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【ときどき安価SS】カスミのデート妨害大作戦!

 ▼ 1 ーランス@ケチャップ 23/02/23 23:41:43 ID:yWf2z33g NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
※HGSSの頃の時代&見た目設定。初心者がのんびり書いていくので不手際などあったらすみません!

プルルル!!

カスミ「もしもーし、カスミです! 新しい彼氏と明日初デートなんだけどさ、うまくいくか予知で調べてくれない?」

ナツメ「あのねえ……何度も言っているけれど私は無料占い師じゃないの。そんな気軽には教えられな…………ッ!?」フラッ


突然、ナツメの脳裏に信じがたい光景が浮かんだ。
どうやらカスミと彼氏がデート中、誰かが誤射したはかいこうせんに運悪く当たって死んでしまうようだ。


ナツメ「…………」

カスミ「??? ……ナツメ、大丈夫?」

ナツメ「あ……ごめんなさい、ちょっとショックなものが視えてしまって驚いたの。ところでカスミ、明日のデートの場所って今から変えられたりしない?」

カスミ「何かわかったの!?」

ナツメ「実は、その……言いにくいのだけど……出かけた先で危ないことが起こりそうなの。」

カスミ「うそっ!?!?!? でも、あんたがそう言うならとりあえず明日は地元のデパートでまったり過ごしてみようかな……。教えてくれてありがとう。」

ナツメ「こちらこそ。それなら安心だわ。(あの近辺にデパートなんてあったかしら??)」

カスミ「で、結局明日のデートは…」

ナツメ「気軽には教えられないって言ったでしょう。じゃ、明日は楽しんできてね!」プツッ!

カスミ「あーッ!! 逃げられた!」



ナツメ(さっきの『地元のデパート』というのがどうも引っかかるわね……。怪しい!)

田舎では大型スーパーを中心に小型の専門店が集まるショッピングモールをデパートと呼ぶ人がいるが、都会っ子のナツメはそんなことは知らず、違和感にモヤモヤしていた。
 ▼ 2 ウドボーン@カメックスナイト 23/02/24 00:22:15 ID:Xi16AtsM [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

先ほどの違和感からナツメはなんとなくカスミたちが心配になったので、覗いてしまうのは悪いなと思いつつ予知で少し視てみることにした。
カスミと彼氏は駐車場で見慣れない可愛らしいポケモンを見つけて、楽しそうに談笑しているようだ。

ナツメ(無事でよかった……! てかあの人デートまで水着なの!? いやいやおかしいでしょw)



平和で微笑ましい雰囲気だったが、ふたりが可愛らしい謎のポケモンに近づいたところ、急に臭い屁を放たれてショック死してしまった。


ナツメ(うそっ……わざわざ場所を変えたのに、どうしてまたこんな目に!?)


しょうもなさすぎる死因にツッコミを入れる余裕もないほどナツメは動揺していた。

また危険な目に遭うなんてカスミに忠告したところで、さすがに二度目は信じてもらえないはずだ。
からかっているかデートを邪魔していると思われて心象を悪くするだけだろうから、本人に直接伝えるわけにもいかない。

ナツメ(これは……おそらく「彼とのデート」自体が死亡フラグになっているのね? だとするとデートを先延ばしにしてもキリがない。カスミを助けるには彼氏と破局させるしかないということ……)

ナツメ(人助けのためとはいえ、幸せなカップルを引き裂くなんて罪悪感がものすごくて気が進まないわ……ううう。私ひとりで背負うには荷が重すぎるし、まずは誰かに相談してみましょう。カスミと私の共通の知り合いが良さそうね。)

相談相手 >>4
(予備) >>5
 ▼ 3 ーロンゲ@シルフスコープ 23/02/24 00:29:06 ID:hUOcbnyA [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アンズ
 ▼ 4 ッツー@カチコールのこおり 23/02/24 00:29:30 ID:mMaAltLc NGネーム登録 NGID登録 報告
アカネ
 ▼ 5 クバリス@ひかりのねんど 23/02/24 00:29:41 ID:HG4wVTN2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
エリカ
 ▼ 6 ンドン@アマカジのあせ 23/02/24 14:40:13 ID:Xi16AtsM [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ナツメ(エリカさんは絶対こういうの嬉々としてやる人だけど、なんかやりすぎそうで危ないから保留で……。アカネちゃんなら恋バナとか好きそうだし向いてるかも!)


