言う通りだ。むしろ、足を引っ張った俺が生き残る方が申し訳ないよ・・・・・・・・・。」

カプ・コケコ「嬉しいな・・・・・・・・・・・・・・・。こういう風に・・・・・・・褒められるとは・・・・・・・・・・・・・・・・・。アーゴヨン・・・・・・・・・・・・・お前とは・・・・・・・・・・・・もっと早く・・・・・・・・・・・友達になりたかったよ・・・・・・・・・・・・・。」

アーゴヨン「だから、生きろよ!!!そしたら、家でゲームしようぜ!!スマブラでさ、強いキャラ使わせてやるから!!」

カプ・コケコ「ふ・・・・・・・・・・・・俺は・・・・・・・・・・・ゲッコウガを・・・・・・・・・・・・使いだ・・・・・・・・・・・・・・・だから・・・・・・・・・・・・気遣いは・・・・・・・・・・・無・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・用・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

アーゴヨン「コケコ?おい、コケコ!!目を覚ませよ!!!コケコ!!」

ライボルト「うっ・・・・・・・うぅ・・・・・・・・・。」

アーゴヨン「ごめんな・・・・・・・ごめんな!!!コケコ!!!俺のせいで!!!!俺が、最後まで馬鹿で!!!!」




【命令9終了:死者3名:残り3名】
 ▼ 122 ング・ラーの翼神龍 19/03/27 16:13:33 ID:mpsAhy1w [7/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ライボルト「まあ。何はともあれ王様ゲームは終わったんだ。さっさと警察に連絡して、ヒバニーを助けてもらおう。」

アーゴヨン「いや、待て。やめた方がいい。嫌な予感がする。」

ライボルト「どういうことだ?」

アーゴヨン「おかしな部分があるんだ。命令3の時、ゴルバットは誰かに殴られたって言ってたよな?この時、ヤドランは下山していたから殴ったのはココドラと考えられる。でも、腕が短いココドラが殴って気絶させるなんてできるのか?突進されて、気絶したならまだ分かるが・・・・・・・・。」

