. 書き込み前に、利用規約を確認して下さい。 レス番のリンクをクリックで返信が出来ます。 その他にも色々な機能があるので詳しくは、掲示板の機能を確認して下さい。 荒らしや煽りはスルーして下さい。荒らしに反応している人も荒らし同様対処します。 面白いスレはネタ投稿お願いします! (消えた画像の復旧依頼は、お問い合わせからお願いします。) スレ名とURLをコピー(クリックした時点でコピーされます。)
ギッ!
ベタベタと主に触れる他の二羽を睨めば、フフン羨ましいだろうとばかりの自慢気な顔。
それに苛立ちが背筋を駆け上り眉間を直撃し、一層目付きが悪くなっただろうと自覚する。
私は素直になれない性格であの二羽のようにして主に触れることができない。
主もそれを知っているから、後であいつらを引っ込めて私の為に時間を使ってくれるのは知っているが、それでもやはり腹が立ち、奴等を睨む視線にも力が籠る。
主に会うまで、私はにらみつけるなどという品の無いことはしたことがなかった。
しかし主に会ってからは、気付けば素直に主に触れる二羽をキツく睨んでしまうことが多々あった。
そんな自分があまりに情けがなくて、主に泣きついてしまったことがある。
言葉は通じずとも、他の二羽を睨んだあとに情けない顔をしていた私を見ていた主は私を宥めながら、鳥というのはとても愛情深く故に嫉妬深いものなのだと話してくれた。
嫉妬深い、そう聞いてまた情けなくなったが、主はそれ程に思われているということなのだから嬉しいと、私を抱き締めてくれた。
それが酷く幸福で、情けなく思いながらも私は今もまた他の二羽をにらみつける。
私が主を想い、主が幸福を感じてくれる。
これ程の幸せが他にあろうものか。
「はい、そろそろ交代。」
ファイヤー、と二羽をボールに戻し私を呼ぶ声に、胸の奥から情けなく後ろめたくも得難い幸福感がジワリと滲む。
それを素直になれない私は素直に受け入れて、静かに主と過ごせる幸せに浸るのだ。