――夕方、コガネシティ某所のカフェ


ナツメ「〜かくかくしかじかで、カスミと彼氏を別れさせなくちゃいけないの。」

アカネ「え〜〜〜〜〜っ! 未来を変えるとかタイムリープものの映画みたいでめっちゃおもろそうやん!! うちも協力したい!」

ナツメ「ありがとう! 嫌なことお願いしちゃって申し訳ないわね。」

アカネ「ん? うちは全然かまへんよ。言っちゃ悪いけど……カスミさんあんまり長続きせえへんタイプやろ? どうせ前の男なんて別れたらすぐに忘れて次の出会いを探すやろうし、そんな申し訳なく思わんでも大丈夫やって!! 付き合い始めで思い出も少ないうちなら傷も浅くて済むからなあ。」

ナツメ「!!! たしかにその通りね……あなたに聞いて正解だったわ。なんだか気持ちがラクになったみたい! お礼といってはなんだけど、今度カラテおうを紹介してあげる。」

アカネ「よっしゃ!! それじゃ、尾行するための変装セットを買いにいくで〜!」


コガネ百貨店に向かい、普段自分が着ない系統の服を全身揃えて試着していた。


アカネ「おー、ふたりともかわいく変装できてて完璧やわ! ぱっと見誰かわかれへん。」

ナツメ「なんだか別人になったような気分で楽しいわね、ふふっ。」

アカネ「記念に写真撮ろっ♪ すいませんそこの人〜、写真撮ってもらえます?」


>>7 「はい」
 ▼ 7 ルミーゼ@ふるいポエム 23/02/24 14:40:39 ID:hUOcbnyA [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シキミ
 ▼ 8 ーバーン@カビチュウ 23/02/25 03:30:48 ID:eQqwX9qM NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
パシャ!!

インスタントカメラで写真を撮ってくれたのは、黒髪に黒い服で眼鏡をかけた少女だった。

眼鏡の少女「うまく撮れてますかね? なんか出てきた写真白いんですけど……」

アカネ「ありがとー! ここからだんだん写真が浮き出てくるねん。」

彼女はシキミ。
数年後にはイッシュ地方の四天王兼小説家となる実力者だが、今はまだ名もなき駆け出しトレーナーである。


アカネ「珍しいポケモンやねえ。あんたどっから来たん?」

シキミ「イッシュ地方から旅行で来ました! この子はシャンデラっていいます。ゴーストタイプのポケモンです!」

アカネ「へ〜、遠くからはるばるご苦労さんやで。アメちゃんあげるわ。」

シキミ「ありがとうございます! アタシ、小説家を目指してるんです。まだまだ拙い内容でお恥ずかしいですが……よかったら読んでもらえるとうれしいです。すみません、もう移動の時間なのでこれで失礼しますね!」

そう言ってシキミは1冊の本を差し出した。
彼女の親と思しき人が遠くから手を振っている。

ナツメ「ありがとう。旅行の続きも楽しんできてね。」




アカネ「なかなかおもろい子やったね……あ、名前聞くの忘れてもうた。」

ナツメ「彼女とはまたどこかで会えるような気がするわ。」

アカネ「もらった本に書いてあるかと思ったら作者の名前書いてへん……。題『連結スーパーブラボー♂』やて。」

ナツメ「おとなしそうな見た目に似合わずハイテンションなネーミングね。どんな物語かしら……」


ふたりは興味津々で本のページをめくる。

「しゅっぱああああつ! ち●こおおおおおお!!!!」ズブリ



ナツメ&アカネ「…………」


ナツメ「明日も早いし、今日はこのへんで解散しましょうか」

アカネ「せやな」





一方その頃――

シキミ(あれっ! さっきのお姉さんたちにあげたはずのアタシの本が手元にある!? そして大事なスパブラがないっ!?!?!? これってもしかして――――……あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!!!!!)
 ▼ 9 ルシュルー@ナミイルカのねんえき 23/03/08 16:17:56 ID:QSj2WdLY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