ライボルト「確かに妙だな。」

アーゴヨン「それに、職員室の先生達を殺すのだってたった2人で短時間でやってのけたのも、納得できない。」

ライボルト「おいおい。まさか王様ゲームはまだ終わっていないのか?」

アーゴヨン「あくまで予想だ。ただ、あまりにも不自然だったんで、つい・・・・・・・・。」

ライボルト「言っておくが、俺はお前が王様だとは思ってないぞ。王様ならヤドランとあんな会話しないからな。」

アーゴヨン「ありがとう。」
 ▼ 123 ング・ラーの翼神龍 19/03/27 16:32:57 ID:mpsAhy1w [8/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
~~~~~~~~~~~~~~~~~

ライボルト「だいたい8時か。今日は特に色々あったな・・・・・・・・・・・。」

アーゴヨン「ああ。それより、ヒバニーは大丈夫か?」

ライボルト「応急処置はしたんだが・・・・・・・。傷がひどい。明日ハッサムさんに頼んで病院に連れてってもらおう。」

アーゴヨン「ああ。それがいい。」

ハッサム「君たち!!大丈夫かい!?」

アーゴヨン「ハッサムさん!?どうしてここに!?」

ハッサム「妙な胸騒ぎがしてね。いてもたっても居られらくなったんだ。ん?バカに数が少ないな?」

アーゴヨン「俺達3人以外は死にました・・・・・・。王様はヤドランでした・・・・・・・・・・。」

ハッサム「そうか・・・・・・・・・・・。王様ゲームは終わったんだな・・・・・・・・・・・・・。」

ライボルト「ハッサムさん!ヒバニーの怪我がひどいんだ。救急車を呼んでください!!」

ハッサム「分かった。すぐ呼ぶ。」


ザーザーザーザー


アーゴヨン「嘘だ・・・・・・・・・。嘘であってくれ・・・・・・・・。」


ザーザーザープツッ


【これは、月日高等学校3年1組の生徒に行ってもらう王様ゲームです。途中棄権は認められません。王様の命令は絶対です。

命令10:王様はゲームの生存者を全て殺せ。王様以外の者は王様を殺せ。】
 ▼ 124 ング・ラーの翼神龍 19/03/27 16:54:18 ID:mpsAhy1w [9/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アーゴヨン「馬鹿な・・・・・・。王様は全て死んだはずだ・・・・・・・・・・・・・。」

ライボルト「アーゴヨン・・・・・・・。お前が王様だったのか!!!」

アーゴヨン「違う!!!俺じゃない!!!!」

ライボルト「他に誰がいるんだ!!!!」

ハッサム「待ちたまえ!!アーゴヨン君は王様じゃない!!」

アーゴヨン「ハッサムさん・・・・・・・・・・。」

ライボルト「何を根拠にそんなこと言えるんですか!!」

ハッサム「根拠はこれだよ。」

アーゴヨン「リモコン?」


ピッ


ザーザーザーザー


ライボルト「え?テレビが・・・・・・・・。」

アーゴヨン「どういうことだ・・・・・・・・・・?」

ハッサム「ほいっと。」


ピッピッ


ザーザーザープツッ


【これは、月日高等学校3年1組に行ってもらう王様ゲームです。途中棄権は認められません。王様の命令は絶対です。

命令10:王様はゲームの生存者を全て殺せ。王様以外・は王様を殺せ。】


ライボルト「ど、どうしてさっきの命令が・・・・・・・・・・・・?」

アーゴヨン「ま、まさか・・・・・・・・・・・・・。あ、あなたが・・・・・・・・・。王様・・・・・・・・・!?」

ハッサム「その通り。私が王様だ。そして、今回の事件の首謀者だ。さて、命令だと私は君たちを殺さないといけない。すまないが、死んでくれ。」
 ▼ 125 ング・ラーの翼神龍 19/03/28 10:34:10 ID:jvigaswU [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アーゴヨン、ライボルト「!!!・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

ハッサム「おやおや。声が出ないほど衝撃だったか。さて、君たちはせっかくここまで生き残ったんだ。ご褒美とは言っては何だが、種明かしをしてあげよう。まず、君たちは1つ勘違いしている。命令の『外部』という意味だ。」

アーゴヨン「どういうことだ・・・・・・・・・・・・・・・?」

ハッサム「君たちは学校外の人物を『外部』と思っているが、違う。ここでの『外部』とは、王様ゲームとは無関係な者のことだ。だから、私と話しても君たちは罰を受けなかったんだ。」

アーゴヨン「だから、他の警察と会わせてくれなかったのか・・・・・・・・・・・。」

ハッサム「そう。君たちが死ぬと私が怪しまれるからね。とっても気をつけたよ。そこのところは感謝してほしいな。」

ライボルト「感謝って・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