翌朝、ふたりは変装した姿でデート場所の近くにある人通りが少ない場所に集合した。

カスミたちが危険そうなものに近づいたり、他人が干渉しづらい密室に入らないよう監視・誘導しつつ、トイレなどでカスミと彼氏が別行動になった瞬間を狙って彼氏をアカネが誘惑する作戦だ。


アカネ「見て見て♡ 今日は最大級にドカーーーンと盛ってきたで〜! アカネちゃんお得意の『メロメロ』、存分に発揮したるからな!!」ボイ〜ン♡

そう言ってアカネがパーカーのジッパーを下ろすと、自慢のダイナマイトおっぱいが飛び出してきた。
寄せ上げによりちょっと動くたびに悩ましく揺れる。

ナツメ「あら、気合バッチリね! えいっ♡」ツンッ♪

アカネ「や〜ん♡♡」プルンッ…!!



ナツメ(……? いま誰かがこちらを見ていたような気がするけれど……もう気配がしないわね?)

普通の人間であれば、近くにいながら突然気配を消すような芸当はできないはずだ。
気のせいなら良いのだが、そうでない場合は警戒すべき存在である可能性が高い。


ナツメ「ねえ、アカネちゃん。急だけどもうひとり助っ人を呼んでもいいかしら? カスミたちを危険から遠ざけないといけないわけだし、協力者は多いほうがいいと思うの」

アカネ「たしかにそうやな。うちらみたいなかわいくてか弱い乙女だけやと心細いわぁ……。つまり屈強で逞しいイケメンが必要やねん!!!! 筋肉は世界を救うッ!!!」


プルルル……

ナツメ「もしもし? >>10


呼ばれたのは屈強なイケメンか、それとも――……?
 ▼ 10 ミズズ@サファリボール 23/03/08 16:34:04 ID:hr8IObCk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ハチクマン
 ▼ 11 ワーク@テラピースいわ 23/03/15 02:23:27 ID:ereUGjWQ [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ナツメ「もしもし、ハチクさん……ですか? ナツメです。このまえ声をかけていただいた……そうそう!」

ナツメ「(略)〜というわけで、デートスポットで人を尾行したいのでカップルのふりをしたいの。俳優であるあなたの力、ぜひ貸してもらえないかしら?」

ハチク「つまり演技に興味を持ってくれたということだな? よし、喜んで手伝わせてもらおう。では今からそちらに向かうぞ!」
プツッ!

ナツメ「え!? いや違…ッ」


ツー ツー ツー……(通話終了音)


アカネ「俳優……? どーいう人なん?」

ナツメ「イッシュ地方の俳優さんで、仕事でしばらくこちらに滞在しているそうよ。数日前、いきなり声をかけられたの。『芸能界に入る気はないか?』ってね」

アカネ「ベタなナンパやな。絶対怪しい奴やん! なんでそんな人呼ぶねん」

ナツメ「私も最初そうかと思ったのだけど、下心だけで近づいてくる人とは雰囲気が違ったし、後で調べたら本当に俳優さんで私の知っている映画にも出ていたし、そんな変な人ではない気がするわ」

アカネ「そうかぁ……ちなみにかっこいい?」

ナツメ「んー、あなたの好みではないかもしれないけど……まあ、その……割とかっこいいんじゃない?」

アカネ「へぇ〜〜〜w」ニヤニヤ
 ▼ 12 ウカザル@こだいのうでわ 23/03/15 16:20:49 ID:ereUGjWQ [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

「おーい!」

青い髪の男性が近づいてきた。周りに違和感なく溶け込めるような服装で、もちろん仮面も着けていない。


ナツメ「ハチクさん! 急なお願いなのに来てくれて助かったわ。今日はよろしくお願いします」

ハチク「君がやる気になってくれたようで何よりだ。まずは役を理解し、なりきるところから始めよう」

アカネ「あんたが例のナンパ男やな?」

ハチク「なっ……!? ナンパではないッ、わたしは真面目にスカウトしただけだ!!!!!」




ナツメ「……さて、昨日アンズに頼んでカスミのバッグに盗聴器と発信機を仕込んでもらったから、離れてしまったら携帯から追跡してね。あとこれ!『先約があって行けないけど頑張って!』ってアンズがくれたの」

アンズがくれた道具セットには煙玉、まきびし、催眠ガス、しびれ薬、腹下しの薬、幻覚が見える薬などが入っていた。

ハチク「おおっ、忍者の道具!! いつか本物の忍者にもお目にかかりたいものだな」

アカネ「そういや今日ハヤトもどっか出かける言うてたな」

ナツメ「もしかしたら一緒にいたりしてね? ……あっ見て、カスミが来たわ!!」



まだ肌寒い季節、海やプールでもないのに水着で街をうろつく不審な女がいた――

カスミだ。



アカネ「うわっw ほんまにいつでもどこでも水着で出歩いてんねや!?」プークスクス

ハチク「なぜ水着で出歩いているんだ? 罰ゲームか?」

ナツメ「本人の意志よ。恥ずかしいからやめてって言ってもやめないのでみんな困っているの」

アカネ「ぁー……ジョウトにも水色のボディースーツの人おるからめっちゃわかるわ……」
 ▼ 13 ムナイト@たまいし 23/03/16 18:36:14 ID:Ztfw1uQY [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

3人が物陰に隠れてカスミを尾行していると、カフェの前でカスミに手を振る若い男が見えた。
彼がカスミの彼氏なのだろう。爽やかで明るそうな雰囲気だ。

カスミ「おはよ♡ 待った?」

彼氏「おはよ! 俺も今さっき来たばっかだよ。アイドルみたいなかわいい子がいるな〜って見とれてたらカスミだった♡」

カスミ「キャッ♡ もぉっ、褒めても何も出ないんだからー♡♡♡」

彼氏「思ったこと素直に言っただけだし♡」

カフェの席に着いたカスミたちは、人目もはばからずイチャつき始めた。


アカネ「ん゛ん゛ん゛〜〜〜〜腹立つ〜〜〜〜〜ッ!」

ハチク「見ているこちらが恥ずかしいぞ……」

ナツメ「やれやれ……。アンズからもらった薬をちょっと飲み物に混ぜて、彼氏だけ離席させましょうか」

アカネ「じゃ、うちはそろそろ別行動に移るからおふたりさん頼むで!」


フーディンの念力で少量の粉だけを移動させ、そっと彼氏の飲み物に入れた。
それから少しして、ナツメとハチクは何食わぬ顔でカスミたちの近くの席に座った。
カスミたちはふたりの世界に入り浸っているため、近くに誰か来たことなどまったく気にしていない様子だ。


ナツメ「あら、いつもコーヒーなのに今日はお茶にしたの? 珍しいじゃない」

ハチク「期間限定のメニューがおいしそうだったからね。一口いるかい?」

ナツメ「ありがとう。私のもどうぞ」

ふたりは当たり障りのない会話を続けつつ、カスミたちを見張っていた。

ハチク(顔もスタイルも良かったのでとりあえず声をかけてみたが……まったくの素人なのに完全アドリブで役を自然に演じているな。思った以上に素質がありそうだ……!)



ギュルルル……💩💩💩

彼氏「!? ……ご、ごめん! ちょっとトイレ行ってくる!」

カスミ「はーい! あ、携帯忘れてるわよ!?」

彼氏「すぐ戻るから置いといてー!」


アカネ(よーし、ダイナマイトプリティギャル・アカネちゃんの力の見せドコロや!! 行くで!)

 ▼ 14 ォッコ@ラルトスのおとしもの 23/03/16 18:38:18 ID:Ztfw1uQY [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
彼氏(ふぅ〜、スッキリした……。デートの日にお腹下すなんてついてないなあ)


カスミの彼氏がトイレから出てくると、調子が悪そうに下を向いて座り込んでいる女性がいた。


彼氏「あの、大丈夫ですか!?」

アカネ「ちょっと貧血でふらふらしちゃって……。すみません、もし迷惑じゃなければ向こうのベンチまで連れていってもらえませんか?」

上目遣いでカスミの彼氏を見つめるアカネ。上から見るとパーカーの胸元から、くっきりとした谷間がのぞく。

彼氏(か、かわいい……。しかも……でかいッ!!!)