ハッサム「ま、別にしなくてもいいが。では、次に私がどのように暗躍したか教えてあげよう。まず、君たちはおかしいと思わなかったか?警察の動きが早すぎることに。たった半日連絡がない状況で、どうしてポケルドウイルスによるテロだと断定できたか。普通に考えると、あまりにも都合が良いと思うよな?でも、君たちはそう思わなかった。王様ゲームのせいで冷静さを失っていたからだ!」

アーゴヨン「まさか、ゴルバットと、トゲピーは、あんたが・・・・・・・・・・。」

ハッサム「君は勘がいいな。そうさ。私が殺した。命令3ではスピーカーを設置するために学校に入ってね。ココドラがうまく引き付けてくれたおかげで見つからずにすんだよ。だが、山を下りた時に偶然ゴルバットがいた。そこで、姿を見られないようにするために、殴って気絶させた。」

アーゴヨン「だが、何でトゲピーまで・・・・・・・?トゲピーが下山したのはゴルバットの後だ。」

ハッサム「いい質問だな。その答えは、このゲームを始めた動機と深く関係している。」

アーゴヨン「動機・・・・・・・・・・・・・・?」
 ▼ 126 ング・ラーの翼神龍 19/03/28 10:54:34 ID:jvigaswU [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ハッサム「私が警察官になったのは、犯罪者に裁きを与えることだ。自分がしたことがいかに愚かかを教え、更生させるために。だが、実際には何度も捕まっても反省しない奴や、法で裁くことができない悪事を働く奴ばっかり。私は絶望したんだ。この世の悪に。そして決めた。口で言っても分からないなら、殺してしまおうって。」

ライボルト「そ、そんな・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

ハッサム「私は、事故死に見せかけて多くの犯罪者を葬ってきた。別に悪いことをしてるとは感じてなかった。これが、私の正義だからな。でも、ある時気づいた。悪の芽は出る前に摘んだ方がいいと。悪の芽を宿した者は数多くいる。そいつらを一気に殺すには、ポケルドウイルスが最適と本で読んでね。そして、犯罪者の私物を押収した際に、処分される予定だったポケルドウイルスを手に入れた。」

アーゴヨン「でも、何で・・・・・・・・・・・何で俺達を標的にしたんだ!!!!俺達以外にも悪は大勢いるはずだ!!!!」

ハッサム「たまたまだよ。たまたま君たちだったんだ。」

アーゴヨン「えっ・・・・・・・・・・・・・・・・?」

ハッサム「君たちのクラスのオーベムがドラッグを売りさばいていたのは知ってるよな?その件で担任のココドラ先生を取り調べた時に、彼に相談されたんだ。『ゴドラ一派を捕まえてくれ』って。彼は警察に不信感を抱いていたが、私なら信頼できると思ったんだろう。私はこれをチャンスと思った。ポケルドウイルスの性能を試せる絶好の機会だって。そこで、私は取引をした。『ゴドラ一派を逮捕する代わりに王様ゲームに協力してくれ』と。彼は躊躇こそしたが、承諾してくれたよ。この時『生徒の命より、自分のことを優先するなんて酷い教師だな』って思ったがぐっとこらえた。その後、生徒側からも協力者が現れて、王様ゲームが始まった。」

 ▼ 127 ング・ラーの翼神龍 19/03/28 11:20:40 ID:jvigaswU [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ハッサム「ゲームの準備には、いろいろ苦労したよ。命令を作ったり、テレビや花瓶やスピーカーを遠隔操作できるように改造したり。まあ、一番苦労したのは君たちに怪しまれないようにすることだったかな。期待はされてなかったが。」

ライボルト「もしかして、先生たちもあんたが・・・・・・・・・。」

ハッサム「ああ。王様ゲームが始まった日、私はオーベムの件を口実に、ソルロック校長に会うため極秘で来校した。みんな信じられないほど弱かったけどね。ついでに、ハピナスも私が殺した。」

アーゴヨン「もういい!!!もう、聞きたくない・・・・・・・・・・。確かに俺達はあんたに期待はしていなかったよ。でも、あんたは温かい心の持ち主だと思っていた。『上層部が殺せ殺せと言っている中、ハッサムさんは俺たちのことを守ってくれる優しい人なんだな』ってな。そのあんたが!!!今回の事件の黒幕!?俺達はウイルスの実験台!?嘘だろ!!!あいつらは・・・・・・・・・・あいつらは、そんなことの為に犠牲になったのか!?」

ハッサム「誤解しないでくれ、アーゴヨン君。これは、無数の悪を殺すための大いなる犠牲だ。まぁ、オーベムやトゲピーのように悪の心を宿した奴もいたが。むしろ、誇りに思うべきだよ。自分たちのおかげで悪がこの世から消える。」

ライボルト「ハッサムさん。俺は将来、警察官になるつもりだ。理由は、人々に安心してもらうためだ。だから、決めた。俺は絶対あんたのような、人の命を何の躊躇もなく奪う警官には、絶対にならないってな!!!!はあああああああ!!!!」



バリバリズガーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!



ハッサム「ううむ・・・・・・。結構いい10万ボルトだ。殺すが惜しくなってしまった。」

ライボルト「最大威力の10万ボルトを喰らっても、喋れるだと!?」

アーゴヨン《やはり、只者じゃない!!》

ハッサム「ライボルト君。一つアドバイスをしてあげよう。きれいごとばかり言っても、力がなければ何の意味も無いのだよ。」



ズシャッ!!!



ライボルト「ぐあっ・・・・・・・・・・・・・・・」

ハッサム「ううん。我ながら素晴らしいシザークロスだ。」

ライボルト《アーゴヨン・・・・・・・・・・・すまない・・・・・・・・・・・・。最期まで・・・・・・・・・・・・・・・・・無・・・・・・・・・・・・・・・・能・・・・・・・・・・・・・・・・・・で・・・・・・・・・・・・・・・・・・・》



バタッ



アーゴヨン「ライボルト!!!」

ハッサム「これで、残り2名。ヒバニーさんはいつでも殺せるから、次は君だよ。アーゴヨン君。」
 ▼ 128 ング・ラーの翼神龍 19/03/29 08:49:40 ID:vK1wHnew [1/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アーゴヨン「この野郎!!!」



ズバーーーーン!!


ハッサム「りゅうのはどうか。私にはあまり効かないな。ふんっ」



ドガドガドガドガドガ!!!



アーゴヨン「がぁあああああ!!」

ハッサム「どうだ?私のバレットパンチは。結構強くて速いだろ。いい加減諦めたまえ。君と私のタイプ相性は最悪だ。それに、ヤドランとの戦いで負ったダメージもあるだろうし。」

アーゴヨン《た、確かに・・・・・・・・・・・・・・・速い・・・・・・・・・・・俺に、勝ち目は、ない・・・・・・・・・・・・・・・・・。だが!》

アーゴヨン「さ、最後に、ひ、一つ質問を、する・・・・・・・・・・・。あ、あんたは・・・・・・・・・・・・・な、何で・・・・・・・・・ここまで変わったんだ・・・・・・・・・・・・?何が・・・・・・・・・・・あんたを、絶望させたんだ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?」

ハッサム《!?》

ハッサム「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・君には関係ないことだ。それより、君いや、君たちはどうして他人を信じられる?このゲームでは他人を裏切っていれば助かったであろう命が数多くいる。なのに何故他人を助ける?私には理解できない。」

アーゴヨン「何でかな・・・・・。俺にもよく分からない。ただ、疑ってばかりだとモヤモヤするっていうか、つまらないっていうか。でも、あんたは、矛盾してるよ。悪を滅ぼすとか言っておきながら、他人を裏切るとかあくどいことを平気で考える。どんな事情があったって俺は同情できない。」

ハッサム「そうか。それが君の答えか。では、そろそろお別れだ。アディオス!!アーゴヨン君!!!」



ダッ、ボガガガガガガガガガガガガガガン!!!!!



ハッサム「!?ぐあああああああああああ!!!!」

アーゴヨン《オーベムが持っていた地雷・・・・・・・・・・・・・埋めておいて正解だったぜ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。》
 ▼ 129 ング・ラーの翼神龍 19/03/29 08:59:31 ID:vK1wHnew [2/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ハッサム「はぁ・・・・・・・・はぁ・・・・・・・・・・やってくれるな・・・・・・・・・・・・・・。おかげで、だいぶボロボロだよ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

アーゴヨン「やはり、しぶといな。うっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

ハッサム「ははは・・・・・・・・・・・・君も満身創痍だな・・・・・・・・・・・。では、こうしよう。君は私にりゅうのはどうなどを打ってもいい。ただし、体力を使い果たすほどの勢いでな。それで、私が死んだら君の勝ち。私が耐えたら君の負け。その時はおとなしく殺されてくれ。どうかな?」

アーゴヨン《ハッサムの奴・・・・・・・・・・・・・・・何を考えているんだ・・・・・・・・・・・・・?まぁいい。攻撃できるなら願ってもないチャンスだ・・・・・・・・・・・・・・。》

アーゴヨン「ああ。いいだろう。いくぞ!」



ブオオオオオオオオオオオオオ



ハッサム「かえんほうしゃだと!?」

アーゴヨン《りゅうのはどうなど、だからな。ルールは破ってはいない・・・・。》