彼氏「もちろんです、迷惑なんかじゃないっすよ! 歩けますか?」

アカネ「歩けます……けど、ちょっと腕につかまらせてください」ムニュッ♡

カスミの彼氏の腕に、大きくて柔らかいものが触れた。

彼氏(お、おっぱい当たってるーーーー!!!!!///)

アカネ「男らしくて逞しい腕……♡ なんかスポーツとかしてはるんですかぁ?」

彼氏「っ!!? あ、水泳やってますっ!!」

アカネ「やっぱり♡ うち、鍛えてる男の人がタイプなんです〜♡」ムギュウゥ♡♡

彼氏(何だよこの子かわいすぎるだろおおお!!///)ズキュウウウン!


アカネ(ふっふっふ……たいていの男はこれでもうメロメロや♡)


ふたりはベンチに到着し、腰を掛けた。人通りの少ない静かな場所だ。


アカネ「はぁはぁ、着きました……。本当にありがとうございました!」

彼氏「いえいえ! お役に立ててよかったです」チラッチラッ!

本人は悟られまいと思っているようだが、とてもわかりやすくおっぱいを何度も見ている。

アカネ「……気になりますか?♡」

彼氏「えっ!? いや、えっと……ッ! ち、違……わないです……気になります///」


アカネ「助けてくれたお礼もしたいし……ちょ〜っとだけやったら触っていいですよ♡ 人のいないときに……ね♪」

アカネは顔を近づけ、耳元で甘い吐息とともに囁いた。

彼氏「!!!!!!!!///」ギンギンギンギン!!

 ▼ 15 ャモメ@タラプのみ 23/03/16 19:57:07 ID:Ztfw1uQY [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
一方、カフェにて――

カスミ(遅いなぁ……大丈夫かな!? う〇こだったらあたしに探しに来られたら恥ずかしいだろうし、やめておいたほうがいいかしら……あ〜〜〜でもやっぱり心配だわ!)

カスミは彼氏が向かったトイレの方面をずっと気にしていたが、落ち着かなくなってきたのかだんだん周りをキョロキョロ見まわすようになった。


ハチク「今日はうちにおいでよ。一緒に夕飯作ろう」

ナツメ「いいわね。何か食べたいものある?」

カスミ(……!?)

聞き覚えのある声がして、カスミは思わず隣の二人組をじっと見た。

ナツメ(やばっ……バレたかしら!?)

ハチク「……どうかしましたか?」

カスミ「あっいや! ごめんなさい!! 声が友達にそっくりだったから、つい本人かと思っちゃって……人違いでした」

ナツメ「あはは、たまにありますよね〜(今回は本人だけどね)」

カスミ「顔もなんとなく似てる気がするけど、恋人がいるから絶対別人ですね!! その子、すんごい美人なのに堅物で全然浮いた話がないつまんないヤツなんですよw」

ナツメ「……悪かったわね」ボソッ

カスミ「え!?」

ナツメ「なんでもないです」


カスミ「あの……すみません、あたしの彼氏がすぐ戻るってトイレに行ったきり戻ってこなくて……ちょっと男子トイレの様子を見てきてもらえませんか?」

ハチク「なんと、それは心配だ! いいですよ、見てきましょう」

カスミ「ありがとう、助かります! これこれこういう服装と髪型のイケメンです♡」


少しして、ハチクが戻ってきた。

カスミ「お帰りなさい。彼、いました……?」

ハチク「彼氏さんって……この人で合っていますか?」

ハチクはカスミに携帯で撮影した写真を見せた。
そこにはベンチで見知らぬ女の胸を触っている彼氏の姿が写っていた。

カスミ「……!?!?!? う、嘘……何これ…………!」

ハチク「別人であってほしいと思ったが……ううむ……」

カスミ「許さないッ!!!!!!!!」ガタッ!!


カスミ「あの女……見かけたらぶっ飛ばしてやる!!!!!!!」

ナツメ&ハチク(彼氏じゃなくてそっち〜〜〜〜〜〜!?)
 ▼ 16 ガギャラドス@ライブキャスター 23/03/22 17:29:26 ID:xNe.AyzY [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カスミ(あーーーームカつく!!! 誰なのよあの女!! 人の彼氏にちょっかい出すなんて信じられない!)

怒りに燃えたカスミは彼氏と女を探しに向かった。


ナツメ「(電話)アカネちゃん、そろそろ逃げて!!」

アカネ「はーい。今から行くわ」

彼氏「誰から? てかお姉さんカレシとかいるんですか?」

アカネ「うふふ、いないですよ♪ 家族が迎えに来てくれるから、そろそろ行きますね」

彼氏「待って! これ俺の連絡先。よかったら今度メシでも行きましょ!」

アカネ(おおう……彼女おるのに口説いてきたか!)

アカネ「あなた彼女いるんでしょ〜? 別れてくれたら考えます♡ じゃっ!」シュンッ…!


そう言うとアカネはナツメから借りていたケーシィでテレポートしていった。
入れ違うように、カスミが彼氏のもとに走ってやってきた。


彼氏「か、カスミ!! あの……遅くなってごめん。体調を悪くしてた人がいたから助けてたんだ……」

カスミ「嘘つかないでよ!! あんたトイレに行くって言って女とイチャイチャしてたんでしょ? あれ誰なの!? 女はどこにいるの!?」

彼氏(!!? げっ、なんでバレてんの!?)「え、どういうこと!?!?」

カスミ「とぼけんじゃないわよ! カフェで隣に座ってた人が、あんたが女といる写真を見せてくれたんだから!」

彼氏「いや俺そんなことしてないし! カスミも自分で直接見たわけじゃないんだろ!? それだったら写真が本物かもわからないじゃん」

カスミ「うーん……まあそうだけど……」

彼氏「俺よりもたまたま隣にいた赤の他人を信用するっていうのかよ……!」

カスミ「!!! …………ごめん、言い過ぎた」

彼氏「いや……俺こそ不安にさせて本当にごめん。でも信じてほしいんだ。俺が愛してるのはカスミだけだってこと」

カスミ「もう! バカっ!! 心配したんだからね……!」

♡♡♡ℒℴ𝓋ℯ...♡♡♡


3人は再び合流して様子を見ていた。

ナツメ「えーっ、仲直りしちゃった!? しかしカスミがチョロすぎるわね……」

アカネ「メロメロは効いたのにくやしー!!! あんな気軽に二股かけようとしてくるとは予想外やったわ」

ハチク「こういうのは予知でわからないのか?」

ナツメ「残念ながら、いつでも何でも思い通りに視られるわけじゃないの」

ハチク「なるほど……そう都合のいいものでもないのだな」
 ▼ 17 ッシブーン@ギンガだんのカギ 23/03/22 17:32:00 ID:xNe.AyzY [2/3] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
カスミ「ねえ、仲直りの印にちょっといいところに行かない!?」

彼氏「え、どこ? 案内してくれるの?」

カスミ「そうよ。どこかは着いてからのお楽しみ! 楽しみにしてて♪」




アカネ「どこに行くんやろか?」

ナツメ「まだわからないけど……カスミのお気に入りの場所かも?」

アカネ「心当たりがあるんやな。それじゃあついてこか」



ハナダシティ北の岬――

カスミ「着いたよー! どう? いい眺めでしょ?」

彼氏「ほんとだ。海きれいだな〜! カスミの美しさには敵わないけど♡」

カスミ「え〜照れちゃうな♡ じゃあ、あたしのどこが好き?♡」ツンツン♡

彼氏「そんなの……全部に決まってるだろっ♡♡♡」ギュッ♡

人目がないのを良いことに、抱き合ったりキスをしたり甘い言葉を囁きあったりとやりたい放題である。


カスミ「すごぉい♡ ちょっと触っただけなのにこんなになってる♡」サワッ♡

彼氏「はぁはぁ……♡ カスミがかわいくてエロいからだよ♡ 触る手つきもやらしくて最高♡♡」



アカネ「さっきよりヒートアップしとるがな……腹立つ〜!」

ナツメ(あまり口数の多くないハチクさんや私の代わりにいちいちツッコミを入れてくれるアカネちゃん、ありがたいわ……)