アーゴヨン「いけえええええええ!!」




ドガーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
 ▼ 130 ング・ラーの翼神龍 19/03/29 09:06:11 ID:vK1wHnew [3/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヒバニー《・・・・・・・・・ん?何だろう・・・・・この音?あ、あれはアーゴヨンさんとハッサムさん・・・・・・・・?え・・・・・・・・何・・・・・・?どうなっているの・・・・・・・・・・?》

アーゴヨン「はぁ・・・・・・・・・・・・・・・・・はぁ・・・・・・・・・・・。くたばったか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

ハッサム「残念だったね・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。私は生き残っているよ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

アーゴヨン「!?・・・・・・・・・・・・・・・そんな・・・・・・・・・・・・。」



ドガッ!!!!



アーゴヨン「かっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」



バタッ



ヒバニー《アーゴヨンさん!?何で!?何でハッサムさんがそんなことを!?》

ハッサム「・・・・・・・・・・・・・まったく・・・・・・・・・・。ガキ2匹に手こずりすぎたか・・・・・・・・・・。では、最後の1匹を始末しないとな・・・・・・・・・・・・・・。」

ヒバニー「ど、どういうことですか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

ハッサム「おっと、目覚めてしまったか。」
 ▼ 131 ング・ラーの翼神龍 19/03/29 09:20:04 ID:vK1wHnew [4/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ハッサム「何も知らないで死ぬのはさすがに可哀想だから、説明してあげよう。単刀直入に言うと、私は王様で今回の王様ゲームの首謀者だ。で、今生き残っているのは君だけだ。」

ヒバニー「そんな・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・嘘でしょ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?コケコさんも・・・・・・・・・・・・ヤドランさんも・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ライボルトさんも・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・死んだ・・・・・・・・・・?」

ハッサム「ああ。ちなみに、ヤドラン君も王様で、ライボルト君は私が殺した。」

ヒバニー「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

ハッサム「それにしても、残念なクラスだったな。裏切りや、仲間割れと言ったドロドロした展開が少ない。私はそれをこのゲームで見たかったのに。」

ヒバニー「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・許せない。」

ハッサム「ん?」

ヒバニー「あなたは・・・・・・・・・・・・私の日常だけでなく・・・・・・・・・皆の人生を奪った上に・・・・・・・・・・・・・・・侮辱した・・・・・・・・・・。絶対に、許せない!!!」



ボオオオオオオオオオオ!!!!



ハッサム「何だ!?体が燃えている!?」

アーゴヨン《・・・・・・・・・・・・・・・・・・ぁん・・・・・?ヒバ・・・・・・・・・・・・・・二ー・・・・・・・・・・・・・・・・・・?》

ヒバニー「はああああ!!!!」

ハッサム《まずい!!早くよけなければ!!ぐっ・・・?体が動かん・・・・・・・。やはりダメージが・・・・・・・・・・・デカすぎた・・・・・・・・・・・・・!》

ヒバニー「おりゃああああああ!!!」

ハッサム「くっそおおおおおおおおおおおおおお」




ボガーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!
 ▼ 132 ング・ラーの翼神龍 19/03/29 09:31:02 ID:vK1wHnew [5/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ヒバニー「・・・・・・・・・・・・・・・・皆・・・・・・・・・勝ったよ・・・・・・・・・・・・・・敵・・・・・・・・・・とった・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」