彼氏「カスミ……俺もう我慢できないよ……!♡」ガバッ! モミモミッ♡

カスミ「ぁあんっ♡ あたしも……ッ♡♡」ニギッ♡



アカネ「は? まさか外で立ったままヤる気か……!?!?」

ハチク「……」

ナツメ「……えーっと、その……オープンなところでしてる人が悪いのは百も承知だけど、一応私の友人というか同僚だしあまりじっと見ないであげてもらえるかしら……?」

ハチク「ああっ、すまない! ふと自分はラブシーンには縁がないなと思って、つい見てしまった」

アカネ「真面目ちゃんか!? あんたムッツリっぽいしほんとは楽しんでたんやろ〜? スカウトとか言ってちゃっかりナンパして手繋いだり間接キスしたりして!!」

ハチク「失礼な! 違うと言っているだろう!! カップルのふりをしてくれと言われたからしただけだッ///」
 ▼ 18 スモッグ@シーヤのみ 23/03/22 17:35:33 ID:xNe.AyzY [3/3] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告

ナツメ「ねえ、大変!! 向こうから誰か来るみたい……!」

こちらに向かって歩いてくる人影が見えた。背はあまり高くないので、おそらく子供だろう。

アカネ「誰か来たらミルタンクのころがるで跳ね飛ばそうと思っとったけど、さすがに子供相手にそんな乱暴なマネできんわなぁ……」


子供(あ、向こうに「ラブラブカップル」がいる! ダブルバトルしてくれるかな?)




アカネ「あかんで、もう時間がない! とりゃああああッーーー!」

アカネは行為中のカップルに向かって草むらの陰から何かを勢いよく投げた。

ナツメ「あれは……昨日もらった変な本?」

アカネ「せやねん。バッグから出し忘れてずっと持っててん」


バサッ!!

彼氏「いてっ!! ……本が降ってきたぁ!?」

カスミ「はぁはぁ……そんなのいいから早くしてよぉ……♡」

彼氏「もう♡ 欲しがりさんだなあ♡ 何してほしいか言ってみて?♡」

カスミ「え〜♡ ……やだぁ/// 恥ずかしいっ♡」



アカネ「切り替え早っ。全然効いてへんやん」

ハチク「野生動物の交尾でも本を投げられたらさすがに中断すると思うが……」

ナツメ「……!? 本からなんか出てきた……!!!」


スゥーッ…
 ▼ 19 テルグマ@ドーミラーのかけら 23/03/23 21:23:02 ID:ap4Qypno [1/3] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
???『 い い か ら 早 く 脱 げ っ ! 』


彼氏「え??? ……よくわかんないけどハイ…」カチャカチャ

3プリッケツ!


ハチク「……? わたしには男の尻しか見えないぞ?」

アカネ「うちもや……目ぇ凝らしても彼氏のケツ毛までしか見えやん」

ナツメ「あ、みんなに見えるものではないのね。成人男性の霊みたいなのが出てきてカスミの彼氏の背後にいるわ。彼も反応してるから、うっすら認識してるっぽい……?」



カスミ「まだぁ? 焦らさないでよ〜♡♡」サワサワッ♡

彼氏「ぁあっ♡ もう触られただけでヤバっ♡ 挿れるよ……!」

???『発射準備ヨーシっ!! 連ケツいたしますッ!』ズブリ…*

生きた人間のそれとは明らかに違う、冷たく怪しい感触のモノが中に入ってくる。


彼氏「ひえ゛ぁ゛っ!?!? あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ァーーーーーッ!!!!!?!!!??」



カスミの彼氏はひどく怯えた様子で、フリチンのままどこかへ走り去ってしまった。


カスミ「え!? う、嘘でしょ……!?!?」



子供(ラブラブカップルの男の人、急にこっちを見て逃げちゃった……。何もないはずなのにどうしたんだろう!?)



アカネ「よくわからんけど霊にビビッて逃げたってこと?」

ナツメ「簡単に言うとそんな感じよ。ひとまずデートを中断させることはできたわね!」

アカネ「じゃ、見つかる前に退散しよか!」

ハチク「煙玉……使ってみていいか!?」ソワソワ

アカネ「ええよ。煙が消えないうちにダーーーッと走るで!!」



3人は全力で走ってその場を離れたが、後にテレポートで事足りたことに気が付いたのであった――
 ▼ 20 マルス@ラティオスナイト 23/03/23 21:29:00 ID:ap4Qypno [2/3] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
一方、ひとりだけ取り残されてしまったカスミは茫然と立ち尽くしていた。
彼氏が「何か」に驚いたと思われる方向をカスミが見ると、そこには見知らぬ少年がひとりで立っていた。
後にハナダジムに挑戦することになるヒビキだ。


ヒビキ「あっ……(さっきのカップルの……残された女の人)」

カスミ「なによ、いきなり現れて! ……このオジャマ虫!!!!!」

ヒビキ「えっ!? ぼく何もしてないんですけど〜〜〜!?」


カスミのやり場のない怒りは、偶然その場に居合わせてしまった運の悪い少年にぶつけられた……。




アカネ「カスミさん、どうなったんかなあ」

ナツメ「たまたま近づいてきた子供に八つ当たりして帰っていったみたい。かわいそうに……」

アカネ「知らん大人に無関係な理由で怒鳴られるとか理不尽にも程があるやろ」

ハチク「今度こそ別れさせられたんだろうか?」

ナツメ「そうみたい。これで一件落着ね!」

アカネ「やった〜〜〜〜〜!!!! 作戦成功やな!」

ハチク「おめでとう……と素直に言っていいのかよくわからないが、お役に立てて良かったよ。おつかれさま」

ナツメ「ふたりとも本当にありがとう。おかげさまでカスミを危険から遠ざけることができたわ」



アカネ「……ちなみに、さっきの本から出てきたのは何やったん?」

ナツメ「私もよくわからないけど、おそらく本の登場人物を模した幻体みたいなものかと……。あの本、何かいる気配があったのよ。持ち主だった女の子のゴーストポケモンが、いたずらで霊力を本に込めていたのかもね。少ししたら消滅するはずだから放っておいて問題ないわ」

アカネ「不思議なこともあるもんやな……。あ、例のアレ、忘れんといてねー♡」

ナツメ「もちろんよ。また連絡するので楽しみにしていてちょうだい」
 ▼ 21 リーラ@クロスメール 23/03/23 21:33:44 ID:ap4Qypno [3/3] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
ナツメ「ハチクさんも急だったのにありがとう! お芝居、いつもと違う自分になったみたいで楽しかったわ」

ハチク「どういたしまして。君がそう思ってくれたなら嬉しいよ」

ナツメ「お礼に何かしたいのだけど……私にできることはあるかしら?」

ハチク「そうだな……オフの日の個人練習を手伝ってくれないか? 一緒に来ている仲間に頼むのは少し気恥ずかしくてね。もしくはカントーの観光案内を……。どちらがいいだろうか」


ナツメ「じゃあ、せっかくだし両方行きましょうか」

ハチク「!? ……ふたつも聞いてもらってしまっていいのか?」

ナツメ「いいのいいの。あなたとはまたお話ししたいなと思っていたし……ふふっ」

ハチク「願ってもない話だ! 感謝するよ。では、お言葉に甘えさせていただこう」

アカネ(おおお!?)





数日後――



プルルル!!

ナツメ(カスミだわ! あの件で怒ってるかも……)「はい……もしもし」

カスミ「あ、ナツメおはよー。ねえ聞いてよ、この前のデートの途中で彼氏が急に逃げちゃったんだけど!! ありえなくない?」

ナツメ「うそっ!? ひどい人ね……。で、彼とはどうなったの?」

カスミ「あんな奴、顔も見たくないしもう知らない!! でもね……落ち込んで泣きながら帰ってたら、かっこいい人が声かけてくれたの!! 『どしたん? 話聞こか?』って親身になってくれて……♡ その人もちょうど彼女と別れたばっかりなんだって。これってまさに運命の出逢いだよね!?」

ナツメ「またそんな軽そうな男に引っかかって……。あなたも大人なんだし、もう少し慎重になったらどうなの?」

カスミ「は? 会ったこともないのにケチつけないでくれる!? そういうのは彼氏のひとりでも作ってから言ってよね」

ナツメ「はいはい……私もう出かける時間だから切るわよ」

カスミ「そんなに急いでどこ行くの!」

ナツメ「デートの待ち合わせ。じゃあね〜♡」

カスミ「あっコラッ! またテキトーなこと言っ…」

プツッ!

カスミ「…………いや、万が一ほんとだったりするかも!? 今度会ったら問い詰めてやるんだから!! 覚悟しときなさいよーっ!!!」




おしまい!
 ▼ 22 ッパ@スナハマダイコン 23/03/23 22:20:37 ID:XUvg8jKg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
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