バタッ



アーゴヨン《・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・気絶したか・・・・・・・。あいつ・・・・・・・・・・・・・・・意外と・・・・・・・・・強かったんだな・・・・・・・・・・・。対する・・・・・・・・・・・俺は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・情けねぇ・・・・・・・・・・・・・・。》

アーゴヨン《皆が・・・・・・・・・・・・・助けてくれた・・・・・・・・・この命を・・・・・・・・・・・・・・・無駄にしてしまった・・・・・・・・・・・・・。本当は・・・・・・・・・・・・・・・ヒバニーとも・・・・・・・・・・・・・・・もっと仲良くなりたかったのに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・今は・・・・・・・・・・・・・・・・声も出ない・・・・・・・・・・・・・・・・。》

アーゴヨン《今思えば・・・・・・・・・・・・・罰を受けるのが免除されているから・・・・・・・・・・・・・・・・・家族と話したり・・・・・・・・・・・他の警察に通報したりすればよかった・・・・・・・・・・・・・・・・・。ヤドランの言う通り・・・・・・・・・・・・・・・俺はやっぱり・・・・・・・・・・・・・馬鹿だ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。皆、あっちにいるかな・・・・・・・・・・・・・・?だったら・・・・・・・・・・・・ちゃんと・・・・・・・・・・・・・謝ん・・・・・・・・・・な・・・・・・・い・・・・・・・・・・・・・・・と・・・・・・・・・・・・・・・・》



アーゴヨン《ご・・・・・・・・・・・・・・め・・・・・・・・・・・・・・・・・ん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・》




ガクッ



【王様ゲーム終了:生存者1名】
 ▼ 133 ング・ラーの翼神龍 19/03/29 09:40:46 ID:vK1wHnew [6/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
【王様ゲーム終了から数週間後】

〜週刊でんじ編集部〜

コジョンド「編集長!編集長は居ますか!!」

デンリュウ「はいはい。あっこれはこれはコジョンド警部殿。すみません。もしかして、でんじほう(スキャンダル記事のこと)に対する名誉棄損ですか?」

コジョンド「いいえ!!お宅の記者が、入院中のヒバニーさんをパパラッチしたんで厳重注意をしに来たんですよ!!」

デンリュウ「まぁ!!ご迷惑をおかけしてすみません!」

ムウマ「別に私は記者の仕事で写真を撮っただけで・・・・・・・・・・・・。」

デンリュウ「人様に迷惑をかける記者が居ますか!!あなたも謝りなさい!!」

ムウマ「へい。さーせん。」

デンリュウ「これ!!!ふざけすぎです!!その謝り方は!!!」

コジョンド「編集長!別室でこってりとしぼりとりますよ。」

デンリュウ「やだな〜。警部殿はしぼりとるは覚えられないでしょ〜。」

コジョンド「一番ふざけているのはあんたじゃないか!!!」

デンリュウ「す・・・・・・・・・・・すみませんでした・・・・・・・・・・。」
 ▼ 134 ング・ラーの翼神龍 19/03/29 09:53:24 ID:vK1wHnew [7/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜数時間後〜

デンリュウ「ひえ〜。えらい目に遭った〜。」

シシコ「まったく。いつも一言多いんですから。」

ムウマ「編集長ってマヌケですよね。」

シシコ「ってか元々の原因あんただから。」

ムウマ「だってしょうがないじゃないですか。小説でしか起こらなかった王様ゲームが現実で起きちゃったんだから。これ、大ニュースですよ!しかも、主犯は国際警察のハッサム!!そして、有名なアスリートチームの『ゴドラ一派』の総逮捕、ドラッグ売人グループの一斉摘発とてんやわんや!!!これに食いつかない記者はいませんよ!!!」

シシコ「で、そこらへんは全部ライバルたちに取られちゃったから、唯一の生存者のヒバニーを取材しようと。」

ムウマ「そう!!いや〜ヒバニーちゃん大事に至らなくてよかったな〜。」

デンリュウ「でも、勝手に撮ったことは大問題だぞ!!彼女は一般人なうえ、今はすごく辛いんだ。それをまぁプライバシーなんざ関係ないぜっていうノリで。人にやられて嫌なことは自分でもやらない!!想像力が足りないよ!!」

ムウマ「編集長、そのセリフパクリっすよ。」

デンリュウ「うるさい!!とにかく君は当分減給だ!!言葉遣いも含めて、自分を見つめなおしなさい!!」

ムウマ「え〜!?そんな〜〜〜。」
 ▼ 135 ング・ラーの翼神龍 19/03/29 10:04:13 ID:vK1wHnew [8/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

デンリュウ「まったく。ムウマ君には本当に困るよ。」

シシコ「編集長。王様ゲームの件なんですが・・・・・・・・・・・・・。」

デンリュウ「何だい?」

シシコ「私、小説版のを読んだんですけど・・・・・・・・・・・・・。あれ、まだ続くらしいんです・・・・・・・・・・・・。しかも、最終的には国中が参加するっていう・・・・・・・・・・・・・・・・。もしかして・・・・・・・・・・・・・。」

デンリュウ「アローラ中で王様ゲームが起こる!?まさかぁ!そんなことないよ!ハッサムが所持していたポケルドウイルスは、すべて警察が処分したから。」

シシコ「でも・・・・・・・・・・・・一つだけ分からないことがあるんです・・・・・・・・・・・・・・・。ハッサムはどうやってポケルドウイルスを手に入れたんでしょうか?」

デンリュウ「ううむ。そこは僕も気になっていてね。ハッサムが死んじゃったから、結局突き止めきれずじまいだからね・・・・・・・・・・・・・・。でも、そのうち捕まるよ!」

シシコ「ハッサムは警察だったんですよ!?もしかしたら、ハッサムと同じような考えを持った警察がいて、また王様ゲームが・・・・・・・・・・・・・。」

デンリュウ「シシコ君。我々が届けるのは遥か未来の情報ではない。明日の情報だ。そのためには、今日を精一杯生きる。これが大事なんじゃないかな。未来に怯えるより、狂を楽しんだ方が絶対良いって。」

シシコ「・・・・・・・・・・・・・・はい!」

デンリュウ「よし!じゃあ仕事に戻ろう!!今日は急ピッチで進めるぞ!!誰かさんのせいで遅れてしまったからな!」

シシコ《ほんと、いつも一言多いんだから。》
 ▼ 136 ング・ラーの翼神龍 19/03/29 10:15:51 ID:vK1wHnew [9/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シシコ《あと、狂じゃなくて今日ですから。》



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


【数か月後】

〜どこかの病院〜


ヒバニー《今日で一体何日目だろう?私が隔離されてから。毎日検査と勉強っていう陳腐な一日はいつまで続くんだろう?家族にも会えないし、友達もいないし・・・・・・・・・・・。》

ヒバニー《私は退院したらどうなるのかな?故郷のガラルに戻るのかな?それとも、アローラに残るのかな・・・・・・・・・・・・・・・・。》

ヒバニー《正直言って、私はガラルに戻りたい。確かにアローラでの最初の一週間は楽しかった。皆優しかったし、仲良かったし。でも、王様ゲームの一週間は・・・・・・・・・・・・・・・・・・最悪だった。皆変わってしまった。私自身も。慕っていた人に裏切られ、優しい性格だった人は豹変し、平然と人を殺すようになってしまった。私も・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。》

ヒバニー《私がハッサムさんを殺したのは正当防衛だって皆言っているけど、私は人殺しには変わりないと思う。そして、私は向き合わないといけないんだ。人を殺したって事実に。》

ヒバニー《今私が願うことは、二度と王様ゲームが起こらないでほしいこと。もう、私のような思いをする人が現れないでほしいこと。》

キングラー「ヒバニーさん。検査の時間ですよ。」

ヒバニー「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい。」





【END】
 ▼ 137 ング・ラーの翼神龍 19/03/29 10:17:15 ID:vK1wHnew [10/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
このSSはここで完結です。
拙い文章にも関わらず、支援してくださった方々、読んでくださった方々、本当にありがとうございました。
 ▼ 138 タチマル@けいけんポン 19/03/29 10:25:01 ID:IUAwJAp. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

原作は再生まで読んでたからすごい懐かしかった
 ▼ 139 っひぃ Kuroppu◆zV/7v5kiPs 19/04/12 21:24:46 ID:0QhYEhw. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
乙。このSSは画像付きで動画化したらさらに良くなりそう。
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